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「知恵と技を商店街がつなぐ1ヶ月」
伊那市荒井の通り町一丁目の店主らが知恵と技を地域の人たちに伝えるイベント「知恵と技を商店街がつなぐ1ヶ月」が始まりました。 初日の4日は2つの講座が開かれ、4代続く飲食店の門・やませんでは店員が漬物をテーマに話をしました。 店員は「漬物は分量通りに作っても野菜の水分などで味が変ります。いろいろな味のものを食べて好みを見つけてください」と話していました。 講座には上伊那のほか東京都から9人が訪れ、話を聞きながら漬物を味わっていました。 このイベントは、店主の知恵や技術を伝えることで商店街ならではの良さを感じてもらおうと通町一丁目商店会が企画したものです。 2月の毎週土曜日と日曜日に講座が開かれます。 11日には看板を見ながら町を歩く講座と木工の道具の使い方についての講座が開かれます。
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「伊那路」 創刊60周年
上伊那地域の歴史や文化などを取り上げた月刊誌「伊那路」が今年で創刊60周年を迎えました。 伊那路は1957年に郷土研究を発表する場を作ろうと上伊那郷土研究会が創刊し、今年1月で720号となりました。 地域の歴史、民俗、自然、文化について調査研究、論考などを掲載しています。 現在は委員11人が編纂や発送を行っていて、県内外の680人が定期購読をしています。 4日は伊那市創造館で創刊60周年の記念式典が行われました。 上伊那郷土研究会の清水満(みつる)会長は、「伊那の文化や人を大切にする風土があり60周年を迎えられた。より良い郷土を作るため、今後も続けていきたい」とあいさつしました。 式典では、10年間会長を務めた伊藤一夫前会長と、25年間印刷を行っている南箕輪村の株式会社プリンティアナカヤマに感謝状が贈られました。 ほかに、富士見高校教諭の三上徹也さんの記念講演も行われ、訪れた人たちが話に耳を傾けました。
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「立春朝搾り」出荷
4日は立春です。暦の上では春となりました。 伊那市荒井のつくり酒屋宮島酒店では、春を祝う酒「立春朝搾り」の出荷作業が早朝から行われました。 午前5時半。 搾りたての新酒が瓶詰されていきます。 立春朝搾りは、立春の朝に搾った新酒をその日のうちに店頭で販売するもので、宮島酒店では今日およそ4,000本を出荷しました。 火入れやろ過を行なわない生原酒で、フレッシュな味わいが特徴です。 上伊那で栽培された酒米「美山(みやま)錦(にしき)」が使われています。 4日は早朝からラベル貼りの作業も行われました。 中南信の酒販店8店舗から20人ほどが集まり、ラベルを貼っていきました。 立春朝搾りは、日本名門酒会に加盟する全国40の酒蔵で作られ、1日で29万本が出荷されたということです。 杜氏を務める宮下拓也さんです。 午前8時には、店舗の前で神事が行われました。 立春朝搾りは予約制ですが若干の在庫があり、伊那市日影の酒文化いたやで販売されています。 価格は、720ミリリットル入りが1,620円、一升瓶が3,240円です。(税込み)
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デジタル時代の新三種の神器活用について講演
伊那市の伊那商工会議所の新春講演会が3日開かれ、伊那市出身でソフトバンク株式会社の中山五輪男(いわお)さんが「中小企業におけるデジタル時代の“新三種の神器”の活用法」と題して講演しました。 中山さんは、新三種の神器をIoT(アイオーティ)、ロボット、人工知能とし、活用事例を紹介しました。 ソフトバンクのロボット「ペッパー」を接客に活用した事例を紹介し「人が話しかけるよりも警戒心を抱かれず、話を最後まで聞いてくれる傾向があり、集客数が上がったデータがある」と話していました。 IoTは、様々なものをインターネットに接続し自動認識や自動制御を行うものです。 中山さんは、自動運転技術を搭載した路線バスのイメージ映像を紹介し「あと数年でこうなっていくだろう」と話していました。 中山さんは伊那市長谷出身で、ソフトバンク株式会社で「伝道師」を意味するエヴァンジェリストの主席を務めています。 伊那商工会議所の川上健夫会頭は、「将来、生活がどう変わっていき、仕事にどう生かしていくかのヒントにしていきたい」と話していました。
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南箕輪村長選 告示まで2か月
任期満了に伴う4月の南箕輪村村長選挙の告示まで2か月となりました。 現在、現職1人が出馬を表明しています。 出馬を表明しているのは、現職3期目で南殿の唐木一直さん、68歳です。 現在、唐木さん以外に出馬を表明している人はいません。 南箕輪村村長選挙は、4月4日告示、9日に投開票が行われます。
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最高気温10度 3月中旬並みの暖かさ
4日の伊那地域の最高気温は10度と3月中旬並みの暖かさとなりました。 伊那市のみはらしファームでは暖かさに誘われてソフトクリームを食べる大学生や公園で遊ぶ家族の姿が見られました。 4日の伊那地域の最高気温は午後2時52分に10度となり3月中旬並みとなりました。 6日までは同じくらい気温が上がるということです。
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寄付マルシェ見本市 寄付金つき商品を展示販売
赤い羽根共同募金への寄付つきの商品を販売している「伊那市寄付マルシェプロジェクト協議会」の参加企業は、4日、伊那市のみはらしの湯で、取り組みを紹介する初めての見本市を開きました。 500円のシャープペンシルは、購入すると企業から赤い羽根共同募金に100円が寄付されます。 フェイスタオル2枚と伊那市内の温泉施設で使える入浴券1枚のギフトセットは2,868円で93円が寄付されます。 3千円から3万円の歩行支援用具は、どの商品を購入しても、1つにつき200円が寄付されます。 この日の見本市には、伊那市寄付マルシェプロジェクトに参加している7事業者のうち6事業者が商品を展示販売しました。 寄付マルシェは、寄付つきの商品を販売し、その売り上げの一部を赤い羽根共同募金へ寄付するものです。 去年9月から取り組みが始まり初めて開かれた見本市では6商品が販売されました。 訪れた人たちは、寄付マルシェの仕組みの説明を受け購入していました。 集まった寄付金は赤い羽根共同募金として長野県共同募金会に送金され、その後、募金額に応じて各市町村に配分されます。 寄付マルシェプロジェクトは県内初の取り組みで、見本市は広く市民に商品をPRし理解の輪を広げようと初めて開かれました。
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箕輪町セーフコミュニティ 再認証にむけた現地審査始まる
2012年にセーフコミュニティの国際認証を取得した箕輪町で、再認証に向けた現地審査が4日から始まりました。 現地審査は、今年5月で認証から5年となる事から、再認証にむけて行われるものです。 役場で開かれた全体説明会では、箕輪町セーフコミュニティ推進協議会の会長を務める白鳥政徳町長らが、審査員にこれまでの取り組みを説明しました。 審査は国際セーフコミュニティ認証センターの審査員2人が行います。 箕輪町では2012年5月に認証を取得し、現在は町内15地区のうち6地区で推進協議会が設置され、北小河内、富田、福与の3つの地区がモデル地区に指定されています。 町民へのアンケートや、けが、病気、事故に関する調査データをもとに、交通事故防止、一人暮らしの高齢者の安全、自殺予防などの活動を行っています。 白鳥町長は「これまでの取り組みをさらに町内全域に広げていく活動をしていきたい」と話しました。 説明を受けて審査員は「箕輪町は人と人との繋がりという財産を持っている。この財産をうまく活用して新しい取り組みを見つけ、広めていってほしい」とアドバイスしていました。 現地審査は5日まで行われます。内定すれば5月に再認証式が行われる事になっています。
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VC長野 4日の試合結果
2 日本バレーボールリーグの2部リーグ「VチャレンジリーグⅠ」VC長野トライデンツの試合結果です。 VC長野は大分三好ヴァイセアドラーと対戦し、セットカウント0対3で負けました。 リーグ戦は、21試合中14試合を消化し、VC長野は10勝4敗の2位につけています。 5日は稲城市総合体育館で富士通カワサキレッドスピリッツと対戦します。
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サン工業がグッドカンパニー大賞優秀賞の受賞を報告
伊那市西箕輪のメッキ加工業、サン工業株式会社は、2016グッドカンパニー大賞の優秀賞を受賞したことを3日、白鳥孝伊那市長に報告しました。 この日は、川上健夫社長らが伊那市役所を訪れ、白鳥市長に受賞を報告しました。 グッドカンパニー大賞は、中小企業研究センターが、経営や技術開発、市場開拓などで成果をあげた企業を表彰しているものです。 サン工業では、(S)ステップ・(U)アップ・(N)の・(Day)日「SUNDay(サンデイ)」と銘打って、月に一回研修会を開いています。 技術力向上の勉強会や、人間性を高めるための教養研修など様々な取り組みをしている点が評価されました。 川上社長は「地域のみなさんのおかげで受賞することができたこれからも地域に根ざした企業として頑張っていきたい」と話していました。 白鳥市長は「地域に根ざして長年やってきた成果。今後も地域の会社として頑張って欲しい」と喜んでいました。
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伊那市H29年度予算編成理事者査定
伊那市の平成29年度予算の市長査定が3日、報道機関向けに公開されました。 白鳥孝市長は、電力の地産地消を進めるための施策検討や予算編成を進めるよう指示しました。 この日は、伊那市役所で「予算編成理事者査定」が行われ、市長や部長級の職員が出席しました。「CO2削減関連予算について」の査定のみ公開されました。 農林部では、伊那市長谷の鹿嶺高原の森林整備や、ペレットストーブなど自然エネルギーを使った熱源の各家庭への普及を進めるための予算要求について説明しました。 これに対し白鳥市長は「できるだけ国の補助を活用して進められるよう、検討して欲しい」と話しました。 商工観光部では、みはらしの湯へのペレットボイラー導入について説明しました。 白鳥市長は「さくらの湯への導入でお湯が柔らかくなったという話もある。効果などを検証して、みはらしの湯にも活かせるようにしてほしい」と話しました。 各部の報告後、白鳥市長は「今後、一般家庭の電力のうち25%を地元産に変えること、公共施設や一般家庭でのLED電球への変換を推進すること、両面からCO2削減を進めていけるよう、調整を進めて欲しい」と指示していました。
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「寒ざらしそば」 川の冷水から引き上げ
先月20日の「大寒」に、川の冷水に浸した「寒ざらしそば」が、3日に引き上げられました。 この日は、高遠そば組合のメンバー4人が、伊那市長谷の粟沢川からそばの実を引き上げました。 そばの実は、先月20日の「大寒」からおよそ2週間、水温0度ほどの粟沢川に浸けられました。 「寒ざらし」をすることで、そばの甘味が増したり、食感がよくなったりすることから、組合では毎年この時期に行っています。 引き上げられたそばの実は、2週間ほど干されます。 昼と夜の寒暖の差を利用してて乾燥させ、さらに味を良くしていきます。 メンバーは、まんべんなく乾くように、板や手でそばの実を広げていました。 伊藤亨組合長は「7月に提供するときに、おいしいと言ってもらえるそばになっていたらうれしい」と話していました。 今月中旬頃まで乾燥させた後、袋に詰めて4か月ほど寝かせ、7月に製粉して高遠町内のそば店4店舗で提供されることになっています。
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平成29年度 高校入試前期選抜試験志願者数発表
長野県教育委員会は、平成29年度公立高校入学者の前期選抜志願者数を、3日に発表しました。 上伊那では、上伊那農業高校生産環境科の倍率が最も高く、2.20倍となっています。 それでは上伊那8校の状況です。 辰野高校普通科は、75人で1.56倍、商業科は24人で1.20倍となっています。
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伊那西部保育園の存続求める要望書提出
伊那市の伊那西小学校通学区の住民が現在休園中の伊那西部保育園存続を求める要望書を3日、白鳥孝市長と黒河内浩市議会議長に提出しました。 3日は伊那西小学校通学区で、ますみヶ丘区長など伊那西地区の代表5人が伊那市役所を訪れ白鳥市長と黒河内議長に要望書を提出しました。 伊那西部保育園は定員が60人で園児数が半数に満たず平成24年から休園となっています。 休園から5年が経過したことから市では廃園とする方針で3月議会に条例改正案を提出し可決されれば正式に決定となります。 これを受け伊那西地区の住民は調査の結果およそ6割が地区内に保育園が必要だと回答していて存続を求めています。 また宮本和夫ますみヶ丘区長は伊那西小学校近くに新たに保育園を建設してもらいたいとしています。 要望を受け市では休園していた新山保育園の再開を例にあげ、存続するためには地元住民の活動が必要だとしています。 伊那西地区では住民や子どもが増えるような住みよい環境づくりについて考える組織の発足を検討していてその準備を進めていくということです。
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節分 各地で無病息災願い豆まき
節分の3日各地で豆まきが行われ参加した人たちが無病息災を願いました。 箕輪町北小河内の無量寺では袴を着た年男と年女また区の役員など約20人が豆をまきました。 豆のほかにミカンや地元商店などから贈られた景品の引換券もまかれました。 訪れた人たちは福を呼び込もうとさかんに手を伸ばしていました。
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鳥居沢工業団地の一区画 売却
伊那市が所有する鳥居沢工業団地の1区画を売却する議案が3日伊那市議会臨時議会に提出され可決されました。 売却が決まったのは伊那市平沢の鳥居沢工業団地の一区画およそ5,000平方メートルで売却価格は3,900万円です。 購入したのは静岡県の総合惣菜メーカー株式会社ヤマザキで年間を通して国産りんごによるカットりんごの製造を目指しています。 鳥居沢工業団地ではりんごの貯蔵施設を建設し信大農学部との連携により長期保存技術の実証試験を行う計画だということです。 伊那市で所有している残りの工業団地は創業支援センターを除くと3団地4区画、6万6,000平方メートルとなっています。
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県広報コンクールで伊那市が最優秀賞
伊那市が制作した広報番組が県市町村広報コンクールの映像部門で最優秀賞に選ばれました。 最優秀賞の受賞は平成25年以来3年振り3回目です。 最優秀賞を受賞した番組は、平成27年に県の信州型自然保育「信州やまほいく」に認定された高遠第2・第3保育園の取り組みを20分にまとめたものです。 今年の広報コンクールの映像部門には県内の市町村から11作品の応募がありました。 審査員からは「子ども達のいきいきとした生のシーンが見ていて楽しい。市の施設の価値をよく伝えている」と評価されたということです。 伊那市では7日に高遠第2・第3保育園で受賞作品の上映と報告を園児や地域の人たちにする予定です。 最優秀賞を受賞した伊那市の広報番組は、全国広報コンクールに推薦されることになっています。 尚、広報紙の部門では箕輪町が優秀賞、南箕輪村が奨励賞に選ばれています。
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冬の花が一堂に並ぶ 信州フラワーショー
アルストロメリアなど県内産の冬の花が一堂に集まる品評会「第48回信州フラワーショー ウィンターセレクション」が今2日から、伊那市のJA南信会館で始まりました。 品評会では、最優秀賞にあたる農林水産大臣賞に、飯島町の有賀美和さんが栽培したアルストロメリアが選ばれました。 信州フラワーショーは、花に関する技術や品質の向上を目的にJA全農長野などが毎年開いているものです。 上伊那が生産量全国一を誇るアルストロメリアの他、ダリアやアネモネなど、410点が並んでいます。 今年は、去年9月に曇りの日が1週間程続いた影響で花に陽が当たらず、アルストロメリアを中心に生育に遅れが出たということです。 12月から徐々に出荷が持ち直し、現在は例年と同じくらいの出荷量になっているということです。 一般公開では、出品された花が予約販売されるということで、多くの人が並んでいました。 一般公開は、3日は午前9時から午後1時までで、一部販売も行われます。
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インフル警報超え 感染予防を
インフルエンザの県内の感染者数は、1医療機関あたり30人の警報レベルを超える41.07人となり、県では感染予防を呼び掛けています。 長野県の感染症情報によると、1月23日から29日までの県内の1医療機関当たりのインフルエンザ届け出数は41.07人となり、前の週の32.03人を上回り、警報レベルの30人を上回る数値が続いています。 伊那保健福祉事務所管内は、27.13人で、注意報レベルの10人を上回っています。 伊那市西町の神山内科医院の神山公秀医師によると、今後上伊那でもインフルエンザの感染者が増える可能性があるとしています。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、伊那市では、小中学校で休校が1校、2つの学年が学年閉鎖、1学級が学級閉鎖、箕輪町はなし、南箕輪村で小中学校1つの学年が学年閉鎖、1学級が学級閉鎖となっています。 保育園では、伊那市、南箕輪村はなし、箕輪町で1学級が学級閉鎖となっています。 こうした状況の中で、神山医師は、受験生や高齢者など特に注意が必要な人にはワクチンの接種を呼び掛けています。 神山医師は「ワクチンは100%感染を防げるわけではないが、合併症など重症化を防ぎ、かかっても軽い症状で済む」と話していました。 長野県では、手洗いをこまめに行うなど、感染予防を呼び掛けています。
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上伊那ごみ袋料金変更 小売店へ説明会
今年10月から上伊那広域の指定ごみ袋の料金などごみ処理有料制度が変更になることを受けて、ごみ袋や証紙を扱う指定小売店を対象にした説明会が、2日、伊那市役所で開かれました。 この日は、伊那市内を中心に指定小売店の関係者があつまり、上伊那広域連合から説明を受けました。 上伊那広域連合では、ごみのさらなる減量化を進めるため、10月から有料制度を変更します。 これまで大と小の2つのサイズだった燃やせるごみ袋は、中サイズを新たに作ります。 一律だった証紙代金30円も、大は50円、中は40円、小は30円となります。 燃やせないごみ袋も、証紙代金は30円でしたが40円に変更となります。 10月の変更に伴い、新しいデザインの袋を9月から販売する予定です。 平成30年度末までは古いデザインの袋も使用でき、証紙代金の不足分は、10円分のシールを張って対応できます。 上伊那広域連合は、「消費者から業者の皆さんに、料金の変更について相談もあると思う。対応をよろしくお願いします」と話していました。
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伊那市男(ひと)と女(ひと)ネット 古布回収し寄付
伊那市男と女ネットワーク協議会では、ボランティア活動の一環として、会員などから集めた古布を、2日、伊那市社会福祉協議会に寄付しました。 この日は、ネットワークを構成する7団体の代表などが集まり、未使用と使用済みの布を分けたり、サイズをそろえてひもで結ぶなどの作業を行いました。 古布の寄付は11年前から毎年行われています。 各団体が会員に声をかけ、タオルやシーツなど木綿の布およそ150キロが集められました。 今年は初めて、市内の温泉施設からも使用済みタオルの提供を受けました。 古布は、市社協が運営する高齢者福祉施設に届けられ、介護に役立てられています。 伊那市社会福祉協議会では、「大変助かっていると現場から聞いている。大事に使わせていただきたい」と話していました。
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寒い時期に体力づくり 南箕輪村で健康教室
冬の間の健康づくりを目指す南箕輪村健康教室が2日、村民体育館で開かれました。 健康教室は、寒い時期の体力づくりとして南箕輪村が開いているもので、40代から80代の男女29人が参加しました この日はフラフープを使った運動が行われました。 講師は、健康運動指導士の伊東佳代さんが務めました。 隣の人と手を繋いだままフラフープをくぐる競技では、参加者は苦戦しながら楽しんでいました。
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新山小学校の猫「たま」 墓建立
伊那市の新山小学校で長年飼われ、去年12月に死んだ猫「たま」の墓が2日、学校に建てられました。 この日は、全校児童が集まり、学校の庭でたまの墓のお披露目会が開かれました。 たまは、18年ほど新山小学校で飼われていました。 メスの大人しい、穏やかな性格で、学校のアイドルだったということです。 教室に入りづらい児童も、たまを見ると「たまちゃん」と声をかけて癒されていたということです。 人間の年齢では推定100歳程まで生き、去年12月6日に校長室のストーブの前で静かに息を引き取ったということです。 多くの人から愛されていた「たま」との思い出を残そうと、小学校が墓の建立を計画。 資金を募ったところ、地域の人や卒業生も募金に訪れ、5万円以上が集まりました。 この日は、児童が1人ずつ花を手向け、たまの冥福を祈っていました。 最後に、児童全員で、たまに向けて校歌を歌いました。 髙見真美校長は「たまは命の尊さを教えてくれました。皆さんのこと、校舎のこと、新山の自然のことをずっと見守ってくれています」と話していました。
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リニア経済効果上伊那に 連絡会発足
リニア中央新幹線の開業による経済効果を上伊那地域への振興につなげようと、産学官が連携し、調査や研究を行う連絡会の初会合が伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。 リニア中央新幹線の活用を考える上伊那地域連絡会は、リニアの開業を見据え、上伊那地域への影響や効果を調査し活用への方向性を共有していこうと発足しました。 連絡会は県や市町村、商工団体、観光関係者など41団体で構成されています。 初会合の1日はリニア開業に対する期待や課題について意見が出されました。 出席者からは「交流人口を取り込む事で活性化に期待できる」「広域的な観光ルート構築や開業前からの情報発信が必要だ」といった意見が出された一方、「人や物、金が流出するリスクを考えるべきだ」「中小企業が都市部の大企業と競争する状況が生まれるのではないか」といった慎重な意見も出されていました。 この他に、飯田市につくられる長野県駅までの道路整備やJR飯田線の高速化などが必要といった意見も出されていました。 2027年に東京-名古屋間でリニア中央新幹線が開業し、飯田市の長野県駅から東京までは40分、名古屋までは30分となる予定です。 県では、県駅の一日あたりの乗降客数は6800人で、年間の経済波及効果は336億円と試算しています。 連絡会は年数回を予定していて、次回は課題をあげ、その解決方法について検討する予定です。
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農閑期のハウスを利用 ホウキ作り
箕輪町上古田の唐澤正成さん宅のハウスでは農閑期を利用してほうき作りが行われています 作業をしているのは上古田に住む70代から80代の農家4人です。 唐澤さんのハウスに集まり、12月から毎日作業をしています。 材料は自分たちで育てて8月に収穫したほうき草を使います。 上古田では、戦後間もない頃に農家の現金収入につながればと、農協が松本地域に伝わるほうき作りの講習会を開催しました。 今は、男性達の農閑期の社交の場として、ほうき作りが行われています。 ほうきの他に、町内の山で採ってきた竹を使ってビクも作っています。 ほうきとビクは、地域でのイベントや農産物直売所ニコリコで販売されています。 このハウスは稲の苗を育てるためのもので作業は農作業が始まる3月半ばまで続くということです。
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箕輪町で交通死亡事故
箕輪町北小河内の竜東線で1日伊那市の男性が運転する軽トラックが電柱に衝突する事故がありました。 男性は運ばれた諏訪市内の病院で死亡が確認されました。 伊那警察署の発表によりますと死亡したのは伊那市福島の64歳の男性です。 事故は午後0時35分頃発生したもので午後2時35分脳挫傷により死亡が確認されました。 事故の原因については伊那署で調べを進めています。
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矢澤章一さん 選挙の適正な管理執行などの功績で旭日単光章
旧高遠町時代から伊那市の選挙管理委員を24年務めた伊那市高遠町の矢澤章一さんが旭日単光章を受章しました。 1日、伊那市役所で伝達式が行われ、白鳥孝市長から矢澤さんに表彰状が手渡されました。 昭和3年生まれの矢澤さんは現在88歳です。 平成2年から旧高遠町の選挙管理委員となり、平成6年から11年あまり委員長を務めました。 合併後は、平成26年6月まで伊那市選挙管理委員会で、副委員長にあたる委員長職務代理者を務めました。 矢澤さんは、長年にわたる選挙の適正な管理執行や、明るい選挙の推進などの功績が認められ旭日単光章を受章しました。
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けんしん伊那支店が新しく建て替えへ
伊那市山寺の長野県信用組合伊那支店は、現在の店舗が建築から40年が経過している事から新しく建て替えられる事になりました。 新しい店舗は、伊那市山寺の国道153号沿いにある現在の伊那支店の敷地西側に建設されます。鉄骨造り2階建てで、延床面積は約600平方メートルです。 1日、現地で起工式が行われ、工事関係者など40人が出席しました。 長野県信用組合の黒岩清理事長は「地域づくりや企業の魅力を発信する南信地域の拠点として伊那支店を位置づけていきたい」と挨拶しました。 現在の店舗はそのまま営業を続け、新しい店舗は9月末竣工、10月10日開店の予定です。
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南箕輪村中部保育園 初代園長の家族が電子ピアノ寄贈
昭和31年に開園した南箕輪村の中部保育園で初代園長を務め、去年95歳で亡くなった北條道子さんの家族は1日、電子ピアノを中部保育園に寄贈しました。 お世話になった保育園に、記念として家族が贈った電子ピアノです。 この日は、亡くなった北條道子さんの義理の娘、北條美恵子さんが中部保育園を訪れました。 保育士が電子ピアノで伴奏し園児が歌を歌いました。 道子さんは、北殿にある自宅で私立の保育園「北條保育園」を立ち上げました。昭和31年に公立の中部保育園となり初代園長を務めました。 昭和55年3月に退職するまで村内の各保育園で園長をつとめ、去年11月に95歳で亡くなりました。 現在の中部保育園の園長を務める清水すみゑさんも、亡くなった北條さんと一緒に中部保育園で保育士をしていた経験があります。 北條さんはとても音楽が大好きな保育士だったという事です。 電子ピアノは年長園児の教室に置いて、毎日朝の歌の時間に使うという事です。
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南箕輪村人口 去年県内最多の163人増加
長野県は去年平成28年の年間人口増減数を31日発表しました。 自治体別では南箕輪村が最も多く163人の増加となっています。 県の調べによりますと長野県の人口は平成28年の1年間に1万1,389人減少し今年1月1日現在208万4,883人で15年連続の減少となりました。 市町村別で人口が増加したのは1市2町6村、減少したのは18市21町29村でした。 自治体別では南箕輪村の人口増加数が最も多い163人で人口は1万5,276人となっています。 また出生数から死亡数を引いた自然増減は43人の増加でこちらも最も多い数字となっています。 伊那市は413人減少し人口は6万7,810人。 自然増減は331人の減少となっています。 箕輪町は38人減少し人口は2万5,174人。 自然増減は44人の減少となっています。