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伊那技専修了課程発表会
伊那技術専門校を3月に修了するメカトロニクス科と情報システム科の訓練生が、8日、修了課題の発表を行いました。
8日は、メカトロニクス科と情報技術科の2年生12人が取り組んできた成果を披露しました。
伊那技専では、毎年、修了生が課題に取り組んでいますが、全校の前でプレゼンテーションを行うのは今年が初めてです。
プレゼンテーションの後は、完成した装置を披露しました。メカトロニクス科のA班は、タッチパネルで音符の長さや音階を入力し、自動的に演奏させる機械を作りました。B班は、おもちゃの車の色センサーで識別し、記憶・管理させる観覧車型の機械を作りました。
牧田英明訓練指導員は、「習ったことだけでなく、プラスアルファの知識・技能が必要となる。チームで動くのでコミュニケーション能力も向上し、会社に入っても生かせると思う」と話していました。 -
村でコンプライアンス研修会
南箕輪村は、県からの補助金を不適正に受給した問題をうけ、再発防止を図ろうと職員対象にしたコンプライアンス研修会を7日、村民センターで開きました。
南箕輪村は、平成21年度から22年度にかけ事実と異なる報告をし県からの補助金を不適正に受給したとして、この補助金の全額1000万円余りを返還しています。
研修会は、問題発生を受け不祥事の再発防止と公務員倫理の徹底を図ろうと保育士を除く全職員を対象に開かれこの日は41人が出席しました。
講師を務めた、南箕輪村の顧問弁護士長谷川洋二弁護士は、「公務員の給料は民間企業と違い税金で賄われている。公務員は全体の奉仕者でなければならない」と話し
「信用を失わないよう、日々の業務から、職員としての自覚が必要」と話していました。
唐木一直村長は「なぜ、問題が起きたのかを職員全員で考え、村の信頼回復に向け勤めてきたい」と話していました。 -
南箕輪村議会 3月定例会開会
南箕輪村議会3月定例会が6日開会し村側から25議案が提出されました。
提出されたのは、県から補助金を不適正受給した問題の処分として、村長と副村長の給料を減額する条例改正案など25議案です。
今議会にはこの他に総額47億7千万円の新年度一般会計予算案などが提出されました。
南箕輪村議会3月定例会は3月16日までの11日間で、14日と15日が一般質問、16日に閉会する予定です。 -
間伐材の利活用で地域活性化
間伐材の利用や森づくりなどについて学ぶ学習会が3日、南箕輪村の信州大学農学部で開かれました。
会場には、県内を中心におよそ70人が集まり、情報を交換しました。
県内の6団体で作る「森林に学ぶネットワーク運営委員会では、より良い森林や環境づくり、地域活性化などを目的に県内を中心に学習会を開いています。
今回の学習会では「間伐材の利活用に挑戦」をテーマに学生や企業、団体が活動を発表しました。
このうち、伊那市で薪ストーブの販売などを行なっている株式会社DLDは、間伐材を使った薪活用のメリットなどを説明しました。
DLDでは、2007年から薪の宅配サービスを行なっていて、上伊那地域で薪の需要が増えている現状を説明し「薪の活用は木材の地産地消につながる」と話していました。
間伐材を有効に活用することで、薪ストーブユーザー、林業関係者、薪を作る人、配達する人など、薪を中心に循環が生まれ地域の活性化につながると説明していました。
ある参加者は「今まで気づかなかった活用法を学ぶことができた。自分の地域でも活かしてみたい」と話していました。 -
キャンドルで気仙沼を応援
東日本大震災から1年を迎える11日日曜日、震災で被害を受けた宮城県気仙沼市では、地域を元気にしようとキャンドルイベントが開かれます。そのイベントを伊那地域からも盛り上げようと3日、キャンドル作りが行われました。
この日は、ミツロウなどを販売している南箕輪村のワイルドツリーでキャンドルづくりが行われました。
キャンドルイベントへの協力は、伊那市に住む野溝清美さんが気仙沼出身で、イベントのスタッフに加わっていることから企画されました。
このイベントは、キャンドルに追悼の意を込めて、また未来への希望を込めて行われるものです。
野溝さんは「この支援活動がこれで終わらず、息の長い活動になっていくように、これからも多くの人に支援してもらいたい」と話していました。
参加した人たちは、キャンドルを作り終えると、カードに被災地へのメッセージを書き込んでいました。
参加したある女性は「実際気仙沼に行くことはできないけど、この地域から想いが届くようにメッセージを書きました」と話していました。
野溝さんは9日に気仙沼へ向かう予定で、現地でもキャンドルづくりを計画しています。 -
上農高校3年生コサージュ作り
南箕輪村の上伊那農業高校園芸科学科の3年生は、3日の卒業式を前にコサージュ作りを2日に行いました。
コサージュ作りを行ったのは、観賞植物コースの3年生13人です。
学校生活で学んだ事を活かそうと、園芸科学科の生徒全員分のコサージュを毎年製作しています。
生徒らは、ピンクやオレンジの花を1つひとつ丁寧に飾り付けていました。
ある生徒は「3年間の思いを込めて作りました。このコサージュを胸に、3日の卒業式では胸を張って歩きたいです」と話していました。 -
伊那消防署 新しい救助工作車導入
伊那消防署は、大規模災害に備え、新しい救助工作車を導入しました。
新たに導入されたのは、5人乗りの救助工作車1台です。
油圧を活用した大型の救助器具などの救助用資機材を充実させました。
他に、作業中であることを知らせるLEDタイプの表示板が、車両後部に新たに設置されました。
乗車スペースは、天井が高くなったことで、車内での準備が可能になり、より迅速な対応がとれるということです。
救助工作車は、これまでの車両の老朽化に伴い導入され、費用はおよそ8,400万円です。
うち、2,400万円は国の補助金で賄われます。
2日は、伊那消防署で入魂式が行われ、関係者およそ50人が集まりました。
伊那消防組合の白鳥孝組合長は「ハード面での充実は、市民にとっても心強い。いつ発生するか分からない大規模災害に備え取り組んでほしい」と話していました。 -
南小ドラゴンズ卒団式
南箕輪小学校の児童でつくる少年野球チーム南小ドラゴンズの卒団式が25日、箕輪町の伊那プリンスホテルで行われました。
今年度、卒団するのは6年生9人です。
保護者やチームメイトが見守る中、卒団する6年生が入場しました。
南小ドラゴンズは今年度、県大会でチーム初のベスト4進出を果たしました。
式では、今年度で退任する小林祐司監督が選手一人ひとりに祝いの言葉を贈りアルバムを手渡しました。
卒団選手を代表し、小林聖弥君は、「いつも恵まれた環境で野球が出来たことに感謝しています。野球で学んだことを今後も活かしていきたい」と話していました。 -
南小6年3組バンドーラ合同合奏会
南箕輪村の南箕輪小学校の6年3組は、5年生の頃から取り組んできた、手づくりの弦楽器「バンドーラ」の交流合奏会を29日、村民センターで開きました
バンドーラはギターに似た弦楽器で木曽郡上松町の元教諭、中澤準一さんが考案したものです。
6年3組では、中澤さんと交流のある、担任の宮澤由英教諭の指導のもと5年生の頃からバンドーラ作りを行ってきました。
子ども達は、6年生になり完成した楽器を使って練習をおこない、これまで参観日などで発表してきました。
宮澤教諭は「いろいろな体験を通して、楽器に愛着をもち、製作や演奏、交流など活動にも幅が広がった」と話していました。
今回は、楽器作りを通じて知り合った、上松町の女性グループや同志社女子大学の学生と思い出を作ろうと交流合奏会を開きました。
合奏会の最後には、出演した全員で、2曲を演奏し、手づくりの音を響かせていました。
南箕輪小6年3組では、来月4日午後1時30分縲恆コ民センターで卒業コンサートを開催する予定です。 -
オリンパス労組が南箕輪村北部保育園にデジカメ寄贈
オリンパス労働組合長野支部は27日、南箕輪村の北部保育園にデジタルカメラを贈りました。
オリンパス労働組合長野支部の役員2人が訪れ、園児にデジタルカメラ1台を手渡しました。
オリンパス労組は毎年、地域貢献の一環で、保育園にデジタルカメラを寄贈しています。
カメラは1万5千円相当で、木内智一執行委員長は、「有効に使ってほしい」と話していました。
園児からは、お礼に手作りの掛け軸などが渡されました。
園では、ひな祭りなどで早速カメラを活用するということで、橋爪喜代子園長は「とても助かります」と感謝していました。
オリンパス労組は今年、辰野町から駒ヶ根市までの6つの保育園にデジタルカメラを贈るということです。 -
南箕輪村 松くい虫被害7倍に
今年度の南箕輪村の松くい虫被害は、前の年度と比べ、およそ7倍の91立方メートルとなる見通しである事が分かりました。
22日、南箕輪村役場で開かれた森林病害虫等防除対策協議会で、今年度の被害状況や来年度の対策などが示されました。
南箕輪村では、平成22年10月に田畑で初めて松くい虫被害が確認されました。
今年度の被害量は、村全体で91立方メートルで、平成22年度の14立方メートルから、およそ7倍増加しました。
一方、被害地域については、田畑、神子柴で以外で新たな被害は確認さていないと言う事です。
村では、来年度から、大芝高原みなんの森と、殿村八幡宮については、薬剤の樹幹注入で国の補助が受けられる、高度公益機能森林の指定を受けたいとしています。
唐木一直村長は、「大芝を中心に薬剤注入しながら、なんとしても北上を防ぎたい」と話していました -
村唐木村長 不適正受給問題で陳謝
南箕輪村の唐木一直村長は、県からの補助金を村が不適正に受給した問題について21日、陳謝しました。
村では、2月27日に補助金全額を県に返還するとしています。
この問題は、県が村に交付した補助金について、村が事実と異なる報告をし、補助金を不適正に受給したものです。
この件について担当した村顧問弁護士の長谷川洋二弁護士は「今回の件は故意ではなく不注意であり、法にふれるものではない」と述べました。
村では、2月27日に補助金全額のおよそ1,000万円を県に返還するということです。
関係者の処分については、村長が給料10%減額を2か月、副村長が8%減額を2か月とする条例改正案を村議会3月定例会に提出します。
また、関係する職員5人のうち、2人が10%減額を2か月、1人が戒告、残りの2人はすでに退職しているため、処分の対象にはならないということです。
唐木村長は、「村開発公社等複数組織が関与する事業については、お互いに慣れ合いになることなく責任の所在を明確にし、今後このような問題が起きないよう、再発防止に努めたい」と話しました。
村では、法令順守の職員研修の実施、実施中の事務事業を複数の職員でチェックするなど、再発防止に努めていくということです。 -
南箕輪村平成24年度一般会計47億7千万円
南箕輪村は平成24年度当初予算案を今日発表しました。
一般会計の総額は、47億7千万円で今年度に比べ3億7千万円率にして7.2%の減額となっています。
予算発表で唐木一直村長は「不況で厳しい時期でなので村民生活に役立つような予算にした。」と述べました。
歳入のうち村税は、19億5,000万円を見込んでいて今年度と比べ2,800万円、率にして1.4%の減となっています。
このうち法人村民税は1億6,000万円で、ほぼ同額、一方個人村民税は6億5000万円で
5,000万円、7.8%の増を見込んでいます。
地方交付税は12億6,000万円を見込んでいて1億3,000万円11.5%の増となっています。
歳出では、主な事業として発達障害の子どもを支援する事業関連に1,600万円。
受験対策として村内全ての中学3年生を対象としたインフルエンザ予防接種費用補助に64万円。
1人暮らしの老人世帯を対象とした救急情報キット設置に15万円などを盛り込んでいます。
また南箕輪村土地開発公社造成の南原住宅団地に埋められていた焼却灰の撤去費用については、かかる予算が未定のため計上されませんでした。
南箕輪村の平成24年度当初予算案は3月の定例村議会に提出されます。 -
南箕輪村2つの制度資金 期限を延長へ
南箕輪村商工業振興資金審議会が20日開かれ、中小企業の資金繰りを支援する2つの制度資金について期限の延長を決めました。
審議会が1年間の期限延長を決めたのは、特別経営安定化対策資金と災害対策資金の2つです。
この日は南箕輪村役場で商工業振興資金審議会が開かれ、唐木一直村長が審議会に資金制度の期限について諮問しました。
特別経営安定化対策資金は、経済状況がいまだ厳しい事、中小企業の資金繰りの安定化を図る必要がある事などから、期限の延長を決めました。
災害対策資金については、国や県の制度と重なる部分があるものの、今後継続されるかが、現時点では不確定なため、村としては期限を延長する事としました。
特別経営安定化対策資金は平成21年2月から実施され、これまでの利用件数は25件、融資額は5,677万円となっています。
東日本大震災を受けて去年4月に貸付条件を拡充した害対策資金はこれまで利用はありません。
2つの資金制度の期限は、来年3月31日となっています。 -
V.C.NAGANO 地元で2連勝
実業団チームとクラブチームが出場する全国6人制バレーボールリーグ総合男女優勝大会が、18日と19日、南箕輪村で開かれています。
地元のクラブチーム、V.C.NAGANOは、2試合を戦って2勝でした。
大会には全国から16チームが参加し、東日本と西日本に分かれて総当りのリーグ戦を行なっています。
今回、南箕輪村に本拠地を置くV.C.NAGANOが初めて大会に参加したことから南箕輪村で試合が行われました。
V.C.NAGANOの戦績はここまで2勝0敗で、この日は長野の富士通グループ長野と千葉の新日鉄君津と対戦し、ともに勝利しました。
V.C.NAGANOを応援しようと会場には多くの人が訪れ、選手がスパイクを決めると、観客席からは歓声が上がっていました。
リーグ戦は19日を含め残り3日間行われる予定で、東日本、西日本の上位2チームがプレーオフに出場することになっています。
南箕輪村での試合は、19日も村民体育館と南箕輪中学校体育館で行われ、V.C.NAGANOは、東京の東京海上日動と対戦します。 -
農業振興論文コンクールで上農赤堀さん最優秀賞
県内の高校生を対象に開かれた農業振興論文コンクールで、上伊那農業高校1年の赤堀優未さんが最優秀賞に選ばれました。
赤堀さんは上農高校生産環境科の1年生です。
論文では、地元の米の歴史やもち米を使ったマフィンとドーナツを作り文化祭で販売した活動などが書かれています。
コンクールには県内7校から19点の応募があり、赤堀さんの論文は、活動内容が今後につながる点などが評価され最優秀賞に選ばれました。
赤堀さんは「最優秀賞に選ばれたときはあまり実感がなかったけど、今はとても嬉しい。将来は地元の野菜を使って地域おこしができるような職業に就きたい」と話していました。 -
JICAエッセイコンテスト 上農特別学校賞受賞
国際協力機構JICA主催の国際協力高校生エッセイコンテスト2011で、南箕輪村の上伊那農業高校が特別学校賞を受賞しました。
14日は、青年海外協力隊長野県OB会の伊藤茂昭事務局長ら2人が上農高校を訪れ、代表者2人に表彰状を手渡しました。
エッセイコンテストは、身近な話題から国際協力について考えてもらおうと、JICAが毎年行っているものです。
特別学校賞は、5年以上継続して60作品以上を応募した学校などに贈られます。
上農高校では、毎年1、2年生が夏休みの課題として取り組んでいて、今年度は301人が応募しました。
上農の特別学校賞は7年連続で、県内では2校が選ばれています。
塩崎正校長は「普段の学習の中で課題を見つけ、国際理解を養ってほしい」と話していました。
なお、生物科学科1年の湯澤充尋君が、個人賞を受賞しています。 -
南箕輪村中部保育園でひな人形飾り付け
ひな祭りを前に、南箕輪村の中部保育園で17日、ひな人形の飾り付けが行われました。
中部保育園では、毎年リズム室にひな人形を飾っています。
17日は、年長と年中園児およそ60人が交代で人形を並べました。 -
南箕輪村補助金返還問題 村長の処分も
南箕輪村の唐木一直村長は、県から補助金の返還を求められた問題の対応について、村長を含めた関係者の処分を行うとの考えを示しました。
南箕輪村の唐木一直村長は、17日、報道機関に対し、今後の対応などについて文書を送りました。
これは、南箕輪村に交付した補助金について事実と異なる報告を県にしたなど不適切な需給事実があったとして、県が交付を取り消し、村に1000万円あまりの補助金の返還を請求した問題について、唐木村長が、今後の対応などへの考えを示したものです。
文書には、顧問弁護士に事実関係の調査を委託しており、調査結果をそのまま公表すること、村長を含む関係者の処分を行う予定であることなどが記されています。
唐木村長は、「大変ご迷惑をおかけし、また、村民の皆様の信頼を裏切る形となりまして大変申し訳ありません。」とコメントしています。
村では、調査結果の公表も含めて21日(火)に会見を開く考えです。 -
信州大学農学部でジャム販売
南箕輪村の信州大学農学部で15日から学生が実習でつくったジャムの販売が始まりました。
ジャムは教育実習の一環として栽培した果物を加工したものでりんごやイチゴ、ブルーベリーなど8種類です。
ジャムは構内の生産品販売所で売られていて、訪れた人たちは試食してから選んでいました。
販売されているジャムは1瓶200g入りで合計およそ8千個が用意されています。
価格は種類別に320円から500円となっていて、なくなり次第販売は終了します。
ジャムは生産品販売所で平日の午前8時半から午後5時まで販売されています。 -
県が南箕輪村への補助金交付決定を取り消し
長野県は南箕輪村に交付した補助金について不適正な受給事実があったとして、交付決定を取り消すことを15日発表し、約1千万円の返還を請求しました。
県によりますと交付を取り消された事業は、平成21年度から22年度にかけて、県の雇用創出関係基金を活用して行った地場産品活用事業と大芝高原整備事業です。
補助金の交付額の合計は1千万余りとなっています。
交付取り消しの理由は、事業の実施条件となっている、労働者の募集の公開を行うことなく特定の者を雇用し募集の公開が図られなかったこと。
また募集の公開が図られていないことを知りながら地方新聞記事掲載などにより公募したと、事実と異なる報告書を県に提出したことをあげています。
県では南箕輪村に対し15日付けで交付決定の取り消しを通知するとともに、補助金1千万円余りの返還を請求しています。
この補助金を利用して平成21年度から22年度にかけて合計7人を雇用していました。
県では今後、確認作業を厳しくするなどして、再発防止につとめるとともに、平成20年度以降雇用創出関係基金を活用した事業について一斉調査するとしています。 -
かんがい整備事業の負担割合示す
伊那西部土地改良区連合総会が14日南箕輪村の村民センターで開かれ、農地のかんがい整備事業の負担割合の案が示され了承されました。
伊那西部土地改良連合では、辰野町から伊那市の天竜川西岸の段丘上にあるかんがい設備で施設や送水するポンプの老朽化に伴い国の補助などを受けて改修します。
事業費のうち地元負担が20億円となっていて、3分の2が国、6分の1を県が負担し、残り6分の1の約3億3千万円を4市町村と4つの土地改良区が分担します。
負担割合は土地の広さの割合とし、面積は、西部伊那土地改良区が1336haで比率が52%。
西部西箕輪土地改良区が809haで比率が31%。
西部南箕輪土地改良区が360haで比率が14%.
西部辰野土地改良区が56haで比率2%となっています。
各市町村とそれぞれの土地改良区の負担割合は協議して決めることになっています。
改修は来年度から平成33年度までの10年間実施され計画です。 -
南箕輪村 来年度保育園入園希望者数3園で定員超え
南箕輪村は来年度の入園希望者数が、定員を超えている南部、中部、南原の3つの保育園について、定員を増やす条例改正案を3月議会に提出します。
定員を越えているのは、南部保育園と中部保育園、南原保育園の3園です。
南部保育園は、定員130人に対し、18人多い148人、中部保育園は定員160人に対し177人、南原 保育園は定員100人に対し118人となる見込みです。
この為、村では南部保育園を20人、中部保育園と南原保育園の定員をそれぞれ10人ずつ増やす条例の改正案を、3月議会に提出します。
村では、「年間の人口推移や、出生状況などから、園舎の増改築などについて検討していく」ということです。 -
村 介護保険料790円増の4,570円へ
南箕輪村は、来年度から介護保険料を、これまでより790円増となる4,570円に改定する考えを示しました。
これは、13日開かれた村議会全員協議会で村が説明したものです。
現在、村の介護保険料の基準額は3,780円となっていて、改定後はおよそ21%増の4,570円となります。
介護保険料は3年ごとの見直しが行われていて、今回の改定は地域密着型施設ふれあいの里が去年9月に開所したことや、要介護者が増えたことなどにより、介護保険利用額の全体の合計にあたる給付額が増加したためです。
平成23年度、村内で介護保険制度に加入している65歳以上の人は2,944人で、要介護認定者は399人となっています。
村では、「基金の取り崩しを行い、上昇率を最低限に抑えた。今後も福祉サービスの向上に努めていく」としています。
保険料金の改定については、3月議会に提出され、承認されれば4月1日からの適用となります。 -
南箕輪村福祉計画策定懇話会 福祉計画の検討結果報告
南箕輪村福祉計画策定懇話会は、村が今年度中の策定を目指す「障がい者福祉計画」と「高齢者福祉計画・介護保険計画」についての検討結果を10日、唐木一直村長に報告しました。
10日は、懇話会の孕石勝市会長ら3人が役場を訪れ、唐木村長に検討結果を報告しました。
福祉計画は、国の障害者自立支援法により、各市町村に計画策定を義務付けています。
報告によると、障がい者福祉計画には、村が新たに建設している療育施設の内容についてや、障がい者に対する相談支援サービスを行うことなどが盛り込まれました。
高齢者福祉計画・介護保険計画では、介護予防や家族介護者支援などの地域支援事業に力を入れていくことなどが挙げられています。
唐木村長は「障がい者との座談会で、生活の現状やグループホーム整備の必要性などを感じた。新年度に向け計画を基にした新しい施策を予算に盛り込んでいきたい」と話していました。 -
上農高校園芸科学科課題研究発表会
南箕輪村の上伊那農業高校の園芸科学科の3年生が9日、課題研究で学んだ事を発表しました。
9は、園芸科学科の3年生45人ほどが、課題研究の成果を発表しました。
発表会は、3年間の学習の成果を発表しようと毎年行われています。
園芸科学科には、鑑賞植物コース、植物育種コース、食用植物コースがあります。
きゅうりの自根苗と接木苗との生育を比較したグループは、接木苗のほうが、種から育てた自根苗よりも、収穫本数が多かったと報告しました。
接ぎ木苗は、生徒たちが、カボチャの台木にキュウリの穂木を挿して栽培しました。
生徒達は、「接ぎ木苗は、生育・収穫面で効果があるが、自宅で育てるには、自根苗でも問題ない」とまとめていました。
上伊那農業高校では、16日にも、3年生の各コース代表者による課題研究発表会を、伊那市のいなっせで開く予定です。 -
絵本「ちょうのりりぃ」を村に寄贈
信州大学博士過程2年の江田慧子さんは、絶滅危惧種の蝶、オオルリシジミの生態について分りやすく解説した絵本を南箕輪村に寄贈しました。
6日は、江田さんと、信大農学部の中村寛志教授が南箕輪村民センターを訪れ征矢鑑教育長にオオルリシジミについて書いた絵本「ちょうちょのりりぃ」を手渡しました。
オオルリシジミは国内では長野県の安曇野市、東卸市、飯山市の3か所と九州の阿蘇地方にしか生息していない絶滅危惧種です。
その生態について研究した江田さんは子どもたちに興味を持ってもらいたいと絵本にまとめました。
江田さんは、「子どもはもちろん、大人も楽しめるような内容になっています。幻の蝶、オオルリシジミを知ることで自然に興味をもってもらいたい。」と話していました。
南箕輪村ではこの絵本を図書館のほか、村内全ての小学校と保育園におき活用していくということです。 -
公立高校前期選抜試験実施
公立高校の前期選抜試験が8日、県内一斉に行われました。
このうち南箕輪村の上伊那農業高校では、午前8時すぎから受験生が次々と試験会場に向かっていました。
前期選抜の実施は昨年度から各校の判断になっていて、上伊那8校のうち、伊那北高校、伊那弥生ヶ丘高校、赤穂高校の普通科では実施していません。
前期選抜を行った上伊那農業高校は各科募集定員が20人で、倍率は生産環境科が1.6倍、園芸科学科が2・15倍、生物科学科が2・65倍、緑地創造科が2.05倍となっています。
公立高校前期選抜試験の合格発表は15日(水)に行われます。 -
畳針に感謝 恩徳寺で畳組合が針供養
針供養の日の8日、南箕輪村の恩徳寺で、畳針に日頃の感謝を込める供養が行われました。
県畳商工組合上伊那支部の組合員9人が集まりました。
針供養は、折れたり曲がったりして使えなくなった針に、感謝の気持ちを込めて行われるものです。
組合は、昭和46年に恩徳寺境内に供養のための針塚を建立しました。
以来毎年2月8日に、針供養を行っています。
組合員は、長年畳を縫うために使った針を豆腐に刺し、手を合わせていました。
県畳商工組合上伊那支部の小松正一支部長は「針を供養して、商売繁盛を願った。心新たに1年頑張りたい」と話していました。 -
陶灯あかり展
伊那市の日帰り温泉施設みはらしの湯ロビーで、陶器でできたランプシェード「陶灯」の作品展が開かれています。
会場には、「陶灯」と呼ばれる陶器でできたランプシェード27点が並んでいます。
展示をしているのは、南箕輪村南原の飯島英之さんと、大泉の清水信衛さんです。
飯島さんは陶芸歴12年ほどで、今回は16点を展示しました。
清水さんは陶芸歴20年ほどで、今回は11点を展示しました。
陶灯の展示会は、飯島さんが南箕輪村内で始めたもので、清水さんは第2回展から参加し、2人での展示は今回で8回目です。
作品は、暖かい心なごむ幻想的な光を放つのが特徴ということです。
この陶灯「あかり」展は2月末まで、伊那市のみはらしの湯ロビーで開かれています。