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田楽座が盆踊りナイト
伊那市富県の歌舞劇団「田楽座」は、全国各地に伝わる伝統の踊りを3時間踊り続けるイベント「盆踊りナイト」を13日と15日に行いました。
2日間で約60人が参加し、八木節など6曲を踊りました。
関東や関西、九州からの参加があり、田楽座のメンバーの歌と演奏で心ゆくまで盆踊りを楽しんでいました。
大阪から家族連れで参加したというある男性は、「この雰囲気がとても楽しい」と話していました。
田楽座では、「それぞれが主役になることができる盆踊りの楽しさを存分に味わってほしい」と話していました。
周りには、焼きそばや飲み物の屋台も出て祭り気分を盛り上げていました。 -
信州育メンズ子育て講演会
父親同士のネットワークづくりを目指す信州育メンズが20日、父親の子育てを学ぶ講演会を開きました。
講演会は南箕輪村の村民センターで開かれ、およそ20人が参加しました。
講師は、神戸常盤大学短期大学部准教授の小崎恭弘さんです。
「わが家の子育てパパしだい」と題して講演しました。
小崎さんは、父親が子育てに関わることで、社会に適応できる子どもや、ストレスにうまく対応できる子どもが育ちやすいと話していました。
子どもに遊びなど興味や関心を与える役はパパの出番で、「10歳までに子どもと遊び、関わってほしい」と話しました。
また、「子育ては、まず夫婦間の思いや考えを理解し、子どもに豊かな環境を作ってあげてください」と呼びかけていました。 -
伊那図書館で縄文式火起こし体験
伊那図書館で13日、縄文式の火起こしワークショップが開かれ、夏休み中の小学生たちが体験しました。
伊那図書館が行っている夏の読書イベントの一環で、くらしに欠かすことができない火を自力で起こすことによって、エネルギーについて考えるきっかけにしてもらおうというものです。
ワークショップには、保護者も含めて15人ほどが参加し、火にまつわるインディアンの話を聞いたあと、早速火起こしに挑戦しました。
悪戦苦闘しながら煙が起きると、火種を麻のひもをほぐしたかたまりの中に入れ、風を送りこむと、見事に火が起きていました。
平賀研也図書館長は、「苦労して火を起こすことで、普段何気なく使っているエネルギーについて考えるきっかけにしてもらえれば」と話していました。 -
先祖の霊を供養 精霊流し大法要
灯ろうを流して祖先の霊を供養する「精霊流し大法要」が、16日、伊那市の坂下駐車場で行われました。
16日は、伊那市内の新盆を迎えた家族を中心に、先祖代々の霊や戦没者の霊を供養しようと、およそ100人が集まりました。
精霊流し大法要は、毎年送り盆に合わせて伊那仏教会や坂下区商工会が行っているものです。
法要が終わると、参加者は天竜川の岸まで下りて行き、灯ろうを流していました。
流された灯篭は静かに川を下っていき、参加者らはその様子をずっと見つめていました。 -
西箕輪の男性クマに襲われ重傷
18日午前5時20分頃、伊那市西箕輪中条で、80代の男性が農作業中にクマに襲われ負傷しました。
男性は、50針を縫う全治2縲・ヶ月の重傷を負いました。
80代男性が、18日午前5時20分頃、自宅付近の畑で農作業をしていたところ、突然、体長160センチ程度のクマに襲われたものです。
男性は、市内の病院へ救急車で運ばれましたが、頭部や顔面へのキズ、左肩の打撲など、50針を縫う全治2縲・ヶ月の重傷を負いました。
男性の畑には熊の足跡が残っていました。
18日は、伊那市の職員が見回りをしていたほか、伊那警察署の署員が、近隣住民に外出を控えるよう注意を呼びかけていました。
伊那市によると、事故を受けて、上伊那猟友会が、西箕輪に2基の捕獲おりを設置したほか、県と市が朝晩の見回りを行っています。
近くに住む男性は、「小さい頃から住んでいるが、クマが出始めたのは、ここ10年くらいの事。本当に不安です」と話していました。 -
伊那谷デザイン会議がジオラマ制作
上伊那出身の大学生などでつくる伊那谷デザイン会議は、辰野から飯島までの地形を模した巨大ジオラマを18日、伊那市西箕輪で制作しました。
伊那市西箕輪の空き地には、土やビニール紐などをつかって、画面右手に中央アルプス、左に南アルプス、中央部分には、天竜川などが作られています。
伊那谷デザイン会議は、伊那北高校出身の大学生を中心に、2009年から活動しているグループです。
帰省中の8月と1月にイベントなどを行っていて、30年後の伊那谷を見据えて、よりよい地域を作ろうと活動しています。
今回は、県の元気づくり支援金140万円を受けて、2000分の1の縮尺の伊那谷のジオラマの制作を企画しました。
ジオラマ作りには、伊那谷から全国各地の大学に進学した学生のほか、インターネットなどでの呼びかけに応じた学生など20人ほどが参加しました。
オレンジの紐は中央道、白い紐は国道153号、黄色と黒のまだらの紐は飯田線などとジオラマを作っていきました。
19日は、5縲・人ずつのグループに分かれて、ジオラマで造った場所にツアーに出かけるということです。
20日には、ジオラマを使ったワークショップを午前10時縲恁゚後4時まで計画しています。 -
手良小で2学期始まる
夏休みが終わり、伊那市の手良小学校などでは18日から、2学期が始まりました。
1年生の教室では、児童が夏休みの楽しかった思い出などを発表しました。
また、工作など夏休み中の宿題を提出していました。
始業式は、全校児童が体育館に集まって行われ、児童の代表が2学期の目標を発表しました。
1年生の・ス井ゆづきさんは、「音読がスラスラできるようにしたい」と話していました。
4年生の児童は、「気持ちのよいあいさつをしたい」「忘れ物をしないようにしたい」などと発表しました。
柴田惇校長は、「良さを見つけ、良く噛んで自分の体、心の栄養にして周りに表して下さい。本物を見つけていく2学期にしましょう」と呼びかけていました。
上伊那地域の小中学校では19日、始業式のピークを迎えます。 -
伊那市中学生サミット初開催
伊那市内すべての6つの中学校の生徒会役員が集う第1回伊那市中学生サミットが12日伊那市役所で開かれ、グループ討議や全体討議で意見交換しました。
参加したのは、伊那中学校、東部中学校、西箕輪中学校、春富中学校、高遠中学校、長谷中学校の市内6校の生徒会正副会長18人です。
学校紹介では、生徒会の重点事項や文化祭の特徴、地域などとのかかわりについてプレゼンテーションしました。
グループ討議では、3つのグループに別れて、あいさつ運動や文化祭、地区の奉仕活動などについて話しあいました。
はじめは、初対面どうし緊張気味でしたが、次第に積極的に発言し、各校が抱える課題や悩みについて、助言を求めていました。
全体討議では、各校が取り組んでいる節電対策や震災の復興支援についての取り組みについて話しあっていました。
サミットを企画した伊那市教育委員会では、今後もこうした交流の場を設定していきたいとしています。 -
わがまち探検ぐるりん号
伊那市内の公共施設を見学する夏休み恒例のイベント「わがまち探検ぐるりん号」が12日行われました。
この施設見学会には、市内の小学1年から3年までの27人とその保護者、合わせて51人が参加しました。
市政に対する関心を高めてもらおうと伊那市が毎年、夏休みにあわせて実施しています。
12日は、市役所や消防署、長谷の化石資料館などをバス2台で回りました。
このうち、市役所では、市長室を見学。
白鳥孝市長から、南アルプスの説明などを聞きました。
白鳥市長は、「夏休みは家の手伝いをして、読書をしてください」と子どもたちに呼びかけていました。
最後に市長を囲んで写真撮影をして、次の見学場所へと移動していきました。
伊那市の担当者は、「伊那市は、長野、松本についで3番目に大きな市。見学を通じてその大きさを実感してもらいたい」と参加者に呼びかけていました。 -
上戸埋立廃棄物 地盤の汚染なし
伊那市は、西箕輪の上戸地籍に埋め立てられていた廃棄物の分析結果を10日に地権者に報告しました。
分析結果によりますと、住宅地に不適格となる物質は、検出されなかったということです。
土壌汚染調査は、7月に現地で掘削を行い、掘り出された廃棄物は、東京に本社がある地質探査会社で分析されました。
分析結果によりますと、埋め立てられた廃棄物は、ビン類、ビニール類、金属類を主体とする家庭ごみということです。
指定基準値を超えて検出されたのは、鉛の含有量のみでした。
探査会社では、鉛による健康被害は、長期間汚染された土壌に直接触れることで起きるとしていて、今回のように土に覆われた状態では、可能性はないとしています。
またダイオキシン類の検出量も通常の値ということで、廃棄物による周辺の地盤が汚染された可能性はなく、人への健康被害もないと結論づけています。
伊那市では、この報告書を10日に地権者に報告していて、今後、それぞれの状況に応じた協議を進めたいとしています。 -
伊那市の中高生 全国大会に
全国大会に出場する伊那市の中高生が12日、市長を表敬訪問しました。
伊那北高校3年の後沢秀至君は、17日から岩手県盛岡市で開かれる全国高校総合体育大会の競泳に出場します。
後沢君は、100メートルと200メートルの平泳ぎに出場します。
北信越大会では、200メートルで自己ベストとなる2分17秒89の大会新記録で優勝しました。
100メートルでも県高校新記録で2位になっています。
去年に引き続き2年連続でのインターハイ出場で、前回27位の雪辱を果たすべく決勝進出を狙います。
伊那市の酒井茂副市長は、「被災地で開催される大会なので、交流し競い合い特別な大会にしてほしい。伊那市、長野県の代表としてがんばってきてください。」
と激励しました。
また、全国中学校体育大会に出場する中学生6人が12日市役所を訪れ、活躍を誓いました。
伊那中学校の東條樹君と埋橋啓君は、ソフトテニスに出場します。
中村詩穂さんは、卓球です。
春富中学校の松沢勝治君と細田耕太君は、棒高跳び、伊東佑理さんは、柔道です。
北信越大会で4メートル35センチで優勝し全国大会に臨む棒高跳びの松澤君は、「4メートル70センチを跳んで、確実に優勝を狙っていきたい」と抱負を話し、大会での健闘を誓っていました。の奈良県や和歌山県など各地で開催されることになっています。
全国中学校体育大会は、8月中旬に西日本 -
第10回写真展なんじゃもんじゃ
これはなんだろう?と思わず言ってしまうような写真を展示した「第10回写真展なんじゃもんじゃ」が12日から、伊那市の伊那図書館で開かれています。
写真展は、愛好家でつくるなんじゃもんじゃ写真サークルが毎年開いているもので、メンバー60人が1人1点出品しました。
作品の中には、蛇がモグラを飲み込む瞬間や、鹿が集まって話をしているように見えるものなど、日常生活で出くわした場面を写しています。
なんじゃもんじゃ写真サークル事務局の向山世男さんは「腕前を競うのではなく面白さを競った写真展なので多くの人に足を運んでもらいたい」と話していました。
写真展は、21日日曜日まで伊那図書館で開かれています。 -
新風会 義援金を市に寄託
木下茂人長野県議会議員の後援会「新風会」は9日、伊那市に義援金15万円を届けました。
9日は、木下県議会議員と上柳一夫実行委員長、赤羽定事務局長の3人が伊那市役所を訪れ、義援金を白鳥孝市長に手渡しました。
新風会は、会員の交流の場として先月28日に開いたチャリティーゴルフ大会で、参加者から義援金を募りました。
参加した274人全員から寄付金が寄せられ、総額15万円になりました。
上柳実行委員長は「会員全員の気持ちです。1日でも早い被災地の復興を願っています」と話していました。
義援金は、東日本大震災と長野県北部地震の被災地に届けらるということです。 -
国道153号バイパス 関係地区が希望ルート案決定
整備が検討されている伊那市と駒ヶ根市を結ぶ国道153号バイパスについて、伊那市の関係地域の協議会が、地区内のバイパス希望ルートを決定しました。
国道153号春富バイパス促進連絡協議会は、伊那市美篶から先の関係地域として、富県、東春近、西春近の地区内の希望ルートを決定しました。
ルート案は、すでに決定している美篶青島から三峰川を渡り、宮田村境まで南西にほぼ直線で結びます。
富県、東春近、西春近の3地区役員全員一致で決まりました。
今後、伊那建設事務所に地元案として要望していくということです。 -
山岸吉雄さん木版画展
趣味で木版画に取り組んでいる伊那市長谷の山岸吉雄さんの木版画展が11日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には多色摺りの木版画およそ60点が展示されています。
作品のほとんどは、身近にある山と民家を題材にしています。
山岸さんは、およそ30年前から、独学で木版画に取り組んでいます。
作品にする絵を部分ごとに板に彫り、色を変えて何回も摺るため、時間と根気のいる作業だということです。
作品の一つ「月照仙丈」は、月の光で山が浮かび上がった光景を見て、どうしても作品にしたいと取り組んだ、お気に入りの1枚ということです。
山岸さんは、「作品に自分の色の世界を出せることが魅力。板から絵ができる、日本の伝統美術を知ってほしい」と話していました。
山岸さんの木版画展は20日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
地域ブランドフレーズ 「い縲怩セに」決定
伊那市、箕輪町、南箕輪村を統一のイメージで表そうと、伊那青年会議所が検討してきた地域ブランドフレーズが、「い縲怩セに」に決まりました。
10日夜、伊那商工会館で開かれた伊那青年会議所8月公開例会で、伊那北高校書道部の生徒によるパフォーマンスで発表されました。
地域ブランドフレーズは「い縲怩セに」です。
これは、伊那谷と、伊那の方言「いーんだに」をかけています。
地域ブランドフレーズは、伊那市、箕輪町、南箕輪村の3市町村統一イメージのフレーズを作り、活用していくことで地域を活性化させようというものです。
伊那青年会議所の地域ブランド確立委員会の取り組みで、地域住民と考えた7つのフレーズの中から、街頭などで行ったアンケート結果を基に決定しました。
同日はフレーズの活用方法も検討され、ロゴシールを作って活用してもらう、キャラクターを作るなどの意見が出ていました。
地域ブランド確立委員会では今後、ブランドフレーズを地域に浸透させるため、同日の意見を参考に活用方法を実行していくということです。 -
春近発電所 1号機が復旧
冠水事故により発電ができなくなっていた伊那市の県営春近発電所の1号機の復旧工事が完了し、11日から運転が再開されました。
伊那市東春近にある長野県企業局の県営春近発電所です。
復旧工事が続けられ、10日は、試運転で問題がないかどうかの確認が行われていました。
発電所では高遠ダムから取水した水で水力発電を行っています。
今年4月に、配管が破断し、2つある発電機が水に浸かる事故がありました。
これにより、1号機、2号機ともに故障し運転できなくなっていました。
春近発電所は最大2万3600キロワットを発電する事ができ、中部電力に売電しています。これは伊那市全域をまかなえる程度の発電量で、高遠町、長谷、駒ヶ根市の一部などで利用されているということです。
2号機の復旧は12月上旬を予定していて、全体の復旧費用は、およそ3億円となる見込みです。
長野県企業局南信発電所の山寺晴雄管理課長は、「浜岡原発が停止している今、電力が必要とされる中での故障で申し訳なかった。電力消費量のピークには少し間に合わなかったが、ようやく稼動でき、ほっとしている。」と話していました。
長野県企業局によりますと2号機の復旧は12月上旬を予定していて、全体の復旧費用は、およそ3億円7500万円となる見込みです。
また、運転できなかった期間の損害額は3億円程度と見込んでいます。
長野県企業局では、配管の溶接に問題があったと見て、施行業者と、損害賠償請求を含めて協議していきたいとしています。 -
高遠しんわの丘ローズガーデンバラ祭りフォトコンテストの最優秀賞 蜷川さん
今年の高遠しんわの丘ローズガーデンバラ祭りフォトコンテストの最優秀賞に、伊那市の蜷川靖子さんの作品が選ばれました。
最優秀賞に選ばれたのは、蜷川さんの作品「バレリーナの花揺れて」です。
蜷川さんの写真は、手前にピンクの花が、奥に人と中央アルプスが配置されていて、立体感があることなどが評価され最優秀賞となりました。
今年は、32人から112作品の応募があり、入賞した作品は市内の公共施設などで展示されるということです。 -
高校生が看護の仕事を体験
高校生を対象とした1日看護体験学習が10日、伊那中央病院で行われました。
これは高校生が今後の進路を決めるうえで参考にしてもらおうと伊那中央病院が行ったものです。
体験学習は9日、10日の2日に分けて行われ、上伊那の6つの高校から看護師を目指す学生など、合わせておよそ50人が参加しました。
高校生は患者の足を洗うなど直接触れあいながら看護師の仕事について学んでいました。
体験学習では車イス介助や血圧測定などが行われ、高校生が看護の仕事について理解を深めていました。 -
田原の耕作放棄地、再生へ
伊那市東春近田原の農家などでつくる田原集落農業振興センターは田原地区上段に広がる耕作放棄地の再生事業に取り組みます。
10日は、農業振興センターやJA上伊那など関係者およそ50人が集まり現地で起工式が行われました。
再生事業は、2年計画で田原上段の耕作放棄地およそ16ヘクタールを元の畑に戻そうと行われます。
72人いる地権者もこの計画に賛同し事業費はおよそ1億5,000万円で、そのうち半分の7,600万円は国の補助で賄われます。
田原上段の耕作放棄地は、養蚕が盛んだった昭和40年代頃までは、桑畑が広がっていたということです。
しかし養蚕が衰退するにつれ、桑畑も管理されなくなり、30年以上荒れた状態が続いていました。
田原集落農業振興センターでは、後世に農業ができる土地を残そうと再生事業を行うことにしました。
荒れた土地の整備は業者を使わず地元農家などが重機を動かし整備をするほか、木の伐採や草刈りなども地元で行います。
伊那市によりますと、16ヘクタールという大規模な再生事業は市内でも初めてということで、今後のモデルケースになればと期待しています。
再生整備終了後は農事組合法人「田原」が畑づくりをすることになっています。 -
東日本復興チャリティー講演会
NPO法人ドリームケーキプロジェクトなどでつくる実行委員会は8日、東日本復興チャリティー講演会を伊那市のいなっせで開きました。
この講演会は、東日本大震災をきっかけに、日本のあるべき姿を取り戻し、永続的に被災地を支援していこうと開かれたものです。
講師の一人、菓匠しみずのパティシエで、NPO法人ドリームケーキプロジェクト理事長の清水慎一さんは、東北の被災地で子どもたちと夢ケーキを作ったときの様子を話しました。
清水さんは、子どもたちが描いた夢をケーキで形にする夢ケーキの活動をしています。
被災した宮城県の小学校で夢ケーキ作りをして、子どもたちを励ましたいと思っていたけれど、反対に励まされたと話していました。 -
伊那市・新宿区友好提携5周年パネル展
伊那市が東京都新宿区と、友好提携を結び今年で5周年です。
伊那市役所では、友好提携5周年を記念したパネル展が開かれています。
パネル展は、交流事業や、交流の歴史を振り返り、今後のさらなる発展に繋げていこうと開かれています。
市役所1階の市民ホールには、パネル16枚が展示され、互いの産業や伝統芸能、交流事業などを紹介しています。
このうち、紹介されている「伊那教場」は、終戦直後、学校が焼けてしまった新宿の子どもたちの為に、上伊那の有志が木材を寄贈し作られたものです。
旧高遠藩主内藤家が縁で、旧高遠町と昭和61年に友好提携を結びました。
平成18年の市町村合併により、新たに伊那市と友好提携を締結しました。
パネル展は、8月11日まで伊那市役所1階市民ホールで開かれています。 -
ワークショップ「あの日の新聞を探せ」
図書館に保存されている過去の新聞を使ったワークショップ「あの日の新聞を探せ」が9日、伊那図書館で開かれました。
9日は、伊那市内から7人が参加しました。
ワークショップは、図書館をより身近に感じてもらおうと今回初めて開かれたものです。
伊那図書館には、古いもので110年前の明治34年の新聞が保管されています。
参加した人達は、過去の物と現代の物とを見比べ「昔の記事を見ても、現代と同じようなニュースが取りざたされていることが分かった」「戦時中の新聞は、明治の新聞よりも使われている紙が薄い」などと、感じた事を発表していました。
平賀研也館長は「過去の新聞やデータを地域の財産として、多くの人に活用してもらえればうれしい」と話していました。
ワークショップは12日金曜日まで開かれています。 -
大芝でメロンの出荷 はじまる
南箕輪村大芝の水耕ハウスではメロンの出荷がはじまっています。
生産組合のハウスでは、秋から初夏にかけていちごを、今の時期はメロンを栽培しています。
今年は、春先の寒さで出荷の遅れが心配されていましたが6月以降の暑さで玉伸びもよく糖度も高いということです。
栽培しているのは皮にネットがかかる「アールスメロン」という品種です。
ハウス内の日中の温度は42度。
その暑さの中で武村さんは、ひとつひとつメロンを収穫していました。
今年は例年並みの1600玉の収穫を見込んでいてお盆にかけて出荷量も増えていくという事です。
メロンは、南箕輪村の直売所やJAファーマーズあじーななどで1玉800円から販売しています -
核廃絶願い平和のつどい
1945年昭和20年、8月6日、広島に原爆が投下されてから66年が経ちました。
伊那市坂下の丸山公園では広島原爆の日の6日に平和のつどいが開かれました。
平和のつどいには、伊那市の被爆者で3年前に亡くなった久保村文人さんの遺族など、およそ50人が集まり、原爆が投下された時刻午前8時15分に黙とうを捧げました。
平和のつどいは、非核平和都市宣言をさらにすすめる伊那市民の会が開いているもので、今年で25回目となります。
平和のつどいでは、参加者が原爆の火が灯されている平和の塔の前に花を手向けていました。
伊那市民の会では「アメリカのオバマ大統領は、核兵器のない世界をめざすと宣言してノーベル平和賞を受賞したが、今なお地下核実験を続けている。
1人1人の力は弱くても世界中の人々と連帯して核兵器のなくなる日まで活動したい。」話し、恒久平和への誓いを新たにしていました。 -
福島の小学生を送る会
5日から伊那市で、夏休みを過ごしていた、福島県の小学生を送る会が、8日、伊那市の荒井区事務所で開かれました。
送る会には、原発事故の影響で避難している福島県大熊町の小学生の代表2人等が出席しました。
今回の伊那市への滞在は、震災で被災した福島の子ども達に楽しい夏休みを過ごしてもらおうと、市内のボランティア団体、市民ネットワーク伊那が企画したもので、およそ70人の子供が招待されまし。
6日に行われた、伊那まつり市民おどりでは、荒井区の踊り連に入り、まつりに参加しました。
大熊町の小学5年生高宮美月さんは「伊那まつりで踊った事がとても楽しかった。今度は同世代の子ども達と交流したいです」と話していました
荒井区の武田治区長は「今回の訪問をきっかけに、荒井区と大熊町、会津若松市の結びつきを深めていきたい」と話していました。
会津若松市子ども育成会連絡協議会の新井田萬壽子会長は、「子どもたちは、伊那まつりに参加し、心にのこる思い出を持ち帰る事ができた」と話していました。
送る会では、荒井区の区民や商店主などから集めた義援金58万2千円と、お米30キロが子ども達に手渡されました。 -
七夕の伝統行事 さんよりこより
三峰川を挟んで、北側の伊那市美篶と南側の富県地区で、7日、月遅れの七夕行事、「さんよりこより」が行われました。
さんよりこよりは、洪水を起こす「厄病神」を地区の子どもたちが、七夕飾りでたたき、厄払いをする伝統行事です。
およそ580年前の洪水で高遠町藤沢にあった天伯社が当時の桜井村に流され、その後対岸の川手村に流れついた事が縁で毎年8月7日に行われています。
美篶の川手天伯社で「さんよりこより」が終わると、神輿に御神体を乗せ、対岸の富県の桜井天伯社をめざします。
桜井天伯社に神輿が到着すると、集まった子どもたちは、七夕飾りを手に、鬼役の大人を囲み、「さー寄ってこいよ」とう意味の、「さんよりこより」を唱えながら、3周回り、その後、手にした七夕飾りで、鬼役の大人を一斉に叩き、これを3回繰り返しました。
ある子どもは、「雨が降ってきたが、しっかりと、鬼を叩く事ができて楽しかった」と話していました。 -
東部中生が少林寺拳法で全国大会へ
8月20日から香川県で開催される全国中学生少林寺拳法大会に、伊那東部中学校の生徒6人が出場します。
20日は、全国大会に出場する藤森ふみかさんと、春日梢さん、馬場萌奈さん、池上勝悟君、宮下拓己君、藤井瑠唯君の6人が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に出場の挨拶をしました。
6人とも東部中学校の3年生で、少林寺拳法伊那支部に所属しています。
6人は、7月10日に開かれた少林寺拳法長野県大会中学生の部で上位入賞を果たし、全国大会出場を決めました。
生徒の中には、陸上や剣道など他の部活動をしながら、週3回の練習に励んだという生徒もいます。
選手を代表して宮下君は「これまでの集大成としてなんとか予選を突破して、いい結果を残したい」と抱負を述べました。
全国大会は20日から香川県で開催されます。 -
伊那市と南箕輪村の一部で停電
7日午後2時半頃、伊那地域で雷を伴う激しい雨が降り、伊那市と南箕輪村の一部で停電となりました。
中部電力伊那営業所によりますと伊那営業所のエリア内では、伊那市と南箕輪村の一部、あわせて3130戸が落雷により停電となったということです。
順次復旧作業が行われ、8日の未明までにほとんどの世帯で復旧しました。
8日は、復旧が済んでいない伊那市の西箕輪と高遠町、南箕輪村の3か所で、落雷により故障した変圧器の交換作業を行いました。
中部電力伊那営業所によりますと、正午過ぎに作業が終了し、全世帯で復旧したということです。
長野地方気象台によりますと、7日の伊那地域は午後2時からの1時間に24.5ミリの強い雨が降ったということです。
この雨により、JR飯田線で、上下線合わせて8本、最大72分の遅れが出たということです。 -
ミニチュア竪穴住居作り
小学生を対象にしたイベント、ミニチュア竪穴住居作りが8日、伊那市創造館で開かれました。
8日は、市内の小学生とその保護者22人が参加しました。
イベントは、縄文から宇宙までをテーマに、夏の思い出を作ってもらおうと伊那市創造館が開いたものです。
8日は、学芸員から縄文時代の人の知恵や工夫を学びながら、本物の50分の1ほどのサイズの模型を作りました。
子ども達は、素焼きのように仕上がる粘土を、平に伸ばして住居の土台となる部分を作っていきました。
粘土が乾いてしまうため、ひびをなくすのに苦戦していました。
伊那市創造館では、9月4日日曜日に「黒曜石体験ミュージアムと宇宙空間観測所見学会」を開くということです。