-
伊那まつりの歴史学ぶ
今年の伊那まつり市民踊りに参加する伊那東小学校3年生の児童が7日、伊那まつりの歴史について学びました。 祭りの歴史を知ってもらおうと、伊那まつり実行委員会が開いたものです。 この日は、市民踊りに参加する3年生の児童96人が体育館に集まり、講師から話を聞きました。 講師は、元伊那市役所職員として伊那まつりの企画や運営に携わった柘植晃さんが務めました。 柘植さんは、昭和33年に始まった勘太郎まつりが伊那まつりの前身になると話していました。 また勘太郎祭りは昭和18年にヒットした映画「伊那の勘太郎」にちなんだ祭りだと説明していました。 最後は、ドラゴン踊りを全員で踊りました。 伊那東小学校では毎年3年生が伊那まつりの市民おどりに参加しています。 第42回伊那まつりは8月2日と3日に開かれます。
-
各地の保育園で七夕集会
七夕のこの日は、各地の保育園で七夕集会が開かれました。 このうち、南箕輪村の南原保育園では、園児が七夕の歌を歌っていました。 南原保育園の橋爪喜代子園長は「できないとあきらめず、まいにちつづけよう」と園児たちに向け、願い事をしていました。
-
高遠山すそコーラス演奏会
伊那市高遠町を中心に活動するコーラスグループ、山すそコーラスの演奏会が5日、信州高遠美術館で開かれました。 山すそコーラスは、上伊那の有志、33人でつくるグループです。 演奏会は、毎年開かれていて、今年で9回目になります。 会場には200人ほどが訪れ、混声合唱を中心に22曲を披露しました。 1曲ごと演奏が終わると大きな拍手がおくられていました。 また、今回の演奏会には初めて、伊那市と友好提携している、東京都新宿区の職員でつくる、新宿区職員コーラスが出演しました。 これは、山すそコーラスが、友好提携を結ぶ、新宿区に呼びかけたもので、親睦と交流を深めたいと願っていた両者の思いが今回実現したということです。 山すそコーラスの小林弘子会長は、「友情の輪を広げ、山すその町、高遠町に美しいハーモニーを響かせたい」と話していました。 新宿区職員コーラスの武井雅宏代表は、「呼んでいただけたことに感謝し、今後も交流を続けていきたい」と話していました。 最後は、出演者全員で、「夏の思い出」を合唱しました。
-
音楽グループ「ネモ」コンサート
伊那市内を中心に活動する音楽グループ「ネモ」によるコンサートが6日、伊那図書館で開かれました。 市内の30代でつくる「ネモ」は、アートと音楽を融合させたイベントを開いている音楽チームです。 家族で楽しめる音楽をモットーに保育園や病院、祭りなど様々な場所でコンサートを開いていて伊那図書館では初めてです。 6日は、伊那図書館の1階ロービーでコンサートが開かれ、親子連れなどが音楽を楽しみました。 コンサートでは、子どもたちが知っているアニメソングなど6曲が披露され、訪れた子どもたちは音楽に合わせ手拍子をしたりしていました。 訪れていたある母親は「図書館で音楽を聞けるのは新鮮。子どもと楽しい時間を過ごせました」と話していました。 音楽グループ「ネモ」は、来週の13日にも伊那市新山のトンボの楽園でコンサートを開く予定です。
-
一般向けのジオツアー
9月に伊那市で開かれる第5回日本ジオパーク全国大会を前に、一般向けのジオツアーが6日行われました。 これは、全国大会を前にジオパークについて市民にも関心をもってもらおうと南アルプスジオパークガイドの会が一般を対象にするものとしては初めて開きました。 南アルプスジオパーク中央構造線エリアは飯田市、伊那市、富士見町、大鹿村にまたがるエリアです。 9月の全国大会では、大会参加者向けに南アルプスジオパークエリア全体で8コースのジオツアーを実施する計画でその8コースのうち6日は市内で実施するコースのひとつを案内しました。 ジオパークツアーでは、中央構造線以外にもその地域にある旧跡なども巡ります。 6日は、市内から15人が参加し、北沢峠周辺を散策したり、国の重要文化財に指定されている熱田神社などを訪れました。 ジオパークは、地層や地形、断層などの地質現象を観察できる場所をいいます。 ツアーでは、ジオパークガイドの2人が参加者にわかりやすく解説しました。 このうち伊那市長谷の溝口露頭では総延長1000キロを超えると言われる中央構造線を見ることができます。 参加者たちは、ガイドの話に耳を傾け中央構造線の成り立ちなどについて理解を深めていました。 一般向けのジオツアーは20日と27日にも予定されていて、次回は、高遠城址公園や秋葉街道を巡るということです。
-
おごち保育園 お別れ会
東みのわ保育園の開園にともない、8月に60年の歴史に幕を下ろすおごち保育園で6日お別れ会が開かれました。 お別れ会は、多くの保護者にも参加してもおらおうと日曜参観に合わせて開かれおよそ170人あまりが出席しました。 会では、保育園の歴史を振り返るスライドの上映や卒園した保護者が当時の思い出を振り返っていました。 おごち保育園は昭和30年12月24日に箕輪町で7番目の保育園として開園しました。 現在の園舎は昭和52年に建てられたものでこれまでに1419人が巣だっていったという事です。 地元の南小河内区長と北小河内区長は、昭和31年3月、卒園児第1期生として保育園を巣立ちました。 式の最後には、子供達がうたを披露し、園舎に別れを惜しんでいるようでした。 東みのわ保育園は8月18日に開園する予定です。
-
前長50mの大流しそうめん大会
伊那市内で5日、全長50メートルの大流しそうめん大会が開かれ、訪れた親子連れで賑わいました。 合図ともに始まった大流しそうめん大会。 その長さは全長50メートル、用意したそうめんは100束25キログラムです。 これは、JA上伊那伊那支所の新築1周年を記念する夏まつりのメインイベントとして行われたもので、親子連れなどおよそ150人が訪れました。 JA上伊那伊那支所は、施設の老朽化により去年7月に建てかえられ、今年1周年を迎えます。 午前中雨が降っていた今日の伊那地域ですが昼前にはやみ、流しそうめんが始まる頃には日がさしていました。 子ども達は、流れてくるそうめんを上手に掴んで味わっていました。 それでも、50メートル先では掴み切れなかったそうめんでザルがいっぱいになっていました。 JA上伊那伊那支所では、10月18日に支所祭を予定していて、とれたて野菜の販売などを行うということです。
-
俳優榎木孝明さんの個展
テレビや映画、舞台などで活躍する俳優榎木孝明さんの個展「浪漫紀行やすらぎの水彩画展」が5日から、伊那市高遠町の信州高遠美術館で始まりました。 会場には、榎木さんが平成9年からこれまでに描いた作品97点が並べられています。 鹿児島県出身の榎木さんは、武蔵野美術大学デザイン学科で絵を学びました。 卒業後は劇団四季に入団し、その後は俳優としてテレビや舞台などで活躍しています。 旅好きという榎木さんは、京都の清水寺や富士山など日本各地の風景の他、ギリシャやイタリアなど世界各地の景色を描いています。 親友が南箕輪村に住んでいて40年ほど前から頻繁に伊那谷を訪れているという榎木さん。 榎木さんは、自分にとって山は癒しの空間と話し特に高遠町周辺が大好きだと話します。 榎木孝明さんの水彩画展は、来月20日水曜日まで信州高遠美術館で開かれています。 入館料は大人500円、小中学生は150円となっています。
-
消しゴムはんこづくり
消しゴムを使ってオリジナルのはんこを作る講座が4日、南箕輪村図書館で開かれました。 講座は村図書館が開いたもので、12人が参加しました。 去年12月に子どもを対象にした消しゴムはんこのイベントを開いたところ、保護者から作り方を知りたいという声が多くあがったということです。 そこで今回は、大人を対象にした講座を初めて企画しました。 村内で絵手紙の講師をしている内山千恵子さんが、作り方を指導しました。 トレーシングペーパーに描いたデザインを消しゴムに写し、それを彫刻刀やカッターナイフで彫っていきます。 参加者らは、アジサイや朝顔など季節の花のはんこを作っていました。 内山さんは「手紙にワンポイント加えるだけで相手に思いが伝わりやすくなると思います。暑中見舞いに使ってみてください」と話していました。
-
伊那ローメンZUKUラブ発足
B―1グランプリへの継続的参加を目標に伊那市とローメンを市民主導でPRしていこうと、新たに伊那ローメンZUKUラブが4日発足しました。 4日は、新団体設立に関する記者会見が伊那商工会館で開かれました。 従来から活動している伊那ローメンズクラブは、伊那市内のローメン店でつくる団体で食を通じた町おこしに取り組んでいます。 平成23年からはご当地グルメによる町おこしの祭典「B―1グランプリ」に参加していて、全国にローメンの魅力を発信してきました。 しかし、B―1グランプリの主催者側から「伊那ローメンズクラブは店主の集まりであり出場資格の1つである市民主導の団体ではない」と判断され、B―1グランプリに出場できる本部加盟団体から参加資格のない支部加盟団体に今年の3月に降格しました。 この状況をなんとかしようと、ボランティア有志らが新団体発起人会を立ち上げ、市民主導の団体ローメンZUKUラブを発足させました。 会員集めは公募で行わず、スカウト制を基本とするとしています。 ZUKUラブでは、「来年のB―1グランプリへの参加を目指す」としています。
-
西高祭 5日と6日の2日間
今年で30回目となる伊那西高校の文化祭「西高祭」が5日6日の2日間行われています。 今年のテーマは「Pure~西恋ガールズ★あふれる笑顔の宝石箱~」です。 純粋な心を大切にし、あふれるぐらいの輝く笑顔で素敵な時間を過ごしたい」との思いが込められています。 午後からは一般公開が行われ、家族や友人らで賑わいました。 2年1組の教室では、伊那西高校創立30周年の歴史について、写真や文章でまとめ展示しています。 3年4組は、修学旅行で北海道を訪れた際に撮影した写真を使ってモザイクアートをつくりました。 各クラスの展示の他に、クラブ活動の発表もあり、茶華道クラブはお点前を披露していました。 西高祭は6日も、午前9時30分から午後3時まで一般公開されます。
-
おとなのクラフトイベントinみのわ
様々なクラフトの制作体験ができる「おとなのクラフトイベントinみのわ」が5日、箕輪町文化センターで開かれました。 トールペイントやチョークアートなど、14の教室が開かれ、およそ300人が体験しました。 このうち、箕輪町松島のクラフト作家、柴和彦さんの教室では渓流魚の木彫り体験が行われました。 柴さんは5年ほど前から木彫りを始め、趣味の渓流釣りがきっかけで魚をテーマに作品を作っています。 教室に参加した6人は、サワラの木を使ってアマゴを彫りました。 参加者は、柴さんから彫る順番や力の入れ方などを教えてもらうと、作品作りに集中していました。 イベントは、公民館・郷土博物館・図書館の三館連携事業として行われたもので、今後も大人から子どもまで多くの人が楽しめる行事を行っていきたいとしています。
-
ガールスカウト26団 英会話講座
伊那市と南箕輪村の子ども達が所属するガールスカウト26団の、英会話講座が5日伊那市の伊那公民館で開かれました。 ガールスカウト26団は、伊那市と南箕輪村に住む保育園児から高校生までの43人が所属しています。 この日は、このうち10人が参加しました。 英会話講座は、伊那ライオンズクラブの協力で毎年開かれています。 講師は、アメリカオレゴン州出身で市内を中心に英会話を教えているケイティーさんが務めました。 講座では、アルファベットのかるたや、歌に合わせて体を触る手遊びをしました。 英会話講座は月に2回開かれる予定で、歌やゲームを交えながら行っていくということです。
-
伊那部宿を考える会 会員所蔵の書画展
伊那部宿を考える会の会員が所蔵している書画展が6日から、伊那市西町の旧井澤家住宅で開かれます。 会場には、伊那部宿を考える会の会員7人が所蔵している42点の作品が並んでいます。 一番多いのが掛軸で、中村不折や小坂芝田など、地元にゆかりのある作家の作品も展示されています。 また、インドネシアの代表的なおみやげの1つ、木彫りの置物などを見ることもできます。 展示会は今回で5回目で、毎年出したことのない作品を出品しているということです。 伊那部宿を考える会の会員所蔵の書画展はあすから、伊那市の旧井澤家住宅で開かれます。 なお、入館料は大人200円、子ども100円となっています。
-
南部小増築工事請負契約締結の議案可決
南箕輪村議会臨時会が30日村役場で開かれ、南部小学校増築工事請負契約締結に関する議案が可決されました。 南部小学校は児童数増加にともない教室を2つ増やし職員室を増築します。 工事費はおよそ9,600万円で鉄筋コンクリート2階建て延床面積295平方メートルを増築し職員室は14平方メートル広げます。 現在児童数は188人で9つある教室は空きが無い状態ですが来年度には200人ほどになり再来年度以降も増加する見通しです。 増築工事は来年2月完了を目指し進められます。 ほかには南箕輪中学校増築の調査測量委託費200万円を追加する補正予算案も可決されています。
-
優秀安全運転事業所表彰 伊那警察署管内2事業所が銀賞受賞
従業員の安全運転や違反・事故防止に努めたとして、伊那警察署管内の2つの事業所が優秀安全運転事業所表彰の銀賞を受賞しました。 表彰されたのは、伊那市西箕輪の佐川急便㈱伊那営業所と、南箕輪村大芝の㈱マシンエンジニアリングです。 優秀安全運転事業所表彰は、自動車安全運転センターと長野県警が行っているもので、従業員の安全運転や違反・事故防止に努めた事業所を表彰するものです。 佐川急便㈱伊那営業所の橋立貞夫所長は「事故で悲しむ人がいない環境づくりを1人1人意識を持ってこれからも取り組んでいきたい」と話しました。 ㈱マシンエンジニアリングの伊藤忠治代表取締役は「社員の意識向上のためにやってきたことは無駄ではなかった。引き続き全社員一丸となって取り組んでいきたい」と話しました。 表彰は年に3回行われていて、今回は県内の124事業所から申請があり、このうち18の事業所が表彰されました。
-
高山植物等保護対策協議会 今年度保護意識やマナー高揚
高山植物等保護対策協議会が4日、伊那市山寺の南信森林管理署で開かれ、今年度の事業として、高山植物等の保護意識やマナーの高揚を図ることなどが承認されました。 協議会には、南信地区の市町村関係者らおよそ30人が出席しました。 平成25年度の保護取締件数は、平成24年度より34件多い468件でした。 具体的な内容として「踏み荒らし」「禁止区域への侵入」が合わせて355件で、全体の76%を占めました。 増えた主な要因として「写真撮影や休憩の際の無意識な行為、知識の欠如によるものが多い」ということです。 協議会では今年度の事業として、保護パトロールを強化していくほか、関係機関や団体と協力して保護柵や保護標識の整備等を実施していくとしています。
-
森林税上伊那地域会議
森林税を活用して行う施策について住民の意見を聞く上伊那地域会議が4日伊那合同庁舎で開かれました。 会議には、委員に委嘱されている関係する団体の代表など9人が出席しました。 森林税は、平成20年度から導入されていて、間伐や里山の集約化などが進められています。 25年度からは間伐した木材の搬出支援も始まりました。 税収規模は、毎年6億円ほどです。 委員からは、近年のゲリラ豪雨で山における作業道整備が崩壊をもたらす危険があるとして、県の指導強化を求める意見や森林を伐採してのメガソーラー開発を危惧する意見がありました。 会議では、市町村の申請により配分される総額1,328万円の森林づくり推進支援金の配分案が示されました。 伊那市は、松くい虫の被害木の処理などに420万円、箕輪町も松くい虫対策などに151万円、南箕輪村は、大芝高原関連などに116万円が配分される見通しです。
-
上伊那の観光 じゃらんに
上伊那8市町村と鉄道やバス会社などで組織している上伊那観光連盟は、さらなる誘客をはかるため、アンケート調査を実施し、リクルートが発行している旅行専門雑誌じゃらんの無料ガイドブックを作成します。 アンケートは、消費者ニーズを把握するためGAP調査と言われる手法で行います。 上伊那地域にある観光施設や食を中心に50項目を聞きます。 調査は、インターネットで行い、関東・中京それぞれ400人ずつと県内200人の合わせて1,000人が対象です。 7月中に行い、そのアンケート結果に基づきじゃらんの無料ガイドブックを8月中をめどに作成します。 この事業は、県の元気づくり支援金を活用するもので、665万4,000円の予算案が4日の総会で承認されました。 観光連盟会長の白鳥孝伊那市長は、「伊那谷は全国に知られておらず、上手に情報発信をする必要がある。もうかる観光を目指し、広域一丸となって進めたい」とあいさつしました。 また、「具体的な目標値を掲げてとりくまなければ成果はあがらない」として、各市町村単位で将来に向けた観光消費額の目標を定めることも確認しました。 平成25年度の上伊那の観光消費額は、111億円で県内10広域中下から3番目、1人あたりの観光消費額は、1人あたり2,427円で最も低くなっています。
-
箕輪町の平澤澄子さんに 警察ボランティア協会特別功労会員表彰
箕輪町沢の平澤澄子さんは、長年にわたり少年警察補導員として地域の青少年の健全育成に尽力したとして功労表彰を受賞しました。 3日、平澤さんが伊那警察署を訪れ、小山満彦署長に受賞の報告をしました。 平成14年に少年警察補導員となった平澤さんは、これまでの活動が認められ、長野県少年警察ボランティア協会会長から表彰されました。 夫の平澤豊満箕輪町長が進める安心安全のまちづくりの一端を担おうと、日ごろから、子ども達への声掛けなどを積極的に行ってきたということです。 現在、伊那警察署管内には46人の補導員がいて、大型店での巡視や街中での声掛けなどを行い、警察と連携して、青少年の非行防止、健全育成に努めています。
-
新規就農者激励会 15人が出席し関係機関が激励
去年6月から上伊那で農業を始めた新規就農者の激励会が、3日、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。 激励会には、新たに農業を始めた人など15人が出席し、 それぞれ抱負を話しました。 このうち、東日本大震災の影響で福島県から伊那市に移住している果樹農家、佐藤浩信さんの三男、佐藤孝樹さんは、「始めたばかりでわからない事ばかりだが、知識を蓄えていい果物をつくりたい」と話していました。 現在25歳の孝樹さんは、今年3月、安曇野市での農業研修を終え、4月から西箕輪でリンゴとモモの栽培をしています。 父の浩信さんとは、福島の実家の農園とどう協力していくかなどを一緒に話し合ったりしているということです。 今年4月から6月までの上伊那の新規就農者は15人で、このうち40歳未満が13人、40歳以上が2人となっています。
-
池坊巡回展
いけばなの池坊巡回講座が6月29日伊那市のいなっせで開かれ、本部の教授によるデモンストレーションが披露されました。 華道家元池坊が毎年全国180か所で開いている巡回講座で、一般も含め、約400人が訪れました。 講師は、池坊中央研修学院の竹内稔晴教授がつとめ、最新のいけばな情報やテキストの解説をしました。 竹内さんは、「四季が移ろう日本の風土では、花にも季節感を反映させることを意識して欲しい」と話しました。 3種類の花をいける三種生(さんしゅいけ)は、自然・デザイン・象徴の融合美だと説明し、デモンストレーションを行いました。 いけばなが完成すると会場は、大きな拍手に包まれていました。
-
ダチョウの卵でおやつ作り
伊那市の西箕輪保育園で、ダチョウの卵を使ったおやつ作りが3日、行われました。 ダチョウの卵に、マイナスドライバーと金槌を使って、慎重に穴を開けます。膜をとると、黄身が見えました。ボウルに取り出します。 3日はホットプレートで、ダチョウの卵の目玉焼きを作りました。 隣のホットプレートには、鶏の卵の目玉焼き、そしてウズラの卵の目玉焼き。ダチョウの卵は、鶏の卵の20個分に相当します。 子どもたちは興味深そうに、目玉焼きを見つめていました。 目玉焼き以外は、ホットケーキにします。 西箕輪保育園では、近くにある農業公園みはらしファームに度々散歩に訪れていて、ダチョウを目にすることがありました。 卵を食べてみたいと、園児から声があがったことから、みはらしファームに依頼したところ、今回、18個の卵が提供されました。 ホットケーキが出来上がると園児からは歓声があがっていました。 ホットケーキにはジャムを塗って食べました。 ダチョウは、たくさん生む雌でも、1年間に40個から50個しか卵を生まないため、みはらしファームでは、1個3000円で販売されています。 西箕輪保育園では、卵の殻もきれいに洗って、絵を描いたり、おもちゃにして楽しむほか、残りの卵も、だしまき玉子などにして給食で味わうということです。
-
育児休業取得 母親28.8% 父親2%
伊那市が、市内在住の就学前のこどもの保護者を対象にしたアンケート調査によると、育児休業を取得した、母親は28.8%、父親は、2%であることが分かりました。 アンケート結果は、2日夜伊那市役所で開かれた子ども・子育て審議会で示されました。 伊那市では、国の子ども・子育て支援新制度が来年4月から本格的にスタートするのを前に、今年度中に子ども・子育て支援事業計画を策定します。 それに伴い、市内の子育ての実態やニーズを把握するためアンケート調査を行いました。 アンケートは市内の0歳から5歳までの就学前の子どもを持つ保護者1695人を対象に行い、72.04%の回答を得ました。 子どもが生まれたときに育児休業を取得したかとの問いに対し、母親は、51.8%が働いていなかった、28.8%が取得した、16.7%が取得していないと回答しています。 取得しなかった理由としては、「子育てに専念するため退職が45.6%」「育児休業制度がなかった」が20.6%、「育児休業をとりにくい雰囲気」が12.3%となっています。 父親は、育児休業を取得したが2.0%、取得していないが82.6%でした。 取得していない理由として、「制度を利用する必要がなかった」が40.8%、「仕事が忙しかった」が29.5%、「収入減で経済的に苦しい」が24.5%でした。 地域子育て支援拠点施設・子育て支援センターなどの子育て支援事業を利用しているかとの問いには、30.5%が利用していると回答しています。 土日・休日や、夏休みなどの長期休暇中の定期的な教育・保育事業の利用を希望するかとの問いには、77.5%が必要ない、5.2%がほぼ毎週利用したいと回答しています。 酒井茂副市長は、「少子高齢化・生産年齢人口の減少などの問題は、特に取り組むべき重要な課題。結婚や出産は、それぞれの家庭により異なるので、個別の状況を理解できる社会をつくる必要がある」と話していました。
-
南ア ジオガイドが林道で講座
南アルプスジオパークの案内を行うガイドの今年度4回目の講座が、3日、南アルプス林道で行われました。 講座には、受講している一般3人、高遠高校の生徒6人、認定ガイド8人が参加しました。 林道バス営業所に集合し、バスに乗車し、北沢峠を目指しました。 バスの車内でガイドが案内をしたほか、見どころではバスを停めて、詳しい解説が行われました。 講座は貴重な地質を確認できる南アルプスジオパークの魅力を伝えられる人材を育てようと行われていて4年目です。 講師を務めるのは、これまでの養成講座を受講し、認定を受けたジオパーク認定ガイドです。 認定ガイド取得を目指す高校生たちも、花崗岩に触れるなどして理解を深めていました。 今回のガイドコースは、9月29日に開かれる日本ジオパーク全国大会でも、ジオツアーとして実施予定で、当日も、認定ガイドが案内を務めるということです。
-
伊那市美篶下川手 ひまわり咲き始める
伊那市美篶下川手で、地域住民が育てているヒマワリが咲き始めていました。 見ごろは、今月20日前後になりそうだということです。
-
災害時のLPガス供給で協定
箕輪町と長野LP協会上伊那支部、長野県LPガス協会の3者は災害時のLPガス供給確保などに関する協定を締結しました。 30日は町役場で調印式が行われ平澤豊満町長と上伊那支部の小沢陽一支部長が協定書を取り交わしました。 これは災害時の生活支援を目的に結ばれたもので避難場所へのLPガス供給のほか設備の点検、復旧などが行われます。 小沢支部長は「食事を作る際や暖房など万一の時には力を発揮できるよう組織をあげて尽力したい。」 平澤町長は「災害時に安定的に供給されれば住民にとって心強い。」とあいさつしました。 箕輪町は避難者の受け入れや生活物資の提供にかんするものなど各種団体と災害協定を結んでいて、今回が69番目となっています。
-
伊那消防組合 規律訓練
伊那消防組合の規律訓練が2日伊那市の市民体育館で行われました。 訓練は、消防活動の基礎となる動作を迅速かつ的確に出来ることを目的としています。 この日は、伊那消防組合管内の署員合せて68人が参加しました。 署員らは、回れ右や整列などの基本動作や30人程で構成するグループから8人程のグループに構成し直す動作などを確認していました。 この訓練は3日も行われる事になっています。
-
上伊那産「完全地産プリン」開発へ
ものづくりを通して伊那市内の製造業者が連携し、地域活性化を図る取り組みに、菓子店が加わり新たな商品「完全地産プリン」の開発が進んでいます。 上伊那産の卵や牛乳で作ったプリン。使われる原材料は、伊那の大原農園の卵や小松養蜂園のはちみつ、駒ヶ根のスズラン牛乳などです。 このプリンを作ったのは、伊那市通り町の菓子庵石川の石川信頼さんです。 2日は、伊那市のタウンステーション伊那まちで製造業ご当地お土産プロジェクトの関係者がプリンを試食しました。 プリンは全部で7種類、上伊那産の食材だけで作った物の他、砂糖や生クリームを加えた物も用意されました。 このプロジェクトではこれまで製造業が中心となり、伊那で開発・設計・製造を行い土産品などを商品化しています。 石川さんは、すべて地元で作る「完全地産」に共感し、地域食材を使ったプリンを作る事にしました。 石川さんは、コストや食材さがしなど苦労はあったが、生産者との出会いにより大きな発見があったと言います。 プリンは8月上旬の発売を予定していて、プロジェクトのメンバーが土産用パッケージの開発を行う計画です
-
標識やカーブミラーをボランティア清掃
道路標識やカーブミラーなどの設置を行う事業者でつくる、長野県交通安全環境施設協会は、2日、標識などのボランティア清掃を行いました。 長野県交通安全環境施設協会は、毎年ボランティアで清掃を行っていて、今年も1日と2日の2日間行われました。 このうち、伊那建設事務所管内では2日行われ、6業者18人が参加しました。 参加者は、洗剤のついたブラシで汚れをこすり、水をかけてきれいにしていました。 この日は、管内の国道2路線と県道16路線、総延長およそ240kmを清掃しました。 標識やカーブミラーはおよそ2,300本にのぼるということです。 協会では、「清掃をすることで、悲惨な交通事故が一つでも無くなれば嬉しい」と話していました。