-
このまちのおしごとごっこ 10月15日開催
伊那商工会議所青年部は来月15日に開く小学生が職業体験をするイベント「このまちのおしごとごっこ」についての記者会見を20日伊那商工会館で開きました。
20日は伊那商工会議所青年部企画交流委員会の中村直哉委員長が概要を説明しました。
「このまちのおしごとごっこ」は小学生が消防士や美容師、アナウンサーなど様々な職業体験ができるイベントです。
体験を通じて将来の夢や考える力を養ってもらおうと企画されました。
今年は21企業がブースを出展し伝統芸能なども体験できるのが特徴ということです。
市内の小学生を対象に10月15日日曜日に午前午後の2部制で伊那商工会館で開催されます。
参加は無料で216人の完全予約制です。 -
伊那中央病院 6年連続赤字決算に
伊那中央行政組合議会9月定例会が21日に伊那市役所で開かれ、昨年度の伊那中央病院の決算は、6年連続の赤字になったことが報告されました。
この日市役所で開かれた伊那中央行政組合議会9月定例会で報告されたものです。
伊那中央病院の昨年度の収入は148億円、支出は149億7,600万円で、純損益が1億7,600万円の赤字となりました。
決算が赤字となるのは、6年連続です。
新型コロナの影響で減少していた入院と外来の収益はともに増加し、全体の収入は前の年度に比べ9億5,000万円、6.9%増加しました。
しかし、人件費や、高額な薬品の使用による材料費が増加し、全体の支出も前の年度に比べ8億2,000万円、5.8%増加し、1億7,600万円の赤字となりました。
累積赤字は37億6,900万円となりましたが、現金預金と有価証券あわせて60億円を保有し、資金にも不足はないということです。
伊那中央行政組合では、「今後は収入の確保と経費の抑制に取り組み、収支の改善に努めたい」としています。
-
上農生ネパール派遣に向けた事前学習
南箕輪村の上伊那農業高校で、来年3月に行われる、生徒のネパール派遣事業に向けた講演会が21日に開かれました。
この日は、1・2年生およそ320人が、上農の卒業生で現在信州大学農学部修士課程1年の小原涼太郎さんから話を聞きました。
この講演会は、来年3月に上農生5人をネパールに派遣する事業の事前学習として開かれました。
ネパール派遣事業は、国際協力機関JICAと長野県が共同で行う、高校と大学の連携による、上伊那地域の課題解決に取り組む国際的な視野を持った人材を育成する事業の一環で行われます。
小原さんは、年間1か月ほどネパールに渡っていて、講演会では交流や研修の経験などを話しました。
ネパールへの派遣は、来年3月上旬からおよそ1週間行われ、1・2年生の中から希望者5人が現地に行くことになっています。
-
キャリア教育のあり方について考える講演会
キャリア教育のあり方について考える講演会が伊那市の伊那商工会館で19日、開かれました。
講演会では、探究学習について研究を行う信州大学教職支援センター准教授の荒井英治郎さんが講師を務めました。
荒井さんは、「キャリア教育を考える上で、特定の職業を発見することではなく、自分自身が大事にしたい価値観や軸を見つけられるようにうながすことが大切だ」と話しました。
また、「社会の中に一人だけで完結できる仕事はないので、探究学習で得た経験は生徒たちにとって将来役立つものになる」と話しました。
この講演会は、去年11月に伊那商工会議所内に新しく設置された、上伊那の高校再編を見据え、商工業者の立場で次世代育成への関わり方を考える教育再生特別委員会の主催で開かれました。
19日は、教職員や企業の人事担当者などおよそ50人が参加しました。
-
日本山岳写真協会南信支部 写真展「貌・季節の中で」
日本山岳写真協会南信支部の第28回写真展「貌・季節の中で」
が、20日から伊那市の伊那文化会館で始まりました。
会場には、会員12人の作品60点が展示されています
日本山岳写真協会には、84年の歴史があり、南信支部は発足して29年目になります。
南信支部には、プロアマ問わず30代から70代までの16人が所属しています。
展示は、県内で撮影した作品も多くあり、四季折々の山の風景を見ることができます。
写真展は毎年開かれていて、今年は、山肌の荒々しさや天気の移り
変わりを撮影した作品も多く、バリエーションが広がったということです
日本山岳写真協会南信支部の第28回写真展「貌・季節の中で」は24日まで伊那文化会館で開かれています。
23日午後2時からは、支部長の津野祐次さんによるライブトーク
が行われる予定です。
-
東ティモール大使 伊那市を表敬訪問
東南アジアの国、東ティモール民主共和国の駐日大使が20日伊那市の白鳥孝市長を表敬訪問しました。
20日は、東ティモールのイリディオ・シメネス・ダ・コスタ大使ら4人が市役所を訪れました。
東ティモールと伊那市は、元東ティモール全権大使の北原巖男さんが伊那市出身だったことが縁となり交流をしています。
東京オリンピックでは、ホストタウンとなり選手団を受け入れました。
今回は、オリンピックでのお礼や、伊那市が行っている遠隔医療、ダム施設の見学などの為、訪問したという事です。
白鳥市長は伊那市が行っている遠隔医療について「世界で困っている国に広げていきたい。
伊那の技術を東ティモールでも活用してほしい」と話していました。
イリディオ大使は「東ティモールは乳幼児の死亡率が高い。病院に行くことをあきらめている人もいるので、活用したい技術だ」と話していました。
伊那市では、来月18日から21日に東ティモールのオリンピック選手など6人を招き市民とのスポーツ交流会を開く予定です。 -
音訳ボランティア養成講座
音訳について学ぶ音訳ボランティア養成講座が20日に伊那市の伊那図書館で開かれました。
この講座は、新聞記事をCDに録音して届ける活動をしている音訳ボランティア「鈴音の会」が会員の技術向上と新規会員募集のために毎年開いています。
今回の講座には、会員11人のほかボランティアに興味のある7人が参加しました。
講師は、飯田市立図書館の音訳ボランティアグループに所属している熊谷祥子さんが務めました。
熊谷さんは「字を読むのではなく、言葉を声に変えて読むことが大事です。音訳は聞き手が情報を得るために利用するものなので、内容が正しく伝わるように読んでください。」と話していました。現在は伊那市と駒ヶ根市の合わせて5人がCDを利用しているということです。
-
新型コロナ週報 上伊那129人全県1,671人
新型コロナウイルス感染症の週報です。
20日発表の11日から17日までの定点医療機関あたりの届け出状況は、上伊那は129人で定点あたり16.13人、全県は1,671人で定点あたり18.99人でした。
20日発表となった11日から17日の保健所ごとの定点あたりの患者数は、伊那保健所は129人、上田保健所で277人、諏訪保健所で159人、飯田保健所で143人、佐久保健所で133人、松本保健所で119人、北信保健所で118人、長野保健所で87人、木曽保健所で61人、大町保健所で50人、長野市で212人、松本市で183人、全県で1,671人でした。
患者届け出数が、上伊那は定点あたり前回の15.25人に対し16.13人で増加、全県は、21.74人が18.99人で減少しています。
県内の19日午前0時時点の入院者数は、204人でうち中等症は23人、重症はいません。
また県は、20日に新型コロナ医療警報を解除しました。
入院者数が2日に5類移行後最も多い483人に増加しましたが、その後減少し300人を下回る状況が続き医療提供体制への負荷が軽減されたことから警報を解除しました。 -
役目を終えた御柱を倒す
7年毎に1度、伊那市富県南福地で行われる御柱祭。
前回2017年に建てた御柱を倒す柱休めが18日、行われました。
18日は、南福地の諏訪神社に祭典委員や氏子およそ30人が集まりました。
前回建てた4本の柱を重機で慎重に倒しました。
倒した柱は、チェーンソーで1mほどに切り丸太にしました。
4本の柱は、1時間ほどで無事に倒されました。
伊那市富県南福地の御柱祭は24日にクライマックスを迎えます。
24日は一と二の柱の里曳と建御柱が行われ、神社参道の石段を引き上げるのが見所となります。
-
つかはら 高温などの影響でイナゴ不作に
伊那谷の珍味の一つ、イナゴ。
本来なら採集の時期となりますが、今年は夏の高温や大雨の影響で発生量が減っているということです。
伊那市上新田の「つかはら」では、イナゴの田舎炊きのパックづめ作業が行われていました。
19日は20キロを加工しましたが、イナゴはすべて去年のものです。
仕入れを担当する2代目の塚原保治さんです。
つかはらでは、毎年、新潟県や山形県、秋田県などからイナゴを入荷しています。
稲刈りが終わると本格的な入荷が始まるということですが、今年は高温や大雨の影響でまだだということです。
不作の一方、昆虫食への注目もあり、注文は年々増加しています。
気候の変化は、伊那谷の郷土食にも影響を及ぼしています。
-
サン工業 伊那市に300万円寄付
伊那市西箕輪の金属表面処理加工業サン工業株式会社は、伊那市に300万円を19日寄付しました。
19日は、サン工業株式会社の川上健夫社長が市役所を訪れ、白鳥孝市長に目録を手渡しました。
サン工業は、地域貢献の一環として2013から毎年伊那市に寄付を行っています。
寄付の総額はおよそ2,500万円で、小中学校の電子黒板や保育園の食器の購入などに充てられています。
白鳥市長は「子どもたちが本物に触れたり興味を広げられる教育に取り組んでいきたい」と話していました。
-
地価公示 南箕輪の住宅地横ばい
長野県は、7月1日現在の地価公示価格を19日公表しました。
上伊那では、南箕輪村の住宅地が横ばいで、他はすべて下落となっています。
地価は、各基準地の1平方メートル当たりの標準価格を判定したものです。
住宅地は県内275地点で調査が行われ、70地点で上昇、36地点で横ばい、166地点で下落となりました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内の平均変動率は、伊那市は1.2%の下落、箕輪町は1.8%の下落、南箕輪村は横ばいでした。
伊那市は25年、箕輪町は24年連続の下落、南箕輪村は5年連続の横ばいとなっています。
商業地は、県内111地点で調査が行われ、21地点で上昇、26地点で横ばい、63地点で下落となりました。
平均変動率は、伊那市が1.6%の下落、箕輪町が2.3%の下落、南箕輪村は1.8%の下落となっています。
伊那市は21年、箕輪町は26年、南箕輪村は25年連続の下落となっています。
-
藤城村長 高齢者宅を訪問し長寿祝う
敬老の日にあわせ、南箕輪村の藤城栄文村長は、村内の高齢者宅を訪問し、長寿を祝いました。
19日は、藤城村長が、田畑の植田光夫さん・さち子さん宅を訪れ、祝い金を渡しました。
光夫さんは、1935年、昭和10年生まれで、11月に88歳になります。
妻のさち子さんは、1943年、昭和18年生まれの80歳です。
今年で結婚から56年を迎え、2人の子供にも恵まれ、孫とひ孫はあわせて4人いるということです。
南箕輪村では、80歳、88歳、99歳以上の人に祝い金を渡していて、対象者は274人となっています。(3月31日現在)
最高齢は、男性が101歳、女性が103歳だということです。(9月1日現在)
-
箕輪町議会9月定例会 19議案可決し閉会
箕輪町議会9月定例会は、新たに追加された5議案を含む19議案すべてを原案通り可決し、19日に閉会しました。
追加された議案のうち、今年度一般会計に2千万円を追加する補正予算案には、物価高騰の影響を受ける農家や福祉事業所への支援事業が盛り込まれています。
農薬価格高騰緊急支援事業では、対象の農家に農薬購入費の20%を補助するものです。
今年4月から来年2月末までに、2万円以上の農薬を購入した町内の農業者が対象で、およそ500人を見込んでいます。
社会福祉施設等物価高騰応援金では、町内の福祉事業所に5万円を交付するもので、43事業所が対象となっています。
この日は、追加議案を含む19議案全てが原案通り可決されました。
-
春近郷ふれ愛館で連鶴教室
一枚の和紙から複数の鶴を折る連鶴の教室が、伊那市東春近の春近郷ふれ愛館で17日開かれました。
連鶴は、一枚の紙に切り込みを入れ、複数の鶴を折ります。
江戸時代に三重県桑名市の僧侶が考案したとされていて、桑名市の無形民俗文化財に指定されています。
教室は、宮田村在住の中城忍夫さんが指導を行っていて、この日は6人が参加しました。
中城さんは、南信の4か所で教室を開いています。
中城さんは「折り目を正確につけることや、机の上に置くのではなく、手で持って折ることが綺麗に作るポイントです」とアドバイスしていました。
連鶴教室は、春近郷ふれ愛館で毎月第3日曜日に開かれています。
制作した作品は、11月4日と5日に行われる東春近地区の文化祭で展示されます。
-
第33回 箕輪町ふれあい広場
箕輪町の福祉の集い「第33回ふれあい広場」が町文化センター周辺で17日開かれました。
会場には、福祉施設の製品の販売コーナーや、ニュースポーツのコーナー、ボランティア団体による体験コーナーなどが設けられました。
このうち、箕輪手話サークルのブースでは、訪れた人たちが手話を教わっていました。
点字学習会すばるのブースでは、自分の名刺を点字で作る体験が行われました。
ふれあい広場は、人と人とのふれあいや交流を大切にし、誰もが暮らしやすい福祉のまちづくりについて考えようと、町内のボランティア団体や福祉事業所などで作る実行委員会が開いたものです。
町内の団体によるステージ発表も行われ、訪れた人たちでにぎわっていました。
-
東部中 吹奏楽部定期演奏会
伊那市の東部中学校吹奏楽部の定期演奏会が伊那文化会館で17日、開かれました。
定期演奏会は、練習の成果の発表の場として年に1度開かれていて今回が19回目です。
吹奏楽部は、1年生から3年生まで合わせて51人で活動しています。
17日は、コンクールの課題曲やポップスなど13曲を演奏しました。
-
西町区敬老会 4年ぶりに開催
18日は敬老の日です。
伊那市の西町区では75歳以上の高齢者を招いての敬老会を西町公民館で17日、開きました。
敬老会には、西町区に住む75歳以上の高齢者719人のうち54人が参加しました。
新型コロナの5類移行に伴い、4年ぶりに通常開催しました。
17日は、地元の竜南保育園の年長園児が歌を披露しました。
また、伊那小学校の児童が書いた手紙が出席者に贈られました。
17日は、演歌歌手や地元のサークルなどによるステージ発表も行われ、参加者は食事をしながら楽しんでいました。
小西武夫西町区長は「区の発展に尽力していただいた事へ感謝し、これからも元気に活躍していただきたい」と話していました。
-
「赤そばの里祭り」始まる 現在2分咲き
箕輪町上古田にある広さ4.2haのの赤そばの里の花が咲き始め、「赤そばの里祭り」が16日から始まりました。
16日はオープニングセレモニーが行われ、アルプホルンの演奏が行われました。
広さ4.2ヘクタールの赤そばの里には、「高嶺ルビー」と呼ばれる赤そばが植えられています。
花は現在2分咲きで、9月下旬に見ごろを迎えるということです。
畑を管理する「古田の里赤そばの会」のメンバーが、8月に種をまき、管理してきたということです。
16日は県内外から観光客が訪れ、写真を撮るなどしていました。
赤そばの里祭りの期間中は、上古田産の赤そばが味わえるそば処や、地元農産物などが購入できる直売所が営業しています。
花の見ごろは9月下旬で、赤そばの里祭りは来月8日まで行われます。
-
信州ブレイブウォリアーズが伊那で6年ぶりの試合
男子バスケットボールBリーグの10月のシーズン開幕を前に、信州ブレイブウォリアーズと新潟アルビレックスBBのプレシーズンマッチが16日に伊那市のエレコム・ロジテックアリーナで行われました。
ブレイブウォリアーズが伊那市で試合を行うのは6年ぶりです。
試合は85対80でブレイブウォリアーズが勝ちました。
Bリーグは10月5日に開幕します。
ブレイブウォリアーズの開幕戦は10月7日に長野市のホワイトリングで茨城ロボッツと対戦します。
-
西春近南小学校で運動会
秋の運動会シーズンが始まり、伊那市内の小学校で運動会が16日に開かれました。
西春近南小学校でも運動会が開かれ、全校135人の児童が紅組と白組に分かれて競い合いました。
3年生のかけっこでは、ゴールを目指して走っていました。
5・6年生の全員が参加したリレーでは、児童や保護者の声援を受けながらバトンを渡していました。
1・2年生はダンス「かぜ吹け!伊那の谷」を披露しました。
西春近南小学校では「暑い日が続き練習も大変だったが、児童が頑張る姿を沢山の人に見てもらえて嬉しい」と話していました。
-
熱中症の症状で3人搬送
上伊那広域消防本部によりますと、午後4時半現在、宮田村で40代の女性が、辰野町で90代の女性と10代の男性が熱中症とみられる症状で搬送されました。
いずれも軽症だということです。
-
A・コープ美すず店 改装オープン
伊那市美篶のA・コープ美すず店が15日改装オープンしました。
午前9時のオープン前から多くの客が訪れ、予定より5分早めて開店しました。
売り場の充実を図ろうと2日から改装工事を行いました。
クリーニングコーナーをなくし、品揃えの充実を図った他、店内のレイアウトを変更して明るく見やすい売り場づくりを心がけたということです。
直売コーナーは、店舗の顔となる売り場として地元の農家が出荷した農産物が並びます。
記念イベントとして16日、17日は手打ちそばの実演販売が行われ17日は、県のPRキャラクター「アルクマ」が来店することになっています。 -
漸進展 今回が最後
伊那市在住の画家による第20回記念「漸進展」が15日から、伊那市のいなっせで始まりました。
今回でこの展示会は最後となります。
会場には、会員4人が描いた油彩画や水彩画など15点が並んでいて、元会員の作品も展示されています。 漸進展は、いなっせのオープン記念として始まりました。
国画会準会員で2021年に亡くなった伊那市の小林修一郎さんが、中央の展覧会に出品している人たちに声をかけて展示会が始まったということです。
漸進は、ゆっくり、少しづつ、進んでいくという意味が込められています。
8人程いた会員は、高齢化などにより現在4人となりました。
小林さんの意思を次いで20回までは開催することを決めていたということで、今回の展示会を最後に解散することを決めました。
15日は、多くの人が会場を訪れていました。
今回で最後となる第20回記念「漸進展」は18日(月)までいなっせ展示ギャラリーで開かれています。
-
西春近北小 クマの生態を学ぶ
クマの生態や出会った時の対処法を学ぶ授業が伊那市の西春近北小学校で15日、行われました。
西春近北小学校では、去年学校区でクマの目撃情報が多く寄せられたことから、クマについて学ぶ授業を行っています。
午前中は、高学年の児童84人が体育館に集まりクマの生態などについて学習しました。
講師を務めたのはNPO法人信州ツキノワグマ研究会会員で信州大学山岳科学研究拠点、助教の瀧井暁子さんです。
15日は、西春近地区で捕獲された熊の毛皮や頭の骨が用意され、児童たちが歯の形や爪などを興味深そうに見ていました。
また、回収した糞からクマが何を食べているかを虫眼鏡で観察しました。
瀧井さんは「クマはめったに人を襲わない動物です。もし出会ったらゆっくり後ずさりしてください」と話していました。
また、クマに遭遇した時、「物を投げたり大声で叫ぶことはしない。鈴などで音を出しながら歩くことが大切です」と児童たちに呼び掛けていました。
西春近北小学校区で8月に1件クマの目撃情報があったということです。
西春近北小学校では、去年からランドセルに鈴をつけるよう指示をしていて、ほとんどの児童が着けているということです。 -
県書道展 17日まで
第76回長野県書道展が、伊那市の伊那文化会館で15日から始まりました。
会場には上伊那を中心とした一般と小中高生の作品、およそ800点が展示されています。
1階の美術展示ホールには一般と高校生の作品が並んでいます。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、高遠高校3年の羽場愛華さんと伊那弥生ケ丘高校の渋谷咲未さんの作品が特選に選ばれています。
2階の小ホールには小中学生の作品が並んでいます。
関係者は「今回も個性豊かな作品が多く並んでいるのでぜひ見に来てほしい」と話していました。
県書道展は、17日(日)まで伊那文化会館で開かれています。
-
伊那市東春近東原地区 圃場区画の整備へ
伊那市は、営農の効率化のため、東春近東原地区の圃場区画の拡大や整理を行います。
15日は市役所で市議会全員協議会が開かれ、概要が示されました。
東原地区の圃場は1区画が狭く、あぜが多くあります。
市は営農の効率化のため農地を集約し、1区画を広くします。
また、あぜ管理の軽減のため道路の地下に用水路と排水路を通します。
現在は農家が経営する面積が55.3ヘクタール、集積率が66.5%ですが、整備後の目標として経営面積を73.3ヘクタール、集積率を90.2%にしていきたいとしています。
工事は2025年度以降を予定しているということです。
-
旧村民プールでスケートボード教室
南箕輪村の大芝高原にある旧村民プール跡地に設置されたスケートパークを活用したスケートボード教室RIDE ON TIME in大芝高原が9日に開かれました。
9日は県内外の小中学生およそ20人が参加しました。
初心者・中級者・上級者の3つのレベルごとに分かれて練習をしました。
初心者のクラスでは、基本的な動作を教わっていました。
また、去年行われた全日本選手権の男子パーク種目で歴代最年少優勝を果たした、白馬村出身でプロスケーターの永原悠路選手がゲストとして参加し、技を披露しました。
このイベントは南箕輪村観光協会と上伊那地域でスケートボードなどのスポーツの普及活動を行うNPO法人SPROCKETが地域発元気づくり支援金を活用し、去年から開いています。
23日にはスケートボードパークの一般開放を行う予定です。
料金は1人500円で、道具一式も500円でレンタルすることができます。 -
高遠町歴博 特別展「高遠城のお稲荷さん」
伊那市高遠町の高遠町歴史博物館で、高遠城二ノ丸厩稲荷本殿・上屋とその奉納品が県宝に指定されたことを記念した特別展「高遠城のお稲荷さん」が開かれています。
会場には、厩稲荷の奉納品を中心に、高遠城の稲荷社に関係する資料、110点ほどが展示されています。
厩稲荷とその奉納品は、明治になり高遠城が廃城となる際、最後の藩主から、宮田村の小田切家に贈られたもので、150年にわたり大切に保管されてきました。
今年3月、本殿や奉納品などが長野県宝に指定されたことを受け、今回の特別展が開かれました。
高遠城内には、古地図によると8つの稲荷社があったとされていますが、厩稲荷以外の詳細は不明でした。
しかし、旧馬島家住宅にある社を調査したところ、高遠城内にあった稲荷社だと考えられるということで、今回の展示会場で初公開されました。
小田切家に残されていた奉納品は、丁寧に補修を繰り返して保管してきたところに民俗的な価値があるということです。
特別展 高遠城のお稲荷さんは、12月10日まで、高遠町歴史博物館で開かれています。
入館料は、一般は400円、高校生以下は無料です。
-
聞き書き甲子園 高校生がすがれ追い取材
全国の高校生が農山漁村の名人から話を聞き、記録・発信する聞き書き甲子園で、受け入れ自治体となっている伊那市に高校生が訪れ、取材活動を行っています。
このうち、9日は、すがれ追い名人で伊那市地蜂愛好会会長の山口 政幸さん宅に、神奈川県の高校3年生 髙橋 葵さんが訪れていました。
髙橋さんは、山口さんからすがれ追いについてレクチャーを受けたり、インタビューしたりしていました。
聞き書き甲子園は、全国の高校生が、農山漁村の名人を訪ね、一対一で知恵や技術、生きざまについて聞き取り、記録し発信する取り組みです。
受け入れ自治体となっている伊那市には、すがれ追いの他、ざざむし漁や郷土料理など7人の名人のもとに全国各地から高校生が訪れています。
髙橋さんはボイスレコーダーを手に、山口会長から話を聞いたり写真を撮ったりしていました。
髙橋さんは、ほかに、蜂の子料理を食べたり、すがれ追いの動画を見たりしたということです。
聞き書き甲子園では、11月までに再度取材を行い、12月に作品を完成させ、来年3月に成果発表会が開かれる予定です。