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花の丘公園の八重桜が見頃
伊那市の桜の名所の一つ、高遠町の花の丘公園では、八重桜が現在見頃を迎えています。
花の丘公園には八重桜などおよそ30種類、1,500本の桜が植えられています。
公園の桜を管理している桜守の西村一樹さんです。
公園は高遠城址以外にも桜の名所をつくろうと、平成元年から数回にわたり八重桜を植樹しました。
普通の桜は花びらが一輪に5枚なのに対して、八重桜は一輪におよそ100枚の花びらがあるということです。
27日は東京都から花を見に訪れた人もいました。
風が吹くと花びらが舞い散る様子も楽しめます。
西村さんによりますと花は今週いっぱい見頃だということです。
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平澤真希さん 6月に入笠でコンサート
伊那市出身のピアニスト平澤真希さんは、6月3日に伊那市高遠町の入笠牧場でネイチャーピアノコンサートを開きます。
今回は伊那市高遠町の入笠牧場で演奏を行います。
平澤さんは2019年から、自然と人との調和をテーマに、自然の中でピアノを弾くネイチャーピアノの活動をしています。
観客を入れて披露するのは伊那では2回目だということです。
コンサートでは、バッハの「G線上のアリア」や先日亡くなった坂本龍一の「戦場のメリークリスマス」など12曲を予定しています。
ネイチャーピアノコンサートは、6月3日に伊那市高遠町の入笠牧場で開かれます。
入笠山に一泊して天体観測などを行うAチケットが税込み1万2千円、コンサートのみのBチケットが税込み3,000円です。
申し込み 0265-96-7183(事務局) -
福祉人生すごろく お披露目&体験会
福祉の制度やサービスについてすごろくで遊びながら学ぶ事ができる体験会が伊那市の伊那まちBASEで開かれました。
「福祉人生すごろく-ふくろく」は、カードを双六の升目のように並べ、2人から遊ぶ事ができるゲームです。
伊那市の一般社団法人福祉KtoYが、クラウドファンディングで240万円の資金を集め、このふくろく200セットを作りました。
26日はクラウドファンディングに協力してくれた人たちへのお披露目を兼ね、体験会を開きました。
ゲームに使うのは、介護保険や生活困窮、児童福祉などに関する事が印刷されたカードです。
選んだカードを並べ、サイコロを振り、駒を進めていきます。
カードには「社協の学習支援に参加する」「ヘルプマークの人に席を譲る」などと書かれていて、参加者がディスカッションをし、福祉について理解を深めていきます。
福祉KtoYでは、この福祉人生すごろく-ふくろくの体験会を今後、全国各地で開いていきたい考えです。
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伊那市 令和4年度の移住者 過去最高244人
伊那市は昨年度市内へ移住した人が244人で過去最高だったと26日発表しました。
これは26日に市役所で開かれた定例記者会見の中で白鳥孝市長が発表しました。
令和4年度に伊那市へ移住した人は244人で、令和3年度と比べ1.5倍となりました。
白鳥市長は「移住施策の取り組みの効果が出てきている。
農林業や、教育など、移住者のニーズを見極めていきたい」と話していました。
令和4年度の人口の転出と転入の増減などによる社会動態は暫定値でプラスの85人でした。
伊那市の社会動態がプラスになるのは、この10年間では2017年の14人に次いで2回目です。
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SMOUT移住アワード2022で伊那市が全国1位
移住したい人と受け入れる地域をつなぐ仲介サイト、SMOUT移住アワード2022年度の人気移住地域として伊那市が初めて全国で1位に選ばれました。
NSMOUTはweb制作などを手掛ける神奈川県の株式会社カヤックが運営する移住・関係人口促進のマッチングサービスです。
伊那市は地域の魅力や移住定住の情報発信としてSMOUTを活用しています。
893の地域が登録していて、およそ4万4千人が利用しているということです。
2022年度に伊那市に興味があるを選んだユーザーの総数は2,475件で、全国1位となりました。
2位は滋賀県長浜市で1,622件、3位は兵庫県豊岡市で1,502件でした。
伊那市ではオンライン相談やセミナーでSMOUTを活用し、参加者の移住・定住につなげていきたいとしています。
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タスマン㈱ 伊那市にベンチ設置費用76万円贈る
伊那市高遠町に工場があり、プラスチック容器の製造・販売を行っているタスマン株式会社は、市内の公共施設にベンチを設置してもらおうと、伊那市に76万円を25日に贈りました。
この日は、タスマン株式会社の多田宏社長が市役所を訪れました。
東京都に本社があるタスマンは、プラスチック容器などの製造・販売を行っていて、高遠町上山田に工場があります。
タスマンでは、市内の公共施設に利用者が休憩できるベンチを設置してもらおうと、3基分相当の76万円を贈りました。
多田社長は「日頃お世話になっている伊那市に感謝を込めて寄付をしました。地域の人たちに使ってもらいたい」と話していました。
ベンチは、6月以降に三峰川サイクリングジョギングロードに2基、高遠城址公園に1基が設置されることになっています。
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伊那を抹茶の産地に!長谷中尾でお茶の苗を植樹
伊那市野底の日本茶専門店お茶屋いちえなどは、伊那市を日本有数の抹茶の産地にしようと、長谷中尾にお茶の木の苗を、24日に植樹しました。
24日は、地元の長谷小学校の全校児童50人と長谷中学校の全校生徒31人が参加し、お茶の木の苗を植樹しました。
お茶屋いちえの井口裕太さんが、地元産の茶葉で抹茶を作りたいと考え、長谷で自然栽培による米づくりに取り組んでいるWakka Agriの細谷啓太さんに相談し、小中学生を巻き込んだ企画として実現したものです。
井口さんの実家で生育したお茶の木の苗およそ200本を植えましいた。
この場所は、田んぼや畑の間にある斜面で、日当たりも良いことからこのスペースを有効利用できないかと考え、地元の人から借り受けたものです。
子ども達は、15cm間隔に穴を掘り、苗をポットから移していました。
今後は、Wakka Agriが草取りや水やりなどの管理をします。
収穫した茶葉は、抹茶として加工する計画です。
井口さんによると、長野県産の茶葉を使った抹茶はないということです。
将来的には伊那から日本全国や海外で販売できるように、無農薬・無肥料での栽培に挑戦します。
5年ほどで茶摘みができるようになるということで井口さんは、「中学3年生が二十歳の節目を迎えた時に一緒に味わいたい」と話していました。 -
春日社で石田さん夫妻が安産祈願
安産の御利益があるとされる伊那市横山の春日社で22日に安産祈願の神事が行われました。
神事を行ったのは、伊那市の地域おこし協力隊の石田健祐さんと、妻の静香さんです。
石田さんは、伊那西地区の魅力を発信し移住定住に繋げる活動をしています。
22日は、日頃交流がある地域住民と一緒に、安産祈願をしました。
春日社の境内には、子安の池があります。
戦国時代にこの池の水を飲んだら元気な子どもが産まれたといういわれがあり、安産の御利益があるとされています。
22日は、多産でお産が軽いことから安産の象徴とも言われている戌の日と、大安、春日社の例祭が重なり縁起が良いことから、この日を選んだということです。
妻の静香さんは、現在妊娠5か月で、持参した腹帯と地域住民が手作りした竹の柄杓をお祓いしました。
柄杓は底が抜けていて、水を汲んでもすっと抜けてしまうことから、そのようにお産が済むようにと願掛けされたものです。
伊藤光森宮司は、「神様のご加護を得て元気なお子さんを産んでください」と話していました。 -
伊那商工会議所 新入社員激励会
伊那商工会議所主催の新入社員激励会が伊那市の伊那商工会館で17日開かれました。
激励会には伊那市内の24社から84人の新入社員が出席しました。
激励会の中で唐木和世会頭は「リニア中央新幹線や三遠南信自動車道の開通が伊那谷の新たな光になる。地域で大いに活躍してほしい。」と激励しました。
新入社員を代表して「菓子庵石川」で販売を担当する菅原千愛さんは「変化していく世の中で、自分にできることを頑張りたい。初心を忘れずに仕事に取り組んでいきたい」と決意を述べました。
伊那商工会議所では市内の企業を対象に毎年、合同の激励会を開いています。
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上農のザザムシふりかけ開発をテーマにした映画 上映会とシンポジウム開催
上伊那農業高校の生徒たちが取り組んだザザムシふりかけの開発を追ったドキュメンタリー映画「エディブルリバー」の上映会と映画監督らによるシンポジウムが、22日に伊那市の創造館で開かれました。
エディブルリバーは、ザザムシを使ったふりかけを開発する上農高校の活動を追った20分の作品です。
地域に根付いたザザムシの文化を未来へ繋いでいこうと取り組む生徒たちと、50年近く漁を続けてきた漁師が引退するまでの2年間の軌跡を追いかけたものです。
上映後には、千曲市出身で今回の映画の監督を務めた太田信吾さんら3人による「昆虫食」をテーマにしたシンポジウムが行われました。
信州大学農学部の松島憲一教授は、「昆虫食は地域の幸であり、地域を支える文化であると思う」と話していました。
上伊那農業高校の山下昌秀教諭は、「若い世代が気軽に楽しめるようザザムシをふりかけにすることにした。現在は養殖にも取り組んでいる」と話していました。
太田さんは、「今後も長期的に取材していきたい」と話していました。
この催しは、伊那谷の昆虫食について考えるきっかけにしてもらおうと創造館が企画したもので、会場にはおよそ30人が訪れました。 -
池上さん宅 藤の花見ごろ
21日の伊那地域の最高気温は今年最高で7月中旬並みの28.7度まで上がり2日連続の夏日となりました。
伊那市狐島の池上晃さん宅では、藤の花が見ごろとなっています。
藤は、78歳になる池上さんが自身の退職の記念として2006年頃植えたものです。
藤は、今月いっぱい楽しめるということです。
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電車部品・信号機コレクション展示
関東私鉄の鉄道部品や本物の道路用信号機などのコレクションを並べた展示会が、伊那市長谷のカフェで開かれています。
電車の側面にある行き先表示機に吊革、歩行者信号灯器などが並びます。
展示会が開かれているのは、伊那市長谷非持のJAZZ CAFE蔵ZENです。
これらは、伊那市の中村和永さん27歳が所有するコレクションです。
神奈川県出身で、箕輪町の電子部品メーカーに勤める中村さんは、子どもの頃から鉄道部品や信号機に興味を持ち、オークションや鉄道会社のイベントなどで買い集めました。
コレクションは、500点にのぼり、今回の展示は、その中の一部です。
中村さんは、購入したものの接続方法を調べ作動するよう自作しています。
中村さんのコレクション展、鉄道&信号展は来月8日まで伊那市長谷のJAZZ CAFE蔵ZENで開かれています。 -
中尾歌舞伎 本番間近稽古に熱
伊那市長谷に伝わる中尾歌舞伎の定期公演が、29日に行われます。
本番まで10日を切り、稽古にも熱が入っています。
20日夜は公演がある中尾座で、稽古が行われました。
本番が近いこともあり、半分ほどの役者が衣装を身に着けて稽古を行いました。
衣装のメンバーは、帯や帯揚げといった和装小物がそろっているか事前に確認しながら着つけていました。
今回の演目は、落語をもとにした「人情噺 文七元結」です。
江戸時代の町民の気質と人情が表現された作品で、中尾歌舞伎のレパートリーの中で、唯一、大団円となる作品です。
今回、丁稚役で、長谷保育園の年中児、松田 みなみちゃんが初出演します。
稽古で、みなみちゃんは、しっかりとした演技を見せていました。
みなみちゃんは「本番もがんばりたい」と話していました。
中尾歌舞伎の春季公演は、新型コロナの影響で、4年ぶりに一般に公開しての開催となります。
中尾歌舞伎保存会の中村徳彦代表は「わかりやすい出しものなので、ぜひ観て親しんでもらいたい」と話していました。
今回、会場での観覧は先着100人の事前予約制で、すでに定員に達しています。
中尾歌舞伎春季公演は、29日(土)に、伊那市長谷の中尾座で行われます。
なお、伊那ケーブルテレビでは公演の模様を29日午後1時30分~122チャンネルで生中継します。
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伊那市がG7外相会合にサクラコマのセット贈る
伊那市は軽井沢町で18日に閉幕したG7先進7か国外相会合で地元の企業が協力して製作した「サクラコマ」のセットを各国外相に贈りました。
こちらがG7外相会合で贈った特注のサクラコマのセットです。
コマの台座はタカトオコヒガンザクラを剪定した枝で作られています。
コマのセットを入れる化粧箱には高遠城址公園の桜と南アルプスの写真が印刷されています。
サクラコマは回すと花が開くことから開運を呼ぶコマとして贈り物としても人気があるということです。
伊那市では、各国外相に技術や魅力を知ってもらおうと贈りました。
サクラコマは高遠さくらホテルなどで購入することができます。
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美篶小学校の児童が春の桜並木活動
伊那市の美篶小学校の児童は三峰川堤防の桜並木の木の成長を観察する春の桜並木活動を13日に行いました。
この日は、美篶小学校の4年生から6年生およそ150人が5人から6人ずつの縦割りの班に分かれて測定や観察を行いました。
児童は桜の木の幹の太さや、枝の広がりを測りました。
この活動には美篶地区各種団体協議会の会員も協力していて、きょうも児童をサポートしていました。
児童は4年生になると自分が担当する木2本を決め、6年生までの3年間継続して観察をしています。
この堤防は水害を防ぐため江戸時代から桜が植えられていましたが、1953年から始まった三峰川総合開発で多くの桜の木が切られました。
そのことを学習した1994年当時の4年生が「昔の桜並木を復活させたい」と取り組みを始め、以来植樹や管理を行ってきました。
現在、美篶小では56本の桜を見守っています。
桜並木活動は春と秋の年2回行っていて、次は10月の予定です。 -
かんてんぱぱガーデンでチューリップが見頃
伊那市の「かんてんぱぱガーデン」でチューリップが見ごろを迎えています。
園内では白・ピンク・黄色のチューリップの花が咲いています。
チューリップはかんてんぱぱガーデン内のレストランひまわり亭近くの花壇に植えられています。
今年は例年より1週間ほど早く咲き始めました。
見ごろは来週末までだということです。
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荒井区 トルコ・シリア地震救援金寄付
伊那市荒井区は、トルコ・シリア地震の救援金2万5千円を18日、伊那市に届けました。
この日は、荒井区の原安司区長らが市役所を訪れ、トルコ・シリア地震救援金2万5千円を、日本赤十字社伊那市地区長の白鳥孝市長に手渡しました。
原区長らは、3月と4月開かれた区議会で募金を呼びかけ、救援金を集めたということです。
伊那市では、これまでに受け付けた寄付のほか、市役所などに募金箱を設置していて、20日までに26万3,455円が集まったということです。
トルコ・シリア地震救援金は、日本赤十字社を通して、救援活動に使われるということです。
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伊那商工会議所元職員 約200万円横領
伊那商工会議所の元職員が、5年間にわたり青年部の預金を払い戻すなどして、およそ200万円を横領していたことがわかりました。
20日は伊那商工会議所の唐木和世会頭らが記者会見を開き、謝罪しました。
31歳の元職員は、伊那商工会議所青年部の会計・経理を担当していて、今年3月に自己都合で退職しました。
退職後の4月1日、引継ぎも含めた会計監査が行われましたが、金額に差異があったため追及したところ、2018年から5年間にわたり青年部の預金を払い戻し着服したほか、会員から集めた金を着服していたことが判明しました。
元職員は、4月13日に180万円を弁償しましたが、新たに26万円の被害が発覚し、被害総額は206万円となりました。
横領した金は、遊興費に使ったということです。
会議所では、弁償を行えば刑事告訴はしないとし、元職員は来週中に残りを弁償する見込みだということです。
会議所では、毎月収支報告書を確認していますが、その際に通帳との照合を怠っていたことが原因だとし、今後は預金通帳と履歴のチェックを行うとともに、会費などの現金での受け渡しを廃止するとしています。
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津野祐次さん企画展「雲上浪漫partⅡ」
伊那市長谷の山岳写真家津野祐次さんの88回目となる企画展「雲上浪漫partⅡ」が、長谷アルプスフォトギャラリーで開かれています。
会場には中央アルプスを撮影した作品、33点が展示されています。
津野さんは現在77歳で、今も山に登り、写真を撮り続けています。
今回の企画展では、中央アルプスが2020年に国定公園に指定されたのを記念して発行した写真集「雲上浪漫」の中から厳選した写真を展示しています。
新型コロナも落ち着き、多くの人に改めて中央アルプスの魅力を知ってもらいたいと企画しました。
会場には、展示できなかった148枚の写真を見ることが出来るモニターも設置してあります。
企画展「雲上浪漫partⅡ」は6月30日まで長谷アルプスフォトギャラリーで開かれています。
入場料は大学生以上が100円、高校生以下は無料です。 -
西春近の原田さんの畑で芝桜見ごろ
伊那市西春近の原田章さんが管理している畑では芝桜が見ごろとなっています。
原田さんが管理する広さ200坪の畑には、芝桜やチューリップ、ユリなどが植えられています。
原田さんと妻の藤子さんが手入れをしていて、現在は芝桜が見ごろとなっています。
親戚から管理を任され、20年ほど前から花を植え始めたという事です。
芝桜は5月上旬まで、その後はユリが咲き始めるという事です。
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伊那ナイターソフトボール リーグ戦・トーナメント戦開幕
伊那ナイターソフトボール連盟の今年度のリーグ戦開会式が18日に行われました。
開会式では、昨年度のリーグ戦で入賞したチームから優勝旗やトロフィーが返還されました。
今年度47回目となるリーグ戦は、7チームの総当たりで行われます。
選手を代表して信濃路クラブの有賀真太郎さんが選手宣誓しました。
リーグ戦は、5月29日から行われます。
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伸和コントロールズ新入社員 板山露頭で研修
伊那市内に工場がある、精密機器製造業の伸和コントロールズ株式会社の新入社員は、高遠町の板山露頭で、地元について学ぶ研修を18日に行いました。
この日は、新入社員9人が、板山露頭を訪れました。
ジオパークガイドの伊東基博さんから話を聞きながら、中央構造線を観察したり、遊歩道を散策しました。
展望台に到着すると、中央構造線が通る場所の説明を受けました。
この研修会は、新入社員に、親睦を深めながら地域のことを知ってもらおうと開いていましたが、新型コロナの影響で4年ぶりとなりました。
この日はほかに、杖突峠や高遠城址公園も訪れたということです。
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仲仙寺でカタクリが見頃
伊那市西箕輪の仲仙寺の境内では、カタクリの花が見頃となっています。
仲仙寺によりますと、花はあと一週間ほど楽しめるということです。
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県内の児童養護施設に絵本贈る
県内の企業107社が協力し、県内の児童養護施設や乳児院へ絵本316冊を18日寄贈しました。
18日は、伊那市東春近の児童養護施設たかずやの里で贈呈式が行われました。
協賛企業を代表し株式会社キタノヤ電器の北原國人会長が、岡谷市の一般財団法人長野県児童福祉施設連盟の川瀬勝敏会長に絵本を手渡しました。
この取り組みは、今回で14回目です。
伊那市の広告代理店アドコマーシャル㈱が企画したもので、県内の107の企業の協力で行っています。
絵本や図鑑など316冊を贈り、県内21か所の児童養護施設・乳児院に配分されます。
このうち、たかずやの里には10冊が贈られました。
絵本は各施設の要望を聞いて選んだものです。
キタノヤ電器の北原会長は「この取り組みを通して児童養護施設や乳児院の子どもたちを少しでも応援していきたい」と話していました。
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上農高校3年生 春日公園噴水跡地を今年度も整備 丁張作業
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒は、春日公園の噴水跡地をリニューアルしています。
17日は、ブロックを敷く準備作業を行いました。
17日は、上農高校のコミュニティデザイン科里山コースの3年生15人が、今年度初めての実習を行いました。
高さを合わせるための「丁張」と呼ばれる作業を体験しました。
地面に木の杭を2本うち、水平を測る機器を使って杭に木材を取り付けます。
取り付けた木材に「水準器」を置いて水平になっているかを確認し完了となります。
この場所には、1989年に噴水が整備されましたが、コスト削減のため使われなくなり、およそ30年間そのままになっていました。
工事は昨年度から始まり、南側の200平方メートルにコンクリートブロックが敷き詰められました。
今年度は、北西側の170平方メートルを仕上げます。
実習は、人材育成などを目的に、上伊那の建設業者がサポートします。
実習は、全7回を予定しています。
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上伊那産業振興会 リニア中央新幹線を体感
上伊那産業振興会は、リニア中央新幹線の整備計画に理解を深めようと、試乗会を14日に開きました。
14日は、上伊那の商工団体や行政の関係者などおよそ30人が山梨県のリニア実験センターを訪れました。
試乗したのは、2020年8月から試験走行を始めたL0系改良型の車両です。
改良前のものと比べ、先頭車両の形状を変えたことにより空気抵抗が13%下がった他、車内は静粛性が増し、座面の乗り心地も良くなっているということです。 -
春日公園多目的広場のチューリップが見頃
伊那市西町の春日公園多目的広場にある花壇ではチューリップが見頃を迎えています。
花壇は伊那市振興公社が管理していて、2022年11月に15種類、およそ1400本のチューリップの球根を植えたということです。
品種は早咲きのものから遅咲きのものがあるということで、4月いっぱい楽しめるということです。
花壇にはほかにパンジーもおよそ100株植えられていて、7月頃まで楽しめるということです。
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日本発条(株)が学用品などを寄付
神奈川県横浜市に本社を置く、ばね製造業の日本発条株式会社は伊那市内の小中学校で活用する学用品など、あわせて950万円分を寄付しました。
17日は、伊那市役所で贈呈式が行われ、日本発条株式会社の茅本隆司社長から白鳥孝市長に目録が手渡されました。
寄付は、八十二銀行「地方創生・SDGs応援私募債」を活用するもので、600万円分の学用品と寄付金250万円、またこれとは別の企業版ふるさと納税100万円をあわせた950万円分となっています。
茅本社長は「伊那市には工場がありお世話になっている。子どもたちの学校生活に役立ててほしい」と話していました。
白鳥市長は「小中学校の教育環境の充実につなげたい」と感謝していました。
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山寺の奇祭「やきもち踊り」奉納
伊那市山寺に伝わる奇祭「やきもち踊り」が地元の神社・白山社八幡社合殿に16日奉納されました。
羽織、袴姿で、足を高くあげ、飛び跳ねるようにして踊る「やきもち踊り」です。
このユーモラスな踊りは、県の無形民俗文化財に指定されています。
16日は伊那市山寺にある白山社八幡社合殿で地元住民でつくる保存会、およそ30人が踊りを奉納しました。
踊りは、前踊り、中踊り、後踊りがあり、その合間には酒盛りが行われます。
踊り手たちは、アユの串焼きを肴にどぶろくを酌み交わし、キセルで刻み煙草をふかしていました。
去年と一昨年は新型コロナにより、酒盛りの回数を減らすなど規模を縮小して実施してきましたが、今年は4年ぶりに、通常の形に戻し、祭りを行いました。
最後の酒盛りを終えると、下駄を境内の外に出し、後踊りが行われます。
踊りが終わると、踊り手たちは一斉に逃げ出します。
逃げ遅れると厄病にかかると言い伝えられていて、先を競って鳥居の外に駆け出しました。 -
伊那公園 御衣黄が咲き始め
伊那市の伊那公園で、例年より10日ほど早く、緑色の桜「御衣黄」が咲き始めています。
伊那公園には、4本の御衣黄があり、緑色の花を咲かせています。
公園を管理する伊那公園桜愛護会によりますと、現在花は緑色ですが、徐々に中心が赤く変化するということです。
御衣黄は23日頃まで楽しめるということです。