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早咲きのぼたん咲き始め
伊那市高遠町山室の遠照寺で早咲きのぼたんが咲き始めています。 ぼたんは1982年昭和57年に松井教一住職の母親が3株植えたのが始まりで現在境内には170種類2000株が植えられています。 今は早咲きのぼたんが咲き始め訪れた人たちが写真を撮ったりしながら楽しんでいました。 遠照寺では現在ぼたん祭りを開催していて本格的に花が咲く22日以降から入場料400円がかかります。 花の見頃は今週末ころからで6月はじめまで楽しめるということです。
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南アルプス国立公園指定50周年記念特集⑧
南アルプスの登山口、北沢峠まで続く林道バスの安全を日々、守っている人たちがいます。 午前6時。伊那市長谷黒河内にある、伊那市営南アルプス林道バス営業所。パトロール員の西村福雄さんの1日が始まります。 大きな落石を道路脇によせる西村さん。「こんなのまだ楽だよ」と話します。 林道沿いは地盤が緩いため、雪解けの時期や大雨の後は、落石が多くみられます。毎朝、バスが通る前に、林道を整備するのが西村さんの仕事です。 数メートル進んでは車を停め、落ちている石などを片付けます。バスで行けば40分ほどの歌宿まで、西村さんは1時間半ほどかけて行きます。 南アルプス林道バスは、4月下旬から11月までの登山シーズン中に運行が行われています。シーズン中の利用者は平均して4万6千人。この間、職員10人がバスの運行に携わっています。林道は、自然保護のためのマイカー規制がされています。 南アルプス林道バスは昭和55年、1980年に林道の開通と共に開業しました。これまでにバスの事故は1度も起きていません。 開業当時から運転手をつとめている人もいます。西村茂さん65歳。30歳の時から運転手をしています。毎朝、運行前にバスの安全点検をします。 安全点検と点呼を終えると、登山者を乗せて、標高1680mの歌宿を目指します。 途中バスを停め、石灰岩の岩壁に咲くシナノコザクラを乗客に紹介します。「バスに乗るだけでなく、いろんな事が知れたと言われるのがうれしい」と西村さんは話していました。 パトロールを終えた西村福雄さん「お客さんにきれいな林道だねと言ってもらえる感動がひとつの楽しみ」と話します。 南アルプス林道バスを守る人たち。 林道を愛する思いが、無事故の歴史を築きあげています。
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サルの囲い罠 高遠町と長谷に設置へ
伊那市は鳥獣被害防止対策として今年度、サルの囲い罠を新たに2基設置するほか、センサーカメラによる野生動物の調査を実施します。 19日、伊那市役所で上伊那鳥獣被害対策協議会総会が開かれ、各市町村が進める事業計画などが報告されました。 事業費は上伊那全体で1,800万円、そのうち1,500万円は交付金でまかなわれます。 伊那市の事業費は600万円で、事業内容はサルの囲い罠設置に300万円、くくり罠購入に200万円、センサーカメラ設置に100万円となっています。 サルの囲い罠は伊那市横山に今年2月に設置され3月までに5頭が捕獲されたということです。 同じタイプのものを高遠町と長谷に1基ずつ設置する計画です。 10メートル四方の金網の中にエサを置き呼び寄せるもので、斜めに設置されたトタンを滑り降り中には入れますが外には出ることができない構造になっています。 地上部分に30センチほど金網をはわすことで穴を掘って逃げることを防ぎます。 伊那市ではほかに動物が通ると自動的に写すことができるセンサーカメラを25台設置し野生動物の調査も行う計画です。 箕輪町は事業費200万円で一斉捕獲を行い、南箕輪村については事業はありません。 上伊那全体の平成24年度の被害額はおよそ1億円で白鳥孝会長は「鳥獣被害により農林業が立ち行かなくなることがないよう、対策を講じていきたい。」と話していました。
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三浦輝峰さん 肖像画・風景画展
伊那市出身で日本を代表する肖像画家、三浦輝峰さんの肖像画・風景画展が伊那市坂下のはら美術で開かれています。 会場には、肖像画と風景画、あわせて60点が飾られています。 三浦さんは、肖像画を書く際には、必ず本人と会って表面だけでなく人がらや積み重ねた歴史など内面も表現するよう心がけているということです。 作品はすべて油絵です。 ひび割れを防ぐためにうすく塗り重ねていて、肖像画の技法が風景画にも生かされています。 三浦さんは、「伊那谷の澄んだ空気や光を感じてほしい」と話しています。 三浦輝峰さんの肖像画・風景画展は、20日まで、伊那市坂下のはら美術で開かれています。
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森林浴を楽しみ 坂下区民ハイキング
伊那市坂下区は、森林浴を楽しみながら区民の交流を深めようと、坂下区民ハイキングを18日、ますみヶ丘平地林で行いました。 この日は小学生からお年寄りまで25人ほどが参加し、ますみヶ丘平地林を1時間程かけて散策しました。 坂下区民ハイキングは区民の交流を深めようと毎年行われている恒例行事です。 ハイキングには、元信州大学農学部教授の島崎洋路さんがガイドとして同行し、平地林について説明していました。 島崎さんは、コシアブラやよもぎなど、この時期、森で採れる恵みを紹介していました。 ある参加者は、「地域の交流は必要。自分で歩けるうちは、これからも参加していきたい」と話していました。
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アドヴァンスが安全ベスト寄贈
コンクリートブロックなどの販売をしている南箕輪村の株式会社アドヴァンス長野事業部伊那出張所は、ボランティアでアクセス通りの美化活動をしている伊那市の住民グループに安全ベストを18日寄贈しました。 18日は、アドヴァンスの沖村隆営業部長が伊那市のアクセス通りを美しくしよう会の小松宏会長に安全ベスト50着を寄贈しました。 アドヴァンスが、支援物品の寄贈するのは今回で2回目です。 県と協定を結び道路愛護活動を行っている団体を支援するために花の苗や安全ベストなどの必要な物品を提供するサポーターにアドヴァンスは登録されています。 会のメンバーは、寄贈された安全ベストを着て作業を行っていました。 アドヴァンスの沖村さんは、「今まで以上に安全にボランティア活動を行っていただきたい」と話していました。
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新園舎でゲームしながら探検
今年3月に竣工した伊那市の竜東保育園の園舎を保護者に知ってもらおうと18日、親子レクレーションが行われスタンプラリーなどをして楽しみました。 竜東保育園は施設の老朽化や伊那市の保育園整備計画に基づき建て替えられました。 親子レクレーションは、保護者に園舎を知ってもらい親同士の親睦を図ろうと開かれたもので、竜東保育園に通う子供と保護者、合わせて300人が参加しました。 18日は、保護者が新しい園舎の案内を子どもたちにしてもらいながら一緒にスタンプラリーをしました。 保育園に関する問題などが書かれたカードを子どもが首にかけ、親の手を引っ張って園内を駆け回りました。 各部屋に描かれている絵を当てたり、自分のクラスで手を洗ったりするとシールがもらえます。 参加した親子たちは一緒になって問題をといていました。 また18日は、普段は使うことが出来ない避難用のすべり台も開放されました。
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パパ‘S絵本プロジェクト伊那 10周年絵本ライブ
伊那市内の父親でつくる読み聞かせグループ、パパ‘S絵本プロジェクト伊那の結成10周年記念絵本ライブが10日伊那市のいなっせで開かれました。 10日は、親子連れおよそ150人が訪れ、歌や読み聞かせを楽しみました。 市内の父親5人でつくるパパ‘s絵本プロジェクト伊那は、父親にも読み聞かせを身近に感じてもらおうと2004年に結成しました。 1年間に10回ほど活動していて、これまでに106回読み聞かせを行ってきました。 北原文徳代表は、「はじめの頃は聞きにくるのも母親が中心で、父親の姿はほとんどなかった。最近は父親の姿もありとてもうれしい」と話していました。
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伊那市 酒井茂副市長辞令交付
17日は酒井茂副市長の辞令交付式が伊那市役所で行われました。 副市長の人事案は16日に開かれた伊那市議会臨時会に提出され全会一致で同意されました。 酒井さんは「これまでの経験を活かし、行政運営を行っていきたい」と話していました。 酒井副市長の任期は、平成30年5月16日までの4年間です。
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南アルプス国立公園指定50周年記念特集⑦
手紙「先月の甲斐駒ヶ岳での当方会員の遭難事故に際しましては、ひとかたならぬお世話になりましてありがとうございます。 せっかくの連休にもかかわらず私共のために危険な救助活動に力を尽くしてくださいました。 突然のでき事に驚きと悲しみと不安でいっぱいだった私たちにとってどんなに心強く救われた思いがしたことか・・・ ご家族の手でご葬儀を終えられまして、私共もお別れをいたしました。 本人は、まだまだ大好きな山登りを続けていきたかったのだろうと思うと胸がいたむばかりです。 今後は、各自1人1人が万全の準備を怠ることなく安全登山を楽しむよう留意するつもりでおります。 南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会隊長 西村和美様」 登山者の遭難救助活動をしている南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会は、昭和37年1962年12月に旧長谷村の浦公民館で発足しました。 協会は、南アルプスの北部、鋸岳から塩見岳までが主な管轄エリア。 隊員は、80人で、市役所職員がその大半を占めています。 山岳遭難が発生した場合は、消防団と同様24時間365日出動を求められます。 おととし、創立50周年を迎えた協会は、南アルプスの歴史とともに歩んできました。 4代目隊長の西村さんは「一番の自慢は、二次遭難を出していないこと」と話します。 長谷溝口の西村和美さん69歳。 仕事は第一線を退き趣味の木工を楽しんでいます。 平成5年から隊長となり、今も現役で隊を指揮しています。 南ア北部を知り尽くし、守ってきました。自然と動物、酒と自由をこよなく愛する山男で、その気さくな人柄は、隊員から厚い信頼を受けています。 隊長就任以来の出動回数は70回以上。 救助活動には常に危険がつきまといます。 隊の発足当時から現在まで活動を見守ってきた長谷総合支所長の中山晶計さん。 隊員を山に送り出す家族にも寄り添いました。 中高年を中心とした登山ブーム、軽装備の登山者の増加、技術やモラルの低下で遭難事故も増加傾向にあります。 登山者には遭難者にはなるなと呼びかけ、二次遭難は出さない。 南アルプス北部遭難対策協会のプライドです。
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伊那市教育長 北原秀樹さん
伊那市の新しい教育長は高遠町長藤の北原秀樹さんに決まりました。 17日は、伊那市教育委員会の定例会が市役所で開かれ新しい教育長には北原さんが決まりました。 北原さんは「食育に力をいれ、教育の資質向上に努めたい」と抱負をのべました。 北原教育長は、昭和25年生まれの63歳。信州大学教育学部を卒業後、県内の小中学校で教鞭をとり、箕輪中学校の校長を務めました。 教育長の任期は、平成30年5月16日までの4年間です。 また17日は、教育委員長の選挙も行われ松田泰俊さんが再任されました。
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中条盆栽・山野草クラブ展示会
中条盆栽・山野草クラブの展示会が17日と18日の2日間、伊那市西箕輪の中条公民館で開かれています。 会場には会員が育てた盆栽と山野草およそ250点が並んでいます。 アツモリソウの栽培に力を入れていて、南アルプス原産のものや、ロシア原産のものなど23鉢が並びます。 クラブでは、「盆栽と山野草を一緒に展示しているところはほかにないので、両方の良さを楽しんでほしい」と来場を呼び掛けていました。 中条盆栽・山野草クラブの展示会は18日まで、伊那市西箕輪の中条公民館で開かれています。
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天竜川水系環境ピクニック 上下伊那でごみ拾い
上下伊那の天竜川の河川敷で一斉にごみ拾いを行う天竜川水系環境ピクニックが17日行われました。 92の企業や団体から4,500人が参加し、辰野町から下伊那郡の天龍村までを6つの地区に分けて河川敷のごみを拾いました。 このうち箕輪地区では11社から440人が参加しました。 天竜川水系環境ピクニックは、公益財団法人 長野県テクノ財団の伊那テクノバレー地域センターが、天竜川の現状を認識し、モラル向上につなげようと 毎年行っているものです。 17日に集められたごみは、空き缶が755個、空き瓶が209個、不燃ごみは463袋、可燃ごみは133袋などでした。
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中央アルプス地区山岳遭難対策協会が新型ヘリで訓練
中央アルプス地区山岳遭難防止対策協会の救助訓練が17日、駒ヶ根市で行われました。 隊長で70歳になる伊那市西春近の唐木真澄さんも本格的な登山シーズンとなり隊員の士気を高めていました。 訓練は県警が導入した新機種やまびこ2号による救助方法を習得しようと、中ア遭対協が行ったものでおよそ15人が参加しました。 ヘリからワイヤーを使って下降したり、遭難した人を救助し上昇する訓練を行いました。 やまびこ2号は、これまでの1号と比べパワーが倍になるなど性能がアップしました。 その分、吹き降ろす風が強くなり救助者の足場の確保がこれまでより重要になってくるということです。 隊長の唐木真澄さん。70歳。隊員となって37年目。 2007年から隊長を務めています。 4月に県山岳協会の会長となり中ア遭対協は今月末で引退します。 今回が最後ということもあり唐木さんは訓練に参加し、隊員の士気を高めました。 唐木さんは「引退はするがこれまで培ったものを若い人たちに伝えていきたい。」と話していました。 長野県警によりますと今年の山岳遭難の件数は6日現在42件で死者は9人。 このうち北アルプスが最も多く23件で死者が5人。 中央アルプスが2件、南アルプスが1件でそれぞれ死者はいません。
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高遠・長谷総合支所長 交代へ
伊那市は、任期満了に伴う高遠町地区と長谷地区の総合支所長の人事異動を今日内示しました。 高遠町地区の新しい総合支所長には、高遠町総合支所産業振興課主査の広瀬源司さん。 長谷地区の新しい総合支所長には、伊那市観光協会の観光プロモーター池上直彦さんが就任します。 合併後の平成20年5月23日以来、高遠町総合支所長をつとめてきた伊藤俊規さんと長谷総合支所長の中山晶計さんは、任期満了となる22日で退任します。 新しい総合支所長の任期は、23日から平成28年3月31日までとなっています。
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伊那市副市長に酒井氏 再任
伊那市の白鳥孝市長は、副市長に酒井茂さんを再任する人事案を16日市議会に提出し、全会一致で同意を得ました。 任期満了に伴うもので、任期は、17日から平成30年の5月16日までとなります。 酒井さんは、東春近在住の61歳。 京都大学農学部を卒業し、昭和50年に市の職員となりました。 旧伊那市の助役を経て、平成18年5月に新伊那市の助役に就任。 平成19年4月から副市長を務めています。
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南アルプス エコパーク登録へ
文部科学省は、ユネスコの国際諮問機関が南アルプスのエコパーク登録を勧告したと15日発表しました。 文部科学省内にあるユネスコの国内委員会が去年9月に南アルプスのエコパーク登録を申請していました。 エコパークは、生態系の保全と持続可能な自然と人間社会の共生を目的としてユネスコが登録しています。 現在、117か国、621の地域が登録されていて、日本では、志賀高原や屋久島など5か所です。 南アルプスは、長野、山梨、静岡3つの県の10市町村にまたがり、面積は、30万ヘクタールです。 エコパーク正式登録は、6月にスウェーデンで開かれるユネスコの理事会で審議され、正式決定される見通しです。
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南アルプス国立公園指定50周年記念特集⑥
旧長谷村公民館は、南アルプスの紹介や登山事故防止を目的に、国立公園に指定された昭和39年に八ミリ映画「南アへの道」を制作しました。 3,000メートル級の山がつらなる南アルプス国立公園は、甲斐駒・鳳凰山系、白峰山系、赤石山系の3つの大きな山系により構成された日本を代表する山岳公園です。 公園の範囲は山梨県、長野県、静岡県の3県にまたがり、東西はおよそ15km 南北は50kmに及び総面積は35,000haあります。 南北に長いこの山脈は、富士山に次いで日本高い北岳をはじめ、仙丈ケ岳、塩見岳など3,000メートル級の山が10、2,500メートル以上は36あります。 南アルプスの森林限界より上の高山帯にはお花畑が分布していて、キタダケソウ、タカネビランジなどといった固有種など貴重な植物が群生しています。 また、ニホンカモシカなど30種類以上の哺乳類が確認され、なかでもライチョウの生息地としては世界で最も南に位置する場所で、重要な地域となっています。 南アルプスの多くの山はもともと海の底にあった地層でできていて、中央構造線を中心とした長野県内では、日本列島の土台を作ったプレートが作り出した貴重な地質を観察する事ができ、平成20年に日本ジオパークに認定されました。 国内に30か所ある国立公園。 南アルプスは昭和39年6月1日全国で23番目に指定されました。 伊那市長谷総合支所の中山晶計総合支所長。 旧長谷村役場職員だった中山さんに当時の事を伺いました。 中山さんは「指定以前の昭和36年頃から登山道の整備や山小屋修復など、国立公園指定に伴い増加が予想される登山者の受け入れの準備が役場を中心に行われていた」と話ます。 国立公園指定により、全国的に名前が知られるようになった南アルプス。年間に訪れる人は、年々増加傾向にあり、ここ10年は約60万人となっています。 昭和55年 南アルプス林道が開設し北沢峠まで行けるようになると登山が楽しめる山へとなりました。 登山客が集中する夏山シーズンは、高山植物の踏みあらしや、排泄物による環境悪化が問題となっています。 また、気候変動による高山植物の衰退、ニホンジカによる食害など課題は少なくありません。 伊那市などは、増加する登山者に対して環境負荷軽減に向け登山客に持ち帰る事ができる携帯トイレの普及を目指しています。 公園を管理する南アルプス自然保護官の中村仁さんは「自然の変化を細やかにとらえながら、みんながこの環境を次の世代にいかに残していくか行動し、活動していくことで、次の50年に南アルプスの自然が残せる」と話します。 国立公園指定から50年の節目を迎えた南アルプス 先人たちが残してくれたこの自然を、次の50年に向け守り伝えていく事が私たちの役割かもしれません。
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5月12日は看護の日
5月12日は看護の日です。 16日までの看護週間にあわせ、伊那市の伊那中央病院は、看護の日をPRするイベントを12日に行いました。 看護の日は、ナイチンゲールの誕生日の5月12日で、今年は今日から16日が看護週間となっています。 院内では、看護師が病院を訪れた人に看護の日をPRする絆創膏を手渡しました。 この日はこのほか、血圧や体脂肪、骨密度の測定などが行われました。
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第9回西町区美術作品展とお宝展
伊那市西町の区民による「第9回美術作品展とお宝展」が16日から、西町公民館で開かれています。 会場には、区民が手掛けた絵画や写真などの美術作品と、区民所蔵の書画や骨董品などおよそ120点が並んでいます。 西町区では年に1回、区民の作品の発表の場として展示を行っています。 今年から初めて区民から集めた書画や骨董品などの展示も行われています。 中村不折、池上秀畝の掛け軸や、陶器などの骨董品を見ることができます。 西町区民による「第9回美術作品展とお宝展」は、18日(日)まで、伊那市の西町公民館で開かれています。
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南箕輪中学校2年 堀江大晴くん彫刻コンクールで銅賞
美ヶ原高原美術館が主催する「第13回こどもたちの彫刻コンクール」で、南箕輪中学校2年の堀江大晴君が中学生の部で銅賞に選ばれました。 中学生の部で銅賞に選ばれたのは、南箕輪中学校2年堀江大晴くんの作品「鯉」です。 こどもたちの彫刻コンクールは、全国の小中学生を対象に、子ども達の創造性や感性を育むことを目的に開かれていて、今年で13回目です。 今年は全国から356点の応募があり、そのうち49点が入賞作品に選ばれました。 堀江くんは自宅で飼っている鯉を見本に段ボールを張り合わせて作品を作りました。 堀江くんの他にも、美術部の4人が入賞していて、南箕輪中学校は「学校賞」を受賞しています。
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南アルプス国立公園指定50周年記念特集⑤
「1億年のロマン 戸台の化石」 伊那市長谷戸台。 ここにあるのが化石です。 今からおよそ1億2,000万年前の白亜紀の化石を数多く産出しています。 海抜1,000メートル以上の戸台で、海の生物の化石が発見される…長い年月と地球の偉大さを感じます。 北村健治さん71歳。 「戸台の化石」保存会の会長で、戸台のアンモナイトの発見者です。 北村さんは「叩けば簡単に割れる。光っているものは全て化石、小さすぎて全てを判別することは困難」と話します。 続けて「地層の沈下速度は一定、きれいな面を作って沈下していく、これを層理という。一緒にアンモナイトやサンカクガイなども沈下している、戸台の化石は空洞がなく潰れている、そのため層理面を探せば化石は出てくる。」と話していました。 これまでに戸台で発掘された化石は5,720標本を数えます。 これら全ては、戸台の化石保存会により、伊那市の長谷公民館、戸台の化石資料室に展示・保管されています。 北村さんによると「化石というとアンモナイトに注目が集まるが、戸台の化石を有名にしたのは実はサンカクガイ、サンカクガイの化石は日本の中でも2~3番目の古さで発見されている」ということです。 保存会では毎年学習会も開き、太古のロマンを子どもたちに伝えています。
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ローメンファンからまちおこし団体へシフト
伊那の名物ローメンを応援し、名物としてPRしていこうと活動してきた「伊那ローメンファン倶楽部」は、ローメンを通したまちおこしを行う団体へとシフトすることを決めました。 14日夜は、伊那ローメンファン倶楽部の総会が、伊那市のタウンステーション伊那まちで開かれ、9人が参加しました。 新たな活動のスタートとして、今回倶楽部のルールとなる、什(じゅう)の掟七か条を作りました。 高遠藩主から会津藩主となった保科正之の精神を受け継ごうと、会津藩の掟をなぞったものです。 倶楽部は、平成23年12月に発足しました。 入会は年度ごと行われていて、平成24年度は225人、25年度は、99人が入会しました。 2年間の活動をふまえ、ローメンのファンの立場から、ローメンを通したまちおこしを行う団体へとシフトすることを決めました。 これまでにあった倶楽部に入会するとローメンズクラブ加盟店で100円引きのサービスが受けられる特典は廃止となります。 14日の段階で今年度の入会者は9人となっています。 また、任期満了に伴う役員の選任が行われ、新たに倶楽部の部長として平澤正貴さんが選ばれました。 伊那ローメンファン倶楽部では、毎週水曜日にタウンステーション伊那まちに集まり、地域の活性化策について話し合うなど活動していくとしています。
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伊那市議会議長に伊藤泰雄氏 副議長柴満喜夫氏
伊那市議会議員選挙後初の市議会臨時会が、15日、市役所で開かれ、議長には、伊藤 泰雄さんが、副議長には柴 満喜夫さんが選ばれました。 議長には、2人が立候補し、選挙で選ばれました。 立候補したのは、選挙前にも議長を務めた無所属の伊藤 泰雄さんと、共産党の飯島 光豊さんです。 選挙は、全ての議員21人で投票を行い、18対3で伊藤さんが選ばれました。 伊藤さんは、これまでにある議会改革特別委員会・道路交通対策特別委員会のほかに、人口減少対策について検討する特別委員会を設置したいとしたほか、「市民との意見交換の場を設け積極的に活動したい」と挨拶しました。 副議長選挙には共産党の柳川 広美さんと無所属の柴 満喜夫さんの2人が立候補し、21人が投票した結果、17対3で柴 満喜夫さんが選ばれました。 正副議長の任期は申し合わせにより2年となっています。 また常任委員会の構成も決まりました。 総務委員会委員長には、黒河内 浩さん、社会委員会委員長には、中山 彰博さん、経済建設委員会委員長には若林 敏明さん、議会運営委員会委員長には竹中 則子さんが選任されました。
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第7回全国カデ・エペ選手権大会 10月18日・19日に開催
若手選手の育成と交流を目的に毎年箕輪町で開かれているフェンシングの大会「全国カデ・エペ選手権大会」が、今年は10月18日と19日に開催される事が決まりました。 15日、箕輪町で長野県フェンシング協会の総会が開かれ、今年度の事業計画が決まりました。 今年の第7回全国カデ・エペ選手権大会は、10月18日(土)と19日(日)の2日間、箕輪町社会体育館を会場に開かれます。 13歳以上17歳未満が出場する、若手選手の育成と交流を目的とした大会で、去年は、全国から97人が出場しました。 なお、「第9回みのわもみじカップフェンシング大会」は、10月4日(土)と5日(日)に箕輪町社会体育館で開催されます。
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伊那市手良の登内さん宅 ジャーマンアイリス咲き始め
伊那市手良八ツ手の登内さん宅では、ジャーマンアイリスが咲き始めています。 つぼみもまだ多くあり、今週中には見頃になるということです。
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伊那まつり公式Tシャツデザインが決定
8月2日・3日に開催される第42回伊那まつりの、公式Tシャツのデザインが決まりました。 Tシャツは7点の応募があり、15日、市役所で審査が行われました。 審査の結果、伊那市の降幡聡さんの作品がTシャツのデザインに採用される事が決まりました。 白と黒のコントラストで竜を表現している点が個性的だと評価されました。 また、うちわは、高遠北小学校4年の伊藤良菜さんの作品に決まりました。プロではない作品が選ばれたのは初めてです。 Tシャツの予約注文は6月5日から始まり、うちわは、1口2万円で協賛する企業などを募集しています。
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南アルプス国立公園指定50周年記念特集④
2008年に撮影された南アルプス仙丈ケ岳の馬の背の様子です。 山肌が見えてしまっています。 原因は、ニホンジカが植物を食べてしまったから。 ニホンジカの食害から高山植物を守ろうと、南アルプスを構成する伊那市などの4市町村や3つの地方事務所、信州大学農学部などにより2007年に南アルプス食害対策協議会が発足しました。 南アルプスの植物を守ろうと、奔走し続けている人たちがいます。 信州大学農学部食料生産科学科の竹田謙一准教授。 南アルプス食害対策協議会発足当時から、その一員として研究を続けています。 竹田准教授は、「南アルプスにはもともとニホンジカがたくさん生息していた。それで里に下りられなくなったニホンジカが、上に上がってきた」と話します。 協議会では、2008年から、仙丈ケ岳の馬の背のお花畑に防護柵を設置しています。 2009年には、ボランティアを含め44人が参加しました。 シカの侵入を防ぎ、食べられてしまった花を復元させるためです。 防護柵を張った直後のお花畑です。 その2年後のお花畑です。 シナノキンバイや、ミヤマキンポウゲなどの貴重な植物が戻ってきました。 竹田准教授は、「柵の中と外では植物の量が全く違う。残念ながら、多様な植物が一度に戻ってはいないが、1年に1種類ほどのペースで戻ってきている」と話しています。 しかし、根本的な対策には、ニホンジカの個体数を減らすことが必要です。 協議会では、猟友会に委託して個体数調整を行っています。 南信森林管理署の発表によりますと、昨年度は南アルプスの国有林で1,771頭のニホンジカが捕獲されました。 竹田准教授は、「これからは、被害にあっている場所で捕獲をしていくことが必要になってくる」と話します。 長谷猟友会の北原幸彦会長。 地元の猟友会として、ニホンジカの捕獲に取り組んでいます。 狩猟歴60年のベテランです。 北原さんは、「罠にいっぱいかかってればいいと思うけれど、かわいそうだなあと思って処理してくる」と話していました。 長谷猟友会は、山梨県側の猟友会と協力して、南アルプスでニホンジカの捕獲を行っています。 長野県側は、2011年に初めて高山帯での捕獲に踏み出しました。 標高2000メートルの大平山荘付近でくくりわなを設置しました。 また、昨年度は、環境省が初めて高山帯で銃による捕獲実験を行いました。 北原さんは、「一人では守れない。みなさんの協力が必要なこと」と話しています。 竹田准教授は、「高山帯でできること、里でできることをそれぞれやっていくことが求められる」と話していました。 ニホンジカの食害から、貴重な高山植物を守るための地道な取り組みが続きます。
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園児がレンゲ畑でのびのび遊ぶ
南箕輪村の西部保育園の園児は7日近くの田んぼでレンゲの花摘みをして楽しみました。 園児たちがレンゲ摘みをしたのは、近くで農業を営む唐澤俊男さんの田んぼです。 唐澤さんによりますと、昭和20年代頃までは、多くの田んぼでレンゲが作られ、花が咲いた後、田おこしをし、そのまま肥料として使われていたという事です。 しかし化学肥料の普及によりレンゲ畑の風景も次第に見かけなくなりました。 子どもたちは、田んぼ一面に広がるレンゲの中を走りまわったり、寝転んだりと、思い思いに楽しんでいました。 唐澤さんは「子供達には、花摘みを通して少しでも農業に興味を持ってもらえれば」と話していました。 唐澤さんは、去年からレンゲを肥料にした稲作に取り組んでいて、この日花摘みをした田んぼでは20日頃田植えを行うという事です。
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新宿の小学生が森で間伐を体験
伊那市と友好都市提携を結んでいる東京都新宿区の小学生が14日、伊那市のますみヶ丘平地林にある新宿の森で間伐を体験しました。 間伐を体験したのは、新宿区の落合第六小学校の6年生23人です。 新宿の森は、伊那市と新宿区との間で締結されている協定に基づき設けられているおよそ4,000平方メートルです。 落合第六小学校は、平成21年から毎年、身近にない自然環境の中で様々な体験をする移動教室を伊那市で行っています。 14日は、ますみヶ丘平地林の手入れなどをしている、NPO法人伊那谷森と人を結ぶ協議会のメンバーから間伐の方法を教わり、ノコギリを使って木を切りました。 高さ10メートルの木が倒れると児童らは歓声をあげていました。 うまく切ることができず、ロープを使って倒す班もありました。 児童らは、2泊3日の日程で伊那市に滞在し、15日は美篶の田んぼで田植えを行うということです。 21日には、新宿区にある他の小学校からも訪れることになっています。