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警察官駐在所勤務に感謝状
長年にわたり、警察官駐在所に勤務している警察官の妻として警察業務に協力したとして、伊那市東春近の村田千恵さんに長野県警察本部から感謝状が贈られました。
8日、東春近警察官駐在所に長野県警察本部の早川智之警務部長が訪れ、村田さんに感謝状を贈りました。
感謝状は、10年以上駐在所で同居しながら警察業務に協力した妻に贈られるものです。
早川さんは、警察官の夫、茂明さんと共にH12年から松本市や飯田市の駐在所をまわり、去年の3月に東春近の駐在所に来ました。
千恵さんは、夫の茂明さんが不在の時は、電話対応や道案内などをしていて、地域の人が立ち寄りやすいよういつも笑顔を心がけているという事です。
長野県内には170の駐在所があり、今回はそのうちの5人に感謝状が贈られました。 -
東ティモールを訪問していた市民グループ帰国を報告
11月26日から3泊5日で東南アジアの東ティモールを訪問していた市民グループ12人のうちの3人が7日、伊那市役所を訪れ白鳥孝市長に帰国を報告しました。
7日は、団長の野々田高芳さんと矢沢親男さん、北原義克さんの3人が、白鳥市長に訪問の様子を報告しました。
メンバーは、現地で受け取った伝統の織物「タイス」を白鳥市長に手渡すと、28日の独立宣言記念式典に招かれたことや、大統領と懇談したことについて話しました。
訪問は、現地で日本大使を務める伊那市高遠町出身の北原巌男さんの呼びかけをうけ、実現したものです。
メンバーは、「独立前にインドネシア語を強制されていた親と、公用語のポルトガル語を話す子どもとで言語が異なる」「15歳から34歳までの未就労者が6割を超えている」「生活環境が日本の敗戦の時よりも悪い」などと、現状を話しました。
白鳥市長は「我々が現地の人が作った物を買うことで仕事が生まれる。イベントなどで機会を作っていきたい」と話していました。 -
あかまつ学級が松寿荘のお年寄りにヤキイモ振舞う
南箕輪村公民館の公民館学級「あかまつ学級」のメンバーが10日、デイサービスセンター松寿荘でやきいもを作り、お年寄りに振舞いました。
この日は、あかまつ学級を受講する男性7人が松寿荘を訪れ、施設の周辺に落ちている枝などを使ってやきいもを作りました。
あかまつ学級は、60歳以上の男性を対象に村公民館が去年から開いているものです。
活動内容はさまざまで、参加者の要望に応じて料理などにも挑戦しています。
松寿荘を訪れるのは今回が初めてで、今回は、お年寄りにやきいもを楽しんでもらおうと考えました。
メンバーは、まず、集めた木を整えて窯に入れ、おき作りをしました。
サツマイモは、水でぬらした新聞紙でくるみ、一斗管に入れて焼きました。
焼きあがったイモは、おやつの時間にデイサービスセンターのお年寄りに振舞われました。 -
ラナンキュラス出荷で空きハウス解消目指す
近年人気が高まっている冬花「ラナンキュラス」の出荷が、最盛期に向けて始まっています。
JA上伊那では、労力のかからない冬場の栽培品目として普及に力を入れています。
ラナンキュラスは、キンポウゲ科の冬花です。
出荷のピークは3月ですが、伊那市富県の花卉農家、吉澤昭夫さん宅のハウスでは、出荷が始まっています。
JA上伊那では、3年前から、比較的労力をかけずに栽培できるラナンキュラスの普及を始めました。
上伊那では、夏場、「トルコギキョウ」を栽培している花卉農家が多くいますが、冬場はハウスが空いてしまうため、空いたハウスを有効活用しようとラナンキュラスの栽培を導入しました。
ラナンキュラスは、上伊那で冬場最も多く栽培されている「アルストロメリア」より低い温度で生育することができ、暖房コストを抑えることができます。
また、比較的労力をかけずに栽培することもできるということです。
昨シーズンは全体で8万3千本ほどを出荷しましたが、今シーズンは12万本ほどの出荷を見込んでいます。
花のできは、昨シーズンよりもよいということです。
JA上伊那では、今後、ラナンキュラスをさらに普及させ、冬場のハウスの有効利用と農家の所得確保につなげたい考えです。 -
満光寺で松の雪吊り
これからの雪のシーズンを前に、伊那市高遠町の満光寺では、境内の松を雪の重みから守る雪吊りの作業が行なわれ、本格的な冬を迎える準備が整いました。
長さ10メートルと12メートルの2種類の長さのさおに、それぞれ100本の縄をくくりつけます。
それを松の中心部分に垂直に立て、縄を周囲に落としていきます。
さおを建てる作業、縄を落とす作業も経験と感がものを言います。
完成した雪吊りを眺めるだけでは、わからない苦労がそこにはあります。
作業にあたっているのは、シルバー人材センターに登録している高遠地区の6人で、雪吊り作業は今年で7年目。
リーダーの池上健一さん79歳は、現役時代、水道関係の工事をしてきました。
独学で雪吊りの技を学びました。
満光寺境内3本の松の中で最も有名なのがこの極楽の松。
こちらにも雪吊りが施されました。
樹齢500年ともいわれるこの松は、武田信玄の弟、信廉が高遠城内にあったものを信玄の遺言により、移植したと伝えられています。
以来、極楽の松と呼ばれるようになり、一目見るだけで、極楽往生できると言われています。
明治32年、満光寺は、焼けましたが、境内にある3本の松は残りました。
極楽の松を含め、3本の松は、今では、地域の人たちの手によって、大切に守られています。 -
県高等学校書道教員展
県内で書道を教えている高校の教員が作品を出している長野県高等学校書道教員展が伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、北は長野から南は飯田地域までの高校の書道教員の作品50点が並んでいます。
漢字やかな、前衛、点刻、告示作品など多種多様な作品が一堂に会しています。
教員同士の研鑽や交流の場としてスタートした書道教員展は、今回で35回目を迎えますが、伊那での開催は、今回が初めてです。
作品展を開いている県高等学校書道教育研究会では、「地域の学生たちにも見にきてもらいたい」として来場を呼びかけています。
この長野県、高等学校書道教員展は、12日日曜まで、伊那市のかんてくんぱぱホールで開かれています。 -
視聴者投稿「熊の足跡」
今年は、全国的に、クマとの遭遇による人身事故が相次いでいます。
伊那市でも、クマによる農作物や家畜への被害が出ていますが、視聴者から、クマの足跡の映像が寄せられました。
撮影したのは、伊那市野底の平澤 正憲さんです。平澤さんが撮影したのは、8日の朝です。
平澤さんによると、足跡が発見されたのは、野底の人家の隣の麦畑で、足跡は、伊那北小学校の通学路のほうに向かっているということです。
伊那市によると、クマは、足の大きさなどから、4日に、上牧で目撃された小熊と同じ個体ではないかと見ているということです。
クマは冬眠するシーズンに入り、出没情報も減少していたということですが、今回、目撃・出没情報が寄せられたことから、伊那市では、鈴やラジオを身につけるなど引き続きクマに注意するよう呼びかけています。 -
親子でウサギの土鈴づくり
伊那市創造館の縄文体験教室が、11日開かれ、子ども達が土の鈴「土鈴」づくりを体験しました。
この日は、親子連れなどおよそ20人が参加し、来年の干支、ウサギを模った土鈴を作りました。
創造館では、縄文時代の人たちと同じ体験をしてもらおうと今回初めて縄文体験教室を開きました。
土鈴は、これまでの出土品から、およそ6千年前には作られていたとされています。
参加者は、中を空洞にして玉を入れた後、思い思いのウサギを作っていました。
参加したある子どもは「縄文時代の人たちが作ったものを自分でも作ってみて、とても楽しかった」と話していました。
土鈴は1週間乾燥させたあと、窯を使って焼き上げ、正月前には参加者に配られることになっています。 -
こどもたちのクリスマス会
未就園児とその保護者を対象にした、こどもたちのクリスマス会が9日、伊那市のいなっせで開かれました。
クリスマス会には2人のサンタクロースが登場しました。
子どもたちは、サンタクロースと一緒に、クリスマスの歌を歌いました。
クリスマス会は、子育て支援団体こどもネットいなが毎年開いているものです。
この日は、およそ150組の親子が楽しみました。
子どもたちには、サンタクロースからプレゼントが贈られました。
プレゼントの袋には、お風呂で役立つグッズや風船などが入っています。
子どもたちは、一人ずつサンタクロースからプレゼントをもらっていました。 -
近藤廉治さん 芽と実文庫に本など寄贈
伊那市美篶の近藤廉治さんが8日、美篶きらめき館の図書室に本160冊などを寄贈しました。
近藤さんから、伊那市教育委員会生涯学習課の下平成男課長に目録が手渡されました。
寄贈された本は、近藤さんと長年親交のある作家、なだいなださん、宮脇昭さん、河合雅雄さん、伊藤桂一さんの4人の本、160冊です。
中には、絶版になった本も含まれているということです。
本は図書室の棚に並べられ、貸出ができるようになっています。
近藤さんは、南箕輪村の南信病院の院長を務める傍ら、図書館を守り・育てる美篶地域のボランティア組織「図書館大好きの会」の会長をしています。
美篶の地域文庫「芽と実文庫」に多くの本を寄贈しています。
今回は、紙芝居を演じるときに使う舞台を置く台も寄贈されました。
近藤さんは、本の贈呈式の後、親交のある4人の作家について話し、「来年、先生方に伊那に来てもらい、フォーラムを開きたい」と話していました。 -
伊那市が商工業振興補助金の経済効果を試算
伊那市は、商工業の振興や雇用創出を目的として交付している商工業振興補助金による経済波及効果の試算をまとめました。
これは、9日に開かれた伊那市議会12月定例会で、議員の質問に答えたものです。
商工業振興補助金は、商工業の振興や雇用機会の拡大を図ることを目的に交付しているものす。
伊那市では、4年前からこの補助金を導入していて、4年間で市内外の34社が補助金を活用しています。
伊那市では、これらの企業が雇用している人たちが行う消費活動による経済効果と、企業の設備投資による経済効果を算出しました。
それによると、雇用されている人が、年間に消費する消費額は44億5800万円、4年間で178億3200万円の経済効果があると試算しました。
また、企業の設備投資による経済効果は4年間で171億円になるとしています。
市では、これらすべてとは限らないが、かなりの部分が市内で消費されているとみています。
伊那市では、美篶にある伊那工場を閉鎖する方針を打ち出しているNECライティングにも1億5800万円の商工業振興補助金を交付していますが、今後、NECライティングに補助金の返還を求める方針です。 -
南箕輪村松くい虫対策計画示す
南箕輪村は、松くい虫被害の対策として、今後発生した被害木を伐倒、破砕処理するほか、大芝高原のアカマツについては、引き続き薬剤を樹幹注入して対応していく計画を示しました。
9日は、今年の夏南箕輪村で初めて松くい虫被害が確認された事を受けて、第1回森林病害虫等防除対策協議会が開かれました。
初会合では、唐木一直村長が県の職員や森林組合、有識者など10人を委嘱しました。
唐木村長は、「松くい虫被害が実際発生して残念な思い。大芝高原のアカマツは残したいという思いが強い。皆さんの意見を聞き、対策を進めたい」と挨拶しました。
協議会では、正副会長が選任され、会長には、上伊那森林組合理事の山崎 清房さんが選ばれました。
山崎さんは、「大変な問題だが、皆さんの知恵を頂いて、良い方向に導きたい」と挨拶しました。
協議会では、南箕輪村から、来年度実施する被害対策の計画が示されました。
それによりますと保全する対象となったのは135ヘクタールで、被害が確認された田畑や神子柴などの被害木を伐倒、破砕処理を行うほか、大芝高原で薬剤を樹幹注入します。
また、大芝高原の11ヘクタールを被害拡大防止のため、広葉樹に樹種転換したいとの考えを示しました。
この計画の策定により、国などから事業費の3/4以内の補助を受けられるということです。
委員からは、「破砕処理以外の処理方法を検討したのか」
「費用はどの程度かかるのか」などの質問が出されていました。
南箕輪村では、委員の意見を参考にして、計画を長野県に提出する予定です。 -
東部中、高遠中、長谷中 学校再編検討
伊那市教育委員会は、東部中、高遠中、長谷中の3つの中学校について、通学区再編などの検討を進めています。
県内一のマンモス校である東部中と、過疎により生徒数が減少している、高遠中と長谷中の問題を解消しようと、市教育委員会が今年度から、本格的に議論を進めています。
再編は「東部中学校の通学区内の生徒が、希望により隣接する中学校へ通えるようにする」、「東部中の分割や、高遠中と長谷中の統合など学校の再編」、「高遠高校との中高一貫校を見すえた連携」の3つ案を柱に検討が進められています。
市教育委員会では、構想がまとまり次第、関係者による委員会を立ち上げ、議論を進めていきたいとしています。 -
高遠第一、第四保育園統合検討
伊那市は高遠町の第一保育園と第四保育園の統合について、園舎の建設に過疎債が活用できる、平成27年度までに検討をしていきたいとしています。
これは9日開かれた、伊那市議会一般質問の中で、議員の質問に対し、白鳥孝市長が答えたものです。
白鳥市長は、高遠第一保育園は園児が減少、第四保育園は園舎が老朽化している事から、地元の意見を聞きながら、統合を踏まえ今後の在り方について検討を進めたい考えを示しました。
統合する場合、新しい園舎の建設については、過疎債の期限となる、平成27年度までに行いたいとしています。
この他に伊那東、竜東、伊那北保育園についても、園舎が老朽化している事等から、建て替えや統合について検討を進めたいとしています。 -
上伊那高等学校美術展
上伊那の8校の高校の美術部などが参加する第49回上伊那高等学校美術展が、伊那市の伊那文化会館で開かれています。
会場には、駒ヶ根工業高校を除く上伊那8校の、美術部やイラスト部、120人ほどの作品が並んでいます。
油絵が主で、そのほか陶芸やガラス工芸など、およそ165点が並んでいます。
この美術展は、地域の高校生の交流の場となっているほか、1年間の成果を披露する場所となっています。
生徒達の代表が、7月頃から準備をはじめ、自分達で作品展示も行っています。
美術展は、コンクールにもなっていて、選ばれた10数点が、来年1月の県の高校美術展に出品されます。
県全体の美術展で入賞すれば全国の美術展に進む事ができます。
今年は、50号の大作に挑戦する生徒が増えたほか、陶芸などジャンルの幅も広がったということです。
美術展の関係者は、「高校生らしい構成の中で、のびのびと自分を表現している作品が多い」と話し、多くの来場を呼びかけていました。
この上伊那高等学校美術展は、12日(日)まで伊那文化会館で開かれています。 -
くじらくらぶ クリスマス会
未就園児とその保護者を対象にした伊那市長谷公民館の子育て教室「くじらくらぶ」の親子は8日、園児が扮する小さなサンタクロースと一緒にクリスマス会を楽しみました。
手作りのマントと帽子を身につけてサンタクロースに扮したのは、長谷保育園の年長園児17人です。
長谷公民館のくじらくらぶではこれまで公民館長がサンタ役をつとめてきましたが、今年は小さな子供にも親しみやすいようにと園児にサンタ役をお願いしました。
小さなサンタさんは、クリスマスの歌を披露した後、お菓子や粘土が入ったプレゼントを子供達に渡していました。
くじらくらぶのある母親は、「とてもかわいいサンタさんなので子供もとても喜んでいました」と話していました。 -
久保区にAED設置
南箕輪村の地区公民館として初めて、久保区に自動体外式除細動器・AEDが設置される事になりました。
8日、久保区の向山實直区長らが南箕輪村役場を訪れ、唐木一直村長からAEDを受け取りました。
このAEDは、村が昨年度貸出用に購入したもので、今回久保区で常設する準備が整ったため公民館としては初めて設置される事になりました。
村ではこれまでに、保育園や公共施設などでAEDを設置していますが夜間利用できるものは少ないため、久保区では公民館に人がいない夜も持ち出しを可能にしたという事です。
向山区長は、「区民の安全のため有効利用したい」と話していました。
久保区では今後、設置場所の周知を図るとともに、消防団や自主防災会などと協力して区民を対象にした使い方の講習会を開くという事です。
また村では、今後、要望があれば地区公民館単位でのAED設置を進めていくという事です。 -
伊那市福島に大型店が出店の計画
伊那市福島に、小諸市に本社を置く大型スーパーマーケットが、出店を計画していることが分かりました。
これは、今日開かれた伊那市議会12月定例会の一般質問で明らかになったものです。
出店を計画しているのは、小諸市に本社を置くスーパーマーケット「ツルヤ」で、出店場所は福島の農地を予定してます。
伊那市によりますと、11月中旬、ツルヤから伊那市に対して農地転用の申請があり、市では、伊那市農業委員会で審議を行いました。
その結果、「許可相当」との判断をし、県に提出する農地転用の申請書を作成。11月末、長野県に提出しました。
計画では、敷地面積およそ1万3000平方メートル、売り場面積2500平方メートルを予定しています。
市議会で、議員から、「地元の商業者を守るため、伊那市として出店を規制できないか」との質問がありましたが、白鳥孝市長は、「法律で出店を規制できなければ、伊那市として出店を規制できないのが現状」と答えました。
伊那商工会議所では、10月下旬に中心市街地の商店に配慮した大型店の出店を求める要望書を伊那市に提出しています。 -
マロニー(株)伊那工場起工式
伊那市が企業誘致した食品製造会社、マロニー株式会社の伊那工場の起工式が8日、伊那市小沢で行われました。
市では経済情勢が厳しいなか、雇用拡大に期待を寄せています。
起工式には、マロニーの関係者や市職員などおよそ20人が出席しました。
マロニーは大阪に本社を置く食品メーカーで創業は1950年。大阪のほか、浜松、福岡に工場があり、伊那工場は4番目となります。
じゃがいものでんぷんを原料とする、でんぷん麺が主力で、今年7月の決算時の売上高は28億円、従業員数は、およそ160人です。
マロニー伊那工場は、小黒川パーキング北西側に建設され、工場の延べ床面積は5000平方メートルを予定しています。
その後拡張し最終的には、およそ1万平方メートルを計画しています。
来年7月から予備操業を開始し、再来年春からの本格稼働を目指します。
従業員は全て地元から採用する予定で初期段階は50人ほど、最終的には120人ほどを計画していて、工場責任者は伊那市手良の伊藤功さんに決まっています。
企業誘致を進めてきた伊那市では、経済情勢が厳しいなか雇用拡大に期待を寄せています。
マロニーでは技術者や監督職などは既に募集を始めていて、作業者については、来年5月頃から順次募集をはじめていくということです。 -
行方不明者協定締結
伊那市高遠町勝間区と社会福祉法人高遠さくら福祉会は、行方不明になった人を協力して捜す行方不明者協定を結びました。
8日は伊那市高遠町勝間区のグループホーム桜で協定の調印式が行われました。
この協定は、グループホームを利用している人などが施設を出て、行方不明になった場合などに地区住民が協力して捜すものです。
地区住民は、地域の地理に詳しいことなどから、協定を結ぶことで行方不明者の早期発見が期待されています。
協定を結んだ、福祉会の山浦恭民理事長は、「地元と施設がこれまで良好な関係を続けてきたおかげです。これを機会に他の施設でもこのような協力関係が築かれることを願います。」とあいさつしました。
また勝間区の小松博康区長は「施設は入所している地区住民もいるし、働いている人もいる。協定が施設と地区の発展につながることを期待する」と話しました。 -
信大農学部の山ぶどうワイン販売始まる
信州大学農学部の学生が栽培した山ぶどうを使ったワインの販売が8日から、南箕輪村の信大農学部で始まりました。
山ぶどうワインは、アルコール12度の赤ワインで、720ミリリットル入りのフルボトルと360ミリリットル入りのハーフボトルの2種類があります。
ワインの原料となる山ぶどうは、信大農学部食料生産科学科の学生が実習の一環として栽培したものです。
10月に収穫作業が行われおよそ1.5トンの山ブドウが獲れました。
醸造は塩尻の業者に委託し、フルボトルは600本、ハーフボトルは500本作りました。
信大山ぶどうワインは信大農学部の生産品販売所で午前8時半から販売されていて、フルボトルは2500円、ハーフボトルは1500円となっています。 -
ハナマルキ 詩集「おかあさん」を伊那市に寄贈
辰野町に本社を置く味噌メーカー、ハナマルキ株式会社は、自社で制作した詩集「おかあさん」を11月22日、伊那市に寄贈しました。
11月22日は、ハナマルキ広報宣伝室の仁科徹室長が伊那市役所を訪れ、久保村清一教育長に詩集200冊を手渡しました。
詩集は、商品名にちなんで「おかあさん」をテーマに、全国の小学生を対象に募集したものです。
ハナマルキでは、子ども達や保護者にも見てもらおうと去年から学校や図書館に寄贈しています。
久保村教育長は「企業が教育の面で援助してくれることは非常にありがたい。子ども達も励みになると思う」と感謝しました。
詩集は、教育委員会を通じて市内の小学校1クラスに1冊づつ配られる他、図書館にも配布されることになっています。 -
園児にリンゴプレゼント
箕輪村営農センターは、南箕輪村南部保育園の園児に6日、地元でとれたリンゴをプレゼントしました。
この日は、南部保育園に村営農センターの宮下勝美会長やリンゴ農家の田中實さんらが訪れ、園児にリンゴを手渡していました。
田中さんは、除草剤を使わないなど減農薬でリンゴを栽培していて、安心、安全に心がけているという事です。
リンゴのプレゼントは、営農センターの地産地消事業の一環として行われ、今年は、村内5つの保育園に合わせて、およそ700個のふじがプレゼントされます。
営農センターでは、地元のリンゴを食べてもらうことで、味の良さを知ってもらい、消費拡大につなげていきたいとしています。 -
寒天づくり
諏訪地域の冬の風物詩として知られる寒天づくり。
伊那市でも、冬の寒さを利用した寒天づくりが始まっています。
伊那市東春近で寒天づくりを行っているのは、10年前に富士見町から移ってきた小笠原商店です。
寒天は原料の天草をトコロテン状にしたものを冷凍乾燥させてつくるものです。
現在は、冷蔵庫で凍らせた寒天を昼間は太陽にあてて、溶かし乾燥させる作業が行われています。
寒天を外に並べる作業は早朝、太陽が昇る前から始まります
太陽にあてる時は光が多くあたるよう、干した寒天の角度を変え水分を完全に抜くようにします。
小笠原商店では年間およそ、20トンの寒天を生産し羊かんの材料として、主に東京の和菓子店に出荷しています。
この天然の寒天づくりのピークは寒さが厳しきなる1月頃からで、作業は、来年4月の初めまで行われるということです。 -
竹島覚二 作陶展
伊那市長谷の南アルプスアートビレッジ信州の陶芸家、竹島覚二さんの作品展が19日まで、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれています。
竹島さんは、富山県出身。
1982年、昭和57年に人間国宝の近藤悠三さんに師事。
1994年、平成6年に長谷に窯を築き、活動の拠点を移しました。
作品展は、その15年の軌跡を振り返るもので、25の作品が並んでいます。
竹島覚二さんの作品展は、19日まで伊那市高遠町の信州高遠美術で開かれています。 -
伊那市西町区伊那部常会と伊那部宿を考える会バザーの売上の一部を伊那市に寄付
伊那市西町区伊那部常会と伊那部宿を考える会は7日、11月に行われた伊那部文化祭でのバザーの売上の一部を伊那市に寄付しました。
7日は、西町区伊那部常会の総代をつとめる室岡俊明さんと、伊那部宿を考える会会長の矢澤巧さんが伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に寄付金2万円を手渡しました。
伊那部文化祭では、住民が野菜や日用品などを持寄り、毎年バザーを開いています。
常会では、その売上の一部を福祉に役立ててもらおうと平成2年から寄付を行っています。
室岡さんは「福祉に役立てるよう、今後も続けていきたい」と話していました。 -
南箕輪村議会12月定例会 開会
南箕輪村議会12月定例会が7日開会し、環境の保全に関する条例など112議案を提出しました。
環境保全に関する条例は、空き缶やたばこなどのポイ捨てをした人が中止命令に従わない場合3万円以下の罰金を課すものです。
この条例は、可決されれば来年7月1日から施行することになっていて、村では今後、広報紙などを使って村民に周知していくということです。
一般会計補正予算は1,200万円を追加し、総額54億1,400万円とします。
南箕輪村議会は、15日16日一般質問、17日に委員長報告・採決が行われることになっています -
伊那市幼保小連携推進委員会
幼稚園や保育園、小学校の交流を推進する伊那市幼保小連携推進委員会の1回目の会議が7日、伊那市役所で開かれました。
これは、保育園と小学校の連携を図ろうと開かれたものです。
委員は、市内の学校長や保育園、幼稚園の園長など9人で構成されています。
白鳥孝伊那市長は、保育士の小学校への長期派遣、教員お保育園への長期派遣をはじめ、ノーゲームノーテレビの火を設けることなどを提案し、検討を求めました。
伊那市では、連携の現状として、市内の全小学校と保育園で体験入学や運動会などへ招待、子ども同士の交流活動を行なっています。
平成21年度からは配慮の必要な子どもについて発育発達支援表を作成し、乳幼児期から小学校、中学校へと、一環した療育体制をとっています。
課題としては、保育園から小学校へスムーズに移行できるよう、連携カリキュラムを検討していく機関が必要としています。
次回の連携推進協議会は、来年1月に開かれ、連携の方向性や具体的な取り組みについて検討することになっています -
伊那リ寒さに期待 雪まけず
7日は二十四節季の1つ大雪です。
雪が激しく降り始めるころと言われていますが伊那市西春近の伊那スキーリゾートのゲレンデには雪がなく、関係者は冷え込みに期待しています。
伊那スキーリゾートでは、毎年この時期にスノーマシーンによる雪まきを始めます。
しかし今年は気温が下がらず雪まきができません。
伊那スキリーゾートの池田俊介副支配人は「雪まきができる-3度の日が続いてほしい」と話していました。
長野地方気象台によりますと、7日朝の伊那市の最低気温は1度で11月上旬から中旬の気温だということです。
伊那スキーリゾートのオープンは18日土曜日を予定していて、関係者は冷え込みに期待しています。 -
箕輪中学校の3年生 松島保育園を訪れ園児と交流
箕輪中学校の3年生が7日、松島保育園を訪れ園児と交流しました。
7日は、箕輪中学校3年3組の生徒38人が松島保育園を訪れました。
箕輪中学校では、家庭科の授業で子どもの体の成長や心の発達について学んでいます。
園児との交流は、その一環で行われたものです。
生徒らは、園児たちと紙を丸めて遊んだり、ブロック遊びなどをしていました。
松島保育園の伊澤万寿美園長は「自分たちにもこんな時があったんだなと思い起こしながら、日々の生活につなげていってほしい」と話していました。