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山ブドウワイン講座修了
農商工の連携を担う人材を育てようという信州大学農学部のヤマブドウワイン講座が23日、最終日を迎え、受講者に修了証書が渡された。
昨年10月からこの講座を受講してきた約50人に修了証書と、実習の中で受講者が製造工程の一部を体験したヤマブドウワインが贈られた。
このワインは、受講者が学ぶために醸造されたもので、皆で実際に味をみた。
この講座は、農業、商業、工業の連携を担う人材を育てようと行われ、ヤマブドウワインを例に、地域の特産品の生産、加工、販売を考え、強みを持った商品の開発、販路の開拓を学んだ。 -
南箕輪村の酒井昌好さん写真俳句展
南箕輪村北殿の酒井昌好さんによる写真俳句展が南箕輪村の大芝の湯で開かれている。
会場には酒井さんが写した写真とそれに合わせた俳句25点が並べられている。
写真は花や風景が中心で、俳句は酒井さんがその写真を撮った時の心情を詠んでいる。
酒井さんは学生の頃から俳句に親しみ、写真については勤めていた会社で社内報を作っていたことから、撮影技術が磨かれたという。
酒井さんは「日常のなかで感じたことを写真と俳句で表現できることは楽しいです」と話していた。
この写真俳句展は大芝の湯で31日まで開かれている。 -
全国中学校スケート大会出場報告
南箕輪中学校1年の竹松秋美さんと小池明日香さんは、今月30日から長野市で開かれる全国中学校スケート大会に出場する。
竹松さんと小池さんが21日村役場を訪れ、唐木一直村長に全国大会の出場報告をした。
2人は小学4年生の時に当時担任で、現在所属している宮田スケートクラブの監督を務める新谷純夫さんに誘われスケートを始めた。
監督の新谷さんはバンクーバーオリンピックに出場する新谷志保美選手の父親で、2人は新谷さんの指導のもと毎週6日間練習に励んでいるという。
全国大会には竹松さんが500mと1000mで、小池さんが1500mと3000mで出場する。
唐木村長は「夢を大きく持ち、オリンピックに出られるような選手を目指してください」と2人を激励していた。
全国中学校スケート大会は、今月30日から長野市のエムウェーブで開かれる。 -
伊那北高の植木さんが高校生英語ディベート世界大会出場
2月にカタールで開かれる、高校生英語ディベートの世界大会に出場する、伊那北高校英語部の植木美渚さんが22日、唐木一直村長に出場の報告をした。
世界大会に出場するのは4人で、そのうち南箕輪村在住の植木さんと、伊那北高校の留学生で同じチームのデンマーク人、ディッテ・マリア・ミケルスンさんが村役場を訪れた。
伊那北高校英語部は、先月埼玉県で開かれた全国大会で優勝し、世界大会への出場を決めている。
大会では、4人1チームで与えられたテーマについて肯定側と否定側に分かれて英語で議論する。
植木さんは「大会に向けて緊張と不安がかなりあるが、世界のいろんな人と知り合える素晴らしい機会。とても楽しみ」と話していた。
現在、世界大会に向け与えられた課題を研究したり即興のディベートの練習などをしているという。
英語ディベート世界大会は、2月8日から中東のカタールで開かれ、世界59カ国が出場する予定。 -
信大農学部の学生らが林野庁賞受賞
大学と地域、行政が連携しながら里山への関心を高めていこうと取り組んできた信州大学農学部の学生らがこのほど、林野庁の研究発表会で最優秀賞となる林野庁長官賞を受賞した。
22日、最優秀賞を受賞した学生らに、南信森林管理署の竹内正比古署長から、賞状が伝達された。
受賞したのは、信州大学農学部森林科学科の有志でつくる「伊那守」のメンバー。
伊那守は一昨年から、伊那市手良地区の住民と一緒に、地元の里山「水無山」でハイキングコースを整備してきた。
昨年はハイキングイベントも企画し、地域と一緒になりながら、里山への関心を高めようと取り組んできた。
地元住民と学生を結びつけたのは、南信森林管理署の職員井元幸子さん。
井元さんは、地元住民が取り組む里山での活動に学生を参加させることで、学生が林業分野で活躍できる幅を広げたいと考えた。
この取り組みを、昨年12月に開かれた林野庁の研究発表会で発表したところ、「今後につながる活動」と評価され、最優秀賞の林野庁長官賞を受賞した。
また同日、伊那守のメンバー一人ひとりに、井元さんが手作りした感謝状も贈られた。 -
ポコリットが松寿荘で演奏披露
南箕輪村のハーモニカグループ、ポコリットみなみみのわが18日、村内のデイサービスセンター「松寿荘」で演奏を披露した。
メンバー8人が松寿荘を訪れ、15曲を披露した。
ポコリットみなみみのわは、公民館教室をきっかけに7年前に発足したグループ。
ハーモニカで地域貢献をしようと、発足当初から福祉施設などで演奏活動をしている。
主に季節の曲や昭和歌謡を演奏していて、聞いている人達が歌えるようにと、毎回歌詞を書いた模造紙を持ち込む。
この日もメンバーが昔懐かしい曲を演奏すると、お年寄りたちは歌詞を見ながら口ずさんでいた。
代表の高嶋一人さんは、「毎年多くの人が楽しみにしてくれている。演奏に来るたびに逆に元気をもらって次の演奏への励みになる」と話していた。 -
上農公開講座でソーセージ作り
南箕輪村の上伊那農業高校で16日、公開講座が開かれ、地域住民が集まり、上農高校の畜産班の生徒から、ソーセージの作り方を教わった。
参加者はまず、豚ひき肉に塩、コーンスターチ、香辛料のセージやバジル、黒コショウなどを入れて生地をこねた。
次に、ソーセージの皮になる、塩漬けにしておいた羊の腸を準備した。
7メートル近い腸をソーセージ用の機械に取り付け、その中に、こねた生地を少しずつ押し出し、根気よく作業を続けると、長いソーセージが出来上がった。
次に、10センチほどのソーセージになるよう、長いソーセージを少しずつひねった。
最後に、90度のお湯で10分程ゆでて完成した。
参加者は早速、出来立てのソーセージを味わっていた。ソーセージは各自が持ち帰った。 -
南箕輪村西部保育園 小正月の伝統行事
南箕輪村の西部保育園の園児が14日、小正月の伝統行事、ほんだれ様の飾りつけと、鳥追い行事「ほっぽんや」を行った。
南箕輪村の西部保育園では、毎年14日に、地区の大泉老人クラブのメンバーに指導を受け、小正月の伝統行事を行っている。
今年は、保育園で耐震改修工事が行われていることから、近くの大泉第2公民館で行事を行った。
子ども達は、説明を受けた後、ほんだれ様の飾り付けをした。
ほんだれ様は、穀物の豊作を祈るもので、ヒノキに、皮をむいた楢の木の枝を飾り付けた。
また、せっかく実った穀物が鳥に食べられてしまわないよう祈る鳥追い行事「ほっぽんや」を行った。
子ども達は、老人クラブのメンバーの声にあわせて手に持った棒を叩いていた。
この「ほっぽんや」とほんだれ様はセットで行われるものだという。
公民館から園まで、子ども達は、鳥追いをしながら帰った。
鳥追い「ほっぽんや」の行事を行っているのは、南箕輪村内では西部保育園だけで、20年ほど続いているという。 -
09年の交通事故、火災発生件数まとめ
伊那警察署管内の2009年の交通事故件数がまとまった。
交通事故での死者は2人で、昭和30年以来54年ぶりの最も少ない数字となっている。
伊那警察署のまとめによると、昨年の伊那署管内の交通事故件数は467件で、前の年に比べて5件の減となっている。
死者は3人減の2人で、昭和30年以来54年ぶりの最少の数字となった。
けがをした人は594人で、10人増加している。
高齢者の事故は20件増の167件で、全体の35.8%を占める。
また、自転車の事故が5件増の35件、歩行者の事故が9件増の57件となっていて、交通弱者がからむ事故が増加傾向にある。
伊那警察署では、「54年ぶりの死亡者2名は、喜ばしいことではあるが、本来はゼロが目標。今年は、更にそれを下回る数字を目指して、交通弱者対策を中心に取り組みたい」としている。
また伊那消防署管内の09年の火災発生件数がまとまった。
伊那消防署管内の09年の火災発生件数は42件で、前年と比べ14件の減となっている。
内訳は建物火災が18件で14件減、林野火災が8件で6件の増、車両火災が2件で8件の減、その他が14件で2件の増となっている。
また、放火・放火の疑いのある火災は4件で7件の減となっている。
林野火災が増加した原因としては、例年より雪が少なかったことなどが挙げられるという。
伊那消防署によると、ここ数年火災発生件数は減る傾向にあるということだが、これから火災の多いシーズンが続くとして、火の元には充分に注意するよう呼びかけている。 -
消防出初式
上伊那各地で10日、消防の出初式が行われた。
伊那市では、消防団や赤十字奉仕団、消防署など、総勢875人が参加した。
JR伊那北駅から伊那市駅までの中心商店街を分列行進し、伊那橋では小坂樫男市長や伊藤仁消防団長の観閲を受けた。
分列行進には、各分団のポンプ車など60台も参加し、沿道は家族連れなどの見物人で賑わっていた。
行進前に行われた式典には、村井知事も出席し、「安心・安全に暮らせる社会実現の一翼を担ってほしい」と団員たちを激励した。 -
南箕輪村が伊那本線廃止了承
南箕輪村の地域公共交通会議が12日開かれ、伊那バスが運行する伊那市から辰野町までを結ぶ伊那本線の廃止を了承しました。これにより、沿線4市町村すべてが了承したことになる。
会議では、「廃止はやむを得ない」とする住民の意見が、区長から報告された。
協議の結果、伊那本線の廃止を了承することにした。
伊那市から辰野町までの沿線4市町村がすべて了承したことを受け、伊那バスでは今後、住民に対して廃止のお知らせをし、手続きを行うという。
伊那本線は、3月31日が最後の運行になる。 -
三澤久夫さん油絵展
南箕輪村神子柴に住む一水会会友の三澤久夫さんの油絵展が伊那市坂下のはら美術で開かれている。
会場には、日展入選作品で安曇野の風景を描いた100号の大作をはじめ、地元南箕輪村から眺めた南アルプスの風景など50点余りが並んでいる。
三澤さんは、元日展評議員の川上一巳さんに師事。明るい色調でぬくもりのある田園風景が持ち味。
会場には、去年亡くなった平山郁夫画伯の生まれ育った広島県尾道市生口(いくち)島の風景もあり、訪れた人たちは、地元をはじめ日本各地の原風景に触れていた。
三澤久夫さんの油絵展は、11日月曜日まで伊那市坂下のはら美術で開かれている。 -
伊那技専 国家資格の合格証伝達
南箕輪村の伊那技術専門校のメカトロニクス科2年の2人が、国家資格の技能検定に合格し7日、合格証の伝達式が行われた。
国家資格の技能検定「数値制御旋盤作業2級」に合格したメカトロニクス科2年の唐木秋実さんと、藤村智治さんの2人に、遠藤昌之校長から合格証が伝達された。
2人が合格した技能検定は、企業で働いている人たちが主に取得する中級レベルのもので、7月に実技試験、8月に学科試験があり、2人は見事に合格した。
実技試験では、図面が与えられ、それをプログラム化して、機械を使って実際に金属を削ったという。
伊那技専では、「企業でも認知されている技能検定なので、就職活動のアピールポイントになる」と話していた。 -
南箕輪南部保育園でどんど焼き
南箕輪村の南部保育園で7日、小正月の伝統行事、どんど焼きがひとあし早く行われた。
南部保育園では、毎年正月休みが明けたこの時期に保育園の庭でどんど焼きを行っている。
園児や職員の家から集まった正月飾りやだるまが積み上げられ、子どもたちはその周りを囲んで焼けていくのを見守った。
だるまが焼けてはじけるたびに、大きな声が上がっていた。
飾りが焼け落ちておきになると、一人一人が持ち寄った餅を焼き、子どもたちは焼きたての餅をほうばっていた。
どんど焼きのおきで焼いた餅を食べると一年間風邪をひかないという古くからの言い伝えがある。
米山敏子園長は、「その言い伝えどおり、園児たちには元気な一年を送ってほしい」と話していた。 -
伊那市、南箕輪村で正月の成人式
正月成人式が、伊那市と南箕輪村で行なわれ、新成人が大人としての第一歩を踏み出した。
1日には、伊那市長谷地区成人式が行なわれ、対象者28人全員が出席した。
長谷公民館の伊藤智良館長は、「自然豊かな長谷の地に生まれ育ったことを誇りに思い、夢に向けて着実に歩みを進めてほしい」と激励した。
中学校時代の恩師、村松賢教諭は、当時の写真をスライドに映し、新成人との思い出を振り返った。
村松教諭は、「どこで暮らしていても、育った長谷に目を向け、感謝の気持ちを忘れないでほしい」と呼びかけていた。
新成人を代表して宮下瑛彦さんは「それぞれの道で、くじけることなく立ち向かって行けるよう努力していきたい」と誓いの言葉を述べた。 -
南中生が村の課題など学習成果発表
南箕輪中学校の3年生は21日、村の現状や課題について学習してきた成果を役場で発表した。
南箕輪中学校の3年生は総合学習の一環で村が抱える課題などについて学習してきた。
この日、村の職員を前に3年生7人が発表した。
下平春陽さんは、ボランティア活動の現状と課題について発表した。
下平さんは、村内の老人ホームでのボランティア活動や信州大学農学部のボランティアサークルでの活動を通じ、「ボランティアは出会いの場。参加することで多くの人の役に立ち、村の環境をよりよく出来る」と発表した。
また「農業の現状とこれから」について発表した加藤雅也君は、「農業をする若い世代が少ないため高齢化が進んでいる。農業が盛んになれば村が元気になって、村の未来も見えてくる」と発表していた。
唐木一直村長は、「若いみなさんの意見も参考にして行政運営に活かしていきたい」と話していた。 -
南箕輪村ブランドの芋焼酎「大芝の華」完成
南箕輪村ブランドの芋焼酎「大芝の華」の新酒が出来上がり、21日夜大芝荘で関係者らがその味を確かめた。
大芝の華は、地元で作った焼酎用のサツマイモ黄金千貫を醸造して焼酎にしたもので、今年で3年目。
試飲会では、関係者ら約30人が新酒を味わった。
大芝の華を作っているいも焼酎南箕輪会では昨年、焼酎の人気が高かったことなどから、今年は栽培面積を13アールほど広げ74アールでサツマイモを栽培してきた。
長雨の影響で例年より若干収穫量は少なかったというが、「例年通り納得の味に仕上がった」と藤澤久人会長は話している。
南箕輪村ブランドの焼酎は1本720ミリリットル入り1250円で村内の酒屋などで販売されている。 -
大芝のイチゴ出荷始まる
南箕輪村大芝区の大芝水耕生産者組合のハウスでは、クリスマスや年末年始を前に、赤く色づいたイチゴの出荷が始まっている。
栽培されているのは、章姫と呼ばれる品種のイチゴで、組合のハウスでは、余分な実を取り除くことで、甘く、粒の大きいものを作っている。
大芝水耕生産者組合のビニールハウスは8棟あり、上伊那を中心に年間約32トンのイチゴを出荷している。
先週は曇りがちな天気だったため、色づきが進まなかったが、21日から天候も回復し、クリスマスに合わせイチゴの収穫もピークを迎えそうだという。
イチゴの出荷は、7月中旬まで続けられる。 -
クリスマスのリース作り
クリスマス用のリース作りが19日、南箕輪村民センターで行われた。
これは、南箕輪村公民館が毎年この時期に開いている教室で、村内から20人が参加した。
今年はツリーの形をしたリースづくりに挑戦した。
指導にあたったのは村内でリボン手芸の教室などを開いている伊東瑞枝さん。
リースは、ツリーの形をした土台にクリスマスにちなんだ飾り付けをする。
親子での参加者も多くいて、お互いにアイデアを出しながら思い思いに飾り付けをしていた。
およそ1時間後には、オリジナルのリースが出来上がった。
参加したある男性は、「子どもの頃に戻った気分で楽しく作れました。さっそく家に飾りたいです」と話していた。 -
伊那北高校植木さん全国大会へ
伊那北高校理数科2年生で南箕輪村南原に住む植木美渚さんは、英語ディベートの全国大会に出場する。
17日、南箕輪村役場を訪れた植木さんは、唐木一直村長に大会出場を報告し、健闘を誓った。
植木さんが所属する伊那北高校の英語クラブは、県大会に4チームが参加。参加29チーム中、3チームが8位以内に入り、上田高校、諏訪清陵高校などとともに全国大会出場を決めた。
植木さんは、参加した124人中1位のベストディベーターに選ばれている。
英語ディベートは、1チーム4人で、テーマに基づいて肯定側と否定側に分かれ、英語で議論する。
今回のテーマは、「日本国政府は、派遣労働を禁止すべきである。是か非か」。
唐木村長は、日本語でも難しいテーマを英語で議論するとはすごい」と驚き、大会での活躍に期待していた。
3歳の時にカナダで生活したことがきっかけで英語に親しんでいるという植木さん。
昨年は、1年生ながら県大会で優勝していて、全国では10位だった。
全国大会は19,20日の2日間、埼玉県川越市で全国から64校が参加して開かれる。 -
信大ヤマブドウワイン販売開始
南箕輪村の信州大学農学部で、学生たちが育てたヤマブドウから醸造したワインの販売が16日から、始まった。
16日は、販売開始時間午後2時前から、ワインを買い求めようとする人の列ができた。
販売が始まると、訪れた人たちはそれぞれ数本ずつワインを購入していた。
不況の影響もあってか、今年は購入者が少なめで、一人限定1本という販売制限をなくした。
今年は去年と同じ1.5トンのヤマブドウが収穫でき、1200本のワインを醸造した。
販売を始めた4年前は、生産量も少なかったため、販売開始から2日ほどで売り切れてしまっていたが、ヤマブドウの収穫量も安定してきたため、去年辺りから、ワインの販売本数も増えてきているという。
信州大学のヤマブドウワインは、720mlが一本2500円、360mlが1本1500円となっている。 -
滞納徴収率は9.6%で3.5ポイントの減
南箕輪村は、今年度上半期の、村税などの滞納額をまとめた。
徴収率は、9.6%となっていて、前年の同じ時期とくらべ3.5ポイント低下している。
これは、16日の村議会一般質問で、唐木村長が示した。
今年9月末現在、南箕輪村で、村税や利用料で未納となっているのは、村税で1億1104万円、国保税が5千366万円、水道料金が1,071万円など。
国保税を除く村税の徴収率は9.6%、去年の同じ時期にくらべ3・5ポイント低下していて、村では、不況による給料やボーナスのカットが影響しているのではないかとみている。
村では、今月14日から来年1月8日まで、庁内職員一体となって年末滞納整理を実施し、新たな滞納者を防ぐために、納付意識がない場合には、少額でも差し押さえをしていく方針。 -
南箕輪村療育保育を来年度から施行へ
南箕輪村は、発達障害などのある園児に対し、専門家が支援を行う「療育(りょういく)保育」を、来年度から試験的に実施する。
これは、16日開かれた南箕輪村議会一般質問で、唐木一直村長が議員の質問に対し答えたもの。
南箕輪村では、来年度、新たな事業として、試験的に療育保育を行う計画。
療育保育は、専門業者が、保育園の一室を使って、月に2回教室を開く。
教室には自閉症や発達障害などの園児と保護者が参加し、創作学習を中心に、シールやカードを使った学習や、読み聞かせ、発語練習などを行う。
これらを通して、子供の特性を理解し、ほめる事、励ます事で、学習能力や、社会適応能力を高めていくという。
村では、来年5月から試験的に、年中園児の少人数グループを一つつくり、そのグループに半年間教室に通ってもらう。
その後、効果を検証し、成果があれば、再来年度から本格的に導入していく計画。 -
前田博さん作品展
伊那美術協会会員で南箕輪村の洋画家前田博さんによる作品展が15日から、伊那文化会館で始まった。
前田さんは現在64歳で、20歳のころから本格的に洋画を書き始め、この道40年のベテラン。
40年の節目として伊那文化会館で初めての個展を開催した。
会場には、入選作品など54点が並べられている。
このうち3枚の絵をつなぎ合わせた作品「組立する男たち」は、白を基調に、働く人の苦労する姿を描いている。
また前田さんのお気に入りの作品「浅間山」は、りんご並木の後ろにそびえたつ浅間山の雄大な姿を表現している。
会場には、前田さんの母とめ子さんによる「母の手しごと」と題した、手作りのポーチやクッションも飾られている。
前田さんは、「40年間積み重ねてきた成果を見てほしい」と多くの来場を呼び掛けている。
前田博さんの画業40年記念作品展は20日まで。 -
聖なる虹の橋コンサート
「子ども地球サミット」バックバンドメンバー演奏今年8月に南箕輪村で開かれた「子ども地球サミット」のバックバンドのメンバーが13日、南箕輪村民センターでコンサートを開いた。
演奏したのは、バックバンドでサックスを担当した中川美和さんとピアノを担当した宮島祥代さん。
会場には約200人が訪れ、演奏に聞き入っていた。
色と音楽の共演をテーマに、7色の色をイメージした曲が演奏された。
会場を訪れたある人は「照明効果と音の共演で独特の雰囲気を楽しむことができた」と話していた。 -
変わり雛の展示始まる
南箕輪村の岩月人形センターでは、今年1年の世相を映す「変わり雛」の展示が始まっている。
岩月人形センターでは、今年あった出来事や話題を雛人形にした「変わり雛」6体を展示している。
並んでいるのは、自民党から民主党へ政権交代を表した「政権交代雛」、恋愛に消極的な男性と積極的な女性を表した「草食男子・肉食女子雛」。
今年5月からスタートした裁判員制度の「裁判員雛」、エコ減税をテーマにした自動車のCMでお馴染みのこども店長を現した「エコ商品ブーーム雛」。
アカデミー賞で外国語映画賞に選ばれた映画「おくりびと」の「アカデミー賞受賞雛」、アメリカメジャーリーグで前人未踏の9年連続200本安打記録を打ち立てたイチロー選手の「大リーグ記録更新雛」の6体。
「変わり雛」は、来年1月31日まで岩月人形センターに展示されている。 -
上農生2人フェンシングで世界大会へ
上伊那農業高校の2年の白鳥俊貴君と、1年の今井萌さんは、1月にイタリアで開かれる、フェンシングの欧州サーキット大会に出場する。
2人は、10月に箕輪町で開かれた、全国大会で上位入賞し、日本フェンシング協会の育成選手に選ばれ、大会への出場を決めた。
2人が通う上伊那農業高校には、フェンシング部は無く、近くの伊那北高校で練習をしている。
コーチの大野寛務さんによると、白鳥君は攻撃的で本能で剣を出すタイプ。今井さんは、基本に忠実で相手の攻撃をかわしポイントを取るタイプという。 -
村営農センター 園児にリンゴをプレゼント
南箕輪村南原保育園の園児に9日、地元でとれたリンゴがプレゼントされた。
リンゴのプレゼントは、南箕輪村営農センターの地産地消事業の一環として、村内5つの保育園を対象に行われた。
南原保育園に営農センターの宮下勝美会長や地元農家らが訪れ、園児にリンゴを手渡していた。
地元農家によると、配られたリンゴは、土壌検査を行い除草剤は使わないなど土にこだわって栽培された安心
安全なリンゴだという。
営農センターでは、プレゼント用に全部で700個を用意していて、地元のリンゴを食べてもらうことで味の良さを知ってもらい、消費拡大につなげていきたい竏窒ニしている。 -
上農高と伊那養高等部 フラワーアレンジ交流
上伊那農業高校と伊那養護学校高等部の生徒が8日、フラワーアレンジメントを通して交流を深めました。
上農高校に両校の生徒合わせて約35人が集まり、クリスマス用のフラワーアレンジメントを楽しんだ。
これは交流教育の一環として行われたもので、交流を支援しているソロプチミスト伊那支部のメンバーも出席した。
生徒らは吸水性スポンジを入れたカップにガーベラやスギの実のほか、ローソクやリボンを飾りつけていた。
参加した上農生は園芸科学科で鑑賞植物コースを専攻しているということもあり、鑑賞用の花の作り方を養護学校の生徒にアドバイスしていた。
交流教育は本年度あと2回計画されていて、上農の吹奏楽部の生徒が養護学校で演奏を披露するという。
交流を支援しているソロプチミスト伊那支部は「学校の枠を超え交流を広げることで互いに視野を広げてもらいたい」と話していた。 -
マシンエンジニアリング 教育用カムキット開発
南箕輪村のマシンエンジニアリングは、カムの構造を知るための教育用カムキットを開発した。
マシンエンジニアリングは自動組み立て機械や産業機械などの企画、設計、製造などをしている。
従業員は約70人で自動車メーカーなどのオートメーション化を図るための技術開発などを手掛けている。
マシンエンジニアリングが今回開発した教育用カムキットは若手社員や工業系の学生に機械づくりの楽しさに触れてもらおうと作られた。
キットはノズルを回すとアームが部品をつかみ移動させる仕組みになっていて、軸の回転運動を直線運動などに変換するカムの構造を学ぶことができる。
この教育用カムキットは組み立て式で工業高校の生徒やメーカーの若手社員向けに1セット8万円から10万円ほどで販売することにしている。
伊藤忠治社長は、「このキットを技術者を目指す人たちのスキルアップに活用してもらいたい」と話している。