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渡場いきいき交流施設竣工
介護予防や地域住民の交流の場となる「渡場いきいき交流施設・すこやか館」が、伊那市東春近の渡場に完成し26日、竣工式が行われました。
この日は、地域住民や工事関係者などが出席し、施設の完成を祝いました。
渡場いきいき交流施設「すこやか館」は、高齢者の介護予防や地域住民が交流する場として整備されたものです。
老朽化していた公民館を解体し、その跡地に、今年6月から建設してきました。
総事業費はおよそ3千600万円で、うち、3千300万円は国からの補助金となっています。
木造平屋建で延床面積はおよそ210平方メートル。
全館バリアフリーとなっていて、施設内の段差をなくしたり、障害者用のトイレを設けるなどしています。
式の中で、白鳥孝市長は、「子どもたちの声が聞こえ、お年寄りのみなさんが交流できる施設となることを願っている」と話しました。
伊那市では、来年度末までの間に、渡場いきいき交流施設を含め、市内10カ所で、こうした施設を整備する計画です。 -
伊那市内の公衆トイレ 器物損壊など相次ぐ
先週末から今週にかけて、伊那市内の公衆トイレで相次いで器物損壊などの被害が発生したことから、伊那市は、警察に届け出をし、パトロール強化などを依頼しました。
被害があったのは、伊那市天竜町の八丁銀座にある公衆トイレと、伊那市駅前の公衆トイレの2箇所です。
八丁銀座の公衆トイレは、23日の朝、トイレの管理人がドアや、設置してあった手洗い器が壊されているのを発見しました。
八丁銀座組合長によると、22日の夜、トイレ付近で騒いでいる集団がいたということです。
また、伊那市駅前のトイレでは、21日と、25日に、洗面器の排水が詰まる被害が発生しました。
2日間とも、洗面器には、土を洗い流した形跡があり、貝割れ大根の葉と思われるものが残っていました。
伊那市は、八丁銀座と駅前のトイレについて、伊那市駅前交番に届け出をし、パトロール強化を依頼しています。
伊那市では、「みんなのトイレなので、大切に使って欲しい」と話しています。 -
大河ドラマ化実現に向け意見交換
県民と知事が昼食を取りながら語り合う県政ランチミーティングが26日、長野県庁で行われました。
26日は、名君保科正之公の大河ドラマをつくる会のメンバーがランチミーティングの中で阿部守一知事と意見を交わしました。
ランチミーティングは、開かれた県政の推進を目的に県が公募により行うもので、今回は名君保科正之公の大河ドラマをつくる会が選ばれました。
26日は、大河ドラマをつくる会幹事会の伊東義人会長など10人が県庁を訪れ阿部知事と昼食を取りながら意見交換しました。
伊東会長は「大河ドラマが実現すれば長野県の活性化になる。NHKに要望する際には知事にも協力してほしい」と話しました。
阿部知事は「正之公が子供のころ人格形成されたのが高遠の地。教育再生を打ち出している長野県をPRするうえで非常にいい人物」だとして、大河ドラマ化実現に向け協力していきたいと話していました。
また、阿部知事に署名の協力も呼びかけました。
大河ドラマ化実現に向けた署名の取り組みは平成16年にスタートし10月25日までに署名の数は41万1,560人となっています。
名君「保科正之公」の大河ドラマをつくる会では、大河ドラマ化実現に向けて年内にNHKへ9回目の要望に行くということです。 -
カランコ織作品展
カランコ織の作品展が、伊那市のギャラリー&カフェ・カレッタで開かれています。
作品展は、伊那市の地域活動支援センターのカランコ織教室の仲間10人が開いています。
会場にはマフラーやバッグなどおよそ100点が並んでいます。
カランコ織は、手だけで操作できる機械で作る織物で、どこでも手軽にできることが魅力だと言います。
この作品展は11月2日まで、伊那市のカレッタで開かれています。 -
赤羽栄子さん押花展 すべてが出逢い
伊那市美篶の押花画家、赤羽栄子さんの押花絵展「すべてが出逢い」が23日から、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には押花による風景画などおよそ80点が展示されています。
赤羽さんは、活き活きとした花の表情を長期間残すことができる押花画に魅せられ、以来18年間作品作りをしています。
花以外にも、この展示会では乾燥させた野菜を使った作品も展示されています。
この作品は、川の流れをネギで、岩肌をしいたけやシメジを使い表現しています。
会場には他にも、切り絵と押花を組み合わせたものや、バックに和紙を使ったものなど様々な作品が展示されています。
赤羽栄子押花絵展「すべてが出逢い」は、31日日曜日まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
大芝高原でウォーキングイベント
今月、伊那市山寺にオープンした「氣エナジーヒーリングスタジオ」は24日、大芝高原でのウォーキングイベントを行いまいした。
オイルを使ったセルフマッサージや運動を通して健康づくりをおこなっている「氣エナジーヒーリングスタジオ」は、今月伊那市山寺にオープンしました。
今日は、そのオープニング記念として、森の中でリフレッシュしてもらおうと、森林セラピーロードを歩くイベントを企画しました。
ヒーリングスタジオの建石かずきさんによりますと、筋肉を動かす事でリンパの流れがよくなるということで、参加者は、手に木のダンベルを持って、腕をしっかり振りながらウォーキングを楽しんでいました。 -
伊那商工会議所役員改選
伊那商工会議所の役員改選が25日、行われました。
会頭には、伊那ケーブルテレビジョン(株)社長の向山公人さんが再選されました。今回で3期目です。
副会頭に選任されたのは、サン工業(株)社長の川上健夫さん、3期目です。
同じく伊那バス(株)社長の藤澤秀敬さん、3期目です。
同じく(株)ニシザワ社長の荒木康雄さん、2期目です。
専務理事代行に選任されたのは伊那商工会議所の伊藤正さん、3期目です。
役員任期は11月1日から平成25年10月31日までの3年間となっています。 -
少年の搭慰霊祭
戦時中、満蒙開拓青少年義勇軍として満州に渡り、命を落とした青少年の霊を慰める慰霊祭が25日、伊那市の伊那公園にある少年の搭の前で行われました。
慰霊祭は毎年上伊那教育会が行っていて、役員らおよそ30人が出席しました。
この日は、少年の搭の解説板の除幕が行われました。
これまでの解説板は木製で、文字が読めなくなるなどしてきたため、上伊那教育会が今回、新しく建立しました。
上伊那教育会によりますと、青少年義勇軍の上伊那出身者は507人で、このうち91人が命を落としたということです。
会長の内山政則さんは、「負の遺産を風化させることなく、永久平和への努力を誓います」と追悼の言葉を述べました。
満蒙開拓青少年義勇軍の生存者の一人、伊那市西箕輪の北原和夫さんは、「終戦後は、飢えと寒さ、病気で犠牲者が続出した。この経験は生涯忘れることができない」と話していました。
参列者は、少年の塔に花を手向け、平和への願いを新たにしていました。 -
NEC跡地グループで活用検討
NECは、11月に閉鎖する伊那市美篶のNECライティング株式会社の伊那工場跡地について、グループ全体で利用の検討を進めていく考えを、伊那市に伝えていた事が25日、わかりました。
25日開かれた定例記者会見で、伊那市の白鳥孝市長が明かにしました。
今月12日に、NEC本社の執行役員、新野隆常務が、伊那市役所を訪れ、中間報告を行ったということです。
NECからは、社員が再就職できるよう取り組みを進めている事などが報告されたということです。
また、閉鎖する工場の跡地の活用について、「年内の回答は難しいが、時間的余裕があれば、グループ全体として、土地や建物について、新たな展開を検討していきたい」と伝えたという事です。
白鳥市長は、「来年の早い段階で、結論を出してもらいたい」と要望したということです。
今後については、「極力早く、良い方向で形がでてくれれば。東京へも行き話をつめていきたい」と話しました。 -
伊那市創造館キャラクターデザイン決定
伊那市創造館のマスコットキャラクターのデザインに、伊那中学校3年の久保田藍さんの作品が選ばれました。
マスコットキャラクターデザイン募集には、市内の小中学生から114点の作品が寄せられました。
審査の結果、創造館のマスコットキャラクターに選ばれたのは、伊那中学校3年の久保田藍さんの作品です。
作品は、創造館に常設展示されている国の重要文化財、顔面付釣手形土器をモチーフにしていて、特徴をいかし、愛嬌のある点や、他に似ている作品が無かった事などから選ばれました。
伊那市では、今後このキャラクターの名前の募集を行い、来年1月に開かれる、神子柴遺跡に関するイベント中で発表する計画です。 -
生涯スポーツ功労者表彰を受賞
県少林寺拳法連盟相談役を務める伊那市の小池靖彦さんが、生涯スポーツ功労者として表彰されました。
小池さんは20日、伊那市役所を訪れ白鳥孝伊那市長に受賞報告しました。
小池さんは大学時代に少林寺拳法を始め、その後、伊那市で教室を開き後進の指導にあたってきました。
現在は、県少林寺拳法連盟相談役のほか、財団法人少林寺拳法連盟伊那支部長を務めるなど、普及活動に力を入れています。
小池さんが受賞した生涯スポーツ功労者表彰は、スポーツの普及発展に貢献した人に対し文部科学大臣から贈られるものです。
今年度は全国で159人が受賞し、今月8日に東京で表彰式がありました。
小池さんは「少林寺拳法は、武術として優れているし子どもたちの健全育成にも役立ちます。今後も普及活動に力をいれていきます。」と話していました。 -
米の道 権兵衛峠を歩こう
伊那から木曽へと馬で米を運んでいた時代をしのぶウォーキングイベント、「米の道権兵衛峠を歩こう」が24日、伊那市で行われました。
このイベントは権兵衛峠を通り、米を運んだ江戸から明治時代にかけての様子を再現しようと行われているもので、今年で30回目です。
30回目の特別企画として参加者に木製のプレートやタオルがプレゼントされました。
イベントには、地元をはじめ県内外からおよそ160人が参加しました。
背中に米俵を背負った木曽馬が先頭を歩きそれに続いて参加者が歩きました。
24日は、峠の頂上を目指すコースや頂上を越えて木曽まで行くコースなど、自分にあったコースを選び歩きました。
参加者たちは、色づき始めた木々を眺めたり、会話を楽しみながら休日の一日を楽しんでいました。 -
地蜂の巣コンテスト
地蜂の巣の重さを競うコンテストが24日、伊那市のみはらしファームで行われました。
今年は、夏の猛暑の影響で全体的に例年より3割ほど軽くなっているという事です。
午前8時すぎ、次々と蜂の巣がもち込まれ、煙幕で蜂を気絶させて巣から取り出し、重さを量る作業が行われました。
このコンテストは、伊那市地蜂愛好会が毎年行っているもので、今回は、伊那市を中心に諏訪地域などから22人がエントリーしました。
地蜂とも呼ばれるクロスズメバチの巣を7月初旬に自然界から採取し、エサをやりながら巣を大きくしていきますが、今年は、夏の猛暑で蜂のエサとなる幼虫が少なく、全体的に例年より3割ほど軽くなっているという事です。
審査の結果、伊那市西箕輪の山口政幸さんが、2位と1キロほどの差をつけ5,76キロで優勝しました。
小木曽会長は、「自然が相手なので難しいが、少しでもいい蜂をみつけて、来年も楽しみたい」と話していました。 -
聴覚障害者専用のグループホームの必要性を訴える
上伊那聴覚障害者協会は24日、箕輪町文化センターで開かれた上伊那圏域福祉フォーラムの中で聴覚障害者専用のグループホームの必要性を訴えました。
フォーラムには福祉関係者などおよそ110人が集まり、障害者支援などについて意見を交わしました。
フォーラムは障害者の働く場について、グループホーム、余暇活動の3つの分科会に分かれて行われました。
このうちグループホームの分科会では、上伊那聴覚障害者協会の会員が耳の不自由な人専用のグループホームの必要性をスライドなどを使って訴えました。
聴覚障害者は、周りの人とのコミュニケーションがうまくとれず孤立してしまうケースがあることから、協会ではそのような人たちをサポートする活動を行っています。
協会では専用のグループホームを造ることで、助け合ったり理解しあえる仲間ができるほか、適切な介護を受けることができるなど、そのメリットを挙げていました。
協会によりますと聴覚障害者専用のグループホームは全国でも10か所しかないということで、行政や地域にその必要性を訴えていきたいとしています。 -
高遠菓子商組合 工芸菓子制作
伊那市高遠町の菓子店など4店でつくる高遠菓子商組合は、今月30日から開かれる高遠城址の秋まつりに工芸菓子を展示します。
21日は、伊那市高遠町の菓子店あかはねに組合員3人が集まり、作品作りをしました。
秋まつりでの展示は、工芸菓子の魅力を広く知ってもらおうと3年前から行っています。
今年は、初めて信州高遠美術館で展示することになりました。
この花びら1枚1枚も、このもみじも、すべて菓子でできています。
花だけでなく、一見本物に見えるこの木も、もち米の粉やあんこ、砂糖などをねって形にし、焼き小手で焦げ目をつけ作られたものです。
工芸菓子は、もち米の粉と砂糖を合わせた雲平と、あんこともち米の粉を合わせた餡平を使い分けて作ります。
高遠城址の秋まつりは30日からで、完成した作品は信州高遠美術館に飾られることになっています。 -
八幡町 ハロウィン
伊那市の伊那北駅前広場で23日、八幡町ハロウィンが開かれました。
このイベントは、八幡町ロマン通り商店会が、商店街の振興をはかろうと始めたもので、今年で9年目となります。
伊那北駅前広場では、恒例の仮装コンテストが行われ、参加者およそ30人がそれぞれ思い思いの格好で出場しました。
またこれまで、町内だけだったスタンプラリーが、今年から伊那バスターミナル付近までとなり、子ども達は商店主からたくさんのお菓子をもらっていました。 -
第24回伊澤修二記念音楽祭
伊那市高遠町出身で、東京芸術大学の初代校長を務めた伊澤修二の功績を称える「伊澤修二記念音楽祭」が、23日、伊那市内で開かれました。
この日は市内2会場で音楽祭が開かれ、東京芸術大学のオーケストラの演奏会場となった伊那文化会館には、1000人以上の人が集まりました。
記念音楽祭は、東京芸大の初代校長の伊澤修二が高遠町出身だったことが縁で始まったもので、今年で24回目を迎えます。
オーケストラの演奏に合わせ伊那市の歌を歌った他、楽器の説明では、学生がユーモアを織り交ぜながら楽しく説明していました。
また高遠町文化体育館では、地元小学生による音楽劇や合唱などの発表が行われました。
伊那東小学校の4年生は、シュプレヒコール劇を披露し、会場からは大きな拍手が送られていました。
会場を訪れたある人は「良い劇や音楽に触れることができた。伊那市全体が音楽の町になった感じがする。」と話していました。 -
三峰川河川敷を公園に 区民が作業
伊那市上新田の三峰川河川敷を整備して公園にしようと区民が23日に作業を行いました。
この日は区民およそ60人が参加して作業を行いました。
上新田区の三峰川河川敷には昔、テニスコートや公園がありましたが、昭和58年に三峰川の増水で流されてしまいました。
昭和60年には区民の要望でマレットゴルフ場が作られましたが、区民以外の利用はほとんどなく、次第に荒れていったということです。
上新田区では、この場所を子ども達が自然と触れ合える公園にしようと、今年1月に「三峰川河川敷自然公園づくりの会」を発足しました。
活動は、「伊那市地域づくり活動支援金事業」に採択されていて、今日は全長300mの遊歩道にウッドチップを敷き詰める作業や、タイヤを使った遊具の設置作業が行われました。
平澤良人会長は「園児や児童が楽しんで遊べるような公園になれば」と話していました。
会では来年の完成を目指して、今後も作業を行っていくということです。 -
高遠第4保育園 園児と消防団の合同訓練
子ども達に消防団の活動を知ってもらおうと20日、伊那市の高遠第4保育園で、園児と消防団の合同訓練が行われました。
訓練は、保育園となりの山から火が出たとの想定で行われました。
園児が全員庭に避難すると消防車が到着し消火活動を開始しました。
訓練は、子供達に消防団の活動を知ってもらい、大人になった時消防団に入りたいと思ってもらえるようにと伊那市消防団河南分団が初めて行ったものです。
河南分団は、「地域とのつながり」を活動目標に掲げていて、保育園での訓練もその一環です。
訓練がおわると、子供達は消防車と一緒に写真を撮ってもらいまいした。 -
パソコン機能「ワード」で絵 作品展
パソコンのワードの機能を使って絵を描く「わーど絵」の展示会が伊那市の伊那図書館で開かれています。
会場には、伊那市通り町のパソコンスクール「キャリアスクール伊那」に通う生徒の12人の作品が展示されています。
キャリアスクール伊那では、中高年に、臆することなくパソコンに触れてもらいたいと、さまざまな講座を開いていてわーど絵はその講座の一つです。
わーど絵は、ほとんどのパソコンに入っている機能「ワード」を使って絵を描くもので、図形を組み合わせて色を付け、プリントして完成させます。
一つの絵を描けば、何枚でもプリントできるほか、縮小・拡大も自由自在なため年賀状やカレンダーをつくるなど様々な形で応用できるということです。
また、このわーど絵を考案したという広島県の山内 眞理子さんとその教室の生徒の作品展も同時に展示されています。
このわーど絵水彩画作品展は、24日(日)まで伊那市立伊那図書館で開かれています。 -
理鏡坊が縁 吉良町と青島住民が交流
およそ300年前の赤穂浪士討ち入りの際の生き残り、理鏡坊を通して交流のある、愛知県吉良町の住民が22日、伊那市美篶青島を訪れました。
この日は愛知県吉良町のボランティアガイド27人が青島にある縁通庵観音堂を訪れ、地元住民からこのお堂で暮らしていたという理鏡坊について説明を受けました。
理鏡坊は忠臣蔵で知られる吉良上野介に仕えていたとされています。
討ち入りの際、大けがをした理鏡坊は後に出家して全国を巡礼し晩年を青島で過ごしたといわれています。
この理鏡坊の縁で平成17年から青島と吉良町の住民の間で交流が始まりました。
このお堂は平成元年に建て替えられたもので、かつては人が住めるほどの広さだったということです。
吉良町では理鏡坊についてはあまり知られていないということで、訪れた人たちは熱心に説明を聞いていました。
両地域の住民は今後も交流を深めていきたいと話していて、討ち入りがあった12月14日には青島の住民が吉良町を訪れ吉良上野介の法要に出席するということです。 -
クマのねぐらを調査
くまの目撃情報が相次いでいることを受け、伊那市は、地域住民の要請により、くまの住家になりそうな穴沢の山を22日視察し、対策を検討しました。
伊那市小沢区の穴沢は、くまの目撃情報が多く、近くに伊那西小学校もあることから、調査が行なわれました。
穴沢には、農業用水として取水していたずい道が数多くあり、それがくまのねぐらになっている可能性があると区民は指摘しています。
22日は、地元区やくまの生態に詳しい松本大学地域総合研究センターの建石繁明研究員も調査に同行しました。
使われなくなったずい道近くには、クマのつめ跡がのこされた木もみつかりました。
一行は、穴沢にあるずい道数箇所をまわり、市の職員に危険性を訴えました。
建石さんは、「くまの目撃が相次いでいる中で、危険な可能性を排除することは必要」と話し、市では、ずい道を埋めるなどの方策を検討したいとしました。
上伊那地方事務所のまとめによりますと、9月末現在、上伊那全体のツキノワグマの目撃件数は、85件で、前の年の同じ時期に比べ、47件多くなっています。
85件のうち、林の中での目撃は、33件なのに対し、集落内は、52件と集落の中での目撃が大きく上回っています。
去年は、32件が林の中で、集落内の目撃は、6件のみでした。
市町村別では、伊那市が85件中、45件と半数以上を占めています。 -
通り町 秋の呑みあるき
伊那谷で造られたお酒を飲みながら商店街を巡るイベント「秋の呑みあるき」が22日伊那市の通り町商店街で行われました
これは、伊那谷でつくられているお酒を味わいながら、商店街をあるいてもらおうと商店主などでつくる実行委員会が開いたものです。
イベントには、辰野町から飯田市までの酒造メーカー12社が参加しています。
呑みあるきは、春は新酒を、秋には熟成された酒を楽しんでもらおうと年に2回行われています。
参加者は、千円で道中手形とおちょこを購入し、それをみせれば好きなお酒を好きなだけ飲むことができます。 -
田楽座稽古場公演
伊那市富県を拠点に活動している「歌舞劇団田楽座」の稽古場公演が、17日に行われました。
田楽座の稽古場公演は、地域の人たちへの感謝を込めて、また新しい演目を試す場として毎年行われていて、今年で19回目になります。
この日は、昼、夜の2回公演が行われ、昼の部には250人、夜の部には180人が集まりました。
獅子舞では、眠った獅子にひょっとこがいたずらをしているうちに起こしてしまうという軽妙なかけ合いと、迫真の舞を披露していました。
会場を訪れた人たちは、まるで生きているかのような獅子の動きに見入っていました。
あるスタッフは「多くの人に来てもらいとてもうれしい。稽古場ならではの公演を楽しんでもらえたと思う」と話していました。
なお、田楽座では来年2月20日に2年ぶりとなる伊那での公演を予定していて多くの来場を呼びかけています。 -
チャリティーフィットネスまつり
フィットネスを通じて運動を楽しむイベント「チャリティーフィットネスまつり」が17日、伊那市の富県小学校体育館で行われました。
会場には、市内外からおよそ50人が集まり、フィットネスを楽しみました。
これは、多くの人たちにフィットネスの楽しさを知ってもらおうと、県内各地で活動する5人のインストラクターが今年初めて企画したものです。
イベントは県内4か所で計画されていて、伊那での開催は長野、松本に続いて3か所目です。
参加した人たちは、エアロビクスやヒップホップ、ピラティスなど、インストラクターと一緒に体を動かしていました。
イベント実行委員会の小林美穂代表は「フィットネスは楽しく身体を動かすことのできるスポーツ。多くの人に楽しさを知ってもらいたい」と話していました。
実行委員会は、今回の参加費やグッズの売り上げでAEDを購入し、長野県に寄贈する予定です。 -
認知症キャラバンメイト研修会
認知症についての講座で講師を務める認知症キャラバン・メイトの研修会が21日、伊那市高遠町の高遠町文化センターで開かれました。
研修会は伊那市が開いたもので、市内の認知症キャラバン・メイト35人が参加しました。
認知症キャラバン・メイトは、一般住民を対象にした認知症の講座で講師を務めます。
講座のために定期的な学習が必要で、今回のような研修会が行われています。
この日は、公益社団法人・認知症の人と家族の会長野県支部代表の関靖さんが講義をしました。
関さんは、「認知症について正確な知識を持ち続けるため、学習の先頭にいてほしい」「認知症の家族の心情を察することを大事にしてほしい」などと話していました。
研修会では、認知症の理解を広めるために今後、キャラバン・メイトが寸劇や紙芝居などを取り入れた講座の活動を進めていくことも確認されました。 -
没後130年佐々布篁石(さそうこうせき)展
明治時代・南画家として活躍し、伊那部宿にゆかりのある、佐々布篁石の没後130年を記念した作品展が、伊那市の旧井澤家住宅で始まりました。
会場には、篁石の作品21点のほか、地元にゆかりのある作家の作品20点ほどが並んでいます。
佐々布篁石は、文化14年・1817年に、熊本藩士として生まれ、明治5年に熊本を出てから南画家として活躍しました。
三重県や山梨県などで作品が確認されていますが、詳しい足跡は分かっていません。
平成13年に伊那部宿の旧家を解体したところ、ふすまの下張りから、篁石の絵が発見されました。
それをきっかけにして、伊那部で次々と作品が見つかったほか、篁石の墓が、伊那部の長桂寺にあることがわかりました。
篁石は、明治13年、64歳でなくなり、長桂寺に葬られたとされています。
今年、篁石の没後130年となることから、伊那部宿を考える会では、3回目となる篁石の作品展を企画しました。
21日は、考える会が記者会見を開き、展示会の内容を説明しました。
展示されているのは、篁石を顕彰していこうと、考える会のメンバーが全国から入手したものです。
考える会では、篁石について更に研究したいとしていて、篁石にまつわる資料提供を呼びかけています。
この作品展は、25日(月)まで開かれています。
入館料は200円です。 -
千葉国体で伊那市の選手が活躍
9月25日から千葉県で開かれた第65回国民体育大会に出場し入賞した伊那市在住の選手たちが、20日、白鳥孝市長らに入賞を報告しました。
20日は、入賞した選手8人のうち7人が伊那市役所を訪れました。
報告したのは、陸上の100メートルリレーで2位に入賞した高遠高校3年の原 翔太君、走高跳で7位の伊那北高校2年の有賀 楓子さん、棒高跳びで7位の高遠高校2年の伊澤 楓さん、新体操の個人で5位、団体で6位の伊那西高校2年 原 未那美さん、新体操団体で6位の伊那西高校1年の吉原 真子さん、弓道の遠的で団体3位の上伊那薬剤師会の山田 静香さん、水泳50m自由形で6位の上伊那農業高校3年の伊澤 賢司君です。
馬術少年リレーで監督を務め2位に入賞した北原 衛さんは、報告会には出席しませんでした。
選手らは、「たくさん応援していただいたので入賞できた」「自己ベストには及ばなかったが、実力は発揮できた」などと報告していました。
報告を受けて、白鳥市長は、「本当にすごい記録ばかり。地元の子ども達が、全国で活躍するのはうれしい」と話していました。
伊那市では、国体に出場してこれだけまとまって入賞するのはこれまでにない事で、快挙だとしています。 -
懐かしの昭和歌謡の夕べ
1970年代の歌謡曲を楽しむイベントが16日、伊那市の高遠町総合福祉センターやますそで開かれました。
第2回高遠ミュージックフェスタ「懐かしの昭和歌謡の夕べ」は、高遠町の町おこしをする、有限会社壱刻が企画しました。
演奏をしたのは、関東を中心に活動するプロのミュージシャン6人です。
この日のステージでは、フォークソングやポップス等を含め、およそ13曲を熱唱しました。
イベント責任者の平澤優司さんは「いつかは、観桜期に夜桜の下でこのイベントを開いてみたい」と話していました。 -
伊那中央病院 質の高い医療サービスを提供する病院として認定
伊那中央病院は、医療の質について第三者機関による審査を受け、質の高い医療サービスを提供する病院として認定されました。
伊那中央病院はH17年に認定を受けていて今回は初めての更新となりました。
審査は、第三者機関である日本医療機能評価機構が中立的な立場で評価し医療の質や利用者の利便性の向上を図る目的で行っているもので、上伊那では他に昭和伊南総合病院が認定されています。
審査項目は、医療や看護、経営、患者の満足度など350項目あり、中病ではすべてで基準を満たしました。
認定期間は、H27年9月25日までとなっています。