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長谷保育園 地元産木材で工作に挑戦
伊那市が県の森林税を活用して行っている木育事業の一環で15日伊那市長谷の長谷保育園の園児が、地元産の木材を使い工作を楽しみました。 15日は、園児27人が地元産の木材を使って工作に挑戦しました。 使ったのは、栗や桜、杉などの端材や間伐ででた木の枝です。 子供たちは思い思いに、これらを組み合わせていました。 市内の木工職人7人が子供たちの要望を聞きながら木を切ったり、接着剤を付けるなど手伝いました。 中にはくぎ打ちに挑戦する園児もいました。 1時間程すると、園児が考えたおもちゃが完成しました。 伊那市では、木のぬくもりや香りを感じて木に親しみをもってもらおうと平成25年度から保育園で、地域材を使った工作を行っています。 来年度は保護者も一緒に工作を体験する企画を考えていきたいということです
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伊那インフルエンザ患者数 県内2番目に
伊那地域のインフルエンザ患者数は49.63人と県内11地区で飯田についで2番目に多い人数となっています。 長野県の発表によりますと6日から12日までの一医療機関あたりの伊那地域のインフルエンザ患者数は49.63人でした。 これは、県内11地区で飯田の51.14人に次いで2番目に多い人数となっています。 県全体では35.47人でした。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、小学校で3クラスが、保育園で1クラスが学級閉鎖となっています。 県では、●こまめに手洗いをすること●人混みへの外出は避け、やむを得ない時はマスクを着用することなど、感染予防を呼びかけています。 また、うつさないようにするために、●医療機関への早めの受診や学校職場は休むことなどを呼び掛けています。
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伊那西3年松本さん 国体スケート優勝報告
伊那西高校3年の松本芽依さんは1月27日から長野市で開かれた国体スケート大会でスピードスケート1,000メートルに出場し大会新記録で優勝しました。 15日は松本さんが伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に優勝の報告をしました。 伊那市狐島に住む松本さんは、東部中学校出身で現在は伊那西高校の3年生です。 国体スケート大会で少年女子1,000メートルに出場し、1分20秒41の大会新記録で優勝しました。 松本さんは「決勝では、前半、体力を温存し、後半で追い上げ優勝する事ができました」と話していました。 大会ではこの他に、リレーで優勝、500メートルで5位に入賞しました。 松本さんは、春からは信州大学に進学し、スケートを続けるということです。
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高校入試前期選抜 合格発表
県内の公立高校前期選抜試験の合格発表が15日行われ合格した約4500人の受験生に一足早く春が訪れました。 このうち伊那市高遠町の高遠高校では、午後1時に玄関前の掲示板に合格者の番号が張り出され、訪れた保護者が番号を確認していました。 前期選抜試験は、8日に実施され高遠高校普通科の募集定員は54人で倍率は1.24倍でした。 上伊那の公立高校では636人が受験し404人が合格しています。 後期選抜試験は来月8日に行われ、合格発表は17日の予定です。
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電子マネー詐欺 コンビニで被害防止の訓練
コンビニエンスストアなどで販売されているプリペイドカード式の電子マネーを支払わせる手口の特殊詐欺が増えている事から、伊那警察署は被害を未然に防ぐため店員を対象にした訓練を、15日に伊那市内で行いました。 訓練は、被害者役の警察官がコンビニエンスストアで電子マネーの購入を申し出る想定で行われました。 動画サイト利用料が未納で支払ないと法的措置をとると言われ、犯人から電子マネーの購入を指示されたというものです。 店員は、警察で作成した「声かけシート」を見せ、詐欺の可能性が高い事を指摘し警察に通報していました。 プリペイドカード式電子マネーはインターネットを通じて商品を購入する事ができる決済手段です。コンビニや量販店などで販売されていて、カードに書かれた番号を他人に伝えてしまうと誰でも電子マネーとして使えてしまう事から、詐欺の手口として増加傾向にあります。 伊那署管内では、今年、辰野町の40代女性が47万円を、箕輪町の50代女性が10万円を騙し取られる被害がありました。 管内では水際で被害を防いだ事案もあり、去年はコンビニで5件、125万円分の被害を防ぎました。 伊那署では「少しでもおかしいと感じたら積極的に声をかけて下さい」と協力を求めていました。
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箕輪町長岡の吉田冴子さん 染色工芸展
箕輪町長岡の吉田冴子さんの染色工芸展が、箕輪町文化センターで開かれています。 会場には日展で入選した作品など21点が展示されています。 吉田さんは49歳で染色工芸を始め今年で20年となり初めて個展を開きました。 綿や絹の布に、専用の染料を何度も重ね合わせて作品を作っています。 吉田さんは「訪れてくれた人が何かを始めてみようと思うきっかけになったらうれしいです」と話していました。 吉田さんの染色工芸展は20日(月)まで箕輪町文化センターで開かれています。
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認定農業者・集落営農合同研修
認定農業者と集落営農組織ネットワークの合同研修会が、2日、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。 研修会は、地域農業を持続的に維持・発展させるため、認定農業者と集落営農組織の関係者が認識を共有し、地域活性化に向けた取り組みを進めていこうとJA上伊那が開いたもので180人ほどが参加しました。 研修会ではJA上伊那から支援事業などの情報提供、平成30年産から変更となる水田農業政策と、持続的に続けられる農業経営の講演がありました。 農業経営についての講演では、農山村地域経済研究所の楠本 雅弘所長が地域農業の持続と経営の安定と題して話をしました。 楠本さんは、「法人化すれば個人では認められなかった費用が経費として認められ節税になる。利益を獲得することが経営の持続・成長の前提」と話していました。
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伊那・木曽の観光事業関係者が滞在型観光学ぶ
「伊那路・木曽路広域観光連携会議」が13日、伊那市内で開かれ、阿智昼神観光局社長の白澤裕次さんが、星のブランド化による観光について講演しました。 この日は、伊那市観光株式会社の専務で、阿智昼神観光局社長の白澤さんが、阿智村で取り組んでいる星をブランド化した観光について講演しました。 白澤さんによると、阿智村は、昼神温泉を観光の目玉として売り出していましたが、他の温泉地との競争が厳しく、観光客は年々減少傾向だったということです。 環境省が認定する「星が最も輝いて見える場所」の1位に選ばれた点に着目した白澤さんは、星のブランド化に取り組んだということです。 白澤さんは「光を使った演出などで、星が見えない日でも楽しめる『ナイトツアー』を企画した。観光客はここ5年で10倍以上の10万人なった」と話していました。 また、イベントの開催のみでは、滞在型の観光にはならないとして「2日間だけでもツアーができるだけのものを揃えることで、宿泊客の獲得ができる」と話していました。 講演は、上伊那地域・木曽地域が広域的な滞在型観光を目指すために連携を深めようと行われたもので、観光事業関係者など、およそ100人が出席しました。
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SUBWAY南箕輪店オリジナルサンドイッチ募集
サンドイッチを提供しているチェーン店SUBWAYルート153南箕輪店は、オリジナルのサンドイッチを募集します。 これは、南箕輪店独自の取り組みで、5種類のパンと、具材14種類を選び応募するものです。 募集は、15日から3月20日までで、選ばれたサンドイッチは4月7日から店頭で販売されることになっています。 選ばれた人には、オリジナルサンドイッチ12個が贈られることになっています。
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しんわの丘でバラの剪定作業
伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンでは、今シーズンのバラまつりに備えて剪定作業が行われています。 しんわの丘ローズガーデンは、伊那市振興公社が管理していて14日も、朝から職員が作業をしていました。 剪定作業は、去年12月から始まっていて、9千平方メートルの園内に220種類1800本あるバラを一本一本剪定していきます。 太陽の光を入れ風通しをよくすることで病気になりにくくなるということです。 しんわの丘は平地に比べ風が強く冬は特に冷え込むということで、つるバラは枯れないよう寒さを防ぐネットなどで覆う対策をしています。 しんわの丘ローズガーデンは、高遠町に事業所がある伸和コントロールズ株式会社が地域貢献事業として平成16年に整備しました。 毎年6月と9月にバラまつりが行われていて、今年で10周年を迎えます。 今年は品種を増やしていく計画で伊那市振興公社では「多くの人たちに楽しんでもらえるバラ園にしていきたい」と話しています。 バラの剪定作業は2月いっぱい行われることになっていてます。
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南箕輪村で死亡事故
13日の午後6時15分頃、南箕輪村の国道153号で87歳女性が車にはねられる死亡事故がありました。 伊那警察署の発表によりますと亡くなったのは、南箕輪村の山口實子さん87歳です。 事故があったのは国道153号の北殿交差点です。 伊那市方面に向かって運転していた南箕輪村の会社員、関つや子さん60歳の軽自動車が、道路を横断中の山口さんをはねたものです。 山口さんは、伊那市内の病院に搬送されましたが頭を強く打ったことにより、午後8時46分に死亡が確認されました。 事故の原因については伊那署で調べを進めています。
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上伊那の主力品目アスパラガスの生産振興大会
上伊那の主力野菜の1つアスパラガスの収量向上を目指した生産振興大会が14日、JA上伊那本所で開かれました。 大会では、今年度アスパラガスの収量が多かった人など5人と1団体が表彰されました。 生産振興大会は、アスパラガスの収量向上や生産農家の所得向上を目指して開かれたものです。 アスパラガスは、白ネギ・ブロッコリーと並ぶ上伊那の主力野菜の1つで、JA上伊那では重要品目として位置付けています。 上伊那農業改良普及センターなどによりますと、平成27年の上伊那のアスパラガスの収量は345トンで、県内ではJA長野に次いで2位となっています。 この日の生産振興大会では、アスパラガスを栽培している農家が取り組み事例を発表しました。 伊那市手良の向山正さんは、前の年と比較ができるようノートに実践したことを記入し、栽培に活かせた点・悪かった点を記録する教科書を作ったと説明しました。 向山さんは「空調管理や消毒などに少し工夫を加えることで労力の軽減に繋がった」と話していました。
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高遠城址公園開花予想 開花4月9日 満開4月14日
民間気象情報会社・ウェザーニューズは、今年の桜の開花傾向を発表しました。 それによると高遠城址公園の開花は4月9日、満開は4月14日と予想しています。 14日は、高遠城址公園の桜を管理する桜守が、公園の木柵を取り換える作業をしていました。 ウェザーニューズの予想によりますと、高遠城址公園の開花は、去年より6日遅い4月9日、満開は去年より8日遅い4月14日と予想しています。 中部地方は、冬の前半まで暖かい日が多かったものの、1月中旬からたびたび寒波に見舞われていることから、寒さで目覚め花芽が開花に向けて生長を始める休眠打破は十分だということです。 3月までは周期的に寒波が流れ込みますが、だんだんと暖かい日が増えていくため、つぼみの生長は、足踏みとスピードアップを繰り返し、開花は例年並みかやや遅めとなりそうだとしています。 なお、つぼみ調査の結果を取り込んで予想する第1回桜開花予想は、28日も発表するとしています。
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㈲スワニー 日経優秀製品サービス賞で最優秀賞 受賞報告
3Dプリンターを使った樹脂製の型「デジタルモールド」の開発を行い、2016日経優秀製品サービス賞で最優秀賞を受賞した伊那市富県の㈲スワニーは7日、白鳥孝市長に受賞の報告をしました。 この日は、橋爪良博社長が市役所を訪れ、白鳥市長に受賞の報告をしました。 スワニーが開発したのは、3Dプリンターを使って作製した樹脂製の型「デジタルモールド」です。 3年間試行錯誤を重ね開発したもので、これまでの金属の金型に比べ経費も時間も6分の1で済みます。 2016日経優秀製品サービス賞は、優れた新製品・新しいサービスを表彰するもので、スワニーのデジタルモールドは、2万点の中から最優秀賞18点のうちの1点に選ばれました。 デジタルモールドはすでに特許申請と商標登録が済んでいるということです。 今回の受賞がきっかけとなり、国内の大手自動車メーカーや玩具メーカーと共同開発を進めているということです。
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伊那市長杯南信ジュニア卓球大会
南信地域の高校生が出場する伊那市長杯南信ジュニア卓球大会が5日伊那市民体育館で開かれました。 大会は団体戦で行われ、5月のインターハイ予選を見据えたチーム作りや技術向上などを目的に開かれています。 団体戦は1チーム4人以上で、シングルス4試合、ダブルス1試合の合計5試合で勝敗を決めます。 出場したある生徒は「今日の結果がインターハイ予選にプラスになるよう練習をしていきたいです」と話していました。 大会には36チームが出場し、男子は飯田風越高校が、女子は飯田女子高校が優勝しました。
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伊那市消防団音楽隊と中学生が合同練習
伊那市消防団音楽隊は、26日の定期演奏会で共演する中学生と、12日、市内で合同練習しました。 12日は、音楽隊のメンバーと中学生およそ230人が春富中学校に集まりました。 26日の演奏会では、伊那、東部、春富、西箕輪、高遠の5つの中学校の吹奏楽部と共演します。 演奏するのは、吹奏楽曲でおなじみの宝島など3曲です。 これまでにそれぞれの団体で練習していて、今日が最初で最後の音合わせです。 演奏会は、平成24年から毎年開かれていて、毎回市内の中学生を招待して合同で演奏しています。 12日は、伊那市消防団の北原政一団長も駆け付けていました。 消防団音楽隊では、「200人を超える大所帯。息の合った迫力ある演奏を見てもらいたい」と多くの来場を呼び掛けています。 定期演奏会は、26日日曜日午後1時から伊那文化会館で開かれます。 入場は無料です。
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東京 大正大学の学生 箕輪町で聞き取り調査
箕輪町と防災協定などを結んでいる東京都豊島区の大正大学は、移住者の目線で町内の環境や状況について調査し、課題などを町に提言します。 調査を行うのは、大正大学で地域創生について学んでいる学生5人です。 13日から2泊3日の日程で滞在し、町内の企業や住民に聞き取り調査をします。 5人が所属する地域創生学部では、経済学をベースに地方創生の課題について学んでいて、初日の13日は、移動販売を行っている泰成運輸の担当者から話を聞きました。 泰成運輸では、9年前から町内で試験的に事業を始め、平成26年から本格的に取り組んでいます。 学生らは、客層や1週間の買い物人数などを尋ねていました。 この後学生らは、イオン箕輪店内に去年完成したみのわ~れを訪れ、町の担当者から施設の特徴について説明を受けた他、利用者に話を聞いていました。 学生らは、3月にも箕輪町を訪れて報告会を開き、魅力や課題について提言するとしています。
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第1回クラシック音楽の祭典 合唱団のオーディション開催
来年6月に伊那市で開かれる「第1回クラシック音楽の祭典『バレエ音楽とドイツレクイエム』」に出演する合唱団員のオーディションが12日、いなっせで行われました。 オーディションには、伊那市を中心に飯田市や諏訪市などから71人が参加しました。 参加者のほとんどが地域の合唱団体に所属していて、普段から合唱の練習をしているということです。 ソプラノ・アルト・テナー・バスの4つのパートに分かれて2人ずつ童謡「赤とんぼ」を歌い、4人の審査員が声の出し方や音程をチェックします。 オーディションの結果はすぐに伝えられ、合格者は安堵した様子でした。 この日受けた71人全員が合格となり、早速本番で歌うブラームス作曲のドイツレクイエムのCDや楽譜を買っていました。 クラシック音楽の祭典は、伊那文化会館の開館を記念して始まった「手づくりの演奏会」が去年で幕を閉じ、その後も多くの人から演奏会存続の声が挙がったことから、一歩前進した音楽会をやろうと今回初めて開くことになりました。 練習は4月9日から始まり、本番は来年6月10日を予定しています。
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バラの里親決定 掘り出しを前に剪定作業
去年7月に亡くなった伊那市荒井の花卉農家土田清隆さんのハウスに残されたバラの里親を募集する「バラの里親プロジェクト」は、苗の掘り出し作業を前に、13日、バラの剪定をしました。 13日は、プロジェクトのメンバーやボランティアなど10人ほどが作業にあたりました。 プロジェクトは、土田さんのハウスに残されたおよそ3,000株のバラの苗の里親を募集しようと発足しました。 呼びかけを行ったところおよそ60の個人や団体から連絡があり、1日で引き取り先が決まったということです。 剪定は、26日から始まる苗の掘り出しを前に、作業をし易くしようと行われるものです。 2メートルほどに伸びたバラの苗を、チェーンソーなどを使って30センチほどの高さにしていました。 剪定は、10日ほどかけて行われ、26日からは里親がバラの苗を掘り出すことになっています。
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味工房増改築など村補正予算案可決
南箕輪村議会臨時会が13日に開かれ、大芝高原味工房の増改築など1億5千万円を追加する補正予算案が、全会一致で可決しました。 大芝高原の道の駅化を見据えた味工房の増改築に1億4千万円を計上しています。 このうち7千万円が国の地方創生拠点整備交付金で賄われることになっています。 唐木一直村長は「味工房については、夜間営業の検討なども含め、より充実した施設になるよう整備をしていきたい」と話していました。 味工房の増改築については、今年の秋頃に着工し、来年3月の完成を目指すとしています。
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伊澤修二に関する講演&ミニコンサート
伊那市高遠町出身で日本の音楽教育の基礎を確立した伊澤修二に関する講演が、11日、伊那市創造館で行われました。 上伊那教育会郷土研究部で伊澤修二について研究している市内の小中学校教諭3人が話をしました。 旧高遠町出身の伊澤修二は、明治時代の日本の教育者で、東京芸術大学音楽学部の前身東京音楽学校の初代校長を務めました。 昭和62年からは、伊那市と東京芸大が連携して音楽祭を毎年開いていて、 講演は去年30周年を迎えた音楽祭の記念事業の一環として行われたものです。 東部中学校の下平哲さんは「生涯のほとんどは文部省に在籍していて、官僚として様々な分野で活躍した」と伊澤修二の経歴について説明しました。 他に、高遠小学校の田村栄作さんは戦時中の台湾教育について、高遠中学校の塚田博之さんは、創造館に収蔵されている資料を基に音楽教育についてそれぞれ話しました。 11日は、東京芸大の学生によるミニコンサートも開かれ、弦楽四重奏でクラシックや日本歌曲などを演奏しました。
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伊那弥生ヶ丘高校器楽クラブ定期演奏会
伊那市の伊那弥生ヶ丘高校器楽クラブの定期演奏会が、12日、伊那市のいなっせで開かれました。 演奏会では、映画やテレビドラマの主題歌などポップスやクラシック14曲を披露しました。
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だるま市盛況 福だるま求めて
江戸時代から続くとされる伊那市高遠町伝統のだるま市が、11日、鉾持神社参道で開かれました。 参道には、早朝から福だるまを求め多くの人が訪れました。 だるま市は、五穀豊穣を願う鉾持神社の祭りに合わせて、400年ほど前から行われている伝統行事です。 福だるまや縁起物飾り、露店などが所狭しと並び、訪れた人は値段交渉しながら好みの大きさの物を買い求めていました。 役目を終えただるまを持って訪れた人は、およそ300段の石段を上り、鉾持神社の境内に奉納していました。 その後神社で参拝し、家内安全や商売繁盛を願っていました。 商店街では、企業や市役所職員有志による人形飾りが設置され、訪れた人達の目を楽しませていました。 のり面の崩落で通行止めとなっている国道361号は、周辺道路の混雑が予想されるため、この日限りの片側一方通行となりました。 また、駐車場と商店街を結ぶ無料のシャトルバスが運行されたため、目立った渋滞はなかったということです。
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伊那西高校生徒の作品展 芸術フェスティバル
伊那西高校の生徒による作品展、芸術フェスティバルが10日から伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には美術や書道、写真クラブのほか保育学習などの作品190点が並んでいます。 作品の発表の場として毎年開かれていて今年で10回目となります。 保育学習の作品では幼児向けの貼り絵や刺繍で作った絵本が展示されています。 それぞれに生徒のコメントが添えられていて見た人に作品への思いを伝えるようにしています。 写真クラブ2年の横前ジェーンさんの作品「哀」は鉄格子から外を見つめる猿の表情を写したもので 去年広島で開かれた全国高校総合文化祭写真部門で最優秀賞を受賞しています。 去年の県展で入賞した美術クラブ3年の野澤知香子さんの作品「古代への憧憬」は青と茶色をベースに淡い色が引きたつように描かれていて腕時計を貼り付けることで作品に抑揚をつけています。 伊那西高校では「努力してきた日頃の成果を見てもらいたい。作品にはコメントも添えているので、どういう作品づくりをしているのか感じてほしい。」と話しています。 伊那西高校芸術フェスティバルは伊那市のかんてんぱぱホールで15日まで開かれています。
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VC長野 11日・12日の試合結果
日本バレーボールリーグの2部リーグ「VチャレンジリーグⅠ」VC長野トライデンツの試合結果です。 VC長野は11日、トヨタ自動車サンホークスと対戦しセットカウント3対0で勝ちました。 12日は大分三好ヴァイセアドラーと対戦し、セットカウント0対3で負けました。 リーグ戦は、21試合中17試合を消化し、VC長野は11勝6敗の3位となっています。 次回は、2月18日に、つくばユナイテッドSunGAIAと対戦します。
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春の高校伊那駅伝PR 堤防に雪文字
3月19日に行われる春の高校伊那駅伝を盛り上げようと、伊那市美篶青島の矢島信之さんは、三峰川の堤防沿いに駅伝をPRする雪文字を作りました。 矢島さんは、5年前から三峰川の堤防の雪をかいて文字を作り、駅伝をPRしています。 先月は「日本一のEKIDEN 3.19」という文字を作り、今回は第2弾として「KASUMITEI(かすみてい)OENDAN(応援団)」の文字を作りました。 三峰川の霞堤防では毎年地域の人たちが駅伝の応援で集まるため、今年も多くの人で応援しようと今回この文字を作りました。 矢島さんは「今年も応援グッズを持ってこの場所で選手たちに声援を送りたい」と話していました。 春の高校伊那駅伝は、3月19日に行われます。
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カメラリポート 元少年戦車兵が語る太平洋戦争
続いてはカメラリポートです。 太平洋戦争中、戦車隊の拡充強化のため少年戦車兵を養成していた静岡県の陸軍少年戦車兵学校。卒業生のひとり、伊那市東春近の野溝定芳さんの元に、当時の学校の様子をうかがい知る事ができる貴重な映像が残っています。 生徒を集めるため当時の陸軍が製作した宣伝映画が、このビデオテープに残っていました。 大正15年生まれ、90歳の野溝定芳さんです。 昭和17年。静岡県富士宮市にあった陸軍少年戦車兵学校に17歳で入学しました。600人の募集に2万人が受験した4期生の一人で、上伊那では野溝さん一人が試験に合格したという事です。 戦後に同窓会長をしていた野溝さんは昭和60年頃、学校の倉庫でこのビデオテープを見つけました。 30年あまり全国の同窓生の元を渡り歩いたビデオテープは、最後に飯田に住む同級生の元に渡り野溝さんの元へ戻ってきました。
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縁起良い春の花「クリスマスローズ」ずらり
「花が落ちない」ことから縁起の良い春の花とされている「クリスマスローズ」の展示会が、10日から伊那市西春近のかんてんぱぱくぬぎの杜で始まりました。 展示会は、信濃クリスマスローズ愛好会が開いているもので、会場には会員38人が丹精込めて育てた150鉢が並んでいます。 花びらの様に見えるのは5枚のがくで、花が落ちないことや、5枚のがくが語呂合わせで「5(ごー)・がく(かく)」となること、この時期に花を咲かせることから、縁起の良い花とされています。 今年は寒暖の差が厳しく、育成が難しかったということですが、1月から温度調整をしてこの時期に合わせたということです。 平松生男会長は「ひとつひとつ色も形も模様も違う。そういった魅力を楽しんでほしい」と話していました。 クリスマスローズ展は、かんてんぱぱくぬぎの杜で12日(日)まで開かれています。
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歌会始選出の小松さん作品 高遠高生が書にしたためる
高遠高校の生徒は、1月13日に皇居で開かれた「歌会始の儀」で選ばれた、伊那市高遠町の小松美佐子さんの短歌を10日、書にしたためました。 小松さんの短歌を書にするのは、高遠高校3年の内田眞恵(まえ)さんと北原紗穂(さほ)さんです。 今年度の全国書道コンクールの最高賞に選ばれている内田さんは楷書で、県書道展の特選に選ばれている北原さんは行書で短歌を書にします。 高遠高校では、地域とのつながりを大切にしようと、今回、高遠に住む小松さんの歌を書にして展示することにしました。
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北方領土返還要求長野県民大会
北方領土の返還を求める長野県民大会がきょう、箕輪町の伊那プリンスホテルで開かれ、領土問題が解決するよう広く世論を結集するなどとする決意宣言が行われました。 9日は、県内の33の各種団体や一般が参加して大会が開かれました。 2月7日の北方領土の日の後に毎年行われていて今年で37回目です。 北方領土返還要求長野県民会議の向山公人会長は、「政府の取り組みを力強く支えるため、関心理解を高め、今まで以上に世論が一体となって返還要求をすることが大切だ」とあいさつしました。 大会では、「北方四島は日本固有の領土・国民が一体となって政府の外交交渉を力強く後押ししていくことが重要だ」とする決意宣言が行われました。