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錦町の夏祭りにぎわう
伊那市荒井区錦町の住民有志でつくる「錦町を愛する会」(木下昭治会長、11人)は15日夜、図書館前の広場で夏祭りを開いた。初めての試みで、訪れた地域住民や帰省した家族らが夜のひと時を楽しんだ。
広場には、トウモロコシやカーネーション、ビール、ジュース、焼きそばなどの夜店が並んだ。メンバーが店番を務め「安いよ、買ってって」と売り込み。来場者とやり取りしながら、たたき売りする場面もあった。
フリーマーケットには錦町約100戸の協力を得て集めた皿やコップ、タオルなど日用品を中心に約300点がそろい、格安で販売。カブトムシやスイカ、おもちゃなどを用意した輪投げは子どもたちに人気で、目当ての品をねらって輪を投げた。
木下会長は「地元で盆踊りや夏祭りがなくなり、味気ないと思っていた。準備に時間もかかったが、多くの人でにぎわい、うれしい」と喜んだ。
夏祭りは「子どもたちに楽しい思い出を残してやろう」と急きょ、8月に組織を立ち上げて企画。来年以降の開催は、今回の様子を見て決めるという。
開始時刻は午後6時だったが、準備の段階から訪れる人がいたため、5時に繰り上げた。 -
ますみケ丘平地林のチョウと植物を紹介
伊那市は、パンフレット「ますみケ丘平地林のチョウと植物」を作成した。04年度に市が企画した「植物と昆虫調査」の結果をまとめたもの。公共施設に置く予定で、市民に広く知ってもらい、活用を促す。
パンフレットは三ツ折のA4判で、チョウ図鑑、植物図鑑のほか、チョウの個体数の季節変動、平地林の特徴などをカラー写真で紹介。すべて漢字にふりがなをつけ、子どもにも分かるようにした。信州大学農学部監修。
調査では国蝶オオムラサキ、モンキチョウ、メスグロヒョウモンなどチョウ8科59種、ヤマオダマキ、コオニユリ、コアジサイなど植物85科260種を確認している。
平地林にはレッドリスト種(絶滅の恐れのある野生生物種)のスジグロチャバネセセリ、ミヤマシジミなどが生息し、森林の手入れなどで貴重が自然が残されている。
平地林はアカマツを中心にした広さ70ヘクタール。「市民の森」として森林整備を進め「森の教室」などで活用している。 -
中心商店街でミッドナイト
伊那市の中心商店街で15日夜、恒例の「ふるさと歩行者天国」(ミッドナイト)があった。各店が割引きセールを展開したほか、ゲームやイベントがあり、地域住民や帰省客などでにぎわった。
ミッドナイトは、県道南箕輪・沢渡線の駅前再開発ビル「いなっせ」窶寧R伊那北駅前の延長1・6キロを歩行者天国にして開催。笛師九兵衛による演奏、ジャグリング、足湯、ストラックアウト、ヨーヨーつり、輪投げ、金魚すくいなど多彩なイベントが組まれた。浴衣姿の子どもが目立ち、親の手を引きながら、会場を歩き回って楽しんだ。
いなっせ多目的広場には初めて屋台横町が登場。ちょうちんがともる中、伊那名物ローメンを食べたり、酒を飲んだりしてゆったりと夏の夜を過ごした。
各店からは「3割引きになっていまーす」など呼び込みの声がかかり、まちは活気づいた。 -
西箕輪大萱 お盆恒例・ソフトボールで親ぼく
伊那市西箕輪大萱区のお盆恒例の組対抗親ぼくソフトボール大会が16日、西箕輪小・中学校グラウンドであった。帰省中の人たちや、女性も数多く参加し、夏の暑さも忘れて、和気あいあいと熱戦を楽しんだ。公民館分館の主催。
11組から12チームが出場。4ブロックで予選リーグの後、それぞれの1位がトーナメントで優勝を競った。
区民らは、全速力で塁に向って走ったり、思いっきりスイングしたりと、日ごろの運動不測を解消。試合を観戦する家族らは、「ナイスバッティーング」「真剣に走れー」などと、熱い声援を送っていた。
鎌倉誠治分館長は「年々、各組ではチームをつくるのが大変になってきているが、ソフトボールを楽しみに帰省する人も多いので、これからも続けたい」と話している。 -
伊那市狐島で豪快に幻想的に振りまんど
各地で、地元住民に帰省した人たちを加えて、にぎやかにお盆行事が展開されている。
伊那市の狐島分館(宮下勇分館長)などは15日夜、近くの天竜川漁業組合漁業会館前の道路で、お盆の伝統行事「振りまんど(万灯)」をした。地域の大人から子供まで約60人が集まり、麦わらを束ねたまんどに火をつけ、頭上で勢いよく振り回した。川端には、いくつもの灯火が並び、幻想的な光景が広がった。
狐島では、明治の終わりころから続いている。近年は、お盆中の「迎えまんど」と「送りまんど」を一度にまとめ、子供たちの花火大会と一緒にしている。
まんどは約60基を準備した。9カ所に並んだ地元住民たちが、ラッパの合図と共に、一斉に回し始めた。小さな子供たちは父親と一緒に、火の玉を回す豪快な体験を喜んでいた。
周りからは「大きく回せ」「縄が燃えちぎれるくらいまで回すのがだいご味」などと、ようしゃのないアドバイスが飛んだ。
周囲から厄除けのために参加を進められた女性(36)は「火が付くと以外に重く感じた。その後は快感だった」と少し興奮ぎみに話した。 -
新成人に聞く
伊那市、箕輪町の成人式で、新成人に衆院選と戦後60年の2つのテーマについて考えを聞いた。
設問はI衆院選(1)投票には行きますか(2)行かない理由は(3)候補者をどんな基準で選びますか(4)郵政民営化、また解散総選挙についてどう考えますか、II戦後60年(1)第2次世界大戦について家族で話すことはありますか(2)それは、どんな内容ですか(3)それについて、どう考えますか窶煤B
新成人の考えは、次の通り。
【伊那市】
I(1)行く(3)郵政民営化に反対。支持政党はないけど、年金なども考えて、この人だと思う人に入れたいII(1)祖父からよく聞いた(2)衛生兵に行っていたときの話で、ひいじいちゃんも満州に行っていた(3)平和な時代に生まれ、実感がわかない。だけど、世界で起こる紛争を見て、あってはならないと思う(柳美帆さん・西箕輪在住・会社員)
I(1)行けない(2)東京に住んでいるから(3)郵政民営化には反対。今のままでいい。過疎地のサービスが下がるのではないかと思うII(1)祖父母から聞いた(2)おじいちゃんもけがをしたし、近くで人が死んだと聞いた。祖母は戦闘機が近くを飛んで怖かったと話していた(3)戦争は映像で見ると怖いが、想像の世界で、地震と同じような感じかなと思う。戦争で人の命が消えていくのは悲しい。イラクの自衛隊派遣は反対(小林愛香さん・東京都在住・学生)
I(1)行く(3)詳しく分からないから、これから考えるII(1)聞いたことがある(2)おじいちゃんが戦争に行った経験。食料が全然なかったことや、指がなくなったくらいですんでよかったと聞いた(3)直接、戦争の話を聞くとリアル。戦争はやっちゃいけない(田畑玲子さん・富県・大学生)
I(1)行く(3)言っていることを聞いて選ぶ(4)郵政民営化などはこれから勉強するII(1)亡くなったおばあちゃんから聞いた(2)食糧難のこと。大変な時代を生きたと思う(林孝行さん・長野市在住・学生)
I(1)行かない(2)上の人に任せとけばいいII(1)ない(3)高校時代、授業で戦争について勉強した。戦争のテレビ番組は気持ちが暗くなるからあまり見ない。(池上勇樹さん・奈良県在住・大学生)
I(1)必ずいく(2)自分の意見を反映させるため(3)人柄と考え方(4)充実したサービスの保証ができるなら民営化してもよいII(1)お茶を飲みながら、おじいちゃんから話を聞くことがある(2)戦時中に中国にいっていたときの話(3)あとの人たちに伝えていかないといけない大切なこと(埋橋由佳さん・長野市・大学生)
I(1)いく(2)自分の意見を反映したい(3)指針(4)民営化してもあまり変らないと思うのでしなくてよいII(1)ない(埋橋里味さん・東京都・教師)
I(1)いく(2)大事な選挙権を持っているので(3)自分で発言したことを実際にやる人、意思が見える人(4)国でわざわざやらなくてもよいことなので、民営化した方がよいII(1)ある(2)戦争の内容や食生活について(3)事実があったことを認識して、自分たちが大人になっていくうえで2度とないようにしていきたい(春日嵩広さん・富県桜井・公務員)
I(1)いく(2)初めての選挙なので投票にいきたい(3)自分の考えに共感できる人(4)過疎化の地域の郵便局がなくなり、サービスがいき渡らないので反対II(1)ある(2)当時の生活について(3)戦争などの体験を次の世代に語り継いでいかなくてはならない(埋橋智子さん・富県貝沼・公務員)
I(1)たぶんいく(2)自分の思いと合う人(3)見た感じの雰囲気(4)郵政民営化については、身近に感じていないのでどちらとも判断できないII(1)食卓で話すことがある(2)食べ物についてなどの生活状況(3)食べるものを大切にしていきたい。何でも買い与えてしまう人はよくない(有賀敏さん・西箕輪吹上・保育士)
【箕輪町】
I(1)行く(3)国民のことを考えているかどうか(4)解散総選挙はちょっと違う気がする。郵政民営化がきっかけでいいのかなと思うII(1)祖父、祖母から話を聞いた(2)毎日お腹がいっぱいにならない、子どもがいて生きていくのが精一杯だったこと(3)今の幸せな空間に気付いていない。当たり前になっている。今の憲法9条で本当に平和が守れるのかなと思う。イラクに自衛隊を派遣しているし、どこが歯止めなのかなと思う(松本玲子さん・上田市在住・学生)
I(1)行く(3)どこに投票しても同じ、あまり変わりばえしないと思う。内容よりも面白さで選ぶ。今回は自分の一票で変わるかもしれないので楽しみ(4)最終的には郵政民営化したほうがいいと思うが、やり方が強引すぎたと思うII(1)祖母に聞いた(2)子どもを育てるのが大変だった、草を取ってきて食べたこと(3)今、自分がこういうふうに生きていられるのはそういう時代があったから。今ある幸せを認識しないといけない。憲法は抽象的な表現だからあってもなくても変わらない。でもせっかく世界でも珍しい憲法9条は変えてほしくない(宮下翔子さん・町内在住・学生)
I(1)行く(3)国民の税金を無駄使いしない人。郵政民営化、年金、消費税を上げないなど意見を聞いて考える(4)郵政民営化は賛成。金融機関が一緒に対等になることでサービスも向上する。国民に問うことが大事なので選挙になってよかったII(1)8月になると話題になる(2)戦争のドキュメンタリー番組を見たり、原爆展覧会を見に行ったこともある(3)戦争はだめ。憲法9条はあまりいじらないほうがいい(佐々木恵さん・町内在住・銀行員)
I(1)行く(3)党の政策や郵政民営化に賛成の人を選ぶ(4)郵政民営化は賛成II(1)祖父と話した(2)海軍にいて出征の直前に戦争が終わった話(3)どういう理由でも武器を持つのはよくない。憲法9条の改定は断固反対。日本では戦争は終わったと言っても、周辺(中国や韓国など)では傷がいえていない。それを無視していくのはよくない。国際貢献は別の形でもできると思う(羽生佳孝さん・滋賀県在住・学生)
I(1)行かない(2)選挙の目的がすごく不明瞭だから。郵政民営化してもいいと思うが、だからといって解散する必要があったのか。選挙する意味がないと思う(3)今後、選挙に行ったとしても白票を入れる。期待できない(4)郵政民営化は賛成。国鉄にしても、JTにしてもうまくいっている。やればそこそこうまくいくと思うので、それならコストが低いほうを選ぶのが妥当II(1)ある(2)食べ物がなかったことなど(3)戦争は絶対悪だと思う。憲法9条は改定しなければいけない点もあると思う。万が一のとき、やられる前にやらなければいけない事態が出てくると思う。平和憲法であってほしいけど、拡大解釈にも限界があると思うので条件付きの改定に賛成(原知史さん・横浜市在住・学生)
I(1)行く(3)公約を見て考える(4)わからないII(1)ある(2)祖父が沖縄戦に行って、激しい戦いだったこと(3)戦争は無いのが一番。憲法改定は個人がどうこういう問題ではない。守られていればいいと思う(大槻孝佳さん・町内在住・無職)
I(1)行く(2)選挙権を持つということは、その責任があると思うので(3)住民の意見や自分が理想とするものなどを、政策に反映してくれる人(4)民営化することでサービスが向上するなら良いことだと思うが、地方が取り残される現在のまま進めるのは問題がある。今は少しずつ段階を踏んで話し合いを進め、行き届いたサービス体制が整えば、いずれ民営化しても良いと思う。総選挙は、郵政民営化のみに話しの焦点が向いているが、もっとさまざまな課題にも目を向けるべきII(1)同居する祖父母から聞くことがある(2)戦時中の貧しかった生活や、日本がさまざまな外国に対してひどいことをしたということなど(3)今の社会で考えられないこと。授業で教えてくれないような内容も多く、直接話しが聞けることは世代としてこうした記憶は風化させてはいけないと思う。(太田智美さん・町内在住・公務員)
I(1)分からない(2)現在東京に住んでいるため(3)今後の政権運営の方針などを聞いて決める(4)郵政民営化のメリット、デメリットなどを明確にしてほしい。総選挙は、小泉首相の考えだけで動いている感じがするII(1)今実家にいないので、そういった話はあまりしない。今回戻った時も、そういう話はしなかった。(2)窶・3)今、話し合ったり語り継いでいかなくてはならない問題だと思う(唐澤理恵さん・学生・東京都在住)
I(1)行く(2)自分たちが生活する日本の中のことなので、自分たちで決めていく必要があると思うから(3)今は、候補者についてあまりしらないが、本格的な選挙が始まる中で、候補者の考えややりたいことを聞いて投票したい(4)いつまでも同じことをやっていてもうまくいかないと思うし、実際に実行してみない分からないこともあると思う。民営化した後の影響などをの議論を尽くして民営化を進めてほいしが、現状は議論が不十分。問題があったときに別の議論へのすり替えは、よくあることだが、総選挙がいいのか悪いのか判断できないII(1)家族で話すことはあまりない(2)悲しい過去があったという事実は忘れてはいけないことだと思うが、過去のことばかり議論するのでなく、大切なのは「これからどうしていくか」を考えることだと思う。憲法改定については、難しかったり、分かりにくい文脈などは修正すべきだが、日本が戦争に参加できるようにするのは反対なので、今言われているような改定は反対(宮下秀樹さん・学生・山梨県在住)
I(1)時間があれば(2)興味がないわけではないが、日曜日も仕事なので、時間的なものが合えば行くかもしれない(3)自分でいいなと感じた人に投票する(4)小泉首相が独断で進めているみたいで、納得いかない。民営化しなくてもいいのではないかと感じているII(2)祖父から聞くことはあるが、両親と話すことはあまりない(2)北朝鮮に行っていたときのことなど(3)ひどい状況だったことなどを聞くので、あまりいい気はしない(小林祐介さん・会社員・町内在住) -
イラクの現状を伝える写真展、いなっせで始まる
イラクの戦争被害のなどを写し続ける報道写真家、森住卓さんの写真展が19日まで、伊那市駅前びるいなっせ2階のギャラリーで開かれている。劣化ウラン弾の惨禍を生々しく伝える写真などが、戦争の記憶が風化しつつある日本人に訴えかけている。
写真は98年縲・4年に撮影した65点。湾岸戦争時に米軍が使用した劣化ウラン弾の放射能汚染は、住民を苦しませ続け、子どもの被害は一層深刻だという。
栄養失調や白血病と戦う子どもや、脳が発達しないまま生まれてきた無脳症の赤ん坊などの衝撃的な写真は、戦争の悲劇が今なお世界に存在することを、改めて訴えかける。
写真展は、20日に伊那市民会館である森住さんの講演会に先駆けて「もっと多くの人に講演を聞いてほしい」と講演会実行委員会が主催した。
実行委員長の畑春彦さん(35)は「ニュースで伝えられていない事実も講演で語られる。できるだけ多くの人に実情を知ってほしい」と話す。
写真展は、講演会当日は講演会場である。
講演会は、午後2時縲・時(開場は1時)。手話の同時通訳もある。チケットは大人千円、中高生500円(当日は大人1500円、中高生800円)。
チケットの問い合わせは同実行委員会(TEL090・7252・1100)畑さんへ。 -
伊那市成人式
伊那市は、新成人788人(男412人、女378人)のうち、6割に当たる502人が出席した。
式辞に立った小坂市長は、戦後60年に触れ「物質的に恵まれた時代だが、被爆国として平和を誓い、戦争の愚かさを感じなくてはならない」と述べ「平和な世界、安らぎのあるふるさとづくりに、夢と希望を持って活躍してほしい」と輝きある人生にエールを送った。
新成人代表の大学生唐沢裕さん=西箕輪中学校出身=は「これまで社会に支えられてきたが、成人として少しずつ支える役割を担っていく。成人を自覚し、自分を磨きながら1歩ずつ進んでいきたい」と決意を述べた。
信州伊那太鼓の迫力ある祝太鼓演奏や、万歳三唱もあり、新成人の門出を祝った。
式典終了後は、新成人が自由に歓談できるトーキング・タイム。久しぶりに会った友だちとカメラに収まったり、近況を話したりして楽しんだ。
記念品には図書カードを贈った。 -
伊那市西町・伊那部で納涼祭と骨董市
伊那市西町区の伊那部町内会(伊澤勉町総代)で15日、恒例の納涼祭と骨董市が伊那部集会所などであった。
納涼祭は15日目。伊那弥生ヶ丘高校生のブラスバンド演奏、歌手の西沢美奈さんの歌謡ショーや、「子供の広場」として、輪投げ、ウナギのつかみ取り、紙芝居などを展開。讃岐うどん、豚汁、ビール、ラムネジュースなどは食べ放題で、長蛇の列ができた。
13回目の骨董市は、初めて旧井澤家住宅で開いた。以前は酒屋だった会場に、掛軸、陶器、民具など約3千点のほか、清酒「伊那部宿」や焼酎も出品。日本家屋と骨董品の雰囲気が合い、例年以上の買い物客が訪れたという。 -
ちびっこ広場で高校生ボランティア
保育園などに通う前の幼児を遊ばせたり、母親同士が交流できる伊那市の生涯学習センターのちびっこ広場で11日、夏休み中の高校生が、子どもと遊んだり紙芝居の読み聞かせをした。
週に3回ほど広場の管理をしている子育て支援グループ「子どもネットいな」が、夏休みに合わせ「幼児とあまり接する機会のない高校生にも、子どもと触れ合ってもらおう」と、高校生ボランティアを募集。35人の応募があった。
この日は、高遠高校福祉コースの1年生、池上エリカさん(16)と矢野成美さん(15)が参加。同校は、就業体験の一環として介護施設や保育園での現場実習をしており、生徒も積極的に臨んでいるという。
最初はぎこちなかった高校生も、楽しみながら紙芝居の読み聞かせをするなどして、徐々に打ち解け、笑顔で子どもと触れ合っていた。 -
中日本総合女子ソフトボール選手権
第49回中日本総合女子ソフトボール選手権大会(中日本ソフトボール連合など主催)は、伊那市の県営伊那球場、富士塚スポーツ公園運動場など5会場で14日まで、熱戦を繰り広げている。
東海地区4県、北信越地区5県の代表など、一般、高校、中学、小学生の4部門に計50チームが出場。それぞれトーナメントで競う。
開催地の伊那市からは、特別枠で2チームが出場。一般の部のTwisterは愛知県代表の中京大学に1‐6、中学生の部の伊那東部(伊那から3人補強)は静岡県代表の北浜に1‐4で、それぞれ敗れた。
東部中は2回まで、主戦を中心とした守備で北浜打線を0点に抑えたが、3回以降追いかける苦しい展開。5回、先頭打者の安打から、無死満塁の好機をつかみ、相手失策で1点を返したものの力およばず、初戦で姿を消した。3年生は中学最後の試合を大舞台で終え、思い出を胸に刻んだ。
伊那中から3人を補強した急増チームだったが、強豪チームを相手に声を掛け合い、息の合ったプレー。宮澤泰春監督は「3日間の練習で選手間の連携を取って試合に望んだが、伊那中の3人はよくやってくれた。試合はエラーで得点する、東部中らしさも出て、実力以上の力を発揮できた」と振り返った。
石澤杏奈主将は「選手宣誓や、試合ではヒットも打てて思い出になった。来年は県大会出場を目指してほしい」と1、2年生にエールを送った。 -
ベルシャイン伊那店でフジ子・ヘミング版画展
世界的に有名なピアニストのフジ子・ヘミングの版画展「もうひとつの世界」は16日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。
数奇な運命に翻弄(ほんろう)されながらも、苦難を乗り越えてきたフジ子・ヘミング。人生、恋愛、猫などをテーマに、柔らかな色調と繊細な描線で奏でるように銅板画、木版画、リトグラフなどで表現した32点を展示販売している。
猫を題材にした作品は「ニャンスキー(月と猫)」「ビアンコ(金色の猫)」「スージィ(鞠とちいさめの猫)」など。愛きょうのある目、独特の構図、色使いに、来場者の関心が集まっている。
午前10時から午後6時(最終日は午後4時)まで。 -
小黒川渓谷キャンプ場などにぎわう
伊那市の小黒川渓谷キャンプ場は、昨年10月の台風23号の影響で土砂に埋まったものの、復旧作業(一部河川除く)が終了。愛知県を中心に、関東、関西、中京方面、地元など家族らが利用している。
利用者のうち家族連れが8割を占める。2泊3日が多く、中には5泊6日も。かまどで飯ごうを使ってご飯をたいたり、川遊びを楽しんだりと思い思いに過ごす。
キャンプ場内にある釣り堀では、ニジマスやアマゴをねらい、子どもらが釣りに挑戦。投げ込んですぐ釣り上げる人もいれば、なかなか釣れずに粘る人も。
雑誌を見て、家族3人で訪れた三重県の桜木和美さん(32)は2泊3日の日程で来伊。「夕立があったり、熊が出たりしたが、自然に囲まれ、涼しく、楽しく過ごせた」と話した。
魚釣りには苦戦したというが、コツをつかみ、昼食のおかずを手に入れた。炭火で焼いた魚に大喜びだった。
キャンプ場の利用状況は、夕立など天候不順で昨年より少なめ。予約状況は、キャビン(8人用)6棟が16日まで満杯で、盆過ぎの8月中の金窶箔坥j日も予約が入っている。オートキャンプサイト(10区画)は15日まで埋まり、フリーサイト(32区画)は15日以降、余裕がある。
予約・問い合わせは、伊那市振興公社(TEL78・5010)へ。 -
子どもネットいな「夏休み親子工作教室」開催
夏休みを利用して親子で工作を楽しんでもらおう窶狽ニ9日、子育て支援グループ、子どもネットいなは、伊那市の生涯学習センターで、小学生以下の子どもと保護者を対象にした「夏休み親子工作教室」を開いた。集まった約20組の親子が、伊那西高校折り紙・工芸クラブ(藤澤直彦教諭)の生徒に指導を受けながら、万華鏡や手作りキーホルダーを作った。
工作教室は今年で2回目。伊那西高校の生徒たちは、昨年に引き続き協力・参加した。 昨年は「万華鏡中身を替えて楽しみたい」との要望もあったため、中身が取り変えられる万華鏡に今年は挑戦。同時に、安全ピンを使ったキーホルダーもつくった。
母親や高校生の手を借りつつ子どもらは、カラフルな色紙を貼ったり、思い思いの材料を筒に入れて、自分だけの万華鏡づくりを楽しんでいた。 -
グリーンファームでキノコの入荷始まる
伊那市ますみヶ丘の産直市場グリーンファーム(小林史麿代表)に、早くも秋の味覚"キノコ"が入荷した=写真。
12日は、チチタケ10パック、コウタケ10パック、ハナビラタケ4パックが店頭に並んだ。
いため物やホイル焼きと相性がよいチチタケは、お盆の前後に発生する夏のキノコで、例年この時期に入荷する。
コウタケも、夏から秋が季節のキノコで、一度乾燥させてから調理すると、独特の香りが楽しめるため、人気が高い。この日も午前中に売りきれてしまった。
ハナビラタケが、この時期見られるのは珍しいという。マツタケと似た香りがあり、希少性が高いため「幻のキノコ」として珍重されてきた。体の免疫力を高めるβグルカンが大量に含まれているとして、現在注目されている健康食材でもある。 -
三峰川を知るためのサイクリング・ツアー
サイクリングをしながら暮らしを支える三峰川を知ろう窶狽ニ12日、三峰川みらい会議は「三峰川サイクリングツアー」を開いた。
アレチウリ駆除や自然学校など、三峰川に関する活動に取り組んできた同グループだが「原点に戻り水について学ぼう」と、流域住民や夏休み中の小学生などを対象に、ツアーを企画。約20人が集まった。
コースは伊那市役所からスタートし、三峰川沿いを上流、高遠方面に向かって進むもの。途中、流入河川の水質検査も行った。
pHや透明度などの調査には、子どもたちも挑戦。意外にも上流の方が透明度が低い結果となったのは、前日に降った雨の影響だという。
今回は雨のため、予定の半分しか回れなかったが、普段あまり見る機会がない三峰川に触れた子どもたちは、その面白さを再発見したようだった。
三峰川みらい会議は、来年も8月初旬に同ツアーをしたいとしている。 -
中日本総合女子ソフト選手権開幕
第49回中日本総合女子ソフトボール選手権大会が13、14日、伊那市の市営球場、富士塚スポーツ公園運動場など5会場である。中日本ソフトボール連合などの主催。12日、県伊那勤労者福祉センター体育館で開会式があった。
一般、高校、中学、小学生の4部門。それぞれ東海地区4県、北信越地区5県の代表(開催県は特別枠を含む2チーム)と、前回大会の上位2チーム(高校、中学、小学生の部は上位4チーム)の計50チームが、2日間のトーナメントで熱戦を展開する。
伊那市からは2チームが出場。一般の部の「Twister」は愛知県代表の「中京大学」と、中学生の部の「伊那東部」(伊那から3人補強)は静岡県代表の「北浜」と初戦で対戦する。
初戦の試合時刻などは次の通り。
▽Twister=13日午前9時・美すずスポーツ公園運動場A面▽伊那東部中学校=13日午前11時・伊那市営球場 -
きょう 官報告示
11日に開かれた伊那市・高遠町・長谷村合併協議会で、小坂市長は12日付で総務大臣から官報告示されると報告した。法的事項が終了し、合併(06年3月31日)の効力が発生する。
小坂市長は「1年かかって協議し、ようやくたどり着いた」と関係者の協力に感謝。
伊東町長は「きめ細かな住民説明を開いて理解を得ていきたい」、宮下村長は「地域自治区のあり方についてどう歩んでいくのか懇談したい」とそれぞれ述べた。 -
みはらしの湯でますみヶ丘平地林のチョウなどを展示
伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」は、1階ロビーで市が保全・調査活動を進めているますみヶ丘平地林に生息するチョウや植物の標本を展示している=写真。
国チョウのオオムラサキなど、多様な動植物が生息する約70ヘクタールの平地林には、85科260種の植物と、8科59種のチョウが生息しているという。
子どもたちに、地元の豊かな生態系を改めて知ってもらおう窶狽ニ、夏休みに合わせて、市が04年にまとめた同地区のチョウの標本や動植物を展示。合わせて、地域に生息するクマやリスなどの生活の様子を納めた写真なども展示している。
8月末まで。 -
伊那市・高遠町・長谷村合併協(14)
伊那市・高遠町・長谷村合併協議会の第14回会議が11日、市役所で開かれた。▽特別職の身分の取り扱い▽事務組織および機構の取り扱い窶狽ケ承。新市章は11月ごろから募集したいと報告した。
特別職の身分の取り扱いは、特別職報酬等審議会を設置し、合併までに調整。理事者、地域自治区長(総合支所長)、消防団員、各種審議会委員などの報酬額を審議する。
委員はまちづくり委員会、区長会、女性団体など各市町村長が推薦した6人と、経営者協会上伊那支部、金融団など4人で構成。
9月ごろに諮問し、11月に答申予定。
事務組織および機構の取り扱いは、本庁に総務、市民生活、保健福祉、産業振興、建設、水道の6部を設置。高遠町、長谷村に置く総合支所は、本庁の組織と整合性を持ち、これまでのサービスを維持する体制を確保する。
部・課の肥大化について「最小限必要で、効率的な課を考えた。都市計画課は建設課で対応できる」とした。
市章は11月初旬から1カ月ほど募集し、候補選定委員会で5点に絞る。合併後、新市長・市議会議員が決まったあと、選定委員会を設けて決定する。
委員は正副会長・幹事会に一任した。
次回(11月)の合併協では、特別職報酬等審議会の答申のほか、仕事の流れを示した機構図が提示される。 -
錦町を愛する会が夏祭りを企画
伊那市荒井区錦町の住民有志でつくる「錦町を愛する会」(木下昭治会長、11人)は15日、図書館前の広場で夏祭りを開く。
5年ほど前に常会主催の夏祭りが途絶え、飲み会の席で夏祭りの話が持ち上がった。「子どもたちに楽しい思い出を残してやろう」と急きょ、組織を立ち上げ、祭りを企画した。
当日はフリーマーケット、ヨーヨー、ビール、ジュース、花、野菜などの夜店が並ぶ。時間は午後6時から9時まで。
メンバーの一人、木下洋一郎さんは「以前は盆踊りもあってにぎやかだった。地域住民の交流も兼ね、みんなで盛り上げてもらいたい」と来場を呼びかけている。 -
伊那市の小黒川付近でクマに襲われけが
11日午前9時30分ころ、伊那市西町区大坊の小黒川付近で、河川管理のため一人で巡視中だった駒ヶ根市東伊那の県嘱託職員・新井佑幸さん(63)がクマに襲われ、顔面や額、左ふとももなどを負傷した。市は防災無線や有線放送などを通じて注意を呼びかけている。
新井さんは、自力で近くの民家まで助けを求め、救急車で市内の病院に運ばれた。命に別状はないという。
助けを求められた女性(62)によると、「額は右側が10センチ、左側が20センチくらいの長さで裂け、顔やシャツは血だらけ。急ぎ、氷で冷やした。お尻も左側のズボンが破れていた。自分で車を運転し、救助を求めてきた。気丈でしっかりしていた」。
現場は、幅1・5メートルくらいの作業道。草の上には点々と血が残されているなど、被害の大きさが分かる。
地域住民の多くは、作物の被害や足跡などからクマが近くに生息していることは分かっていたが、人を襲ったのは初めて窶狽ニ驚いていた。
市は、午前11時に防災無線で周知し、近くのキャンプ場、学校にも注意を呼びかけた。また、午後は、伊那市猟友会の協力で、現場付近の小黒川両岸に、1基ずつドラム缶の捕獲檻(おり)を設置した。
上伊那では昨年8月16日、宮田村でジョギング中の男性が子連れのクマに襲われている。 -
伊那市竜西地域
Bフレッツ受付開始NTT東日本は、高速大容量の情報通信が可能になる光ファーバーを使用した通信料定額制サービス「Bフレッツ」を伊那市の竜西地域でも開始する。提供開始は05年11月15日で、12日から事前受付が始まった。
高速大容量の通信網の整備を求める声は多く、NTT東日本は04年秋に伊那市天竜川東岸、伊那部地区で「Bフレッツ」の提供を開始していたが、他地域でも提供開始を求める声が上がっていた。
提供開始地区は、通り町・青木町・内ノ萱・大芦長・上新井・川北町・桜町・錦町・東町・室町・元町・上手町・小沢下・旭町・入舟町・仲町・本町・宮本町・西町伊那部・小黒・春日町・沢・下春日町・城南町・駒美町・新町・中部・堤ケ丘・南部・双葉町・北部・上村・水神町・高尾町・天竜町・前橋町・八幡町・山本町。
だが、製造業会社からの通信網整備の声が多いインター工業団地周辺や、駒ヶ根市周辺での提供は今回も見送られた。 -
上農生グリーンファームで企業研修
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒が、伊那市ますみヶ丘のグリーンファーム産直市場(小林史麿代表)で8日、企業研修を開始した。
「農業の実践的学習」として同校は、先進農家体験や企業研修など、実社会を通して「農」を学ぶ現場実習を多く取り入れており、生徒たちは進路選択の参考にしたり、現場を知る機会として積極的に参加している。
グリーンファームでの研修に参加したのは生物工学科の3人と園芸学科の1人。「実際に働いてみたかった」と話す生徒や「将来的に現在学んでいる分野で就職してみたい」という生徒など、参加理由はさまざま。
今後5日間、生徒たちは、生産者と消費者をつなぐ現場でさまざまな仕事を少しずつ経験しながら、普段と異なる角度から「農」を学ぶ。 -
伊那市で打ち水大作戦
地球温暖化防止の一環として、環境省などが後援する「打ち水大作戦2005」が10日、伊那市役所正面玄関付近であった。温度計で測定したところ、打ち水直後に1・5度下がった。
午前中に雨が降ったものの、昼には石だたみが乾き、予定通りに取り組んだ。市職員105人に加え、来庁者8人も参加。
市役所南側の地下水「せせらぎ水路」から水をくみ、市職員らがバケツに入った水をまんべんなく手でまいた。
午前11時55分の外気温は32・5度。打ち水直後に下がったが、午後零時5分以降は元に戻った。体感は「ちょっと涼しくなった気がする」。
昨年に続いて2回目で、市役所民生部生活環境課は「打ち水を通じて、自分のできる温暖化防止を意識する機会になれば」と地域住民の啓もうにつながることを期待した。
高遠町、長谷村でも予定していたが、雨でアスファルトがぬれていたため、中止とした。 -
県産材住宅などの見学会を実施
寺子屋信州木づくりの家、県産材住宅などの見学会実施
寺子屋信州木づくりの家グループは6日、地域材住宅などの見学会を開いた。約40人の家族連れなどが参加し、年月を経た県産材住宅の様子や、製材所を見学した。
設計、建設、製材などに携わる8社から成る同グループは、それぞれの立場から県産材の普及を目指し、質の高い住宅提供に努めている。
広く一般の人にも県産材の良さを理解してもらいたい窶狽ニ、今後何回かに分けて見学会や講習会を行う。
この日最初に見学したのは、約8割で県産材を利用した新築住宅。県産材にも、さまざまな木材があるため、特徴に合わせて用途を決めているという。一方、「素材の持つ温もりや素朴さは感じてほしい」と、普通は隠してしまう柱なども、そのままに残して設計しており、普通よりも空間が広く感じられる。また、無垢(むく)のまま用いられた木材は、年月を重ねるごとに色合いは深め、趣きを増すという。 -
新たに美術館建設しない
伊那市美術館等建設基本事項検討委員会(御子柴泰正会長)が10日、市役所であった。市が委嘱した美術会員や学芸員らでつくる委員7人が出席。美術館建設について、合併後の新伊那市に美術館は2つも必要ない窶狽ネどの理由で、建設しない方向性を確認した。
本年度で6回目となる委員会は、3市町村合併で、高遠町の「信州高遠美術館」が伊那市に含まれることから、基本的考え方を検討するため一時中断していたが、今回、方向性を確認するため、1年ぶりに再開した。
委員会では「今後は高遠美術館の施設充実に力を入れたい」「市民ギャラリーのような施設を上伊那図書館に建設しては」などの意見が聞かれた。
委員会の今後は、合併協議の進み具合を見ながら、方向性を決定する話し合いの場を持つことにした。 -
地域の特産品を収穫・活用体験
JA上伊那による親子を対象とした地域の特産品収穫体験ツアー「わくわくカミーちゃん農園」の第1回目が7日、伊那市内であった。23組77人の親子連れが参加。振興品目の超重点品目に指定しているブルーベリーの収穫や、地元米を使った約15メートルの巻きずしづくりを体験して楽しんだ。
特産品と、それを支える農家について理解を深めてもらおう窶狽ニの初めての試み。西箕輪の農業公園「みはらしファーム」などでブルーベリー、スイートコーンを収穫、試食し、スイートコーンの皮を使った人形作りも体験した。
人形は、丸めたティッシュに乾燥させた皮を巻き、かわいらしく製作。会場には親子の笑い声が飛び交った。
家族で参加した西春近赤木の武田美紀さん(30)は、みはらしファームで収穫したブルーベリーが5種類あることにびっくり。「普段勤めているので、子供と接する時間もなく、よい機会になった」と感想を話していた。
本年度は3回を予定。10月はリンゴなどの果実、12月はきのこなどを収穫する。 -
小黒川キャンプ場でみはらしのクーポン配布
キャンプ場で夏休みを楽しむ人に、もっと伊那市を満喫してもらおう窶狽ニ、伊那市小黒川キャンプ場の管理事務所は21日までの間、利用客にみはらしファーム各施設で使えるクーポン券を配布している。
市の関連施設相互の結びつきを持たせるための新たな試み。クーポンはみはらしファーム内9施設で利用でき、とれたて市場のソフトクリーム割引やみはらしの湯の入浴料割引がある。
中京方面からの利用客が多い同キャンプ場は、シーズン中、約1万人が訪れる。4、5日滞在する人も多く、市内名所としてみはらしを勧めることは、これまでもあった。今回の取り組みには「利用者が双方を行き来するようになれば」との期待もあるという。 -
みはらしファームでラベンダー刈り取り
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームは8日、見ごろを終えた約200株のラベンダーの、刈り取り作業をした。
01年から株分けしたりしながら徐々に数を増やしてきたラベンダーは、6、7月には、園内各所で咲き、優しい薄紫色の花と穏やかな香りが、訪れる人々を楽しませている。
鑑賞用のほか、みはらしの湯で「ラベンダー風呂」にするなど、業務用にも一部利用している。
香りが一番強い時期は、咲き始めだが「できる限り来園者に花を楽しんでもらうおう」と、毎年花の終わりに合わせて摘み取っている。
花は乾燥させ、9月からみはらしの湯で利用する予定だという。