-
園児がのびのび描くアマランサス
雑穀「アマランサス」をテーマにした保育園児の絵画作品展が伊那市役所1階市民ホールで開かれています。 ホールには、伊那市内の保育園の年長、年中園児が描いた作品144点が展示されています。 年長園児の作品はくれよんと絵の具で、年中園児は筆を使わず、手に絵の具を付けて、アマランサスを描いています。 作品展は伊那市やい~な雑穀ネットワークなどが、幼い頃から雑穀に親しみ、関心を持ってもらおうと開いているもので、今年で4回目です。 作品展は来月4日火曜日まで伊那市役所1階市民ホールで開かれています。
-
信州の花の品評会 信州フラワーショー
栽培技術の向上と信州の冬の花のPRを目的とした品評会、信州フラワーショーが、30日から伊那市狐島のJA南信会館で開かれています。 長野県が日本一の生産量を誇り、上伊那がその9割を占めるアルストロメリアを中心に、ダリアやアネモネなど416点が出品されました。 冬の時期に行われる品評会は全国的にも珍しく、今回で45回目になります。 審査の結果、最高賞の農林水産大臣賞には、伊那市東春近の酒井弘道さんのアルストロメリアが選ばれました。 今回は、東京や大阪、名古屋などの生花市場の関係者も審査に加わり花の発色や開き具合、全体のバランスを基準に審査を行いました。 品評会に出品された切り花は一般公開され、市場に出ている価格よりも安く購入する事ができます。 一般公開は31日も行われ時間は午前9時から午後1時となっています。
-
伊那市上下水道事業 民間委託拡大へ
伊那市は、水道事業・下水道事業の経営健全化を図るため、市直営でなければならない業務以外を民間に委託する、包括的民間委託を進める方針です。 29日夜は、伊那市役所で上下水道事業運営審議会が開かれました。 会では、市から包括的民間委託導入方針案が審議会に示され、了承されました。 上下水道事業では、これまでに窓口業務や検針・収納・水質検査などが民間委託されています。 更なる経営健全化を図るため、伊那市の職員が行う義務がある、予算編成・滞納処分など一部業務を除き、委託できるものは民間に委託していく考えです。 委託されるものの例としては、取水・浄水施設、送水・排水施設の維持管理、給水工事の受付審査などが上げられます。 委託は平成31年度までに段階的に進める考えで、最終的には、1企業体に一括で委託したいとしています。 伊那市の下水道事業は、累積赤字の解消など経営の健全化を目指す、下水道事業経営健全化計画を平成21年度に定め、施設の統廃合など赤字圧縮を進めてきました。 しかし、長引く不況の影響や、節水意識の高まり、人口の減少などにより給水収益の減少が進んでいるため、更なる経営改善が求められています。 伊那市では、料金体系を維持するためにも、民間委託を進めてきたいとしています。 包括的民間委託実施計画は、今年度中の策定を目指します。 なお、県内19市の中では、料金の徴収・検針業務の一括委託は実施しているところはありますが、上水道の運転管理業務や下水道処理場の包括的民間委託まで実施している市町村はまだ少ないということです。
-
中国深圳市の園児と富県保育園の園児が交流
中国深圳市の深圳広電集団幼稚園の園児らが17日、伊那市の富県保育園を訪れ、園児と交流しました。 この日は、深圳広電集団幼稚園の園児8人と、保護者らが富県保育園を訪れました。 中国の団体が伊那市内の保育園児と交流するのは今回が初めてです。 交流会のはじめに、中国の園児から切り絵がプレゼントされました。 お礼に富県保育園の園児は、折り紙の紙飛行機の折り方を教え、全員で飛ばしていました。 広電集団幼稚園は深圳市が管理していて、新しいプロジェクトとして世界各国を訪れ、子どもに広い視野を持ってもらおうと、去年から海外訪問を始めました。 中国は1月末が旧正月にあたる春節で、会の最後には「あけましておめでとう」「新年快楽」と、お互いの言葉で新年を祝いました。
-
切りつけ事件受け教諭や警察が通学路を警戒
伊那市高遠町で女子中学生が男に持っていたバックを切りつけられた事件を受け、一夜明けた29日、通学路では中学校の教諭や警察が警戒する中、生徒たちが登校していました。 29日の朝は、高遠中学校の教諭およそ20人が通学路10か所で登校する生徒を見守りました。 学校によりますと事件のあった通学路は普段50人程が利用しているという事ですが、今朝は車で送る家も多くあり普段の半数だったという事です。 警戒にあたっている教諭は、車で巡回している別の職員に一人で歩いている生徒がいた場合は学校近くまで乗せていくよう連絡したり、近くに他の生徒がいる場合は「友達と一緒に歩くように」と声をかけていました。 事件は、28日登校中の女子中学生が背後から近づいてきた男にバッグを刃物のようなもので切りつけられたものです。 この女子中学生にケガはありませんでしたが男は逃走しました。 伊那警察署は29日午後4時50分現在男の行方をおっています。 高遠中学校では当面の間、部活動の練習を中止し登下校の時間帯に教諭らが通学路に立つことにしています。近くの高遠小学校ではPTAが、高遠高校では教職員が通学路に立ち警戒するという事です。 伊那市教育委員会では、市内の集中学校に対し子供の安全に注意するよう各学校に通達したという事です。
-
伊那地域の気温12.5度 3月下旬並の暖かさ
29日の伊那地域は日中の最高気温が12.5度となり、3月下旬並の暖かさになりました。 暖かさにつられ伊那市の竜東保育園の園児が伊那市役所南のせせらぎ水路に散歩に来ていました。 園児は芝の上で走ったり、転がったりして遊んでいました。
-
劉鉄鋼さん 伊那公民館で二胡コンサート
中国出身で諏訪市在住の二胡演奏者、劉鉄鋼さんの新春二胡コンサートが28日、伊那市の伊那公民館で開かれました。 これは、伊那公民館おやじの会が主催したものです。 この日は、劉さんが開いている二胡の伊那教室に通う生徒と一緒に演奏しました。 アニメソングや歌謡曲など、多くの人が知っている曲を中心に演奏しました。 会場にはおよそ150人が訪れ、二胡の音色に浸っていました。 アンコールでふるさとが演奏されると、会場にいた人たちは一緒に口ずさんでいました。 ある人は、「二胡の音色が好きで、素敵な演奏が聴けて良かったです」と話していました。 コンサートの後には、訪れた人達が二胡に触れ、音を出していました。
-
ホウキモロコシでほうき作り
穂をほうきやブラシとして利用するために栽培されているホウキモロコシを使ったほうき作りが28日、伊那市長谷で行われました。 これは、昔ながらの手作りの良さを感じてもらおうと伊那市長谷の雑穀レストラン野のものが開いたものです。 28日は、市内などから11人が参加し、ほうき作りに挑戦しました。 指導をしたのは、地元に住むお年寄り2人です。 長谷地区では昔、ホウキモロコシを栽培し手作りでほうきを作る家庭が多かったということですが、栽培農家も減り現在は2件だけだということです。 ホウキモロコシは、アフリカ原産で、草丈は3mほどになります。 10月に収穫したホウキモロコシを乾燥させます。 自分の持ちやすい太さに束ね、針金を巻いて完成させていきます。 参加者たちは、お年寄りたちからポイントを教わりながら作業を進めていました。 参加者は、「思っていたより難しかったです。自宅でさっそく使いたい」と話していました。
-
風評被害に立ち向かう 佐藤浩信さん
東日本大震災から間もなく3年を迎えようとしています。 震災以降、伊那市で再起をかけ果樹栽培に取り組んでいる佐藤浩信さん。 風評被害に立ち向かい続けています。 佐藤さんは28日の朝、伊那市西春近でさくらんぼの木の剪定作業をしていました。 ここに植えられている90本の内、30本は、福島県から持ってきたものです。 最初は、西箕輪の畑に植えられましたが、さくらんぼは寒さに弱いため、標高が低いこの場所へ去年植え替えをしました。 福島県で主に贈答用の桃やさくらんぼなどの栽培をしていた佐藤さんは、震災に伴う原発事故の影響で3年前の4月、伊那市で果樹栽培を始めました。 去年4月からは、伊那食品工業株式会社の関連会社、ぱぱな農園の代表を務めています。 福島県伊達市で果樹園を経営している佐藤さんは、長野と福島を往復する生活を送っていましたが、去年12月に代表を長男の祐樹さんへとバトンタッチしました。 2か月に1度福島県へ戻り、剪定方法などを教えているということです。 28日は、さくらんぼの剪定技術をぱぱな農園の社員に教えていました。 佐藤さんは、風評被害はまだまだ深刻で、東京では福島県産の農作物が置かれていないのが現状だと話します。 さくらんぼは、4、5年後に収穫できるようになるということです。 佐藤さんは、「将来この場所をさくらんぼ狩りが出来る観光農園にしたい」と話していました。
-
「富県と井月」 竹入弘元さんが講演
井上井月顕彰会・副会長の竹入 弘元さんによる、富県と井月のかかわりについての講演会が、きょう、伊那市の富県ふるさと館で開かれました。 講演会は、富県公民館よろず講座の一環で開かれ、会場には15人ほどが参加しました。 井上井月は、幕末から明治にかけての30年間ほどを伊那谷で放浪しながら過ごした俳人です。 富県にもゆかりが深い人物だとして、今回の講座が企画されました。 井月は、新潟県長岡市の生まれといわれていて、20代後半で長野県に入り、30代後半で伊那に落ち着くようになりました。 竹入さんは、「富県の多くの家に、井月の作品が残されている。井月と富県とは格別に濃密な交流があった」と話しました。 また、井月が富県に残した作品を中心に解説が行われました。 竹入さんは、「晩年になればなるほど、動作も不自由になり、井月は苦労し、切ない思いをしたような気がする。特別に豊かだったとは思えない伊那の人たちは、井月に対し、親切であり立派だった」と話していました。
-
県施設改修後市に移管の方針
伊那市は市内の県の施設、伊那勤労者福祉センターと県営伊那野球場について、市への移管を前提に県が改修工事を行うとの考えを示しました。 これは27日伊那市役所で開かれた伊那市議会全員協議会で報告されたものです。 勤労者福祉センターは敷地内への付属棟の設置などを計画していて、工事期間は今年10月から来年3月までを予定しています。 市によりますと、勤労者福祉センターは年間およそ450万円の収入に対し支出は850万円だということです。
-
伊那市景観計画案答申 4月から条例全面施行
伊那市景観審議会は27日、市の景観計画案を白鳥孝市長に答申しました。 この計画案は4月1日から実施される予定で市独自の景観条例が全面施行されます。 27日、伊那市役所で審議会が開かれ上原三知会長が白鳥市長に答申書を手渡しました。 景観計画案は豊かな住環境の実現や観光、経済の活性化、地域の個性創出などを目的に策定されたものです。 伊那市は県の同意により去年11月、景観法に基づく景観行政団体となっています。 これにより市独自で条例を定めることができるようになり4月1日から全面施行されることになっています。 条例の全面施行により建物の新築などについて、高さや面積など基準を超えるものについては市に届出が必要となります。 さらに西箕輪景観形成重点地区については届出の基準がより厳しいものとなっています。 委員からは「伊那市は景観づくりについて底力のある地域。今後は具体的な取り組みが必要」といった意見が出されていました。 景観計画案は市街地や田園、河岸段丘など特性に応じて景観形成が進められることになっていて 市では市民また事業者と連携を図りながら目標実現に向け取り組んでいくとしています。 この案は2月中に市長の決裁で正式に決定されることになっています。
-
産業団地分譲で報酬制度
伊那市は産業団地の分譲について成立に至った企業に関する情報提供者に報酬を支払う制度を設けるとの考えを示しました。 この制度は伊那市土地開発公社の解散に伴い産業団地の分譲をすすめるために設けられるものです。 対象は伊那インター工業団地など市内6つの団地、11区画です。 成約報酬は分譲代金に100分の1を乗じた額となっています。 この制度により市に移譲され販売する産業団地について広く周知し分譲を促進したいとしています。
-
はらぺこ冬まつり お店屋さんごっこを楽しむ
伊那市東春近の保育園、山の遊び舎はらぺこで27日、冬まつりが行われ園児がお店屋さんごっこを楽しみました。 紙で作ったブレスレットやネックレス、アイスクリームなど、9つのお店屋さんが並びました。 冬まつりは毎年この時期に行われていて、園児が商品を考えて作りました。 中には、「骨屋さん」も・・・ 保育園の裏山を散歩した時に拾った鹿の骨だそうです。 園児らは、欲しいものを探して紙で作ったお金で買っていました。
-
伊那おやこ劇場 新年会で餅つき
親子で演劇を鑑賞する伊那おやこ劇場は、26日伊那市山寺の福祉まちづくりセンターで新年会を開き、親子で餅つきをしました。 26日は伊那おやこ劇場の会員や一般からおよそ30人が参加しました。 伊那おやこ劇場は、親子で観劇したり、会員同士での交流を行っています。 今年の新年会は、初めて臼と杵を使っての餅つきを行いました。 乳児から小6までの子どもたちが保護者と一緒に杵を握り、餅つきに挑戦しました。 つきあがったお餅は、きなこやゴマをまぶして味わいました。 ある保護者は、「臼と杵で餅をつく機会はめったにないので、みんなでにぎやかにできて楽しかった」と話していました。
-
河川の景観保全で樹木伐採
伊那市富県地籍の三峰川で26日、河川敷に生えた木の伐採作業が行われました。 これは川の景観を取り戻そうと河川環境の保全に取り組む三峰川みらい会議が行ったもので流域の住民などおよそ40人が参加しました。 参加者は河川敷に生えたニセアカシアをチェーンソーなどを使って切り倒していました。 ニセアカシアは外来種で一帯の植生を変えてしまうほか、治水面からも問題になっているということです。 今回伐採した木は短く切って参加者が持ち帰ることができ燃料などに使われます。 三峰川みらい会議では親しみやすい河川環境をつくるため今後も伐採作業など外来種の駆除に取り組んでいくとしています。
-
食生活改善へ 減塩料理コンテスト
塩分を抑えた家庭料理を審査する減塩料理コンテストが26日、伊那市保健センターで開かれました。 コンテストでは伊那市中央の有賀喜志子さんの料理が最優秀賞に選ばれました。 これは、食生活を見直し生活習慣病予防につなげようと伊那市食育推進会議が開いたものです。 コンテストでは市内の主婦など5人から工夫を凝らした減塩料理が出品され審査が行われました。 料理は塩分が3グラム以下、また上伊那産の野菜を一品入れることなどが条件となっています。 最優秀賞に選ばれた有賀喜志子さんの「野菜たっぷり減塩料理」は発芽玄米にしじみのみそ汁、真ダラのアルミホイル蒸しで素材の味を活かした料理です。 窪田愛子さんの「エスニック調だね」はカレー味の肉巻き野菜をメインにした料理です。 金谷隆一さんの「秋の山海まんぷく料理」はサケのムニエルにアサリとキノコが添えられています。 北條千代子さんの「野菜で減塩」は豚肉の揚げ煮と磯辺和えになめこ汁を加えたものです。 奥村憲さんの「三陸海の幸と地元野菜のたっぷりもりつけ」は東日本大震災で被害を受けた三陸沖で採れた昆布を使った料理です。 伊那市では1人1日あたりの塩分摂取量の目標を10グラム以内としていますが、2人に1人がこれを上回っているということです。 今回出品された料理のレシピは市のホームページで紹介され減塩の啓発に役立てられるということです。
-
親子ふれあいトンカチ教室
親子で木工を楽しむ親子ふれあいトンカチ教室が25日伊那市の手良小学校で開かれました。 教室には児童とその保護者106人が参加し、木製の椅子を作りました。 親子ふれあいトンカチ教室は、ものづくりを通し地域の温かさを感じてもらおうとPTAや手良活性化促進会議などが毎年開いているものです。 25日使用した木材は、上伊那建設労働組合手良支部の組合員が用意したものです。 親子は、組合員の指導を受けながら、椅子を組み立てていました。 最後に焼印を押したら完成です。 手良小学校の塩澤誠校長は、「普段はあまり使わない道具に慣れ、協力してものを作る楽しさを味わってほしい」と話していました。
-
市女性団体がタオルなど寄付
伊那市女性団体連絡協議会は、会員から集めた古布や未使用タオルなどを市内の福祉施設4か所に20日、寄付しました。 この日は、各女性団体の代表10人がタオルなどの仕分けを行い、市内の福祉施設4か所に寄付しました。 伊那市女性団体連絡協議会は、毎年古布や未使用のタオルを寄付していて、今年も会員に呼びかけて集めてきました。 寄付したのは未使用タオル200枚、バスタオル30枚、古布110キロです。 老人保健施設すずたけの浅沼奈穂子施設長は「大変ありがたい。有効に使わせていただきます」と感謝していました。
-
西箕輪上戸で塞の神
無病息災や五穀豊穣を願う火祭り行事、塞の神が25日、伊那市西箕輪上戸で行われました。 25日は、朝から子ども達が各家をまわり、大文字で持ち帰った花飾りや巾着の他、門松などのお正月飾りなどを集めていました。 塞の神は、せいの神やどんど焼きとも呼ばれています。 上戸では、毎年1月20日の大文字下ろしの後の最初の土日を使って行っています。 近くの田んぼには、木や竹を使って高さ8メートルほどの櫓が組まれていて、そこに針金やビニールを外した正月飾りを運んでいました。 火がつけられると、勢いよく燃えていました。 この火の中に、習字を投げ込んで高く舞い上がると字が上手くなると言われていることから、子ども達は火に近づいて投げ入れていました。 ある保護者は、「子ども達が大人になった時に自分達の子どもに地域の文化や歴史を伝えていってほしい」と話していました。 おきになると、餅やマシュマロ、竹輪などを焼いて味わっていました。
-
高遠まちづくりネットワーク 今後の活動を協議
伊那市高遠町の活性化に取り組む高遠まちづくりネットワークの今年初めての会議が、24日伊那市高遠町の総合福祉センターやますそで開かれ、今後の活動について協議しました。 高遠まちづくりネットワークは、商工会や農業団体、行政などおよそ50の団体で組織していて、24日の会議には26人が参加しました。 高遠まちづくりネットワークでは、新たに商店街の活性化に取り組む「ご城下プロジェクト」を設置したい考えです。 商店街に癒しの場所を設置したり、食べ歩きできる商品の開発などに取り組んでいきたいということです。 2012年に設置された高遠版内藤とうがらしプロジェクトは、来年度は新宿区と共同して、東京都でとうがらしをPRするイベントを行うことを報告しました。 会議ではほかに、9月21日から23日に行われた高遠ブックフェスティバルの売り上げの一部、4万3,630円を東日本大震災の被災地に義援金として寄付しました。
-
プチヴェールまつり 料理ふるまう
伊那市富県で特産化を目指す冬野菜「プチヴェール」をPRするイベント、プチヴェールまつりが25日農林産物直売所たかずやで行われました。 まつりでは、てんぷらやサラダなど手作りのプチヴェール料理がふるまわれ、訪れた人たちが味わっていました。 プチヴェールは、芽キャベツとケールを掛け合わせた野菜です。 ビタミンCや鉄分などが多く、栄養価が高いということです。 外側の葉をめくり、内側の芽の部分を収穫します。 現在富県では30人ほどが生産していて、直売所では、来年度からプランターでの栽培も始めるということです。 プチヴェールは1袋150円で、直売所のほか市内のAコープなどで4月末頃まで販売されています。
-
伊那西高校 合唱コンクール
伊那西高校の合唱コンクールが24日に開かれ、3年5組が優勝しました。 コンクールでは、伊那西高校の全クラス15クラスが、これまで練習してきた歌を披露しました。 審査の結果、「海の匂い」を歌った3年5組が優勝しました。 伊那西高校の合唱コンクールの模様は、2月15日(土)から、ご覧のチャンネルで放送します。
-
伊那署管内2社が優秀事業所に
若者からの交通安全を進めるヤングドライバークラブ交通事故防止コンクールで、伊那警察署管内からは、2社が優秀事業所として表彰されました。 24日は、伊那警察署で表彰伝達式が行われました。 県内154の事業所が参加したコンクールで、伊那警察署管内からは、信英蓄電器箔株式会社と大明化学工業株式会社が優秀事業所に選ばれました。 最優秀事業所は3事業所、優秀事業所は27事業所でした。 信英蓄電器箔、大明化学のヤングドライバークラブは、交通安全期間中の出勤時間に会社近くで啓発活動をしたり、独自にシートベルト着用調査をしている活動が評価されました。 信英蓄電器箔の井口美穂さんは、交通安全メッセージの部で佳作に選ばれました。 井口さんの祖母が交通事故にあっていることもふまえ、お年寄りの道路横断を気遣う内容のメッセージでした。 ヤングドライバーコンクールは、県警本部や長野県運転管理者協会などが毎年行っていて今回で24回目になります。
-
今年最高 10.5度
24日の伊那地域は、午後2時37分に今年最高となる10.5度を記録し、3月中旬の陽気になりました。 長野地方気象台によりますとこの暖かさは25日まで続くということです。 春の訪れを告げる福寿草が顔を出し始めました。 伊那市長谷溝口にある常福寺。 日当たりが良い裏庭の東側斜面は、春先になると数多くの福寿草が咲きます。 24日は、この暖かさにつられてか、早くも数輪が顔を出していました。 見ごろは、2月中旬ころだということです。 気象台によりますと、この日の伊那地域は、高気圧に覆われ、南から暖かい空気が入ってきたためで、25日も10度くらいまで気温が上がると見られています。 25日の夜遅くから雨となり、26日以降は、再び冬型の気圧配置となり真冬の寒さが戻ってくるということで、体調管理に注意を呼びかけています。
-
伊那市観光協会が保科正之公の漫画贈る
伊那市観光協会は、郷土ゆかりの旧高遠藩主、保科正之の漫画冊子を伊那西小学校の5年生に贈りました。 24日は伊那市観光協会の宮澤正巳事務局長が伊那西小学校を訪れ、5年生8人、一人ひとりに冊子を手渡しました。 伊那市の漫画家橋爪まんぷさんが手がけたこの冊子は、伊那市観光協会が郷土ゆかりの歴史上の人物を子どもたちにわかりやすく知ってもらおうと、平成21年に制作したものです。 冊子には保科正之の高遠での活躍が紹介されています。 小学校への配布は、今年で4年目で市内15校の小学5年生およそ690人に届けられました。 伊那西小学校5年の田畑ゆき美教諭は、「6年生になると歴史の授業が始まるので、冊子を使いながら郷土の偉人の活躍を勉強したい」と話していました。
-
伊那市来年度から「花育」事業スタートへ
伊那市は、来年度から、市内の小学校15校の児童全員に、日本一の生産量をほこるアルストロメリアをプレゼントする「花育」事業をスタートさせます。 市内の全小学校15校の全児童4千人に、アルストロメリアを9千本贈るほか、各学校で3年生を対象に花に関する授業を実施します。 この花育事業は、●感情や情緒を育み、心を豊かにする●花を自宅に持ち帰ることで家族との会話が増える●花き栽培が盛んな地域であることを学ぶことを目的としています。 伊那市によると全国のアルストロメリアの栽培量は、年間6310万本。うち伊那市では670万本を生産していて、栽培量は日本一だという事です。 特産品であるアルストロメリアを子ども達に贈り、更なる消費拡大につなげたい目的もあります。 この花育事業は、来年度からを予定していて、花のプレゼントは5月~6月を予定しています。
-
農産物 イーナちゃんでブランド化
伊那市は、市内の推奨する農産物に、伊那市のマスコットキャラクター「イーナちゃん」を使った商品パッケージをデザインし、ブランド化して都市圏に売り出したい考えです。 23日伊那市役所で開かれた定例記者会見で、白鳥孝市長がトマトジュースの味やデザインを紹介しました。 第一弾として売り出されるのは、伊那市西春近の城倉禾一さんのトマトとトマトジュースです。 その名も城倉さんちの「あるぷすイーナちゃんトマト」。 城倉さんのトマトは、大型トマトとしては市内で唯一、9月から翌年の6月まで通年栽培していることや、安心・安全で高品質だとして、伊那市が推奨する農産物として市の職員がデザインを手がけました。 現在、トマトは市内のスーパーなどで販売しているほか、トマトジュースは、中京圏で販売しています。 ブランド化することで付加価値をつけ価格にも反映できるようにと今回、伊那市がパッケージのデザインを手がけました。 これまでに、手良で栽培されているイチジクのパッケージもデザインされています。 新パッケージのトマトとトマトジュースは、市内で2月から販売を予定しています。 伊那市では、今後も推奨する農産物をあるぷすイーナちゃんのネーミングでブランド化し、販促の支援をしたい考えです。 また、ブランド化された農産物を集めて、8月に都市圏でのキャンペーンも実施したいとしています。
-
伊那市ボランティアセンター協力団体 初会合
災害発生時にボランティア活動を効率よく進めるための組織・伊那市災害ボランティアセンターの開設や運営などにあたる団体の初会合が21日伊那市の福祉まちづくりセンターで開かれました。 会合には、市やボランティア団体の関係者など18人が出席しました。 災害ボランティアセンターは、災害時にボランティアの受け入れや派遣などをスムーズに行う為に組織されるものです。 伊那市の防災計画では災害が発生した場合ボランティアセンターは伊那市社会福祉協議会が中心となり設置・運営するとしています。 会合は、センターの立ち上げと運営を担う社協が災害時に円滑な運営ができるよう今回初めて開きました。 出席したボランティア団体の関係者からは「人と物、情報の流れを活かす事が必要」、「被災者のニーズは時間と共に変化する、必要な時に必要な手助けを行える体制を築く事が大切」などの意見が出されていました。 伊那市社会福祉協議会では今後も定期的に会合を開き連携を強化していくとしています。
-
美篶芦沢で江戸時代から続く「お日待ちの行事」
伊那市美篶芦沢で江戸時代から続く「お日待ちの行事」が23日に行われ、地域住民が1年間の無病息災を祈願しました。 芦沢にある真福寺で大護摩供法要(おおごまくほうよう)が行われ、美篶の住民23人が参加しました。 今年で267回目となるお日待ちの行事は江戸時代に始まりました。 昔、2年間行わなかったところ大飢饉や火災が起こったとされ、以来、毎年1月23日に行われています。 かつては、酒を酌み交わしながら徹夜で日の出を待ち、太陽に祈願する行事でしたが、現在は法要のみ行われています。 法要では、家内安全や厄払い、商売繁盛などの願い事を書いた札や飾り物が、護摩木で炊いた火にかざされました。 祈祷を受けた札や飾り物は、美篶や高遠町地区の各家庭に配られ、1年間、家に飾られるということです。