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三越伊勢丹新宿本店で伊那産の名物をPR
東京都新宿の三越伊勢丹新宿本店で、内藤とうがらし内藤かぼちゃフェアが5日から始まり、伊那の名物がコラボ企画として出店しました。 三越伊勢丹の地下1階には、ローメンにソースカツ丼、信州そばのブースが設けられ、つくりたてを試食販売しました。 また、伊那産の果物やマツタケの販売も行われました。 このイベントは、伊那市と友好提携を結んでいる新宿区との縁で初めて行われたものです。 今回出店した3品には、新宿の伝統野菜、内藤とうがらしを調味料として使い提供されました。 初日の5日は、白鳥孝伊那市長やJA上伊那の御子柴茂樹組合長が訪れ、伊那市の食をPRしました。 昼時には、伊勢丹の大西洋社長や新宿区の吉住健一区長がソースカツ丼やローメンを味わっていました。 出店者達は、特徴や食べ方などを説明しながら伊那をPRしました。 買い物に訪れた人たちは、試食をして買い求めていました。 ローメンとカツ丼はそれぞれ1,620円で販売されています。 内藤とうがらし内藤かぼちゃフェアは、11日まで東京都新宿の三越伊勢丹新宿本店で開かれています。
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東春近線 試験運行始まる
伊那市の伊那バス本社前から東春近の発電所上までを運行する路線バス「東春近線」の試験運行が4日から始まりました。 バスは、東春近地区協議会が路線の見直しの参考にしようと、伊那市の交付金を活用し半年間運行するものです。 東春近線は、毎週火曜日の午前と午後に各一便運行します。 現在運行している富県・東春近地区循環バスの路線のうち東春近方面を往復する経路で、原新田・榛原・富県地区は通りません。 初日の4日、午前の便には、東春近地区協議会事務局の篠田貞行さんが乗車しました。 富県・東春近地区循環バスは従来どおり運行しています。 東春近線は来年3月28日までの毎週火曜日に運行します。 運賃は大人310円、子どもは160円です。 東春近地区協議会では、さらに周知を図っていきたいとしています。 伊那市によりますと今日は一般の利用者はなかったということです。
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台風18号5日夜遅く県内に接近
台風18号は、5日の夜遅くから6日未明にかけて県内に接近する見込みで、長野地方気象台では、土砂災害や河川の増水などに警戒するよう呼び掛けていいます。 4日の伊那地域は晴れ間が広がり、伊那市東春近の水田では、台風の接近を前に車屋水稲協業組合が稲刈りをしていました。 台風18号は、5日の夜遅くから6日未明にかけて県内に最も接近する見込みです。 県内は5日の夜から雷を伴い激しい雨が降るおそれがあります。 また、5日の夜からあさって未明にかけて強い風が吹く可能性があるということです。 長野地方気象台では、土砂災害や河川の増水などに警戒するよう呼び掛けています。
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循環バスをつかってキノコ狩りツアー
伊那市富県の新山地区循環バスを育てる会は、地区内でキノコ狩りを楽しんでもらうツアーを4日、実施しました。 キノコ狩りツアーは、上新山と北新の2か所で実施され市内をはじめ近隣市町村から13人が参加しました。 このうち上新山には、午前9時29分に新山地区循環バスがトンボの楽園前に到着し8人が下車しました。 ツアーは新山を通る循環バスの運行を維持して利用促進を図ろうと地元住民でつくる新山地区循環バスを育てる会が中心となって企画したもので今回で2回目です。 ツアーでは、新山の住民が案内人を務め、参加者はびくを腰に下げキノコ狩りを楽しみました。 地区住民が所有する山をこのイベントに合わせて提供してもらいました。 今年のキノコは、暑い日が多く雨が少なかったことから、2週間ほど出遅れているということです。 参加者は、およそ2時間ほど里山を歩きながらクリタケやアワタケなどを見つけていました。 これまで市街地と新山を結ぶルートは美篶地区を経由していましたが、育てる会の提言により今年4月から貝沼・桜井を経由するルートに変更となりました。 ルートが変わったことで利用者数が増えているということです。 新山地区循環バスを育てる会では、今後も四季に合わせたツアーを行い循環バスの利用促進を図っていきたいとしてい
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新しい介護予防体操 お披露目
高齢者の健康づくりを目的に体操を行っているおたっしゃ教室の活動発表会が4日、伊那市高遠町で開かれ、伊那市合併10周年を記念した新しい介護予防体操が披露されました。 この日は、新しい介護予防体操の曲の作詞・作曲をした伊那市観光大使の湯澤かよこさんと、教室の活動をサポートするいきいきサポーターのOBが、新しい体操を披露しました。 曲の題名は「このまち いいな」で、伊那市の山や川、桜をイメージして歌詞をつけたということです。 体操は、おたっしゃ教室で講師を務める健康運動指導士の倉澤美智恵さんと宮下貴江さんが考えました。 体幹を鍛えたり脳トレに効く動きを取り入れ、テンポに合わせやすい振付になっています。 おたっしゃ教室は、高齢者の介護予防を目的に平成17年から高遠町地区の12か所で開かれています。 毎年この時期に活動発表会を開いていて、この日は15団体が体操を披露しました。 湯澤さんに曲の制作を依頼した伊那市では、今後各教室にCDとDVDを配布し、多くの場所で体操を踊ってもらい介護予防の輪を広げていきたいとしています。
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米の作柄概況 南信は平年並み
関東農政局は、9月15日現在の米の作柄概況を発表しました。 それによりますと、長野県の南信は平年並みとなっています。 調査は、水稲の生育や作柄概況を明らかにすることで、生産対策や需給調整の資料にしようと行われています。 発表によりますと、10アールあたりの予想収量は、南信は626キロで作柄は平年並みとなっています。 1つの穂あたりのもみ数は平年並みと見込んでいますが、穂数、全もみ数はやや少ないとなっています。 登熟は、やや良となっています。 長野地方気象台がまとめた昨日までの1か月間の南信地域の日照時間は、平年より4割ほど少ない92時間となっています。 JA上伊那によりますと、台風や長雨の影響で伊那地域の稲刈りは2週間近く遅れているということで、晴れた日にできるだけ刈り取りを行うよう呼びかけています。
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きょうは衣替え
衣替えの3日、会社員や高校生が上着を羽織って通勤・通学する姿が見られました。 この日の伊那地域の最低気温は午後5時現在で19.3度と、平年に比べて8度ほど高く、ワイシャツ姿の人が多く見られました。 長野地方気象台によりますと、県内は今週前半暖かくなりそうですが、台風が通過した後は気温が下がると予想しています。
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富県南福地で伝統の獅子舞を奉納
伊那市富県南福地に古くから伝わる獅子舞の奉納が、2日、区内の諏訪神社で行われました。 獅子舞の奉納は、起源は分からないということですが、戦時中も絶やすことなく毎年行われていたとされる南福地の伝統行事です。 伝統行事を保存、継承するため昭和51年に42歳以下の有志でつくる祭事会を発足させ、今年40周年を迎えます。 毎年、区内の諏訪神社と日枝神社で交代で奉納していて、今年は諏訪神社で行いました。 今年の獅子頭は北澤幸典さん、後ろ舞は竹松政志さんが務めます。 OBおよそ20人が見守る中、お囃子に合わせて獅子舞を奉納しました。 南福地では来年、御柱祭が行われることになっていて、祭事会では「若い世代が減っているが地域の行事を伝え繋いでいきたい」と話していました。
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首都圏からのマツタケ狩りツアー 伊那市で初開催
首都圏在住者を対象としたマツタケ狩りツアーが、3日、伊那市内で初めて行われました。 ツアーには、60代から80代まで15人が参加しました。 参加者は、新山のアカマツ林で1人1本マツタケを採りました。 ツアーを企画したのは、東京都の株式会社三越伊勢丹旅行です。 親会社の三越伊勢丹ホールディングスの本社が新宿にあり、新宿と伊那市が 友好提携を結んでいることが縁で行われました。 ツアーは1泊2日の日程で、マツタケの他に諏訪大社や天竜川の舟下りを楽しむ内容で、1番安い料金で1人8万9,000円です。 参加者は、新山集落センターに移動し、マツタケ料理を堪能しました。 焼きマツタケに土瓶蒸し、信州牛と馬肉のすき焼きに伊那名物塩いかなど地元産の食材をふんだんに使ったメニューです。 地域住民がボランティアで料理の準備などを行っていて、ツアーを受け入れた伊那市では、山の所有者や農家、地域住民が連携して取り組むことで、富県地区の活性化に繋げていきたいとしています。 三越伊勢丹旅行では、「体験ツアーは増えているが、今回の様に地域をあげてのものは初めて。参加者の意見を聞いて好評だったら通年観光も考えていきたい」としています。 参加者にはお土産用に100グラム4,000円でマツタケが販売され、早速買い求めていました。
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伊那北小学校PTA 地域の憩いの場づくり
伊那北小学校のPTAと学校、地域住民でつくる地域協働の水辺づくり協議会は、2日、地域の憩いの場となる池の造成作業を学校の敷地内で行いました。 2日は、PTAと教員15人ほどが、池を作るための掘削を行いました。 理科の生物の観察に使うビオトープが老朽化したことから、学校側がPTAに改修を依頼しました。 保護者らは「ビオトープを地域の憩いの場になるような場所にしたい」との思いから、協議会を立ち上げ作業を行うことになりました。 市の補助金100万円を活用し、コンクリートを使わずにできるだけ自然に近い池を作ります。 廃材を使ったベンチづくりや、老朽化したフェンスの取り換えも行います。 作業は、2日を含めて4回予定されていて、11月下旬には完成記念式典が行われることになっています。
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西春近諏訪形の御柱祭 氏子総出で里曳き・建て御柱
七年目に一度の伊那市西春近諏訪形の御柱祭。1日は、区内の氏子総出で里曳きと建て御柱が行われ、一の柱が諏訪神社境内に納められました。 午後5時30分、約1キロの曳行を終えた一の柱が諏訪神社の境内に到着しました。 2人の登り手が柱に乗り、大勢の氏子が見守る中、建て御柱が行われます。 午後7時40分。無事に一の柱が立てられました。 最後は木遣りで締めくくります。 1日は氏子約500人が、一の柱の里曳きを行いまいした。 諏訪形の御柱祭は、いつの時代に始まったものか記録がなく明らかではありませんが、七年目に一度行われていて、前回は2010年、平成22年に行われました。 一夜開けた2日朝の諏訪神社、一の柱です。 この日諏訪神社秋の例大祭本祭りの日で、区内の保育園児から小学生が獅子を引き、境内で獅子舞などが奉納されました。 柱は次回、2022年、平成34年の御柱祭まで神社境内に建てられ、地区を見守ります。
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環境やエコについて考える伊那市環境展
環境やエコについて考える伊那市環境展が1日に開かれ、リサイクルや自然エネルギー、環境などに関するブースが並びました。 このうち、伊那中央衛生センターは、汚泥を発酵させて作った肥料で内藤とうがらしを栽培した実験結果を展示しました。 肥料を使ってないものは、25センチほどの背丈ですが、使ったものは40センチほどに成長しています。 中央衛生センターで処理している汚泥で作った肥料、バチルエースを使いました。 今年6月に植えて半月ほどで成長の差が明らかになりました。 バチルエースを与えた方は1か月半で花が咲き、実がなったという事です。 箕輪町松島の伊那炭化研究所は、上伊那の間伐材で作った炭で焼くピザ窯を展示しました。 カラマツやアカマツの間伐材を使って時間をかけて焼いた炭は煙が出ず火が長持ちするという事です。 窯は伊那市東春近の陶芸作家と共同開発しました。 伊那市環境展は、環境やエコについて楽しみながら学んでもらおうと、伊那市などでつくる実行委員会が毎年開いているもので、この日は、企業や団体などが48のブースを出展しました。
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旧伊那市地区では合併への不満の声はなし
伊那市合併10年を検証する懇談会が29日伊那市役所で開かれました。 旧伊那市7地区の地域協議会会長と副会長が出席し合併そのものに対する不満の声は聞かれませんでした。 懇談会は合併効果の検証を行うため伊那市議会事業点検評価特別委員会が開いたもので旧伊那市の7つの地域協議会会長と副会長15人が出席し意見を述べました。 特別委員会ではこれまでに高遠町と長谷でも同様の懇談会を開いていて、そこでは定住対策や道路整備の遅れ等不満の声が出ていました。 旧伊那市地区の懇談会では「合併が良かった悪かったではなく各地域の課題をそれぞれが共有し解決していくべきだ」という意見が出されていました。 旧伊那市、高遠町、長谷地域で懇談会を開いた伊那市議会事業点検特別委員会では出された意見を市政に反映させていきたいとしています。
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地域をきれいに 環境美化運動
伊那市内でごみ拾いや草とりなどを行う環境美化運動が30日行われました。 環境美化運動は秋の紅葉シーズンを前に伊那を訪れた人たちに気持ちよく過ごしてもらおうと伊那市観光協会の呼びかけで行われたものです。 今年で7年目の取り組みで30日は参加者がJR伊那市駅前などでごみを拾ったり草とりをしていました。 伊那市観光協会によりますと今年この運動に参加するのは61団体、1419人で30日を中心に各団体の都合の良い日に実施されます。 協会では「地域をきれいにすることで訪れた人に良い印象を持ってもらい来てくれた人がリピーターとなってもらいたい。」と話していました。
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サン工業株式会社 伊那市に300万円を寄付
伊那市西箕輪に本社を置く金属表面処理加工業サン工業株式会社は、子育て支援の充実に役立ててもらおうと伊那市に300万円を、30日に寄付しました。 30日は、サン工業の川上健夫社長ら4人が市役所を訪れ、白鳥孝市長に目録を手渡しました。 サン工業では、子育て支援や教育施設の充実に役立ててもらおうと、平成25年と26年にそれぞれ100万円、去年は300万円を伊那市に寄付しています。 川上さんは、「昭和24年の創業からまもなく70周年を迎えるが、その感謝の気持ちを子ども達のために活用してほしい」と話していました。 白鳥孝市長は、「小中学校で行っているICTを活用した遠隔授業に必要な機材と、保育園の備品購入にあてたい」と感謝していました。
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新バス路線「東春近線」10月4日から試験運行
伊那市の「伊那バス本社前」から東春近の「発電所上(はつでんしょうえ)」までを往復する路線バス「東春近線」が、10月4日から半年間試験運行します。 「東春近線」は、毎週火曜日の午前と午後に各一便運行します。 地図上の赤色部分が新しい路線です。 現在運行している富県・東春近地区循環バスの経路のうち、東春近方面を巡回する経路で、原新田・榛原・富県地区は通りません。 運賃は、大人310円、子どもは160円です。 これは、東春近地区協議会が、路線見直しの参考とするため、伊那市の交付金を活用し行うものです。 半年間の試験運行で、期間は10月4日~来年3月28日までです。 なお、富県・東春近循環バスは、従来通り運行するということです。
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60歳以上対象 貯筋運動教室 開始
全国的な介護予防のモデル事業を、伊那市総合型地域スポーツクラブが受託して行う、60歳以上を対象にした筋力トレーニング教室が、29日から、始まりました。 歌を歌いながら、かかとの上げ下げなどを行う筋力運動。 「線路は続くよ」の替え歌を歌いながら座ったままで体を動かします。 1セット行えば架空の貯筋100円がたまります。 運動すれば筋力を示す額がプラス、しなければマイナスとなる貯筋通帳に、毎日、貯筋額を記していきます。 これは、筋力を貯めると書いて「貯筋(ちょきん)運動」ステーションと呼ばれる事業で、健康・体力づくり事業財団の委託を受けて伊那市総合型地域スポーツクラブが実施します。 全国で19のクラブが委託されているモデル事業です。 29日は、市民体育館サブアリーナで初めての教室が開かれ、参加者が、身体測定や、筋力測定をしました。 定員を上回る36人の申し込みがありました。 参加者は、30秒に何回腹筋ができるか、スクワットができるかなどをして、自分の筋力を確かめていました。 教室は、毎週1回、12月まで全12回開かれます。 最終回には、初日行ったものと同じ筋力測定を行い、変化を調べるということです。
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10月16日はソースカツ丼半額
伊那名物ソースカツ丼を提供する店舗でつくる「伊那ソースかつどん会」は、発足10周年を記念して、10月16日にカツ丼半額イベントを行います。 29日は、ソースかつどん会北原 英之会長ら役員が記者会見を開き、半額イベントをPRしました。 ソースかつどん会は、伊那と木曽を結ぶ権兵衛トンネルの開通後、カツ丼をPRしようと10年前に発足しました。 10年を迎え、さらに活動をPRしようと、今回半額イベントを開くことにしました。 今回イベントに参加するのは、会員の16店舗のうち10店舗です。 通常1000円~1200円のカツ丼が半額となります。 これまで100円・200円の値引きイベントはありましたが、半額は初めてだということです。 半額イベントは、10月16日(日)で、ポスターが掲示してあるかつどん会会員の店舗で行われます。
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江副行昭さん・江口智子 熔壌ガラス展
ガラス工芸作家・江副 行昭さんと、江口智子さんの2人展が、伊那市坂下のはら美術で開かれています。 83歳となる江副さんは、ガラス制作を始めて60年、高遠に工房を構えて35年になります。 ガラスと土を高温で溶かしてつくる熔壌ガラスは、江副さんが考案したものです。 熔壌ガラスに使う土が高遠にあったため、伊那に工房を構えました。 土を混ぜ込むことで、不透明となり、陶磁器のような質感になりますが、作り方は、ガラス工芸と同じように、空気を吹き込んで作ります。 今回は、江副さんの35年以上前の作品や、熔壌ガラスを始めた当初の作品も展示されています。 江副さんの弟子の江口さんは、熔壌ガラスの唯一の伝承者です。 土を混ぜ込まないカラフルな作品も多く制作しています。 今回は、二人合わせて200点を展示しています。 この江副さん、江口さんの2人展は、10月4日(火)まで、伊那市坂下のはら美術で開かれています。
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富県公民館にササクレヒトヨタケ群生
傘が開くと一晩で溶けてしまうきのこ「ササクレヒトヨタケ」が、伊那市富県の富県公民館に生えています。 ササクレヒトヨタケは、春と秋の年2回群生するきのこです。 傘が開いてから一晩で溶けてなくなってしまうため、この名前が付けられました。 富県公民館では今週に入ってから生え始め、これまでで一番多い20個程が生えています。 公民館によりますと、きのこは5年以上前から毎年生えていて、例年は2、3個程度が生えるということです。
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諏訪形御柱祭 本場に向け騎馬行列練習
七年に一度の伊那市西春近諏訪形の御柱祭。 来月1日の祭りクライマックスに向け、準備が進んでいます。 諏訪形集落センター前では、毎日夜になると、伊那市の無形民俗文化財に指定されている騎馬行列の練習が行われています。 メンバーらは、騎馬練りの掛け声に合わせ、手足を動かしていました。 諏訪形には特にまとまった資料は無く、代々すべて先輩から口伝えで受け継がれてきたという事です。 今回、曲傘を担当する酒井博文さんと、小松太一さんは初めて騎馬行列のメンバーに選ばれました。 酒井さんは、これまで仕事の都合で地元を離れていて、2年前に実家に戻ってきました。 小松さんは、父親の道雄さんがこれまで曲傘を担当していましたが前回の御柱で引退した為父親の役を受け継ぎました。 騎馬行列の練習は7月中旬から始まり、本番が迫った今週は毎晩行なれています。 騎馬行列は、来月1日の午前11時20分から、一の柱の里曳きは午後2時35分から行われる予定です。
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伊那市寄付マルシェプロジェクト始動
赤い羽根共同募金に基づき、寄付付きの商品を販売し、地域に還元する伊那市寄付マルシェプロジェクト。 28日は、プロジェクトに賛同する企業と、伊那市共同募金委員会とのパートナーシップを結ぶ覚書の調印式が行われました。 伊那市寄付マルシェプロジェクトに賛同したのは現在7事業者です。 この日は、事業者と、伊那市共同募金委員会の代表が覚書に調印し取り交わしました。 賛同企業は、伊那市観光㈱、合同会社伊那力(いなぢから)、㈱小椋・赤えんぴつ、㈱介護センター花岡伊那店、有限会社フジサワ造花、あびえんと、アスタルシードルクラブの7事業者です。 寄付付きの商品やサービスを消費者に販売し、寄付分を赤い羽根募金に寄付します。 近年は赤い羽根募金が集まりにくくなっていることの解消や、地域貢献によるイメージアップで地元企業の振興につなげる狙いなどがあります。 覚書を取り交わし、今後、具体的な商品や、寄付分をいくらにするかなど、企業ごと個別に検討していきます。賛同企業は、順次商品の開発をすすめ、早いところで年内からサービスの提供を始めます。 赤い羽根共同募金は、10月1日から12月31日まで行われます。 昨年度は伊那市で1192万円余りがあつまり、うち、426万円が県内全域で、760万円余りが、伊那市の福祉事業で活用されています。 なお、赤い羽根募金の寄付付き商品を販売するプロジェクトは、伊那市が県内で初めてとなります。
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幻の高遠在来そば 収穫
7月に種をまいた、幻となっている高遠在来種のそばの収穫作業が28日伊那市長谷浦の畑で行われました。 この日は、うす曇りの中収穫作業が行われました。 幻のそば復活に取り組んでいる伊那そば振興会のメンバーや、栽培指導を行っている信州大学農学部など関係者20人ほどが、そばを刈り脱穀しました。 高遠在来種のそばは、一般に栽培されているのものよりも小ぶりなのが特徴です。 高遠在来種はもう存在しないと考えられていましたが、長野県野菜花卉試験場にわずかに残っていて、20グラムから徐々に増やした大変貴重なそばです。 一般に栽培されている品種と交配するのを避けるため、他の栽培地から離れた長谷浦で、今年、種を増やすための栽培がおこなわれました。 譲り受けたのは300グラム。野生鳥獣の食害から守るため柵を設置し、花が咲けばロープを張って倒れないようにと、手をかけて栽培してきました。 そして、予想を上回る10キロほどを収穫することができました。 途中雨が降ってきたため、ブルーシートで覆って、信州大学農学部のハウスへ運びました。 収穫したそばは、ほぼ来年の種として活用されます。 予想を上回る収量だったため、協力者が味を見る程度だけ粉にして味わうということです。
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新しい診療所建設地決まる
伊那市が運営する国保西箕輪診療所の廃止に伴い新たに県厚生農業協同組合連合会が運営する診療所の建設予定地が旧西箕輪公民館跡地に決まったことが27日、市議会に報告されました。 27日、市役所で開かれた市議会全員協議会で報告されたものです。 それによりますと建設予定地は旧西箕輪公民館跡地で面積はおよそ2500㎡です。 伊那市国保西箕輪診療所は昭和29年に開業しました。 今後の医師確保が難しい事や平成17年度から赤字状態が続いていることから県厚生農業協同組合連合会が運営する診療所に変わります。 伊那市では現在の診療所を壊し、後利用については検討するとしています。 早ければ来年度中に建設工事に着手し、来年度内の開院を目指すということです。
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自宅で簡単ローメン販売へ
ローメンを提供する店舗でつくる伊那ローメンズクラブは、家庭で電子レンジを使って簡単にできる真空パックのローメンを開発しました。 電子レンジで簡単に作れるローメンで、スープ風と焼きそば風が味わえます。来月5日から東京都新宿区の三越伊勢丹で開かれる新宿フェスタでの販売に合わせて開発したものです。 製造は、真空パックなどの加工施設が整っている箕輪町の農産物販売所にこりこの加工場に依頼しました。 上伊那産の小麦粉ハナマンテンが麺に使われていてキャベツは地元産です。 蒸麺、マトン、キャベツが入った袋に水とごま油を入れて真空パックにします。 これにより、およそ2週間ほど日持ちするということです。 このまま、電子レンジで3分温めると本格的なローメンを味わえます。 クラブ会長の唐沢正也さんは「都会の人たちに伊那の名物を味わってもらいたい」と意気込んでいます。 真空パックのローメンは2食1500円で販売されることになっています。 伊那ローメンズクラブでは、伊勢丹での売れ行きなどを見て、地元でも販売していきたい考えです。
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保科正之の大河ドラマ化を目指す署名 猪苗代町から集まる
福島県猪苗代町の住民が集めた旧高遠藩主で名君とされる保科正之の大河ドラマ化を目指すための署名が27日、大河ドラマ化を目指す会に手渡されました。 この日は、7千人分の署名を預かった伊那市友好協会の北原公雄会長が「名君 保科正之公の大河ドラマをつくる会幹事会」の北原紀孝会長に手渡しました。 この署名は、伊那市と友好提携を結んでいる福島県猪苗代町で集まったものです。 伊那市と猪苗代町は、旧高遠藩主の保科正之の縁で2004年に友好提携を結びました。 伊那市と友好提携を結んでいる都市との交流を目的に発足した伊那市友好協会のメンバーが24日と25日に福島県猪苗代町を訪れた際に、猪苗代町の住民から署名を受け取りました。 これまでに、56万4千人以上の署名が集まっていて、会では11月にNHKに大河ドラマ化の要望をする予定です。
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10月5日 三越伊勢丹で内藤とうがらし・かぼちゃフェア
伊那市は、10月5日から東京都新宿区の三越伊勢丹で開かれる「内藤とうがらし・内藤かぼちゃフェア」に合わせ、オリジナルのローメンとソースかつ丼、信州そばを販売します。 26日は、市役所で定例記者会見が開かれ、白鳥孝市長がイベントの概要について説明しました。 フェアでは、コラボレーション企画として内藤とうがらしを使ったローメン、ソースかつ丼、信州そばを提供します。 他に、長野県が全国一の生産量を誇るマツタケの販売ブースも設けられ、伊那市産のマツタケをPRします。 フェアは、10月5日水曜日から11日火曜日まで開かれます。 初日は、白鳥市長の他、JA上伊那の御子柴茂樹組合長と新宿区長の3人がトップセールスを行います。
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国有林野事業の推進 南アと中ア食害対策連絡協議会を設立へ
南信地区の国有林野事業の推進を図る協議会の総会が、26日、伊那市の南信森林管理署で開かれ、南、中央の両アルプスでの食害対策事業の連携強化を図るため連絡協議会が設立されることになりました。 南信地区国有林野等所在市町村長有志協議会の総会が開かれ、南信森林管理署が協議会設立の考えを示しました。 南アルプス食害対策協議会は平成19年に、中央アルプス野生動物対策協議会は今年2月に発足し、ニホンジカなどによる食害対策にそれぞれ取り組んでいます。 連絡協議会の設立は、連携強化を図りより広域的な取り組みを行おうというものです。 設立時期については未定ということですが、出席者からは「早い時期での設立」を要望する意見が出ていました。 意見交換では白鳥孝市長が、「南アルプスで行っている案内看板の統一を、中央アルプスでも実施してほしい」と要望しました。 総会には、南信地区の19の市町村の代表者が出席し国有林野事業について意見を交わしました。
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県清酒品評会 井乃頭県知事賞
毎年県が開いている清酒品評会で、伊那市西町の漆戸醸造が県知事賞を受賞しました。 県知事賞を受賞したのは、漆戸醸造の「井乃頭 純米大吟醸」です。 美山錦を39パーセントまで精米しています。 今年の春先に仕込んだもので、半年間熟成させまとまりのある酒に仕上がっているということです。 県の清酒品評会は、品質向上と日本酒産業の発展を目的に毎年開かれていて、今年で63回を数えます。 県内の60の酒蔵から、吟醸酒部門に132点、純米吟醸酒部門に94点の合わせて226点の出品がありました。 井乃頭は、純米吟醸酒部門で2年連続3回目となる県知事賞を受賞しました。 上伊那では、漆戸醸造を含め3蔵が受賞しています。 井乃頭 純米大吟醸は、一升瓶が4,000円、720ミリリットル入りが2,000円となっています。
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高遠の作陶家 展示会
伊那市高遠町の作陶家林秋実さんの作陶展が伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には皿やコップなどおよそ200点が並べられています。 林さんは陶器づくりをはじめて31年になり大量生産ではなくひとつひとつ丁寧な器作りをこころがけているということです。 林さんの作陶展は29日までかんてんぱぱホールで開かれています。