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イーナ介護相談所 市内の民間事業所28か所に設置
伊那市は、健康・福祉・介護などの困りごとの総合相談窓口「イーナ介護なんでも相談所」を市内各地の事業所などに設置しました。 相談所に指定された事業所の一つ、伊那市東春近の特別養護老人ホームみのりの杜です。 施設の入口には、相談所に指定されたことを示すのぼり旗が設置されていました。 伊那市は高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるように、生活の中の困りごとを相談できる「イーナ介護なんでも相談所」を、市内28の事業所に設置しました。 設置されたのはデイサービスや宅老所、老人ホームなどです。 身近な場所に、気軽に立ち寄れる体制を整え、専門家がアドバイスを行うとともに、事業所と伊那市包括支援センターが連絡を取り合い、地域の暮らしを支える仕組みづくりにつなげていきます。 みのりの杜では、看護師やケアマネージャー、栄養士などが相談に対応するということです。 みのりの杜では、相談のほか、施設案内にも気軽に応じたいと話していました。
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南箕輪村長選 日程決まる
南箕輪村選挙管理委員会は、任期満了に伴う4月9日投開票の村長選の日程を、11日に発表しました。 南箕輪村の村長選は、3月10日(金)に立候補届出手続等説明会が、27日(月)に立候補届出書類等事前審査が行われます。 4月4日(火)告示、9日(日)に投票が行われ、即日開票となります。 12日までに、現職で3期目の唐木一直村長が出馬を表明しています。 共産党は候補擁立を考えていないということです。 12月2日現在、南箕輪村の選挙人名簿登録者数は、男性5,941人、女性6,115人の、合わせて1万2,056人となっています。
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箕輪南小学校 全校百人一首大会
箕輪町の箕輪南小学校で、新春恒例の百人一首大会が12日に開かれ、児童たちが熱い戦いを繰り広げました。 箕輪南小学校の百人一首大会には、全校児童109人が参加しました。 日本の伝統文化に親しみながら旧仮名遣いに慣れようと毎年開かれています。 ルールは、100枚の札のうち20枚を並べて取り合います。 去年の成績順で並び、勝つと順位が上がり、1つ上の順位の人と対戦します。 去年優勝した5年生の市村小都さんです。 他の児童は、前回の覇者に勝とうと何回も対戦に臨みますが、市村さんは1位の座を譲りません。 最終回、市村さんの弟で3年の恭助くんが2位に勝ち上がり、兄弟対決となりました。 冬休みは毎日家で練習してきたという小都さんに恭助くんは一歩及ばず、悔しい表情を見せていました。 すべての対戦が終わり、市村小都さんが優勝しました。 市村さんは「3年連続で優勝できて嬉しかった」と話していました。 出羽澤重則校長は「今から1000年以上前の和歌をよく理解してこれからも百人一首を続けてください」と話していました。
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箕輪町と泰成運輸 SC推進で協定締結
箕輪町内で移動販売を手掛ける泰成運輸と箕輪町は、セーフコミュニティ推進に向け、高齢者の安否情報や防犯、災害時の物資運搬などを盛り込んだ協定を11日締結しました。 11日は役場で調印式が行われ泰成運輸の菅沼泰登社長と箕輪町の白鳥政徳町長が協定書をとりかわしました。 泰成運輸は9年前から町内で移動販売事業を行っています。 町内全域を巡回する中で、高齢者や子供たちの見守りなど、安全安心なまちづくの手伝いをしたいと協定を締結しました。 セーフコミュニティについては、これまで区や各種団体と連携してきましたが、企業が関わるのは今回が初めてだという事です。 町では、企業が加わる事で、さらなる広がりに期待しています。 今回の協定により泰成運輸は、広報啓発や防犯などに関わる情報提供、災害時に物資の確保や運搬などを行います。
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若手作家公募展 トライアル・ギャラリー
若手作家の公募展「トライアル・ギヤラリー2016」が伊那市の伊那文化会館で開かれています。 トライアル・ギャラリーは県内ゆかりの若手作家の発表の場を設けようと、伊那文化会館が2014年から毎年行っています。 今回は伊那市出身の美術家 ムカイヤマ達也さんを含め3人の作品が展示されています。 ムカイヤマさんは現在38歳で東京を拠点に活動しています。 模型やコンピューターで作ったデザインを絵にして発表しています。 公募展ではムカイヤマさんの他に、岡谷市在住の川上潤治さんと長野市在住の香山洋一さんの作品が展示されています。 この展示は、22日まで伊那文化会館で開かれ15日には3人によるによる作品解説が行われます。
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上伊那農業高校 恒例の百人一首大会
南箕輪村の上伊那農業高校で、この時期恒例の百人一首大会が、10日に開かれました。 各クラスの代表4人でチームをつくり、トーナメント方式で対戦します。 百人一首大会は、古典に親しみながら生徒や職員の親睦を深めようと毎年開かれていて今年で31回目です。 50枚ずつ札を並べ、相手の陣地の札を取ると、自分のチームの札を1枚相手チームに渡すことができます。 先に自分の陣地の札を無くした方が勝ちです。 こちらは、2年F組と職員の対戦です。 序盤から生徒が積極的に札を取り、大差で勝ちました。 大会は図書委員会が毎年運営していて、1位のクラスには図書カードが贈られたということです
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西箕輪の羽広の獅子舞 15日の奉納にむけ稽古
伊那市の無形民俗文化財に指定されている西箕輪の羽広の獅子舞を継承している保存会のメンバーは、15日の仲仙寺での舞いの奉納に向け稽古を行っています。 保存会のメンバーは8日から毎晩稽古をしています。 羽広の獅子舞は雄獅子と雌獅子の2頭が舞い合わせるもので、羽広の北側の地域は雌獅子、南側の地域は雄獅子の舞を受け継いでいます。 10日夜、六組公民館には南側の保存会のメンバー約20人が集まり雄獅子の舞いの稽古が行われました。 今年の仲仙寺の奉納で獅子頭をつとめるのは山口輝樹さんです。山口さんは現在41歳で保存会に入って6年目です 羽広の北側にある羽広二組研修センターです。 ここでは雌獅子の稽古が行われていました。 獅子頭をつとめるのは30歳の重盛千冬さんです。 羽広の獅子舞は400年の歴史があり、仲仙寺での舞いで獅子頭をつとめるのは一生に一度とされています。 今年は15日(日)の午前7時から仲仙寺で雌雄の舞い合わせを奉納し、その後、夕方まで家々を回る戸毎舞いを行う事になっています。
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中曽根でホンダレ様飾りつけ
箕輪町中曽根の地区住民有志は公民館に11日五穀豊穣を願う「ホンダレ様」を飾り付けました。 ホンダレ様は、米やアワ、ヒエなどの穀物や、繭の豊作を願い、小正月に農家で飾られていました。 中曽根でも、昭和30年代までは、多くの家庭で飾られていたという事です。 7年前から地区住民有志が「ホンダレ様」を後世に伝えていこうと毎年、公民館前に飾りつけています。 この日は、およそ20人が地区の山からでたヒノキを切り、束ねて土台を作ると、そこに、サクラとサカキを差し固定しました。 高さ、およそ4メートルのサクラの木に、稲穂に見立て半分だけ皮を削ったクワの木を飾り付けていきます。 かつては養蚕が盛んだった地区という事もあり、米粉で作った繭玉を飾るのが、中曽根の特徴だという事です。 ある住民は、「多くの人に見てもらい、子供たちにもぜひ作ってもらいたい」と話していました。 ホンダレ様は、中曽根公民館に16日まで飾られるということです。
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全県にインフルエンザ注意報発令
長野県は全県にインフルエンザ注意報を11日発令しました。 過去5年では一昨年についで、2番目に早い注意報発令となっています。 長野県の発表によりますと2日から8日までの一医療機関当りのインフルエンザ患者数は全県で11.07人と注意報レベルの10人超えました。 伊那地域の一医療機関あたりの患者数は8・63人です。 県では手洗いをこまめにすることや、人混みへの外出を控えることなど感染予防を呼びかけています。 また人にうつさないようにするために、早めの受診や、学校、職場は休むようにと呼びかけています。
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国道361号のり面崩落 現地調査
伊那市高遠町の国道361号沿いの、のり面が崩落し、通行止めとなっている現場で10日、建設業者が調査を行いました。 8日の午前9時頃、のり面が崩落し道路を岩がふさぎました。 崩落によるけが人はいませんでした。 10日は、地元の建設業者が、高さ70m付近からロープを下し、コンクリートにひびが入っていないか、また浮いてないかなどを調査しました。 道路を管理する伊那建設事務所によりますと、土砂崩落を防ぐためのり面を覆っているコンクリートは30年以上前に建設されたということです。 伊那建設事務所では、安全確認などが出来次第、復旧工事を進めていくことにしていて、通行止めは当分続くものと見られます。
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伊那華の華満点うどん販売へ
JA上伊那は、上伊那産の小麦粉ハナマンテンを使った合格祈願のうどん「伊那華の華満点うどん」を今年も販売します。 JA上伊那では、上伊那産の小麦粉ハナマンテンに満点合格の意味を込め4年前からうどんの販売を行っています。 三重県の伊勢神宮で合格祈願を行った木曽ひのきの箸が一善ついてきます。 10日は、試食コーナーが設けられ伊那市出身のタレント成美さんが、PRに一役かっていました。 縁起が良く年々販売量が増えているということで、今年は1200食を目標としています。 北は岩手、南は沖縄などJAが提携する直売所でも販売していて、毎年受験生の親からは合格の知らせが寄せられているということです。 伊那華の華満点うどんは、1パック4人前、麺つゆと木曽ひのきの箸付きで1000円となっています。 上伊那のJA直売所やファミリーマートなどで購入できます。
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春の高校伊那駅伝をPR
3月19日に行われる春の高校伊那駅伝を盛り上げようと、伊那市青島の堤防に駅伝をPRする文字が出現しました。 伊那市美篶のナイスロード沿いの堤防では今日、地元の矢島信之さんがスコップを使って雪をかいていました。 矢島さんは、5年前から降り積もった雪を利用して雪文字の制作を行っていて、間隔をみながらおよそ2時間で仕上げました。 ナイスロードから見ると 「日本一のEKIDEN」と書かれています。 矢島さんは雪が溶けても見られるように雪をかいた所をバーナーで草を焼き文字を残すということです。 全国の強豪校が参加する男子40回、女子33回の春の高校伊那駅伝は3月19日に行われます。
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市内で短編映画撮影
伊那谷フィルムコミッションが支援するショートフィルム「ピカレスカ」の撮影が、10日から伊那市内で始まりました。 10日、撮影がクランクインしました。 作品は、主人公3人がバスジャックを何度実行しても失敗してしまい、その中で生まれる人間模様などを描いたロマンティックコメディです。 作品は25分で、すべて市内で撮影されます。 脚本・監督を手掛けるのは岐阜県出身の倉田健次さんです。 倉田監督は全世界から受賞者が選出されるサンダンス映画祭の「サンダンス・NHK国際映像作家賞」でグランプリを受賞するなどの経歴があります。 10日は伊那市創造館で、主人公の1人が営む古本屋でのシーンが撮影されました。 ショートフィルムには去年箕輪町で撮影された「オボの声」の主役だった、結城貴史さんが出演しています。 伊那市が、日本の原風景を残していて映画のイメージにあっていることからロケ地に選ばれました。 撮影は、12日まで市内で行われることになっていて3月の完成を目指しています。 完成した作品は、国際映画祭に出品することになっていて、公開は秋以降だということです。
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こども館建設で新たに係を新設へ
今年7月開館予定の「南箕輪村こども館」の管理・運営体制が示され、子育て支援課の中に「こども館係」と「子育て教育支援相談室」を新設する考えが、10日に示されました。 こども館は子どもを主体とした交流施設で、役場北側に建設が進められています。 管理・運営については子育て支援課が主体となり、現在ある子育て支援係とは別に、4月から「こども館係」と「子育て教育支援相談室」を新設する考えです。 こども館係は、こども館の運営、施設の人事管理、ファミリーサポートセンターの運営などを担当します。 子育て教育支援相談室は、妊娠・出産から就学前までの育児を切れ目なく継続的に支援する子育て世代包括支援センターの事務局となる他、子育てに関する相談や母子手帳の発行などを担当します。 こども館の館長については専門の人を4月以降に配置する予定です。 こども館は7月開館を目指していて、4月には庁舎内に準備室を設置する予定です。
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南箕輪浄化センター 太陽光発電パネル設置検討
南箕輪村は、田畑にある下水処理施設「南箕輪浄化センター」の敷地内に、太陽光パネルを設置したい考えを10日、議会に示しました。 この日は、南箕輪村議会全員協議会が役場で開かれ、浄化センターの太陽光パネル設置について素案が示されました。 経費の削減と、二酸化炭素の排出削減が目的です。 処理場全体の面積はおよそ1万8,200平方メートルで、太陽光パネルは、現在利用されていないおよそ1,500平方メートルの土地に526枚設置するとしています。 浄化センターの一部の電力を賄い、売電はしないとしています。 1年間の発電量は172,651キロワットで、年間265万2,919円電気料金が削減できるということです。 設備導入にかかる工事費はおよそ5千300万円で、3分の2は国の補助金で賄う計画です。 補助金の申請は4月頃行い、審査が通り次第工事を始め、平成29年度中の稼働を目指します。
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来年度高校入学志願者 2回目の予定数調査
長野県教育委員会は、来年度の高校入学志願者を対象に行った2回目の予定数調査をまとめ、10日に発表しました。 伊那北の普通科では募集人員200人に対して274人が志願を予定しています。 辰野普通は、前期63人、後期88人です。 商業は、前期20人、後期25人です。 上伊那農業の生産環境は、前期53人、後期57人です。 園芸科学は、前期53人、後期60人です。 生物科学は、前期39人、後期42人です。 緑地創造は、前期22人、後期29人です。
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「ホンダレ様」飾り 五穀豊穣祈願
1年の五穀豊穣を祈願する「ホンダレ様」の飾り付けが8日、伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで行われました。 この日は、職員や訪れた観光客が飾り付けに参加しました。 ホンダレ様は小正月の伝統行事で、稲穂が垂れる様子を飾ることで豊作を願うものです。 もみ殻に見立てたコシアブラの白木を108本吊るし、稲穂が垂れる様子を表現していました。 愛知県から訪れた観光客は「地元ではこんな行事を見たことがない。良い体験ができて良かった」と話していました。 ホンダレ様は、1週間飾られた後、15日に行われるせいの神で燃やされることになっています。
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国道361号沿いでのり面崩落 当面の間通行止め
8日午前9時頃、伊那市高遠町の国道361号沿いののり面が崩落し、現場付近が全面通行止めとなりました。復旧のめどはたっておらず、当面の間通行止めになる見通しです。 伊那建設事務所によりますと、8日午前9時頃、国道361号の高遠町と美篶の境付近でのり面が崩落し、道路を直径2メートルから4メートルの岩がふさぎました。上伊那広域消防本部によると、けが人はいないということです。 9日から専門家が現地に入り、原因やさらなる崩落の危険があるかを調査する予定です。 復旧のめどは立っておらず、当面の間国道361号の現場付近が全面通行止めとなる見通しです。
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地区の安泰を願い 「大文字」建て
箕輪町大出区の上村(わでむら)常会に江戸時代から伝わる小正月の伝統行事「大文字(でえもんじ)」が8日、地区内の辻で行われました。 長さ10メートルある大文字の柱には松や竹、小豆などが入った巾着袋が取り付けられ、掛け声とともに建てられました。 大出区上村では、江戸時代に起きた大火事や疫病が、地区内を天竜川とは反対に流れている門川(かどがわ)のせいだとして、大文字を建てるようになったと言われています。 大文字が無事に建てられると、全員でお神酒を酌み交わし今年1年の地区の安泰を願っていました。 当屋(今年の大文字の当番)を務めた井澤陵さんは「無事に大文字が建てられて良かった。今年1年地区で大きな災害が無いことを願いたい」と話していました。 上村の大文字は20日に下ろされ、地区住民が飾りを持ち帰って家に飾るということです。
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箕輪町消防団出初式
箕輪町消防団の出初式が8日に行われ、防火・防災への意識をあらたにしました。 消防団員148人が、木下の南宮神社で今年1年の無火災などを祈願した後、国道153号を北上し、役場までの約2キロを行進しました。 文化センターで行われた式典で式辞を述べた白鳥政徳町長は、「地域防災の要として活躍してほしい」と期待を寄せました。 市川一人団長は、「自覚と誇りをもって今年もがんばって欲しい。明るく楽しい団活動にしてもらいたい。」と訓示しました。 箕輪町では、去年1年間に建物火災8件、その他2件の10件の火災があり、被害額は、3,374万円でした。 伊那市と南箕輪村の消防団出初め式は、15日(日)に行われます。
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箕輪町中曽根の獅子舞
箕輪町の無形民俗文化財に指定されている中曽根の獅子舞が8日地区内の辻などで披露されました。 来年度の区長、小林幸男さん宅です。 中曽根の獅子舞は、毎年新しい区長宅で行われます。 江戸時代の農村文化華やかな頃に、伊那市西箕輪の羽広の獅子舞に影響されて始まったものとされています。 内容も似ていて、剣の舞や悪魔払いの舞など5つで構成されています。 羽広の獅子舞で雌獅子が北の地区を担当する流れからか、羽広より北に位置する中曽根では雌獅子が舞います。 小林さん宅では、家族総出で甘酒などで30人ほどの獅子舞保存会メンバーをもてなしました。 新しい区長宅での舞いが終わると、区内3か所の辻で披露します。 辻での舞いは、雌獅子2頭の舞合わせとなります。 その様子を一目見ようと近所から大勢がかけつけ、伝統の獅子舞を見物していました。 保存会では、「今年も区の平穏無事を祈りたい」と話していました。
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伊那スキーリゾートのナイトイベント「たいまつ滑走」
伊那市西春近の伊那スキーリゾートで3日、スキーヤーが松明を持って滑るナイトイベント「たいまつ滑走」が行われました。 午後5時30分、ゲレンデの照明がすべて消され、たいまつを持ったスキーヤーが滑走を始めました。 年末年始のナイトイベントとして2012年から毎年行っているものです。 中ア山麓スキー学校のインストラクターや一般公募のスキーヤー約50人が参加しました。 隊列を組んでゆっくりと滑ると幻想的な光のラインが浮かびあがり、訪れた人たちから歓声が上がっていました。 伊那スキーリゾートでは、「普段と違った雰囲気のゲレンデを楽しんでもらい、気軽に足を運んでもらうきっかけにしていきたい」と話していました。
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上戸 大文字(でえもんじ)に向け花飾りづくり
伊那市西箕輪上戸に伝わる小正月の伝統行事「大文字(でえもんじ)」に向け、飾りづくりが6日上戸集落センターで行われました。 6日は、役員14人が集まり、竹ひごに色紙(いろがみ)をつけた花飾りや、しめ縄を作りました。 花飾りに使う色紙は6色あり、1本に2枚の紙を左回りに巻き付けていきます。 上戸の大文字は、室町時代から行われているといわれていて、五穀豊穣、区内安全、天下泰平を願う小正月の行事です。 一度行事を中止したところ、疫病が流行ったという言い伝えがあります。 実行部長の鈴木和美さんは「地区に伝わる大事な行事なので、みんなで頑張って成功させたいです」と話していました。 上戸の大文字は、14日の朝5時から行われ、20日に下ろされます。
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第43回上伊那教職員美展
上伊那の小中学校の図工・美術教諭の作品が並ぶ第43回上伊那教職員美展が伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、上伊那の小中学校の図工・美術教諭23人が制作した油彩画や水彩画、立体など33点が並んでいます。 展示会は、授業以外での活動を見てもらうとともに、自ら作品制作をすることで指導力の向上につなげようと、上伊那美術教育研究会が毎年開いています。 一番大きな作品は150号で、半年かけて制作をしたということです。 また、図工や美術の授業で使った作品を展示したコーナーもあります。 上伊那教職員美術展は、9日(月)までかんてんぱぱホールで開かれています。
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スワニー 樹脂製の型製造の技術で日経最優秀賞
伊那市富県の製品設計会社 有限会社スワニーの樹脂製の型を作る技術「デジタルモールド」が、日本経済新聞社の2016年日経優秀製品・サービス賞の最優秀賞に選ばれました。 「デジタルモールド」は、3Dプリンターを使った樹脂製の型を作る技術です。 金属製の金型は工作機械で作製するため、期間も長くかかり経費もかさみましたが、樹脂製の型は、期間・経費を6分の1に抑えることができます。 これにより、開発期間の短縮や、以前より少ないコストでの多品種小ロットの生産が可能になるということです。 日経優秀製品・サービス賞は、日本経済新聞などに掲載された2万点の中から優れた新製品・サービスを表彰するもので、デジタルモールドは最優秀賞18点のうちの1つに選ばれました。 スワニーは、ご当地お土産プロジェクト「サクラコマ」の取り組みなどから多品種小ロットの生産や、気軽に試作品を作れる技術の必要性を感じ、2011年から技術開発を行ってきました。 現在は、大手玩具メーカーや自動車メーカーなど、約40社と製品の研究開発をしているということです。
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1年の健康願い 沢尻でどんど焼き
正月飾りなどを燃やすどんど焼きが7日各地で行われ、集まった人たちが今年1年の健康を願いました。 このうち、南箕輪村沢尻では、地区の子どもやその保護者などおよそ80人が参加し、正月飾りやだるまなどを燃やしました。 火の勢いが収まると、恒例の餅焼きが始まりました。 子ども達は、しょうゆや味噌などで味付けした餅を味わっていました。 地区PTAでは「沢尻は子どもが多い地区だが地区の行事では集まる機会が少ないので、年の始めにみんなで元気にどんど焼きができてよかった」と話していました。
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寒い一日 8日は雪が降る予想
7日の伊那地域の最高気温は9度、最低気温はマイナス6.5で、寒い一日となりました。 長野地方気象台では、8日南の海上を低気圧が通過する影響で、夕方から夜にかけてまとまった雪が降ると予想しています。 9日の朝まで路面の凍結に注意が必要だということです。
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伊那少年サッカースクール 1月無料体験会開催
伊那市内の小学生が所属する「伊那少年サッカースクール」は、1月22日と28日に無料体験会を開催します。 スクールには、小学1年生から6年生までの50人がいて、毎週土曜日と日曜日に3時間練習しています。 去年10月に開かれた全国少年サッカー大会の県大会で、6年生チームがベスト16となりました。 今年の活動に先駆けて、多くの子ども達にサッカーの楽しさを感じてもらおうと、今年から毎月無料体験会を開催します。 無料体験会は、今月22日(日)と28日(土)に開かれ、対象は保育園児と小学生です。 スクールでは、今後も月に1回程度無料体験会を開いていく予定です。 申し込み先 池上さん ikegamin4547@gmail.com
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南箕輪村成人式 175人が成人
3日、南箕輪村成人式が村民センターで行われました。 南箕輪村で今年成人を迎えたのは男性95人、女性80人の、合わせて175人で、この日はそのうちの127人が出席しました。 唐木一直村長は、「これからの村づくりには若い皆さんの力が必ず必要になります。地元、南箕輪村に帰っての活躍を期待します」と式辞を述べました。 新成人を代表して福澤悠貴さんは「あきらめず努力する事や前向きな姿勢が人生を輝かせ、社会を明るくします。成人としての自覚を新たに夢に向かって努力します」と謝辞を述べました。 意見発表で林舞香さんは「村に恩返しできるよう、自覚と責任を持って日々精進します」と話していました。 新成人達は、大人になった自覚を胸に新たな一歩を踏み出していました。
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ダウン症の書家、金澤翔子さんが書道パフォーマンス
東京都在住で全国で個展を開いているダウン症の書家、金澤翔子さんの書道パフォーマンスが、5日に伊那市のはら美術で行われました はら美術で開かれている金澤さんの個展に合わせて行われました。 金澤さんは、揮毫をする前に手を合わせて集中力を高めます。 大勢の人たちが見守る中筆に墨をつけると文字を書き始めました。 現在31歳の金澤さんは5歳の時に書道を始め、亡くなった父親との約束で二十歳の時に初めて個展を開きました。 現在は全国各地のほか、海外でも活動しています。 縦1メートル、横3.6メートルの紙には「平和の祈り」と書かれました。 東日本大震災以降、世の中の平和を常に祈っているという事です。 マイケルジャクソンの大ファンだという金澤さんは、作品の前でダンスも披露しました。 最後に金澤さんが「皆さんが幸せになりますように」と呼びかけると会場から拍手が送られていました。 ダウン症の書家、金澤翔子さんの個展は伊那市のはら美術で10日(火)まで開かれています。