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新しい西箕輪診療所施設整備 伊那市と厚生連が基本合意
伊那市西箕輪の新しい診療所の施設整備について、伊那市とJA長野厚生連は10日、合意書を取り交わしました。 この日は伊那市役所で調印式が行われ、白鳥孝市長とJA長野厚生連の社浦康三(しゃうらこうぞう)理事長が、診療所の施設整備に関する基本合意書を取り交わしました。 合意書では、地域の医療・介護福祉の充実を目指す整備をすること、市が整備に対し補助をすることなどがうたわれています。 白鳥市長は「新しい診療所に対する地域からの期待は高い。地域のニーズに合った診療所にしていってほしい」とあいさつしました。 社浦理事長は「地域の健康と福祉について地区の要望を聞き、ニーズに合った医療施設にしていきたい」とあいさつしました。
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市議会が廃園方針の再検討を提言
伊那市議会は伊那市が今年度末で廃園とする方針の伊那西部保育園について再検討するよう10日、白鳥孝伊那市長に提言しました。 10日は黒河内浩議長らが市役所を訪れ白鳥市長と意見を交わしました。 市議会では地域住民との懇談により、保育園存続に向けて地域全体で取り組む意向が確認されたとして保育園を廃園とする方針を再検討し、その取り組みを注視し見守っていく必要があるとしています。 白鳥市長は保育園存続には住民の活動が必要だとしたうえで現在の園舎については老朽化から解体するとの考えを示しました。 伊那西部保育園は平成24年度から休園となり再開できる園児数を確保できていないため市では今年度末で廃園とする方針を示しました。
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信州高遠美術館所蔵作品展
伊那市高遠町の信州高遠美術館で、所蔵作品展が9日から始まりました。 コレクションの中心をなす近代作家の作品が展示されています。 信州高遠美術館設立のきっかけとなった高遠町出身の原田政雄が寄贈した700点ほどのうち、今回は54点が展示されています。 コレクションの中心を占める木内(きのうち) 克(よし)や平(ひら)櫛(くし) 田中(でんちゅう)の作品が並んでいます。 木内 克は、明治25年茨城生まれの作家で、素焼きの粘土「テラコッタ」の作品を多く残しました。 30年間、木内の専属モデルを務めた松平 須美子の裸婦像も多く手掛けています。 平櫛 田中は、明治5年岡山生まれの作家です。写実の彩色木彫が多くみられます。 そのほか近代作家13人の作品が並びます。 この展示会は、3月27日まで、信州高遠美術館で開かれています。 入場料は一般500円 小中学生150円です。
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登内英夫さんが死去
元県議会議長で、ルビコン会長の伊那市の登内(とのうち)英夫(てるお)さんが、7日に亡くなりました。99歳でした。 登内さんは、1963年から伊那市議会議員を1期経て、1967年から8期連続・県議会議員を務め県議会議長などを歴任しました。 伊那市西箕輪に本社を置くコンデンサーメーカー・ルビコンの創設者で、グループ会社の社長も歴任しました。 2009年当時、伊那ケーブルテレビの番組収録で登内さんは経営についての考えを語っています。 登内さんは、1976年から2004年まで伊那商工会議所の会頭も務めました。 今回の訃報を受け、白鳥孝伊那市長は「大きな星が一つ消えたという感じ。伊那谷の電子産業をけん引してきた方でしたからこの地域のみならず日本にとっても大変な損失だと思っています。人としてきちんとした生き方をした人だと思います。厳しい中にも非常に優しい一面があったり、政治家としても素晴らしい業績を残されている。経営者としても日本のトップランナーとして素晴らしい結果、会社を残している。私にとっては本当にかけがえのない人です。」 長野県議会の向山公人議長は、「私はずっと縁があって、登内さんの県議会の後私がやらせてもらって、伊那商工会議所の会頭も登内さんのあとやらせてもらってきたので、本当に50年以上、いろいろとご指導してもらったり、ご支援をいただいたという関係で、親しくお付き合いさせていただいていたので、大往生とはいえ、切ない思いです。」 伊那商工会議所の川上健夫会頭は「巨星墜つという言葉がぴったりかと思います。産業界の我々からすると、偉大な先輩、先駆者、 人生のよき相談相手。そういう方が亡くなったということは、非常にさみしく思っていますし、一つの大きな時代が終わったというさみしさを感じております。」と話しています。 地元選出の宮下一郎衆議院議員は、「親子2代に渡ってご指導いただいた。登内さんは、政治面だけでなく経済面でも地域の産業の大黒柱として貢献された。 また、伊那ファイターズの会長をつとめるなど青少年健全育成にも尽力していただいた。激動の時代をのりこえて活躍され、最後まで健康で現役を通し、長寿県長野県のシンボルだった。大変さみしく思うが、その姿勢や生き方に学び、しっかりがんばっていかないとという思い。心から冥福を祈りたい。」 とコメントを寄せています。 関係者によると、9日、近親者による密葬を行ったということで、3月に社葬を予定しています。
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伊那地域で降雪 ゲレンデふかふかに
9日の伊那地域は朝から雪が降り、積雪14センチを記録しました。 伊那市の伊那スキーリゾートでは、降り積もった雪の上でスキーやスノーボードを楽しむ人の姿が見られました。 朝から降った雪は日中も止まず、午後4時には積雪14センチとなりました。 伊那スキーリゾートでは、学生を中心に県内外から多くの人が訪れ、パウダースノーを楽しんでいました。 外国人の観光客も訪れ、写真を撮って雪景色を楽しんでいました。 伊那スキーリゾートは現在積雪70センチとなっていて、雪質もとても良い状態だということです。 伊那スキーリゾートは伊那ICから近く、関東圏や中京圏からも訪れる人が多いということですが、雪が降ると高速道路などに影響が出るため心配な面もあります。 それでも、降雪でふかふかになったゲレンデを多くの人に楽しんでもらいたいと話します。 伊那スキーリゾートによりますと、今週11日土曜日には県内外から6団体およそ200人が予約しているほか、多くのツアーも組まれているということです。 3月26日までだった営業を4月2日まで1週間延す予定で、春先までウインタースポーツを楽しんでもらいたいとしています。
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絶滅に瀕しているチョウの写真や標本並ぶ展示
絶滅危惧種に指定されているミヤマシジミなどのチョウの写真や標本が並ぶ「環境展」が、伊那市役所で開かれています。 市役所1階市民ロビーの展示コーナーには、絶滅危惧種のミヤマシジミやヒメシジミをはじめとした貴重なチョウの写真が並んでいます。 伊那谷地域でミヤマシジミの保護活動を行っているミヤマシジミ研究会が展示しています。 研究会では「人間の活動の影響で姿を消しつつある生き物たちに関心をもってもらいたい」としています。 展示会は20日(月)まで、伊那市役所1階市民ロビーで開かれています。
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箕輪地区しんきん経営者の会 公正証書遺言について講演
箕輪地区しんきん経営者の会の新春講演会が8日、箕輪町の伊那プリンスホテルで開かれました。 辰野町出身で伊那公証役場公証人の田畑恵一さんが「公正証書の具体的事例と作成手続きについて」と題して講演しました。 公正証書には、遺言や金銭の貸借に関するものなどがあり、講演会では、公正証書遺言の書き方や気を付けるポイントなどを説明しました。 公正証書遺言は、公証役場で法務大臣が任命する公務員、公証人に作成してもらう文書で、自筆の遺言書より確実性があります。 田畑さんは、「高齢になってから遺言書を作るのは大変です。なるべく早い時期に公正証書遺言を作成し、相続人に自分の考えをしっかり伝えるようにしましょう」と話していました。 箕輪地区しんきん経営者の会は、町内のおよそ200人の経営者が会員となっていて、この日はそのうちの70人が出席しました。
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土田さんのバラ 里親募集へ
去年7月に亡くなった伊那市荒井の花卉農家土田清隆さんのハウスに残されたバラの苗の里親を募集するプロジェクトの初会合が7日伊那市内で開かれました。 会合には、伊那市内のバラ愛好家など5人が集まり実行委員会「バラの里親プロジェクト」を立ち上げました。 土田さんのハウスに残されたバラの苗です。 1メートル50センチ近くまで伸びた苗がおよそ3000株あるという事です。 土田さんの家族からプロジェクトのメンバーのもとに「父親が丹精込めて育てたバラを育ててくれる人はいないか」との相談があり里親を募集する事にしました。 苗は一株100円の寄付を募り26日から配布する予定です。 事前の申し込みが必要で、希望者はハウスから苗を掘り起こし、持ち帰る事が条件だという事です。 プロジェクトでは12日午後2時から伊那市のセントラルパークで里親講習会を計画しています。
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高校入試前期選抜 上伊那約600人が受験
高校入試前期選抜試験が8日県内68校で行われました。 長野県教育委員会によりますと午後4時半現在トラブルなどの連絡は入っていないという事です。 上伊那地域の今朝の最低気温はマイナス6.3度と平年並みの寒い朝となりました。 上伊那農業高校では、防寒対策をした生徒たちが会場へと足を運んでいました。 上伊那の公立高校では伊那弥生ヶ丘高校を除いた7校で前期選抜試験を行い、志願者数は全部で636人です 上伊那農業では、4つの学科に合わせて148人が志願しています。 このうち生産環境の倍率は2.2倍と上伊那で最も高くなっています。 県教育委員会によりますと、午後4時半現在、入試に関わるトラブルの連絡は入っていないという事です。 前期選抜試験の合格発表は15日の予定です。
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インフルエンザ 伊那「警報レベル」超え
伊那地域のインフルエンザ患者数は40.5人と警報レベルの30人を超えました。 長野県の発表によりますと、1月30日から2月5日までの一医療機関あたりの伊那地域のインフルエンザ患者数は40.5人でした。 県全体では42.21人となっています。 伊那保健福祉事務所によりますと、年齢層は関係なく全体的に患者数は増加しているという事です。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内の小中学校では、小学校3校で3クラスが学級閉鎖、中学校1校で1クラスが学級閉鎖となっています。 県では、●こまめに手洗いをすること●人混みへの外出は避け、やむを得ない時はマスクを着用することなど、感染予防を呼びかけています。 また、うつさないようにするために、●医療機関への早めの受診や学校職場は休むことなどを呼び掛けています。
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航空宇宙産業参入支援へ セミナー開催
航空宇宙産業分野への参入を支援するセミナーが8日伊那市の伊那技術形成センターで開かれました。 長野県では自動車にかわる産業として、航空機産業分野への参入を進めています。 これを受け長野県テクノ財団では航空宇宙産業で必要となる品質管理規格のセミナーを8日上伊那で初めて開催し、県内各地から25人が参加しました。 講師は、防衛省の技術研究本部に勤務し戦闘機の開発に携わった経験を持つ鈴木登志夫さんです。 鈴木さんは「国内の業界団体で定める品質管理の規格は、アメリカ、ヨーロッパで定める規格にも適合している。 新たなビジネスチャンスとして認証取得を目指してほしい」と話していました。 テクノ財団によりますと、航空宇宙産業分野の品質管理規格を認証取得している企業は、県内では15社、上伊那では3社だということです。
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南箕輪村北殿で福寿草咲き始め
南箕輪村北殿の畑で福寿草が咲き始めています。 1月中旬から咲き始め見ごろは3月の始め頃だという事です。
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上伊那広域連合 文系学生対象にふるさとインターンシップ
地元就職が少ない文系の学生に地域の企業や事業所を知ってもらおうと、上伊那広域連合は8日から「ふるさとインターンシップ」を行っています。 JA上伊那でのインターンシップには14人の学生が参加し、管内の各施設を見学しました。このうち美篶の花卉選花場では、アルストロメリアの出荷作業を見学しました。 担当者は、JAが販路を確立させ日本全国に流通させている事や上伊那が日本一の生産量である事などを説明していました。 このインターンシップは、製造業が盛んな上伊那地域で理系の学生に比べ地元就職が少ない文系学生に地域の企業や事業所を知ってもらおうと上伊那広域連合が初めて行ったものです。 上伊那出身で関東などの大学に通う3年生17人が参加し、5か所で就業体験を行なっています。 ふるさとインターンシップは9日までの2日間の日程です。 11日(土)には名古屋で、14日(火)には東京で、上伊那地域の地元企業説明会が開かれる予定です。
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南箕輪村と伊那不動産組合が空き家の活用で協定締結
南箕輪村は、村内の空き家を有効活用し定住促進につなげようと伊那不動産組合との協定を8日に締結しました。 役場で調印式が行われ、唐木一直村長と伊那不動産組合の北原由基雄理事長が協定書を取り交わしました。 村の調査によりますと、現在村内に約100軒の空き家があるという事です。 賃貸や売買により移住希望者の定住を促進し地域活性化を図ろうと、1月30日に、村の空き家バンク制度に関する実施要綱を制定しました。 今回の協定に基づき、村は、所有者と利用希望者との連絡調整を行い、伊那不動産組合は、村が依頼する物件の調査、査定、契約などの業務を行ないます。 北原理事長は「不動産業者にとってもビジネスチャンスと捉え、村の発展のため努力していきたい」と挨拶しました。 村では、2月中に100軒の所有者に対し空き家バンク登録の募集を行います。4月からは、伊那地域定住自立圏構想に基づき、伊那市、箕輪町、南箕輪村で共同運営する空き家バンクサイトで情報公開する予定です。
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伊那市歯科医師会が歯ブラシ寄贈
伊那市歯科医師会は、災害用の備品として歯ブラシ1000本を7日、伊那市に寄贈しました。 7日は、伊那市歯科医師会の中村千仁会長らが市役所を訪れ白鳥孝市長に歯ブラシを手渡しました。 歯ブラシは、災害が起きた際、避難所で活用してもらおうと寄贈したものです。 中村会長は「口の中を綺麗にすることで避難所の衛生環境の保持や自分の健康にもつながる」と毎日の歯磨きの大切さを話していました。 白鳥市長は「災害時用の備品として歯ブラシを増やしていく努力をしていきたい」と感謝していました。 また、今年9月に伊那中学校を主会場に行われる総合防災訓練で歯みがきの大切さをPRしてほしいと協力を求めていました。 伊那市では、非常持ち出し品の中に歯ブラシを入れるよう市民に対し呼び掛けていて、今後も訓練等で口腔衛生の大切さを伝えていきたいとしています。
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伊那市広報番組最優秀賞を報告
県の広報コンクールの映像部門で最優秀賞を受賞した伊那市は、撮影に協力してもらった高遠第2第3保育園で今日、受賞報告をしました。 7日は、番組を担当した市役所秘書広報課の浦野真由美さんが園児や地域の人たちに受賞を報告しました。 最優秀賞を受賞した番組は平成27年に県の信州型自然保育「信州やまほいく」に認定された高遠第2・第3保育園の取り組みを20分にまとめたものです。 7日は、受賞した番組が上映されました。 保育園には、地域住民や保護者達が訪れ映し出された映像を楽しんでいました。 今年の広報コンクールの映像部門には県内の市町村から11作品の応募がありました。 伊那市が最優秀賞を受賞したのは今回で3回目です。 上映が終わると、浦野さんが子どもたち一人一人にDVDをプレゼントしていました。 高遠第2第3保育園と地域の未来を考える会の伊藤岩雄さんは「保育園のPRにもなり嬉しいです」と受賞を喜んでいました。 最優秀賞を受賞した伊那市の広報番組は、全国広報コンクールに推薦されることになっています。
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北部保育園で雛人形を飾りつけ
南箕輪村の北部保育園では、3月3日のひな祭を前に雛人形を7日飾りつけました。 7日は、年少から年長までの園児がリズム室に集まり飾り付けをしました。 雛人形は、昭和63年に地域の人から寄贈されたものです。 女の子の園児が一人一人人形を受け取ると保育士に教えてもらいながらひな壇に飾っていきました。 北部保育園では、ひな祭りの3月3日まで飾っておくということです。
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だるま市を振り返る写真展
伊那市高遠町のだるま市に訪れた人たちを楽しませてくれる人形飾りは、作り手不足などにより年々減っています。 霜町実業団では今年、人形飾りづくりを止めこれまでの飾りを写した写真展を計画しています。 展示するのは、昭和30年代から60年代までのだるま市の様子や人形飾りを写した写真90点です。 高遠町の矢澤章一さんから借りた写真でおよそ500枚の中から選びました。 昭和50年ころまでは、店の2階部分に人形が飾られていたということです。 人形飾りづくりは町内6つの実業団を中心にそれぞれが製作を行っていました。 人手不足により他の実業団が人形飾りづくりを止めていく中、霜町実業団は唯一去年まで製作していました。 しかし、他の実業団と同じように人手不足などにより人形飾りの製作を諦めることを今年決めました。 霜町実業団では、過去を振り返り当時を懐かしんでもらおうと今回写真展を企画しました。 作業は、先月下旬から始まっていて6日もメンバーが集まり作業をしていました。 写真展は、11日の午前10時から旧北条ストアーで開かれることになっています。 霜町実業団では、今年初めて干支のだるまを1600円で限定販売することにしています。
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アメリカのトランプ氏が与える影響について聞くセミナー
アメリカの新しい大統領に就任したドナルド・トランプ氏が日本や世界経済に与える影響について聞くセミナーが7日、伊那市の八十二銀行伊那支店で開かれました。 セミナーでは、八十二銀行の林恒弘さんが講師を務め、「トランプ相場の行方と資産を守る話」と題して話をしました。 林さんは冒頭で「大統領選でトランプ氏が勝利すると思わなかったが、トランプ氏になったからといってアメリカ経済が悪くなるとも当初から思っていない」と話しました。 アメリカが去年12月に金利を上げたことに対しては「金利を上げられるほどアメリカの経済は良く、今年前半はさらに良くなると予想している」と話しました。 日本への影響については「日本に対して追い詰めるようなことはないと思っていてよい。ただし、6月以降に『金融が引き締めの方向に』というニュースを目にしたら注意が必要だ」と話しました。 セミナーは、資産運用や関心のある人を対象に開かれたもので11人が参加し、林さんの話に耳を傾けていました。
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確定申告「自宅から」ステッカーや中吊り広告でPR
16日から始まる平成28年分の確定申告を自宅で行ってもらえるようPRを呼びかけるステッカーが7日、伊那税務署管内の路線バスに貼られました。 この日は、伊那市西町に本社を置く伊那バス株式会社が所有する路線バスに、ステッカーと中吊り広告が貼られました。 ステッカーではインターネットからの申告を呼びかけ、中吊り広告では確定申告の会場の案内や自宅からの申告を呼びかけています。 毎年確定申告の会場は混雑し、1時間以上待つこともあるということです。 伊那税務署では、国税庁のHPを使った自宅での確定申告書作成を呼びかけています。 確定申告の会場は、16日(木)から伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーに開設され、時間は午前9時から午後4時までです。
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伊那北高校理数科 課題研究発表会
伊那北高校理数科の課題研究発表会が28日に開かれ、2年生が去年4月から調査、研究してきた成果を発表しました。 理数科の2年生39人が8つの班にわかれ、去年4月から自分たちで研究テーマを決めて調査してきた内容を発表しました。 このうち生物班は、ミミズの腸内細菌と生息場所の関係性を調べました。 ミミズのフンが植物の生育に有効な土を作ったり、土壌汚染の改善にも役立つとされている事からこの研究テーマを選んだという事です。 調査の結果、畑の土で育てたミミズからは一定の腸内細菌が確認されましたが、同じミミズを野球場の土で育てたところ腸内細菌がほとんど確認されなかったという事です。 この事から「ミミズが生息する土壌が変われば腸内細菌も変わる」との研究結果を導きました。 会場には、理数科の1年生や保護者などが訪れ発表に耳を傾けていました。 伊那北高校では、「自ら課題を見出し研究する『探求的な学びの姿勢』を大切にしたい」と話していました。
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箕輪町 セーフコミュニティ再認証へ
今年5月にセーフコミュニティの再認証を目指す箕輪町は、週末に行われた現地審査の結果「再認証に値する」との評価を受けました。 現地審査は、4日と5日の2日間町内で行われ、認証センターの審査員2人が5つの対策委員会からプレゼンを受けた他、保育園やモデル地区の活動を視察しました。 セーフコミュニティは、世界保健機関WHOが認証しているもので、事故や自殺などは予防できるという考えのもと安心安全なまちづくりを進めるものです。 町によりますと、視察では「活動が自治会レベルにまで浸透しているのは素晴らしい。世界に紹介したい」との評価を受けた一方で、「委員のほとんどが男性のため、女性を増やして意見を取り入れたほうがいい」との課題を指摘されたということです。 総合的には「再認証に値する」との評価を受け、スウェーデンにあるSC再認証センターへ報告されるということです。 今後は、来月までに内定通知が届き、5月27日に再認証式を行う予定です。
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国道361号 だるま市の2月11日は一方通行に
1月8日に法面が崩落し現在も通行止めとなっている伊那市高遠町の国道361号について県は、だるま市が開かれる2月11日に限り伊那市街地側からの一方通行にすることを6日に発表しました。 崩落個所では、周辺のモルタルの吹き付けが終わり、1週間ほどかけて直径2メートルから4メートルほどの岩が撤去されました。 落石防護柵はまだ設置されていませんが今週土曜日に開かれるだるま市では混雑が予想されるため、午前7時から午後4時までの間伊那市街地から高遠方面への一方通行となります。 歩道は、どちら側からでも通ることができます。 道路を管理する伊那建設事務所では、時間帯によっては渋滞が予想されるので、「できる限りナイスロードや県道沢渡高遠線を利用して欲しい」と呼びかけています。 12日以降は再び全面通行止めとなり、2月中旬を目途に防護柵を設置します。 その後は、現在調査を行っている高遠側の斜面の対策工事を計画していて、観桜期までには完了させたいということです。
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おためしナガノ参加者と企業が意見交換
県がIT人材の誘致を目的に取り組む「おためしナガノ」の参加者と地元金融機関との意見交換会が、6日、伊那市内で開かれました。 おためしナガノは、地方に拠点を設けたい事業者を対象に県が最長6か月間オフィスや住居を提供するものです。 参加しているのは、電車の路線図を使ったアプリを提供している埼玉県の(株)TOKYO STUDIOで、去年10月から伊那に拠点を移し、今回移住を決めました。 6日は、伊那市西町で、地元の金融機関4社と県、市の担当者が社長の横山勝巳さんらと意見を交わしました。 TOKYO STUDIOでは、路線図をベースに周辺地図や電車の時刻などを表示する無料のアプリを配信しています。 英語や中国語など10言語以上に対応していて、日本以外にも6か国の路線図を提供しています。 横山さんは、「ヨーロッパ圏への進出や伊那の地域に密着したアプリを提案していきたい」と話していました。 県によりますと、おためしナガノ初年度の昨年度は8組が参加し、うち7組が県内に拠点を設置、維持しているということです。
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あじ~な 出荷生産者が今後の方針を共有
現在、改装工事が行われている南箕輪村のファーマーズあじ~なに出荷している生産者が、今後の方針などを共有し、団結をはかる「生産者大会」が6日、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。 この日は、生産者およそ180人が参加しました。 大会では、全国60か所のJA直売所でコンサルタントを務める山本雅之さんが、「どう売りますか?あなたの農産物! ~新生『あじ~な』で儲けるために~」と題して講演しました。 山本さんは、生産者の想いや農畜産物のおいしさを、消費者の五感に訴えかけることの重要性を説明し「新しいあじ~なには試食コーナーが設置される。同じ野菜でも生産者ごとにアピールの方法を工夫した試食ができるようにしたいと思っている」と話しました。 山本さんは「直売所に来る人は、少し高くても安全で新鮮なものを求めて来ている。消費者と会話ができる直売所の特徴を最大限に活かしてください」と呼びかけていました。 ファーマーズあじ~なは、機能の拡充を目的に、現在改装工事が行われています。 「食と農のテーマパーク」をキャッチフレーズに、試食コーナーや農畜産物を使ったジェラートの販売コーナーなどを設置する計画で、4月20日にリニューアルオープンする予定です。
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高遠町のだるま市に向けて春日医院で人形飾りの準備
11日に伊那市高遠町で開かれるだるま市にむけて、西高遠の春日医院では人形飾りの製作が行われています。 今年は酉年にちなんで不死鳥を作っています。 針金で骨格を作り、手作りの羽をつけ、尾には飯田の水引をつけました。 春日医院では、地域を元気にしようと、2013年から人形飾りの製作を始め今年で5年目になります。 従業員やその家族など10人が、1月から毎週木曜日と土曜日に作業を行っています。 不死鳥は尾まで含めて3メートルほどあり、レースの生地を裁断してなめらかな尾を表現したという事です。 11日のだるま市では、春日医院の玄関前に展示します。 春日謙一院長は「不死鳥のように一人一人が元気を出して街を元気にしていきたい」と話していました。 作業はあと2回行われ9日の午後には展示する予定です。
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伊那谷伝統文化公演 田楽座が芸能披露
各地に伝わる伝統芸能を伝承する伊那谷伝統文化公演が、5日、伊那市のいなっせで行われ、富県を拠点に活動する歌舞劇団・田楽座が全国各地の芸能を披露ました。 舞台は、塩尻市に伝わる祭囃子で幕を開けました。 歌舞劇団田楽座は、民俗芸能を舞台の柱に据えた劇団で、全国各地の祭り衆から芸能を教わり、舞台で表現しています。 5日は、県内のほか、群馬・東京・岩手などの民俗芸能を披露しました。 この伊那谷伝統文化公演は、伝統芸能を普及・継承していこうと、伊那芸術文化協会が毎年行っていて今年で12回目です。様々なジャンルの伝統芸能を紹介しています。 理事長の松山 光さんは「伝統芸能はすでになくなってしまったものもあり、継承していかなければならない。公演で普及し、関心を持ってもらいたい」と話していました。
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上伊那 9センチの積雪
5日は朝から雪が降り始め、午後3時現在、9センチの積雪を観測しました。 長野地方気象台によると、この雪は、本州南岸にある前線を伴った低気圧によるものです。 雨か雪の予報でしたが、日中の気温が低く推移したため、雨には変わらず雪が降り続きました。 上伊那広域消防本部の観測では、午後3時現在9センチの積雪がありました。 伊那警察署によると、5日の雪の影響によるスリップ事故は10件ほど発生したということです。
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高遠町引持で伝統の大数珠回し
五穀豊穣や無病息災を願う「大数珠回し」が5日伊那市高遠町の引持生活改善センターで行われました。 伊那市高遠町上山田の引持集落に江戸時代から受け継がれている伝統行事「ことはじめの念仏」で大数珠を回します。 引持では、農作業が始まる2月上旬に「こと始めの念仏」を行っていて、五穀豊穣や地区の安泰を願います。 集まった人たちは、輪になって座り、「南無阿弥陀仏」と唱えながら数珠を回しました。 数珠の長さは17メートルで、全部で852個の玉がついています。 その中に一つだけ直径8センチの大玉があり、自分の所へ回ってくると頭を下げ願い事をしていました。 大数珠回しは、反時計まわりに3周させると終わりとなります。
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VC長野 2連敗で3位転落
日本バレーボールリーグの2部リーグ「VチャレンジリーグⅠ」VC長野トライデンツの5日の試合結果です。 VC長野は、富士通カワサキレッドスピリッツと対戦し、セットカウント0対3で負けました。 試合の結果、VC長野は順位をひとつ落とし、10勝5敗の3位となっています。 VC長野は次回、11日にトヨタ自動車サンホークスと対戦します。