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小平選手母校で凱旋報告会
バンクーバー冬季五輪のスピードスケート女子団体追い抜きで銀メダルを獲得した小平奈緒選手が23日、母校の伊那西高校を訪れ後輩達から祝福を受けた。
23日は終業式の前に小平選手の凱旋報告会が行われた。
1、2年生およそ350人が講堂に集まり大きな拍手で小平選手を迎えた。
小平選手は茅野市出身で伊那西高校を2005年に卒業した。
バンクーバー冬季五輪では1000m、1500mで5位入賞、スピードスケート女子団体追い抜きで銀メダルを獲得した。
生徒会長の大島知恵(ともえ)さんは「世界で戦う厳しさに挑戦しつづける先輩を尊敬します。これから応援し続けるので頑張ってください」と挨拶した。
小平選手は「オリンピック前には横断幕を、また本番でもたくさんの応援をありがとうございます。高校時代はとにかく学校が楽しくて友だちや先生と話している時間が楽しかった。伊那西高校は、大切な居場所だった。 苦手な科目は、英語と数学で、授業は耐え難い試練だった。でも耐え難い試練に耐えて勉強してきたおかげで、今、外国の選手とも英語でコミュニケーションとれるようになった」と話しました。
生徒達からは、小平選手に花束等が贈られ全校生徒が校歌を歌って祝福していた。
小平選手は生徒達と記念撮影などをして交流を深めていた。 -
松くい虫被害 伊那市で拡大
上伊那地域の平成21年度の松くい虫被害は、全体では、昨年度を下回るものの、伊那市では、被害が拡大していることがわかった。
19日は、伊那合同庁舎で上伊那地方松くい虫防除対策協議会が開かれ、被害状況などが報告された。
平成21年度の被害量は、5,539立方メートルで、昨年度の6,357立方メートルに比べ、800立方メートルほど減少する見込み。
駒ヶ根市は、3,410立方メートルから2,075立法メートルと大幅に減少が見込まれる一方で、伊那市は、1,222立方メートルから1,734立方メートルと増加が見込まれている。
駒ヶ根市は、被害発生が早く、対策が行き届いていますが、伊那市は、発生から4年目で、対策が追いついていないことがその要因と見られる。
協議会では、伊那市の手良と高遠、ますみヶ丘を新たな重点対策地域に変更して、各種防除対策を講じていく考え。
松くい虫被害の北端は、平成20年1月に被害木がみつかった箕輪町の福与で、それ以来、北上はしていない。 -
村井知事と語るつどいIN宮田
村井仁長野県知事と語るつどいが19日、宮田村の村民会館で開かれ、地産地消をテーマに地元住民と語り合った。
19日は、上伊那地区の農家や学校給食関係者など約150人が集まった。
最初に村井知事と料理研究家の横山タカ子さんが地産地消について話した。
村井知事は、「上伊那はさまざまな農作物が取れ、地産地消を実現できる環境に恵まれている」とし、「学校給食に地元食材を取り入れたり、産直市場が多数あるなど、地産地消にも力を入れている」と話した。
横山さんは、今はハウス栽培で一年中食べられる野菜が多いことに触れ、「地域の旬の食材を3度の食事で食べることに勝るものはない。ぜひ地元の食材を食卓にあげるようにしてほしい」と訴えた。
また、上伊那で地産地消の推進に取り組んでいる関係者による意見発表もあった。
そのうち、伊那市長谷で農家民宿「未来塾」のおかみ、市ノ羽 幸子さんは、野生動物による農作物被害が深刻で、年をとった農家が野生鳥獣の被害にあって農業をやめることが増えていると話した。
これに対し、村井知事は、「何か手立てがあればとは思っているが、シカやサルを防ぐ柵の中で人間が耕作をする時代。深刻な問題と考えている」と答えていました。 -
公立高校 後期選抜の合格発表
県内の公立高校の後期選抜の合格発表が19日行なわれ、全県で1万1,244人に喜びの春が訪れた。
伊那市の伊那北高校では、午前8時30分に合格者の受験番号が掲示されると、発表を待ちわびた受験生たちが、掲示板を取り囲み、自分の番号を確認していた。
番号を見つけると、仲間たちと喜びあったり、携帯電話のカメラで写真に収めていた。
伊那北高校は、普通科204人の募集に対し199人が、理数科4人の募集に対し10人が受験し、普通科には、204人、理数科には4人が合格している。
合格者が募集人員に達しなかった全日制の35校、定時制の16校、多部制の2校では、再募集が行なわれる。
上伊那では、辰野高校、高遠高校、赤穂高校、駒ヶ根工業高校、箕輪進修高校で行われる。 -
伊那技術専門校で修了式
伊那技術専門校の修了式が18日、行われた。
普通課程の3つの科と短期課程の2つの科のあわせて53人が訓練を終え修了式を迎えた。
修了式では、遠藤昌之校長から修了証書が渡された。
遠藤校長は、「修了はあらたなスタート。自ら信じる道を進んで欲しい。また、木工科は、最後の修了生として相応しい知識や技能を身につけた」と式辞を述べた。
修了生を代表して木工科の清水一夫さんは「学んだ技術や技能を活かし、社会に役立てるよう向上していきたい」と答辞を述べた。
修了生53人のうち半分が就職が決まっているという。 -
森林づくり提言
森林税を活用した事業について協議してきた上伊那地域会議は17日、上伊那地方事務所に提言した。
みんなで支える森林づくり上伊那地域会議の植木達人座長が、上伊那地方事務所の藤澤洋次郎副所長に提言書を手渡した。
提言は、地域会議が2年間にわたって森林整備の現地視察をしながらまとめたもので、間伐材の搬出も補助対象にする事、木材利用と木質エネルギーの利用拡大、森林境界の明確化、林業に関わる人材育成など14項目。
植木座長は、「事業を継続的なものにするには、特に、森林整備と木材の有効利用を一体化させる必要がある」と話している。
藤澤副所長は、県に提言の内容を伝え、実現できるよう努めたい、としている。 -
上伊那の小中学校で卒業式
上伊那の小中学校で17日、卒業式が行われ、卒業生たちが慣れ親しんだ学び舎を巣立った。
そのうち、伊那市の美篶小学校では、卒業生68人に星野政寛校長から卒業証書が手渡された。
星野校長は、「思いやりや優しさ、実行力のある6年生でした。中学へ行っても、皆さんの良さを十分に発揮して活躍してほしい」と式辞を述べた。
式の最後には、6年間歌ってきた校歌を合唱した。
教室に戻ると、式の緊張もほぐれ、友人と写真をとるなどして笑顔を見せていた。 -
上伊那公立病院等運営連携会議 初会合
上伊那の公立3病院の機能再編などについて検討する上伊那公立病院等運営連携会議が17日、伊那市役所で開かれた。
会議には公立3病院の院長や上伊那医師会会長、また県の担当者ら21人が出席した。
この会議は、公立病院の機能分担や連携、医師確保のための仕組みの構築などについて検討するもので、これら地域医療再生のための事業に国から5年間で22億4千万円が交付される。
会議では救急医療部会や辰野総合病院施設部会などテーマ別に7つの部会が設置されることが了承された。
辰野総合病院施設部会では、回復期機能強化のための辰野総合病院の移転新築について検討していく。
また事業計画にあった公立3病院の経営統合については当面、機能分担と連携に重点を置くことが確認された。
また救急医療部会では今後、駒ヶ根市の昭和伊南総合病院から伊那中央病院へ救命救急センターの指定変更についても協議される。
救急医療について、実情は伊那中央病院が担っているものの、指定変更については駒ヶ根市など地元が難色を示していることから、救急医療部会で検討していく。
伊那中央病院を運営する伊那中央行政組合の小坂樫男伊那市長は「救急医療部会で早急に結論を出してもらいたい」と話している。
救命救急センター指定について会議では、結論を出すのは県だが課題としては認識しているとして、今後地域住民の理解を得ながら協議を進めていきたい竏窒ニしている。 -
伊那ビジネス専門学校卒業式
伊那市の伊那ビジネス専門学校で14日、卒業式が行われた。
伊那ビジネス専門学校では、今年度9人が卒業を迎えた。
2年間の情報経理学科が8人、1年間のOAビジネス学科が1人。卒業生は在学中に経理、簿記などの資格を取得した。
三澤岩視理事長は、「資格を生かし、自分の努力で道を切り開いてほしい」と式辞を述べた。
卒業生を代表して竹澤 亜由美さんは、「厳しい社会の中で力強く前進し、広い視野を持って人間的に成長していきたいと思います」と誓いを立てていた。
卒業生9人のうち5人は就職が決まっているという。 -
廃棄物不法投棄防止巡回パトロール
上伊那地方事務所や市町村などでつくる上伊那地区不法投棄防止対策協議会は12日、常習的にごみが捨てられている場所の巡回パトロールを行った。
伊那市西町小黒原の市道脇の山林は、片付けてもまたごみが捨てられる常習的な不法投棄個所で、地主が看板を立てても、ビニールヒモを張っても効果はない。
昨年、一帯のごみを取り除いたが、今回訪れてみると、家庭から出るごみを中心にペットボトルや空き缶、ぬいぐるみが捨てられていた。
巡回パトロールをしたのは26人で、伊那市と南箕輪村の3カ所を回った。
伊那市の担当者は、「なかなか効果的な対策がみつからない」と参加者に説明していた。
上伊那地域の不法投棄件数は、ほぼ横ばいで推移していて、昨年度は524件、今年度もこのままいくと昨年度同様の件数になるものと見られる。
市町村別では、駒ヶ根市は減少傾向にあるが、伊那市や南箕輪村では増加傾向にある。
投棄個所は、山林や道路が特に多く、捨てられているのは家庭ごみが大半を占める。
対策協議会では、来年度も不法投棄監視連絡員11人を委嘱し、不法投棄防止に力を入れていくことにしている。 -
企業人権教育研修会
企業の人事担当者などを対象とした人権教育研修会が9日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれた。
9日は、企業の人事担当者や市町村の職員など約120人が集まった。
研修では、知的障害者の雇用創出を目的として設立されたエプソンミズベ(株)の松本工場で主任を務めている青木宣枝(のぶえ)さんが、障害者の一般就労支援をテーマに講演した。
青木さんは色のついたカードに一つひとつの業務を書き、その日行う業務を順番に並べるなど、障害のある人が解りやすいよう工夫していることなどを話し、「障害のある人が、企業が期待する業務が行えるよう仕事を工夫し、教育、指導していくことが大切」と話した。
ハローワーク伊那によりますと、従業員が56人以上いる事業所のうち、障害者を雇用している上伊那の事業所は、去年の6月末現在で66事業所、雇用人数は202人となっている。 -
湯めぐりスタンプラリー抽選会
旅行券や上伊那の宿泊券などが当たる信州伊那谷温泉街道・湯めぐりスタンプラリー抽選会が9日、伊那市のいなっせで行われた。
地域の魅力をPRしようと上伊那広域連合が実施しているもので、昨年4月から今年の2月9日まで上伊那の温泉施設など22カ所でスタンプラリーを実施した。
今年は、昨年より376通多い過去最高の4362通の応募があった。
上伊那広域連合では以前応募のあった人へのダイレクトメールや週末のETC割引が応募が増えたことの要因としている。
この日、小坂樫男上伊那広域連合長が5万円分の旅行券や上伊那の宿泊施設の宿泊券が当たる抽選をした。
1等の1泊2日のペア宿泊券には10人が選ばれた。
伊那ケーブルテレビエリア内では、伊那市の唐澤良二さん、中澤久美子さん、箕輪町の唐澤のり子さんが当選した。 -
公立高校入試後期選抜
公立高校の後期選抜試験が10日、県内の各高校で一斉に行われた。
上伊那地域では、9日から雪が降り、10日朝も小雨の降る中受験生が試験会場に向かっていた。
このうち伊那市の伊那弥生ヶ丘高校では、午前8時頃から受験生が集まり始めた。
伊那弥生ヶ丘高校は、199人の募集に対し194人が志願していて、倍率は0・97倍となっている。
県教育委員会によると、上伊那の高校で雪の影響による試験開始時間の遅れなどはなく、無事終了したという。
後期選抜試験の合格発表は19日となっている。 -
県ソフトボール協会役員総会
長野県ソフトボール協会の平成22年度の役員総会が、7日、伊那市のいなっせで開かれ、新年度の事業計画案などを承認した。
7日は、県内から各地区の代表者約80人が集まり、来年度の事業計画などが承認された。
来年度は、協会としては最も規模が大きい大会、「中日本総合男子選手権大会」が8月に伊那市で開催される予定で、北信越や東海地区から集まったチームが試合を展開する。
また、4月29日の任期満了をもって、伊那市長を引退する小坂樫男市長は、現在ソフトボール協会の会長も務めていますが、市長退任と同時に、会長も退任する。
小坂会長は、「14年間会長を務めてきたが、ソフトボールは老若男女問わずできる素晴らしいスポーツ。ソフトボールさらなる発展のため、ご協力をいただいたい」と話した。 -
二・四事件に学ぶ上伊那の集い
戦時中、国内世論の統一を目的として、反政府的な意見を持つ農民や教員などが多数弾圧された「二・四事件」について学ぶ上伊那の集いが7日、伊那市のいなっせで開かれた。
7日は、教職員や一般など約60人が集まった。
二・四事件は、1933年の2月4日に起こった弾圧事件。
戦時中の政策として国や県が実施し、反戦運動などに関わった農民や労働者、教職員、学生などが一斉に検挙・起訴された。
県全体ではおよそ600人、上伊那では120人が検挙された。
二・四事件の掘り起こしをしている中村 正治(まさなお)さんは、上伊那では農民運動や労働運動が盛んで、反戦運動も行われていたことに触れ、「反戦運動の高まりを根こそぎ弾圧するため、上伊那は目を付けられた」と話した。
また、坂口 光邦(てるくに)さんは、県下の教職員をとりまとめていた信濃教育会が警察当局に協力し、県内での弾圧が行われたことを説明し、「二・四事件は事前に計画が十分に練られた周到なものだった」と話した。 -
音楽史コンサート6
地元在住のアマチュア・プロの演奏家が、クラシックを披露する音楽史コンサートが、7日、伊那市のいなっせで開かれた。
7日は、6回目となるコンサートが開かれ、世代を超えてステージに上がった。
音楽史コンサートは音楽の歴史をたどろうと、古典を中心に選曲している。
7日は14のプログラムが用意され、伊那市内の小学生2人によるバイオリン二重奏や、木管楽器の五重奏、混声合唱など、さまざまな演奏が披露された。
プログラムを締めくくったのは、クラシックワールド室内オーケストラと、赤穂中学校2年の春日啓一郎君によるモーツアルトのピアノ協奏曲。
春日君の熱の入った演奏に、会場からは大きな拍手が送られていた。 -
郷土民俗芸能を語り継ぐ集い
第6回郷土民俗芸能を語り継ぐ集いが7日、伊那市の高遠さくらホテルで開かれた。
地元の民謡グループや踊り保存会など約20団体が参加し、歌や踊りを披露した。
地元の伝統芸能を後世に伝えていこうと行われているもので、今回で6回目。
伊那公民館を拠点に活動している「まほらいな民謡会」のメンバーは、正調伊那節など3曲を披露した。
また、高遠小学校の4年生が参加し、運動会の時にも踊るという「孤軍(こぐん)高遠城」を披露し、会場を楽しませていた。 -
ますみヶ丘で炭焼き体験会
伊那市のますみヶ丘平地林で8日、間伐材を利用した炭焼き体験会が開かれた。
ますみヶ丘平地林の間伐材の有効利用を図ろうと行われたもので、8日は信州大学農学部の学生など10人が参加した。
体験会は、ますみヶ丘平地林内にある炭焼き小屋で行われ、アカマツやカラマツなどの薪を釜に入れる作業が行われた。
指導には、伊那財産区議員で炭づくりのベテランの田畑昌英(しょうえい)さんがあたった。
田畑さんは、「空気が入らないようなるべく密にして並べる事が大切」と炭作りのポイントを話していた。
学生達は、窯の中に入り薪を並べていった。
4時間かけて釜に約170キロ分の薪が詰められ、火が入れられた。
炭は来週のはじめに出来上がる予定で、伊那市では環境保全協定を結んでいる新宿区との交流事業などで炭を使うという。
また、アカマツやカラマツなど、炭の出来上がりの違いを学習するという。 -
古流松藤会45周年いけばな展
創立45周年を記念した古流松藤会伊那支部のいけばな展が6日から、伊那市のニシザワデパートで始まった。
会場には、早春の花などを使った作品約70点が並んでいる。
古流松藤会伊那支部は、上伊那地域の約80人が所属している。
5年ごとに展示会を開いていて、今年は創立45周年の記念展となった。
会では、伝統の生け花と、個性豊かな現代の生け花の2種類に取り組んでいる。
今回のいけばな展では、「伝統を未来に」をテーマに、作品を展示している。
支部長の馬場理繁さんは、「花を見る楽しさ、生ける面白さがあるので、長く続いてきたと思います」と話していた。
このいけばな展は7日まで。 -
ファーマーズの集い
上伊那地方事務所などは、農業の現状や課題について考えるファーマーズの集いが2日、伊那市のJA上伊那本所で開いた。
2日は、市町村の担当者や農業関係者など約200人が出席した。
集いでは、長年に渡り農業に従事し功績のあった7人と2団体に農業功績者表彰が贈られた他、農業委員会活動に協力してきた2人に感謝状が贈られた。
後世に残すべき技術を持つ農業名人には今回新たに4人と1団体が認定された。
伊那ケーブルテレビエリア内では、上伊那で白ネギの生産化に貢献した伊那市の平澤義彦さん。
ぶどうの栽培からワインの加工まで全般にわたって技術開発などに努めた箕輪町の柴 壽さん。
農民文化としての闘鶏を開催しその文化を広め、地域に貢献しているとして南箕輪村の闘鶏クラブが農業名人に認定されている。 -
第6回新視象展
南信の国画会出品者有志が参加する作品展、新視象展が、5日から県伊那文化会館で始まった。
会場には、油絵を中心とした作品22点が並んでいる。
作品展は、4月28日から東京で開かれる国画会展出品を前に、仲間で研究しあおうと開かれたのがきっかけで、今回で6回目になる。
特別出品として、女子美術大学の名誉教授、高橋靖男さんの作品と、国画会会員の柴田久慶さんの600号の大作も並んでいる。
第6回新視象展は、7日日曜日まで県伊那文化会館美術展示ホールで入場無料で開かれている。 -
県食改上伊那支部 40周年
食生活から健康増進を図ろうと活動している県食生活改善推進協議会上伊那支部の創立40周年記念大会が今日JA上伊那本所で開かれた。
食生活改善推進食生活改善推進協議会上伊那支部は、昭和43年に設立され、去年40年の節目を迎えた。
40周年記念大会には、支部の会員160人が出席した。
式展で六波羅弘美上伊那支部長は、「健康づくりだけでなく、人として女性として、家庭で地域でどう生きるかを積み重ねてきた組織。これからも活動と仲間の輪を広げていきたい」とあいさつした。
上伊那支部は、食生活の改善なくして健康改善はありえないとして、昭和43年に発足。カルシウム不足解消や減塩運動を展開してきた。昭和56年からは、いち早く食育に取組み母と子の料理教室を開催。平成11年からは、在宅介護食講習会にも取り組んでいる。
現在会員は、主婦を中心に480人いる。
六波羅支部長は、「1人でも仲間を増やして助け合いながら学習を積み重ねていきたい」とこれからの抱負を話していた。 -
中病「内視鏡センターは民間で」
伊那市の伊那中央病院の敷地内に開設する予定となっている医師の「内視鏡技術トレーニングセンター」について、小坂樫男市長は「運営主体は民間に任せたい」とする意向を5日の伊那市議会3月定例会一般質問の示した。
内視鏡技術トレーニングセンターは、県が策定する地域医療再生計画に盛り込まれていて、難しいとされる内視鏡手術の技術トレーニングを行える施設。
5日の議会で、小坂樫男市長は、「施設で研修する医師のほとんどが勤務医となる見込み。トレーニングを行うのは土日に限られ、平日は空いてしまう可能性がある」とした上で「できれば民間でやってもらえればいいと思っている」として、今後、内視鏡の製造メーカーや、医薬品開発企業、信州大学医学部などと連携しながら、運営方法や運営主体を模索していくとしている。 -
平成22年度公立高校後期選抜試験志願者数
長野県教育委員会は4日、平成22年度の公立高校・後期選抜の志願者数について、志望変更締め切り後の最終集計結果を発表した。
上伊那8校の状況は次の通り。
辰野高校は、普通科が96人の募集に対し88人が志願、倍率は0.92倍。
商業科が20人に対し20人の1倍。
上伊那農業高校は、それぞれ20人の募集で、生産環境科に 25人が志願。倍率は1.25倍。
園芸科学科が20人の1倍。
生物工学科が21人の1.05倍。
緑地工学科が21人の1.05倍。
高遠高校は、72人の募集に対し61人の0.85倍。
伊那北高校は、普通科が204人に対し199人の0.98倍。
理数科は4人に対し10人の2.5倍。
伊那弥生ヶ丘高校は199人の募集に対し201人の志願で1.01倍。
赤穂高校は普通科が112人に対し98人の0.88倍。商業科は40人に対し33人の0.83倍。
駒ヶ根工業高校は、機械科・電気科・情報技術科一括で
60人の募集に対し51人の志願で、倍率は0.85倍。
箕輪進修高校は普通I部・II部・III部、合わせて69人の募集に対し57人が志願、倍率は 0.83倍。
工業I部は、22人の募集に対し16人が志願、倍率は0.73倍。
試験は3月10日水曜、合格発表は3月19日金曜。 -
上伊那地域観光戦略会議
地域の特性を生かした観光振興について検討している上伊那地域観光戦略会議が3日開かれ、来年度設置する分科会について意見を交わした。
本年度2回目の会合が伊那合同庁舎で開かれ、観光や交通事業者、大学、市町村の関係者が意見を交わした。
観光戦略会議では本年度、街なかめぐり観光プロジェクト分科会と、どんぶり街道分科会がそれぞれ活動を終えたことから、来年度から新たな分科会を設置することにしている。
委員からは、「信州そばを活用したPRをしてはどうか」「これまでの分科会が進めてきたことを情報発信できる専門的な分科会が必要」などといった意見が出された。
戦略会議では、これらの意見を基に、新しい分科会の素案を作成し、次回5月に開かれる会議で提案するという。
また会議では、平成20年11月から1年間、上伊那の道の駅や観光施設5カ所で、観光客を対象に行ったアンケートの結果も報告された。
それによると、宿泊で訪れた客が最も多いのは駒ヶ根ファームスで52・2%、一番少ないのは大芝高原で9・3%となっている。
これらの結果から、全体的に日帰り型の観光地という特徴がみられることから、滞在型の観光地にするための方策を検討したい竏窒ニしている。 -
上伊那各地で高校卒業式
上伊那各地の高校で3日、卒業式が行われた。
このうち伊那北高校では、280人が夢と希望を胸に学び舎を巣立った。
本年度、伊那北高校を卒業するのは、男子148人、女子132人合わせて280人。
卒業生は、在校生や保護者が見守る中、体育館に入場した。
各クラスの代表生徒が、松山敏彦校長から卒業証書を受け取った。
松山校長は、「本当の幸せは他人の幸せを願い行動できる事にある。卒業後も学び続け、信実を見極め、深く考えぬく力を育てて下さい」と式辞を述べた。
来賓の祝辞、在校生の送辞に続き、卒業生を代表し宮下大樹君は「世の中や社会情勢がどうであっても、ここ伊那北高校で学んだ事を忘れず、役立てていきたい」と答辞を述べた。
伊那北高校の卒業生280人は、全員が大学や短大などへ進学することになっている。 -
少年少女消防クラブが広報活動
春の火災予防運動にあわせて、少年少女消防クラブ員が28日、市内の大型店で火災予防を呼びかける広報活動を行った。
活動に参加したのは、荒井区少年少女消防クラブ員16人と北町少年消防クラブ員6人の22人。
子どもたちは、そろいの帽子やハッピを身につけて、買い物客に火災予防を呼びかけるチラシやティッシュを手渡していた。
春の火災予防運動は、1日から7日日曜日までの1週間で、家のまわりに燃えやすいものを置かない、寝タバコやたばこの投げ捨てはしないなど7つの重点項目を掲げている。 -
井月PR マグネットシート完成
漂泊の俳人井上井月をPRするマグネットシートが完成し、26日お披露目された。
マグネットシートは井月の愛好者らでつくる井月顕彰会が作成し。
絵は伊那市のまんが家、橋爪まんぷさんが描いたもので、籠に乗った井月を芥川龍之介と、俳人の種田山頭火が担いでいる様子を描いている。
芥川龍之介と種田山頭火はともに井月を敬愛していたということで、顕彰会の井月を多くの人に知ってもらいたいという思いが込められている。
マグネットシートは縦40センチ、横60センチで車に貼ることができるようになっている。
顕彰会によりますと現在24の個人や会社が、マグネットシートを購入していて車に貼ることで井月をPRしていくという。
このマグネットシートは、南箕輪村の東京堂で注文を受け付けていて、値段は税別で1枚3000円、社名入りは3700円となっている。 -
上伊那医師会附属准看護学院 卒業式
上伊那医師会附属准看護学院で2日、第57期生の卒業式が行われた。
2日卒業を迎えたのは、2年間学んできた男女あわせて22人。式では神山公秀学院長から一人一人に卒業証書が手渡された。
神山学院長は、「看護には技術だけでなく心が必要。目配り、気配り、思いやりの心をもって取り組んで欲しい」とはなむけの言葉を贈った。
卒業生を代表して柴友絵さんは、「家族達に感謝し、学んできた技術を生かせるよう頑張りたい」と挨拶した。
上伊那医師会附属准看護学院によると卒業生のうち、15人が准看護士として働く他、7人が正看護師を目指して進学するという。 -
1月の有効求人倍率は0.43倍
1月の上伊那地区の月間有効求人倍率は、0.43倍で、前の月の0.44倍を0.01ポイント下回り、8カ月ぶりに低下した。
1月の上伊那の月間有効求人倍率は0.43倍で、前の月の0.44倍より0.01ポイント低下した。
8カ月ぶりに低下に転じたが、0.01ポイントに留まり、ほぼ横ばいで推移した。県平均は0.44倍だった。
新たに職探しをしている新規求職者数は819人で、11カ月ぶりに800人台となっている。
一方、企業の求人も増加していて、新規求人数は966人、3ケ月ぶりに900人台となった。
3月、4月は、契約社員の契約が切れたり、退職者が多くなることから、ハローワーク伊那では求職者数は増えると見込んでいるが、一部の企業では景気回復の兆しも見え、求人数も増える要素があると見込んでいる。
求人の中身で見ると、正社員での求人は44%に留まっていて、派遣や契約などの非正規雇用が占める割合が多くなっている。