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峠の茶屋 リニューアル
茅野市の杖突峠にある「峠の茶屋」に新たに多目的展望室が完成し21日、関係者が祝いました。 リニューアルオープン式典には、施設の管理・運営を行う、精密機械製造の伸和コントロールズや、伊那市、茅野市の関係者などおよそ50人が出席しました。 峠の茶屋は4月に伊那市と茅野市から伸和コントロールズが建物を購入しました。 これまで和室だった場所をリニューアルし広さおよそ40平方メートルの多目的展望室を作りました。 伸和コントロールズの幸島宏邦社長は「ここは伊那と茅野の観光の接点となる場所。全国に発信できる憩いの場所にしていきたいです」と話していました。 多目的展望室は峠の茶屋の営業時間の午前10時から午後4時半まで、入る事ができるという事です。
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「内藤とうがらし」特産へ 長谷中生PRへ
伊那市長谷で内藤とうがらしの特産化を目指している長谷中学校の3年生は、多くの人達に活動を知ってもらおうと、自分たちが育てた苗およそ40株を21日観光施設などに配りました。 プランターに植えられているのは、長谷中の3年生が育てた内藤とうがらしです。 21日は、自分たちの活動を多くの人に知ってもらおうと宿泊施設や飲食店など、9か所に苗を配付しました。 内藤とうがらしは、江戸時代高遠藩主内藤家の領地だった新宿一帯で栽培されていました。 長谷中の3年生は、内藤とうがらしの長谷での特産化を目指していて2年生の時から栽培を行っています。 この日は、苗の他に、去年収穫した内藤とうがらしで作ったラー油やイベントのチラシなどを施設関係者に手渡しました。 長谷中の3年生は明日、伊那市創造館で開かれるイベントでブースを出し、内藤とうがらしの苗とラー油を販売する予定です。
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伊駒アルプスロード 詳細ルート案示す
国道153号バイパスについての説明会が20日伊那市役所で開かれ伊駒アルプスロードの詳細ルート案が示されました。 説明会は伊那建設事務所が開いたもので会場には約50人が集まりました。 伊駒アルプスロードは伊那市美篶青島から駒ヶ根市北の原を結び国道153号のバイパスとして整備されるものです。 幅28メートルの4車線道路でルートはまずナイスロードから三峰川を渡ります。 その後東春近の原新田交差点東側を通り大沢川沿いに進み殿島浄化センター南側から天竜川を横断します。 さらに宮田村を経由し駒ヶ根市までを結ぶもので全長はおよそ11キロ、伊那市内は7.2キロとなっています。 これまでの住民説明会はプロジェクターによるもので住民からは「ルート案について紙ベースで説明してほしい。」といった要望が出されていました。 伊那建設事務所では24日に西春近公民館、25日に富県ふるさと館、8月2日に春近郷ふれ愛館でいずれも午後7時から同様の住民説明会を計画しています。 事業着手は平成31年度を目標にしていて国道153号の渋滞解消や災害に強い道路網の構築につなげていきたいとしています。
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ICT活用授業を市長が視察
全ての教室で情報通信技術ICT環境が整った伊那市の西箕輪中学校の授業を21日、白鳥孝伊那市長が視察しました。 西箕輪中学校ではパソコンと電子黒板機能付きプロジェクター、映像に書き込みのできるカメラが全ての普通教室に導入されこれらを活用した授業が行われています。 21日はICT機器の導入効果を確認しようと白鳥市長が授業を視察しました。 伊那市教育委員会ではメリットとして、プロジェクターに映し出された説明の保存が可能となり後から何度も見ることができることや授業展開が早くなること、動画による説明が可能となることなどをあげています。 ICT機器導入の予算は1,800万円で今年の夏休み中に長谷中学校や新山小学校など市内6校で整備していくということです。 またその効果を検証し順次全校の普通教室に導入していくということです。
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広島の火リレーで反核訴える
広島の平和記念公園の火をつなぐ反核平和の火リレーが21日上伊那で行われました。 7月18日に飯田市をスタートし21日、南箕輪村に到着しました。 反核平和の火リレーは市町村の労働組合などでつくる長野県平和友好祭実行委員会が行っているものです。 上伊那地区実行委員長の氣賀澤和也さんは非核三原則に基づく非核法の制定や安全保証関連法の廃止を政府に求める要請書を読み上げ南箕輪村の原茂樹副村長に手渡していました。 原副村長は「戦争を知らない人たちが過去の悲惨な歴史を学ぶところから始まります。次の世代に非核平和の活動を繋げていくことが大切です。」と話していました。 21日は反核平和の火が受け継がれ一行は箕輪町を目指しました。 このリレーは県内全ての市町村をまわり8月10日に木曽地域でゴールを迎える予定です。
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お互い様の地域づくり考える
お互い様の地域づくりについて考える伊那市社会福祉大会が20日伊那文化会館で開かれました。 大会では障害者や高齢者を長年にわたり在宅で介護した人やボランティア活動を行った団体など2団体16人が表彰されました。 受賞者代表で大会の理事を長年にわたり務めた神山公秀さんは「日常生活の中で向こう3軒両隣が助けたり助けられたりする地域づくりを目指していきたい。」と話していました。 大会ではほかに松本市を拠点に災害支援などを行っているNPO法人代表理事の高田克彦さんが話をしました。 高田さんは阪神淡路大震災では自分で自宅から脱出できない人を助けたのは97%が家族または近隣の人だったとしたうえで、「日頃から近所にいる高齢者や障害者、児童などを見守り、声をかける活動を行うことで災害時に支援を必要とする人を助けることにつながる。」と話していました。 大会は伊那市社会福祉協議会が開いたもので会場には約300人が集まりました。
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書道芸術院役員の作品並ぶ
東京を拠点に全国に13の総局と支局がある公益財団法人書道芸術院の役員作品展が伊那市の伊那文化会館で20日から開かれています。 会場には漢字やかな、刻字など様々な分野の作品合わせて145点が並べられています。 造形性を追求する前衛と呼ばれる分野の作品は伝統的な書の概念を離れて構成や墨の色、線を見せる書です。 現代文や詩を題材にした現代詩文のこの作品は理事長の辻本大雲さんが書いたもので、漢字とかなの調和が図られ読みやすい書として親しまれているということです。 作品展は書道芸術院創立70周年記念として甲信越支局が開いたもので会場では会員や一般が訪れ熱心に作品に見入っていました。 書道芸術院役員作品展は入場無料で23日まで伊那文化会館で開かれています。
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上伊那広域消防本部 規律訓練
上伊那広域消防本部の規律訓練が11日に伊那市民体育館で行われ、職員が小隊に分かれて動作を確認しました。 上伊那地域の6つの消防署から、およそ100人の職員が参加しました。 訓練では、職員が4つの小隊に分かれて隊の編成や規律を確認しました。 このうち2列に並んだ小隊を移動させる訓練では、列が乱れないように指揮者が指示を出していました。 佐藤心吾指令長は「どんな動きをするにも規律が重要になる。基本に立ち返って訓練をしてもらいたい」と話していました。 上伊那広域消防本部は、平成27年4月に発足しました。訓練は、連携を高めていこうと毎年1回行われています。
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出荷に向け箕輪町でスイートコーン集荷作業
箕輪町のJA上伊那箕輪果実選果場では、出荷に向けてスイートコーンの集荷作業が行われています。 箕輪果実選果場では、10日から今年のスイートコーンの受け入れを始めました。 箕輪町と辰野町の農家およそ80戸から受け入れを行っています。 上伊那の中でも箕輪町は特に生産が盛んな地域で、20日も収穫したばかりのスイートコーンが次々と運ばれてきました。 集荷しているのは、白色と黄色の粒が混ざったバイカラーコーンと、黄色のみのイエローコーンです。 集荷のピーク時には、1日に1,000から2,000ケースが集められるということです。 JA上伊那によりますと、上伊那は県内でも有数の生産量を誇り、昨年度の出荷量はおよそ7万3千ケース、販売額はおよそ1億6千万円となっています。 品質がよく、他県の市場からも人気だということです。 上伊那のスイートコーンの集荷のピークは来週頃からで、中京・関西方面の市場に出荷されるということです。
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伊那弥生ケ丘高校 全国大会出場の生徒を激励
少林寺拳法や音楽などで全国大会に出場する伊那市の伊那弥生ケ丘高校の生徒の激励会が、20日に行われました。 弥生生は、6つの種目で全国大会に出場します。 3年生の小林愛海さんは、少林寺拳法個人単独演武で出場します。 全国高等学校総合文化祭には、3年の杉崎あおいさんが小倉百人一首かるた部門に出場します。 3年の小塚あみさんは、美術・工芸部門に出場します。 音楽部のメンバーは各校と合同で県代表としてリーダーズ部門に出場します。 邦楽部3年の古田恵已さんは日本音楽部門に出場します。 器楽部は、全国高等学校ギター・マンドリン音楽コンクールに出場します。 選手を代表して、3年連続で少林寺拳法の全国大会に出場する小林さんは「これまでで1番完成度が高くなっている。成果を発揮して最後の大会で良い結果を残したい」と抱負を述べました。 全国大会はそれぞれ、7月から8月にかけて行われます。
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西町区親子マスつかみ大会
海の日の17日、伊那市の西町区青少年育成会などは、夏の恒例行事「親子マスつかみ大会」を開きました。 マスつかみ大会は伊那市の三峰川榛原河川公園を会場に開かれました。 川をせき止めてマスを放流し、子どもたちが川に入って魚をつかんでいました。 これは、西町区青少年育成会と各町の子ども会が合同で毎年開いている恒例行事です。今年は親子230人が参加しました。 捕まえた魚は、保護者が炭火で焼いて、子どもたちが早速味わっていました。
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西春近区民総出で整備作業
伊那市の西春近の区民総出で、地区内の整備作業が17日行われました。 午後は、伊那スキーリゾート近くの細ケ谷グラウンドの草刈りや桜の手入れを行いました。 グラウンド一帯は、10年ほど前に区内の各種団体が植樹した桜45本ほどがあります。 それ以来毎年、海の日に合わせ作業しています。 上の段には、西春近自治協議会と森林の里山協定を結んでいる東京都立北園高校の生徒が植えた桜200本ほどがあり、参加した住民が草刈り機や鎌を使って下草を刈っていました。 午前中には、西駒ケ岳に上る登山ルートの一つ権現づるねの整備作業も行い、のべ180人が参加しました。 主催した西春近自治協議会では、「植樹した桜に責任と愛着を持って行っている。毎年欠かさず作業することで郷土愛を育むことにつながっている」と話していました。
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中條隆さんが蝶の標本1万5千匹を伊那市に寄贈
伊那市荒井の中條隆さんは、親子2代にわたり採集してきた貴重な蝶の標本およそ1万5千匹を、19日伊那市に寄贈しました。 伊那市荒井の中條隆さんの自宅には、1万5千匹、215種類以上の蝶の標本があります。 南アルプスで採集されたこちらの「クモマツマキチョウ」は現在採取が禁止されている貴重なものです。 中條さんは、父親の薫さんの代からおよそ80年にわたり蝶を採集し標本にしてきました。 中條さんが今回寄贈するコレクションは長野県内に生息する149種類すべてが網羅されているということです。 今回、子どもたちに自然に触れてほしいとの願いから伊那市に寄贈することにしました。 伊那市では、保存状態がとてもよく南アルプスの自然を知る上で重要なものだとしています。 標本は伊那市創造館に収蔵され、企画展などで公開される予定です。
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前田さん こども館に蒸気機関車の絵画寄贈
南箕輪村のこども館に、村在住で伊那美術協会会長の前田博さんが18日絵画を寄贈しました。 南箕輪小学校の学童クラブの子どもたちが見守る中、絵画の除幕が行われました。 縦1メートル66センチ横2メートル65センチのアクリル画で、塩尻市の奈良井宿にある「C12形蒸気機関車」が描かれています。 寄贈したのは南箕輪村中込在住で伊那美術協会会長の前田(まえだ)博(ひろし)さんです。 この絵は3年ほど前に描かれたもので、こども館の建物が蒸気機関車をモチーフにしていることから寄贈しました。 こども館の清水道直館長は「この絵の前が子どもたちの笑顔で一杯となるようにしていきたい」と話していました。
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今年で10年目 歌の幼稚園ふるさと
今年で10年目となる、伊那市富県北福地で唱歌や歌謡曲を歌う催し「歌の幼稚園 ふるさと」が19日行われました。 北福地を中心に上伊那の60代から80代およそ40人が参加し、唱歌や歌謡曲18曲を歌いました。 この会は、北福地の平岩髙嶺さんが自宅の庭で開いているもので、今年で10年目になります。 北福地地区社会福祉協議会の会長を務めたことがきっかけで、童心に還り、高齢者が楽しく歌う場を作ろうと立ち上げました。 当初は北福地参加者が中心でしたが、現在では駒ヶ根市や箕輪町からの参加者もいます。 10年目となる今年は、参加者が感謝の手紙を平岩さんやスタッフに手渡していました。 ある参加者は「参加すると若返ったような気持ちになる。毎回とても楽しみにしています」と話していました。 次回は10月18日に北福地集落センターで開かれる予定で、誰でも参加することができます。
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関東甲信地方 梅雨明け
気象庁は関東甲信地方が19日に梅雨明けしたとみられると発表しました。平年より2日、去年より10日早い梅雨明けとなりました。 19日の伊那地域は高気圧に覆われ、日中の最高気温は33.2度まで上がりました。 上伊那広域消防本部によりますと19日午後4時半現在、熱中症とみられる症状で搬送された人はいないという事です。 長野地方気象台によりますと、むこう1週間は平年より気温の高い日が続く予想です。
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ミュージカル「あしながおじさん」出演者が初練習
8月に伊那文化会館で上演されるミュージカル「あしながおじさん」で、プロの役者と共演する地元出演者の初めての練習が8日に伊那市内で行われました。 上伊那を中心に6歳から34歳までの20人が出演します。 歌とダンスのオーディションで選ばれたメンバーで、今日は初めての練習です。 本番では孤児院で暮らす子供などの役で歌とダンスを披露します。 東京のミュージカル制作会社で地域の出演者の指導を担当している林真悠美さんのレッスンを受け、オープニング部分の振り付けを行いました。 林さんは、物語を説明しながら場面ごとの表情や動きを指導していました。 練習は8月2日まで行われます。 ミュージカルあしながおじさんは8月9日に伊那文化会館で上演されます。
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第60回伊那まつりにむけて歴史を振り返る写真展
今年で通算60回となる伊那まつりにむけて機運を盛り上げようと伊那市役所では歴史を振り返る写真展が開かれています。 市役所1階の市民ホールには、伊那まつりの前身、勘太郎まつりから60年の歴史を振り返る写真38点が展示されています。 今年の伊那まつりは、昭和33年に始まった勘太郎まつりから数えて60回目となります。 60回を機に伝統と歴史を振り返ろうと伊那市が市民から写真を募集して初めて開かれました。 写真展は8月2日(水)まで開かれています。
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そば専用の乾燥調整施設 JA上伊那が導入へ
JA上伊那は生産量増加と安定した出荷を目的に南箕輪カントリーエレベーター内に、そば専用の乾燥調整施設を導入する計画です。 南箕輪村神子柴にあるJA上伊那の南箕輪カントリーエレベーターの敷地内に、そば専用の乾燥調製施設を設置します。 事業費は約1億円で半分は国の補助金で賄います。 上伊那全域から夏そば、秋そばを受け入れ、平成28年度は287トンだった生産量を31年度には680トンまで増やす計画です。 これまでは米の乾燥機と併用していましたが、そば専用のものを導入する事で適切な時期に収穫する事が可能となります。 JA上伊那では、近年需要が増えている夏そばの生産量拡大にも期待できるとしています。 そば専用の乾燥調整施設は早ければ今年の秋のそばが収穫される9月下旬頃からの稼働を予定しています。
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上伊那PTA連合会研究集会 初の分科会で連携高める
上伊那PTA連合会の研究集会が2日に箕輪町文化センターで開かれ、教育問題について意見を交わしました。 上伊那地域の小中学校52校から、保護者や教諭およそ220人が出席しました。 この日は、スマホ・携帯、PTAの組織運営、家庭教育の3つの分科会に分かれて意見を交わしました。 このうちスマホ・携帯の分科会では、長野県警サイバー犯罪対策室の西村周二さんが、実際に発生した犯罪事例を紹介しました。 大学生が、SNS上にバイト先の冷蔵庫に入っている写真を投稿し話題になった事案について西村さんは「本人は最初は軽い気持ちでやったというが、事件後、ネット上では住所や名前、家族構成まで明らかになってしまった。ネット上では思いもよらない大きな波紋が広がる」と話していました。 研究集会は、上伊那PTA連合会が毎年開いているもので、会の質や連携を高めようと、今回初めて分科会が開かれました。 連合会の小野文久会長は「こういった機会は少ない。議論を深めて保護者、教育指導者の研鑽の場になればうれしい」と話していました。
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横断歩道で注意呼びかけ 夏の交通安全運動
「夏の交通安全運動」に合わせて、南箕輪村交通安全協会は18日、横断歩道を渡る子ども達に、車に注意するよう呼びかけました。 この日は、村安協の会員など14人が、南箕輪小学校近くの横断歩道で子ども達に注意を呼びかけました。 伊那警察署によりますと、今年に入って県内では36件の死亡事故があり、このうち子どもの関わる事故は3件で、伊那署管内でも1件発生しています。 比較的交通量が多い、県道426号吹上北殿線にあるこの横断歩道は、児童が多く利用することから今回啓発活動が行われました。 安協の会員は、横断歩道の前で一度止まってから渡るように、子ども達に呼びかけていました。 丸山芳雄会長は「重大事故の多くは横断歩道で起きている。当たり前のことだが基本に忠実に渡ってもらいたい」と話していました。 村安協では今年度末まで、小学生の通学危険箇所を重点的に啓発活動を行う予定です。
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“いなまち”の今昔 写真で比較
伊那市美篶の写真愛好家・中山清子さんが撮った今の伊那市街地の写真と図書館が所蔵している昔の市街地のものが並ぶ「いなまちの写真展」が、伊那図書館で開かれています。 会場には、中山さんが撮影した普段のままのいなまちの写真、およそ30点と、伊那図書館に所蔵されている大正から昭和にかけての古いパネル30点が並んでいます。 こちらは、通り町商店街の北側の入口を伊那橋付近から撮影した写真です。
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伊駒アルプスロード 今年度の事業概要示す
国道153号伊駒アルプスロード整備促進期成同盟会の総会が18日伊那市役所で開かれ、今年度の事業概要が示されました。 総会では、伊那建設事務所の島崎政久整備課長が今年度の事業について説明しました。 今年度は、都市計画の決定に向けた手続きを始めることになっています。 都市計画決定に向けて、今月20日から伊那市で開かれる説明会で、これまでより明確なルート案が示されるということです。 この日の総会には、国や県、議会議員などおよそ50人が出席しました。 春に開かれた住民説明会では、資料が出されないまま説明が行われたことから、出席した人からは「細かいところまで区民は心配している。紙媒体の資料でルート案を示してほしい」といった意見が出されていました。 国道153号伊駒アルプスロードは、慢性的な渋滞の解消や広域的なネットワークの形成、災害に強い道路網の構築を目的に、駒ヶ根市の北の原から伊那市青島までのおよそ11kmを結びます。
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九州北部の豪雨災害被災地に派遣
国土交通省天竜川上流河川事務所は、九州豪雨災害の被災地で被災状況を調査する支援要員としてTEC(テック)-FORCE(フォース)隊員を派遣しました。 17日は、出発式が駒ヶ根市の天竜川上流河川事務所で行われました。 派遣されるのは、天竜川上流河川事務所と、技術支援を行う南信防災情報協議会の職員8人です。 要請を受けて大分県日田市に派遣され、現地で砂防施設などの被災状況を調査します。 天竜川上流河川事務所の椎葉(しいば)秀作(しゅうさく)所長は「きわめてまれで甚大な被害が発生した災害。災害現場の状況がわからないままでは復旧作業が遅くなるので力を尽くしてほしい」とあいさつしました。 現地ではドローンを活用して、進入できない場所の調査や、航空写真による測量などを行うということです。 派遣された被災地でドローンを活用して調査を行うのは、天竜川上流河川事務所では今回が初だということです。 TEC-FORCEの隊員は、23日(日)まで被災地に派遣されます。
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かんながけの技術を競う うす削り大会
大工や家具職人らが鉋(かんな)がけの技術を競う「うす削り大会」が16日、伊那市荒井のKOA㈱体育館で開かれました。 出場したのは全国の大工や家具・建具・鍛冶職人などおよそ75人です。 大会では、ヒノキやヒバなど各自が持ち込んだ長さ2メートルの木材を鉋でけずっていきます。 削りだしたものは「削り華(けずりばな)」と呼ばれ、千分の1ミリにあたる1ミクロン単位で薄さを競います。 この削り華は厚さ6ミクロンで、向こう側が透けて見えます。 うす削り大会は、技術の向上と伝承を目的に全国の木工職人らでつくる削ろう会が開いているものです。 長野県大会となる今回は長野県支部の信州鉋楽会が開きました。 県大会はこれまで松本市で開かれていましたが、2年後に伊那市での全国大会開催を目指し、今回初めて伊那で開かれました。 大会の結果、成人の部では5ミクロンで石川県の樫田憲一郎さんが、女性の部では7ミクロンで茨城県の池田智子さんが優勝しました。
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リニア開通の経済波及効果考える
リニア中央新幹線開通による経済効果について講演会が11日、伊那市の伊那商工会議所で開かれました。 講演では長野県リニア整備推進局長の水間武樹さんがリニア開業に伴う経済波及効果について説明しました。 長野県内を出発地または目的地とするリニア中央新幹線の1日平均乗降客数は推計で6,800人、また乗降客数をもとにリニアを利用して長野県を訪れる旅客数は5,300人を想定しているということです。 ほかに平成39年開業時の交流人口の消費による経済波及効果は年間336億円を見込んでいるということです。 水間さんは「JR飯田線は生活の足以外の位置付けが必要です。観光促進など地域からアイデアをいただきたい。」と話していました。 講演会は伊那商工会議所が開いたもので会社経営者など約60人が話を聞きました。
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新山小学校でドラゴン踊り練習
伊那まつりの市民おどりに参加する新山小学校の児童とその保護者は12日、合同でドラゴン踊りの練習をしました。 新山小学校の児童と保護者は毎年富県連で伊那まつりの市民おどりに参加しています。 12日はドラゴン踊りインストラクターの根橋恵さんを講師に招き約80人が振り付けを練習しました。 根橋さんは「全員の動きが揃うときれいに見えます。体全体を使って大きく動くことを心かげてください。」とアドバイスしていました。 全校児童は36人でそのうち始めて踊りに参加する1年生は11人います。 新山小学校では伊那まつりのほか運動会でもドラゴン踊りを披露するということです。 伊那まつりの市民おどりは8月5日に行われ101連、6,500人が参加する予定です。
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雨乞いの神事 鹿頭行列奉納
箕輪町の箕輪南宮神社で町無形文化財の雨乞いの神事、鹿頭行列が16日奉納されました。 鹿頭行列は箕輪南宮神社夏の例大祭に合わせて行われたものです。 鹿頭をかぶった子どもたちが境内を練り歩き五穀豊穣を願いました。 鹿頭行列は1558年永禄元年の大干ばつで村人が雨乞いをしたところ雨が降りそのお礼に鹿75頭を奉納したのが始まりとされています。 天竜川をはさんだ旧箕輪郷の東西6地区が毎年交互に行っていて今年は西側の大泉、大泉新田、大萱、富田の4地区が担当しました。 子どもたちは保護者に付き添われながら太鼓とほら貝の音に合わせて境内を周りました。 来年の鹿頭行列は天竜川の東側、福与と福島が担当します。
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上農敗れる 上伊那8校敗退
16日行われた夏の高校野球長野大会の上伊那勢の結果をお伝えします。 しんきん諏訪湖スタジアムで行われた上伊那農業対飯山の試合は5対10で、飯山が勝ちました。 16日の試合で、上伊那8校すべてが敗退しました。
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エコチル調査 協力への感謝で親子をいちご狩りに招待
子どもの健康と環境に関する全国調査、エコチル調査に協力している上伊那の親子が、南箕輪村の信州大学農学部で15日、いちご狩りを楽しみました。 いちご狩りは、調査協力のお礼にと、信大医学部が農学部の協力で初めて行ったものです。上伊那に住む22組72人の親子が参加しました。 エコチル調査は環境が子供の成長に与える影響について調査するものです。 環境省が全国15地域で行っていて長野県は上伊那が対象です。 2011年から始まり、胎児から13歳になるまで半年に1回アンケートを実施し て追跡調査しています。 開始された年から調査対象となっている子どもが6歳の折り返し時期に入った事から、その親子 が招待されました。 子ども達は赤く実ったいちごをみつけ口に運んでいました。 上伊那では2,700組の親子が調査に協力していて、毎年秋には伊那市内で調査の進捗状況を報告するエコチルフェスティバルが開かれています。