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伊那市でヤマブドウの収穫始まる
伊那市と信大農学部が連携し開発したやまぶどうワイン「山紫」。原料となるヤマブドウの収穫が、2日から始まりました。 伊那市西春近の圃場です。 ここでヤマブドウの栽培を始めて5年目の城倉友幸さんは、今年、200キロの収穫を見込んでいます。 やまぶどうワイン「山紫」は、伊那市と信大農学部が連携して7年の歳月をかけて開発しました。 今年は295本を生産し、6月から試験販売を開始しました。 現在、伊那市内では西春近、手良、小沢の3戸の農家がヤマブドウの栽培を行っています。 栽培農家の一人、城倉さんは、信大農学部の附属農場で技術員としてヤマブドウを栽培した経験を活かし、4年前から自宅の圃場で栽培を始めました。 今年は、日照不足が心配されましたが、9月の好天で、房も大きく成長し糖度も高いということです。 収穫したヤマブドウは伊那市美篶の伊那ワイン工房に持ち込まれ醸造されます。 伊那市によりますと、市全体で650キロの収穫を見込んでいて、来年は520本の販売を計画しているという事です。
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箕輪町の空き家実態調査 町内全域で90戸
箕輪町は、町内全域を対象に空き家の実態調査を実施しました。この調査で、90戸の空き家がある事がわかりました。 地域別では、木下区が26戸で一番多く、次いで松島区が17戸、沢区が15戸となっています。 今年6月から7月にかけ、区を通して常会ごとに調査を行いました。 結果、空き家は90戸あり、このうち、管理がされているものが9戸、所有者が不明または、所有者が分かっていても管理されていないものが81戸あったという事です。 管理されていないもののうち、倒壊の恐れのあるものが4戸、防災・防犯上問題があるものが7戸となっています。 町では調査結果をもとに、景観や防災対策のほか、定住人口増加のための有効活用などを検討していくということです。
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「平和の文化と子ども展」箕輪町で開催
子どもに焦点をあて平和について考える「平和の文化と子ども展」が、2日から箕輪町の地域交流センターみのわで始まりました。 「平和の文化と子ども展」は、2006年から全国の約170か所で開催されていて、県内で開かれるのは7年ぶりです。 創価学会女性平和委員会が開いているもので、50枚のパネルを4つのテーマに分け展示しています。 日本と世界の子供の現状、命と人権、子どもの幸せのための活動のテーマごとに写真や資料などで紹介しています。 実行委員会では、「子どもは、大人が作った社会の中で犠牲を強いられる事もある弱い存在。子ども観を問い直し、子どものために何ができるのか考え直す機会にしてもらいたい」と話していました。 「平和の文化と子ども展」は、5日(日)まで箕輪町の地域交流センターみのわで開かれています。
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県食と農業農村振興計画審議会上伊那部会 計画見直し素案了承
長野県食と農業農村振興計画審議会の上伊那地区部会が9月30日、伊那市のJA上伊那伊那支所で開かれました。 審議会では、県からの農産物等の輸出額を平成29年度までに5億円とする目標値が示され了承されました。 長野県食と農業農村振興計画は、農業の継続的な発展を目指し、平成25年度から5か年計画で策定されたものです。 この日の部会では、計画の見直しの素案について審議しました。 素案では、平成25年度で1億2千万円だった県からの農産物等の輸出額を、平成29年度までに4倍の5億円とする目標値が新たに示されました。 素案では、りんごの輸出量を平成25年度の72トン1,300万円から720トン1億3,000万円と10倍に、6次産業化で加工した食品を500万円から5,000万円と10倍にするなどとしています。 審議会では、6次産業化により開発された加工食品の輸出を拡大するため、現地の嗜好に合った商品開発を支援する考えです。 この日了承された素案は、11月上旬に開かれる県の審議会に諮られ、決定する予定です。
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地域密着型特養みのりの杜起工式
社会福祉法人 高遠さくら福祉会は、地域密着型特別養護老人ホームみのりの杜(もり)の安全祈願祭と起工式を、今日、施設を建設する伊那市東春近で行いました。 施設は、伊那市東春近原新田の、7,300平方メートルの敷地に建設されます。 延床面積2,100平方メートルの木造一部二階建てで、1ユニット10人単位の4ユニット構成の施設となり、長期29床、短期11床の40人を受け入れます。 2日は、関係者が集まり、工事の安全を祈願しました。 施設を建設するのは、伊那市高遠町で特別養護老人ホームさくらの里やグループホーム桜を運営する、社会福祉法人高遠さくら福祉会です。 建設される特別養護老人ホーム「みのりの杜」は、「地域密着型」をキャッチフレーズにしていて、伊那市内の高齢者を中心に受け入れるほか、地域交流ホールを設け、利用者と地域の交流を図っていくとしています。 特別養護老人ホームみのりの杜は来年春に完成予定で、現在入所者の受け付けを行っているということです。
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新山小学校カラマツの腰板で木育
子どもたちに森林の重要性や木材の良さを知ってもらおうと、伊那市内の小学校で初となる腰板の設置が2日新山小学校で行われました。 この日は、新山小学校の児童が、腰板の設置に挑戦しました。 子どもたちは、金づちを使って釘を打ち付けていました。 作業には、保護者や地域住民も加わりました。 これは、伊那市が進める「木育」事業の一環で、市内の小学校では初めて行われたものです。 県の元気づくり支援金を利用して実施し、長野県や、上伊那森林組合の職員も参加しました。 使われたのは、上伊那産のカラマツで、1階と2階の廊下に腰板が設置されました。 木材には、子どもたちや保護者の名前やメッセージが書き込まれていました。 この日は、県の職員による木育教室も開かれました。 教室では、児童が、色紙が張られた鉛筆でくじ引きを行いました。 地球全体の中で森林が占める割合を理解してもらおうというもので、森林の面積に該当するのは、30人のうち2人でした。 県の職員は、「森林は、地球全体で見れば1割に満たない貴重な資源。新山にはたくさんありますが、大切にしてください」と話していました。 伊那市では現在、市内5つの小学校で、学校机の天板を地元産のカラマツを使用したものにするなどの事業を進めていて、子供たちに、森林の重要性や木材の良さを伝えていきたいとしています。
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いきいきサポーター講座開講10周年
伊那市高遠町地区で高齢者の健康のために開かれている「おたっしゃ教室」の指導をしている「いきいきサポーター」の養成講座が開講から10周年を迎えました。 9月30日は、伊那市高遠町総合福祉センターやますそで、12の「おたっしゃ教室」といきいきサポーターが体操などを披露しました。 おたっしゃ教室は高遠町の12地区で月に2、3回開かれていて、およそ300人が筋力アップ体操などを行っています。 教室のサポートは、指導者の養成を受けた「いきいきサポーター」が中心に行っていて、今年は養成講座を始めてから10年目の節目の年です。 発表会では、10期生が「筋力つくつく体操」を披露し、参加者も合わせて体を動かしていました。 ある参加者は、「落ち込むことがあっても教室でみんなと一緒に体操を行うと気持ちが晴れる。健康のためにもこれからも続けていきたい」と話していました。
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中尾歌舞伎秋季定期公演に向け稽古
伊那市長谷に伝わる中尾歌舞伎。 30日は来月2日に行う秋季定期公演に向け本番で身に纏う衣装で、稽古を行いました。 今回行う演目は「神霊矢口之渡(しんれいやぐちのわたし) 頓兵衛住家の段(とんべえすみかのだん)」です。 落ち武者の新田義峰(よしみね)が妻のうてなと共に川の対岸へ逃げようと、強欲者の渡し守の頓兵衛の娘、お舟にお願いするところから始まります。 その際、お舟が義峰にひと目惚れをしてしまいますが、義峰が敵だと分かり、殺そうとする父、頓兵衛と、逃がそうとする娘、お舟の掛け合いが見所となる、悲恋物語です。 この日は、伊那市長谷の中尾座で衣装合わせが行われました。 着付けを担当するのは、中尾歌舞伎保存会の山崎咲子さんと加藤二葉さんです。 二人は、役者の大きさなどをチェックしながら、着付けていました。 衣装を纏ったままで初めてとなる立ち稽古が行われました。 演出を担当するのは、保存会の西村寿会長です。 西村さんは演出は初めてで、今年3月に亡くなった西村清典師匠の意思を継ぎ、模索しながら指導にあたります。 本番さながらの迫力ある稽古が2時間ほど続きました。 西村さんは「独自のものを作っていきたい」と話していました。 中尾歌舞伎秋季定期公演は来月2日(日)午後1時30分から、伊那市長谷の中尾座で行われます。
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循環バスと軽トラック接触事故 けが人なし
1日午前11時15分ころ伊那市の伊那市駅前交差点で、市内循環バスと軽トラックが接触する事故がありました。この事故によるケガ人はありませんでした。 事故は、33歳の男性が運転する市内西回りの循環バスと88歳の男性が運転する軽トラックが伊那市駅前交差点で接触したものです。 軽トラックに乗っていた2人と、バスの乗客乗員4人にケガはありませんでした。バスの乗客はタクシーでおくられたということです。事故の原因について伊那署で調べを進めています。
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きょうから衣替え 暖かい1日
衣替えの1日、伊那地域の最高気温は26.2度と、平年より5度ほど高くなりました。 伊那市の伊那西高校はこの日から衣替えで、生徒は紺のブレザーとスカートの冬服で登校していました。 長野地方気象台によりますとこの暖かさは、あさっての雨が降るまで続くということです。 ある生徒は「もう衣替えの季節になった」「久しぶりの冬服。気持ちを新たにしたい」と話していました。
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まっくんナンバーで南箕輪村をPR
南箕輪村のイメージキャラクターまっくんのイラストが入った原動機付自転車のナンバープレートの交付が1日から始まりました。 1日は午後4時現在で15台分の申請がされました。 午前8時半、南箕輪村役場にはまっくんのナンバープレートを交付してもらおうと5人が申請に訪れました。 手続きが終了すると、それぞれ唐木一直村長から受けとりました。 ナンバープレートは、まっくんに「動く広告塔」として村をPRしてらおうと南箕輪村が作成しました。 対象車種は原動機付自転車のみで、50cc以下が白色、90cc以下が黄色、125cc以下が赤色です。 朝7時から並び、一番に受け取った、中山智(とも)文(のり)さん。 中山さんは、自宅に戻ると早速愛車に新しいナンバープレートを取り付けていました。 村では今回200枚のプレートを用意していて、随時追加していくという事です。
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中ア亜高山帯でニホンジカ確認
中央アルプスの宮田村の黒川国有林にある標高2300メートル付近の登山道で新たにニホンジカの生息が確認されました。 これは1日、伊那市の南信森林管理署で開かれた南信地区国有林等所在市町村長有志協議会の総会で報告されました。 南信森林管理署では3年前からニホンジカの生息確認の為に中央アルプスにセンサーカメラを設置しています。 今年度は新たに標高1900メートルから2300メートルの登山道に3台のカメラを設置し9月末現在で9枚の写真にニホンジカが映っていたという事です。 白鳥孝伊那市長は「関係機関が協力し国を挙げいままで以上に獣害対策に力を入れていただきたい」と話していました。 南信森林管理署では、中アでの生息数は他の地域に比べ少ない、今後も継続して行動調査をし対策をとっていきたいとしています。
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いきいきサポーター養成講座 開講10周年
伊那市高遠町地区で高齢者の健康のために開かれている「おたっしゃ教室」の指導をしている「いきいきサポーター」の養成講座が開講から10周年を迎えました。 30日は、伊那市高遠町総合福祉センターやますそで、15の「おたっしゃ教室」が体操などを披露しました。 おたっしゃ教室は高遠町の12地区で月に2、3回開かれていて、およそ300人が筋力アップ体操などを行っています。 教室のサポートは、指導者の養成を受けた「いきいきサポーター」が中心に行っていて、今年は養成講座を始めてから10年目の節目の年です。 発表会では、10期生が「筋力つくつく体操」を披露し、参加者も合わせて体を動かしていました。 ある参加者は、「落ち込むことがあっても教室でみんなと一緒に体操を行うと気持ちが晴れる。健康のためにもこれからも続けていきたい」と話していました。
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伊那(い~な)ブランド逸品スタンプラリー 10月1日から
伊那市内の商店が販売する自慢の逸品を買いスタンプを集める「伊那ブランド逸品スタンプラリー」が、10月1日から始まります。 こちらが販売店舗を記した逸品MAPです。 スタンプラリーは、伊那商工会議所の食品部会が中心となって今回初めて企画しました。 商工会議所に加盟する138店舗に呼び掛けたところ、オリジナルの商品を作っている17店舗が参加することになりました。 菓子店や豆腐店、造り酒屋など、商品は様々です。 参加店舗のうちの1つ、山寺にある増田屋製菓さんを訪ねました。 増田屋製菓さんのカリマンは、黒糖を使った饅頭を油で揚げた菓子です。 表面はカリカリで中はしっとりとしているのが特徴で、原材料にこだわっているということです。 伊那商工会議所では、「地元の人に地域の店舗に足を運んでもうきっかけにしたいと」と話しています。 MAPにのった商品を購入するとスタンプを押してもらうことができ、その数によって抽選で買い物券などが当たります。 応募用紙とMAPは、各店舗か商工会議所、タウンステーション伊那まちで配布しています。 スタンプラリーは、10月1日から来年1月31日まで行われます。 応募・お問い合わせ先 0265-72-7000(伊那商工会議所食品部会事務局)
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有効求人倍率 1倍台を維持
8月の月間有効求人倍率は、7月を0.01ポイント下回ったものの1.03倍と、2か月連続の1倍台となりました。 新規求人数は、1,227人で去年を1.1%上回りました。 新規求職者数は、652人で去年を9.8%下回りました。 これにより、8月の月間有効求人倍率は、1.03倍で7月に続き1倍台を維持しました。 県は1.13倍で、ハローワークがある12地域全てで1倍台となりました。 ハローワーク伊那では、「7月に多かった派遣の求人は落ち着いたが、その分他の求人で補えた」と話し、雇用情勢は7月同様、「一部に厳しさが見られるものの改善傾向が感じられる」としています。
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MBC(ミノワベースボールクラブ)軟式野球全国大会出場
箕輪町を中心とした社会人の軟式野球チーム、MBCミノワベースボールクラブは、来月3日から愛知県で開かれる全国大会高松宮杯に出場します。 30日は、MBCの上田清監督と、1塁手の川上啓次郎さん、3塁手の福澤由都さんの3人が役場を訪れ、平澤豊満町長に出場の挨拶をしました。 MBCは、箕輪町を中心に伊那市から辰野町までの20人が所属しています。 県予選を勝ち上がったMBCは、7月に開かれた北信越ブロック大会でも勝ち、11年ぶりの出場を決めました。 堅い守りで接戦を制する試合が多いということで、「全国大会でもその力を発揮し、11年前のように優勝して帰ってきたい」と話していました。 全国から32チームが出場する高松宮杯全日本軟式野球大会は、来月3日から愛知県で開かれることになっています。
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まほらいな市民大学15期生 71人が修了
まほらいな市民大学15期生の修了証書授与式が26日、伊那市のいなっせで行われました。 この日は、学長の白鳥孝市長から修了生1人1人に修了証書が手渡されました。 今年度修了したのは、男性12人女性59人の、合わせて71人で、最高齢は85歳の女性です。 まほらいな市民大学では、健康や歴史、ウォーキングや寺社巡りなど、2年間で50講座が開かれました。 今回修了した15期生と1年間一緒に学んだ16期生を代表して福沢勉さんは「市民大学で学んだ多くの知識と、ここで得た仲間を大切に卒業後も地域のために活躍されることを期待しています」と送る言葉を述べました。 修了生を代表して山﨑隆男さんが答辞を述べました。 式の最後には、全員で伊那市の歌を歌い、修了を祝いました。
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町で収穫祭と産業物産展
みのわ食でつながる収穫祭と町産業物産展が28日、箕輪町の地域交流広場などで行われました。 収穫祭は農業団体などでつくる実行委員会が箕輪町ならではの農畜産物をPRしようと行ったものです。 町内の農業団体が新鮮野菜や果物を販売するコーナーでは訪れた人たちが試食をして味を確かめてから購入していました。 今年度から箕輪町に移り住んでいる地域おこし協力隊のテントも設置され地元の農畜産物のPRに一役かっていました。 米か米粉を使ったアイデア料理コンテストには大阪から参加した高校生が米粉のたこやきを出品しました。 たこやきの中には、野沢菜の漬物やそばの実をゆでたものを入れ信州らしさを演出しコンテストで優秀賞を受賞しました。 一方、町商工会主催の産業物産展には町内およそ50の企業が出展しました。 産業物産展では箕輪進修高校と出展者の共同企画で箕輪進修高校野球部の生徒15人が製品説明を体験しました。 これは高校生に地元の企業を知ってもらおうと行われたもので高校生たちは担当する企業の製品について学んできたということです。 収穫祭の実行委員会と商工会では「連携事業を進めることで町の農商工の魅力アップにつなげていきたい。」と話していました。
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上伊那高校演劇発表会
上伊那地区高等学校演劇合同発表会が、23日、伊那文化会館で開かれ、高校生が熱演を披露しました。 発表会には、上伊那の6高校から5団体が参加しました。 それぞれ持ち時間は1時間で、オリジナルのものや、自分たちで脚色した芝居を演じていました。 赤穂高校は、「なんでもない事件」という劇を披露しました。 音響や照明も自分たちで行います。 本来は3人出演するはずが、急きょ2人になったということですが、堂々と演技を披露していました。 箕輪進修高校は「シアワセ」という劇を発表していました。 披露した後には、それぞれ講評がおこなわれ、舞台のスペースの使い方をもっと工夫したほうがいいとか、オープニングの照明は効果的だったなどと審査員が講評していました。 審査の結果、「1000年神社」を演じた伊那西高校が、11月1日から長野市で開かれる県大会に出場することが決まりました。
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ジオツアー 南アルプスの地質を見学
伊那市で開催されている日本ジオパーク南アルプス大会。 3日目の29日は南アルプスの地質などを見学するジオツアーが行われました。 日本ジオパーク南アルプス大会は貴重な地質や地形などの地質遺産がありジオパークに認定されている地域が集まり27日から開かれています。 これまでに講演会やイベントなどが行われ大会3日目の29日は参加者が南アルプスの地質などを見学するジオツアーが行われました。 林道バスに乗り北沢峠に向かうコースでは途中の見所で参加者がバスを降りジオガイドの説明を熱心に聞いていました。 山の石が白く露出している幕岩が見える場所では、南アルプスが石灰岩でできていて今も年間4ミリ隆起していることなどが説明されていました。 また標高1590メートルの仏像構造線では断層が九州まで続いていて断層を境に岩の種類が違っていることが説明されていました。 伊那市によりますと大会には3日間で延べ6100人が参加したということでジオパークの魅力発信など今後の活動の充実につなげていきたいとしています。
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狐島史跡散策案内看板 序幕
伊那市の狐島区の史跡や散策コースを紹介した案内看板の除幕式が28日行われました。 案内看板は縦90センチ、横180センチの大きさで区内の2か所に設置されました。 狐島区では、地域への愛着を育んでもらい健康増進を図ろうと今年度、区内の史跡を巡る散策コースを設定し看板を作りました。 散策コースは2ルートあり、距離はそれぞれ2キロで、所要時間はおよそ1時間となっています。 この日は、区民30人余りが参加して、歩き初めも行われました。 参加した人たちは秋晴れの下、区内に残る上伊那農業高校の前身、上伊那簡易農学校の石碑や見通し桜などの史跡を巡り地元への理解を深めていました。
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御嶽山噴火 ジオ大会参加者がいち早く報告
28日にいなっせで行われた日本ジオパーク南アルプス大会のパネルディスカッションで、九州大学地震火山観測研究センターの松島健准教授は、御嶽山の噴火について、予知は難しかったと話しました。 松島さんは、ジオパーク大会に参加するため、島原半島ジオパーク協議会の一員として伊那に来ていました。 噴火直後の27日、開会式会場の伊那文化会館から木曽に向かい、現地災害対策本部で情報を収集しました。 28日午後にいなっせで行われたパネルディスカッションの会場で、噴火は水蒸気爆発で予知は難しい状況だったと参加者に話しました。 気象庁火山噴火予知連絡協議会は、28日夜、噴火は水蒸気爆発だったことや前兆を把握することは困難とするなどの見解をまとめています。
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CATV杯上伊那サッカー大会 南箕輪FC jrが5年ぶり優勝
第8回ケーブルテレビ杯上伊那6年生サッカー大会が、28日に開かれ、南箕輪フットボールクラブジュニアが5年ぶり2度目の優勝を果たしました。 大会には上伊那の少年サッカーチーム10チームが参加し、トーナメントで優勝を争いました。 決勝戦は、初優勝を狙う緑のユニォーム、箕輪少年サッカークラブと、2度目の優勝を狙う青のユニフォーム、南箕輪フットボールクラブジュニアの対戦となりました。 南箕輪は、前半、海沼翔君が続けざまに2点を決めて先制します。 波に乗った南箕輪、岡庭将伍くんがフリーキックでさらに1点を追加します。 4対0で迎えた後半、箕輪は何度かチャンスを作りますが、得点に繋げる事が出来ません。 後半7分、南箕輪の中村雄大くんがPKを決め、5対0で優勝しました。 南箕輪の優勝は5年ぶり2度目となります。 なお、この大会の模様は10月4日から、ご覧のチャンネルで放送します。
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運転免許自主返納者にまっくんバス回数券
南箕輪村は、運転免許証を自主返納した75歳以上の人と障害者を対象に、まっくんバスの回数券50回分を交付することを29日決めました。 これは、この日役場で開かれた、南箕輪村地域公共交通会議で村側から報告され、了承されました。 運転免許証を返納した人たちの、交通手段を確保するために行うもので、対象となるのは、75歳以上の人と、障害者で、免許証を自主返納した人です。 免許証の返納時期は問いません。 自主返納した人のみに発行される、「取消通知書」か、免許証のウラ面に「申請取消手続き済み」と印字され、失効した免許証が証明となり、どちらもない人は、運転経歴証明書を警察で発行してもらいます。 申請は村役場ででき、その場で回数券が手渡されます。 これは、10月1日から実施されることになっています。 また、伊那養護学校に通う生徒のまっくんバス利用について、これまでは障害者手帳が無いと割引対象になりませんでしたが、通学する全ての生徒が割引対象となるよう改正することを決めました。
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荒井神社土俵開き 小学生が力強い取組
伊那市の荒井神社の土俵開きが28日行われ、伊那小学校の相撲クラブのメンバーが力強い取り組みを見せていました。 28日は、荒井区や神社の関係者など70人が出席し新たに完成した土俵でのケガなどが無い事を祈り神事が行われました。 神事が終わると、伊那小の児童が模範稽古を行い、力強い取り組みを見せていました。 荒井神社では来月の例大祭で奉納相撲が行われる予定です。
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ジオきゃら大会盛り上げ
ジオパーク全国大会2日目。28日は各地のジオパーク地域内で宣伝活動をしているキャラクターが伊那市の中心市街地をパレードし全国大会を盛り上げました。 中心市街地をパレードするのは、全国各地で地域のジオパークをPRするジオきゃら16体です。 高知県の室戸世界ジオパークのキャラクターで頭が地元の地層の作りをモチーフにしています。 ジオきゃら16体がセントラルパークに集まると会場では集まった人たちが携帯やカメラで撮影をしていました。 中心市街地ではこの他に鹿肉を使った料理や伊那谷の地質図をモチーフにしたTシャツなどの販売するテントが並び、訪れた人達は足を止め買い求めていました。 29日は南アルプスを巡るジ葉オツアーが伊那市や飯田市などで行われます。
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御嶽山噴火に遭遇 恐怖の体験語る
27日に噴火した長野県と岐阜県境の御嶽山。 写真撮影のため偶然その場に居合わせ、火山灰や石が降り注ぐ中、シャッターを切り続けた伊那市長谷の山岳写真家津野祐次さんが恐怖の体験を語りました。 津野さんの仕事場には火山灰をかぶったリュックや靴、ジャンパー、そして噴火の様子を写したカメラがありました。 津野さんは頂上付近2960メートルの地点にいた際、突然噴火がはじまり爆発音とともに降り注ぐ火山灰や大きな石のなか自然にその様子を撮影していたと言います。 そのうち一帯が灰に覆われ自分の手も見えないほど視界がさえぎられてからは大きな石に身を寄せしゃがみこんでいました。 しばらくして、かすかに視界が開けると降り積もった火山灰の上を登山道に張られたロープをたよりに3時間ほどかけて下山しました。 御嶽山噴火から28日までに伊那消防組合から救急隊3人また伊那中央病院から医師や看護師などの災害派遣医療チームDMAT延べ10人が派遣されているということです。
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伊那市公式HP 10月からリニューアル
伊那市の公式ホームページが、7年ぶりにリニューアルされ10月1日から公開されます。 伊那市では、だれもが使いやすいホームページにするため、リニューアルを進めてきました。 情報の内容を確認しやすいように、情報のまとまりを縦方向にシンプルに配置し、上下のみに視点を動かすことで情報を探せる「パケットレイアウト」を採用しています。 これにより、タブレット端末や、タッチパネルでの情報検索が簡単に行えるということです。 伊那市では、素晴らしい景観写真やPRコンテンツで市の魅力を発信したいとしています。
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信州大学農学部 AFC祭
南箕輪村の信州大学農学部でアルプス圏フィールド科学教育センター主催のAFC祭が23日に行われ、親子連れなどでにぎわいました。 AFC祭は、毎年この時期に行われていて、今年で13回目です。 会場には、様々なブースが設けられ、参加者が表札づくりやまき割り体験などに挑戦していました。 これは、キャンパスの付属農場や演習林を解放し。近隣住民に楽しんでもらおうとおこなわれています。 去年からは、信大農学部と協定を締結している近隣市町村もブースを出展していて、祭りを盛り上げています。 農場の動物たちの柵も解放され、子どもたちが羊などと触れ合っていました。 信州大学によるとこの日は、県内外から3100人ほどが農場に訪れたということで来場者も、年々増加しているということです。
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箕輪陶芸研究会 展示会
陶芸愛好家でつくる箕輪陶芸研究会の展示会が27日と28日の2日間、松島コミュニティセンターで開かれています。 会場には、会員20人の作品およそ60点が展示されています。 展示は、会員の発表の場として毎年行われていて、今年で22回目です。 作品は、器や花器などの日用品の他、独創的なオブジェなど様々です。 研究会は、30代から92歳まで25人の会員がいて、腕前も初心者からこの道30年のベテランまで様々です。 向山智充会長は「窯から作品を出すときの喜びは何とも言えない。個性ある作品が並んでいるので多くの人に見てもらいたい」と来場を呼び掛けています。 展示会は、28日まで箕輪町の松島コミュニティーセンターで開かれています。