-
南アルプスを望む高台でハーブが彩る「カモスガーデン」をつくる
箕輪町下古田
加茂克昭さん(57)カモスガーデンの“カモス”には、『加茂’s』と、『(香りを)醸す』っていう二つの意味があるんだよ竏秩B
南アルプスを正面に望む伊那市西箕輪の高台にあるカモスガーデン。ローズマリー、ロシアンセイジ、ミントなど、ハーブを中心とする花たちが四季折々に庭を彩る。中でも、20種約1万3千株あるラベンダーが咲く6月から8月中旬にかけては、一面が淡い紫色に染まり、心地よい香りが辺りを漂う。
都会の喧噪(けんそう)を忘れて心安らぐ香りの中でひと時を過ごしてみませんか?竏秩B道行く人たちに花たちが語りかける。
「ラベンダーは知る人ぞ知る一年中楽しめる花。花の時期はもちろん、花の咲かない秋だってシルバーグレーの硬い葉っぱが出て、それもまたいい。冬は雪で黒がかった色に変わってくるのだけど、その色もきれい。背景には雪をかぶった南アルプスも見える」
◇ ◇
自分の手で土にさわりながら植物を育てたい竏窒ニ、考えるようになったのは45歳を過ぎてからのことだった。夢を実現すべく、横浜市で経営していた会社を締め、ハーブガーデンを開くために妻の実家のある上伊那に移住。しかし、こちらでやろうと思っていたハーブガーデンの企画が頓挫してしまい、一瞬にして右も左も分からない辺鄙(へんぴ)な地に取り残されることに。途方に暮れながら、しばらくは何もできない日が続いた。
せっかく景色のいい所にいるのだから景色のいい所に住みましょう竏秩Bそんな姿を見かねた妻が探してきた小さなアパートに移り、改めて自分の思いを見直す中で、再起をかけて動き始める。
まずは辰野町の生産者に頼み込んで仕事をしながら花の栽培技術を学ぶ。
「その年は何年かに一度の大雪が降って、つぶれたハウスを建て直す作業から始めたんだけど、それまでだらだらしていた50近い体で真冬の朝の凍った世界に出ていったものだから大変だった。耳なんかがしもやけになってね」と笑う。
その傍ら、アパートの近くにあった使われていない畑を借り、庭づくりを始める。しかし、そこは10年以上も使われていなかった荒れ地だったため、地力を再生させるために1年間はただひたすら土を耕した。次は品種の選定。種を取り寄せては枯らしという作業を繰り返す中で、寒いこの地でも育つ品種を一つひとつ検証。ガーデンとして一般の人に開放できるようになるまでに5年を費やした。
「実際にやってみて、横浜に帰ろうと何度も思ったけどね。それでも横浜にいたころは仕事の付き合いでも見栄を張って無理をして生きていたけど、今は自然のままで生きている。体も健康になったしね」と語る。 -
伊那市ふるさと大使 三沢さんが伊那中で講演
伊那市ふるさと大使のハワイ大学大学院教授三沢満さん(70)=ハワイ在住、西町区出身、写真=が26日、伊那中学校で、「少年少女の志を世界に向けて」と題した講演会を開いた。
三沢さんは出席した1、3年生に対し、進路に関係して講話。「今から地球規模の大きな気持ちを持ち、世界に飛び立つことを思ってほしい。そして、一日、一日を目的を持って過すことが大切」などと訴えた。
経済学博士として活躍する三沢さんは、世界で自分の気持ちを伝えるためには英語力が必要と主張。そのためには、▼耳から入る英語を覚える習慣を持つ▼英語に抵抗をなくすため、外国に友人をつくる竏窒ネどの方法を実践してほしいとした。
また、「海外で活躍するにも伊那がよりどころになる。故郷の意味を考え、そこからどう羽ばたいていくかが重要となる」と話した。 -
岸本和子さん 個展 ベル伊那・31日まで
中央画壇で活躍する洋画家、岸本和子さんの油絵展は31日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。
正統派の人物画を描き続け、現在は東京都羽村在住の画家。新作を中心に、女性像や花、西洋人形を題材とした32点を展示販売している。
人物画は、フラメンコ、バレーなどの服に身を包んだ女性像を描いている。画家本人の誠実な人間性がにじみ出ているそれぞれの作品に、多くの人の注目が集まっている。
午前10時縲恁゚後6時30分(最終日は午後4時)。入場無料。 -
伊那公民館高齢者教室、山本勘助について学ぶ公開講座
伊那公民館の高齢者教室は25日、オープン講座を開いた。受講者や一般参加者など約100人が参加。元信州高遠美術館館長の堀井英雄さんを講師に迎え、NHKの大河ドラマで注目を集め、高遠城を築いたとされている山本勘助について学んだ=写真。
堀井さんを迎えて開く公開講座は2年目。市町村合併にちなんで昨年、高遠町に縁の深い絵島をテーマとした講座を開催ところ好評だったため、今年も高遠の歴史に関連した歴史講座を企画。
堀井さんは、武田信玄に器量を認められ、武勇に優れていたとされる勘助だが、甲陽軍鑑以外の史書や古文書に登場しないことから、実在の人物だったか疑問視されていたことを説明、しかし、昭和40年代に発見された市川文書に名前があったことで「実在が明らかになった」とした。
また、さまざまな資料の中にある勘助に関する記述を紹介し、築城術、戦術ともに高く評価されていたことを示した。 -
KOAが感謝祭バザーの収益金を大萱の里へ寄付
KOA(本社・伊那市、向山孝一社長)は26日、6月感謝祭で開いたバザーの収益金10万円を伊那市西箕輪の身体障害者療護施設「大萱の里」(堀井文英施設長)に寄付した=写真。
福祉施設への寄付は11年前から取り組んでおり、今回は13回目。同社では例年、地域社会との信頼関係構築を目的として株主総会後に感謝祭を開催している。その中で、地球環境問題への取り組みとして社員の家庭にある商品価値のある不要品を集めたバザーも実施。その収益は、上伊那の福祉施設に寄付してきた。同施設にはこれまでも車いすやイベント用テントなどを寄贈している。
この日は、バザーの代表者ほか4人が施設を訪問。利用者らにバザーの趣旨などを説明し、収益金を堀川施設長に手渡した。
堀川施設長は感謝の意を示し、「有意義に使わせてもらいたい。AEDの導入を検討しているので、その購入費にしたいと考えている」と語った。 -
第2回伊那市新ごみ中間処理施設用地選定委員会
第2回伊那市新ごみ中間処理施設用地選定委員会(委員長・伊藤精晤信州大学名誉教授)が26日、伊那市駅前ビル「いなっせ」であった。今後の進行スケジュールを確認。事務局から立地の適正を評価するため具体的な評価項目例と検討手順案が示され、次回委員会で具体的検討に入ることとなった。
事務局は立地を回避すべき地域かどうかを見るための具体的な評価項目として北アルプス広域連合、上田地域広域連合の例を紹介し、各広域連合の実施状況を掲示。▽自然環境保全▽生活環境保全▽災害面への配慮▽教育福祉施設との位置関係竏窒ネど、いくつかに分類し各広域連合の実施状況と詳細基準を比較し、上伊那広域連合が02年のごみ処理基本計画に基づいて設定した評価項目なども公開した。
会議概要は伊那市のホームページ上で公開するとともに上伊那広域連合圏内の住民から意見を募り、内容検討と必要に応じた公聴会などを開催していく。 -
伊那市消費者の会が廃油を使った石けんづくり
伊那市消費者の会(向山八千子会長)は23日、廃油を使った石けんとぼかしづくりを実施した=写真。この日は約10人のメンバーが参加し、かせいソーダを混ぜた廃油を型に流し込むなどといった作業に取り組んだ。
ごみの減量化を目的として30年以上前から続いている取り組み。廃油を使った石けんは牛乳パックは豆腐の空きパックなどを型として使用していたこともあったが、今年からはステンレス製の金型を用いて作製している。
冬場を除く4月縲・1月にかけて作業を行っており、石けんは年間数千個以上を作る。
出来上がった品物は上伊那農業協同組合(JA上伊那)の本所やあじーな、羽広荘などで販売しているほか、10月に開く伊那市の生活展にも出品しているが、雑誌に紹介されたことがあるなど、好評だという。
価格は石けんが300グラム100円、ぼかしが900グラム300円。 -
水辺の競演ハス、スイレン:
夏の水辺を彩るハス、スイレン、炎暑の中の一服の清涼剤として人々に親しまれている。エジプトの神々の王、オリシスに捧げられた聖なる花、ハス。釈迦誕生の時、五色のハスの花びらが降り注いだと言われ、泥水から清らかな花を咲かせることから、中国では「君子」として称賛される。スイレンは太陽に恋した乙女が、両親に反対され、湖に身を投げ、その乙女の魂がスイレンになったという悲しい伝説がある。かつて湖沼で普通に見られたコウホネ、「崇高」「美しい人格」という花言葉を持つ、古刹でひっそりと金色の花を咲かせている。今回は涼を呼ぶ、各地のウォーターガーデンを紹介する(大口国江)
##(中見出し)
ピンクと白のハス、色とりどりのスイレンも見ごろ、飯島町赤坂の小山重美さん
飯島町赤坂のふれあい農道沿いの休耕田でピンクと白のハス、黄色やピンクのスイレンが見ごろを迎えている。
近くの農業、小山重美さんが4年前に、15アールの田にハスは白2株、ピンクの八重5株、スイレンはピンクの濃淡、黄色をそれぞれを1、2株植えたところ、田1面に繁殖した。スイレンは6月20日ころから、ハスは7月初めから次々と開花し、今が見ごろ、来月中旬まで楽しめる。
小山さんは「ハスは清浄無垢、仏様の花で尊い」。妻の金子さんは「スイレンは花の形も整い、小さくてかわいい」と話している。
道路沿いとあって、関心が高く、「これも植えておいたら」と、ガマやマコモダケも持ち込まれ、田んぼの隅に植えられた。中にはフナやコイを放流する人もあり、魚を狙ってシラサギも来るなど、田の中はにぎやかとか。
##(中見出し)
神秘的な花、貴公子の風情が魅力、伊那市山寺、茅原英男さん
JR伊那北駅北の線路沿いに茅原さんのハス田はある。「こんな町中にハスが咲いている」と、大抵の人は驚く。
98年から知人に分けてもらったり、種苗会社から苗を取り寄せ、白やピンクなど8・2アールで栽培している。
今、咲いているのはつぼみの先端はピンクで、開くと真っ白になる白ハス。続いて、ピンクの花も咲き出す。
大型で花弁は20枚前後の花は、夜明け前から咲き始め、日の出には満開、ほのかに甘い香りが漂い、午後には閉じ始める。これを3日間繰り返し、3日目の午後から散り始める。
「崇高な雰囲気、けがれのない花の美しさ、田んぼ1面に漂うほのかな香り、梅雨のうっとうしさを忘れる」と魅力を。もう1つの魅力はハス田に集まる、メダカやタニシ、カエルなど。「ハスの葉の上でカエルがひなたぼっこをしている。とてもかわいい」と笑顔を向ける。
##(写真)
(1)
##
##(中見出し)
ハス、スイレン、コウホネ、水辺の3重奏、駒ケ根市東伊那の下島安正さん
駒ケ根市東伊那の竜東線から田んぼ1枚隔てた下島さんの休耕田では、ハスやスイレン、コウホネが水辺の3重奏を奏で、涼を呼んでいる。
3・5アールに植えられたハスは、濃いピンクで弁数が90枚前後となる八重茶わんハス、つぼみの先端がピンクで、開くと白くなる白ハスの2種類。無数の花を8月下旬まで咲き続ける。
3アールのスイレンの池には白と黄色、ピンクのスイレンのほか、黄色のコウホネが水面を彩る。スイレンは6月から咲き始めた。
##(中見出し)
名園にひっそりと咲くコウホネ、スイレン、駒ケ根市光前寺
駒ケ根市の古刹・光前寺(吉沢道人住職)の本坊客殿奥の庭園は築山泉水庭で、前面に池があり、四季折々の水辺の景色を創っている。
初夏と晩秋には濃紫のカキツバタが池を彩り、今は金色のコウホネ、まもなくスイレンも咲く。池の周りにはギボウシが群生し、水色の涼しげな花を多数咲かせている。
池1面でなく、ぽつりぽつりと浮葉を漂わせ、真鯉、緋鯉がわずかに水面を揺らす。ここだけ、時はゆっくりと流れる。
庭園を望みながら、お茶と菓子の接待を受ける、まさに至福のひととき。
# -
「夏の交通安全やまびこ運動」始まる
07年度「夏の交通安全やまびこ運動」が25日、県内で一斉に始まった。31日までの7日間、県や警察が協力し「信濃路はルールとマナーの走るみち」を運動スローガンに交通事故防止を呼びかける。
南箕輪村の中央道伊那IC出口では、交通安全指導所を開設した。伊那警察署、伊那交通安全協会など関係者約80人が啓発チラシなどを料金所を通過するドライバーに配布=写真。「お気をつけて」などと呼びかけ、無事故を祈った。
また、伊那安協女性部がつくった人形「伊那娘(いなっこ)」も配布。一つひとつ手作りの人形には、運動スローガンが記した紙の札も付いていて、関係者らは「啓発に役立てば」と配っていた。
伊那署によると、管内で今年に入って発生した人身事故件数(24日現在)は、303件(前年比31件増)、けが人は388人(同58人増)、死者は0人(同3人減)。県内の人身事故発生数が6658件で前年比539人減に対し、増加傾向となっている。
女性や高齢者が被害者となる事故、夜間や交差点内で発生する事故が増えているという。
啓発チラシなどを配布する参加者(中央道伊那IC、南箕輪村) -
ガールスカウトのデイキャンプ
ガールスカウト長野第26団(木部則子団委員長)は22日、「デイキャンプ」を伊那市の伊那公園で開いた。保育園年長から中学生まで約30人のスカウトや保護者が集まり、テント張りに挑戦した=写真。
小学4年生以上のスカウトが集うキャンプが8月にあるため、このキャンプに参加するジュニア部門のスカウトが、テントの建て方を練習するために企画したもの。
最初に保護者とすでにテントを建てた経験のあるシニア部門(中学生)のスカウトらが見本として1棟のテントを設置。そのお手本を参考として、ジュニア部門のスカウトたちもテント張りに挑戦。くいを打ち込んだり金具を組み合わせたりと慣れない作業に戸惑う場面も見られたが、協力し合いながら作業に励んでいた。 -
文教委員会が上伊那農業高校定時制で現地調査
長野県議会文教企業委員会(佐々木祥二委員長)による現地調査が23日、県内各地であった。上伊那では、伊那養護学校、上伊那農業高校定時制を訪れ、各学校の関係者などから現状についての説明を受けた。
そのうち上伊那上農高校定時制では、学校関係者から生徒数に関する最近の傾向などについて報告を受け、08年度から予定している多部制・単位制高校と統合に伴なう影響などについて質問。三井忠人校長は箕輪工業高校の職員らでつくる準備委員会に同校職員が参加し、上農の要望をできるだけ受け入れてもらうために動いていることを説明。少人数授業の実現に向け、1クラス40人定員であっても20人規模とするために2講座設けるよう要望していることなどを示した。
一方、現地調査に伴なって上伊那農業高校定時制の存続を願う会(北原平吾会長)の陳情もあり、交通面、精神面への配慮から上農定時制存続を求めた。佐々木委員長は「地元議員と話し合いながら委員会審議の中で検討していきたい」とした。 -
伊那オーストリッチファーム体制建て直し検討のための話し合いへ
伊那市中の原にあるダチョウの食肉処理販売会社「伊那オーストリッチファーム」(宮下栄三社長)が、体制見直しを検討するための話し合いを進めていることが23日までに分かった。事業主体である上伊那農業協同組合(JA上伊那)は「回答できない」として経営状況に関する情報を一切公開していないが、一部関係者によると赤字経営が続いていたという。
ダチョウの研究に取り組む信州大学農学部を事務局として、市やJA上伊那、上伊那地方事務所などによる「信州ダチョウ研究会」が発足したのは96年。ダチョウを使った産業への模索を始めるとともに、繁殖技術の確立を進め、2001年7月にはJA上伊那が国の補助事業としてダチョウの処理加工施設を整備。地元の農家などでつくる伊那オーストリッチファームに委託した。当初は年間最大処理数である248羽を処理目標として稼働し始めたが、実際には目標の半分にも届かず、実際の処理数は平均で50、60羽程度に留まっていた。
こうした状況を受け、JA上伊那をはじめ、伊那市、上伊那地方事務所などは特産品化、消費拡大に向けた取り組みを進めてきたが、一般的な食肉よりコスト高な一方、ニーズが少ない今の段階では肉の流通だけでは経営が成り立たないのが現状。JA上伊那の販売店や地元の観光施設、県外などに販売してきたが、一部の施設では、輸入したダチョウ肉を使用していた。
取材に対し宮下社長は「形は変わっても火は消さないと思う。いずれにしてもまだはっきりとしていないことなので何とも言えない」としている。 -
地域づくり活動を支援
伊那市は24日、住民と行政の協働のまちづくりを推進するための地域づくり活動支援金を交付する17事業を発表した。本年度の新規事業で、支援金の総額は440万円。
これは、地域の課題解決に向けた実践的な活動を支援し、市民が主体となった地域づくりを進めるもの。
6月末まで募集したところ、花作りを中心に、公園の整備、元気おこしなど33事業の申し込みがあった。
酒井副市長を委員長に、地域協議会長、区長会長、教育長など8人でつくる選考委員会で▽地域の活性化につながる▽地域課題に対して独自のアイデアや視点を持っている▽住民参加型の活動である竏窒ネどの基準で選んだ。
他の補助金で対応できるものや、団体の経常経費・施設維持費などに利用するものは不採択とした。
小坂市長は「地域コミュニティーのきっかけになれば良い」と話した。
支援金の交付は11年度までの5年間で、1年ごとに募集する。1団体当たり50万円が限度。活動の実績報告によって交付する。
採択事業は次の通り。
▽東春近地区協議会=東春近の景観づくり(三峰川や天竜川隣接地への桜の植栽)▽寿会=手良野口区の東松環境整備(観音堂跡地の公園の再生)▽桜を守る会=高遠町河南区勝間の枝垂桜を守る(桜のこけや宿木の除去や周辺整備)▽伊那公園桜愛護会=伊那公園の施設整備(木製のテーブル・ベンチの設置)▽城南町民ふれあいの場づくりを進める有志の会=雑木林の整備と有効活用推進(雑木林の整備と副産物などの恵みを利用したコミュニケーション)▽いこいの広場づくり=日影区大宮のいこいの広場づくり▽城山公園を守る会=長谷市野瀬区の城山公園を守る(公園周辺の斜面にツツジを植える)▽唐ノ木ひら共有地組合=西春近小出島区花の里づくり(傾斜地への桜、カエデ、ツツジの植栽)▽長谷にぎやかい=長谷非持区元気おこし(地域のイベントの開催など)▽山室の将来と発展を考える会=高遠町三義区の花き栽培による農地有効利用とホームページによるPR(遊休農地を利用したボタン、アヤメ、ショウブの栽培)▽高尾町花の会=山寺区高尾町花の会(高尾公園通り沿線の花壇整備)▽境区コミュニティー花壇の会=花壇作り(モデル花壇作りで、家庭ガーデニングの普及)▽手良地区活性化促進会議企画委員会=手良の里花いっぱい運動(全戸への菊の苗配布)▽旭町実業団=坂下区旭通りのまちじゅう花いっぱい(花を飾り、活気と心安らぐ商店街作り)▽中溝の会=坂下区飲食店街の花いっぱい(同)▽入舟商栄会=商店街フラワーガーデンやすらぎの街づくり(同)▽仲町町内会=高遠町中区の花いっぱい運動(街路のプランター設置) -
みはらしファームのカブトムシ牧場のカブトムシ、着々と成長
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファーム内にある「カブトムシ牧場」では、5月ころから発生し始めた幼虫たちが成長し、続々と成虫に成り始めている。
カブトムシ牧場は昨年から新たに設置したもので、みはらしファームの近くにあるウッドチップの中に発生した幼虫を採集。成虫になるまで育てたものを牧場の中に放ち、利用者にカブトムシ狩り体験を提供している。
今年は2千匹の幼虫を確保し、思ったより成長が早かったため、先着50人限定してらファーム利用者に一時的に牧場を開園したところ、定員いっぱいの利用があったという。
カブトムシ狩り体験は28、29日の「夕涼み市」に合わせて実施するほか、8月12日縲・4日にも行う。
体験はオス、メス1匹ずつで300円。 -
伊那市 中学生海外研修
夏休み中の12日間、カナダへ語学研修旅行に参加する伊那市の中学2年生16人(男子3人、女子13人)が23日夕、市役所を訪れ、酒井副市長らに出発前のあいさつをした=写真。
市が毎年、計画する中学生海外研修で、期間は30日縲・月10日。豊富な自然環境に恵まれた人口約8万人の地域、アルバータ洲レスブリッジ市で語学研修をする。期間中はホームステイし、地元の学生らとスポーツ交流などもする。
「文化の違う人々と積極的に話し、日本の文化も伝えてきたい」などと、参加者一人ひとりが研修に向けて意気込みを披露。中には、けん玉、福笑い、扇子などを持参し、異文化交流を楽しみたいと期待する生徒たちもいた。
酒井副市長は「有意義な、夏休みの思い出になることを期待する。カナダのみなさんとよい出会いをし、いろいろな体験をしてきて」と見送った。 -
伊那市・西箕輪中で1学期終業式
伊那市の西箕輪中学校(増沢英徳校長、162人)で24日、1学期の終業式があった。市内の小中学校では最も早い夏休み入り。生徒らは1学期を振り返り、休み中の目標を掲げた。
1縲・年生の各代表が今学期を振り返った。3年の笠松崇志君は、野球部の最後の大会について「3年生は少なかったが互いのことを知り、支え合うことが出来た。最高の仲間ともっと野球がしたかったが今後は、この経験を勉強や生活面に生かしていきたい」と話した。
増沢校長は「夏休み中にしか出来ないことに挑戦して。勉強でも昆虫採集でもよいので、一回りもふたまわりも大きくなったみなさんに2学期の始業式で会えることを期待する」とあいさつした。
終業式で校歌斉唱する西箕輪中学校の生徒 -
ドロカップ2007in伊那
どろんこサッカーの全国大会「ドロカップ2007in伊那」が22日、伊那市長谷の仙流荘近くにある休耕田であった。上伊那を中心に県内外の30チームが参戦。泥まみれになりながら互いに相手チームのゴールを目指して、ボールを追いかけた=写真。
伊那商工会議所青年部(三沢俊明部長)が新伊那市のPRなどを目的として昨年初めて企画したもので2年目。今年は長谷地区の黒川上流付近にある休耕田を会場とし、ホームページなどを活用して先着32チームに限定して全国から出場チームを募ったところ、今年は上伊那地区以外からの応募も多く、うち3チームは愛知県からの参加もあった。
各チームの選手たち慣れない田んぼに足をとられながらも白熱した試合を展開。「仮装大賞」なども設けたところ、アニメのキャラクターなどを装って出場するチームも多数あり、衣装ごと全身泥まみれとなりながら会場を楽しませた。
松本市、塩尻市の友人とともに初めて出場した谷睦さんは「大変だけど楽しい。来年も挑戦してリベンジしたい」と話していた。 -
第23回斉藤杯争奪囲碁大会
日本棋院上伊那支部(神田福治支部長)は22日、第23回斉藤杯争奪囲碁大会を伊那市西春近のサンライフ伊那で開いた。小学生から80代まで43人が集まり、トーナメント戦とリーグ戦を展開。日ごろの成果を競い合った。
上伊那支部最大の棋戦として年に1度開催している同大会は、先着32人がトーナメント戦を展開。小学生から有段者までがすべて同じトーナメントで腕を競い合う。そのほかの出場者やトーナメント戦の敗退者は3段以上のA級と2段以下のB級に分かれ、リーグ戦で対局する。
トーナメント戦はハンディキャップゲームとなっており、大人と肩を並べて勝ち進む小学生の姿も。参加者らは碁盤をにらみながら、一手一手を画策し合っていた。
結果は次の通り。
【トーナメント戦】(1)辻耀(6段、伊那東部中3年)(2)鬼頭隆雄(6段、駒ヶ根市)(3)田中宏道(初段、西春近北小3年)(4)福沢秀伸(5段、伊那市)
【A級(3段以上)リーグ戦】(1)知久喜明(4段、伊那東部中2年)(2)寺田昭一(5段、伊那市)(3)神田福治(5段、伊那市)
【B級(2段以下)リーグ戦】(1)城倉恒久(2段)(2)酒井喜太男(初段)(3)井坪光男(2段) -
コンビニ強盗 犯人捕まる
伊那市伊那のコンビニエンスストア「ローソン伊那仲町店」に21日未明、男3人が店員を脅して売上金など現金20数万円を奪って逃げた事件に関し、伊那署は同日午後9時03分、強盗の疑いで、同市西春近の土木造園作業員小林洋幸容疑者(22)を逮捕した。
また、松本署が同日、集団強姦(ごうかん)などの容疑で逮捕した男2人が強盗への関与を認める供述をしていることが23日、同署などの調べで分かった。容疑者は住所不定、無職田辺裕貴容疑者(20)と上伊那郡の無職少年(19)の2人。
小林容疑者は、聞き込み捜査などから割り出し、自宅にいたところを任意同行して逮捕。同容疑者は犯行を認めていて、「金欲しさ」の犯行だと供述しているという。
伊那署の調べによると、小林容疑者らの自宅などを家宅捜査した際、売上金が入ったレジスタンスのトレーや犯行に使ったバールなどが出てきたため、犯行が裏付けられた。
同署では、松本署の捜査が終わり次第、容疑者2人を再逮捕する考え。 -
コンビニに深夜強盗
21日午前1時3分ころ、伊那市伊那のコンビニエンスストア「ローソン伊那仲町店」に入ってきた3人組の男がいきなり店員らを金属バットで脅し、レジにあった同店の売上金など現金二十数万円を奪って逃走した。
事件当時、店内には男性店長(43)とアルバイトの男性店員(58)の2人が勤務していたが、いずれもけがなどはなかった。客はいなかった。
伊那署によると、店に入ってきた3人組のうちの1人の男がいきなり金属バットを振り上げ商品棚の前にいた店員を脅し、店の事務室に入ろうとしたが、店長が阻止。その間に別の男がレジから現金を奪った。
3人組は店を出てから走って逃げた様子で、店の駐車場に車などはなかった。金属バットは店の外に捨ててあった。
店からの非常通報装置で連絡を受けた警備会社が警察に連絡。伊那署と県警本部刑事部が聞き込み調査などを続けている。
伊那署によると、3人はいずれも身長160縲・70センチで、白い手袋をしていた。
金属バットを持っていた男は、年齢20歳前後、坊主頭で、黒の半そでシャツ、灰色半ズボン、を身につけていた。
他の2人はいずれも頭にタオルをかぶり、白いマスクをしていた。服装は1人が黒いジャンパーに白いズボン、もう1人が黒っぽいしま柄長袖シャツに黒のズボン。
同店には防犯カメラがいたるところに設置してあり、今回の犯人も写し出されていた。 -
かんてんぱぱで現代工芸長野会会員小作品展
日本現代工芸美術家協会長野会の有志24人による「現代工芸長野会会員小作品展」が30日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。日展、日本現代工芸美術展などで活躍する各種工芸作家の作品約千点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
同会では例年、県内作家の日本現代工芸美術展に出展した作品を一堂に集めた展覧会を開催しているが、今回の展覧会は「普段作家たちが制作する作品を楽しみながら見てもらう」と小作品ばかりを集めた。
陶磁、金属、漆、ガラス、染色など、さまざまな分野の作家が、自分の展示スペースを個性豊かに演出。器や花器、ランプなどといった生活に身近な作品も多く、購入できるようになっている。
箕輪町の木工作家、中沢達彦さん(50)は「小作品の展覧会は3、4年に一度のもの。その間に作家自身も作品も変化しているので、そういう変化を楽しみながら見てほしい」と話していた。
入場無料。午前9時縲恁゚後6時(最終日は午後4時まで)。 -
茶道具名工逸品展
人間国宝作家らの作品が並ぶ展示即売会「茶道具名工逸品展」は24日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。茶碗、水指、香炉など約60点を並べている。
10代大樋長左衛門の「黒茶碗」、16代永楽善五郎の「紅葉絵茶碗」の秀作のほか、廣澤洋海の細密香炉など見ごたえのある作品の数々を出品している。
また、同時併催の「鑑賞陶磁展」では、松井康成の「晴白練上壷」、今泉今右衛門の「色鍋島吹墨花瓶」などの作品もある。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。22日(午前11時縲恁゚後4時)まで「お呈茶」も実施している。 -
橋爪まさゆきさん陶芸展
岡谷市に窯を構える陶工橋爪まさゆきさん(55)の陶芸展は24日まで、伊那市坂下区旭町のアートギャラリー「ミヤマ」で開いている。コーヒーカップや花入など、生活を彩る日常雑器100余点を展示即売している。入場無料。
同ギャラリーでは、12年連続の個展となった今回は、これまで出品してきた「焼締」に加え、・ス夏向き・スの白色が涼しげな「粉引」や「刷毛目」も出品した。切れ目を入れたり、指で押し曲げたりと、器の形にこだわった作品の数々は、人の手の温もりを伝えている。
岡谷市生まれの橋爪さんは、栃木県の益子と福井県の越前で計6年間学び、1990年、独立するため築窯。県内を中心に東京都などで年間約6回の個展を開いている。橋爪さんは「モノを入れて楽しめる器をこれからも作っていきたい」と話している。
午前10時縲恁゚後6時。問い合わせは、アートギャラリー「ミヤマ」(TEL72・4711)へ。
同ギャラリーで12回目の個展を開く岡谷市の橋爪さん -
改修工事を終えた羽広荘が21日にリニューアルオープン
客室などの改装を行っていた伊那市西箕輪の公共宿泊施設「羽広荘」が21日、「みはらしの宿羽広荘」としてリニューアルオープンする。これまで和室しかなかった客室の一部を改装し、洋室4部屋を設置。エレベーターや障害者用トイレを完備するなどして全館バリアフリーとした。また、「みはらしの宿」という愛称を決定。南アルプスに面する東側の部屋は、障害物のない窓を用いるなどして、南アルプスを望む展望そのものを同施設の売りとしていく狙いだ。高木支配人は「公共の宿ということに期待してくる利用者もいるので、安い料金でよりよいサービスを提供していきたい」語る。
老朽化が懸案事項となっていた同施設では、約2カ月前から一部を除く大規模改修に着手し、客室、玄関まわり、ホール、食堂などの改修を進めてきた。
その中で、従来19部屋あった客室を18室にしてゆったりと利用できる部屋を設けたほか、これまでなかった洗面台を全室に完備。18室中9室にはトイレも設置するなど、部屋そのものの機能を充実させた。収容人員は65人。総事業費は約1億4800万円。
料金に一律で(1泊2食付き)6975円としていたが、今後は部屋ごとにランク付けし、7710円縲・810円とする。また、リニューアルに伴ない更なるサービス向上を図るため、食堂のメニューも充実。その季節に地元で採れた食材を使って作る「パノラマランチ」など提供していく(パノラマランチは要予約)。
一方、入浴だけの受け入れは宿泊客への配慮から8月末で廃止する予定。 -
日影区ふれあいクラブが五平もちづくり
伊那市日影区の高齢者クラブ「日影区ふれあいクラブ」(池上吉治代表、会員77人)は20日、五平もちの会を日影公民館で開いた。約20人集まり、仲間とともに昔懐かしい郷土料理作りを楽しんだ=写真。
同クラブでは、年間を通じて草取りなどといった地域奉仕活動などに取り組んでいるが、他の地域で高齢者クラブの休会などが報告される中、より魅力的な活動に取り組みながら会員数を増やしていきたいと、今回初めて五平もちづくりに挑戦。もちにつけるみそには、クルミ、サンショウを加え、昔はいろりの炭火で焼いていたことから、みそを塗った後の仕上げの焼きは、野外用コンロの炭火であぶることに。参加者らは、昔の記憶を思い出しながらご飯をすり潰したりみその味を確かめるなどしていた。
参加した女性の一人は「昔は田植えなどの大仕事が終わった後のごちそうだった。今は家族が少ないので作らないが、こういうものは大勢で食べるほうが楽しい」と話していた。 -
ソースかつどんメニュー 肉の素材を生かした11品
「伊那ソースかつどん会」加盟店の一つ、ベルシャイン伊那店1階にある手作りレストラン「BELL」は、ソースかつどん専門メニューを2品から11品に増やした。肉の素材を生かしたメニューで、客の反応は上々という。
新たに加わったのは、8時間煮込んだ柔らかい豚の角煮を使った「豚角ソース丼」、豚ロースの薄切りを幾重にも重ねた「十二単衣ソース丼」、霜降りステーキ肉をミディアムに揚げた「牛カツソース丼」、お好み焼き風にソース・マヨネーズ・かつお節などがマッチした「ソースお好み丼」など。数量限定品もある。
売り出しから1カ月余が経ち、リピーターも多い。特に「豚角」「お好み」「ヒレ」が人気。
オーナーシェフの高見沢周司さん(57)は「オリジナルソースに合うメニュー作りに苦労した。これだけの種類をそろえたのは画期的なこと。肉の違いを楽しんでほしい」と話す。
これからもメニューを増やす考えで「伊那のソースかつどん」をアピールする。 -
館報コンク受賞を伊那市長に報告
伊那市内の9公民館でつくる伊那市公民館運営協議会(武田登運営協議会長)発行の館報「いな」がこのほど、全国公民館報コンクール(全国公民館連合会主催)で、優秀賞を受賞した。20日、市役所に武田運営協議会長らが訪れ、小坂樫男市長に報告した。
同コンクールは、公民館広報の充実を図るため、本年始めて開催した。全国297公民館から応募があり、企画、文章、デザイン・レイアウトなどを大学教授ら10人の審査員が審査。最優秀賞1館、優秀賞3館、特別賞6館を選んだ。
館報「いな」は1954(昭和29)年に発行。現在は、各公民館活動や地域で活躍する人、自然文化などについて掲載し、2カ月に1回の発行で全戸配布している。特徴として各公民館の館長、主事ら編集委員が制作した掲載内容を地域住民が審査するモニター制度を導入している。
武田運営協議会長は「表紙の写真やレイアウトがよく、住民参加も図られてるなどを評価された」と報告し、「今後もこれを契機に、より親しまれる館報をつくっていきたい」と意気込みを述べた。
優秀賞の賞状を手にする武田運営協議会長(右)ら -
県伊那文化会館の附属劇団「南信協同」の代表
伊那市中央区
阿部裕吉さん(59)一つひとつの場面を想像しながらセリフを覚えていくことは面白い竏秩B
「南信協同」は、高校生から社会人までが集う県伊那文化会館の附属劇団。団員それぞれが学校や仕事と並行しながら活動しているため、平日の夜や土日が練習時間となる。
「よくほかの連中とも話すんだけど、いくらアマチュアであっても、お金をもらって見てもらおうとするからには自分の趣味だけではできないし、それなりのことをやる必要がある。若い人には若い人なりの感性があるし、長く生きてきた人間は過ぎてきた時間が演技に出てくる。10人いれば、考え方もそれぞれ違う。そういう違いは出ていいと思う」
◇ ◇
南信協同を立ち上げた当時の演出家に声をかけられ、初めて舞台を踏んだのが10年ほど前。伊那混声合唱団に所属するなど、大きな声を出すこと自体は好きだったが、演劇に関してはまったく経験がなく、南信協同の存在すら知らなかった。
「『セリフもほんの2、3行だし、ただ座っているだけだから』って言われて引き受けた。でも、実際はそれだけじゃなかったんだけどね。最初の舞台は緊張しないよう、なるべく客席を見ないようにしたね」と振り返る。
しかし、舞台の上に広がる別世界で役としてあてがわれた一人の人物として、普段の自分が経験できない世界やさまざまな感情に思いを巡らせることは、何よりも面白かった。
「演劇を専門に習ったわけでもないから、毎回役になりきるのは難しい。セリフを覚えるのも若い連中と比べたらハンディがあるしね。でも、“ありがとう”という言葉一つとってもその場その場でいろんな言い方があって、一つひとつの場面を想像しながらセリフを覚えていくのは面白い」
◇ ◇
現在は8月の第17回公演「幽霊はここにいる」(安部公房作)で演じる詐欺師・大庭三吉のセリフ覚えに追われている。
幽霊を連れて歩く男と出会った大庭は、その幽霊を使って一もうけしようともくろむ詐欺師。
「大風呂敷を広げて話をするわりに、気は小さいという所は俺に似ているかな。いい人の役だと、『俺こんないい人間じゃねえよな』と思って演じきれないのかもしれない」と語る。
「今回の舞台は演出が変わっている。若い連中も一生懸命やっているので、ぜひ見てほしい」
公演は8月25日の午後6時からと8月26日の午後2時からの2回(開場はそれぞれ開演の30分前)で、入場料は一般が千円、高校生以下500円(当日は200円増し)。場所は県伊那文化会館小ホールとなる。
問い合わせは県伊那文化会館(TEL73・8822)へ。 -
カモスガーデンのラベンダー見ごろ
南アルプスを望む伊那市西箕輪のハーブガーデン「カモスガーデン」(加茂克昭代表)で、20種1万3千株のラベンダーが代わる代わる見ごろを迎えている=写真。
もともと横浜市でフラワーデザイン業に携わっていた加茂さんがこの地でハーブ類を育て始めたのは8年ほど前。寒さに強い品種などを選りすぐりながら、約66アールの空間にラベンダーを中心としたハーブガーデンを形成。3年前に「カモスガーデン」としてオープンし、苗の生産と販売、切り花の出荷などのほか、ガーデニング教室やラベンダーの摘み取り体験などを提供している。
ラベンダーはさまざまな品種が植えてあるため、6月初旬からお盆過ぎまで咲き続ける。訪れる人は県外者が中心だが、徐々に地元の人が訪れることも多くなってきているという。加茂さんは「今年の花のできは昨年より良いが、もう何日かいい天気の日が続けばもっと色付きが良くなる」と話していた。
ラベンダー摘みは100グラム当たり200円縲・00円。園の営業時間は午前9時縲恊ウ午、午後2時縲恁゚後5時。 -
第7回伊那全国大陶器市
第7回伊那全国大陶器市は22日まで、伊那市の鳩吹公園で開いている。全国の有名な陶磁器の展示即売会。日常食器から美術品まで約20万点の焼き物がそろい、連日、夫婦連れらでにぎわっている=写真。全国大陶器市振興会の主催。
有田、伊万里、唐津、萩、美濃などの各産地の陶磁器を取りそろえた。今回は、北海道の海産物販売を含む14店舗が出店し、人間国宝、工芸作家などの作品も品数を充実させている。
事務局の小原淳子さんは「地元にいながら各産地の焼き物を見れる機会」と呼び掛ける。午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時まで)。問い合わせは、小原さん(携帯090・5691・7712)へ。