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伊那市日影区の通りの愛称決定
伊那市の「日影の道に愛称を付けよう会」は伊那市地域づくり活動支援事業の一環で、地区内を南北に走る7つの通りに名前を付けました。 12日、日影区公民館で日影の道に愛称を付けよう会の田中利幸代表が名前を発表しました。 8月から1ヶ月間地域住民に愛称を募集したところ、30程の候補が上がりました。 そのうち会で21の候補に絞込み、日影区文化祭で来場者に投票してもらいました。 国道361号から南へ伸びる6つの通りと東部中学校へ登る坂道のあわせて7つに名前が付けられました。 投票の結果、木曽権兵衛前の通りが、新子西通り。 広瀬建設横の通りが法華堂通り。 日影公民館から南への通りが公民館通り。 都築木材横からの通りをひだまり通り。 清野建設横からの通りを日影東通り。 大宮口バス停からの通りを二番井通り。 東部中への坂道をすず竹坂と名付けました。 会では、来年2月頃にはそれぞれの通りに看板を設置したいとしています。 日影の道に愛称を付けよう会の中村健一事務局は「決定した名前を広め、区民に地域への愛着心を深めてもらいたい」と話していました。 来年は東西に走る通りや、古道にも名前をつけるということです。
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「信州の伝統野菜」羽広菜のかぶの漬け込み作業 始まる
上伊那で唯一「信州の伝統野菜」に認定されている、羽広菜のかぶの漬け込み作業が、伊那市西箕輪で14日から始まりました。 前日に収穫した80キロのかぶが、次々と機械にかけられ洗われた後、粕漬けに加工されていきます。 伊那市西箕輪の農業公園みはらしファーム内にある農産物加工場では、朝から、羽広菜生産加工組合のメンバー6人が作業に追われていました。 羽広菜は、西箕輪羽広を中心に昔から栽培が行われてきたもので、普通のかぶより歯ごたえがあるのが特徴です。 粕漬けは、縦に2つに切ったあと、地元産の酒粕と味噌、砂糖などを混ぜたものに漬け込み、20日から30日ほど熟成させます。 羽広にある組合の畑は20aほどあり、毎年4トンの羽広菜かぶを収穫しています。 羽広菜生産加工組合は、生産者が減少する中、伝統の味を残していこうと、平成4年に農家16人で発足しました。 羽広菜のかぶ漬けは、12月上旬から来年3月頃まで、みはらしファームや南箕輪村のファーマーズあじ~な、ニシザワなどで販売されます。 価格は、250グラム入り、300円となっています。
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はびろの里で防災学習会
災害時の福祉避難所に指定されている伊那市西箕輪の老人保健施設はびろの里で9日、施設と地域住民の連携について考える防災学習会が開かれました。 はびろの里は、伊那市から災害時に高齢者や障害者などの要援護者を受け入れる福祉避難所に指定されています。 学習会は地域との連携を深めていこうと初めて開かれたもので、およそ15人が伊那市危機管理課の職員から災害時の対応について話を聞きました。 職員は、「地域と施設がお互いに協力できることをはっきりさせておくことや、顔のつながりを作っておくことが大切」と話していました。 はびろの里では、「ここには医師が常駐しているので、災害時には医療面でも協力できる」と住民に説明していました。 現在、伊那市は29の施設を福祉避難所に指定しています。 はびろの里では、災害時に備え今後地域と合同で防災訓練を行っていきたいとしています。
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厳しい寒さの中 糸寒天づくり
13日の伊那地域は最低気温-1.2度となり2日連続で氷点下を記録しました。 伊那市東春近田原で糸寒天づくりを行っている小笠原商店では 冬の寒さを利用した天日干しの作業が始まっています。 13日は朝から糸寒天を天日干しする作業が行われていました。 創業から100年余りの小笠原商店では、寒暖の差を利用して、糸寒天を凍らせたり溶かしたりを繰り返す、昔ながらの方法を守っています。 厳しい寒さに晒し自然の中でじっくりと乾燥させる手間ひまをかけたこの製法により食感や風味が増すということで、毎年この時期から作業が行われます。 富士見町から伊那市東春近に移って14年目で寒暖の差の大きさと、三峰川水系の良質の水が豊富にあることが寒天づくりに適しているということです。 潮の香りが漂う工場内には糸寒天の原料となる天草を洗ったり溶かす作業が行われます。 国内外から仕入れた天草を煮て、溶かしてから凍らせて糸寒天にします。 小笠原商店では関東関西の高級和菓子店に出荷していて原料と製法にこだわった品質の良いものを届けることが信用につながっていると話していました。 この糸寒天づくりは寒さがつづく来年3月頃まで行われるということです。 長野地方気象台によりますと14日以降、朝方は冷え込みますが日中は平年並みに戻ると予想しています。
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古布を使ったパッチワークキルト展
南箕輪村の伊東栄子さんのパッチワークキルト展が13日から伊那市西町の旧井澤家住宅で始まりました。 会場にはタペストリーや小物などおよそ20点が展示されていて、半分ほどは古い着物などの布を使った作品です。 この作品は、夜空の星をイメージして作られたもので、4センチ角の絣の古布がおよそ1,700枚使われています。 伊東さんは40年ほど前から趣味でパッチワークの作品を制作しています。 伊東さんは、「古布の藍染めの色合いを楽しんでほしい」と話していました。 パッチワークキルト展は18日月曜日まで旧井澤家住宅で開かれています。
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ベンリー伊那上牧店13日にオープン
ハウスクリーニングや水回りのメンテナンスなどを行う全国チェーンのベンリー伊那上牧店が13日オープンしました。 昨夜はベンリー伊那上牧店で店舗スタッフなどによるキックオフミーティングが行われました。 ベンリーは、愛知県清須市に本社があり、全国に200店舗があるチェーン店です。 ハウスクリーニングや引っ越しの手伝い、各種業務代行など利用者の要望に応じてサービスを行います。 ベンリー伊那上牧店の板倉光店長は、「地域に密着し、地域に愛される店舗にしていきたい」と話していました。
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レジ袋削減へ市内のスーパーでマイバッグ無料配布
県が進めるレジ袋削減運動に協力してもらおうと、伊那商工会議所女性会のメンバーは4日、市内3カ所のスーパーでマイバッグを配りました。 ベルシャイン伊那店では、伊那商工会議所女性会のメンバー9人が、マイバッグ100個を買い物客に手渡しました。 伊那商工会議所女性会は、環境問題に取り組んでいて、保育園で環境に関する紙芝居の読み聞かせなどを行っています。 配布後、早速買い物にバッグを利用している人もいました。 女性会では「買い物をする時はマイバッグを持ち歩いて、レジ袋の削減に努めてほしい」と話していました。
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公衆衛生専門学校の学生が歯磨き指導実習
歯科衛生士を目指している公衆衛生専門学校の学生が13日、伊那市の竜西保育園を訪れ園児に歯の磨き方を教えました。 13日は、公衆衛生専門学校の学生12人が、年少から年長までの園児およそ100人に歯の磨き方を教えました。 公衆衛生専門学校では子供への歯科指導を学んでもらおうと、毎年保育園で実習を行っています。 園児は自分で歯を磨いたあと、仕上げ磨きをしてもらっていました。 このほかに学生が手作りした人形劇も行われました。 好き嫌いせず食べること、食事の後は必ず歯を磨くこと、全ての歯を綺麗に磨くことが大切と園児に呼びかけました。 公衆衛生専門学校では、「子供だけでは上手にみがけていないことがあるので、親が仕上げ磨きをしてあげることが大切」と話していました。
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新名称「北沢峠 こもれび山荘」
伊那市が募集していた南アルプスの北沢峠にある山小屋「長衛荘」の新しい名称が決まりました。 「北沢峠 こもれび山荘」です。 12日は、新しい名称を選定した長衛荘新名称選定委員会の中山彰博委員長らが市役所を訪れ選定結果を白鳥孝市長に報告しました。 疲れた登山者にホッとできる場所のイメージを与えることや長衛の人柄を連想させること、アットホームな登り口のイメージを表していることなどを選定理由としています。 伊那市では、長衛荘の近くにある北沢駒仙小屋の名称を長衛小屋に戻したことから登山客の混乱を避けるため新しい名称を募集しました。 伊那市の公式HPや全国の山岳雑誌などで新しい名称募集を呼び掛けた所、全国45都道府県の916人から予想を上回る1301点の応募がありました。 審査の対象となったのは978点で3回の委員会を経て「北沢峠 こもれび山荘」を選びました。 委員会が選定した「北沢峠 こもれび山荘」の新しい名称は市議会12月定例会に提出され、可決されれば正式に決定されます。
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今季一番の冷え込み
寒気の影響で12日の伊那地域は氷点下となり今季一番の寒さとなりました。 長野地方気象台によりますと冬型の気圧配置が強まり12日の伊那地域はマイナス1.9度と12月上旬の寒さとなりました。 日中も気温が上がらず最高気温は9.5度で、こちらも12月上旬の陽気でした。 朝7時過ぎ、伊那市東春近の畑家には霜が降りていました。 通学する小学生たちは冬支度で登校していました。 中には、寒さに負けず半袖半ズボンで登校する児童の姿もありました。 長野地方気象台によりますとこの冷え込みは14日まで続きその後は平年並みに戻るということです。
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土地家屋調査士協会が伊那市内の小学校に図書を寄贈
公益社団法人長野県公共嘱託登記土地家屋調査士協会伊那事業所は1日、伊那市内の小学校に図書を寄贈しました。 この日は、役員3人が伊那市役所を訪れ、久保村清一教育長に「じめんのボタンのナゾ、いちばんえらいボタンをさがせ」14冊を届けました。 この本は、富山県の児童が道路にある金属鋲に疑問を持ち、自由研究でまとめた内容を描いたものです。 土地家屋調査士の中坪秀次さんは「この本のように、小さなものも社会にとって大事な意味を持つということを知ってもらいたい」と話していました。 図書は市内の全小学校に1冊ずつ寄贈されます。
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権兵衛トンネル防災訓練
伊那と木曽を結ぶ国道361号伊那木曽連絡道路「権兵衛トンネル」で12日、万が一の事故に備え、防災訓練が行われました。 防災訓練は、トンネル内での自動車事故や車両火災に備えようと開通した平成18年から毎年行われています。 トラックが対向車線にはみ出し、乗用車と衝突して火災が発生したとの想定で行われました。 訓練には、伊那、木曽、塩尻地域の警察や消防など80人が参加しました。 12日は、一般車両の通行を規制して権兵衛トンネルの木曽側入り口からおよそ350メートル中に入った所で訓練が行われました。 伊那消防組合と木曽広域消防が車両に閉じ込められたけが人を救助しました。 木曽レスキュー隊は、けが人が車に閉じ込められた想定で、エンジンカッターや油圧スプレッターを使って救助していました。 また、消火訓練も行われトンネル内の消火栓からホースを取り出し放水していました。 トンネルを管理する木曽建設事務所によると10月末現在、開通からの利用車両の累計は、およそ1,090万台、1日平均3,900台となっています。 尚、これまでトンネル内で大きな事故は起きていないということです。
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伊那市景観審議会 初会合
伊那市景観審議会の初会合が11日、伊那市役所で開かれました。 審議会は景観形成に必要な事項について調査、審議する場として景観条例に基づき設置されたものです。 関係団体から選ばれた委員14人に、白鳥孝伊那市長から委嘱状が手渡され、会長には信州大学農学部の上原三知助教が選ばれました。 伊那市は、今月から独自に景観計画を定め地域にあった景観形成や保全に向けた届出の基準を設ける事ができる景観行政団体に移行しました。 市では、来年4月に独自の基準などを示した景観計画の発効を予定していて、今回、審議会にこの計画案について諮問しました。 計画案では、土地利用については「市街地」や「田園」「山地・森林」「山岳・自然公園」の4つの区域に分け、配置や高さ、色彩などについて基準を設けています。 市独自の基準としては、建物高さについて、市街地や工業団地は31メートル以下、それ以外の場所では18メートル以下とする事や、河岸段丘において、500㎡以上、木を伐採する場合は事前の届け出が必要としています。 委員からは「メガソーラーについても景観の面から一定の規制が必要では」との意見が出されていました。市の担当者は「面積が1000平方メートルを超える物については、今後、届出が必要となる。届け出が出た段階で検討していきたい」と答えていました。 市では、今月15日から、市役所やホームページで計画案に対する意見の公募を行い来年1月に景観計画を決定したいとしています。
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架空請求詐欺未然に防ぎ 伊那東郵便局に感謝状
携帯電話サイトの料金をメールで請求する架空請求詐欺を未然に防いだとして、日本郵便株式会社伊那東郵便局に7日、伊那警察署から感謝状が贈られました。 この日は、伊那警察署の青木辰夫署長から伊那東郵便局の奥田光一局長に感謝状が贈られました。 伊那東郵便局では、10月16日、市内の80代男性が窓口で現金100万円を払い戻し、その数分後、その孫の女性が東京都内の個人宛てにレターパックを送ろうとしました。 窓口の女性が、小銭の音がすると局長に相談し 警察に通報したところ、詐欺だと分かりました。 孫の女性には、携帯サイトの無料期間が終了したとして91万6千円の支払いを求める架空請求のメールが届いていたということです。 伊那警察署管内の特殊詐欺による被害は、10月末までに12件発生していて、被害金額は約6,700万円となっています。
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富県南福地でふれあいの集い
ふるさとの味を忘れないよう子どもたちに受け継いでいこうと、10日伊那市富県の南福地公民館でふれあいの集いが開かれました。 地域の子どもたち30人ほどが五平餅づくりやそば打ちを体験しました。 ふれあいの集いは、南福地地域社協が毎年開いているもので10年ほどになります。 地域の味を子どもたちに伝えていこうと使う米やそばは、全て地元産です。 五平餅は、子どもたちが丸め、大人が味をつけ焼きました。 南福地は、135戸あり、まとまりが良いということです。 この日も大人たちが連携して次々に五平餅が出来上がっていました。 そば打ちは、地域のそば打ち名人から教わりました。 子どもたちも水回しを体験させてもらっていました。 出来上がると、大人も子どももできたての五平餅とそばを味わっていました。
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雨の休日 各地で七五三
10日は、日中風雨が強くあいにくの休日となりました。 そんな中、各地の神社では、七五三の行事が行われました。 伊那市西町の春日神社では、7歳、5歳、3歳の地域の子どもたち20人が参加しました。 神社関係者によりますと、七五三は本来11月15日に行われますが、近年では、それに近い祝日にお祭が行われているということです。
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たかずやの里 6人が七五三
伊那市の伊藤光森宮司のはからいで、児童養護施設たかずやの里の子ども6人が10日に七五三の行事を体験しました。 たかずやの里の子どもたちが七五三を行うのは今回が初めてだということです。 伊那市山寺の伊藤宮司が、七五三の神事を子どもたちにも経験してもらいたいと去年から働きかけてきました。 10日は、7歳3人、5歳2人、3歳1人の6人がお祓いをしてもらったり、祝詞を聞いたり、玉串を供えたりしました。 一連の神事が終わると伊藤宮司から千歳飴とお守りを受け取りました。 たかずやの里は、富県にある上伊那唯一の児童養護施設です。 現在新しい施設の建設工事が進められていて、東春近に移転することが決まっています。 伊藤宮司は、「これからも元気よく、大きく成長してください」と子どもたちに話していました。 七五三を経験したある子どもは、「とても楽しかった。」と喜び、たかずやの里では、「いい体験になりありがたい」と感謝していました。 神社側では、今後も続けていきたいとしていますが、東春近に施設が移転するため来年の実施は未定だということです。
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伊那食品工業とタカノが山林整備
伊那市の伊那食品工業株式会社と宮田村のタカノ株式会社が伊那市西春近の道路沿いの山林で整備作業を9日行いました。 山林横の道路は日当たりが悪く、冬場は凍結して危険だということで、枝打ちや間伐が行われました。 合同での作業は初めてで、社員合わせて40人ほどが参加しました。 この道路は地域住民を始め両社の工場が近くにあることから、社員も利用しているということです。 伊那食品工業とタカノでは、「この活動で地域の景観づくりにも結び付けていきたい」と話していました。
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Bー1グランプリ始まる 伊那中生徒が応援に
ご当地グルメによる、まちおこしの祭典B-1グランプリin豊川が9日から愛知県豊川市で始まり、伊那市からはローメンがエントリーしました。 B1グランプリにはローメンでギネス記録を達成した伊那中学校の生徒たちが応援に駆けつけました。 伊那中学校は、9月に行われた文化祭でローメンを2311皿並べギネス記録に認定されました。 9日はギネス挑戦で協力してもらった伊那ローメンズクラブを応援しようと生徒会役員12人が会場を訪れました。 B-1グランプリは、地域の食でまちおこしをしようと行われていて、今年で8回目です。 全国各地から、64団体が豊川市に集結し、自慢のご当地グルメをPRします。 伊那市からはローメンズクラブが出展しブースの前には、長蛇の列ができ、クラブのメンバーたちは大忙しでした。 本大会出展は今回が3回目で、スープ風のローメンを提供し買い求めた人たちは、早速味わっていました。 伊那中学校の生徒たちは、ローメンの列に並んでいる人たちを前に伊那市にちなんだクイズを出したり音楽に合わせて踊りを披露していました。 B-1グランプリは、10日も行われ、来場者が投票した割り箸の重量で入賞団体が決まります。
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JA上伊那まつり 狩猟を疑似体験
農のある暮らしをテーマにした「第18回JA上伊那まつり」が9日から始まりました。 会場には、狩猟を疑似体験できるコーナーなどが設けられ、家族連れなどで賑わいました。 まつりでは、地元産の農畜産物の販売ブースやイベントステージなどが設けられ賑わいました。 このうち本所3階に設置されたシューティングシュミレーションのコーナーでは、クレー射撃の体験が行われました。 新規狩猟者の確保や鳥獣被害対策への感心を高めることを目的に、猟友会などが各地のイベントで行っているものです。 訪れた人達は、伊那猟友会の会員から操作方法を教わると、シミュレーション用のライフル銃を使って的を狙っていました。 JA上伊那まつりは、あすも午前9時から午後4時まで行われることになっています。
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この冬一番の冷え込み 1.4度
9日の伊那地域の最低気温は1.4度とこの冬一番の冷え込みとなりました。 長野地方気象台によりますと、10日は前線が通過して寒気がゆるみますが、月曜からは寒くなると予想しています。 伊那市内の花卉農家ではシクラメンの出荷が最盛期を迎えています。
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2013秋のエコチルフェスティバル
環境省が進めている「子どもの健康と環境に関する全国調査」エコチル調査の進捗状況などを報告する秋のエコチルフェスティバルが9日伊那市のいなっせで開かれました。 信州大学医学部のエコチル信州が、調査をスタートさせた2011年から毎年開いています。 フェスティバルでは、エコチル信州センター長の野見山哲生教授が進捗報告をしたほか、親子に楽しんでもらおうと人形劇も行われました。 エコチル調査は、全国15地域で10万組の赤ちゃんと両親の参加を目指しています。 長野県は、上伊那地域が対象です。 今年度末までに2,660組の参加を目指していて、報告によりますと2日現在、2,206人の母親の参加が得られているということです。 父親の参加は、1,479人で、上伊那は、全国と比較して、父親の参加率が高いということです。 野見山センター長は、これまでの調査で明らかになった妊婦の喫煙や飲酒、アレルギーの状況を説明しました。 エコチル調査は、13年間にわたり健康状態や生活習慣、生活環境を調べるもので、アトピーや肥満、発達障害と環境要因との因果関係を明らかにする国家プロジェクトです。 信州大学医学部の福嶋義光医学部長は、「今後とも末永いご支援をお願いしたい」と協力をよびかけていました。
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クロスズメバチの女王蜂の越冬準備
伊那市地蜂愛好会は、クロスズメバチの女王蜂の越冬準備に追われています。 交尾させた女王蜂を箱に取り込み冷蔵庫で冬眠させ、来年3月に会員に配ります。 伊那市西箕輪大萱のクロススズメバチの繁殖小屋。 日中暖かくなるとたくさんのハチが小屋の中を飛びまわり、交尾をします。 女王蜂は、冬をこしますが、オスは、死んでしまいます。 繁殖小屋には、10月25日に蜂が入れられました。 今朝7時、会長の田中耕一さんは、えさとなる砂糖水を与えていました。 朝は、蜂の動きが悪く小箱に取り込みやすくなります。 えさやりと同時に女王蜂を取り込んでいきます。 こうした繁殖作業を行っている組織は、全国的に見ても珍しいということで、試行錯誤の日々が続きます。 愛好会では、今年6,000匹の女王蜂の越冬を計画しています。 小箱に取り込んだハチを冷蔵庫で冬眠させ、来年3月の総会で70人いる会員全員に配布します。 女王蜂の取り込みは、12月中旬まで行われます。 伊那市地蜂愛好会は、会員を募集しています。 入会希望者は伊那市耕地林務課まで。
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金融機関で強盗対応訓練
伊那市のアルプス中央信用金庫ナイスロード支店で10月23日、強盗が押し入った想定の対応訓練が行われました。 この訓練は、全国的に強盗事件が増加傾向にあり、年末に向けて防犯意識を高めようと行われたものです。 訓練では、強盗役の警察官が店内に押し入り、現金を要求しました。 客を人質に取ると、服装などの特徴を覚えられないように職員に後ろを向くように指示しました。 犯人が車で逃走すると、職員は警察へ通報し、駆けつけた警察官に犯人の特徴や逃走に使った車などを詳しく伝えていました。 伊那警察署生活安全課の関貴宏課長は、「冷静な対応ができていた。動揺するのは仕方ないが、防犯カメラを活用するなどしてできるだけ犯人の情報を詳しく伝えることが大切」と話しました。 訓練が終わると、職員はカラーボールを投げる練習をしました。 伊那警察署によりますと、今年伊那署管内での強盗事件は発生していませんが、7月末までに全国で28件発生していて、増加傾向にあるということです。
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特別支援学級と伊那養護学校作品展
上伊那の小中学校の特別支援学級と伊那養護学校の児童や生徒のなかよし作品展が8日から、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。 会場には、段ボールで作った作品や水彩画など児童と生徒の作品およそ560点が展示されています。 作品展は、子ども達の表現活動の発表の場と、地域の人に障害者に対する理解を深めてもらう目的で毎年開かれていて、今年で40回目です。 作品の中には紙粘土とダンボールを使って、運動会の組体操を表現したものも並べられています。 ある関係者は「作品を通して子どもたちの普段の生活を感じとってほしい」と話していました。 作品展は、12日火曜日まで伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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郷土の絵本シリーズ第3弾発刊
伊那市の漫画家橋爪まんぷさんと箕輪町の作家小沢さとしさんの絵本「娘を恋した黒牛」が発刊されました。 10月25日は、絵本を販売する伊那市のブックス&カフェニシザワいなっせ店で2人のサイン会が開かれました。 絵本は、郷土の伝説や民話をもとに描かれた創作絵本シリーズ第3弾です。 伊那谷と木曽谷を結ぶ辰野町小野の牛首峠の名前の由来を悲恋物語として絵本にしました。 シリーズは、橋爪さんが絵を小沢さんが文を担当しています。 絵本を出版している箕輪町の白鳥舎によりますと、シリーズは全10巻を目指していて、第4弾は中川村に伝わる伝説を取り上げるということです。 絵本は、1冊1,050円で、ブックス&カフェニシザワいなっせ店などで購入することができます。
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駒ヶ根工業高校のコマファイブが竜東保育園でショー
地域を元気にしようと活動している駒ヶ根工業高校の生徒が扮する戦隊ヒーローが28日、伊那市の竜東保育園で地震をテーマにしたショーを披露しました。 この日は、園児に地震の怖さと地震が来たらどうするべきかを伝えようと、駒ヶ根工業高校の生徒10人が竜東保育園でショーを披露しました。 このショーは、地震を起こす悪役アースクエイク帝国をハイスクール戦隊コマファイブが倒すというストーリーです。 ショーの中でコマファイブは「地震は怖いけど自然災害だから仕方ない。地震が起こった時のために避難訓練をしっかりすること、みんなの命はみんなで守ろう」と園児に呼びかけました。 コマファイブとアースクエイク帝国の悪役が戦うシーンでは、子ども達がコマファイブに大きな声援を送っていました。 ショーを演じた駒ヶ根工業高校の生徒は、「難しい内容だけど園児に伝わっていれば嬉しい」と話していました。
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イベント列車第2弾「ふれあい交流列車」
上伊那観光連盟が主催するイベント列車第2弾となる、障害のある人もない人も共に楽しむ「ふれあい交流列車」が、2日運行し、参加者が飯田市の元善光寺を訪れる日帰り旅行を楽しみました。 この日は、身体・知的障害者や、高齢者、ボランティアなど90人が参加し、貸しきりの列車で旅を楽しみました。 朝JR伊那北駅を出発し、飯田市の元善光寺駅で降りて散策し、夕方伊那北駅に戻る日帰りコースです。 イベント列車は、飯田線の利用促進などを目的に上伊那観光連盟が県の支援金を受けて今年度実施しているもので、ふれあい交流列車は歌声列車に続く第2弾となりました。 ふれあい交流列車は、伊那市社会福祉協議会が企画したもので、障害者の外出の機会を作り、交流を深めてもらおうと行われました。 参加者は、自己紹介をしたり、外の景色を眺めたりして楽しんでいました。 元善光寺駅につくと、停車した車両の中で用意されたお弁当をゆっくりと食べました。 元善光寺まで歩き、参拝したり、寺の関係者から話を聞くなどして1400年続くという寺の歴史を楽しんでいました。 帰りは景品が当たるジャンケンゲームなどをして交流しました。 参加者は、伊那谷を結ぶ飯田線の列車で、福祉の交流を深めていました。
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アンサンブル伊那でたい焼き・たこ焼き食べ放題
知的障害者の就労支援をしている伊那市西箕輪のアンサンブル伊那に、たこ焼きとたい焼きの移動販売車が7日訪れ、利用者に無料でふるまいました。 移動販売車がアンサンブル伊那の駐車場に出張出店し、利用者や職員およそ100人に無料でたこ焼きなどをふるまいました。 これは、出張出店の懸賞にアンサンブル伊那の職員が応募し、県内外の800通の中から選ばれたものです。 中には何度もおかわりする利用者もいました。 利用者は「おいしい」「毎日きてほしい」などと言いながら味わっていました。
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ごみ処理基本計画 見直し最終案を白鳥連合長に報告
上伊那のごみ処理基本計画の見直しを検討してきた審議会は、7日、上伊那広域連合の白鳥孝連合長に第4次計画の最終案を報告しました。 上伊那広域連合廃棄物政策審議会の白鳥嘉文会長が、白鳥連合長に第4次計画の最終案を報告しました。 計画案では、平成35年度までのごみの削減目標を、家庭から出るごみの平均排出量を一人一日530グラム、事業系ごみの年間排出量を6,910トンと、予測値よりも少なく設定しています。 去年8月の中間報告以降住民から募集した意見もまとめ、計画案に掲載されています。 白鳥連合長は「数値目標を達成するため、食べ残しを減らす取り組みを行うなど、具体的な施策が今後必要になる」と話していました。 第4次計画は、11日(月)に開かれる上伊那広域連合正副連合長会で協議し決定する見通しです。