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南ア食害対策中部森林管理局長賞
ニホンジカの被害対策に取り組んでいる南信森林管理署と南アルプス食害対策協議会が、中部森林管理局長賞を受賞した。
南信森林管理署と南アルプス食害対策協議会が22日、小坂樫男伊那市長に受賞を報告した。
2月初旬に長野市で開かれた中部森林技術交流発表会で、南信森林管理署と南ア食害対策協議会が共同でニホンジカの被害対策について発表し、局長賞優秀賞3点のうちの1点に選ばれた。
発表した取り組みは、仙丈ケ岳馬ノ背周辺にボランティアの協力を得て防護ネットを設置したことと、職員自らがくくりワナによる捕獲をしたことについて。
南信森林管理署の竹内正比古署長は、「今後も共同事業を続けていきたい」と協力を呼びかけた。
小坂市長も「一緒にシカ対策に取り組んでいきたい」と話していた。 -
上伊那に特別養護老人ホーム建設計画
上伊那地域に特別養護老人ホームを新たに建設する計画があることが22日、分かった。
同日開かれた上伊那広域連合議会の一般質問で、連合長の小坂樫男伊那市長が明らかにした。
説明によると、上伊那地域に特別養護老人ホームのベッド120床が県から割り当てられたことから、施設の建設を検討しているという。
伊那市の酒井茂助役をキャップに組織を立ち上げる方針で、上伊那広域連合では3月1日から特別養護老人ホームの整備・運営事業者を募集し、プロポーザル方式で決めることにしている。 -
信大農学部で国際シンポジウム
信州大学国際シンポジウム2010が20日、南箕輪村の信州大学農学部で開かれた。
国際シンポジウムは、信大を卒業した留学生の意見などを参考に、留学生の過ごしやすい環境づくりを学ぼうと開かれた。
会場には学生や地域住民など約100人が集まった。
20日は「農学部における国際交流の現状と課題」をテーマに、卒業した留学生と日本人学生をパネリストに迎えパネルディスカッションが行われた。
「留学中に感じたことは?」という質問に対し、タイ出身のオラピンさんは「初めて日本に来た時はまったく言葉が通じず大変だった。日本語クラスの存在がありがたかった」と話していた。
言葉の問題についてフィンランド出身のヨニさんは「日本に学びにきた留学生として、その国の言葉を学ぶことはその国の文化を知る上で大切なことだと思う」と述べた。
また中国出身の鄭(てい)さんは「久振りに大学に来て、留学生と地域との交流が減ったように感じる」と話した。
これを受け、日本人学生の村上貴昭さんは「地域交流サークルの人たちが、留学生と地域との間に入って交流を補助できたらいいと思う」と話していた。
コーディネーターの南峰夫教授は「留学生の人たちの率直な意見が聞けて良かった」と話し、受け入れる側の協力の重要性を強調していた。 -
振り込め詐欺防止担当者連絡会議
振り込め詐欺被害を未然に防ごうと、金融機関の担当者を集めた連絡会議が17日、伊那警察署で開かれた。
会議には伊那署管内にある金融機関の担当者、約60人が集まり、振り込め詐欺の現状とその対策について、生活安全課の玉井元幸課長が説明した。玉井課長は、「本人が振り込め詐欺でないと信じ込んでいることも多い。一歩踏み込んで確認をしてほしい」と呼びかけた。
去年、伊那署管内では、振り込め詐欺による被害の報告はなかった。
一方、県全体では、被害件数が119件、被害額の合計は1億2千万円近くに及んでいる。 -
みんなで学ぼう食の安全
上伊那地域の事業者でつくる伊那食品衛生協会は18日、食品の安全、安心を考えるシンポジウムを、伊那市の伊那文化会館で開いた。
シンポジウムは今年で6回目で、18日は消費者や製造・流通に係る事業者・行政などおよそ200人が参加した。
17日は、群馬大学教育学部の高橋久仁子教授が、「メディアに惑わされない食生活」と題し講演した。
高橋さんは、「飲んでやせるとも体脂肪の燃焼を促すとも書いていないのにそう思わせるようなキャッチコピーが増え警戒が必要。宣伝広告文ではなく、読むべきは栄養表示」と呼びかけた。
またこの日は、パネルディスカッションも行われ、伊那市消費者の会や伊那食品衛生協会の代表者らが意見を交わした。
伊那食品衛生協会では、シンポジウムを通し今後も食の安心安全に力を入れたい考え。 -
上伊那景観フォーラム
景観について考える上伊那地域景観フォーラムが16日、伊那市のいなっせで開かれた。
フォーラムは地域住民の景観意識を高めようと市町村や各種団体でつくる上伊那地域景観協議会が開いた。
フォーラムでは景観に関する活動の発表が行われ、伊那市は日本一の桜の里づくり事業について発表した。
市が行った調査によると市内には、2226カ所に1万2338本の桜の木があるという。
三峰川堤防の桜並木の整備を行っている地域住民や小学生による活動も報告され、10年先には見事な景観になると思うと話していた。
第二部の講演では、千葉大学で建築・都市科学を専門とする宮脇勝准教授が「風景の計画」をテーマに講演し、景観育成が進んでいるイタリアの事例などを紹介した。
宮脇准教授は、「景観を守るには景観教育が大切。自分たちの街に出て風景の大切さを認識し、景観保護を進めてほしい」と話した。 -
東京で企業立地セミナー
上伊那の8市町村や県、商工団体などで作る「上伊那地域産業活性化協議会」は、首都圏の企業を上伊那に誘致しようと、18日、東京都千代田区で企業立地セミナーを開いた。
セミナーを開いた上伊那地域産業活性化協議会は、平成19年10月に設置されたもので、地域産業の活性化を図ろうと取り組みを行っている。
このセミナーは、環境・人材など地域資源が豊富で、立地条件がよいことなど上伊那の魅力をPRするために、今回初めて開かれたもので、首都圏の企業や金融機関など約50人が参加した。
セミナーでは、カメラの製造からトマト栽培に事業転換した、中川村に工場を持つGOKOカメラ株式会社が上伊那での事業について講演したほか、上伊那地域の紹介、情報交換などが行われた。
セミナーでの感触について、伊那市の職員は「上伊那のよさ、上伊那で事業展開する魅力を伝えられたと思う」と話していた。
協議会では、こうした活動を通して、企業を上伊那に誘致し、産業の振興・雇用の創出につなげたいとしている。 -
上伊那農業高校生徒 学習成果発表
南箕輪村の上伊那農業高校、園芸科学科の3年生が18日、3年間の学習の成果を発表した。
この日は、園芸科学科の生徒40人が、今年1年、それぞれのグループで取り組んできた課題研究のまとめを発表した。
研究発表会は、3年間の学習の成果を披露するとともに、外部の審査員から評価してもらい、専門的立場からの見方を学ぼうと開かれた。
審査員には、独立行政法人、農業・食品産業技術総合研究機構で、花の品質などを研究している市村一雄さんを迎えた。
観賞植物コースで、丈が伸びないヒマワリを鉢ものにして販売できないか研究してきたグループは、実際に自分たちでヒマワリを栽培し、販売した成果を示し、「ヒマワリの鉢植えは珍しく、販売品目としての可能性はある」と発表した。
審査員の市村さんは、「新しい分野に積極的に取り組む姿勢が良い。また、市場価値があるかどうかまで踏み込んでいる点も評価できる」と講評した。 -
カメラリポート~信州大学国際シンポジウム2010
中国、インドネシア、バングラデュシュ・・・
様々な国からきた信大農学部の留学生と地元の子供達との交流会が開かれた。
彼らは大学院で、森林政策や機能性食品など国際的なレベルの高い研究をしている。
母国に帰れば政府機関で働きながら国の発展のために欠かせない研究に携わるような優秀な人材だという。
そんな彼らのために信大農学部では、留学生が地域の人と交流ができる環境作りにも力を入れている。 -
高校入試前期選抜合格発表
公立高校前期選抜試験の合格発表が17日、県内の高校で一斉に行われた。
このうち伊那北高校では、午後1時に校舎前に掲示板が設置されると、生徒や保護者が番号を確認していた。
生徒は、自分の受験番号を見つけると、嬉しそうに携帯電話のカメラで写真を撮っていた。
前期選抜試験は、今月9日に実施された。
伊那北高校では、普通科で36人の募集に対し72人が受験し倍率は2倍、理数科は36人の募集に対し52人が受験し倍率は1.4倍だった。
上伊那全体では、929人が受験し582人が合格している。 -
長野県地域いきいき実践塾修了式
高齢者を対象とする「長野県地域いきいき実践塾伊那支部」の修了式が15日、伊那市の伊那合同庁舎であった。
15日は、今年度この講座を修了する26人が、上伊那地方事務所の宮坂正巳所長から、修了証書を受け取った。
いきいき実践塾は、高齢者に積極的な社会参加をしてもらおうと開かれている。
受講期間は1年間で、その間、実習やグループ討議などを行いながら、企画力や自己表現力を身に付ける。
修了生代表の二階堂正智さんは、「修了生それぞれがすでに地域で活動している。講座で培ったことを今後に生かしたい」と話した。
また、宮坂所長は、「協力し合い、力を出し合った経験は今後にも役立つと思う。地域づくりの担い手として活躍してほしい」と激励した。
今年度の修了生の内訳は、男性が8人、女性が18人。平均年齢は66.7歳で、最高年齢者は85歳の男性となっている。 -
渓流釣り 解禁
上伊那の天竜川水系で16日からイワナやアマゴなどの渓流魚を釣る渓流釣りが解禁となった。
16日は朝早くから伊那市の小黒川や小沢川などに釣り人が入り、今シーズン初めてのアタリの感触を味わった。
15日に降った雨の影響で水温が低くコンディションはいま一つだったようだが、訪れた釣り人達は、ポイントを見つけては竿を下ろしていた。
市内から訪れたある男性は約3時間でアマゴ等3匹を釣り上げた。
辰野町から中川村までの天竜川とその支流を管理する天竜川漁業協同組合では、今年も渓流釣りを楽しんでもらおうと、2月に500キロのアマゴを放流している。 -
確定申告始まる
平成21年分の確定申告の受け付けが16日から、全国一斉に始まった。
このうち、上伊那地域の申告会場となっている伊那市のいなっせにも、手続きをするため、大勢の人たちが訪れている。
初日の16日は自営業者などが窓口を訪れ、係員に教わりながらパソコンなどで所得税の申告をしていた。
所得税の確定申告は、自営業者や、給与が2千万円以上ある人が対象となる。
また、家を建てるためにローンの借り入れをしたり、10万円以上の医療費を支払った人は、税金の払い戻しを受け取ることができる。
所得税の確定申告は3月15日まで。 -
シルバー人材 会員作品展
伊那広域シルバー人材センターの会員作品展が、伊那市西町のセンターで開かれている。
会場にはセンターに登録する700人のうち約100人の作品264点が並んでいる。
作品展は、会員同士の親睦を深めようと、趣味で作った作品を持ち寄ったことをきっかけに始まったもので、今年で17回目になる。
人形、盆栽、ちぎり絵、書道など多種多彩な作品が並んでいる。
伊藤裕偉会長は「会員同士の良い刺激になる。来年はもっと多くの作品が出品できたらうれしい」と話していた。
伊那広域シルバー人材センターの会員作品展は18日まで。時間は午前9時から午後4時まで。 -
自衛隊入隊予定者激励会
今年の春、伊那・飯田地区から自衛隊に入隊する予定の高校生や大学生の激励会が13日、伊那市の県伊那文化会館で開かれた。
伊那・飯田地区で今年自衛隊に入隊するのは、上伊那から8人、飯田・下伊那から7人の合わせて15人。
地元からの自衛隊入隊者を激励しようと、上伊那郡市自衛隊協力会連合会などが毎年開いているもので、この日は保護者や協力会会員ら約150人が出席した。
激励会で、昨年入隊した駒ヶ根市出身の小林雄一さんは「何事も努力すれば結果はついてきます。多くの仲間と一緒に頑張ってください」と激励していた。
入隊予定者を代表して駒ヶ根市の森秀之さんは「しっかり人のために働けるよう頑張っていきたいです」と謝辞を述べた。
15人は、神奈川県の横須賀基地や埼玉県の熊谷基地などに配属される予定。 -
焼却場建設反対三峰川連合が下水道処理施設 見学
新ごみ中間処理施設の建設候補地に反対する焼却場天伯河原建設反対三峰川連合が12日、下水処理施設などを見学した。
12日は、三峰川連合の委員を中心に13人が参加した。
見学会は、新ごみ中間処理施設で焼却が計画されている下水処理の汚泥などについて勉強しようと開かれた。
参加者は、伊那浄水管理センターの公共下水道の処理施設を見学し、職員の説明を受けていた。
代表の佐藤幹雄さんは、今回の見学を今後の勉強材料にしていきたいと話していた。 -
上伊那中学生ロボコン大会
第7回上伊那中学生ロボットコンテストが、11日、伊那市のいなっせで開かれた。
7回目となる大会には、上伊那を中心に、7つの中学校から、53チームが参加し、アイデアを凝らした自作のロボットで得点を競った。
コンテストは、応用部門と授業部門に分かれ行われた。
応用部門は、ピンポン玉やゴルフボールを相手のコートに移したり、フェンスに置かれた筒の上に載せたりして得点を競った。
授業部門は、拾い集めた紙屑の数で得点を競った。
どちらの部門も制限時間2分で試合が行われ、子供達は、コントローラを使い、自慢のロボットを操作していた。
大会の結果、応用部門は阿智中学校の「オリラジII」。授業部門は駒ヶ根東中学校の「東D」が優勝した。
また、アイデア、技術ともに最も優れたロボットに贈られるロボット大賞には、箕輪中学校の「THE LAST POWER」が選ばれた。 -
故・中山秀幸さん遺作展開催へ
去年、脳腫瘍のため亡くなった伊那市の山岳写真家、中山秀幸さんの遺作展が4月3日から伊那文化会館で開かれることが決まった。
11日夜、いなっせで第1回実行委員会が開かれ、有志18人が出席した。
委員会では名称を、「南アルプスから南米アンデスの旅 中山秀幸遺作展」とし、日本山岳協会南信支部長の津野祐次さんが代表を務めることが決まった。
中山さんは伊那市出身の山岳写真家で地元南アルプスのほか、南米アンデスの撮影など、その写真は関係者から注目を集めていた。
しかし去年10月に脳腫瘍のため48歳で亡くなった。
実行委員会では中山さんの遺作展を4月3日から伊那文化会館で、また4月13日からは駒ヶ根高原美術館で開くほか、遺作集の発行や中山さんを偲ぶ会の開催も計画している。 -
公立病院改革の考え方案意見募集
長野県は10日、公立病院の改革に関する基本的な考え方の案をまとめ発表した。この案について1カ月間、県民から意見を募集する。
「公立病院改革に関する基本的な考え方」は、国のガイドラインに基づいて県が策定する。
各市町村が策定した公立病院改革プランを踏まえて、公立病院の再編・ネットワーク化についてまとめている。
このうち上伊那の公立病院の機能分担と連携については、公立3病院の機能再編により伊那中央病院は高度救急医療の提供、昭和伊南総合病院は高度な地域医療支援リハビリテーションセンターの設置、辰野総合病院はリハビリ等回復期療養機能の充実などとなっている。
この策定案は、県のホームページや地方事務所で閲覧することができる。
県では、策定案について県民の意見を募集し、本年度中に考え方を決定することにしている。
策定案についての意見募集は、10日から3月11日までで、Eメールや郵便、ファックスで受け付ける。 -
外国人就労準備研修 閉講式
日系外国人の再就職支援のための研修がこのほど終了し、9日伊那公民館で閉講式が行われた。
閉講式では、研修を終えた日系外国人14人に修了証が手渡された。
この研修は、日本に住む日系外国人の再就職を支援しようと、厚生労働省がおこなったもので去年11月に始まった。
研修では日本語の読み書きや、面接の受け方、労働法規の習得のほか、職場体験が行われた。
受講した人たちは、「この3カ月間で、たくさんの事を覚えることができました。これから日本での生活が楽になると思います。」と話していた。
講師の派遣など、この研修をサポートした日本国際協力センターによりますと、今回の研修を受けた人は全国で約6000人いて、そのうち就職が決まっているのは、今のところ30%ほどにとどまっているという。 -
捕獲野生鳥獣の利活用研修会
野生鳥獣による被害対策の一環で捕獲した、シカやイノシシなどの利活用について考える研修会が9日、南箕輪村の信州大学農学部で開かれた。
会場には自治体の職員や猟友会のメンバーなどおよそ200人が集まった。
研修会は、捕獲した野生鳥獣の利活用について、知識と実践技術を身につけてもらおうと、信大農学部が開いた。
9日は主にシカの個体数調整に焦点を当て、専門家が講義した。
岐阜大学の鈴木正嗣教授は「日本ではシカを食べる概念がない。これを改善すれば、シカの経済的価値も高まり、個体数の減少、また地域振興につながる」と説明していた。
また北海道・酪農学園大学の伊吾田(いごた)宏正助教授はシカの生態について説明した。
伊吾田さんによると、シカの死亡原因の約7割が狩猟によるもので、自然死は極めて少ないという。
伊吾田さんは「シカは人為的に個体数を調整しない限り増え続ける。積極的に調整していくことが必要」と呼びかけていた。
信大農学部では、野生鳥獣の個体数調整の必要性を、地域の人たちにも広く知ってもらいたいとして、来週はシカやイノシシの肉や皮の活用実技研修会を開く。 -
森林税活用の提言書まとめる
森林税の活用事業について協議する、みんなで支える森林づくり上伊那地域会議は、2年間の取り組みの集大成として9日、県に対する提言をまとめた。
9日は、今年度最後の会合が伊那合同庁舎で開かれた。
上伊那地域会議は、森林税が導入された平成20年に組織され、森林整備など森林税を活用した事業を協議してきた。
今回、委員の2年間の任期終了に伴い、県に提言書を提出することとし、意見をまとめた。
提言書には●里山整備で間伐材の搬出事業を森林税事業の補助対象にすること●森林境界の明確化を推進すること●県民に森林整備の状況などを分かりやすく示すことなどを盛り込む予定。
今後、提言内容を整理し、3月中に上伊那地方事務所長に提言書を提出することにしている。 -
公立高校入試前期選抜 県下一斉に実施
公立高校の前期選抜試験が9日、県内の各高校で一斉に行われた。
南箕輪村にある上伊那農業高校では、小雨の降る中、午前8時過ぎころから受験生が集まり始めました。
受験生は友人と会話をしながら、緊張をほぐしていた。
上伊那農業高校の前期選抜では、いずれの学科とも募集定員を2倍前後上回っている。
最も志願者数が多い生物工学科では、募集定員20人に対し、51人が志願していて、倍率は2.55倍となっている。
ある受験生は、「この日のために面接の練習をしてきました。頑張りたいです」と話していた。
前期選抜の合格発表は今月17日となっている。 -
今春高卒予定者 南信男子就職内定率前年並みに
長野県教育委員会は8日、今年3月の公立高校卒業予定者の就職内定状況を発表した。
内定率が軒並み前年の同じ時期より低い中で、南信地区の男子のみが93・6%で、前年同期と同じ率となっている。
8日発表の1月末現在の就職内定状況は、南信地区の男子は、 就職希望者数が530人で内定者は496人、内定率は93・6%で前年同期と同率になった。
女子は就職希望者数が308人で内定者は268人、内定率は87・0%で、前年同期より5・3ポイントの減。
男女合計の内定率は91・2%で、前年同期より1・9ポイントの減。
県全体では内定率が86・0%で、前年同期より2・8ポイントの減となっている。 -
きさらぎ友好杯剣道大会
小中学生の剣道大会きさらぎ友好杯剣道大会が7日、伊那市の勤労者福祉センター体育館で開かれた。
きさらぎ友好杯は、大会の少ないこの時期に、試合経験を一つでも多く積んでもらおうと開かれる個人戦の大会。
17回目となる今年の大会には、上伊那を中心に12団体から250人の選手が出場した。
試合が始まると子ども達は、大きな声を出し、日頃の稽古の成果を相手にぶつけていた。
大会は、予選のリーグ戦と決勝のトーナメント戦が行われ、伊那ケーブルテレビ放送エリア内では小学生3・4年生女子の部で宮下純奈さん、小学校5・6年生女子の部で小椋公恵さん、中学生男子の部で福田颯君が優勝した。 -
長野県食と農業上伊那地区部会で意見交換
長野県の食と農業の施策について農業者などから話をきく上伊那地区部会が4日、伊那市のJA上伊那本所で開かれた。
農業者や農業団体の代表らが参加し、県の上伊那地方事務所農政課の職員と意見交換した。
これは、県の施策について意見を聞き、県政に反映させていこうというもので、これまでの上伊那の農業実績や来年度の計画などが報告された。
昨年度の上伊那の主要品目の生産量などが報告され、アルストロメリアは順調に実績を伸ばしたが、稲やリンゴ、畜産で前年を下回る実績となった。
特に畜産では、飼料価格の高騰で畜産農家が減少し、乳用牛・肉牛の頭数も大きく減少した。
参加者からは、「入笠牧場は、鹿対策で大規模な捕獲施設を設置しているが、採算が取れるという考え方をもって運営しなければ、今後の見通しが立たないのではないか」といった意見や、「農業をするために掛かる必要経費は毎年上がるのに、販売高は上がらず農業所得が減る。農業のこれからに不安を感じる」といった意見が出されていた。
県では、出された意見を来年度の施策に反映させたい考え。 -
知的障がい者による作品展「チカクニアルセカイ」
県内外の知的障がい者による作品展「チカクニアルセカイ」が、伊那市の県伊那文化会館で開かれている。
これは、障害のある人が日常生活の中で描いた作品の表現そのものの面白さを紹介しようと、障がい者福祉施設などが企画した。
展示しているのは、上田市をはじめ東京や新潟で活動している作家7人。
さまざまな引き出しのついたピンク色の箱や数字が描かれたトラックの写真、文字で埋めつくされたフリーペーパーなど会場には約100点の作品が並んでいる。
また7日には関連イベントとして、カッティングシールを米袋に貼ってしおりやストラップをつくるワークショップが予定されている。
この知的障害者による作品展チカクニアルセカイは21日まで。 -
ごみ処理施設の処理量は1日139トン
上伊那地域の今後のごみ処理の目標値設定を進めてきた広域連合ごみ処理基本計画推進委員会は、新しいごみの中間処理施設での処理量を1日139トンとする検討結果を、5日小坂樫男広域連合長に報告した。
小沢陽一委員長らが伊那市役所を訪れ、小坂連合長に検討結果を報告した。
上伊那広域連合のごみ処理基本計画は、平成16年の見直しから5年が過ぎたこと、新しいごみの中間処理施設の規模にも関連があることから去年6月から見直し作業が進められてきた。
今回まとまった計画案は、家庭系ごみは23年度の推計値に対して5パーセント削減、事業系ごみは、25パーセント削減、家庭系ごみの資源化率を35パーセント向上させるとしている。
その目標が達成できた場合、新しいごみの中間処理施設が稼動する平成30年には、現状では、1日155トンのものが139トンとなる。
小沢委員長は、「紙ごみの資源化がこれからの大きな課題。新しい処理施設が稼動する前に更に減量化の可能性を探る必要がある」と小坂連合長に報告していた。
この見直し案は、小坂連合長が決定したのちに、2月の広域連合議会で報告されることになっている。 -
平成22年度公立高校前期選抜志願者数
県教育委員会は4日、平成22年度の公立高校入学試験の志願者数を発表した。
伊那北高校普通科の倍率は2.00倍。
辰野高校普通科は64人の募集に対して75人が志願。倍率は1.17倍。商業科は20人の募集に対して27人。倍率は1.35倍。
上伊那農業高校は各科20人の募集で、生産環境科は39人で1.95倍。園芸科学科は40人で2.00倍。生物工学科は51人で2.55倍。緑地工学科は41人で2.05倍。
高遠高校は普通科48人の募集に対して90人が志願。倍率は1.88倍。
伊那北高校は、普通科36人に対して72人が志願。倍率は2.00倍。
理数科は36人に対して52人が志願。倍率は1.44倍。
伊那弥生ヶ丘高校は、普通科84人に対して142人が志願。倍率は1.69倍。
赤穂高校は普通科48人に対して65人が志願。倍率は1.35倍。
商業科は40人に対して64人が志願。倍率は1.60倍。
駒ヶ根工業高校は、3つの学科一括で、60人の募集に対して、80人が志願。倍率は1.33倍。
多部制の箕輪進修高校は各部20人の募集で、普通I部は33人で1.65倍。
普通II部は29人で1.45倍。
普通III部は11人で0.55倍。
工業I部は18人で0.90倍。
公立高校前期選抜試験は2月9日火曜日、合格発表は2月17日水曜日に行われる。 -
アマゴ成魚放流
天竜川漁業協同組合は3日、上伊那の主な川でアマゴの成魚を放流した。
組合員が伊那市の小沢川などでアマゴの成魚約500キロ分を放流した。
放流は今月16日から解禁となる渓流釣りを前に行われたもので、辰野町から駒ヶ根市までの6カ所で行われた。
漁協によると、今年は雪があまり降らないため、水の量が例年より少ないということで、解禁当初は川の下流から中流にかけてが狙い目だという。
また昨年11月に放流した稚魚が成長しているということで、釣果も期待できると話している。
漁協では、今回のアマゴに続き、4月にはイワナの放流も計画している。
渓流釣りの解禁は2月16日で、遊漁料は1日券が千円、年間券は6千円となっている。