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JR飯田線運休で通勤通学に影響
台風18号が6日午前中長野県南部に最も接近しました。 各市町村によりますとこれによるケガ人など被害の報告は入っていないということです。 台風18号によりJR飯田線の辰野駅と愛知県の新城駅間が始発から上下線とも列車の運転を見合わせ通勤通学の足に影響が出ました。 6日は運転見合わせを知らずに駅に来た人たちがタクシーや迎えに来た家族の車で会社や学校に向かっていました。 JR飯田線は午後4時現在、辰野駅から静岡県の中部天竜駅間で運転を再開しています。 。
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野溝さんと加納さんの「親子展」
信州の四季折々の風景を描いた伊那市在住の洋画家・野溝嘉彦さんと、長男で陶芸家の加納直久さんの親子展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、野溝さんの油絵およそ40点と、加納さんの陶芸作品およそ200点が並んでいます。 油絵は、野溝さんが地元信州の各地域の風景を描いたものです 温かさを感じる風景をテーマとしていて、この作品は、仙丈の夕暮れを描いています。 こちらは、噴火前の御嶽山を描いていて、この数ヶ月後に噴火したということです。
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伊那市長谷溝口 大徳王寺城址の碑建立
1340年南北朝時代の「大徳王寺城の戦い」があったといわれている伊那市長谷溝口に、大徳王寺城址の碑が建立されました。 5日は、伊那市長谷溝口の常福寺の裏山で、碑の除幕式が行われました。 除幕式には、溝口区の住民など30人が参加しました。 碑の横には、2012年1月に建てられた看板もあり、それによりますと、 1340年北條時行と小笠原貞宗が4か月に渡る合戦を、この場所で繰り広げたということです。 この日は、常福寺で法要も行われました。 溝口区の住民は、平成18年に大徳王寺城址が伊那市記念物文化財に指定されたのをきっかけに、碑の建立を検討してきました。 今年8月、長谷小学校で標柱にふさわしい石が見つかったことから、碑を建立することが決まりました。 ある参加者は、「碑の建立を一時思いとどまった時もあったが、無事建てられて良かった」と話していました。
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伊那養護学校文化祭「どんぐりまつり」
伊那養護学校の文化祭、どんぐりまつりが4日一般に公開されました。 どんぐりまつりは、地域の人たちと交流し、学習の成果を見てもらおうと開かれています。 ホールでは、高等部の生徒が制作した手芸品や木工品などが並び、訪れた人が買い求めていました。 体育館では、市内の飲食店で作る伊那飲食店組合が輪投げブースを出しました。 伊那飲食店組合では、来場者に楽しんでもらおうと毎年参加しています。 伊那飲食店組合の亀山(かめやま)春(はる)栄(え)副組合長は、「毎年楽しんでもらい、こちらも嬉しい。これからも続けていきたい」と話していました。 伊那養護学校では、「この学校は地域の人とのつながりが欠かせない。一般の方にも多く足を運んでもらいありがたい」と話していました。
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ゆるキャラがPR活動
ゆるキャラグランプリ2014にエントリーをしている伊那市のイメージキャラクターイーナちゃんが29日、伊那市の伊那西高校でPR活動を行いました。 この日は、イーナちゃんが生徒の下校時間に合わせて学校でPR活動を行いました。 10月1日正午現在、イーナちゃんは、3,818ポイントで328位となっ ています。 伊那市の語呂にちなんだ「174位」を目指して投票を呼びかけています。 また、長野県観光PRキャラクター「アルクマ」も、9月19日に伊那合同庁舎の前で出勤や登校の時間に合わせてPR活動を行いました。 アルクマは現在、50,152ポイントで49位となっています。 投票は、10月20日までとなっています。
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南箕輪村 中込まつり
南箕輪村の中込区のまつりが5日、中込公民館で開かれました。 中込区では、毎年この時期の区民同士の親睦を深めるため、「中込まつり」を開いていて、今回で36回目です。 この日は、0歳から80代までのおよそ180人が集まりました。 雨のため、毎年の目玉となる「子どもみこし」は中止となり、○×ゲームやビンゴ大会などをして楽しみました。 ある区民は、「雨でも大勢の区民が集まって、年に1度の祭りをみんなで祝えて楽しい一日になった」と話していました。
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伊那市西春近で下草を焼く
4日の午後2時30分頃、伊那市西春近の竹林の下草などを焼く火事がありました。 この火事によるけが人はいませんでした。 伊那警察署の発表によりますと火事があったのは伊那市西春近の空き地と竹林です。 火は1時間後に消し止められましたが下草などおよそ350平方メートルを焼きました。 この火事によるけが人はいませんでした。 伊那署では空き地で剪定した庭木の枝葉を燃やしていた火が燃え広がったものとみて調べを進めています。
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休日健診・相談 初開催
肺がんや大腸がんなどの検診が受けられる「休日健診・相談」が6日、伊那市保健センターで開かれました。 これまでは、健康について体験を通して学ぶ健康まつりが行われてきましたが、検診に特化しようと伊那市が初めて開いたものです。 会場には、胃がんや大腸がん、肺がん検診などのブースが設けられ、事前に予約をした人達が検診を受けていました。 また、無料歯科検診や健康・栄養相談なども行われ訪れた人たちは、歯科医師や管理栄養士からアドバイスを受けていました。 訪れた男性は「平日は仕事で検診を受けることが出来ないので休日に受診できるとありがたい」と話していました。 伊那市では、「検診を受けて自分の体に関心をもつ機会にしてほしい」と話していました。 休日健診・相談にはおよそ500人が訪れたということです。
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台風18号 6日午前中最接近
大型で強い台風18号はあす朝から昼前にかけて県内に最も接近する見込みで、長野地方気象台は大雨による土砂災害などに警戒を呼び掛けています。 長野地方気象台によりますと大型で強い台風18号は、6日の朝から昼前にかけて県内に最も接近する見込みです。 台風の影響で5日は朝から雨となり、午後は時折、強く降る事もありました。 6日は、1時間に70ミリの非常に激しい雨となる恐れがあります。 6日の正午にかけての24時間降水量は南部で200ミリと予想されています。 長野地方気象台では、河川の増水、土砂災害、暴風に警戒するよう呼びかけています。
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大芝高原健康ウォーキングツアー
南箕輪村大芝高原の健康ウォーキングツアーが4日と5日の二日間、村内で行われています。 4日は村民センターで、松本大学の根本賢一教授による効果的なウォーキングの講座が開かれました。 ツアーには県内外からおよそ30人が参加しました。 健康ウォーキングツアーは、南箕輪村が広く県内外から大芝高原に来てもらおうと毎年行っているものです。 根本さんは効果的な歩き方について、一度バンザイをして良い姿勢を作ること、歩くときは手を後ろに引くこと、少し大股で歩くことの3つが大切だと説明しました。 根本さんは、「ただ単に一日1万歩歩いても体力は向上しない。良い姿勢で行うことが大事。外で歩けないときは足踏みも効果がある」と話していました。 5日は大芝高原でノルディックウォークなどが行われます。
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新宿と高遠をたすきでつなぐ駅伝
旧高遠藩主内藤家の縁で、東京都新宿区から伊那市高遠町までの220キロをたすきでつなぐ毎年恒例の駅伝が4日、行われました。 朝6時に新宿駅をスタートし、22区間、およそ220キロを走ります。 ランナーは高遠町総合支所を目指してたすきをつなぎました。 1998年の内藤新宿300年祭で、今回とは逆の高遠から新宿をつなぐ駅伝が行われました。 それ以来、300年祭の駅伝の参加者などでつくる内藤新宿300RC(ランニングクラブ)が毎年行っていて、今回で15回目となります。 最後の22区を走るのは、64歳の中垣麗子さんらです。 中垣さんは、300年祭の駅伝から、毎年参加しています。 午後4時、中垣さんと一緒に各区間を走ったランナーたちが一斉にゴールテープを切りました。 内藤新宿300RCでは、「年々参加者の高齢化が進んでいくが、これからもつづけていきたい」と話していました。
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伊那仏画研究家 作品発表会6日まで
仏画を学んでいる伊那仏画研究会の作品発表会が伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。 会場には、伊那仏画研究会の会員15人と講師の作品、合わせて30点が並んでいます。 伊那仏画研究会は平成13年に高遠町文化センターの講座として始まりました。 現在は、仏画を専門に描いている高森町の松尾隆康さんを講師に2か月に1度勉強しています。 この伊那仏画研究会の作品発表会は6日月曜日まで伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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春日神社の秋の例大祭
伊那市西町の春日神社の秋の例大祭の宵祭りが4日、行われ子供たちが神輿を担いで区内を練り歩きました。 春日神社の秋の例大祭は豊作や家内安全などを願い毎年この時期に行われています。 宵祭りの4日は、子ども神輿が行われました。 小学生180人ほどが集まり、2つの班に分かれて西町を練り歩きました。 途中、家や商店の前で家庭の繁栄を願う、神輿の練り回しが行われました。 また、澤長持ち保存会による長持ちが披露されました。 長持ちは、昭和50年から行われていて、春日神社で奉納してから区内を回りました。 この後、地区内を練り歩き家内安全や商売繁盛を祈願していました。 6日は本祭りが行われることになっていて、地元の小学生による浦安の舞が披露されることになっています。
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台風18号接近 りんごの収穫急ぐ
大型で非常に強い台風18号の接近にともない伊那市内のりんご農家ではリンゴの収穫を急いでいます。 長野地方気象台によりますと大型で非常に強い台風18号は6日の朝から昼前に長野県に最接近する見込みです。 あすは台風の影響で、南部は朝から雨になる見込みで夕方から激しく降るところもあるということです。 伊那市西箕輪の重盛りんご園です。 台風の接近にともない、代表の重盛正さんらが一足早く赤く色づいたりんごを収穫していました。 重盛さんのりんご園は、観光農園として、りんご狩りの受け入れやみはらしファームの直売所などに出荷をしています。 収穫は、台風の接近に伴い4日とあすの2日間行う計画で、およそ1500キロを見込んでいます。 JA上伊那では、色がついたりんごは早めに収穫し青いものは残すよう指導しています。 また、長野地方気象台では河川の増水、土砂災害、暴風に警戒するよう呼びかけています。
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暴力や犯罪のない安全な社会を
暴力や犯罪、事故のない安全な社会を目指す、暴力追放・地域安全伊那市民大会が4日、伊那市のいなっせで開かれました。 大会には、消防団や交通安全協会などから、およそ300人が出席しました。 白鳥孝伊那市長は「みなさんと一致団結をして、伊那市の安心安全、暴力追放に取り組んでいきたい」と挨拶しました。 大会では、伊那警察署から事件や事故などに関する報告があったほか、伊那市防犯協会女性部は特殊詐欺被害防止を啓発する寸劇を披露しました。 寸劇では、人や物事を簡単に信用しないこと、一人で悩まずに相談することなどを呼びかけていました。 最後に、暴力追放、犯罪や事故防止に努めるとする大会宣言を採択し、参加者が「がんばろう」を三唱して意識を高めていました。
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伊那北卒業から50年の節目祝う
伊那北高校の昭和39年卒業生でつくる39会の卒業50周年記念式典が4日 伊那北高校薫ヶ丘会館で開かれ出席者が節目を祝いました。 式には250人中100人が出席しました。 当時、応援団長を務めていた久保田治秀さんの指揮に合わせ校歌を歌いました。 39会では50年の節目を迎える今年に向け1年前から実行委員のメンバーが準備を進めてきました。 式典ではこの他に寄付金の贈呈が行われ、伊那北高校と同窓会にそれぞれ10万円が送られました。 1日は式典の他、大芝荘で懇親会を開き、明日はゴルフや南アルプスの散策などをして過ごすということです。
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箕輪町グリーンツーリズム 赤そばの里目指してウォーキング
箕輪町グリーンツーリズムの今年度5回目の健康幸せツアーが3日、開催されました。 箕輪町グリーンツーリズムは、農業体験などにより都市と農村地域の交流を図ろうと、箕輪町が行っているもので、今年で5年目です。 今年度5回目となるツアーには、関東から20人が参加しました。 この日は、ながた荘を出発し、途中あずまやで休憩をとった後、現在見ごろを迎えている上古田の赤そばの里を目指しました。 到着した参加者は、一面に広がる赤そばを写真に収めていました。 ツアーのガイドは、町内のボランティア有志でつくる、みのわ健康アカデミーのメンバー10人が務めました。 4日は、町内の果樹園でりんごの収穫体験を行う予定です。
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平成27年用の年賀はがき到着
来年用の年賀はがきが3日、伊那市坂下の伊那郵便局に到着し、職員が搬入作業に追われていました。 午前10時、伊那郵便局に181万6千枚の年賀はがきが到着しました。 このうち、伊那郵便局では62万2千枚を販売します。 届いた年賀はがきは、辰野町から宮田村までの28局に振り分けられます。 種類は、インクジェット紙のほか、キャラクターのデザインが入ったものや色付きのものなど10種類だということです。 今年は、専用アプリをかざすとアニメーションが楽しめるものもあります。 年賀はがきの販売は、10月30日からです。 投函の受付けは、12月15日からで、12月24日までに投函されたはがきは元旦に届くということです。
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御嶽救助 伊那消防組合第5次隊派遣
御嶽山の噴火に伴い、伊那消防組合は、4日第5次隊が現地に向かいます。 第2次隊として救助活動に携わった伊那消防署の若林豊さんにお話しを伺いました。 伊那消防組合は、噴火直後の9月28日から相互応援協定に基づき、現地で救助活動をしています。 伊那消防組合は、指揮隊として、入山する隊員の管理や本部と山頂との連絡を行う活動をしています。 若林さんは、第2次隊の指揮隊長として29日の午前3時に現地に出発し、30日の午後8時に伊那に帰ってきました。 6号目にある登山口、黒沢口の指揮所で活動しました。 現場到着時、火山灰は10センチほど積もっていたということです。 活動は、火山ガスのため、中断を余儀なくされる状況でした。 伊那消防組合は、4日から第5次隊を現地に派遣します。
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南ア 塩見小屋宿泊棟完成
伊那市が建設を進めていた南アルプス塩見岳の山小屋、塩見小屋の宿泊棟が9月末に完成しました。 新設された宿泊棟は、木造平屋建てで、延床面積は46平方メートルです。 内装には、ヒノキや杉などが使われています。 完成しましたが、利用できるのは、もう一つの宿泊棟が完成してからで、再来年の予定です。 もう一つの宿泊棟は、来年度着工予定で、現在ある建物の取り壊しが始まりました。 食堂も兼ねる建物で、来年秋の完成をめざします。 標高3000メートル付近にある塩見小屋は、1962年に建設されましたが、風雨により倒壊。 1976年に当時の長谷村帰属の小屋として再建されましたが、それから40年近くが経ち、老朽化が進んでいました。
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JAフォトコン 入賞者決まる
JA上伊那が農のある暮らしをテーマに募集したフォトコンテストで、伊那市富県貝沼の小林兼久さんの作品が最優秀賞のJA上伊那組合長賞に選ばれました。 小林さんの作品です。 タイトルは、「透き通る田園」。 最優秀賞のJA上伊那組合長賞に選ばれました。 JA上伊那は、合併した時からフォトコンテストを開催していて今年で19回目になります。 今年は、26人から55の作品が集まりました。 3日に審査が行われ、11点の入賞作品が決まりました。 入賞作品は、広報誌る~らるの表紙として順次使用されます。 またすべての応募作品は、11月のJA上伊那まつりで展示されることになっています。
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あすから大芝高原イルミフェス
大小様々450基のイルミネーション飾りが並ぶ南箕輪村大芝高原のイルミネーションフェスティバルが4日開幕します。 3日会場では、飾りつけが急ピッチで行われていました。 こちらは、アニメーションのキャラクターや乗り物を再現しています。 毎年恒例の出し物で子どもたちにも人気があります。 こちらも人気アニメキャラクター。 胴体より上はこれからです。 今回出展したのは、企業や団体、個人80人で、去年並の450基が公園内に飾られます。 大芝高原のイルミネーションフェスティバルは、商業イベントではなく、家族が集う場としてスタートしました。 今年で9回目で秋のイベントととして定着し、期間中は10万人が訪れます。 公園内を散歩する子ども連れもあすを待ちきれない様子でした。 イルミネーションフェスティバルは、4日から25日までの日程で、期間中は、コンサートなどのイベントも計画されています。 点灯時間は、午後6時から10時までとなっています。
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伊那市でヤマブドウの収穫始まる
伊那市と信大農学部が連携し開発したやまぶどうワイン「山紫」。原料となるヤマブドウの収穫が、2日から始まりました。 伊那市西春近の圃場です。 ここでヤマブドウの栽培を始めて5年目の城倉友幸さんは、今年、200キロの収穫を見込んでいます。 やまぶどうワイン「山紫」は、伊那市と信大農学部が連携して7年の歳月をかけて開発しました。 今年は295本を生産し、6月から試験販売を開始しました。 現在、伊那市内では西春近、手良、小沢の3戸の農家がヤマブドウの栽培を行っています。 栽培農家の一人、城倉さんは、信大農学部の附属農場で技術員としてヤマブドウを栽培した経験を活かし、4年前から自宅の圃場で栽培を始めました。 今年は、日照不足が心配されましたが、9月の好天で、房も大きく成長し糖度も高いということです。 収穫したヤマブドウは伊那市美篶の伊那ワイン工房に持ち込まれ醸造されます。 伊那市によりますと、市全体で650キロの収穫を見込んでいて、来年は520本の販売を計画しているという事です。
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箕輪町の空き家実態調査 町内全域で90戸
箕輪町は、町内全域を対象に空き家の実態調査を実施しました。この調査で、90戸の空き家がある事がわかりました。 地域別では、木下区が26戸で一番多く、次いで松島区が17戸、沢区が15戸となっています。 今年6月から7月にかけ、区を通して常会ごとに調査を行いました。 結果、空き家は90戸あり、このうち、管理がされているものが9戸、所有者が不明または、所有者が分かっていても管理されていないものが81戸あったという事です。 管理されていないもののうち、倒壊の恐れのあるものが4戸、防災・防犯上問題があるものが7戸となっています。 町では調査結果をもとに、景観や防災対策のほか、定住人口増加のための有効活用などを検討していくということです。
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「平和の文化と子ども展」箕輪町で開催
子どもに焦点をあて平和について考える「平和の文化と子ども展」が、2日から箕輪町の地域交流センターみのわで始まりました。 「平和の文化と子ども展」は、2006年から全国の約170か所で開催されていて、県内で開かれるのは7年ぶりです。 創価学会女性平和委員会が開いているもので、50枚のパネルを4つのテーマに分け展示しています。 日本と世界の子供の現状、命と人権、子どもの幸せのための活動のテーマごとに写真や資料などで紹介しています。 実行委員会では、「子どもは、大人が作った社会の中で犠牲を強いられる事もある弱い存在。子ども観を問い直し、子どものために何ができるのか考え直す機会にしてもらいたい」と話していました。 「平和の文化と子ども展」は、5日(日)まで箕輪町の地域交流センターみのわで開かれています。
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県食と農業農村振興計画審議会上伊那部会 計画見直し素案了承
長野県食と農業農村振興計画審議会の上伊那地区部会が9月30日、伊那市のJA上伊那伊那支所で開かれました。 審議会では、県からの農産物等の輸出額を平成29年度までに5億円とする目標値が示され了承されました。 長野県食と農業農村振興計画は、農業の継続的な発展を目指し、平成25年度から5か年計画で策定されたものです。 この日の部会では、計画の見直しの素案について審議しました。 素案では、平成25年度で1億2千万円だった県からの農産物等の輸出額を、平成29年度までに4倍の5億円とする目標値が新たに示されました。 素案では、りんごの輸出量を平成25年度の72トン1,300万円から720トン1億3,000万円と10倍に、6次産業化で加工した食品を500万円から5,000万円と10倍にするなどとしています。 審議会では、6次産業化により開発された加工食品の輸出を拡大するため、現地の嗜好に合った商品開発を支援する考えです。 この日了承された素案は、11月上旬に開かれる県の審議会に諮られ、決定する予定です。
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地域密着型特養みのりの杜起工式
社会福祉法人 高遠さくら福祉会は、地域密着型特別養護老人ホームみのりの杜(もり)の安全祈願祭と起工式を、今日、施設を建設する伊那市東春近で行いました。 施設は、伊那市東春近原新田の、7,300平方メートルの敷地に建設されます。 延床面積2,100平方メートルの木造一部二階建てで、1ユニット10人単位の4ユニット構成の施設となり、長期29床、短期11床の40人を受け入れます。 2日は、関係者が集まり、工事の安全を祈願しました。 施設を建設するのは、伊那市高遠町で特別養護老人ホームさくらの里やグループホーム桜を運営する、社会福祉法人高遠さくら福祉会です。 建設される特別養護老人ホーム「みのりの杜」は、「地域密着型」をキャッチフレーズにしていて、伊那市内の高齢者を中心に受け入れるほか、地域交流ホールを設け、利用者と地域の交流を図っていくとしています。 特別養護老人ホームみのりの杜は来年春に完成予定で、現在入所者の受け付けを行っているということです。
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新山小学校カラマツの腰板で木育
子どもたちに森林の重要性や木材の良さを知ってもらおうと、伊那市内の小学校で初となる腰板の設置が2日新山小学校で行われました。 この日は、新山小学校の児童が、腰板の設置に挑戦しました。 子どもたちは、金づちを使って釘を打ち付けていました。 作業には、保護者や地域住民も加わりました。 これは、伊那市が進める「木育」事業の一環で、市内の小学校では初めて行われたものです。 県の元気づくり支援金を利用して実施し、長野県や、上伊那森林組合の職員も参加しました。 使われたのは、上伊那産のカラマツで、1階と2階の廊下に腰板が設置されました。 木材には、子どもたちや保護者の名前やメッセージが書き込まれていました。 この日は、県の職員による木育教室も開かれました。 教室では、児童が、色紙が張られた鉛筆でくじ引きを行いました。 地球全体の中で森林が占める割合を理解してもらおうというもので、森林の面積に該当するのは、30人のうち2人でした。 県の職員は、「森林は、地球全体で見れば1割に満たない貴重な資源。新山にはたくさんありますが、大切にしてください」と話していました。 伊那市では現在、市内5つの小学校で、学校机の天板を地元産のカラマツを使用したものにするなどの事業を進めていて、子供たちに、森林の重要性や木材の良さを伝えていきたいとしています。
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いきいきサポーター講座開講10周年
伊那市高遠町地区で高齢者の健康のために開かれている「おたっしゃ教室」の指導をしている「いきいきサポーター」の養成講座が開講から10周年を迎えました。 9月30日は、伊那市高遠町総合福祉センターやますそで、12の「おたっしゃ教室」といきいきサポーターが体操などを披露しました。 おたっしゃ教室は高遠町の12地区で月に2、3回開かれていて、およそ300人が筋力アップ体操などを行っています。 教室のサポートは、指導者の養成を受けた「いきいきサポーター」が中心に行っていて、今年は養成講座を始めてから10年目の節目の年です。 発表会では、10期生が「筋力つくつく体操」を披露し、参加者も合わせて体を動かしていました。 ある参加者は、「落ち込むことがあっても教室でみんなと一緒に体操を行うと気持ちが晴れる。健康のためにもこれからも続けていきたい」と話していました。
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中尾歌舞伎秋季定期公演に向け稽古
伊那市長谷に伝わる中尾歌舞伎。 30日は来月2日に行う秋季定期公演に向け本番で身に纏う衣装で、稽古を行いました。 今回行う演目は「神霊矢口之渡(しんれいやぐちのわたし) 頓兵衛住家の段(とんべえすみかのだん)」です。 落ち武者の新田義峰(よしみね)が妻のうてなと共に川の対岸へ逃げようと、強欲者の渡し守の頓兵衛の娘、お舟にお願いするところから始まります。 その際、お舟が義峰にひと目惚れをしてしまいますが、義峰が敵だと分かり、殺そうとする父、頓兵衛と、逃がそうとする娘、お舟の掛け合いが見所となる、悲恋物語です。 この日は、伊那市長谷の中尾座で衣装合わせが行われました。 着付けを担当するのは、中尾歌舞伎保存会の山崎咲子さんと加藤二葉さんです。 二人は、役者の大きさなどをチェックしながら、着付けていました。 衣装を纏ったままで初めてとなる立ち稽古が行われました。 演出を担当するのは、保存会の西村寿会長です。 西村さんは演出は初めてで、今年3月に亡くなった西村清典師匠の意思を継ぎ、模索しながら指導にあたります。 本番さながらの迫力ある稽古が2時間ほど続きました。 西村さんは「独自のものを作っていきたい」と話していました。 中尾歌舞伎秋季定期公演は来月2日(日)午後1時30分から、伊那市長谷の中尾座で行われます。