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来春開校 南信工科短大推薦入試
来年4月に開校する南信工科短期大学校の推薦入学試験が、5日、伊那市のいなっせで行われました。 控室では、1期生を目指す高校生が、担当者から説明を受けたり、参考書を読むなどしていました。 この日は、機械・生産技術科と電気・制御技術科の前期推薦入試が行われました。 前期には、高校の学校長の推薦を受けた中南信を中心とする高校生17人が受験しました。 工業科だけでなく、普通科からの志望もあるということです。 試験は、面接と面接試問で行われました。 前期推薦入試の合格発表は、11日を予定しています。 後期推薦入試は、12月19日、前期一般入試は、来年2月5日、後期一般入試は、3月17日を予定しています。 なお、南信工科短大では、来月5日に、短大予定地の伊那技術専門校で、入試説明会を開きます。
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福島の果樹農家佐藤さん あんぽ柿の加工始める
東日本大震災で被災し福島県から伊那市に自主避難した果樹農家・佐藤浩信さん一家は、現在、福島伝統の技法でつくられる干し柿「あんぽ柿」の加工作業に追われています。 主に作業に当たっているのは、佐藤浩信さんの3男の幸樹(こうき)さんです。 使用する柿は、下伊那地域や山梨県から仕入れました。 今年は4トンほどを加工します。 へたを取る機械や、皮をむく機械は、新たに購入しました。 佐藤さんは、福島第一原発の事故により福島の果物が売れなくなることを見越して、伊那市西箕輪に移り住み、農場を借りて果樹を栽培しています。 今年からは、新たに建設した加工場であんぽ柿の製造を本格的に始めました。 皮をむいた柿は、ロープに結わえて台車につるします。 これをいったん、硫黄で燻蒸するのがあんぽ柿の特徴です。 燻蒸することにより、柿の色が鮮やかに残るほか、殺菌・酸化防止作用もあるということです。 燻蒸したあと、湿度を管理しながら3週間ほど干すと、あんぽ柿が完成するということです。 福島県で伝統的につくられてきたあんぽ柿の技法を残していきたいという思いもあります。 あんぽ柿の加工作業は、リンゴの収穫時期と重なるため、この時期は深夜まで作業を行うということです。 あんぽ柿の皮むき作業は、来週いっぱいまで続き、出荷は20日ごろから始まります。
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伊那市表彰式典
文化の日の3日、教育や社会福祉などで功績のあった個人や団体を表彰する式典が、各地で行われました。 このうち、伊那市では8人の個人と1団体が表彰されました。 寄付功労に2人、教育文化功労に2人、産業功労に1団体、社会福祉功労に1人、交通安全功労に1人、善行功労に2人です。 白鳥孝市長は、「それぞれの立場で益々の活躍を願うと同時に、伊那市の発展に向け助言を賜りたい」と式辞を述べました。 受賞者を代表して、伊那市体育指導委員を14年務めるなど社会体育の振興に尽力した阿部凱人さんは、「これまで活動できたのはまわりの支援と家族の協力のお陰。市民が健康で安心、安全に生活できるよう、努力していきたい」と、感謝と今後の決意を述べました。
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西春近自治協議会 創立50周年を祝う
西春近自治協議会創立50周年式典が4日伊那市のかんてんぱぱくぬぎの杜ホールで行われました。 式には西春近の各種団体の代表や歴代の区長などおよそ120人が出席しました。 西春近自治協議会は、昭和40年に西春近村と旧伊那市の合併をきっかけに発足しました。地区内の各種団体で組織され、地方自治の確立や地域の発展を目的としています。 今年は、野生鳥獣対策として、諏訪形区の貝付沢に獣害防止ネットの設置や、天竜川河川敷の草刈りなど環境整備を行いました。 西春近自治協議会の加納義晴会長は、「先人の苦労があり今の西春近がある。 さらに魅力ある地域をめざし、行政と一緒に協働の地域づくりを行っていきたい」と話していました。
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西箕輪の伊藤直人さんの畑で人の足の形をした大根
伊那市西箕輪与地の伊藤直人さんの畑で、人の足の形をした大根が採れました。 伊藤さんの畑で採れた大根です。 こちらは男性、こちらが女性です。 伊藤さんの家では、自家用の大根を育てていて、これは2日前に妻の節子さんが見つけたということです。 大根は数十年育てていますが、これだけめずらしい形をしたものは初めてだということです。 4日は近所の人たちも集まり、その大根を見物していました。 この大根は、家に持ち帰り、家族で何にして食べるか話し合うということです。
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ハロウィンパーティー 仮装で楽しむ
上伊那美容師組合青年部が初めて企画したハロウィンパーティーが、1日夜伊那市内で開かれ、子供から大人まで仮装をして楽しみました。 午後7時、ハロウィンパーティーが始まりました。 ダンスイベントやビンゴゲームが行われ、仮装をした人達が楽しんでいました。 パーティーは上伊那美容師組合青年部が初めて開いたものです。 美容室の件数は増加しても組合に所属しないケースが増えているという事で、活動をPRし盛り上げようと企画しました。 ハロウィンの装飾がされたフォトスポットもあり、仮装した人たちが思い出を写真に収めていました。
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伊那消防署通常点検 南箕輪村の唐木村長が点検
伊那消防署の通常点検が2日に行われ、管轄する自治体の理事者を代表して南箕輪村の唐木一直村長が署員の服装や規律を点検しました。 伊那消防署の署員と上伊那広域消防本部の署員40人が参加し、唐木村長の点検を受けました。 規律や、服装に汚れや乱れがないか点検するもので、消防活動の基礎となります。 広域消防本部発足後、伊那消防署の通常点検は2回目です。 伊那消防署は、伊那市と南箕輪村を管轄しています。 1回目は5月に行われていて、白鳥孝伊那市長が点検しました。 点検終了後、唐木村長は、「広域消防本部発足から7か月。地域の安全をしっかり守り、地域住民の期待に応えてほしい」と挨拶しました。 11月9日から秋の全国火災予防運動が始まります。 運動期間中、上伊那広域消防本部では、15日(日)に庁舎を見学できる「ふれあい消防広場」を実施するほか、消防車両で火災予防を呼びかける啓発活動を実施します。
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空き家対策専門の集落支援員を委嘱
移住定住対策に取り組んでいる伊那市はその一環として賃貸や売買可能な空き家の確保また活用を推進する専門の集落支援員を委嘱しました。 2日は伊那市役所で委嘱式が行われました。 伊那市で初めての空き家対策専門の集落支援員に任命されたのは狐島の二瓶裕史さんです。 伊那市全域で賃貸や売買可能な空き家の確保また活用を推進するもので、主な業務は空き家の調査や所有者への賃貸または売買の意向の確認、情報発信のほか不動産事業者との連絡調整などです。 伊那市では人口増加対策として移住定住希望者への空き家の提供に力を入れていく考えで高遠町と長谷で行っていた空き家バンク制度を今年度から市内全域に拡大させています。 これまでに各区長や町総代から聞き取り調査を実施し空き家所有者に対し賃貸または売買の意向確認を行ってきました。 今月から所有者が意向を示した空き家の現地調査を行い空き家バンクへの登録、公開を予定しています。 高遠町と長谷で空き家バンク制度を開始したのは平成23年度からで10月20日現在42件が登録され27の物件で成約があり、およそ60人の移住定住に結びついたということです。 伊那市によりますと毎月20件ほどの移住定住の相談が寄せられているということで、専門の集落支援員を置くことにより所有者と移住希望者のマッチングをすすめ人口増につなげていくとしています。
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中尾歌舞伎秋季定期公演 親子の情愛を描いた悲話
伊那市長谷中尾に伝わる中尾歌舞伎の秋季定期公演が1日、中尾座で開かれました。 今回の演目は、定期公演で5年ぶりとなる「奥州安達原 三段目 袖萩祭文の段」です。 平安時代を舞台に、親子の情愛を描いた悲話です。 駆け落ちして勘当された娘袖萩は、父の最期に一目会いたいと一人娘のお君を連れて両親がいる屋敷に出向きます。 袖萩は家のに入れてもらえず、雪が降る中門の外で父と母に不幸を詫びる祭文を語ります。
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晋山結制式に向け洞泉寺で回向柱建て
住職が正式に就任する晋山結制式に向け、伊那市美篶下川手の洞泉寺で、回向柱が10月17日建てられました。 10月31日から11月1日にかけて行われる晋山結制式に向け、総代会が洞泉寺の境内に回向柱を建てました。 晋山結制式は、住職が正式に就任する時に行われるもので、横山凌雲住職が就任します。 式は総代会が2年がかりで計画してきたということです。 柱は高さ3.9メートル、重さはおよそ500キロで、吉野杉で作られています。 括り付けたひもを引き、柱を建てました。 柱の序幕は30日に、晋山結制式は、10月31日から11月1日にかけて行われます。 柱は次の代替わりまで建てられるということです。
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伊那市地蜂愛好会巣コンテストで過去最高記録
伊那市地蜂愛好会の会員が育てた地蜂の巣の重さを競うコンテストが、1日開かれ、過去最高の記録がでるなど、今年は豊作の年となりました。 会場となった伊那市のみはらしファーム駐車場には、会員23人が地蜂と呼ばれるクロスズメバチの巣を持ち込み、その重さを競いました。 段ボールに入った巣に煙幕を入れて中の蜂を気絶させ、1枚1枚丁寧に巣を剥がしていきます。 5月下旬から6月にかけて蜂追いをして巣を見つけ、毎日餌を与えながら自宅の庭などで育ててきました。 ここ最近は不作の年が続いていたということですが、今年は去年の優勝記録3.7キロを上回る巣が次々と運ばれてきました。 中でも富士見町の中山一さんの巣は、20段近くあり見物人の目をひいていました。 18回目となるこの大会で、中山さんは過去最高となる7.3キロを記録し、2位に3キロ近い差をつけて優勝しました。 会場では他に、とれたての蜂の子を使った料理が振舞われ、県外から来た観光客も味わっていました。 地蜂愛好会では、「天候に恵まれ最高の結果となった。来年にも繋がると思う」と話していました。
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上伊那で働く外国人を対象に救命救急講習
大規模災害や緊急時に備えて、上伊那で働く外国人を対象にした心肺蘇生法などの講習会が1日、伊那市の上伊那広域消防本部で開かれました。 これは、大規模災害時や緊急時に災害弱者となりやすい外国人に防災意識をもってもらい、救命処置の方法を知ってもらおうと伊那青年会議所が初めて開いたものです。 ブラジルやフィリピン、中国などから来て上伊那で働いている外国人16人が参加し、伊那消防署の署員が講師を務めました。 胸骨圧迫では、両手を重ねて胸の間に置き、1分間に100回のテンポで深く押し込みます。 伊那青年会議所では、いざという時に助けてくれる仲間を作り、外国人も安心して暮らせる地域を作っていきたいと話していました。
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伊那部文化祭 地域住民が交流
伊那市西町伊那部の文化祭が1日行にわれ、作品展示や太鼓の演奏で地域住民が交流しました。 作品展示では、伊那部の住民が制作した絵画や盆栽など42点が並びました。 地元で採れた野菜を使った豚汁も振舞われ、地域住民が会話を楽しみながら味わっていました。 文化祭では毎年小出太鼓の演奏が行われています。 太鼓演奏を体験できる時間も設けられました。 伊那部には約260世帯が暮らしていて、文化祭は住民同士の絆を深め町の一体感を高めようと毎年11月の始めに行っています。 町総代の小松公明さんは「イベントを通してお互いの顔を知り、人柄を知る事で団結を強めていきたい」と話していました。
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伊澤修二記念音楽祭 功績を顕彰
伊那市高遠町出身で東京芸術大学の初代校長を務めた伊澤修二の功績をたたえる「伊澤修二記念音楽祭」が、31日、高遠町文化体育館などで開かれました。 音楽祭は、高遠藩出身で日本の音楽教育の基礎を確立したとされる伊澤修二の功績を顕彰しようと、東京芸術大学の創立百周年にあたる昭和62年にから毎年開かれていて、今年で29回を数えます。 高遠町文化体育館で行われた第一部では、東京芸術大学から指導を受けた高遠小と高遠北小学校の児童が音楽劇を披露しました。 他に、初参加となる長谷小学校の全校児童75人は、讃歌―長谷を歌いました。 高遠中学校の生徒は、伊澤修二が大正6年に作詞し平成21年に当時の教頭が作曲した仰望を歌いました。
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伊那市「移住・定住ガイドブック」作成
伊那市は、都市部に住む移住希望者向けの「移住・定住ガイドブック」を初めて作成しました。 ガイドブックは、東京・名古屋・大阪など大都市に住む子育て世代を対象に市内への移住定住に繋げようと1,000部作られました。 子育てや教育に関するページのほか、実際に移住してきた人の体験談も掲載されています。 体験談では、移住したきっかけや移住してみて感じた良い点・困った点などが紹介されています。 地図には、学校や教育に関する施設が分かりやすく記されています。 ガイドブックは、伊那市役所4階の移住・定住相談窓口で受け取ることができます。
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ハロウィンイベント 中心市街地賑わう
伊那市の中心市街地で31日、ハロウィンイベントが行われ、親子連れなどで賑わいました。 アニメのキャラクターなど、思い思いの仮装をした子ども達が、伊那市の中心市街地に集まりました。スタンプを押して、お菓子をもらいます。 伊那まちの再生やるじゃん会などが毎年イベントを行っていて、今年はセントラルパークも会場になりました。 このイベントに初めて参加した伊那商工会議所青年部は、お化け屋敷を企画しました。愛知県の商工会議所青年部に所属するイベント会社に依頼したもので、親子連れが楽しんでいました。 ほかに伊那ローメンズクラブによる早食い競争なども行われ、仮装した子供たちで会場は賑わいました。
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伊那市高遠町弘妙寺 もみじ見頃
伊那市高遠町の弘妙寺で、赤く色づいたもみじが見頃を迎えています。 弘妙寺には、イロハモミジを中心に200本から300本のもみじが植えられています。 色づきが濃くなった1週間程前から多くの人が訪れていて、もみじはあと5日程楽しめそうだということです。
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権兵衛トンネルで防災訓練
国道361号伊那木曽連絡道路の権兵衛トンネルで全面通行止めにしての防災訓練が30日に行われました。 訓練は、伊那側から300メートル付近で、トラックが対向車線にはみだし乗用車と正面衝突したとの想定で行われました。 この事故での重傷者1人、軽傷者は3人。 上伊那広域消防本部からレスキュー車がかけつけ、けが人を運び出し、木曽広域消防本部の救急車で病院へ搬送しました。 権兵衛トンネルの訓練は、消防・警察・道路管理者の長野県が合同で行っていて、今回で10回目です。 去年は御嶽山の噴火で実施できず2年ぶりとなりました。 関係する7つの機関から74人、25台の車両が参加しました。 けが人の救助・搬送訓練が終わると消火訓練も行われました。 車両から漏れた燃料に引火したとの想定です。 伊那木曽連絡道路は、来年2月に開通10年となります。 1日の平均利用台数は、4,087台。 10月1日現在の累計は、1,400万7,920台ですが、これまでに重大交通事故の発生はありません。 上伊那広域消防本部の田畑公徳消防長は、「トンネル内の事故は予測できず、統一された指揮の中で、臨機応変な対応が求められる」と講評しました。
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統合の高遠保育園 移転新築へ
来年4月に計画されている伊那市の高遠第1保育園と第4保育園の統合で、伊那市は新しい園舎を建設する方針を昨夜開かれた審議会で示しました。 29日夜市役所で開かれた審議会に伊那市は、後期保育園整備計画の素案を提出しました。 高遠保育園については、当面は、第1保育園を必要最低限の改修で対応しますが、新しい園舎の用地の選定確保と既存施設の後利用の検討を同時に進めながら移転新築するとの方針を示しました。 当初は、第1保育園の園舎を改修し周辺環境を整備して、引き続き今の施設を利用することを中心に地元と協議を進めてきましたが、地域住民からは、園舎移転新築を望む声が多く寄せられていました。 伊那市は、新築時期については未定としています。 白鳥孝市長は、「子育てにはこれまで以上に力を入れて、成長した時にふるさとを思い戻ってくる循環を生み出していきたい」とあいさつしました。
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伊駒アルプスロード 計画段階環境配慮書公表
長野県は、国道153バイパス伊駒アルプスロードの環境影響評価を記した計画段階環境配慮書を29日公表しました。 環境配慮書は、29日から伊那建設事務所や伊那市役所などで縦覧が始まりました。 伊駒アルプスロードは駒ヶ根市北の原から伊那市青島までのおよそ11キロにわたるもので、天竜川右岸は、現在の道路を活用するルート案と天竜川沿いに新設されるルート案が示されています。 配慮書は、それぞれのルートに対し大気質や動物、重要な史跡など6つの項目を評価しています。 縦覧は12月14日までで、伊那建設事務所のHPでも見ることができます。 県では、環境保全に関わる住民や国からの意見をふまえ、ルート案を決定するとしています。
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小松華功さん 作陶展
辰野町出身の陶芸家、小松華功さんの作陶展が伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、食器や花器などおよそ100点が展示されています。 小松さんは京都を中心に活動していて、地元の人たちに作品を見てもらおうと、2年に1度展示会を開いています。 土の自然な色を引き出すことにこだわっていて、中には地元辰野町の土を使った作品もあります。 小松さんは「土の色を楽しんでもらい、生活の中に溶け込むようなものを見つけてほしい」と話していました。 小松華功さんの作陶展は、11月3日(火)までかんてんぱぱホールで開かれています。
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伊那プレミアム商品券 期限31日まで
20%のプレミアがついたい~な伊那プレミアム商品券の有効期限が31日に迫りました。伊那商工会議所では、早めの利用を呼び掛けています。 伊那商工会議所によりますと、10月20日現在、89%の回収率となっています。 い~な伊那プレミアム商品券は、伊那商工会議所・伊那市商工会・JA上伊那が7月初旬に販売したものです。 総額4億5千万円分が販売され、1人上限10万円でおよそ3800人が購入しました。 利用できる店舗は、市内478店舗で、利用した店舗の分類では、大型店が46%、JA上伊那が13%、小売り・建設・サービスなどそのほかが41%となっています。 プレミアム率が高かったこともあり、家電製品、自動車、旅行などに利用されたケースが目立ったということです。 伊那市内では、過去に、平成21年に2回、24年に1回、合わせて3回、プレミアム商品券の販売を行っています。 過去3回の平均的な回収率は99.7%となっています。 なお、箕輪町プレミアム商品券の使用期限は12月25日で、10月22日現在の回収率は83.6%、南箕輪村のまっくんプレミアム商品券の使用期限は来年1月25日で、10月28日現在の回収率は62%となっています。
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体を動かす介護予防講演会
伊那市内の介護予防活動をさらに推進しようと、体操を取り入れた講演会が、29日、伊那市役所で開かれました。 講演会に先立ち、いきいきサポーターによる体操が行われました。 いきいきサポーターは、伊那市内の各地で、体操や運動を通して介護予防を推進しています。 今年3月には、しあわせ信州ご当地体操コンテストで1位となる優秀賞を受賞しています。 音楽に合わせて、参加者も一緒に隣の人の肩をたたくなどの体操を行いました。 そのあと、長野県健康づくり事業団の健康運動指導士 五十嵐 宏美さんが講演しました。 長野県では、平成25年度に、ずくだすガイドというガイドラインを作りました。 長野県の方言「ずく」を使って、日常生活よりも10分多く、体を動かすことを促すものです。 講演では、五十嵐さんの指導で、参加者も体を動かしました。 ひじから腋にかけて、やさしく何度かさすり、二の腕をつかむようにして往復すると、参加者からは首を回すのが楽になったとの声が上がっていました。 伊那市内には、9月1日現在、65歳以上の高齢者は2万255人いて、高齢化率は29%です。2年後の平成29年には、30%を超える見込みだということです。
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信州の名工に造園工の後藤孝保さん
卓越した技能をもち県内産業の発展に功績のあった人物を知事が表彰する「信州の名工」。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは伊那市手良の造園業、有限会社花月園社長で造園工の後藤孝保さんが選ばれました。 後藤さんは「まず信州の名工に決定の便りが来て一番先に報告したのが親父でした。お線香をあげて『ちょうだいしたよ』という報告をしました。」と 話します。 造園工の後藤さんは昭和17年生まれの73歳。 16歳のときに、先代で父親の亭造さんが経営する花月園に入りこの道60年近くになります。 信州の名工に選ばれたことについて「光の当たりにくい商売なんですけど今回光を当てていただいて本当にありがたい。」と話します。 花月園は昭和15年創業。 2代目の後藤さんは父、亭造さんから造園に関する技術を教わりました。 父の亭造さんは親子の間でも厳しかったといいます。 後藤さんは仕事をするうえで、お客さんの喜ぶ姿が励みになっているといいます。 73歳になった後藤さんはこれまでに培った技術を次の世代に伝え、後継者育成に力を入れていきたいと話します。
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来年用年賀はがきの販売開始
来年用の年賀はがきの販売が29日から全国一斉に始まりました。 今年もアニメキャラクターのはがきが若者向けに用意されました。 そのほかにも、来年の干支の猿が描かれたものなどがあります。 伊那郵便局では110万枚を販売する予定だということです。 来年用年賀はがきの受付は、12月15日からです。 伊那郵便局では、元旦に届けるには25日ごろまでに投函してほしいと呼びかけています。
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中尾歌舞伎 定期公演に向け練習に熱
伊那市長谷に伝わる農村歌舞伎、中尾歌舞伎の秋の定期公演が11月1日に行われます。 本番を前に、中尾歌舞伎保存会では練習に熱が入っています。 27日は、中尾歌舞伎保存会のメンバーが中尾座に集まり、衣装を身に着けての練習を行いました。 今回の演目は「奥州安達原三段目袖萩祭文の段」です。 前半は、家族の人情ものです。 前半の主人公は浪人と駆け落ちをして家を勘当され、盲目となった袖萩です。 天皇の弟環宮が誘拐されたことの責任を負い、養育者である袖萩の父、平傔丈は切腹することとなりました。 袖萩は父の最期に一目会いたいと、家に駆けつけ、祭文を歌って許しを請います。 袖萩を演じるのは、伊那市手良の登内絢也さんで、今回が初舞台となります。 後半は武士の荒物で、袖萩の夫阿部貞任や源義家が登場し、戦場での再会を約束をして分かれます。 前半は、家族の情愛、後半は武士の立ち回りが見どころだということです。 中尾歌舞伎定期公演は11月1日に伊那市長谷の中尾座で行われます。
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サクラコマ 合格祈願
伊那市内の製造業社などでつくる製造業ご当地お土産プロジェクトチームは、受験シーズンを前にサクラコマの合格祈願を伊那市高遠町の弘妙寺で27日行いました。 この日は、プロジェクトチームの関係者5人が弘妙寺を訪れサクラコマ150個の合格祈願を行いました。 サクラコマは、伊那市の製造業社など10団体が共同で開発や生産を行っているもので、2013年に販売を始めました。 回すと花びらが開き「サクラが咲いたように見える」事から、受験シーズンに合わせ、合格祈願バージョンを販売しています。 今年も孫の合格を願う人などから問い合わせが来ていて、県内外から30個の予約が入っているという事です。 製造業ご当地お土産プロジェクトチームでは、今回祈願した150個が完売した後は、改めて別のコマを合格祈願し販売していくとしています。 コマは一個1,000円で、高遠さくらホテルなどで販売しています。
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西春近メガソーラー損害賠償訴訟 訴え棄却
伊那市西春近の大規模太陽光発電所をめぐる損害賠償の裁判で地裁伊那支部は、伊那市の片桐建設の訴えを棄却しました。 この裁判は、伊那市西春近の大規模太陽光発電所をめぐり、合理的な根拠のない反対運動により名誉や信用が損なわれたとして、施設を設置した伊那市の片桐建設が、発電所近くの男性に対し6千万円の損害賠償を求めたものです。 28日は地裁伊那支部で望月千広裁判官が片桐建設の訴えを棄却しました。 また、この訴えが男性に精神的苦痛を与えたとして慰謝料50万円を支払うよう命じました。 判決に対し片桐建設の顧問弁護士は「判決文を確認し、控訴するか検討したい」とコメントしています。
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息子を語る不審電話相次ぐ
伊那警察署と駒ヶ根警察署管内で息子を語る不審電話が連続発生していて関係各署では注意を呼びかけています。 伊那警察署の発表によりますと27日の午前9時45分以降伊那署と駒ヶ根署管内で息子をかたる不審電話がありました。 不審電話は「仕事で大事な書類を電車の中に置き忘れた。賠償金が必要になるからお金を用意してほしい」などという内容だったということです。 不審電話は今日の午後3時までに伊那署管内で4件、駒ケ根署管内で3件確認されたということです。 伊那警察署では「風邪を引いた」「のどの調子がわるい」などは詐欺のキーワード、「非通知や見慣れない番号には応対しない」などと注意を呼びかけています。
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中央アルプス国定公園化へ 研究部会設立
伊那市の伊那合同庁舎で27日、中央アルプス山岳観光協議会臨時総会が開かれ、中央アルプスの国定公園化を目指すため研究部会を設立することが決まりました。 臨時総会には、上下伊那の市町村職員や観光団体など24人が出席しました。 研究部会の名称は「中央アルプス国定公園化研究部会」とし、現在県立自然公園に指定されている中央アルプスの国定公園化を目指します。 今年5月に開かれた総会で、駒ヶ根市から「国定公園化を進める研究をしてほしい」との提案があり、今回部会を設立することになりました。 研究部会設立により、県が主体となって動植物の他、観光客数や交通などの調査を行い、研究部会と議論を進めながら2年後の国定公園申請を目指します。 国定公園の選定基準では、「自然を守るだけでなく、多くの人にも利用してもらうこと」が要件となっていることから、山岳観光のあり方なども含めて議論を進めていくということです。 研究部会では、平成29年度中の申請を目指して、今年度中に1回目の会議を開く予定です。