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被災地での花火打ち上げ検討へ
第39回伊那まつりの、正副委員長事務局長会議が17日、伊那市役所で開かれ、東日本大震災の被災地での花火打ち上げを検討していくことが確認されました。
会議には、市民おどりや、おまつり広場など各委員会の委員長など、約60人が出席しました。
伊那まつりのなかで実施される大震災復興支援にかんする取り組みなどが報告されました。
このうち花火委員会から花火大会について、去年並みに実施するとの報告があったほか、被災者を励まそうと被災地での花火打ち上げが意見として出されました。
一方で、被災地での実施により、伊那での花火が小規模になりスポンサーが減少するのではないかという、心配の声もあがっていました。
会議では被災地での花火打ち上げについて、実施するかどうかをはじめ、打ち上げる自治体や、規模などを伊那まつり正副会長会で検討することが確認されました。
各委員会からは、ほかに義援金箱の設置や、被災者の祭りへの参加など、復興支援への取り組みのほか、サブテーマを「心をひとつに結がんばろう日本」とすることなどが報告されました。 -
新ごみ中間処理施設の処理対象物に災害廃棄物追加
上伊那広域連合は、ごみ処理全般について審議する廃棄物政策審議会の初会合を17日伊那市のいなっせで開きました。
東日本大震災を受け、新しいごみ中間処理施設の処理対象物に災害廃棄物が新たに加えられました。
審議会は、上伊那広域圏内のごみ処理全般に関して審議するものです。
委員は、衛生自治会や商工団体など24人で構成していて、会長には、元ごみ処理基本計画推進委員長の小澤陽一さんが選ばれました。
初会合では、白鳥孝広域連合長が、ごみ減量化、資源化や新しいごみ処理施設の処理対象物などについて審議会に諮問しました。
処理対象物は、平成19年のごみ処理基本計画推進委員会の検討結果に基づき、「燃やせるごみ」の他、「燃やせないごみ・粗大ごみの破砕分別後の残渣」「最終処分場の掘り起こし残渣」としたほか、東日本大震災の状況をふまえ、災害で発生した廃棄物が新たに対象物に加えられました。
一方、医療系廃棄物は、当初見込んだ経費面での効果がないことから対象物から除かれました。
また公共下水道の汚泥も将来的に必要に応じて処理すると見直されています。
これらの見直しも踏まえた新しいごみ中間処理施設の規模の算定については、専門家などで組織する施設整備検討専門委員会で検討するとしています。
次回の審議会は、6月22日に開かれる予定です。 -
毎月17日はい~な雑穀の日制定
雑穀の研究家や栽培農家などでつくる「い縲怩ネ雑穀ネットワーク」は17日、栄養価が高いとされている雑穀を多くの人達に広めようと毎月17日をい縲怩ネ雑穀の日と制定しました。
これは、毎月17日をい縲怩ネ雑穀に日として位置づけ、関心を持ってもらおうと制定したものです。
い縲怩ネ雑穀ネットワークは伊那地域アマランサス研究会やダッタンソバ協議会、JA上伊那、伊那商工会議所などで組織し、今年3月に発足しました。
17日は制定イベントが行われ、伊那市の竜西保育園の年長園児32人が参加し、富士塚スポーツ公園西側にある30アールの畑に、アマランサスの種蒔きをしました。
園児たちは、メンバーから説明を聞いた後、種を手のひらにのせて間隔をとりながら播いていました。
播いたアマランサスは、今年10月に収穫を予定しています。
アマランサスをはじめとする雑穀は、タンパク質や鉄分、カルシウムなどを多く含み栄養価が高いとされています
17日は市内21の保育園のうち17園で、モチキビや黒米などの雑穀入のおにぎりがおやつで出されました。
い縲怩ネ雑穀ネットワークでは、雑穀に関心を持ってもらうだけでなく、雑穀をたべる日としても推進していきたいとしています。 -
チェーンソーを使って作った木の作品を保育園に寄贈
伊那市ますみヶ丘の薪ストーブ販売業小野沢武生さんは、チェーンソーを使って作った木の作品を17日、伊那市の伊那西部保育園に寄贈しました。
寄贈されたのは、高さ100センチ、直径30センチの木を使って作ったアニメキャラクターの「トトロ」と「猫バス」です。
去年4月の大雪で折れた高遠城址公園の桜の木を使って製作しました。
小野沢さんは「毎日保育園にくればトトロや猫バスに会えます。桜の妖精が入っていると思うのでかわいがって下さい」と園児に話しかけていました。
この後、園の庭でトトロとネコバスを使ってリレー競走が行われ、小野沢さんは子ども達に声援を送っていました。
伊那西部保育園の春日朝子園長は「自然に囲まれたこの保育園のシンボルとして大切にしていきたい」と感謝していました。
園児達は、小野沢さんに歌のお礼をしていました。 -
やまびこソフトボールリーグ 開幕
40歳以上のソフトボールリーグ「やまびこソフトボールリーグ」が、13日に開幕しました。
この日は、伊那市の富士塚スポーツ公園で開幕式が行われました。
唐沢稔会長は「ソフトボールを通じて体力の向上を目指し、試合後の飲み会を楽しみながら友情を深めてもらいたい」とあいさつしました。
選手を代表してトレンディーOBの中村正治さんは「大震災があった中、やまびこソフトボールリーグを開幕できることに感謝してプレーすることを誓います」と宣誓しました。
この日は開幕戦も行われ、選手たちが新年度のリーグ戦をスタートさせました。
やまびこソフトボールリーグは、体力の向上や選手同士の交流を目的に毎年行われています。
今年は7チームおよそ160人が加盟し、総当りで年間36試合を戦います。
選手たちは、まだ少し寒いグラウンドで声を掛け合いながら、真剣な表情でプレーしていました -
ルネッサンス西町の会が被災地に39万寄付
伊那市西町の商店主などでつくるルネッサンス西町の会は、大震災の被災地支援として、12日夜、39万円を伊那市に寄付しました。
12日夜は、ルネッサンス西町の会の総会が西町公民館で開かれ、総会にあわせて寄付が行われました。
西町の会の田中和宣(かずのり)副会長から、伊那市の職員に39万円が渡されました。
ルネッサンス西町の会は、毎年、春日公園で、花見イベント伊那谷新酒まつりを行なっています。
ボンボリの協賛金を集めている最中に、東日本大震災が発生し、イベントを中止しました。
協賛企業と相談し、ボンボリにはスポンサー名をのせずに飾り付けを行い、協賛金を義援金にすることにしました。
西町の会の向山 等会長は、「大変な震災で、自粛ムードが漂う中、協賛金を義援金にとお願いしたところ多くの協力を頂いた」と話していました。
伊那市の職員は、「貴重なお金を頂きありがたい」と話していました。
伊那市によると、11日現在、3100件、約5500万円の義援金がよせれられているということです。 -
北信越高校野球長野県大会の準決勝
北信越高校野球長野県大会の準決勝が16日、諏訪湖スタジアムで行われ、伊那弥生ヶ丘高校は東京都市大学塩尻高校に敗れました。
伊那弥生ヶ丘高校は、中信地区1位の東京都市大学塩尻高校と対戦しました。
伊那弥生ヶ丘高校は、6対4と一度はリードしたものの、8回に3点取られるなど、8対10で敗れ決勝進出なりませんでした。 -
新宿区の小学生が間伐体験
新宿区の小学生が、伊那市のますみヶ丘平地林にある新宿の森で16日、間伐体験をしました。
間伐を体験したのは、落合第6小学校の6年生30人です。
新宿の森は、伊那市と新宿区の間で締結されている協定に基づいて設けられているおよそ0.4ヘクタールです。
新宿区では、身近にない自然環境の中で様々な体験をする移動教室を定期的に行っています。
児童達は、伊那谷森と自然を結ぶ協議会のメンバら6人からのこぎりの使い方などの指導を受け、木を切っていきました。
児童達は高さ25メートルの木の間伐も見学。
ゆっくりと木が倒れていくと、歓声をあげていました。
伊那谷森と自然を結ぶ協議会の稲辺謙次郎理事長は「実体験を通して自然の素晴らしさを感じてもらえたらうれしい」と話していました。
17日は、田植えを体験するということです。 -
伊那市美篶の試験田で12品種の米の苗が植えらる
上伊那地域での米の生育状態などのデータを採取するため、伊那市美篶の試験田で16日、12品種の苗が植えられました。
16日は、JA上伊那や上伊那農政事務所などでつくる伊那米総合試験地運営委員会の会員およそ20人が、コシヒカリなど12品種の苗を植えていきました。
試験地での田植えは、同じ条件の中、種類ごとの生育状態を調べようと、40年ほど前から毎年同じ時期に行われています。
今年は、上伊那での奨励品種を決める試験や、間隔をあけて苗を減らす低コスト化の為の試験、肥料の試験が行われます。
JA上伊那営農部の白鳥健一課長は「米についての的確な情報や技術を、この試験地から発信していきたい」と話していました。
16日植えられた苗は、9月中旬から10月初めに収穫されデータが採取される予定です。 -
利用促進へ夏休み子ども定期券
伊那市内で運行する路線バスやデマンドタクシー、循環タクシーは、夏休み中の小中学生を対象に、子ども定期券を販売します。
16日、市役所で開かれた、伊那市地域公共交通協議会の中で計画案が示され、承認されました。
子ども定期券の価格は、小学生が500円、中学生が1000円で、7月中旬から8月中旬までの夏休みの間、市内を走る路線バスやデマンドタクシー、循環タクシーが乗り放題となります。
市内を走る路線バスの運賃は、定額のものと、乗車距離により変わる2種類があり、どちらも子ども定期券で乗車する事ができます。
乗車距離により運賃が変わる高遠線の運賃は、高遠駅から伊那市駅までの片道が、小学生が260円、中学生が510円で、子ども定期券は、割安な料金設定となっています。
交通協議会では、子ども定期券の発行により、子ども達はもちろん、家族を含めた利用促進にもつなげたいとしています。
会議では、バス・タクシーの昨年度の輸送実績も報告されました。
新しく増えたバス路線を含めた13路線の昨年度の利用は、12万4千220人と前の年度と比較して、5千7百人あまり増加しています。
しかし、増えた路線を除いた12路線の実績は10万8千5人で前の年度と比べ1万476人減少しています。
路線別では、13路線のうち、9路線が、前の年度と比べ利用者が減少していて、1便あたりの乗車人数がもっとも減少したのは、市街地循環バス「イーナちゃんバス」の、マイナス2.1人。年間では、7千758人の減少となっています。 -
弥生 長商破り準決勝進出
北信越高校野球長野県大会の準々決勝が15日、諏訪と飯田の球場で行われ、伊那弥生ヶ丘高校は長野商業を破り準決勝進出を決めました。
伊那弥生ヶ丘高校は、飯田県営球場で北信地区1位の長野商業高校と対戦し7対6で勝ちました。
準決勝は16日、諏訪湖スタジアムで行われ伊那弥生ヶ丘は、東京都市大学塩尻と対戦することになっています。 -
イーナちゃんウォーキングカーニバル2011
青空が広がった日曜日の15日、イーナちゃんウォーキングカーニバル2011が、伊那市長谷で行われました。
イーナちゃんウォーキングカーニバルは、歩くことを通して健康づくりやコミュニケーションを図ることを目的に毎年開かれていて、今年は初めて長谷を会場に行われました。
15日は、園児から70代までおよそ450人が参加しました。
カーニバルは、長谷の名所や旧跡などを楽しみながらおよそ15キロのコースを歩く「健康ウォークの部」と、ヒントを頼りにゴールを目指す「ウォークラリーの部」に分かれて行われました。
このうちウォークラリーの部では、ヒントが書かれた紙を頼りにチェックポイントを通過しながらゴールを目指しました。
コース途中にはクイズやゲームコーナーが設けられ、参加者は家族や仲間との会話を楽しみながら歩いていました。
主催した伊那市では「健康づくりのためにも、これが運動のきっかけになればうれしい」と話していました。 -
禁煙友愛会が南箕輪村に車椅子を寄贈
日本禁煙友愛会伊那支部は12日、車椅子1台を南箕輪村に寄贈しました。
この日は、伊那支部の清水勇支部長など5人が村役場を訪れ、唐木一直村長に目録を手渡しました。
禁煙友愛会伊那支部では毎年車椅子を寄贈していて、今年で5年目になります。
車椅子は、会員およそ2千800人の会費の一部で購入しました。
清水支部長は「車椅子を活用していただき、村の福祉が少しでも充実すればうれしい」と話していました。
唐木村長は「毎年のご好意を大変ありがたく感じている。大切に使わせていただきたい」と話していました。
南箕輪村では、車椅子を村内の施設で活用していくことにしています。 -
開通5周年 伊那木曽連絡道路フォーラム
伊那と木曽を結ぶ伊那木曽連絡道路の開通5周年を記念して14日、伊那木曽連絡道路フォーラムが開かれました。
会場には関係市町村の職員や商工会会員などおよそ330人が集まりました。
フォーラムは、5周年を機に連絡道路の意義を見つめ直し、今後の交流や地域づくりについて考えようと開かれました。
基調講演では芝浦工業大学大学院教授で国土交通省顧問の谷口博昭さんが「これからの地域づくりと道路」と題して話しました。
谷口さんは「道が良くならなければ沿線の地域はよくならない。道路と地域のつながりを深めるために、国、地域がそれぞれの役割を果たしていく必要がある」と話しました。
また事例報告では、国土交通省飯田国道事務所長の杉井淳一さんが伊那木曽連絡道路の整備効果について発表しました。
杉井さんは整備効果として、通行時間の短縮や医療災害時の協力体制の構築などをあげ「利用者へのアンケート結果では、9割以上の人が満足していると答えている。連絡道路の開通は両地域にとって大きな効果があった」と話していました。
フォーラムでは各地域の代表者による討論会も開かれ、今後の道路の活用や交流について意見を交わしていました。 -
伊那弥生 夏の全国高校野球県大会シード権獲得
北信越高校野球長野県大会の1回戦、伊那弥生ヶ丘高校 対 松本工業高校の試合が14日、伊那県営球場で行われ、弥生ヶ丘高校は5対4で逆転勝利しました。
この結果、弥生ヶ丘高校は夏の全国高校野球長野県大会のシード権を獲得しました。
弥生ヶ丘高校は4月から始まった県大会の南信予選で2位となり、県大会への出場権を獲得しました。
初戦の14日は、去年夏の甲子園出場校、松本工業高校と対戦しました。
序盤、リードを奪われた弥生は、6回にヒットや相手のエラーで逆転し、5対4と1点のリードを奪います。
1点リードの最終回、弥生は2アウト2・3塁からフォアボールを出し、2アウト満塁のピンチを迎えます。
しかし、最後は藤澤直樹投手がバッターを三振に打ちとりゲームセット。5対4で勝利し夏の県大会のシード権を獲得しました。 -
被災者支援ミュージックキャラバン「ふれ愛コンサート」
東日本大震災の被災者支援のため全国縦断コンサートを開いているNPO法人国境なき楽団が14日、伊那市の市役所前広場でミュージックキャラバン「ふれ愛コンサート」を開きました。
コンサートには、歌手で国境なき楽団キャラバンチームリーダーの庄野真代さん、伊那市出身のクラリネット奏者橋爪恵一さんをはじめ、地元から東部中学校吹奏楽部、伊那市民吹奏楽団などが出演しました。
国境なき楽団は、ステージトラックで、東京を拠点に児童養護施設や老人ホームなどを訪問してコンサートをしています。
東日本大震災以後、このトラックで被災地に救援物資を届けていましたが、4月からは全国縦断コンサートを行い、それぞれの会場で義援金や被災地の吹奏楽連盟に届ける楽器、被災者へのメッセージを集めています。
コンサートに訪れた人たちは、演奏を聞いたり、被災者へのメッセージを書いたりしていました。
楽器の寄付コーナーには、ホルンやギターなど市民から楽器が寄せられていました。
キャラバンは23日から4日間、宮城県と岩手県を訪問してふれ愛コンサートを開き、楽器とメッセージを届けるということです。 -
ルビコン 敷地の黄桜見頃
伊那市西箕輪のルビコン株式会社の敷地内にある公園の黄色い桜と八重桜が見頃となっています。
本社の前にある公園は、2008年に整備されたもので、黄色い桜と八重桜、あわせて80本ほどが植えられています。
ルビコンでは、「桜の後は、シャクヤクやツツジ、アジサイなど様々な花が楽しめる。公園はいつでも開放しているので、気軽に立ち寄って欲しい」と話しています。
公園内の桜は、20日頃まで楽しめそうだということです。 -
推奨みやげ品 新たに2品
伊那市観光株式会社の「氣の里あま酒」と有限会社大西屋の和菓子「伊那アマランサスいれとるで」が伊那市観光協会推奨みやげ品に選ばれ今11日、伊那市役所で登録証が交付されました。
「氣の里あま酒」を販売する伊那市観光からは、田中穂積専務が出席し登録証を受け取りました。
また和菓子「伊那アマランサスいれとるで」を販売する大西屋からは小池保彦社長が出席し登録証を受け取りました。
「氣の里あま酒」は、氣の里の水を使っていて、700グラム入り1,000円、300グラム入りが500円で、入野谷など伊那市観光株式会社の施設で購入できます。
また「伊那アマランサスいれとるで」は、和菓子の皮にアマランサスを練り込んでいて、1個100円で伊那市美篶芦沢の大西屋で購入できます。
伊那市観光協会の推奨みやげ品は今回の2品をあわせて、現在61品が登録されています。 -
松本市の会社員追分努さん夫妻と飼っている犬2匹が新山小で交流
家庭犬インストラクターの資格を持つ松本市の会社員追分努さん夫妻と飼っている犬2匹が13日、伊那市の新山小学校を訪れ、子ども達と交流しました。
家庭犬インストラクターは、ボランティアで施設の訪問やしつけ教室を開くことができる資格です。
13日は、追分さん夫妻が犬との接し方についての話しをしたり、飼い犬2匹が芸を披露したりしました。
新山小では、数年ほど前から学校で猫を飼っています。
猫の名前はタマで、去年の12月、長野放送のわが家のアイドルにタマが出た際、その放送を見た追分さん夫妻が新山小のことを知り、今回の交流が実現しました。
追分さん夫妻は、飼い犬2匹を連れて月に2回ほど県内の老人ホームなどを訪問しています。
児童らは、2匹の芸を、身を乗り出して見ていました。 -
ウッドフォーラム伊那 発足
木のおもちゃの企画・製造を通して、地域の木育の推進を図る団体、ウッドフォーラム伊那が13日、発足しました。
13日は、伊那市役所で、ウッドフォーラム伊那の設立総会が開かれ、伊那市内の木工職員やおもちゃ販売店など8人が参加しました。
総会にはウッドフォーラム伊那の設立に関係する、白鳥孝伊那市長や東京都新宿区、長野県の職員なども立ち会いました。
今年度から、新宿区では、赤ちゃんの誕生記念に、伊那市の職人がつくった木のおもちゃがプレゼントされています。
伊那市と新宿区が友好提携している事などが縁で始まったもので、更に活動を広げていこうと今回、木のおもちゃづくりを担当している木工職人などがあつまり、会を設立しました。
総会で、高遠町の宮原漆器工芸の宮原 勝さんが、会長に選ばれました。
来賓あいさつで、白鳥市長は、「木のおもちゃが、子供たちが環境や樹木や植物などに興味を持つきっかけになってほしい」と話していました。
また、新宿区の中山弘子(ひろこ)区長から「会の設立により伊那市との関係においても、絆を深めることになると期待している」とメッセージが届きました。
設立総会では、伊那市と新宿区に、記念品として木のおもちゃが贈られました。
ウッドフォーラム伊那では、新宿区に送る木のおもちゃを企画・開発していくと共に、伊那市の保育園や公民館で、木工教室などの出張イベントを行っていきたいとしています。
なお、今年度、新宿区の発注を受け、伊那市からおよそ2300個の木のおもちゃが送られる予定です。 -
イベントチーム 笑龍が防災考える
伊那市のイベント企画チーム「笑龍」は、東日本大震災を受けて、震災についての備えや、自分達に何ができるか考えようと、12日夜、勉強会を開きました。
12日夜は、笑龍のメンバーや一般など12人が参加しました。
笑龍は、イベントを企画し、地域を元気にしようと活動しているグループです。
3月11日の東日本大震災を受けて、今年は、防災・ボランティアをテーマに活動する事を決めました。
勉強会初回の12日は、伊那市の危機管理課防災係の小牧学さんを講師に招きました。
小牧さんは、互いに手をつなぎ合って気持ちを送りあうというネイチャーゲームを紹介し、参加者が挑戦しました。
小牧さんによると、「手をつなぐというのは、知り合い同士でも普段は恥ずかしいものだが、災害時には、まったく知らない人と手をとりあう必要が出てくる。手をすんなりとつなげることは、意識が高い証拠」と話しました。
また、会のメンバーから、事前に出されていた、災害についての質問に答えました。
美和ダムが決壊したらどうなるのかという質問には、「実は、災害に関する市役所に問い合わせで最も多いのが、美和ダムについての質問。美和ダムはマグニチュード7.8までは耐えられると聞いている」と答えていました。
勉強会では、伊那市の防災マップを見て危険箇所を確認したり、情報の入手の仕方などを確認していました。
笑龍では、今後、防災について学んだり、キャンプなどを通してサバイバル技術を学び、ある程度の技術が身についてから、被災地でボランティア活動を行なうとしています。 -
伊那市コンビニ収納利用は8%
伊那市が去年4月から実施している、税金などをコンビニエンスストアで納める「コンビニ収納」の実績が12日報告され、昨年度は納税件数全体の8%がコンビニ収納だったことが分かりました。
これは、12日開かれた伊那市の電子市役所推進会議で報告されたものです。
それによりますと、昨年度のコンビニ収納の利用件数は全体の納税件数のおよそ8%にあたる4万7790件で、金額はおよそ4億9000万円となります。
コンビニ収納で扱っているのは税金、保育料、住宅使用料、上下水道の料金です。
市によりますと、コンビニ収納は平日の朝と夕方の利用が多く、利用者の年代では30代が多いということです。
市では、税金などの収納率を上げるため、コンビニ収納の普及を図るほか、クレジットカードを利用した新たな収納についても検討していきたいとしています。 -
伊那北高校で震災援助活動講演会
伊那北高校1年生を対象にした講演会が12日開かれ、生徒や保護者が東日本大震災の援助活動の報告を聞きました。
講演会は、保護者・教員・生徒の集いの中で開かれたものです。
東日本大震災の援助活動をした伊那市の職員3人を講師に迎え、話を聞きました。
監査委員事務局の伊藤一真さんは、福島県会津若松市で、生活物資の受け渡しなど避難所の運営支援をしました。
伊藤さんは、「避難所では温かい食事が出され、近くの温泉に入ることもできる状況ではあったが、被災者の大変さを強く感じた」と話していました。
水道部の伊藤勇司さんは、宮城県塩釜市で、被災者に直接水を提供する給水支援をしました。
伊藤さんは、「水の大切さを被災者から教わった。水の持ち運びに給水袋が役に立ち、喜ばれた。今後の必需品だと思う」と話しました。
伊那消防署の山岸浩示さんは、宮城県内各地で緊急援助隊として救急活動や行方不明者の捜索活動をしました。
山岸さんは、「何不自由ない生活が全て失われるのが災害。普段から災害に対する危機感を持つことが大切」と生徒に呼び掛けていました。 -
森林整備で里親協定締結
伊那市西春近自治協議会と東京都立北園高校の校友会、財団法人三五会は、森林整備についての里親協定を12日に締結しました。
伊那市西春近の伊那スキーリゾートで行なわれた調印式には、北園高校の2年生や関係者約350人が出席しました。
白鳥孝伊那市長や市川武二上伊那地方事務所長の立会いのもと、里親となる財団法人三五会の蓮沼俊之理事長と里子となる西春近自治協議会の橋爪俊夫会長との間で協定書が取り交わされました。
協定により、三五会が平成28年までの5年間、毎年40万円を西春近自治協議会に支援します。
協議会では、その支援金を森林整備に活用し、北園高校の生徒らも協力します。
対象となる森林は、権現山一体の区有林が中心で、登山道の整備などを予定していますが、具体的な内容は、毎年計画を立てて進められることになっています。
板橋区にある都立北園高校は、東京都府中第9中学校を前身とする伝統校で、三五会は、昭和13年に財団法人として認可され、高校生活や教育活動を資金面から援助しています。
北園高校では、環境教育からタフな人間力を養おうと、去年、PTAや三五会の協力のもと、信州北園プロジェクトを発足させました。
1年生は、信州大学でのセミナーを受講し、2年生は、森林保全奉仕合宿を行います。
北園高校では、その学習を行なうために安定したフィールドを長野県に求めていて、上伊那地方事務所の橋渡しで、西春近の地が選ばれました。
式典であいさつした西春近自治協議会の橋爪会長は、「地域をあげて皆さんのおこしを歓迎します」と話し、地元西春近北小学校5年生による和太鼓の演奏が披露されました。
北園高校の生徒は、11日、西春近発祥の四角い木製の笛「ユカイナ」作りに取り組み、この日の式展で演奏も披露しました。
生徒を代表して、藤田桃子さんは「後輩にこの活動を引き継いでいきたい」とあいさつしました。
森林の里親制度は、森林整備に意欲を持つ地域と社会貢献に意欲がある企業・団体が連携して森林づくりを行なうものです。
今回の締結は、県内では、63件目、上伊那地域では、4件目となり、高校の関係団体と締結するのは、県内でも初めてです。 -
県道西伊那線通行止め解除に
このところの雨で伊那市美篶の県道西伊那線で法面の崩落の危険性が高まったため、伊那建設事務所は、300メートル区間を11日夜から通行止めにしました。
12日、午後4時15分に通行止めは解除となりました。
伊那建設事務所によりますと、通行止めになったのは、伊那市美篶の県道西伊那線の約300メートル区間です。
雨が続き、県道北側の法面の崩落が懸念されたため、昨夜9時に通行止めにしました。
道路に面した住宅2世帯、4人が自主避難しました。
12日は、朝から倒木の恐れがある立木を除去する作業を行いました。
土砂崩落の危険があるのは、県道北側の最大斜度60度の法面で、県道に沿って30メートル、高さは、3メートルの範囲です。
立木の除去にあわせて、柵の補強も行い、雨も小康状態になったことから、今日の午後4時15分に通行止めは解除されました。
今回の雨で、伊那市高遠町の山田河原駐車場が一部浸水したほか、南アルプス林道バスは、12日朝から運休しました。
安全確保のため、林道をパトロールし、13日の朝に運行を再開するか判断するということです。
長野地方気象台によりますと、雨は、いったん小康状態となっていて、13日未明に寒冷前線の通過により一雨ありますが、その後は回復に向かい日中は、晴れ間ものぞくということです。 -
小松養蜂園が震災被災地に蜜蜂の巣箱寄贈
伊那市御園の小松養蜂園は、東日本大震災の被災地に300箱の蜜蜂の巣箱を寄贈しました。
小松養蜂園は、伊那市社会福祉協議会の障害者社会就労センターゆめわーくに蜜蜂の巣箱を組み立てる仕事を発注しています。
12日は、そのゆめわーくで作られた300箱の巣箱を福島、岩手、宮城の養蜂協会に贈りました。
輸送を請け負うのは、東海西濃運輸株式会社で、趣旨に賛同し、格安で引き受けたということです。
出発に先立ち、ゆめわーくの利用者が被災地に向けた応援メッセージをドライバーに手渡しました。
小松養蜂園の小松実治社長(81)は、東日本大震災と36災害がだぶったといいます。
36災害の際に小松さんの飼育している蜜蜂の巣箱が大水で流され、大きな被害をうけました。
小松さんは、「被災地では、ハウスごと流されたと聞いている。イチゴ栽培農家も多く、少しでも力になれたら」と話しています。
12日発送された巣箱は、福島、岩手、宮城の養蜂協会に100箱ずつ贈られることになっています。 -
震災被災地ボランティア活動報告会
東日本大震災の被災地で、ボランティア活動をした2人が10日、箕輪町文化センターで報告会を開きました。
報告会は、箕輪町でそば屋を経営する小田切和雄さんが、知人の建石さんと中村さんから、被災地での活動を聞き、多くの人にその体験を知ってもらおうと、開きました。 -
野溝嘉彦画業30周年記念展
伊那市東春近在住の洋画家、野溝嘉彦さんの画業30周年記念展が11日から、西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には伊那谷や木曽、安曇野など信州の風景を描いた油絵およそ40点が展示されています。
今回の展示は、野溝嘉彦さんが画業に専念して30年の節目を祝う記念展として開かれました。
野溝さんは現在74歳。会社勤めをしながら絵を描いていましたが、絵に専念しようと会社を辞め、30年が経ちました。
年に5回ほど全国で個展を開くなど精力的に画業に取り組んでいます。
今回の展示作品は6号から100号まであり、ほとんどが近作ということです。
野溝嘉彦さんの画業30周年記念展は24日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
伊那市の職員、クールビズはじまる
伊那市の職員は11日から、上着やネクタイを着用せずに勤務する「クールビズ」を始めました。
11日は伊那市役所で伊那市議会臨時議会が開かれ、白鳥孝市長をはじめ、市の幹部、また議員がノーネクタイで議会に出席しました。
伊那市では毎年、6月からクールビズを始めますが、中部電力が管内の浜岡原発の停止を決めたことなどから夏場の節電などを目的に11日から実施しました。
職員は上着を脱ぎ、軽装で業務にあたっていました。
伊那市役所では節電対策として、廊下の照明を切っているほか、東日本大震災の直後から、2基あるエレベーターのうち1基を停止しています。
伊那市ではクールビズの実施期間を9月30日までとしていますが、気象状況により延長する場合もあるとしています。 -
サンデーソフトボール開幕
ンデーソフトボールの開会式が8日、伊那市の富士塚スポーツ公園運動場で行われ、今シーズンのリーグ戦がはじまりました。
開会式にはサンデーソフトボール連盟に加盟する9チームの選手が参加しました。
式では去年の優勝チーム、ロジテックが優勝旗を返還し、皆川昭裕さんが選手宣誓をしました。
式が終わるとリーグ戦が行われ、選手らは、はつらつとプレーしていました。
サンデーソフトボールは40年ほどの歴史があり、リーグ戦では9チームが2試合づつ総当たりで、順位を競います。
会長の志賀浩司さんは、「全力プレーとケガをしないよう心がけ、1年間ソフトボールを楽しみたい。」と話していました。
サンデーソフトボールのリーグ戦は月に2回ほどのペースで9月まで行われます。