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伊那フィルハーモニー交響楽団 定期演奏会
伊那フィルハーモニー交響楽団の第35回定期演奏会が伊那市の伊那文化会館で12日開かれました。
演奏会には団員およそ70人が出演し、クラシック曲2曲を披露しました。
伊那フィルハーモニー交響楽団は1985年6月に伊那谷初のアマチュアオーケストラとして発足しました。
定演では、今年のリヨン国際ピアノコンクールで史上最年少優勝を果たした慶応大学の八木大輔さんゲストに迎え、ラフマニノフのピアノ協奏曲を披露しました。
八木さんは、去年伊那市でピアノリサイタルを開いたことが縁で共演することになりました。
北沢理光団長は、「伊那にあるオーケストラとしてアピールしさらに活動の輪を広げていきたい」と話していました。
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VC長野 開幕8連敗
バレーボールVリーグ男子1部VC長野トライデンツの12日の試合結果です。
VC長野トライデンツはアウェイでウルフドッグス名古屋と対戦し、セットカウント0対3で敗れました。
次は18日土曜日に千曲市で東京グレートベアーズと対戦します。 -
第9回北彩の会展
上伊那の絵画サークル「北彩の会」の作品展が、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで12日から始まりました。
会場には、講師とメンバーあわせて9人の作品37点が展示されています。
北彩の会は、国画会会員で伊那市高遠町の北原勝史さんが指導する絵画サークルで、月に2回活動しています。
年に1回、作品展を開いていて、今年で9回目となりました。
作品展では、テーマは決めず、それぞれ好きな作品を展示しています。
会では「個性ある作品を楽しんでほしい」と話していました。
北彩の会の作品展は、18日(土)まで、いなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
なお、15日(水)は休館日となっています。
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秋の手しごと6人展 約1,000点展示販売
木工や布工芸などの作品が並ぶ「秋の手しごと6人展」が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、県内外の6人が製作した木工品や布工芸、アクセサリーなどおよそ1,000点が展示販売されています。
このうち、伊那市ますみヶ丘の三沢廣光さんは、木製のボールペンや器などを展示しています。
出品している6人は、展示会などで知り合ったクラフト仲間で、年に2回合同の展示会を開いていて、今年で9回目となります。
代表の田中稔さんは「作り手の個性が出ている作品を手に取って楽しんでほしい」と話していました。
秋の手しごと6人展は、14日(火)までかんてんぱぱホールで開かれています。
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伊那市 温泉施設の利用料を過大徴収
伊那市は、去年10月以降市内の日帰り温泉施設の小学生の利用料を、誤って100円多く徴収していたと10日発表しました。
過大徴収していたのは、日帰り温泉施設のみはらしの湯とさくらの湯、保養センターの仙流荘です。
市の条例で定める小学生の利用料は300円ですが、100円多い400円となっていました。
過大徴収金額は、先月末までで67万6,700円で、のべ6,767人分です。
市と指定管理者の伊那市観光株式会社との間で料金の認識に違いがあったためだとし、市では「再発防止に努める」としています。
返金申し出は各施設か市役所観光課で17日から受け付けるとしています。
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春日城址秋祭り 一夜城再臨
伊那市の春日公園にかつて存在した春日城を再現するイベント「春日城址秋祭り 一夜城再臨」が11日行われました。
春日公園には、一夜城を描いたベニヤ板が設置されました。
高さは約5メートル、幅9メートルです。
イベントでは、参加した小学生が、板に自由に絵を描きました。
春日公園にはかつて春日城が存在しましたが、数百年前に消失し資料は残されていないということです。
イベントでは他に、スポーツチャンバラも行われました。
子どもたちが5人一組となり、梱包材で作った刀で相手の腰についた紙風船を狙って戦いました。
このイベントは、地域に愛着を持ってもらおうと伊那青年会議所が初めて開きました。
ベニヤ板に描かれた城は13日(月)まで展示されます。
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箕輪町民文化祭 ステージ発表・作品展示
箕輪町内のサークルや団体が活動の成果を披露する箕輪町民文化祭のステージ発表が、11日町文化センターで行われました。
町文化センターでは「芸能の広場」と題したステージ発表が行われ、町内の22の団体がダンスや太極拳などを披露しました。
地域交流センターでは作品展示が行われています。
展示されているのは、町内のサークルや小中学校、保育園、福祉施設の利用者の作品、約1,200点です。
12日は午前11時から「音楽の広場」と題したステージ発表が行われるほか、地域交流広場ではフリーマーケットや飲食の販売が行われます。
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長野県立美術館移動展in伊那文
郷土にゆかりのある人の作品や信州を描いた風景画などが展示されている長野県立美術館移動展が伊那市の伊那文化会館で開かれています。
会場には伊那市高遠町の画家中村不折の作品「高士図」など52点が展示されています。
移動展は多くの人に作品を楽しんでもらおうと県立美術館が改築オープンした2021年から毎年行われ今年で3年目です。
入場料は一般500円、大学生・75歳以上は300円、高校生以下は無料です。
11日土曜日の午後2時からは県立美術館学芸員によるギャラリートークが予定されています。
長野県立美術館移動展in伊那文は12月3日日曜日まで開かれています。
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VC長野試合結果
バレーボールVリーグ男子1部VC長野トライデンツの11日の試合結果です。
VC長野トライデンツはアウェイでウルフドッグス名古屋と対戦し、セットカウント0対3で敗れました。
12日もアウェイでウルフドッグスと対戦します。
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困りごとなんでも相談会
伊那ケーブルテレビが提供するテレビやインターネットなどの家庭での困りごとを聞く「なんでも相談会」が箕輪町のベルシャイン箕輪店で11日、開かれました。
11日は、ベルシャイン箕輪店に相談スペースを設けました。
相談会は、テレビやインターネット、電話を安心して利用してもらおうと初めて行われました。
訪れた人は、インターネットのWiFi環境についてや月々の支払いの口座変更などについて相談していました。
次回は、25日の午前10時から午後4時まで箕輪町のベルシャイン伊北店で予定しています。
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信州産小麦の利用・生産拡大を
信州産小麦の利用や生産の拡大を目指すプロジェクトが始まり、1日長野県庁で新商品の発表がありました。
信州産の小麦を使ったおやきやパンなどの新商品20品が開発され県庁で披露されました。
これは、ローカルフードプロジェクト(LFP)という地元産の食材を利用した新商品の開発などで持続可能な地域産業の創造を目指す取り組みです。
農林水産省が推進し、長野県と地元企業などが協力して進めているもので、今年度は、25の事業者が参加して信州産の小麦を使ったおやきやパンなどを開発しました。
この日は、県やJAの担当者、食品事業者などが信州産小麦について説明しました。
県内の小麦生産量は、年間5,500トンから7,000トンほどですが、多くの需要があり生産量を増やしていく必要があるということです。
信州産の小麦を使ったパンは、やわらかい食感で、風味があり味が濃いといいます。
会見後は、おやきを中心に試食も行われ、訪れた人が新商品を味わいました。
信州産小麦を使った新商品は、19日~26日まで参加する事業者の店舗などで試食や販売が行われます。
30日には、山形村の山形小学校の給食で信州産小麦を使ったコッペパン約500個が提供される予定です。
県内のケーブルテレビでは、シリーズでこの取り組みを取材し放送していきます。
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刑務所作業製品の即売会
受刑者が作った小物や家具の展示即売会が、伊那市の美篶きらめき館で10日から始まりました。
小物や家具など全国の刑務所から417種類およそ2200点が集まり、訪れた人で賑わっていました。
展示即売会は、刑務所作業の重要性や現状を広く知ってもらおうと松本少年刑務所が開いたものです。
人気の商品は、前掛けやバッッグなどに丸で囲った獄の字が入ったマル獄シリーズや横須賀刑務支所製の洗濯用石鹸です。
石鹸は、テレビで紹介され、品薄になっているということです。
松本少年刑務所は、木曽のヒノキやサワラで作った木彫品を販売しています。
また、長野刑務所は、婦人用の革靴を出品していて、丈夫で軽くて履きやすいと評判だということです。
会場には、家具製品も多く並んでいます。
売り上げは、犯罪被害者の支援などに充てられるということです。
受刑者が作った刑務所作業製品の展示即売会は、伊那市の美篶きらめき館で12日(日)まで開かれています。
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小高大生がメダカを通して環境学ぶ
小学生・高校生・大学生がメダカを通して環境について考える合同授業が南箕輪村の信州大学農学部で10日、行われました。
10日は、南箕輪小学校の4年3組の児童と環境などについて学ぶ辰野町の辰野高校探究コースの2年生、信州大学農学部の学生・大学院生有志が参加しました。
10日は、メダカから考えるSDGsをテーマにグループに分かれてのワークショップが行われました。
「水槽で育てるメダカ」「自然で育つメダカ」「人間の生活」の共通点や違うことなどを出し合いました。
児童や高校生が意見を出し、大学生が聞き役を務めました。
メダカが快適に育つアイデアについて考えました。
児童や高校生たちは、「水をかえる時に温度が変わらないようにする」「水槽を広くする」などと話していました。
環境の変化によってメダカが減少する中、飼育を通して命や環境の大切さを学んでもらおうと辰野高校の生徒が南箕輪小の4年生に今年7月に黒メダカを届けたことから交流が始まりました。
南箕輪小学校の児童がメダカを育てる中で、ゼロカーボンなど環境問題に詳しい信州大学の伊原正喜准教授を授業に招いたことが縁で今回、合同による授業が行われました。
合同による授業は今回が初めてです。
南箕輪小学校と辰野高校では、今回学んだ事などをまとめ、来年1月に辰野町で開かれる環境イベントで発表するということです。 -
松本山雅がサッカー教室
長野日報社が主催する松本山雅FCの元選手によるサッカー教室が箕輪町のながたドームで4日に行われました。
4日は箕輪町を中心に上伊那などの年少から小学校6年生までおよそ30人が参加しました。
サッカー教室は松本山雅のスポンサーである長野日報社が毎年開いているものです。
元選手の片山真人さんやコーチ6人が指導を行い、ドリブルの基礎を学びました。
コーチは「ドリブルするときは細かいステップでボールを運ぶこと」とアドバイスをしていました。
ほかに1対1練習も行い、子どもたちはゴールを目指していました。
主催した長野日報は「きょうの教室で子どもたちにサッカーに興味をもってほしい」と話していました。
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ユウキ食品㈱伊那工場の竣工式
調味料などの製造・販売を行う東京都のユウキ食品株式会社の伊那工場の竣工式が10日に伊那市の小黒原産業適地で行われました。
伊那工場は小黒原産業適地に建設されました。
式にはユウキ食品株式会社や伊那市など関係者およそ45人が出席しました。
田中秀和社長は「生産拡大に向けて体制を整えていきたい」と話していました。
ユウキ食品は東京都に本社を置き、調味料やドレッシングなど800種類を超える商品の製造・販売を行っています。
国内の工場では9か所目、県内では3か所目です。
建物は鉄骨造4階建てで、延べ床面積は2,260平方メートル、総事業費は22億円となっています。
伊那工場では顆粒スープの製造を行うということです。
地元の7人を新たに雇用していて、2024年2月から稼働する予定です。
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伊那市西町区 みんなの作品展
伊那市西町の区民による作品展、みんなの作品展が10日から西町公民館で始まりました。
会場には、西町区民が制作した絵画や書道、工芸作品など24人の作品、およそ70点が展示されています。
みんなの作品展は趣味や習い事で作った作品を見てもらう場として開かれていて、今年で18回目です。
中には竜南保育園の園児が作った作品や、夏休みのおいで塾で小学生が粘土で作った作品も展示しています。
西町区みんなの作品展は12日(日)の正午まで、西町公民館で開かれています。
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強盗殺人容疑の男 身柄を送検
伊那市西箕輪で去年12月当時85歳の原貴努代さんが首を絞められ殺害された事件で、伊那警察署は、強盗殺人の疑いで逮捕した28歳の男の身柄を10日に長野地方検察庁へ送りました。
身柄を長野地方検察庁へ送られたのは、伊那市西箕輪の整体師、橋爪亮太容疑者28歳です。
橋爪容疑者は去年12月1日の午後6時20分頃から翌日2日の午後0時半頃までの間に、原さんを窒息死させ、通帳などを盗んだ疑いです。
また、遺体が見つかった前日に原さんの通帳と偽造した委任状を使って自身の口座に350万円を振り込もうとした詐欺未遂の疑いで、すでに逮捕、起訴されていました。
伊那署は捜査に支障があるとして認否を明らかにしていません。
殺害にいたった動機や犯行の経緯など引き続き捜査を進めるとしています。
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福祉施設での集団感染防ぐ研修会
伊那保健福祉事務所は、福祉施設での新型コロナなどの集団感染を防ぐための研修会を9日伊那合同庁舎で開きました。
研修会には上伊那の老人福祉施設や障害者福祉施設などから40人が参加し、正しい防護服の着脱方法を学びました。
参加者がふたり一組になり、マスクやキャップ、手袋、ガウンを身に着けていきました。
職員は「脱ぐ際は、ウイルスが付着している外側を触らないようにしましょう。また、1つ脱いだらその都度消毒をする1行動1消毒をしてください」とアドバイスしていました。
また研修会では、インフルエンザや感染性胃腸炎が集団発生した場合の報告方法についても説明がありました。
この研修会は新型コロナの他、インフルエンザ、感染性胃腸炎がなどが増えるこの時期に開かれていて、3年ぶりとなります。
なお、8日、全県にインフルエンザ警報が発表されています。
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ねんきん月間 園児が夢をかいた「こども絵画展」開かれる
今月はねんきん月間です。
伊那市の伊那年金事務所ではねんきん月間の取組みのひとつとして、園児が将来の夢をかいたこども絵画展がひらかれています。
9日は近くにある竜北保育園の年長の園児が展示してある絵を見に来ました。
伊那年金事務所の待合室には年長の園児15人がアイドルやスポーツ選手など将来の夢をテーマに描いた絵が飾られています。
伊那年金事務所では2018年から毎年この「こども絵画展」を開催しています。
絵は伊那年金事務所の待合室で30日木曜日まで展示されています。
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国体軟式野球に出場 南箕輪村在住の選手が結果報告
10月に鹿児島県で開かれた特別国民体育大会の軟式野球競技成年男子に長野県代表として出場した、南箕箕輪村在住の2人が大会結果報告のため、8日役場を訪れました。
8日は監督兼選手の仮屋将さんとピッチャーの八幡宥喜さんが田中俊彦副村長と清水閣成教育長に大会結果を報告しました。
2人はルビコン株式会社野球部に所属しています。
大会では1回戦で北海道代表と対戦し4対1で勝利しました。
2回戦では静岡県代表と対戦し、延長13回の末、0対1で敗れました。
仮屋さんは監督兼選手として出場し、チームの士気を高めることに努めたということです。
八幡さんはピッチャーとして1回戦、2回戦ともに出場し2回戦では全イニングで投球しました。
田中副村長は「これからも活躍を続けて、子どもたちの憧れの存在でいてほしい」と話していました。
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介護予防自主グループ 交流発表会
伊那市内で活動する介護予防自主グループの交流発表会が9日、ニシザワいなっせホールで開かれました。
9日は、介護予防自主グループ8教室といきいきサポーター伊那・高遠のメンバーが体操を発表しました。
伊那市が養成している介護予防推進員のいきいきサポーターが各地の自主グループをサポートして健康体操を行っています。
この発表会はその交流の場にしようと開かれていて、今年で6回目です。
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秋の火災予防運動 開始式
9日から秋の火災予防運動が始まり、上伊那広域消防本部で開始式が行われました。
開始式には上伊那の消防署職員や本部職員などおよそ30人が出席しました。
上伊那広域消防本部の柿木淳一消防長は「火災が1件でも減るよう、注意喚起をしっかり行ってほしい」と訓示しました。
秋の火災予防運動は寒い季節となり、空気の乾燥や暖房器具の使用などによる火災発生の予防を目的に行われています。
上伊那広域消防本部によりますと、きのうまでに75件の火災が発生していて、去年の同時期と比べて8件増加しているということです。
開始式の後、消防車両が出発し、上伊那全域で予防広報を行いました。
秋の火災予防運動は9日から15日までで、通勤時間帯を中心に消防本部圏域の6つの消防署が街頭啓発などを行う予定です。
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LaLaLaINA星空コーラスが藤沢地区文化祭に向け練習
1978年にNHK紅白歌合戦に出場した、歌手でシンガーソングライターの庄野真代さんが講師を務めるコーラスグループ「LaLaLaINA星空コーラス」は、11月の高遠町藤沢地区の文化祭に参加します。
10月20日は、伊那市西春近ののスタジオで、コンサートに向け練習をしていました。
星空コーラスには、上伊那を中心に20人が所属し、月に1回の練習をしています。
講師の庄野さんは、1978年に「飛んでイスタンブール」でNHK紅白歌合戦に出場した歌手です。
スタジオを所有する橋爪恵一さんと妻のえりこさんは20年来の付き合いがあり、2022年10月にこの場所でコンサートを開いたことをきっかけにコーラスグループを結成しました。
本番では、「見上げてごらん夜の星を」や、庄野さんが作詞作曲を手掛けた「平和のうた」など4曲を披露します。
星空コーラスのコンサートは、11月11日の高遠町藤沢地区文化祭で開かれます。
場所は藤沢多目的集会施設で、開演は午後1時です。
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立冬 恩徳寺の大イチョウ落葉盛ん
11月8日は二十四節気のひとつ、立冬です。
暦の上では冬となりましたが、伊那地域の最高気温は18.8度と10月下旬並みとなりました。
南箕輪村の恩徳寺では、大イチョウの落葉が盛んとなっています。
イチョウは、樹齢400年ほどで、村の天然記念物に指定されています。
ここ数日の風雨で葉が落ちたということですが、境内では黄色の絨毯が敷かれたような光景が広がっています。
8日の伊那地域の最高気温は、18.8度と、10月下旬並みとなりました。
恩徳寺によりますと、大イチョウはあと3日ほど楽しめるということです。 -
全県にインフルエンザ警報
長野県は、8日全県に、今シーズン初めてのインフルエンザ警報を発表しました。
1999年4月の調査開始以降、最も早い発表となっています。
10月30日から11月5日までの県内の定点あたりの患者数は32.89人で、警報の基準値となる30人を上回っています。
上伊那の定点あたりの患者数は45.63人で、北信についで2番目に多くなっています。
県では手洗いを十分に行うなど、「かからない」「うつさない」ように注意し、感染拡大防止を呼び掛けています。
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新型コロナ週報 上伊那71人 全県514人
新型コロナウイルス感染症の週報です。
8日発表の先月30日から今月5日までの定点医療機関あたりの届け出状況は、上伊那は71人で定点あたり8.88人、全県は514人で定点あたり5.84人でした。
8日発表となった先月30日から今月5日の保健所ごとの定点あたりの患者数は、伊那保健所は71人、佐久保健所で88人、松本保健所で54人、諏訪保健所で52人、上田保健所で41人、飯田保健所で28人、北信保健所で24人、木曽・長野保健所でそれぞれ23人、大町保健所で20人、長野市で31人、松本市で59人、全県で514人でした。
患者届け出数が、上伊那は定点あたり前回の7.63人に対し8.88人で増加、全県は6.39人が5.84人で減少しています。
県内の7日午前0時時点の入院者数は、324人でうち中等症は59人、重症はいません。
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ウクライナ避難女性 プラネタリウムで特別投影
ウクライナから日本へ避難しているオレナ・ゼムリヤチェンコさんによるプラネタリウムの解説が伊那市の伊那文化会館で8日に行なわれました。
オレナさんは、ロシアのウクライナ侵攻を受け、去年4月に夫と一緒に日本に避難しました。
ロシアの侵攻前は、北東部のハルキウでプラネタリウムの解説員をしていました。
日本でも、解説員の経験を活かした仕事をしたいと希望し、これまでに全国各地で特別投影を行っています。
8日は、秋に見える星座や惑星について説明しました。
オレナさんは、天の川は、ウクライナでは「チュマクの道」と呼ばれ人気があると話していました。
伊那文化会館での特別投影は、長野県プラネタリウム連絡協議会の研修会の一部として開かれ、県内の担当者などおよそ30人が鑑賞しました。
オレナさんは、12月8日に東京都のコスモプラネタリウム渋谷で解説を行う予定です。 -
イスラエルとハマスの軍事衝突で抗議活動
イスラエルとイスラム組織ハマスの軍事衝突の即時停戦を求める抗議活動が8日に伊那市で行われました。
午前7時から伊那市の平成大橋と国道153号が交わる交差点でスタンディングが行われ、イスラエルとイスラム組織ハマスの軍事衝突の即時停戦を訴えました。
伊那市東春近の飯島光豊さんと南箕輪村南原の原富男さんが呼びかけ人となり上伊那からおよそ30人が参加しました。
9日は駒ヶ根市と辰野町でも抗議活動を行う予定です。
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上伊那広域消防本部が初めての鉄塔合同訓練
上伊那広域消防本部は送電線が通る鉄塔での合同救助訓練を8日に伊那市長谷で初めて行いました。
訓練には上伊那の6つの消防署から16人が参加しました。
中部電力パワーグリッドでは今年の3月に鉄塔での作業中に作業員が動けなくなる事故が実際に発生しています。
このことから、上伊那広域消防本部は鉄塔を管理する中部電力パワーグリッド株式会社に協力を依頼して初めて鉄塔での合同訓練を行いました。
鉄塔には50万ボルトが流れる送電線が通っていて、救助隊は体に電気が溜まることを防止する服を着用していました。
地上から21メートルの所の人形を作業員に見立て、ロープを使い下ろしていました。
8日はほかに担架に乗せて下まで下ろす訓練も行われました。
合同訓練は9日と28日の3日間行う予定です。
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伊那市 プラチナ大賞でデジタル地域再生賞
伊那市は、新産業技術などの活用で地域課題解決を図る団体を表彰する、一般社団法人プラチナ構想ネットワーク主催のプラチナ大賞で、優秀賞にあたるデジタル地域再生賞を受賞しました。
最終審査と表彰式は6日に東京都の時事通信ホールで行われました。
プラチナ大賞は、一般社団法人プラチナ構想ネットワークが、地域課題の解決を図る自治体や企業を表彰するものです。
今回は、全国から55件の応募があり、12件が最終審査に残りました。
伊那市は、森林を持続可能な形で後世につなげる取り組み、経木や麦ストロー、ペレットなどCO2削減の取り組み、ゆうあいマーケットやぐるっとタクシーなど新産業技術による地域課題解決について発表しました。
審査の結果、伊那市は優秀賞にあたるデジタル地域再生賞を受賞しました。
白鳥孝市長は「今後も地域のみなさんと一緒に伊那市の未来を描き、持続可能な社会を創り出し、心豊かに暮らせるまちづくりを進めていきます」とコメントしています。
なお、県内からは、伊那市の他に長野県と全市町村が協働で行う、場所や時間に関係なく誰でも利用できる電子図書館サービス「デジとしょ信州」の取り組みが優秀賞に選ばれています。