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親子が小麦粉粘土で遊ぶ
伊那市の上の原子育て支援センターで19日、親子が小麦粉粘土を作って楽しんだ。
これは、上の原子育て支援センターで毎月行われている子育て講座の一つで、この日は15組の親子が参加した。
粘土は、小麦粉に水と油、食紅を加えて作るもので、小さい子供が口にしても安全という。
子ども達は、カラフルな粘土をちぎったり丸めたりして楽しんでいた。
ある母親は、「簡単に粘土も作れて、楽しく遊べました。家でも作って子どもと一緒に楽しみたい」と話していた。 -
西箕輪中 人権宣言採択
いじめや差別のない学校めざす伊那市の西箕輪中学校で21日、いじめや差別のない学校をめざす人権宣言が採択された。
この日、臨時生徒総会が開かれ、人権宣言について話し合われた。
同校では昨年度から、生徒会が中心となり、いじめ根絶にむけた活動を始めた。
活動を引き継いだ本年度の生徒会が、いじめに関するアンケート調査を行ったところ、生徒の4分の1が、学校にいじめはあると感じていることが分かった。
学校からいじめをなくすためにどうすれば良いかを生徒が話し合い、人権宣言を作ることになった。
この日は、生徒会から出された人権宣言の案を基に、各クラスが話し合った内容が報告された。
また、会場からも意見が出されていた。
人権宣言は▽個性を認め、いじめや差別を絶対に許さない▽どんな時でも、助け合い、支え合い、励まし合う友達をつくる竏窒ネど5カ条で作られている。
生徒会会則により、3分の2以上の生徒の賛同が得られたため、西箕輪中学校の人権宣言が採択された。
同校で人権宣言が採択されたのは、学校創立63年の歴史の中で初めて。
中心になって進めてきた前生徒会長の濱田啓介君は、「長い時間をかけて作ってきた宣言が採択できてよかった。全校のみんなが、仲良く楽しく学校生活を送れるようにしたい」と話していた。
また、いじめにより長男を亡くした前島章良さんが講演した。
13年前、須坂の中学校に通っていた前島さんの長男の優作君がいじめに遭い、遺書を残して自殺した。
前島さんは、悲惨な事件を繰り返さないために、いじめや暴力問題の解決に向けて活動している。
前島さんは、自身の経験から「絶対にいじめをしてはいけない」と生徒達に呼びかけていた。 -
伊那市農業振興センター運営委員会
国の新制度への取り組みなど了承伊那市農業振興センター運営委員会が20日、伊那市役所で開かれ、米の戸別所得補償モデル事業など、国が示した農業の新しい制度に沿った取り組みを行っていくことなどが了承された。
農業関係者ら約40人が出席した委員会では、国の米政策転換についての説明があった。
来年度から実施される米の戸別所得補償モデル事業は、生産にかかる費用が販売価格を上回る米に対して所得補償を国が直接支払うもの。
ほかに水田利活用自給向上力事業は、麦、大豆などの作物を戦略的に生産し自給率向上を国全体で取り組む対策。
伊那市では、これらの対策のメリット措置を最大限活用し、農業経営が安定的に推移できる取り組みを進めていく竏窒ニしている。 -
伊東義人さんが保科政之の講演
伊那市東春近の春近郷ふれあい館で19日、大河ドラマ化実現を目指す保科正之についての講演が行われた。
講師は、旧高遠町長で、現在「名君保科正之公の大河ドラマをつくる会全国組織副会長を務める伊東義人さん。
講演会は、ドラマ化の活動が行われている保科正之について知りたいとの声を受け、東春近公民館が開いたもので、高齢者学級や女性教室、一般から約40人が参加した。
伊東さんは、殉死の禁止や救急医療制度の確立など正之の偉業を挙げ、「民のための政治が正之の根底にあり、その基礎を築いたのは高遠で過した青年期。今の時代、こうしたリーダーが求められている」と話し、「ドラマ化が実現するまで、しっかり運動をしていきたい」と協力を呼びかけた。
講演会終了後、参加者は署名を行った。
平成16年に始まった署名は、昨年35万人を突破し、今年1月19日現在で36万4235人となっている。 -
交通栄誉章受章 後藤一男さん、境区高齢者クラブ
伊那市の個人と団体が交通安全運動に功績があったとして、交通栄誉章を受章した。
表彰を受けたのは伊那市手良の後藤一男さんと境区高齢者クラブ。
後藤さんは49年間にわたり、交通安全指導や教育活動を行うなど、その功績が認められたほか、29年間にわたり無事故、無違反を続けている。
また一男さんの功績には、妻の恵子さんの協力も欠かせなかったとして、感謝状が贈られた。
ほかに境区高齢者クラブは、県高齢者交通安全モデル地区の指定を受けたことから、危険箇所の点検や啓発活動など交通安全に対する活動を活発化させたとして表彰を受けた。 -
伊那市西箕輪上戸で大文字下し
伊那市西箕輪上戸の小正月の伝統行事「大文字」。
行事を締めくくる大文字下しが20日、行われた。
大文字は、道祖神のある辻に柱を立て、厄除けや家内安全、五穀豊穣を願う行事。
上戸では、約300年前から始められたと言われ、毎年14日に建て、20日に下す。
朝5時半、触れ太鼓の音が響くと、大文字柱のある三ツ辻に区民が集まってきた。
男衆約60人が、綱やサスマタを使い、電線などに当たらないよう慎重に柱を寝かせた。
長さ12メートル程の柱が無事、寝かされると、巾着や花飾りが取り外される。
集まった女性や子供達は、外された飾りを手に取り、気に入った物を持ち帰っていた。
これらの飾りは、縁起物として今年1年間、各家庭の神棚に飾られる。
また古い物は、正月の縁起物などと一緒に24日に行われるどんど焼きで燃やされるという。 -
大寒なのに春の陽気
20日は大寒。1年で最も寒いころとされているが、伊那地域の最高気温は13.7度まで上がり春のような陽気となった。
この時期としては暖かな1日となり、箕輪町福与の福与城址公園には、福与城址を守る会の松崎久司会長と奥さんの仲子さんが訪れていた。
公園内には春を告げる花、福寿草が黄色い花を咲かせている。
福与城址は福寿草が咲く公園として有名で、松崎さんによると、福寿草はここ数日の間にいくつか咲き始めたという。
長野地方気象台の予想ではこの陽気は長続きせず、22日以降は平年並みの気温に戻るという。 -
【カメラリポート】 「ため池百選」
伊那市美篶の「六道の堤」。
伊那市野底の「野底堤」。
伊那市高遠町の「千代田湖」。
この3つは全国から608カ所の応募があった「ため池百選」から一次選定で選ばれた。
一次選定で選ばれた「ため池」は287カ所で、この中から一般の投票をもとに、選定委員会が「百選」を選ぶ。
農林水産省では、全国でも特色のあるため池を、百選に指定することで地域振興につなげたいとしている。 -
JA生活部会が車いすなど寄贈
JA上伊那伊那地区生活部会が18日、老人保健施設すずたけに、入浴・シャワー用車いすなどを贈った。
生活部会は、昨年11月のJAまつりでチャリティーバザーを行い、約15万円の収益があった。
その収益で、入浴・シャワー用車いす2台と、レクリエーションの風船バレーに使うゴム風船120個を贈った。
生活部会は毎年、チャリティーバザーの収益ですずたけに介護用品などを贈っていて、今回が7回目になる。
木下紀子部会長は、「毎日の生活に役立ててほしい」と話していた。
すずたけの新谷久男事務長は、「十分に活用させてもらう」と感謝していた。 -
AFS留学生お別れ会
南信地区の高校に留学していた外国人高校生のお別れ会が17日、伊那市のいなっせで開かれた。
今年2月に帰国する留学生6人と、その友人などが集まり、お別れパーティーが開かれた。
6人の留学生は、高校生の留学を支援している民間団体AFSの制度で、昨年3月から南信地区の高校で学んできた。
上伊那では、デンマーク出身のディッテ・ミケルスンさんが伊那北高校へ、ドイツ出身のジュリア・バンバッハさんが伊那弥生ケ丘高校へ留学し、地元の高校生と一緒に学校生活を送ってきた。
また、2月カタールで開かれる高校生の英語ディベート世界大会に出場する伊那北高校英語クラブの激励会も行われ、出場メンバーに拍手が送られていた。 -
高遠町引持で悪魔払いの獅子舞
伊那市高遠町の引持区で17日夜、獅子とひょっとこが舞う悪魔払いの獅子舞が行われた。
地区の若手でつくる保存会のメンバーが、集まった区民の前で舞を披露した。
引持区では小正月に合わせて、毎年この獅子舞が舞われてきた。
昔は各家庭を回っていたが、生活改善センターができた20年前から、この場所で舞うようになった。
獅子がひょっとこの体についたノミを食べるユニークな仕草もあり、これは、引持区だけのものだという。
中には、獅子を見て泣きだす子どももいた。
引持区の平岩健登常会長は、「少子高齢化の中、保存していくのは大変だが、若手が頑張ってくれている」と話していた。 -
剣道クラブ伊那剣心館が鏡開き
伊那市の剣道クラブ「伊那剣心館」の鏡開きが17日、伊那商工会館で行われた。
小学生から中学生まで約60人が集まり、素振りなどをした。
伊那剣心館では、新たな気持ちで練習に励もうと毎年1月に鏡開きをしている。
式では、小林清二会長が、「剣道は礼に始まり礼に終わる武道。今年1年、感謝の気持ちを大切にがんばりましょう」と話した。
また、伊那小学校6年の唐澤誠君が、「強く、潔い剣士になるよう、一層の稽古に励みたい」と誓いの言葉を述べた。
また、代表して中学3年生が素手で鏡餅を開き、皆で分けて持ち帰った。 -
高遠高生が聴覚障害者と手話体験
伊那市の高遠高校福祉コースの1年生は18日、聴覚障害者を招いて体験授業をした。
福祉コースでは、福祉に対する幅を広げようと、高齢者介護に関する勉強のほか、手話の授業も行っている。
この日は、聴覚障害のある2人が講師に招かれた。
伊那市在住で難聴者の佐藤隆さんは、「手話をする時は、手の動きと同じくらい顔の表情が大切。表情があることで、気持が伝わりやすくなる」と話していた。
また、伊那市在住で、生まれながら耳が聞こえない城取定幸さんは、「昔は、町中で手話をしているだけで冷たい目で見られた。手話をする時は人に見られないようにした」と、差別され苦労した体験談を紹介した。
授業では、生徒達が手話を交え自己紹介したり、講師が手話に関するクイズを生徒達に出題していた。
授業の最後に城取さんは、「手話を覚えるのは大変だと思うが、一つでも多く覚えて下さい」と生徒達に呼びかけていた。 -
ブラジル人学校 テレビ電話で授業
伊那市西春近のブラジル人学校コレージョ・デザフィーオでは、テレビ電話を使った授業を始めた。
19日は、ブラジルに住む指導者、ヤマモトクリスティーナさんとインターネット回線を結び、子ども達が授業を受けた。
この学校では最盛期には、15人の指導者がいたが、現在は、学校長を含め3人しかいない。指導者を多く雇う賃金を確保するのが難しいことや、不況の影響で、多くのブラジル人が帰国し、指導者が根本的に不足しているためだ。
ブラジル人学校では、苦肉の策としてインターネットを活用した授業を始めた。
19日は、理科の授業が行われ、地球温暖化や、エコロジーについて生徒らが学んだ。
生徒たちは、ヤマモトさんの問いかけに、テレビを通じて答えていた。
コレージョ・デザフィーオでは、ヤマモトさんのほか、ブラジル在住の3人の指導者を雇い、今後、テレビ電話での授業を毎日行う。
子ども達は「新しいスタイルの授業でおもしろい」「専門の先生に習うことが出来てわかりやすい」などと話しているが、数学など、理解するのに記述を多く必要とする課目については不安もあるようだ。
コレージョ・デザフィーオの飯島ヨシムネ校長は、「子ども達のため、出来る限りの事をしたい」と話していた。 -
寒仕込みピーク
伊那市の宮島酒店では、寒さを利用してつくる寒仕込みの作業がピークを迎えている。
伊那市の宮島酒店では、毎年、一升瓶およそ6万本の酒を作っている。
現在は、20種類の酒の仕込み作業が行われている。
19日は、麹の温度を均一にする積み替え作業や、中に入っている米や麹(こうじ)をかき回して均一にする櫂(かい)入れと呼ばれる作業が行われていた。
寒込みは、その土地の寒さを利用して仕込むもので、酒の香りが良く味がじっくりでるという。
宮島酒店では現在仕込んでいる酒のうち、2月4日の立春の日に、立春朝絞りを販売する。
これは、当日出来た物をその日に届ける、おめでたい酒で今年は5千本を予定していて、今年も例年並みによい出来だという。
宮島酒店ではこれから大吟醸の仕込みが本格化し、酒造りの作業は3月いっぱいまで行われる。 -
校内の天然リンクでスケート楽しむ
伊那市の西春近北小学校では、学校の敷地内の天然リンクでスケートを楽しんでいる。
19日は、1年生のスケート授業が行われた。
この天然リンクは、校舎北側の一日中、日が当たらない敷地に毎年作られている。
主に、1年生と2年生の児童が授業の中で利用している。
スケートの授業は12日から始まり、1年生は今シーズン3回目で、ほとんどの児童がスケート初心者。
児童達は、友達同士で競争したりして氷の感触を楽しんでいた。
ある児童は、「たくさん練習をして上手に滑れるようになりたい」と目標を話していた。
スケートの授業は来月下旬まで行われるという。 -
伊那市区長会長会 会長に久保村さん
今年の伊那市区長会長会の会長に伊那地区の区長会長で荒井区長の久保村友保さんが選ばれた。
15日夜、伊那市役所で区長会と町総代会が合同で開かれ、市内89区から約200人が集まった。
会では新しく区長会長会の会長に任命された久保村さんが「伊那市と地域とのパイプ役として、情報交換をしながら安心・安全なまちづくりをしていきたい」とあいさつした。
区長会、町総代会の開催にあたり小坂樫男市長は「1年間伊那市に協力していただき、情報交換をしながら新市の一体感の醸成を進めてもらいたい」と述べた。 -
羽広の獅子舞 仲仙寺で披露
伊那市西箕輪の羽広区で17日、400年近い歴史を持つ「羽広の獅子舞」が行われた。
午前7時から、地区の住民でつくる保存会のメンバーが、仲仙寺で舞を披露した。
羽広の獅子舞は、約400年の歴史を持つ羽広区の小正月の伝統行事。
口を閉じた雄獅子と口を開いた雌獅子が舞い合わせるのが特徴で、2頭が一緒に舞うのは全国的にも珍しいと言われている。
舞には、悪魔を打ち払う「剣の舞」、五穀豊穣を願う「豊穣の舞」、子孫繁栄を祈る「子宝の舞」など5つがあり、二頭の獅子が息を合わせながら順々に舞っていた。
保存会の白鳥秀明会長は、「若い世代に伝え、この伝統を受け継いでいきたい」と話していた。
舞合わせの後、雄獅子、雌獅子に分かれ、区内の各家庭を回った。 -
信州農村歌舞伎祭
南信地区の歌舞伎保存会などが一堂に集まる信州農村歌舞伎祭が17日、伊那市の県伊那文化会館で開かれた。
伊那谷や木曽地域に古くから伝わる農村歌舞伎を地域に伝え、出演団体の交流の場にしようと県伊那文化会館が開いたもので、今年で4年目。
歌舞伎祭には下伊那郡下條村のこども歌舞伎教室、木曽郡南木曽町の田立歌舞伎保存会、地元からは伊那市長谷の中尾歌舞伎保存会が出演した。
このうち中尾歌舞伎保存会は、「一の谷嫩軍記 熊谷陣屋の段」を上演した。
主人公の熊谷直実は、主君源義経から、「平敦盛の首をとれ」と命ぜられる。
しかし直実は、敦盛の母に恩があることなどから、それが出来ず、代わりに息子の首を義経に差し出すという物語。
会場に訪れた人たちは、おひねりを投げたり、役者が登場すると大きな拍手を送って伝統芸能を楽しんでいた。 -
伊那市長選 酒井副市長不出馬の意向
任期満了に伴い4月に予定されている伊那市長選挙で、その動向が注目されていた酒井茂副市長は18日、伊那ケーブルテレビジョンの取材に対し、市長選には立候補しない意向を明らかにした。
今期限りで引退を表明した小坂樫男市長は、酒井副市長か白鳥孝副市長のどちらかに次期市長を務めてもらいたい竏窒ニの考えを示していたが、酒井副市長が立候補しない意向を明らかにしたことで、今後は白鳥副市長の動向が注目される。
なお次期市長選で、候補擁立を目指している民主党は現在候補を探している段階だとしている。
また共産党は候補擁立を含め現在検討しているという。 -
フットサルLリーグ開幕
伊那市に女性を中心としたフットサルの団体Lリーグが発足した。
16日に伊那市の高遠町文化体育館で開会式が行われ、リーグに参加する6チーム約40人が集まった。
Lリーグは、伊那市体育協会フットサル部に加盟していた女性チームからの、女性だけで試合がしたいという要望に応えて発足した。
この日は開会式終了後、リーグ戦も行われ、参加者はゲームに汗を流していた。
ローカルルールとして1人だけ男性が入ってもよいことになっているが、シュートを打ってはいけないことになっている。
また小学2年生以下が得点した場合は2得点になる。
Lリーグを運営する伊那市体育協会フットサル部では、主婦や子どもが参加することでフットサルの底辺拡大と競技人口の増加に期待している。 -
伊那市富県の「一夜の城」 市教委が周辺調査へ
保存か取り壊しかが議論されている、伊那市富県の「一夜の城」について、伊那市教育委員会は、周辺一帯の調査を行う計画を明らかにした。
一夜の城は、戦国時代、高遠城を攻める際に織田軍が築いたとされる砦。
一夜の城に関しては、市道桜井殿島線の拡幅工事に伴い、一部を取り壊す必要がある。
文化財保護の観点から、県の教育委員会では、道路工事の必要性は認めているものの、重要な遺跡とし、保存について検討するよう市教育委員会に求めていた。
市では、道路の拡幅の幅を6メートルから5メートルに変更し、取り壊す部分を減らすなどの対策を示してきた。
市教育委員会では、早い時期に、発掘調査や周辺地域の調査、専門家などの意見を聞きながら、「一夜の城」の姿を解明し、改めて県教育委員会に説明したい考え。
市道桜井殿島線は、現在道幅が狭く、市民からは拡幅を求める声が挙がっている。 -
かんてんぱぱ小学生絵画コンク表彰式
伊那食品工業株式会社が主催する、かんてんぱぱ小学生絵画コンクールの表彰式が16日、伊那市のかんてんぱぱホールで行われた。
コンクールには、伊那市内の全小学校から900点の応募があり、入賞者24人と学校奨励賞を受賞した3校に賞状や記念品などが贈られた。
かんてんぱぱ小学生絵画コンクールは、絵画を通して、ふるさとの自然や生活に目を向けてもらおうと開かれ、今回で5回目。
主催者を代表して、伊那食品工業株式会社の塚越寛会長は、「美的センスを育てることはいい街づくりにつながる。これからもたくさん絵を描いてください」と子ども達に呼びかけていた。
最高賞のかんてんぱぱ賞は、伊那東小4年の橋本健くんが受賞した。
第5回かんてんぱぱ小学生絵画コンクールに応募のあった全作品は24日まで、かんてんぱぱホールに展示されている。 -
都道府県対抗駅伝男子県代表が伊那で練習
24日に広島県で開かれる「天皇杯・第15回都道府県対抗駅伝大会」で3連覇を狙う、長野県代表男子チームが、現在伊那市陸上競技場で練習をしている。
16日の練習では、県代表の中学生と高校生10人が汗を流した。
伊那市はこの時期でも積雪が少なく、施設なども整っていることから練習場所に選ばれていて、伊那市での練習は今年で3年目。
練習には、佐久長聖高校出身で、昨年の日本選手権1500メートルと5千メートルで優勝したエスビー食品の上野裕一郎選手が参加し、中高生の練習を引っ張っていた。
上野選手の参加もあり、選手達は予定よりも早いペースで走っていた。
選手団は17日まで伊那市で練習を行う。 -
辰野美術館コレクション展
伊那文化会館で彫刻家瀬戸團治や洋画家中川紀元など、辰野町ゆかりの芸術家の作品が並ぶ「辰野美術館コレクション展」が16日、伊那市の県伊那文化会館で始まった。
この作品展は、地域の芸術に親しんでもらおうと、伊那文化会館が行っている「伊那谷の美シリーズ」の第11弾として開かれた。
会場には辰野町出身の芸術家の作品約50点が並んでいる。
中川紀元の「アラベスク」は、縦・横の長さが2メートル近い大作で、紀元の作品の中でもこれだけ大きい作品は珍しいという。
また1954(昭和29)年の夏、辰野町小野に1カ月間滞在したという山下清の作品も展示されている。
訪れた人は「どれも地元を代表する素晴らしい作品。何度見ても感動させられる」と話していた。
この「辰野美術館コレクション展」は2月21日まで。 -
マイステップ新春パーティー
社交ダンスサークル「マイステップ」の新春パーティーが10日、伊那市の県伊那文化会館で開かれた。
マイステップは、伊那市と飯島町に教室がある社交ダンスサークルで、宮下泰子さんが指導している。
新春パーティーでは、50人ほどが今年の踊り初めをした。
会員は30人ほどだが、この日は他のサークルからも参加者があり、会場となった県伊那文化会館小ホールは、たくさんのペアで埋まっていた。
サークルでは、「社交ダンスは、基礎さえあれば誰でも踊ることができ、健康のためにもおすすめ」と会員を募集している。
伊那市では、西春近公民館で火曜・木曜・土曜の午後に教室があり、見学も歓迎という。 -
ニューイヤーコンサート
NPO法人クラシックワールドは10日、いなっせでニューイヤーコンサートを開いた。
コンサートには、市内の音楽教室で指導にあたっている奥村夏樹さんと諏訪清陵高校教諭のバリトン歌手藤森秀則さん、伊那市出身のソプラノ歌手奥村佳子さんが出演した。
奥村さんのピアノに藤森さんのバリトン、奥村さんのソプラノがさわやかに優雅に響き合い、会場を訪れた220人の聴衆をひきつけていた。
今年は、ショパン、シューマン生誕200年となるメモリアルイヤーで、そうした作品も随所に織り交ぜられていた。 -
南アルプスを紹介するリレー展覧会
南アルプスの世界自然遺産登録を目指す長野県連絡協議会は、南アルプスの写真やパネルを紹介するリレー展覧会を伊那市の伊那図書館で開いている。
会場には、ホテイアツモリやアカイシサンショウウオなど南アルプスの動植物の写真や登山ルートを紹介したパネルなどが展示されている。
伊那市や飯田市、富士見町、大鹿村の4市町村で組織する長野県連絡協議会が南アルプスの素晴らしさを多くの人に知ってもらおうと開いているもので、伊那市から飯田市までをリレー展示する。
平成20年12月に日本で最初のジオパークに認定されたことについても、岩石の分布図や中央構造線の写真で紹介している。
伊那図書館での展示は24日までで、その後は富士見町、大鹿村、飯田市と巡回する。 -
西箕輪中学校で百人一首大会
伊那市の西箕輪中学校で14日、伝統の百人一首大会があった。
全校生徒が体育館に集まり各学年が混ざって23の班で、札を取り合った。
これは日本古来の文化に親しむとともに学年の枠を越えて交流してもらおうと、毎年開かれている。
大会はクラスマッチを兼ねており、それぞれが取った札の平均でクラスの順位を決める。
中には、1年から3年までの各クラスから選出されたメンバーのみで競う選抜チームが3班作られた。
選抜チームでは、上の句が始まると一斉に手が伸びていた。
選抜チームに参加した1年生の男子生徒は、「18枚取りました。札を取るだけではなく、歌を詠んだ人物を思うと更におもしろい」と話していた。 -
伊那消防組合の消防士らが意見発表会
消防士らが消防・防災について意見や提案を述べる意見発表会が15日、箕輪町の地域交流センターであり、伊那消防署の春日崇広さんが最優秀賞に選ばれた。
意見発表会は日頃の業務で感じた問題点などについて意見・提案し、今後に生かしていこうと行われている。
この日は伊那消防組合の各消防署から7人の消防士が意見発表をした。
そのうち最優秀賞を受賞した春日崇広さんは「小さなヒーロー」をテーマに話し、子ども向けの体験学習などをもっと企画し、早くから災害に対する知識と技術を身につけてもらうことの必要性を指摘した。
春日さんは、2月18日に駒ヶ根市で開かれる県の意見発表会に出場する予定。