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南箕輪村特別職報酬等審議会
南箕輪村の第1回特別職報酬等審議会が5日、村役場であり、唐木一直村長は委員会に対して特別職職員の報酬等について白紙諮問した=写真。
諮問事項は▽村議会議員の報酬額の改定▽村長および助役の給料額の改定竏窒ノついて。
唐木村長は「村の財政状況には厳しさもあるが、行政改革などに伴い順調な運営をさせてもらっている。議員については4月から定数10人に減る中、郡下でも低い状況にあることを加味してほしい」と語った。
本年度の月額給料支給額は村長が64万7100円、助役56万8230円。附則改正でそれぞれ10%と7%の引き下げをしている。
議員の報酬月額は本則通りで18万3千円だが、上伊那では下から2番目に低い。
一方、南箕輪村では本年4月1日より議員定数が10となるため、議員報酬全体は約36%、約1800万円が減額となる。
答申期限は23日。 -
温泉ウォーキング教室開講
南箕輪わくわくクラブ主催の温泉ウォーキング教室が3日、大芝の湯内ふれあいプラザで始まった。参加者は温泉のウォーキングコースで気持ちよく体を動かした。
冬季間の運動不足の解消と気分のリフレッシュのため開き4年目。参加者は30歳代から70歳代までの14人で、その内4人は昨年に引き続いての参加。わくわくクラブヘルスケア部の松崎由紀子副部長が指導した。
初回は、ストレッチで体をほぐし、ウォーミングアップの一環でエクササイズボールを使った軽い運動をしたあと、ウォーキングコースに入った。
水温33度の温泉の中で、まずはゆっくり歩き、皆で手をつないで沈んだり、伸び上がったりして体を慣らしてから、指導に沿って前進、横歩き、後退など水中で歩いた。
3月3日まで全5回の教室で、水中ウォーキングに加えて第2回はヨガ、第3回は健康トレーニング全般を外部講師を招いて指導を受ける。 -
南箕輪村輪の会研修会
農と食の大切さを考え活動する南箕輪村輪の会は31日、研修会を村公民館で開き、おはぎなどの調理実習をした。
地元の郷土食を学ぼうと、おはぎと、上伊那地域で一般的な米粉を使うおやきを作った。会員と一般2人の計10人が参加。会員の植田さち子さん、酒井八重子さん、原敏子さんが講師を務め、材料はおやきを作っている大芝高原の味工房から地元食材を購入した。
おやきは、米粉に熱湯を加えてこね、沸騰した湯の中に入れて煮た後、もう一度、砂糖を少量加えてよくこねる。参加者は仕上がりの硬さを手で触って確認し、原さんから「こねていてボールに付かなくなってきたのが目安」とアドバイスを受けた。
生地を平らにつぶしてから小豆あんを入れて包む方法を教わり、「皮の厚さを均等にするのが難しい」と話しながら作っていた。
試食と一緒に漬物の食べ比べもし、参加者が持ち寄った各家庭の味自慢をしながら食べた。 -
伊那技専・介護福祉科 閉講式
南箕輪村の県伊那技術専門校(石川秀延校長)は31日、伊那市のウエストスポーツパーク管理センターで、本年度の介護福祉科(若年者コース)の閉講式を開いた。受講生それぞれは、これまでの学習の成果を就職先の現場で生かしていくことを誓った。
同科は、ホームヘルパー2級、ガイドヘルパーの資格を取得するため講座をニチイ学館岡谷支店に民間委託している。本年度は16縲・1歳の受講生10人のうち5人が昨年9月から5カ月間学び資格を取得し、修了証書を受け取った。
閉講式であいさつに立った石川校長は「実技講座で高齢者を接し、毎日訓練してきた経験が現場でも役立つと思う。高齢者社会を支えるスタッフとして一人ひとり頑張ってほしい」と話した。
修了生らが一言ずつあいさつし、「利用者に求められる職員になれるよう頑張りたい」「これまでの学んできた知識を実際の職場で生かしていきたい」などと述べた。
修了証明書を受け取る修了生ら -
南箕輪村新時代のむらづくり懇談会始まる
南箕輪村は30日夜、新時代のむらづくり懇談会を村内2カ所で開いた。6日まで各地区で開く懇談会の初日で、第4次総合計画の基本計画案などを説明し住民の意見を聞いた。
村は06年9月、むらづくり委員会から第4次総合計画などの答申を受け、答申を基に各種計画を検討してきた。今後の村の骨格となる総合計画について、村長班と助役班の2班編成で各地区に出向いて住民に説明し、意見交換をして住民の意見を反映する。
唐木一直村長らが出席した久保コミュニティセンターには住民40人が集まった。村長は「住民生活に密着した福祉、医療、教育は特に充実させたい。計画をどう実践するかが大事。職員一丸となって進めるが、職員数もかなり減るので住民の協力をお願いしたい」とあいさつした。
村は基本計画、財政計画、実施計画を全戸配布した懇談会資料を基に説明した。「基本計画は住民、地域、行政が手をとり、住みよいむらづくりを着実に進めたいというむらづくり委員会の思いが反映した計画」とし▽子育て・教育・文化▽健康・福祉▽自治・協働▽生活・環境▽産業・交流-の5分野別に概要を示した。
意見交換では、商店や遊戯センターなどの撤退後の跡地問題で、進出時に何らかの契約を求める意見があったが、「倒産などで撤退することに関して行政として約束はできない」として理解を求めた。基本計画の保健・医療の具体策の質問には、「村には個人医院が少ない。身近なところに医療機関が必要なので行政としても働きかけしたい」とした。 -
新時代のむらづくり懇談会30日から
南箕輪村は30日から、新時代のむらづくり懇談会を村内各地区で開く。多くの住民の参加を呼びかけている。
06年9月、むらづくり委員会から第4次総合計画などの答申を受け、答申を基に各種計画を検討してきた。今後の村の骨格となる総合計画について、村長や助役が出向いて住民に説明し、相互の意見交換をして、第4次総合計画に住民の意見を反映する。懇談会では、村政全般にわたる意見も聞く。
開催は各地区の公民館など。時間は午後7時半から9時ころまで。1月の広報と一緒に配布した懇談会資料を持参する。問い合わせは総務課企画係(TEL72・2104内線103、104)へ。
開催日、場所は次の通り。
▼30日=久保コミュニティセンター、中込公民館▼31日=塩ノ井公民館、北殿公民館▼2月1日=南殿コミュニティセンター、田畑公民館▼2日=神子柴公民館、沢尻コミュニティセンター▼5日=南原コミュニティセンター、大芝公民館▼6日=西部地区館、北原公民館 -
【記者室】大芝のアカマツを守ろう
南箕輪村大芝高原のアカマツを松くい虫から守ろうと、村が薬剤の樹幹注入を始めた。大芝高原のアカマツ約1万3千本すべてに樹幹注入する経費は試算で2億5千万円にも上るため、村は全体の20%のアカマツを村の予算で守る方針を決めた▼松くい虫被害は隣の伊那市まで北上。専門家は、広域農道や中央高速道路があるため早い段階で村にも広がる可能性を指摘する。村の財産を守ろうと、森林セラピー協議会は処理費用にあてるため「松くい虫対策募金」を始めた▼今、樹幹注入対象木にはピンクの目印がついている。道沿いに並ぶ目印。この木がすべてなくなったら…。「これは大変。本気で皆で守らないとだめだ」。樹幹注入作業を見ていた男性がつぶやいた。(村上裕子)
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南箕輪村図書館に小倉孝一さん作品展示
南箕輪村北殿の小倉孝一さん(74)が、趣味で40年以上制作を続けている彫塑と、スケッチを南箕輪村図書館に展示している。
図書館入り口正面のコーナーに、今回初めて展示した。彫塑は「少年12歳像」。小学6年生をモデルにした近作で、「小学校から中学校に進学する節目の時期の、りりしい少年の姿を表現しよう」と取り組んだ作品。
水彩のスケッチは、諏訪地域の「残雪野辺」、伊那市長谷の「牧場景」。いずれも、はがき大。絵を描くことが好きで、出かけた先で気に入った風景をスケッチしているという。
小倉さんは、「作品を皆さんに見てもらえたら。彫塑を見て、自分を見つめる機会にもしてほしい」と話している。 -
大芝高原松くい虫予防対策
アカマツの薬剤樹幹注入始まる南箕輪村大芝高原の松くい虫予防対策で村は25日、アカマツへの薬剤樹幹注入作業を始めた。作業受託した上伊那森林組合は、初日に約100本のアカマツに穴を開けて薬剤の容器を差し込む作業をした。
村は、本年度から4年間かけて大芝高原のアカマツ全体の約20%に薬剤の樹幹注入をする。年間1千万円の予算で500本から600本が目安。対象は樹齢80年の木、広域農道沿いや都市公園部分を集中的にする。
今回は、村が事前にピンク色のテープを付けたアカマツ553本が対象。薬剤は「グリーンガード・エイト」で3700本用意した。胸高直径に応じて使用本数が決まっており、直径80センチで14本、対象木で最も多い45センチから50センチで7本使う。薬剤の効果は4年間。
森林組合の職員は、マレットゴルフ場のアカマツに、地上50縲・0センチのところにドリルで穴を開け、薬剤を差し込んだ。1昼夜置いて薬剤が空になった容器を回収する。約20日間で対象木の作業を終える予定。
村は、本年度の予算枠の中で1本でも多くの樹幹注入をするため検討中で、本年度は最終的に対象木が600本を超える見通しという。
樹幹注入の処理費用にあてるため「松くい虫対策募金」に取り組む南箕輪村森林セラピー協議会は、作業開始を受け、一層の募金協力を呼びかけている。 -
南箕輪村の花いっぱい運動
カーネーションのアレンジメント設置事業所を募集南箕輪村の花いっぱい推進協議会は、役場庁舎をはじめ公共施設などに飾っているカーネーションのアレンジメントを4月から有料化し、村内事業所の利用を募る。
カーネーションのアレンジメントは、「清花園」(田畑)の堀友和さんが、地域の人に村の特産品カーネーションをもっと知ってほしい-と、昨年3月から役場庁舎などに飾ったのがきっかけ。4月から協議会が共に取り組み、アレンジメントは村の障害者生きがいセンター「ひまわりの家」の通所者が担当している。
今回、屋外だけでなく屋内も花いっぱいの村にしたい-と、アレンジメントを飾る村内の事業所を募ることにした。不景気でひまわりの家の通所者の収入が減少していることもあり、アレンジメントを有料化することで料金の一部を収入にあてる。
アレンジメントは原則として毎週交換。1カ月の料金は2千円。募集は数に限りがある。2、3月はお試し期間で、先着順で受け付ける。4月からの利用事業所は、申込みが多い場合は抽選で決定する。
試行申込みは花いっぱい推進協議会事務局の役場総務課企画係(TEL72・2104)へ。 -
おはなしむら
村内保育士有志の影絵を楽しむ南箕輪村図書館は20日、「おはなしむら」を村民センターで開いた。村内の保育士有志による影絵やお手玉を楽しんだ。
保育士有志でつくる影絵サークルが、昨年おはなしむらで影絵を披露したところ親子に好評で、今回1年ぶりの出演となった。
影絵「マッチ売りの少女」を上演。少女や町並み、家の中の様子、おばあさんなどが影で映し出され、光を利用して流れ星も演出。約80人の親子が、薄暗い部屋の中にくっきりと浮かび上がる影絵が作り出すお話の世界に見入った。
クイズ「影絵で遊ぼう」では、はえたたき、やかん、歯ブラシなどを影で一部だけ、あるいは角度をさまざまに変えて映し、見ている子どもたちが答えを当てて楽しんだ。 -
小学生防火作品コンクール審査会
伊那防火管理協会は19日、伊那公民館で、伊那消防組合管内の小学生を対象とした防火作品コンクールの審査会を開いた=写真。ポスターと書道の部の各最優秀賞1点ずつを選び、ポスターは伊那東小4年の小林莉歌ちゃん、書道は同小6年の郷頭愛(まな)ちゃんの作品に決まった。
防火意識を高めるための恒例事業。ポスター、書道、作文の部へ管内の小学4縲・年生から342点の応募があった。この日は、最優秀賞のほか、小学校教諭らが審査をし、ポスター19点、書道14点の優秀賞も決めた。
ポスター、書道の部の優秀賞以上の入賞作品は、「春の火災予防運動」期間中(3月1日竏・日)、各市町村の役場や大型店などで展示。作文の部は後日、審査があり、入選作品は有線放送で発表する予定。 -
南箕輪村新成人の「20歳の抱負」「村への要望」まとまる
南箕輪村公民館は、3日にあった07年成人式の対象成人者が寄せた「20歳の抱負」や「村への要望」をまとめた。成人者のコメントは次の通り。かっこ内は氏名、またはペンネーム。敬称略。
▼社会人として一人前になりたい。(匿名)
▼ついに20歳です。4月からは社会人なので気を引き締めていきたいと思っています。税金などは積極的に支払い、国民がするべきことは必ずしたいと思っています。(20歳に見えない大人)
▼20歳としてこれから大人の社会に入っていくので自覚を持ち、しっかりとした姿勢で臨んでいきたいと思います。(尾形高志)
▼人の痛みのわかるやさしい女性になりたい。(匿名)
▼財政が厳しい中ですが、あまりお金をかけなくても充実した福祉を目指してほしい。栄村の村長さんの話を聞いてなるほどと感じました。(加納由一郎)
▼社会人として今まで以上に責任を持って行動していきたいと思います。(匿名)
▼私も頑張りますのでより良い村にして下さい。(匿名)
▼悲しい出来事が毎日報道されています。少しでも明るい社会となる手伝いができる社会人となりたいです。(イルカのバイト)
▼人に流されない「自分」をしっかり持ちたい。(北原麻奈美)
▼人事を尽くして天命を待つ! 苦あれば楽あり! 大人の自覚(タッチー)
▼まだまだ青春してます。4月から仕事をすることになるけど、好きな事は一生やり続けられる大人になりたいです。(岡村夏樹)
▼元気で長生きしていい息子、イイ男になりたい。(Siro)
▼私達をはぐくんでくれた南箕輪の風土を大切にしたいと思います。
▼2度と戻らない一瞬一瞬を大切に生きたいと思います。(かーの)
▼20歳になっても自分らしく!!(清水佐奈子)
▼特にないけど楽しくうまくやっていく。笑ってればイイと思う。(雪だるさん)
▼消防団の勧誘活動を増やしてほしい。(Y・K)
▼南箕輪が大好きです。今まで私を育ててくれたこの村のために恩返しができるように頑張っていきたいです。(匿名)
▼今はいじめの問題が大きく取り上げられています。私は小学生より野球を始め、現在大学の硬式野球部で頑張っています。苦しい事もいっぱいありました。でもスポーツに打ち込んで本当に良かったと思っています。卒業後は南箕輪村に帰ってスポーツを通じた地域づくりに寄与できるよう努力したいと思っております。(宮沢祐作) -
伊那と南箕輪の議員が懇談
伊那市議会と南箕輪村の懇談会が17日、伊那市の羽広荘であった。市議26人、村議13人が出席し、自由に意見交換した。
議題には、議員定数の削減、西部1号線沿いの景観形成住民協定の締結、風力発電事業をめぐる議会と理事者とのねじれなどが挙がった。
自立の道を選んだ南箕輪村の村議は、合併後の総合支所や地域協議会の機能、住民の反応などを尋ねた。高遠町・長谷地域の市議は「職員の人事交流で、総合支所の顔ぶれが変わり、あいさつしてくれる人が少なくなった」「合併して良い、悪いの効果は、そう表れていない」と答え「住民が合併して良かったと思えるように、取り組むことが大切」とした。
「近い将来、上伊那一本の話が出てくるのではないか」との意見もあった。
懇談会は、上伊那北部6市町村で合併研究会を持つなどしたが、枠組みが崩れ、5年ほど中断。隣同士で関わりが深いことから、懇談の機会を設けた。 -
南箕輪・西部保育園で「ホッポンヤ」
南箕輪村の西部保育園(北林礼子園長)の年中、年長園児37人は16日、田畑を荒す有害鳥獣から作物を守るための小正月の伝統行事「ホッポンヤ」を体験した。地元の大泉老人クラブ員約15人が同園を訪れ、子どもたちに風習を伝えた。
清水勇会長(80)によると、「ホッポンヤ」との呼び名は大泉だけに伝わる。一般的には「鳥追い・猪(しし)追い」といい、ヤナギの棒2本を打ち合わせた音と、掛け声で鳥や猪を追い払うのだという。
「ホッポンヤ。粟(あわ)食う鳥も、米食う鳥もあっちの方へ飛んでいけ」竏窒ニのクラブ員の掛け声に合わせ、列になって園庭を3周した。子どもたちは「ポッポンヤ。ポッポンヤ」と語路を楽しみながら、ヤナギの棒を「カンカン」と鳴らし歩いた。
北林園長は「地域の行事に触れ、見ることは児童たちにとって貴重な体験。心も穏やかになれるので今後も続けてほしい」と話した。
交流は、15年以上続く恒例。この日は、小正月の習わしとして、五穀豊穣(ごこくほうじょう)を願った「ほんだれ様」を遊技室に飾り、「繭(まゆ)玉」作りもした。 -
大芝高原松くい虫対策募金に協力
南箕輪村の信州大芝高原マレットゴルフ親交会(北原忠義会長、約140人)は、村の大芝高原のアカマツを守る松くい虫対策事業費にあてるために村森林セラピー協議会が始めた募金に協力。16日、4万5千円を届けた。
親交会は4年前から、大芝高原の緑を維持するための一助になればと「緑の基金」として、4月から11月まで月4回開く例会の毎月最終日に募金箱を設置、会員に協力を求めて集まった善意を村に寄付している。本年度は松くい虫被害対策募金にした。
北原会長と事務局長の荻原文博さんが村役場を訪問。「いつまでも大芝高原の緑を守りたいので、少しでも役立ててほしい。今後も一生懸命協力していきたい」と、協議会の大熊恵二会長に寄付金を手渡した。
大熊会長は「これをきっかけに、大芝の緑を自分たちで守ろうという村民の意識がさらに高まれば」と感謝した。 -
南箕輪村公民館たこ作り教室
南箕輪村公民館は14日、「いろいろ物作り体験会・たこ作り教室」を公民館で開いた。園児と保護者がダイヤだこを熱心に作った。
正月のたこ揚げ遊びを自作のたこで楽しんでもらおうと毎年開いている。公民館の堀薫館長が指導した。
ダイヤだこは、28センチ幅の障子紙と竹ひごなど身近な材料で無駄なく、手軽に作ることができる。
切った障子紙を張り合わせてダイヤの形にし、骨となる竹ひごを縦と横にはり、骨の上に紙を張って補強したあと、尾と糸を付けて完成する。
親子は、「家でたこ作りに挑戦したが、なかなかうまく揚がらなかったので勉強しようと思って来た」と話し、説明を聞きながら丁寧にたこを作っていた。 -
【記者室】たこ揚げ、たこ作り
南箕輪村公民館は毎年1月、たこ作り教室を開く。今年は参加者がわずかだったが、皆でダイヤだこ作りに熱中した。家で挑戦したがうまくいかず、作り方を学びにきた親子。5歳の女の子が、紙を張ったり竹ひごにボンドを塗ったりと、とても楽しそうにしていた▼ダイヤだこは、障子紙と竹ひごなど身近な材料で、障子紙の切り残しなどの無駄もなく手軽に作れるという。たこを買ってしまえばそれまでだが、作ることがまた面白い▼近年「たこ、たこ、揚がれ」の歌を耳にすることが少なくなった。子どもがたこ揚げする姿を見ることも極まれ。寂しい気がしていたが、自らたこを作って遊び楽しんでいる親子がまだまだいるんだなと、ちょっぴりうれしくなった。(村上裕子)
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南箕輪わくわくクラブ
新春イベントもちつき大会南箕輪わくわくクラブの新春イベントもちつき大会は14日、村民体育館であった。スクールの会員や指導者、保護者ら約200人が皆でもちをつき、おしるこなどを味わった。
鏡開きになぞらえクラブの各スクールが参加する恒例行事。すでに今年の活動が始まっているスクールもあるが、多くはこれから本格的に始まる。
新年のあいさつと、スクールの一つ「CoCo龍」の演奏で開会。白毛もちの米30キロが蒸し上がると、用意した4つのうすで、希望する子どもたちが順番に力強く杵を振り下ろしてもちをついた。
もちは、おしるこ、きなこ、ごま、大根おろしを用意した。子どもたちは、つきたての粘りのあるもちをお代わりして食べていた。 -
伊那技専メカトロニクス科2年 技能検定2級合格
南箕輪村の県伊那技術専門校(石川秀延校長)のメカトロニクス科2年の学生8人が今年度前期実施の国家資格技能検定2級に合格した。同資格の取得は中級技能者レベルを示し、企業にとって即戦力となる目安。就職活動への効果があるという。
実務経験が3年以上必要だった受験資格が、04年度から技専の2年制在学中に取得可能となった。同校は、同科のカリキュラムを見直し、地元産業で最も需要のある「普通旋盤」「数値制御(NC)旋盤」「電気系保全」の計3種での技能検定2級の受験を必須とした。
同科の学生10人。合格者8人は普通旋盤の技能検定に合格し、その内6人はNC旋盤でも合格した。電気系保全の受験は1年生の時に7人が取得している。
技能検定2級は「就職後の社員教育制度の中で受験するのが一般」(同校)。団塊の世代の大量退職で問題となる「後継者不足」といった社会問題に対し、若年者の技術レベル向上のためにもカリキュラムを見直したという。 -
南箕輪村図書館に正月飾り
南箕輪村久保の橋爪純子さんが手がけた正月飾りが、村図書館に飾られ、利用者を迎えている。
橋爪さんは、ボランティアで村図書館に手作りの季節の飾りを届けている。
今回は、正月らしく松、竹、紅白の梅、南天、椿などを丸木に生け込み、千代紙で折った鶴をあしらった飾り。長く鑑賞できるよう造花も使って仕上げている。
図書館の入り口正面に飾られ、館内は華やいだ雰囲気。訪れる人の目を楽しませている。小正月の15日ころまで飾る予定。 -
第21回伊那消防組合職員意見発表会
第21回伊那消防組合職員意見発表会は11日、箕輪町文化センターであり、同組合管内の4消防署から7人が出場し、日ごろの消防、救助活動などを題材に肌で感じたことなどを発表した。伊那消防組合消防本部の主催。
箕輪消防署の荻原大輔消防士(25)が「
OVER THE BORDER縲恪窓ォを越えて縲怐vと題した意見発表で最優秀賞を獲得。優秀賞は、伊那消防署の下倉剛雄消防士(25)、高遠消防署の伊藤政史消防副士長(32)が選ばれた。
入署して2年目の荻原消防士は、昨年の7月豪雨災害で体験した、管轄に縛られた活動のもどかしさを訴えた。「各消防本部、市町村で複雑な事情があると思うが新人の私だからこそ素朴に持つ疑問。すぐそばで困っている人がいれば手を貸してあげたい」とした。
現在、国、県が進めている消防の広域化を図れば、管轄を越えて活動ができる竏窒ニ制度改正を熱望。「東海地震では伊那谷に被害が出ると予想される今だからこそ、私は提案したい。救う命に国境はないと確信している」と強調した。
最優秀賞者の荻原消防士は、県内の14消防本部の代表者が集まる県消防職員意見発表会(2月8日、伊那市)に出場。「初めての出場となるが自分の意見を大きな声で伝えたい」と意気込みを語った。 -
上農高校に武蔵野市立第三中学校からお礼状が届く
上伊那農業高校園芸科学科食用植物コースの2年生の元へこのほど、12月始めにデザインアップルなどを贈った東京都武蔵野第三中学校の中学生からお礼状が届いた。
上農高校では9年前から、「セカンドスクール」として農業体験に訪れる第三中学校の生徒らを受け入れている。昨年5月も、中学生約100人が同校を訪れ、各のコースの2年生が体験学習をサポート。食用植物コースでは、2年生14人が初めてリンゴの摘果を体験する中学生を指導した。
そのリンゴを11月末に収穫し、10キロ詰め5箱を中学校へと贈ったところ、大判の模造紙に中学生一人ひとりのメッセージが書かれたお礼状3枚が届いた。
礼状には「おいしいリンゴをありがとうございます」「来年もおいしいリンゴを作って届けてください」など、思い思いの言葉が書かれており、高校生もそのメッセージを笑顔で眺めていた。
2年生の宮下未来さん(17)と小川愛美さん(16)は「中学生は土にも慣れていなかったので、教えるのは大変だったが、仲良くなれて良かった」と話していた。
今後、2年生は写真付きで第三中学校へ手紙を送ることを予定している。 -
ポコリットみなみみのわ
松寿荘でハーモニカ演奏南箕輪村のハーモニカクラブ「ポコリットみなみみのわ」(高嶋一人代表)は10日、デイサービスセンター松寿荘を訪問してハーモニカ演奏を披露した。
地域貢献活動として04年の会発足当時から続けている訪問。夏と冬の年2回で、例年のクリスマス会を今年は新春訪問にし、8日からの3日間と25日からの3日間の計6日間。
「南箕輪村民歌」の合奏に始まり、お正月らしく「一月一日」、「雪」や「冬景色」など季節の曲を次々と演奏した。会員9人の息の合った合奏のほか、独奏で「祝い酒」「わたしの城下町」も披露した。
歌詞を書いた模造紙を準備し、演奏に合わせて利用者に一緒に歌ってもらう趣向で、利用者は大きな声で歌ったり、皆の歌と演奏を聞きながら楽しんでいた。 -
伊那消防組合06年の火災状況
伊那消防組合は06年に管内で発生した火災状況をまとめた。火災件数84件(前年比8件減)、死者3人(同5人減)、負傷者6人(同1人増)、被害総額1億6700万8千円(同2275万6千円増)。「放火・放火の疑い」は前年に比べて1件増の16件で、枯れ草火災が例年より増え、半数を占めたという。
内訳は「建物」43件(同2件減)、「その他(廃材・土手焼き)」31件(同4件減)、「林野」が5件(同1件減)、「車両」が5件(同1件減)。焼損面積は、建物2308平方メートル、林野20・9アール、車両5台。焼損棟数は全焼17棟など計53棟で34世帯、81人が被災した。
原因は、「放火・放火の疑い」(16件)、「たき火」(12件)、「火遊び」(6件)、「電気機器」(6件)の順で多い。
市町村別の火災発生数は、3市町村合併に伴い前年比4件増の伊那市47件(高遠町5件、長谷0件)のほか、辰野町が1件増の11件。箕輪町は同数の14件、南箕輪村は前年2番目に多い件数だったが6件減の12件だった。
同消防組合によると05年現在、全国的に見て出火原因は、「放火」が8年連続の上位で、火災件数の3割を占めるという。署員は放火予防対策として、家の周りを整理整とんしたり、センサーライトを設置したりするだけで効果があると呼び掛けている。
死者1人を出した伊那市高遠山室の住宅火災(昨年12月6日) -
南箕輪村消防団が夜警
住民の火災予防意識の高揚へ南箕輪村消防団は昨年暮れから、火災予防を呼びかけて村内の夜警を続けている。
冬期間恒例の夜警は昨年12月27日に始まり、3月末まで続く。火を扱うことが多く、空気が乾燥して火災が発生しやすい冬場に、消防車両で警鐘を鳴らしながら地域内を回り、注意を呼びかけることで住民に火災予防の意識を高めてもらう目的。併せて、村内には冬場の水位が低い場所があるため水利確保の確認、不審なところがないかなどの確認にも努める。
通常点検の1日、15日に加え、5分団がそれぞれの計画に沿って週2、3回夜警活動をしている。時間はおよそ午後7時半ころから深夜まで。屯所に泊まったり、地域の消防組織と協力して夜警している団もある。
9日夜は、第3分団第2部の団員3人が神子柴の屯所に集合した。午後7時半に屯所を出発し、神子柴地区を1周して火の用心を呼びかけた。団員は、「ちょっとした油断で大きな火事になってしまう。火災のあった家を見ると本当に悲惨。わずかな心配りで火災は防げるので、注意を心がけてほしい」と話している。 -
南箕輪村議会臨時会
南箕輪村議会臨時会は9日開き、南箕輪小学校耐震補強工事設計委託料を盛り込んだ06年度一般会計補正予算案を原案通り可決し、閉会した。
同校北校舎の耐震補強工事で、設計委託料は77万円。予備費を77万円減額し、教育費の小学校費を77万円増額する。 -
南箕輪村消防団・赤十字奉仕団出初式
南箕輪村消防団(宮島忠夫団長)と赤十字奉仕団(太田光子委員長)の07年出初式は8日、村民センターホールであった。団員は威風堂々と分列行進して役場駐車場で観閲を受け、式典に臨んだ。
宮島団長は、「昨年の7月豪雨災害で団員の連日における災害対応のおかげで被害を最小限に抑えることができた。献身的な活動を誇りに思う。高齢化社会で高齢者の火災を防ぐため住宅防災対策を啓蒙し被害を減らす必要がある」。太田委員長は、「豪雨災害で改めて団の役割の重大さを感じた。少しでも社会に役立つよう努めてきた。尊い体験を生かし、地域に根ざした奉仕活動を願う」と訓示した。定例表彰もあった。
出初式新春イベントは、最新はしご車からの菓子投げに約50人の親子らが集まり、消防車の試乗や、はしご車をバックにした記念撮影を楽しんだ。 -
松くい虫対策の募金箱設置
南箕輪村大芝高原のアカマツを松くい虫から守ろうと、南箕輪村森林セラピー協議会(大熊恵二協議会長)は、村内5カ所に「松くい虫対策募金箱」を設置した。協議会は、大芝高原のアカマツを守るため、村の緑を守るため、多くの協力を呼びかけている。
松くい虫被害は昨年、隣の伊那市でも東春近、西春近、美篶で被害木が発見された。村でいつ被害が発見されてもおかしくない状況として、村は松くい虫対策で薬剤樹幹注入の実施を決め、全体の約2割のアカマツを年次的に分散して処理する。
長期間の薬剤樹幹注入は村財政を圧迫するため、協議会が「松くい虫対策募金」を実施し処理費用にあてる。
募金箱は役場、村民センター、JA南箕輪支所、大芝荘、大芝の湯の5カ所に設置した。大熊協議会長は4日、JA南箕輪支所に募金箱を設置。訪れた人がさっそく募金してくれたという。
多額の募金は事前に協議会事務局の産業課商工林務係(TEL72・2176内線152)へ。 -
新たな門出 自覚新たに・南箕輪村で成人式
南箕輪村の成人式は3日、村民センターであり、116人の新成人(対象者175人・前年比11人減)が出席した。晴れやかな振り袖や新しいスーツに身を包んだ若者たちは、久しぶりに合う友人との再会を喜び、新たな決意とともに成人としての新たな門出を祝った。
式典で唐木一直村長は「自分の行動、責任、義務を持つことが大人になること。今日まで育み暖かく見守ってくれた家族や恩師に感謝の心を持って、歩んだ20年間を思い返してほしい。これからの村づくりを地域住民の一人として、一緒に担っていってもらいたい」と式辞を述べた。
新成人代表の瀧澤瑠璃さんは「私たちにも20回目の春がやってきた。地域の方、恩師、家族に感謝の気持ちでいっぱい。成人となり発言、言動にも慎重にならなければならないが、自分の行動次第では違った未来も開けるのだと思う。これからも多くの人に見守っていってもらいたいと思う」と謝辞を述べた。
田本昌也さんは成人者代表として、命の尊さについて意見発表。「子どもとかかわり合って生きることの大切さを語れる大人になれば命の尊さを軽視することはない。これは一つの方法でしかないが、これらの積み重ねが今後の明るい未来につながっていく」とした。
祝賀会はジュースやビールで乾杯(南箕輪村)