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西箕輪中学校生徒らがのみはらしの湯で職場体験
伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」でこのほど、西箕輪中学校の2年生3人が職場体験学習をした。
風呂が好き窶狽ニ、実習を希望した3人は、タオルセットづくりや草取り、フロントでの接客などを体験。終了するころには作業に慣れ、帰る客に「ありがとうございました」と、大きな声で語りかけていた。
普段は利用者としてしか施設を訪れたことがない生徒は「スタッフがお客様に失礼のないよう笑顔で接することを心がけていて、すごいと思った」と話し、勉強とは違う、心地よい疲労感も学んだようだった。
唐澤壽男支配人は「外からは分からない一面を知ることができたと思う。社会にでるまでの貴重な経験として、将来につなげてほしい」と話していた。 -
上伊那教育研究会
県教組上伊那支部などが主催する上伊那教育研究会が1日、伊那市の伊那中学校などであり、小中学校の教員やPTAなど約千人が26の分科会で、教育についての認識を深めた。
子どもの主体的な教育研究を進めるため、教育が直面するさまざまな課題などを話し合う。今回は「開かれた学校づくり」や「食と子どもの健康」などをテーマに分科会を設定し、近年増加傾向にあるADHDやLD、アスペルガー症候群などの、軽度発達障害の子どもへの配慮を学ぶための分科会もあった。
県教育委員会スクールカウンセラー・スーパーバイザーの小平幸春さんは「学校は子どもの症状を理解してあげ、楽しく学べる環境を提供してあげる場」と話し、家族との協力体制や、学内での支援体制の築き方を、事例を通して紹介した。 -
かんてんぱぱホールで唐木さちさんの掛け花展
野の草花が見せる一瞬の美しさを表す花人、唐木さちさん(57)の掛け花展「行く秋を惜しむ花一会」が、2日まで伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。朽ち行く植物の力強い生命感を伝える作品約30点が、訪れた人々を魅了している。 唐木さんは、独自の手法で花をいける川瀬敏郎氏に学び、野の草花のありのままの美しさを“掛け花”という手法などで表現。見る人に絵画を思わせるような印象を与える。 季節の移ろいに合わせ、実りの時期を迎えた稲やアケビ、枯れつつある草木を用いたほか、返り咲いたナデシコなども所々に取り入れたことで、彩りと落ち着きを演出。 草木の衰えるはかなさだけでなく、必ず次の季節を迎える力強い生命感を表現した-という作品の数々は、躍動感ある夏とは違った輝きを放っている。 入場無料。午前10時~午後5時。
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伊那地区の小学生が参加 写生で高める防犯意識
伊那地区防犯協会は1日、恒例の「小学生防犯写生大会」を伊那市山寺の伊那小学校グラウンドで開いた=写真。消防・警察車両に接することで、防火・防犯意識を高める目的の写生大会で25回目。伊那地区の小学生約50人が参加し、身近で見る車両を思い思いの視点で描いた。
パトカー、白バイ、はしご車、タンク車、救急車の5台が出動。児童らは伊那消防署員から手渡された画用紙に、水彩絵の具やクレヨンなどを使って描いた。男子児童には、はしご車が最も人気で、車両の周りに大勢が集まった。
初めての参加という伊那北小学校3年の北原稜君(9つ)は、間近で見るはしご車に満足。「細かい部分が多くて難しいが、挑戦したい」と丁寧に細部まで写生していた。
作品は小学校の美術教諭、同地区防犯協会長、伊那消防署長が審査し、入賞作品は市役所や市内大型店に展示する。 -
ベル伊那店で決算大バザール 4日まで
宮永岳彦、東郷青児、織田広喜ら中央画壇の巨匠から、中堅、若手の油絵作家約50人の作品が集まる「決算大バザール」は4日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。100点余をバザール価格の20窶・0パーセント引きで展示販売している。
辰野町出身の大森祥吾の安曇野、駒ケ岳、仙丈ケ岳など信州の風景画7点、小田切訓の「西教会のある運河」、笠井不二雄、島根清のさわやかな奥入瀬を描いた競作などの注目作品を展示。荒々しい津軽の冬景色を表現した「雪道」の高野元孝も人気があるという。
関係者は「新作、力作がそろっているのでぜひ」と来場を呼びかけている。
午前10時から午後6時(最終日は午後4時)まで。 -
伊那小4年礼組が上農高でリンゴ交流
4月から総合学習でリンゴ栽培に取り組んでいる伊那小学校4年礼組(小平さおり教諭、30人)は29日、上伊那農業高校(南箕輪村)で交流会をした。リンゴの果実にシールを張って文字や絵を浮き上がらせる「デザインアップル」作りや栽培方法を学んだ=写真。
栽培方法などを学んでいるうちに、デザインアップルの存在を知った児童が上農高校に指導を申し入れた。
同校園芸科学科2年の13人がスライドでデザインアップルの作り方などを説明し、高校の果樹園で実践。児童は果実の袋を外し、表面に付いた花粉を丁寧にふき取ってから「うまい」「伊那小」などの文字やキャラクターの絵を書いたシールを張った。
自分の名字や「かなう」など、5枚のシールを張ったという、小田雅ちゃん(9つ)は「リンゴが丸くてうまく張れなかった。初めてやることなので自信はないが、たぶん半分は成功すると思う」と話した。
礼組は社会科の授業で・スリンゴの生産量が長野県は全国で2位・スと学習。自分たちでも栽培したい窶狽ニ、上伊那農協が運営する「小黒りんごオーナー団地」(市内西町)で2本のふじのオーナーになり、校内でも6本の苗木を育てている。
リンゴの収穫は10月中旬を予定している。 -
伊那消防組合が箕輪町十沢橋で集団災害救急救助訓練
伊那、辰野、箕輪、高遠消防署でつくる伊那消防組合は30日、恒例の集団災害救急救助訓練を箕輪町の十沢橋周辺で開いた。各署から85人が参加、救助工作車3台、救急車2台などが出動。各署が通常の出動体制では対処できない事案に対し、連携をとって救急・救助活動を実践した。
マイクロバスと乗用車2台の衝突事故が十沢橋上で発生し河川へ転落、要救助者25人の救助を必要とした想定で訓練した。
マイクロバスと乗用車1台は橋のすぐ下に転落していて、署員らがダミー車両の天井にエンジンカッターで穴を開け、工作車のクレーンを使って橋下から救助。あとの1台については、下流500メートルまで流されたとし、県消防防災航空隊のヘリコプターが捜索し、要救助者2人を助けた。
実際の災害に対応できるようここ数年は、署員らには訓練内容を事前に知らせず実施。署員らは緊迫した状況の中で、現場状態を確認しては指揮本部へ伝達し指示を受けるなど、迅速、正確な対応を取った。
同組合消防本部の早川正行消防長は「自分の知識、技術をいかんなく発揮するには、いかに率先し行動するかが重要。事前の打ち合わせのない訓練で珍プレー、好プレーがあったと思うが、各署で反省会を開き実際の災害に生かせるようにしてほしい」と訓辞した。 -
第4回ブロードバンド活用研究会無線編伊那食で開催
県経営者協会上伊那支部など4者によるブロードバンド活用研究会(無線編)が30日、伊那市西春近の伊那食品工業であり、ブロードバンド環境のない長距離間無線通信の実証実験をした。
研究会の無線編は、無線での長距離間通信や、大容量情報のやり取りを研究。光ファイバーなどの回線がない地域での、無線の実用化の可能性を模索している。
この日は伊那食品工業の情報システム部が「越境無線通信縲恣・Aルプスを越えて縲怐vと題し、山梨県甲斐市にある支社と無線通信を試みた。
入笠山と山梨県と愛宕山の頂上2カ所に中継点を設置。約83キロの区間で、音声と映像のやり取りに成功した。ただ、実験に取り組んだ伊那食品の社員は、見通しの良さを必要とするために、受信アンテナの設置ポイント選定に苦労したことや、中継点を2カ所設置したために、コスト高となり、実用化は難しい窶狽ニ振りかえった。 -
西箕輪中学校生徒、育てたブドウを味わう
地元の人とのつながりを通して地域を学ぼう窶狽ニ、伊那市西箕輪の「みはらしぶどう園」で、ブドウづくりを体験をしてきた西箕輪中学校の1年生54人が30日、適期を迎えたブドウを収穫し、その味を確かめた。
同校は、西箕輪の素晴らしさを再認識し、誇りにしてほしい窶狽ニ、総合学習で地元を知る活動をしている。
1年生は、ブドウづくりを体験。園を管理する小池知志さんらの指導で、房にジベレリン処理を施したり、木の手入れに挑戦した。
小池さんは「みなさんが手伝ってくれたブドウが素晴らしい房になっている」と話し、園内を案内。
生徒は、実際手入れした「ピオーネ」「ナイアガラ」などを収穫し、その味を楽しんだ。
寺澤和冶校長は「ブドウづくりという貴重な体験が大人になってからも残る故郷の思い出になれば」と話 -
薫ヶ丘秀作美術展いなっせで
伊那北高校の創立85周年を記念して、伊那北高校同窓会教養委員会は、伊那市駅前ビルいなっせで、薫ヶ丘秀作美術展を10月4日まで開いている。洋画を中心に、日本画や彫刻、書など、約40点が展示され、会場をにぎわせている。
出品者は20代から80代までの同窓生。展覧会に入選するなど、各分野の一線で活躍する芸術家らの作品のみを集め、故・板山啓三氏や春日清彦氏などの作品もある。
芸術分野で活躍する卒業生も多いことから5年前の80周年に合わせ、展示会を企画し、今回で2回目となる。
来場者は、作風もテーマも異なる個性豊かな作品の数々を楽しんでいた。 -
県内上半期倒産89件
弁護士一任の信州林産
負債額、7番目東京商工リサーチの発表によれば、販売不振のため9月5日弁護士一任の手続きをとった信州林産の負債総額は9億1000万円で、県内の05年度上半期(4窶・月)で7番目の規模になった。倒産規模では7月に民亊再生手続きをとった山ノ内町の竜王観光の70億円、4月の飯山市斑尾高原開発の52億円、5月の塩尻市広丘ショッピングタウンの30億円が目立った。
同期の県内企業倒産整理状況は、負債総額が1000万円以上のもので、89件。前年度同期比で2件減、前年度下半期比で1件減だが、負債総額は、負債額10億円以上の大型倒産が6件発生し、総額で346億4900万円で、前年度同期比72億4500万円増、前年度下半期比100億5100万円増だった。
販売不振・既往のシワ寄せ・売掛金回収難を要因とする不況型倒産が73件で、全体の82%を占め、一部で景気回復が言われるものの実体経済の厳しさがうかがわれる数字となった。
業態別で建設業が36件と依然多数を占め、地域別では北信の33件に次いで、南信が21件と多かった。 -
みはらしの湯8周年記念
10月1日で8周年を迎える伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」は、利用者への日ごろの感謝を込めて、さまざまな企画を準備している。
30日縲・0月2日は、8周年記念としてローメンやうどん、ソバなどのめん類すべてを50円引きとする。
また、毎月26日の「風呂の日」は、入場券の整理番号が11、22、111など、数字がそろった入浴客に、入浴券・食事券どちらにも使える共通割引券500円分を進呈する。 -
CD盗んだ土木作業員に猶予刑
パチンコ店の景品コーナーから音楽コンパクトディスク(CD)を盗んだ罪に問われていた、伊那市西箕輪大泉新田の土木作業員・唐澤学被告(31)に対し、簡裁伊那支部は29日、懲役1年2月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)を言い渡した。
起訴状によると、唐澤被告は6月2日午後9時57分ころ、伊那市内にあるパチンコ店の景品コーナーからCD1枚(時価約3672円相当)、翌3日午後9時37分ころにも、CD1枚(時価約3468円相当)を盗んだ。 -
商工会議所観光ルート確立を目指し現地視察
観光事業活性化のため、滞在型観光コースづくりを計画している伊那商工会議所の新規ビジョン特別委員会(唐木和世会長)の正副委員長など7人が27日、伊那市や長谷村で現地視察をした。
観光振興事業促進に向けた取り組みを企画する同委員会は、先ごろ行った意見集約で、滞在型観光コースの企画を含むいくつかの具体的取り組みを決めた。
観光コースは、市町村合併やトンネル開通を踏まえた広域から選定し、トレッキングなどを楽しめる滞在型コースにしたいと構想している。
伊那市では、市商工観光課職員の案内で、経ヶ岳植物園や権兵衛トンネルの出口にあたる西箕輪の国道361号線沿いを視察。同地域は、トンネルの開通に合わせてレストパークの建設も予定している。
植物園は、伊那市の観光の拠点、みはらしファームと、権兵衛トンネルを林道でつながっており、トレッキングコースの設置などが提案されたが、園や山林整備が課題とされた。また、現在は来伊者が滞在できる魅力的な宿泊施設がないという指摘もあり、ハード面での整備の必要性を確認し、会議所としても観光整備の具体化に協力したい窶狽ニする話もあった。 -
はら美術で広瀬良臣さん個展
明るい色彩で信州の山里や欧州の街並みを印象的に描く、高遠町の広瀬良臣さん(73)の個展が、29日から伊那市旭町のはら美術て開かれ、水彩や油彩、約50点が、訪れた人の目を楽しませている。
信州大学教育学部の美術科を卒業後、教員を務める傍ら製作を続け、県展や光風会展など、数多くの展覧会に入選してきた。
東西にそびえるアルプスや古い街並みが、四季に合わせて表情を変える高遠町に魅了され、地元を題材とした作品を多く手がけてきたが、教員時代に訪れた欧州の古い街並みにもひかれ、5年ほど前から、フランスやシチリアなども描いている。
今年5月、日洋展に入選した「雪の西駒ヶ岳」は冬の高遠町から西駒ヶ岳を望んだ100号の大作。ぬけるような空の青さと白い雪のコントラストは、空気の透明感や冷たさまで感じられ、微妙な色使いで表現した雪の質感が、山里の雪深さをも思わせる。
入場無料。10月4日まで。 -
はなまる地域探検隊の絵手紙展示
伊那市内の小中学生を対象とした「はなまる地域探検隊」(伊藤元郎代表)の子どもが描いた絵手紙約90点を、伊那市役所の1階ロビーで10月2日まで展示している。
作品は今月10日、絵手紙創作体験で描いた。講師の坂本勇さんのアドバイスを受けながら、リンゴやピーマン、カブトムシなど、持ち寄ったモチーフをじっくり丁寧に描き、家族などにあてた言葉を添えた。
子どもは「自信がついた」「じっくり見ることで、“もの”の違った一面を発見できた」と話し、離れて暮らす祖父母に送りたいとする子もいた。
探検隊は、キャンプや農作業体験などの体験活動を通して、それぞれの良さと自主性を育てる試みで3年目。高校生ボランティアも多く参加し、学校や年齢を越え、お互いを尊重し合う心も学んでいる。 -
上伊那手話サークル結成25周年記念大会準備会
結成25周年の節目に、歩みを振り返り、一般にも活動を知ってもらおう窶狽ニ、上伊那手話サークル(会員110人)は10月2日、高遠町福祉センター「やますそ」で年記念大会を開く。準備会が27日、伊那市の福祉まちづくりセンターであった。
上伊那の手話サークル6団体と要約筆記グループが集まり「手話活動団体の間のにつながりをつくり、情報を共有しよう」と結成。手話を学び社会に広めることで、聴覚障害者への理解を求めたり、社会参加を促進。聴覚障害者のイベント協力も積極的に取り組んでいる。
県聴覚障害者協会上伊那支部と共に活動し、聴覚障害者とのつながりも深めている。
大会は、手話劇などで25年間の活動を紹介。手話の分からない人でも分かるように配慮し、一般にも参加を呼びかけている。尾曽共春実行委員長は「新しく入ったメンバーには歴史を知ってもらい、一般の人には一層の理解を求めていきたい」と語った。 -
東部中2年生 伊那郵便局で職場体験
伊那市坂下区の伊那郵便局(藤原良明局長)は27日、伊那東部中学校2年生の職場体験を受け入れた。希望する生徒3人が進路の参考に訪れ、局員から郵便局の仕事内容を聞いたり、郵便業務を実践した。
局内の見学、仕事の説明を聞いた3人は、郵便物を自局分と他局分に分ける「差し立て区分」や、配達する道順にそろえる「道順組み立て」のほか、周辺の家にハガキを配達したりした。
3人は「郵便です」と、明るい声で家を訪ねながら、約30件分の郵便物を歩いて配達。初めのうちは、はずかしそうにあいさつしていたが、次第に大きな声が出るようになり、ハガキを受け取った商店の人も「ご苦労様」と笑顔でねぎらっていた。
生徒の一人は「自分の出した手紙がどのように分けられているかが分かってよかった。大変な仕事だったが勉強になった」と話していた -
新山の「トンボの楽園」を保護
伊那市は本年度、日本有数の「トンボの楽園」保護事業に取り組む。「世界で最も小さい」といわれるハッチョウトンボの生息地を保護するため、11月ごろに着工、来年2月の完了を目指す。
事業は生息地を踏み荒らされないようにする歩道整備、ハッチョウトンボの生態を記した木製の看板設置、生息する昆虫を紹介するリーフレットの作成など、住民との協働で取り組む。歩道は延長120メートル、幅員1・2メートルの予定で、間伐材を利用。駐車場整備も考えている。事業費は620万円(うち県のコモンズ支援金372万円)。10月3日、市議会9月定例会本会議で本年度一般会計補正予算を提案する。
整備は当初、06年度事業だったが、昨年5月にハッチョウトンボの生息がわかり、見学に訪れる人がいたため、早めた。
生息地は富県上新山の私有地0・7ヘクタール。市によると、ハッチョウトンボは5月中旬から8月にかけて1万匹以上が舞った。そのほか、キイトトンボ、シオカラトンボ、オオアオイトトンボなど20種類以上を確認している。 -
ますみケ丘平地林の利活用
伊那市の第1回ますみケ丘平地林利活用実施計画策定委員会が29日、市役所であった。本年度内に、短・中・長期の平地林の具体的な実施計画をまとめる。
委員は森林環境学習や森林整備の実践者、公募など10人で、委員長に森林などをテーマに執筆活動をこなす浜田久美子さん=ますみケ丘=を決めた。
03年度の利活用検討委員会の報告で、利活用の基本目標に▽安定した森林への誘導▽環境改変を最小限とした施設整備▽環境学習フィールドの整備窶狽ネど5点が提言されている。
委員会では、06窶・8年度分を含めた実施計画と、来年度以降の管理運営組織のあり方について方向づける。
委員を委嘱した小坂市長は「平地林を市民の憩いの場、教育の場として活用していきたい。すばらしいアイデアを出して」と呼びかけた。
委員は、これまでの経過や委員会の目的などの説明を受けたほか、現地を視察。「市民が楽しみ、生き生きと活動できる計画にしたい」「子どもの遊びにどう活用できるか考えたい」とそれぞれ話した。
平地林はアカマツを中心とした約68ヘクタール。97年から「市民の森」として地権者から用地を買収、04年度末で賃貸借を含め約53ヘクタールが済み、一次間伐がほぼ完了している。 -
10月2日にイーナちゃん広場
伊那市民の健康や生活を考える「イーナちゃん広場」が10月2日、勤労者福祉センター体育館・市民体育館で開かれる。午前9時から午後3時まで。
広場は第28回みんなの生活展、第22回健康まつり、第13回下水道展の合同展で、55団体が参加。統一テーマに「人にやさしく 地球にやさしく」を掲げる。市など主催。
健康まつりは、運動プラグラム体験ステージを中心にすえ、脳の前頭葉を刺激して集中力を高める効果などがある柳沢運動プログラム(親子向け)、成人向けや高齢者の体操などの発表と参加者が体験できる場を設ける。
また、地区の保健委員会がボール運動や減塩のすすめなどを取り上げるほか、医師や保健師による健康相談コーナー、胸囲測定による複合生活習慣病のメタボリックシンドロームチェック、動脈硬化度と血糖検査などもある。胃検診(検診料1千円)、骨検診(1650円)は有料。
生活展は「なつかしい給食と地産地消」「食料・農業を知ろう」のコーナー、リフォーム作品の展示、地球温暖化対策のパネル展示、インターネット体験などがある。
手作り石けんやマイバックの販売、衣類や日用品などが並ぶフリーマーケット(約50ブース)も。
下水道展は、水洗トイレ・災害用トイレの展示などに加え、ペットボトルを使った金魚鉢を300個用意。市報のクイズ解答者などに、伊那市・高遠町・長谷村のデザインマンホールぶたのコースター(6枚入り)をプレゼントする。
盛りだくさんの内容が組まれ、主催者は多くの来場を呼びかけている。 -
伊那北高校合唱コンクール開催
伊那市山寺の伊那北高校の合唱コンクールが27日、伊那市民会館であり、各クラスが日ごろの成果を発表し合った。
37回目。合唱コンクールは、各クラスの発表に加え、生徒たちの独自グループの飛び入り参加もあり、多彩なグループが盛り上げる。
また、例年合唱部と共にPTAと教員も参加し、今年は総勢100人が「河口」などの2曲を、迫力ある歌声で披露した。
同校PTAは、生徒の日ごろの様子を知る機会にしよう窶狽ニ、11年前からコンクールに参加。生徒にとっても、普段見られない親の一面を知る機会になっているという。
今年は「ミスターブルー私の地球」を歌った3年E組が金賞を受賞した。 -
悪臭対策の請願は意見つきで採択
伊那市議会経済建設委員会(柳川広美委員長)が28日開かれ、西春近自治協議会(酒井俊一会長)が提出した「セイブハイコンの悪臭削減対策についての請願」を意見付きで採択とした。
請願では、84年、東春近木裏原に建設された農事組合法人セイブハイコンのたい肥生産施設から悪臭が発生。改善を申し入れ、当初に比べて軽減されたものの、地域住民は苦しめられているという。
委員会は市議会6月定例会で継続審査とし、周辺住民の声を聞いたり、たい肥施設の対応を聞いたりと現地を調査。調査によって施設のみでなく、農地にまかれたたい肥の臭いもあったという。また、臭いを研究する埼玉県の生研センターや、小川村のたい肥施設も視察した。
委員から「長い期間、臭いで苦しんできた。1日でも早く解決できるように努力するべき」などと意見が出され、採択とした。付帯意見は正副委員長に一任。悪臭の原因が搬入時か、かくはん時か特定できず、市とセイブハイコンがふん尿処理方法と設備の現況について専門家を交えて調査し、効果的な解決策を取るように意見をつける。
委員会を傍聴した小出三区の平沢一郎区長は「早期解決に向け、臭いがなくなるような具体策をとっていただきたい」と話した。 -
伊那市への立地企業が進出断念
伊那市横山の鳥居沢工業団地へ進出を予定していた、太陽電池式交通標識器の製造・販売「サンブライトエンジニアリング」(本社伊那市)が断念した。28日の市議会経済建設委員会協議会で、市が報告した。
団地は、権兵衛トンネルの残土を運んで埋め立てた面積1万8千平方メートル。3月末までに、建設予定だった面積3千平方メートルを市が造成し、水道や電気、電話などを整備した。
進出断念になったが、市は新たな産業立地に向け、積極的に施策を展開する。
伊那インター工業団地の更地買収に対し、いくつかの企業から問い合わせが来ていることから「インフラ整備が整い、十分、魅力ある土地。成果はある」とみる。
昨年12月、工場立地覚書の調印式があり、企業は4月に建設着手、秋ごろの操業開始を目指していた。6月末、市に工場進出はしないと文書で伝え、8月中旬に市、企業、横山鳥居沢区地権者組合間で債権・債務しないなどの確認書を取り交わした。 -
まちじゅう花いっぱいコンクール審査
美しい花で装い、空間も楽しめる商店街づくりに取り組んでもらおう窶狽ニ、伊那商工会議所商業連合協議会(田中忠会長)主催の「まちじゅう花いっぱいコンクール」の審査が27日、市内各商店街であった。
コンクールは、環境美化に努め、買い物客が和める空間づくりを各商店街に競ってもらう初めて試み。デザインや花の配色、生育具合に加え、地域の景観向上に貢献しているかなどを審査員9人が評価した。
各商店街は、通りに面した街頭に造花を飾ったり、花のプランターを階段脇に配置するなどして、工夫を凝らしてた。
審査の結果、商店街全体に花を配置し、伊那小学校5年剛組の協力も得て演出している通り町商店街振興組合が優勝。準優勝はいなっせテナント会、3位は入舟商栄会協同組合を選んだ。 -
高齢者交通安全マレットゴルフ
伊那市交通安全協会など主催の「高齢者交通安全マレットゴルフ大会」が26日、伊那市西箕輪のマレットパークはびろであった。各地区から高齢者約90人が集まり、マレットを楽しみつつ交通安全の基礎知識を学んだ。
高齢化社会が進み、それに伴い高齢者の事故は増加し、お年寄りの交通安全は課題となっている。大会は、参加や体験を通じて高齢者に交通安全意識を高めてもらおう窶狽ニ、12回目。地区ごと4人1組のチームを組み、マレットゴルフのスコアと、コース内数箇所に設けられた交通安全に関するクイズの正解得点の合計で競う。
問題は3択で、飲酒運転の罰金金額を問うものなどがあったが、選択肢を見ないで正解するお年寄りもいた。
今年、前日25日までに市内であった交通事故は271件。死者1人、負傷者は351人。
伊那警察署の櫻井誠副署長は「高齢者が関わる事故が増えているが、防ぐのに一番効果的なのは、高齢者自身が心がけること」と、話していた。 -
男性の料理教室
伊那市の駅前再開発ビル「いなっせ」で26日夜、男性を対象にした料理教室があった。20窶・0代の男性約20人が集まり、アジなどのさばき方を学んだ。「い縲怩ネ・西まるクラブ」主催。
男性から「魚をさばいてみたい」と要望が出たことから企画。
講師に、市内「まさご鮨(ずし)」の山口さとみさんを迎え、アジのたたき、イワシのフライ(梅肉・青じそ入り)に挑戦した。
参加者は、家庭から包丁を持参。イワシは手開きの方法で「腹を切ったあと、しっぽのほうに手を入れて開く」と頭のおとし方や骨の取り方などアドバイスを受けて調理した。
参加した高尾町の春日語さん(77)は「アジの皮をむくときに、身がくっついてしまい、さばくのが難しい。いつもかあちゃん任せだが、家でもやってみたい」と話した。
出来上がったあとに試食した参加者は口々に「うまい、うまい」と満足していた。 -
ハチ学者、英国BBC取材クルーなど
秋の味覚、ハチを味わう地蜂(じばち)愛好家としても知られる小坂樫男伊那市長らが呼びかけた「秋の味覚を味わう会」が24日、伊那市の内の萱公民館であった。市関係者・地蜂愛好会有志・地元住民のほか、長谷村でスズメバチの生態にかかわる番組を撮影中の英国BBCの取材クルー、同クルーに同行しているハチが専門の玉川大学の小野正人教授、地蜂取りを描いた映画「こむぎいろの天使」の後藤俊夫監督など、総勢40人がハチなどの伊那谷の秋の味覚を楽しんだ。伊東義人高遠町長も参加した。
テーブルには大スズメバチ・地蜂の空揚げと甘露煮、アマゴの塩焼きやシカ肉の燻製、猪と名古屋コーチンの汁など珍味がずらり。愛好家が取り立ての巣から大スズメバチの幼虫を引き出すのを見て。「あれ食べるのか?」と驚いていた人も、小野教授のハチの解説などを聞きながら、「案外うまいね」と口に運んでいた。
BBCの取材クルーは、伊那市で養蜂園を営む小松実治さんが長谷村に持つ山小屋を拠点に、スズメバチの生態に関する番組を収録中。スタッフのヴェルティ・ホワイトさんは、初めての大スズメバチに恐る恐るはしを運んでいたが、思い切って口に入れてからは「ベリー、デリシャス」を連発していた。
愛好家の話によれば、上伊那ではほぼ17年前から秋にキイロスズメバチの巣をとっても、幼虫がほとんどいない状況が続いている。働き蜂が幼虫を巣の外に捨ててしまうらしい。小野教授は「原因は現在研究中で確定していない」とした上で、「エサ不足への対応と内的要因と、昆虫だけに効く農薬の影響という外的要因の複合の結果」という仮説を立てているという。 -
勇壮に「1の柱」建つ
「奥山の大木、里に出でて神と奉らん窶煤v、山里に響く凛(りん)とした里曳(び)きの木遣りの声。伊那市富県南福地の諏訪神社御柱祭りは25日、「1の柱」「3の柱」の里曳き、立て御柱を盛大に展開。前日の2本の柱の建立などの一連の行事を済ませ、クライマックスを迎えた。
長持道中では「南福地長持保存会」の長持ち3竿が、「御座るな長持ちゃ、御柱(みはしら)御用、担ぐな若衆は、福地の華だよ窶煤vなどと吟じながら、同神社氏子の上竹松、竹松、阿原の合計82戸を回った。同地区の小学生14人でつくる子ども長持ち1竿も、小学生のいる各家庭を練り歩いた。
里曳きには氏子や、親せき、一般客など約200人が参加。長さ6・12メートル、胴回り1・3メートルの2本の柱を、同地区上竹松会所前、阿原の田中昭男さん宅前の2カ所から神社までの約1キロをえい行した。
諏訪大社の圧巻は・ス木落し・スと言われているが、同神社は参道の石段を力を合わせて引き上げるのが見せ場。境内からは観客大勢が、メーンの石段20段を登ってくる様子を息を呑みながら見守った。
夕方、いよいよクライマックスの立て御柱。歓声が飛び、カメラのフラッシュが次々とたかれる中、長持保存会長の竹松安明さん(53)=上竹松=を乗せた最後の一本「1の柱」が立ち、新しい7年を迎えるすべての御神木が立てられた。
今年は、曳き手の減少で4本の柱を一日で立てるのは困難とみて、前日に2、4の柱の建立を済ませた。
祭りを終え、祭典委員長の牛山昭司さん(68)=阿原=は「氏子らも期待にこたえてくれて、申し分のない内容だった。しかし、年々曳き手が減っていて、伝統文化を継承するための策を考えていかねばならない」と話した。 -
選挙啓発ポスターコンクール審査
伊那市役所で26日、明るい選挙啓発ポスターコンクールの審査があった。最優秀賞をはじめとする入賞作品を決めた。県審査へは各部6点(佳作以上)を提出する。
コンクールには、小学校の部に6校から71点、中学校の部に4校から73点の応募があった。「未来を決めるあなたの一票」「豊かな街あなたの手で」などの標語に合わせ、投票箱に一票を投じたり、日本地図を描いたりした題材が目立った。
審査では、市明るい選挙推進協議会の中村和徳会長、市選挙管理委員会の田中信也委員長ら4人が当たった。標語やデザインなどを基準に、意見を交わしながら決めた。
応募作品は10月2日、勤労者福祉センター体育館などで開く「イーナちゃん広場」に展示する。
結果は次の通り(敬称略)。
◇小学校の部▽最優秀=馬場和香子(伊那東6)▽優秀=中山拓実(美篶6)▽秀作=坪木果穂(西春近北5)秦野さやか(同)▽佳作=名取将平(同)三沢彩貴(同)▽入選=浜田啓介(西箕輪5)中山和樹(同)大久保凌(西春近北5)中村竜也(同)三沢拓弥(同)北原優美子(同)▽推薦=熊谷太樹(伊那6)矢島菜未(伊那東6)小島惟(同)宮下博光(西箕輪5)竹内もも(西春近北5)保科怜士(同)
◇中学校の部▽最優秀=藤沢和敏(東部1)▽優秀=唐沢眸美(伊那2)▽秀作=黒沢祥平(伊那1)赤羽三和(東部2)▽佳作=原真穂子(西箕輪1)伊藤晃(同2)▽入選=春日美奈(東部2)下平雄貴(同)北野健太(同)白沢真奈(西箕輪1)井沢春香(同2)多津田紗季(同)▽推薦=鳥原由貴(春富2)浜望美(東部2)中山香奈(西箕輪1)伊藤梢(同2)原菜月(同)中島麻世(同)
上伊那郡(第1次)審査も26日、伊那市の県伊那合同庁舎であった。小学校の部に12校から132点、中学校の部に5校から132点の応募があった。
特選作品を県審査に送付する。入賞者は次の皆さん。
◇小学校▽特選=山口敬照、山本友香(以上高遠)、飯沢優佑(川島)、有賀麻衣、大槻信乃、北原亜美(以上箕輪北)▽1位=土村瑞紀(飯島)▽2位=久根香奈子(七久保)篠田瑞生(南部)▽3位=新井あかね(箕輪北)唐澤萌香(箕輪西)丹羽博彦(中川西)
◇中学校▽特選=百瀬あきほ(高遠)一ノ瀬真生、林千春(以上辰野)大槻仁志、北原歩美、原和馬(以上箕輪)▽1位=日野沙央里(箕輪)▽2位=上島巧(辰野)佐藤保奈美(箕輪)▽3位=赤羽巧、三村瑞樹(以上辰野)太田希恵(宮田)