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「伊那さくらマップ」完成
伊那市は桜の花見シーズンに合わせ市内の桜の名所をまとめた「伊那さくらマップ」を作った。
これまで、上伊那全域の桜の名所をまとめたマップはあったが、伊那市独自で作成したのは初めて。
マップはB4サイズ見開きで、これまで観光客にはあまり知られていなかった西町の長桂寺のしだれ桜や、樹齢200年の伯先桜など、市内の桜の名所や名木18カ所を掲載している。
また年間を通して伊那市を訪れてもらうため、桜以外の花の名所や高山植物の紹介もある。
伊那市ではマップを1万部作成し、高遠城址公園で観光客に配るという。 -
「はなまる地域探検隊」中高生が企画・運営へ
週末を利用して子どもたちがさまざまな体験活動をする伊那市の「はなまる地域探検隊」は今年度から、企画、運営を中高生が主体となって進めていくことになった。
2日、伊那市役所に探検隊隊長の伊藤元朗さんと高校生3人、中学生7人が集まり年間事業計画について話し合った。
集まった生徒らは、小学生の時から探検隊に参加したりボランティアとしてサポートしてきた。
「話し合いでは地域に貢献できる活動をしたい」といった声や、「環境問題について取り組みたい」いう意見が出ていた。
伊藤さんは、「子どもたち自身が考え行動することで、さらに成長していってもらいたい」と話していた。 -
交通安全活動推進委員委嘱
上伊那地域での交通安全教育やパトロールなどの啓発活動を行う委員の委嘱が3日、伊那警察署で行われた。
地域からの推薦などで選ばれた14人に、伊那署の依田公雄署長から委嘱状が手渡された。
地域交通安全活動推進委員は、道路交通法で定められ、県の公安委員会が依嘱する。
委員は、通学路での安全指導や飲酒運転パトロールなど、交通事故防止のため住民への啓発活動を行う。
依田署長は、「交通事故は年々減少傾向だがまだまだ多い。1人でも犠牲者が減るように活動に尽力していただきたい」とあいさつした。
また、会長に選ばれた伊那市の中村卓甫さんは、「地域の交通安全のために働き、安心できる地域づくりに協力したい」と決意を述べた。
委員の任期は2年。 -
高遠さくらだるま今日から販売
伊那市高遠町の高遠さくらホテルは1日から、高遠桜だるまの販売を始めた。
ダルマは、高遠城址公園のさくら祭りの開催に合わせ、伊那市の新たな名物にしていこうと作られたもの。
ダルマには桜が描かれていて、高さ15センチのものが1500円、12センチのものが1200円で販売する。 -
障害者社会就労センター「さくらの家」竣工
施設の老朽化などに伴い改修された伊那市長谷の障害者社会就労センターさくらの家の竣工式が30日、行われた。市の関係者らがテープカットをして完成を祝った
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高遠町の旧さくらの家の老朽化や長谷のひまわりの家が手狭だったことから2つの施設が移転統合した。
施設の名前は利用者のアンケートから、さくらの家に決まった。
建物は、県の補助金を受け長谷の旧美和診療所を利用し、去年11月から改修工事が進められてきた。
延床面積は328平方メートルで、作業室が3部屋あるほか、休憩室や相談・救護室などがあり、温かみのある施設に改修された。
式の中で、伊那市社会福祉協議会の小池孝行会長は、「地域の人達に愛される施設に出来るよう努力していきたい」とあいさつした。
また小坂樫男伊那市長は、「経済状況は厳しいが運営面でも、市としてバックアップをしていきたい」と話していた。
新しいさくらの家の利用者の登録者数は28人で、受注企業は10社となる。
利用者は、自主製品をはじめ製品加工、清掃業務などを行っている。
さくらの家の開所式は4月1日に行われる。 -
伊那市で新規採用職員辞令交付
新年度が始まった1日、伊那市では、新規職員辞令交付式があった。新しく入った職員一人一人に、小坂樫男市長から、辞令が手渡された。
小坂市長は「若い人の力に期待している。早く職場に慣れ初心忘るべからずという気持ちを持って職務にあたってもらいたい」と訓示。
また、保健福祉部社会福祉課に配属された有賀智美さんは「全体の奉仕者として誠実かつ公正に職務を執行します。」と誓いの言葉を述べた。
今年度は男性7人、女性6人が採用となり、男性2人を含む5人が保育士、保健師が3人、一般職が5人となっている。 -
高遠城址公園で公園開き
伊那市高遠町の高遠城址公園で1日、公園開きが行われ、市や県などの関係者およそ100人が集まった。
市では当初、公園開きを今月4日に予定していたが、長野地方気象台の開花予想日が2日だったことから、予定を早め、この日公園開きを行うことにした。
小坂樫男伊那市長は「花見客向けの弁当の開発や、まつり期間中のおもちゃ博物館の開催など、経済効果を見込んだ新たな取り組みが始まっている。全国から多くの人が訪れることを期待している」とあいさつした。
また、伊那市の琴同好会の演奏もあり、公園開きに花を添えた。
公園開きではほかに、高遠町の保育園児らが桜雲橋をわたり、さくら祭りの始まりを祝った。
園内におよそ1500本あるタカトオコヒガンザクラは県の天然記念物に指定されている。
昭和58年、1983年に有料化となって以来、去年までに累計でおよそ705万人が訪れている。
公園を管理している伊那市では、桜の開花を4日ごろ、また見ごろは10日前後と予想している。 -
手良地区で松くい虫対策学習会
伊那市の手良公民館で3月31日夜、松くい虫対策学習会が開かれました。
学習会は手良地区で今年1月に松くい虫により枯れたと思われる松が見つかったことから、その対策について考えようと手良公民館が開いたもの。松が植えられている山の所有者や地域住民、約15人が出席し、県や市の松くい虫対策の担当職員から話を聞いた。
手良地区では現在、地区内5カ所で約10本の松が枯れており、松くい虫が原因ではないかと考えられている。
市では松くい虫が活発に活動を始める6月までには枯れた松を伐採するなどの対策をとっていく。
市担当職員は「枯れた松を見つけた場合はすぐに知らせてほしい。被害を早く見つけることで、拡大を防ぐことが大事」と話していました。
手良公民館では、館内に松くい虫に関する展示室を設けており、住民に正しい知識と関心を持ってもらいたいと話している。 -
伊那市子育てガイド完成
伊那市の子育てガイドブックの今年度版がこのほど、完成した。
ガイドブックは、保育園に通う前の子供を持つ保護者のために制作したもの。子育てに必要な情報が34ページにわたり、掲載されており、出産一時金や児童手当の申請方法、相談窓口など、育児に必要な手続きが紹介されている。
また、子育て支援として、サークルや支援団体の一覧などもある。
伊那市ではこれを2,500部作成し、新生児のいる家庭に配布するほか、公共施設でも閲覧や持ち帰りができるようにする。 -
小黒川渓谷キャンプ場開場
伊那市内の萱にある小黒川渓谷キャンプ場の今シーズンの営業が2日から始まった。
施設を管理する伊那市振興公社の職員などが、事務所前で今シーズンの安全を祈願した。
毎年1万人の利用がある小黒川渓谷キャンプ場には、宿泊施設としてキャビンが6棟あり、オートキャンプやテントでのキャンプも楽しめる。
また、5月のGW前には釣り堀の営業も始まる。
伊那市では、「大自然の中で、小鳥のさえずりを聞きながらキャンプを楽しんでほしい」と話していた。
小黒川渓谷キャンプ場の今シーズンの営業は11月末まで。 -
高遠で山林火災
31日午前9時50分ごろ、伊那市高遠町西高遠で山林を焼く火事があった。この火事によるけが人はいない。
伊那警察署の発表によると、火事は西高遠の猪鹿山で発生。500平方メートルほどを焼き、1時間20分後に消し止められた。
火災発生当時は、上伊那森林組合が間伐作業中だった。
伊那署で出火の原因などを調べている。 -
南信森林管理署の桜開花
伊那市内でも早咲きで知られる伊那市山寺の南信森林管理署のコヒガンザクラが31日、開花した。
この桜は昔から、「ここの桜が咲いてから一週間後に高遠の桜が咲く」とも言われているという。
森林管理署の職員によると、あと4日もすれば多くの蕾が開くということで、「長年親しまれた桜を今年も地域の人に楽しんでもらいたい」と話していた。 -
イーナちゃんマレットクラブ開幕
伊那市イーナちゃんマレットゴルフクラブの開幕試合が29日、伊那市の榛原河川敷マレットゴルフ場で行われた。
イーナチャンマレットゴルフクラブは、今年発足7年目で、会員132人が活動している。
開幕試合のこの日は、85人が大会に参加し、シーズンの幕開けを喜びながらプレーしていた。
大会は、36ホール、パー144のコースで行われ、メンバーらは久々にボールを打つ感触を楽しんでいた。
会長の平澤久さんは、「マレットにはマナーはつきもの。シーズンを通してマナーを守り、プレーを楽しみたい」と話していた。
大会の結果、男子は大沢昭人さんがスコア89で優勝、女子は鈴木よしゑさんがスコア92で優勝した。 -
JA上伊那入所式
行政機関などで年度納めがあった31日、JA上伊那では新規採用職員の入所式が一足早く行われた。
入所式は、伊那市のJA上伊那本所で行われ、新卒で採用された23人の職員が一人ずつ自己紹介した。
JA上伊那の宮下勝義代表理事組合長は、「夢・希望ロマンを求めて明るく元気良く、失敗を恐れず若い力を燃焼してほしい」と激励した。
また、入所する職員を代表して秋山将大さんは、「自分たちを支えてくれてきた地域のみなさんのため日々努力し思いやりをもち、持てる力を最大限に発揮したい」と誓いの言葉を述べた。
入所した23人は4月1日、辞令を受け社会人としての第一歩を踏み出す。 -
ごんべえ号運行終了
伊那と木曽を結ぶ連絡バス「ごんべえ号」の運行が年度末の31日で廃止となった。
観光や通院などの利用を見込んだが、利用者数は伸び悩んだ。
伊那バスターミナルでは廃止に伴い、ごんべえ号の時刻表が外された。
朝8時58分伊那バスターミナル発のバスには4人が乗車した。
ごんべえ号は、トンネル開通に伴い伊那・木曽地域を活性化させようと去年4月から試験的に運行が始まった。
伊那からは平日・休日ともに午前中に2本、午後に2本運行していた。
去年の7月にはダイヤを改正し利用者の増加を図ったが、低調な状況が続いた。
また、約3割の利用者は伊那中央病院やみはらしファームなどに行くための市内での利用だったという。
利用状況は、20日現在総利用者数が5950人で一日あたり16.9人だった。
最も多かったのが10月で719人。1日あたり23.2人の利用があった。
伊那市では、「アンケートでは利用したい声が多かったが、実際運行してみると利用が少なく残念な結果となった」と話している。 -
伊那市訪中団桜植樹
中国・北京市通州区と友好都市提携をしている伊那市の訪中団は26日、通州区で桜の植樹をした。
さくらの植樹は、友好都市締結15周年を記念して、通州区運河公園内にある桜花友誼園で行なわれた。
伊那市からの訪中団は、小坂樫男市長を団長に市民ら20人で、25日に日本を出発し27日に帰国した。
桜の植樹は、伊那市からの提案で、オオヤマザクラ系統の150本が植えられている桜花友誼園の開園式も併せて行われた。
訪中団と通州区の関係者は、桜を一緒に植えながら一層の交流を誓い合っていた。
王雲峰・通州区委員会書記は、「来年4月には伊那市を訪ね、満開の桜をみたい」と話していたという。 -
退職者辞令交付式
年度末の31日、伊那市と箕輪町で退職者辞令交付式があった。
伊那市では33人の職員が退職となり、小坂樫男伊那市長から感謝状や「生涯現役」と書かれた市長直筆の色紙などが贈られた。
式の中で小坂市長は、「人生に定年はありません。これからも伊那市のため、地域のために奉仕の精神をもって活躍してください」と述べ、職員らの労をねぎらった。
また退職者を代表して村田隆男さんが、「これまでの経験を生かし微力ながら市政に協力していきたい」と謝辞を述べた。
今年度退職した33人は全員が20年以上、最も長い人は43年間勤続していて定年退職が14人、早期退職者が19人となっている。 -
殿島橋 開通式
平成18年7月豪雨で被災した歩行者専用の殿島橋の架け替え工事が完了した。29日、地域住民や県、市の関係者ら約200人が参加して開通式を行い、新しい橋の完成を祝った。
旧殿島橋は、昭和11年に作られ、平成18年7月の豪雨で橋脚が傾き、通行不能となった。
殿島橋架け替え促進協議会の原俊樹さんは、「地域の歴史と思い出を刻み、多くの人に愛される橋になってほしい」と話し、橋の完成を喜んでいた。
また、橋の架け替え工事を行った長野県伊那建設事務所の山浦直人所長は、「殿島橋は今回で102回目の架け替えとなる。通学路や地域を結ぶ橋として、その歴史を引き継ぎ、使命を果たしてほしい」と話していた。
開通式では、東春近下殿島の「土蔵獅子舞囃子方保存会」は、橋の安全を願う「悪魔払い」の舞を披露した。
渡り初めは、新しい橋が末永く愛され、長持ちするようにとの思いから、東西春近に暮らす3世代夫婦6組を先頭に行われた。
また、橋に取り付けられた橋名板は、春富中学校3年生が書いた。
このうち、「天竜川」の橋名板を書き、通学路として旧殿島橋を利用していた中野智教君は、豪雨災害や通学での苦労を振り返った。
新しい殿島橋は、国の河川改修計画に合わせ、橋の橋脚を減らし、水の流れる面積を増やした。
また、橋脚の長さは以前の橋の2倍の13メートルになり、川底に深く埋められ、より災害に強い橋となっている。 -
校名「高遠高校」で決着
高遠高校の第2次校名検討委員会が30日開かれ、これまで通りの「高遠高校」に決まった。
平成18年度に検討が始まってから2年が経過しての決着となった。
この日、高遠高校で検討委員会が開かれ、委員8人が出席した。
校名については平成17年度に、創立80周年を迎えたことから、学校、保護者、同窓会などで組織する「将来の高遠高校を考える会」で校名変更の案が出た。
しかし同窓会などから「変更ありき」だとして、反対する声があり、関係者の間で混乱が起きていた。
考える会ではアンケートを実施し、それを受けた検討委員会では、高遠高校が最も多かったことなどから、現状通りとする案が出され、了承された。
校名決定に時間がかかったことについて学校では、「県の高校改革プラン実施計画が始まる中、もし校名が変更になった場合、さまざまな混乱が予測されたため」と説明している。 -
中高年女性対象の上伊那観光パンフ完成
中高年女性に上伊那の魅力を知ってもらおうと、地元の女性たちが考えた観光パンフレットがこのほど、完成した。
パンフレットは、上伊那地域に住む40代から60代の女性でつくる「上伊那観光レディースサロン」が作成した。
上伊那観光レディースサロンは、去年の8月に発足したもので、全国の中高年女性に、同世代の目線で見た魅力的な上伊那を観光してもらおうと取り組んできた。
パンフレットは、去年の12月から製作し、参加者14人が一人ひとり考えた魅力的な観光ルートなどを紹介した。
そのうち、小池みほさんは、桜の名所高遠を歴史の町としてPRする観光ルートを考えた。
また小坂美恵子さんは、仙丈ケ岳で見かけた珍しい蝶「アサギマダラ」を観光資源にできないか考えた。
郷土芸能に着目し、上伊那で行われる郷土芸能などを紹介したのは、原静江さん。
原さんは、上伊那で行われる祭りや郷土芸能の時期、場所を一覧にした。
このパンフレットは7500部作成していて、上伊那地方事務所の商工観光課に置くほか、県内外の中高年女性が参加するイベントなどで配布する予定。 -
美篶保育園竣工式
伊那市の美篶中央保育園と美篶東部保育園の統合に伴い建設された新しい美篶保育園の竣工式が30日、行われた。
新しい保育園は、旧農協倉庫と旧美篶支所の跡地に建設された。
竣工式には、市の関係者や地域住民らなど65人が出席した。
小坂樫男伊那市長は、「素晴らしい保育園が完成した。子ども達が小学校やお年寄りと相互に交流出来る美篶の文化の中心地となった」とあいさつした。
美篶保育園の広さは1364平方メートル。年少、年中、年長それぞれ2クラス編成となっていて、伊那市の保育園では2番目に大きい施設となる。
保育室が6部屋、末満児室が2部屋、リズム室が2部屋あるほか、子どもたちの居場所づくりとして本などを読めるスペースが設けられた。
また、ペレットボイラーを使って給湯・暖房・末満児施設の床暖房が完備されている。
平成21年度中には保育園に隣接して、お年寄りの交流施設が建てられる計画。
4月から美篶保育園に入園するのは、30日現在で151人。入園式は4月4日に行われる。 -
いのちとくらし・雇用相談会
不況のあおりを受け、仕事や生活面で悩みを抱える人を対象にした相談会が30日、伊那市のJA上伊那本所で開かれた。
相談会は、不況で苦しんでいる人の手助けをしたい竏窒ニ、上伊那地域の住民有志の会が開き、地方議員や生活保護についての専門家、上伊那地方事務所の職員らが相談に応じた。
相談に訪れた伊那市に住む日系ブラジル人の男性は、「派遣で働いていたが、2月に解雇された。住んでいたアパートも派遣先のもので、今は友達の家に居候している」と話し、仕事や金銭面について相談していた。
相談会では、その場で解決しきれないものについては、一緒に役所に行くなどの対応もしていくという。
また、会場には餅やジャガイモなどの食料も準備していて、食べ物に困っている人に配布した。 -
仙流荘で新メニュー「桜御膳」
伊那市長谷の宿泊施設仙流荘は、花見シーズンに合わせ、桜にちなんだ新メニュー「桜御膳」を発表した。
桜の塩漬けで炊いた桜釜飯、葉を練りこんだ蕎麦、花を浮かべた白ワインなど、桜を使った料理は香りも一緒に楽しめる。
また、桜肉とも呼ばれる馬肉のすき焼きや刺身のほか、ヨモギやフキノトウなど春の食材を使ったものなど全部で11品となっている。
このメニューは4月1日から5月中旬までの期間限定で一人前4500円、10人以上での予約が必要。
仙流荘では、「高遠とは違った桜や山の景色と一緒に、ゆっくりと春を楽しんでほしい」と話している。 -
認知症予防講演会
高齢者の認知症予防についての講演会が25日、伊那公民館で開かれた。
認知症について理解を深め予防に努めてもらおうと伊那市が開いたもので、今回は、市内65カ所の公民館で行っている脳いきいき教室の合同教室を兼ねて開催した。
講師は京都府のNPO法人認知症予防ネット理事長の高林実結樹さんが務めた。
高林さんは、「明るく、頭を使って、あきらめない」の頭文字をとった「スリーA」をモットーにした脳を活性化させるゲームを教室で取り入れている。
高林さんは、「隣の人と大笑いすることで閉ざされた心が開き、人間同士の結びつきに再び目覚めることができる」「認知症はあきらめないで、悪化することを予防してほしい」と話していた。
また、体を動かして脳を活性化させるための運動も行った。
伊那市によると現在、市内で認知症とされる人は840人と推計されている。
伊那市では、来年度から脳いきいき教室を80カ所に増やす予定で、認知症予防のきっかけづくりを進めていきたい考え。 -
殿島橋 29日開通式
平成18年7月の豪雨災害で被害を受け、架け替え工事が行われていた伊那市東春近の殿島橋が29日開通する。
殿島橋は、平成18年7月の豪雨により傾き、通行できなくなった。
架け替え工事がこのほど終了し、新しい橋が姿を見せている。
新しい橋は歩行者自転車専用で、延長232メートル、幅4メートル。総事業費は約7億円。
東春近側は旧殿島橋と同じ地点、西春近側は旧殿島橋より40メートルほど上流の地点を結んでいる。
橋に取り付けられた橋の名称の文字は、春富中学校の生徒が書いたという。
開通式は29日午前10時から行われる。三世代夫婦による渡り初めのほか、春富中学校吹奏楽部の演奏や獅子舞などを予定している。 -
美篶小3年2組に感謝状
アマランサスとの関わりを通じて地域を元気にしたとして、伊那市の美篶小学校の児童に27日、伊那商工会議所から感謝状が贈られた。
感謝状を受けたのは、総合学習の一環としてアマランサスの栽培などに取り組んできた美篶小学校の3年2組。
今回は、この活動で指導してきた信州大学農学部の根元和洋助教から、子どもたち一人ひとりに宛てた感謝状も贈られた。
アマランサスは、伊那商工会議所などが中心となり、地域振興に役立てるための研究が進められている。
アマランサスの栽培を通じて地域の食や農業、産業について学んできた3年2組の取り組みは、アマランサスの認知度を高め、可能性を広げたとして評価された。 -
映像作家の北村さんが井月の映画撮影
漂泊の俳人、井上井月を題材にしたドキュメンタリー映画の製作が、伊那を舞台に進められている。
伊那市美篶の笠原薬師堂で28日、地元住民の協力のもと地区の伝統行事、数珠まわしの撮影があった。
井月の映画を製作しているのは、伊那市出身で、現在東京都でNHKのドキュメンタリー番組を手掛けるなど映像作家として活躍している北村皆雄さん。
北村さんは、井月の生き様や井月の愛した伊那の美しさを伝えようと、映画製作の構想を温めてきた。
北村さんは、井月を研究し、文化事業や観光事業につなげようと活動する社団法人井月顕彰会のメンバーでもあり、映画製作は顕彰会の事業の一つにもなっている。
映画は、伊那に残る伝統文化や風景を映像で綴ることで、井月の過ごした伊那や井月の思いを辿ろうというもので、今回は数珠まわしが撮影された。
映画は2時間ほどのドキュメンタリーで、2011年3月の完成を目指す。
今年の冬には撮影スタッフを増やし、本格的な撮影を始めるという。 -
信州高遠ドリームコンサート
伊那市高遠町の「国立高遠青少年自然の家」の利用者によるコンサートが28日、伊那市民会館で開かれた。
信州高遠ドリームコンサートは、青少年団体の発表の場を設け、広く一般の人たちに活動を理解してもらい、団体ごとの交流の場にしてもらおうと、今回初めて開かれた。
コンサートには、県内外から9団体、約200人が参加し、それぞれ練習してきた歌やダンスを披露した。
このうち、辰野町の信州豊南短期大学の三味線部は、津軽じょんがら節や秋田音頭などを演奏した。
またこの春、保育園を卒園し、4月から小学校に入学する高遠町の子どもたちは、「ドキドキドン一年生」など元気良く歌っていた。
主催した高遠青少年自然の家のスタッフは、「県内外から多くの人に集まってもらいうれしい。素晴しい交流の場になった」と話していた。 -
高遠町子育て支援センター閉所式
来年度から美篶東部保育園の跡地に移転する伊那市の高遠町子育て支援センターで27日、閉所式があった。
約30組の親子が集まり、慣れ親しんだセンターで最後の交流を楽しんだ。
式では、白鳥孝副市長が「美篶東部保育園はここから近い所にある。施設も広いので、幅広い友達と交流ができると思う」と話した。
また、指導員の三澤昌江さんは、子どもたちのために作ってきた手作りおもちゃを一人ひとりにプレゼントした。
高遠町子育て支援センターは平成19年に開所し、主に高遠町地区の親子が利用してきた。
しかし、ほかの地区から通いにくいなどといった理由もあり、利用者が少なく、施設も手狭だったため、今年度で閉園となる美篶東部保育園に移転されることになった。
新しいセンターは来月1日に開所する予定で、移転後は美篶子育て支援センターとなる。 -
城取茂美さん 笑い療法士2級認定
伊那市西箕輪公民館長の城取茂美さんは、笑いからの健康づくりをする笑い療法士の2級に県内でただ1人認定された。
城取さんは3年前の2006年7月9日、3級に認定された。
そして今回、全国で390人の中から40人が2級に認定され、城取さんは県内でただ1人、2月28日付けで認定された。
2級になったことで、病院などからの派遣要請に対し応じなければならない時があったり、心のケアへのバックアップが盛り込まれるなど責任が3級に比べて重くなる。
城取さんは、13年間務めた公民館長を今年3月末で引退する。
平成14年から始めた西箕輪地区での脳いきいき出前講座は、当初各地区持ち回りで年4回だったのが、おととしから7地区すべての地区で1カ月に1回行なわれるようになった。
27日は、公民館長としては最後の講座が上戸集落センターで行なわれ、小気味良いしゃべり口調で会場を沸かせていた。
今年度末で後進に道を譲る城取さん。4月からは、笑い療法士として、伊那市内全域で活躍することになっている。