-
中尾歌舞伎保存会 師匠逝去から初めての公演に向けて練習に励む
伊那市の無形文化財に指定されている中尾歌舞伎保存会。 3月に指導者が亡くなり、残されたメンバーの模索しながらの稽古が11月の公演に向けて始まっています。 28日夜は、中尾歌舞伎保存会のメンバーが、伊那市長谷の中尾座で練習に励んでいました。 中尾歌舞伎は、太平洋戦争を機に活動を中止していましたが、当時の若者たちが昭和61年に復活させ、今年で27年目です。 今年3月に、27年間指導にあたっていた西村清典師匠が、95歳で亡くなったため、4月に予定していた春季定期公演を中止としました。 指導者を失いまだ手探りの状態ということですが、ベテランがアドバイスをしながら台本を読み合わせていました。 11月に行われる公演は、予定していた内容を変更し、「神霊矢口之渡(しんれいやぐちのわたし) 頓兵衛住家の段(とんべえすみかのだん)」という演目です。 師匠の追悼公演となる中尾歌舞伎秋季定期公演は、11月2日(日)午後1時30分から、伊那市長谷の中尾座で行われます。
-
第2回 千両千両井月さんまつり
29日から、第2回「千両千両井月さんまつり」が始まりました。 伊那市のいなっせでは、俳人達の研究者によるシンポジウムが開かれました。 「千両千両井月さんまつり」は、漂泊の俳人井上井月の魅力を広め、地域振興につなげようと開かれていて、今年で2回目です。 毎日新聞社俳句α編集長などを務める俳人、石寒太さんや、映画ほかいびと伊那の井月の監督、北村皆雄さんなど6人が、井月の放浪の謎についてシンポジウムを行いました。 会場には、県内外からおよそ80人が訪れました。 シンポジウムでは、井月と、井月と同じように漂泊しながら俳句を詠んだ松尾芭蕉や小林一茶などと比較し、意見を交わしていました。 伊那市手良在住で、井月顕彰会理事の宮原達明さんは、地元代表として参加しました。 第2回千両千両井月さんまつりは、31日までいなっせをメイン会場に開かれます。 30日は、俳句大会と、石寒太さんによる講演が行われます。 井月に関する展示は31日までいなっせや伊那市創造館などで開かれています。
-
高遠高校 第54回兜陵祭あすから
伊那市高遠町の高遠高校の文化祭「兜陵祭」が30日から開かれます。 29日は、各コースの生徒やクラブが、文化祭の催しについて発表しました。 高遠高校によりますと、芸術コース、福祉コース、進学コース、情報ビジネスコースの4つのコース毎による、展示やスライドの発表が文化祭の目玉だということです。 あすは校内公開のみで、ステージ発表などが行われます。 一般公開は31日(日)の午前10時30分から午後2時30分までです。 31日の午前11時から体育館で、文化部の発表が行われる予定です。
-
大町市教委が新山小見学
来年度から特認校の開校を目指す大町市の教育委員会や地域住民が28日、小規模特認校に指定されている伊那市の新山小学校を視察しました。 28日は、大町市の教育委員会や、地域住民など45人が、新山小学校を訪れ、教室の大きさや配置、授業の様子などを視察しました。 小規模特認校の先進地である新山小学校で、どのような取り組みが行われているのかを知るために視察が行われました。 新山小学校は、平成20年に市内全域から通うことができる小規模特認校に指定され6年目となります。 自然が豊かな環境を活かすとともに、現在全校で児童数が30人という小規模できめ細やかな教育を目指しています。 大町市では、八坂地区と美麻地区の2地域の小中学校を来年度から特認校に指定します。 八坂小学校は50人、中学校は30人、美麻は小中一貫校で、80人ほどが在籍しています。 特認校の実施を前に、参加者は、子ども達の様子を見たり、関係者から話を聞いて理解を深めていました。 懇談会では、学校関係者などから、特認校の様子が紹介されました。 参加者からは、「特認校としてスタートするのに不安もあったが地域力がある場所であれば個性的な子ども達を受け入れ、育てていけることがわかった」などの声があがっていました。
-
上農美術部制作 火災予防看板設置
上伊那農業高校の美術部が制作した火災予防看板が、伊那消防署の庁舎北面に設置されました。 設置されたのは、横2.7メートル、縦1.8メートルの看板です。 消火をイメージした水の矢が描かれているほか、火をイメージした鳥は水でできた鳥かごに入れられ、安全に火を使い、火災を起こさないようにとの思いを表しています。 28日は、看板設置を記念して写真撮影が行われました。 上農高校の生徒は、夏休みの前に、原案を出し合い、夏休み中に看板を仕上げたということです。 伊那消防署の武井 修署長は「火災予防に対する気持ちを表していただいた素晴らしいものができた。通行する皆さんにご覧頂きたい」と感謝していました。
-
高校生・社会人合同写真展
高校生と社会人の写真クラブの合同展示会が、31日まで、伊那市の伊那図書館で開かれています。 会場には、42人の作品43点が展示されています。 上伊那農業高校、伊那西高校、旭光(きょっこう)カメラクラブ、上伊那医療生活協同組合撮るちゃんクラブ、写真展実行委員会の5団体が参加しています。 実行委員会によると、上伊那地域は、写真クラブや団体単位での活動が少ないということで、活動を活発化させたいと合同展示会をはじめ、今年で3回目です。 旭光カメラクラブは、プロのカメラマンを何人も輩出した60年以上の歴史があるクラブだということで、展示会開催を中心となって進めています。 高校生と、社会人が合同で展示していて、高校生は社会人が技術を用いて写真を作りこんでいるところを見ることで、また、社会人は、高校生の型にはまらない作品を見ることで刺激になるということです。 実行委員会によると作品の展示作業は、上農高校の生徒が展示順を考え、すべて行ったということで、そうした舞台裏での生徒の活躍も見て欲しいと話していました。 この高校生・社会人の合同写真展は、31日まで、伊那市の伊那図書館で開かれています。
-
諏訪形区を災害から守る委員会 「保育ブロック」の植樹軌道に
平成18年豪雨での災害を教訓に、保育ブロックを使った植樹で治山事業に取り組んでいる伊那市の諏訪形区を災害から守る委員会。今年の苗も順調に生育し、3年目を迎えた活動も軌道に乗っています。 伊那市西春近諏訪形の畑。 地域住民有志でつくる諏訪形区を災害から守る委員会のメンバーが苗の生育状況を確認していました。 4月上旬にケヤキやクヌギなどの広葉樹の種を植え、現在は大きいもので40センチほどに成長しています。 諏訪形区は、2006年の平成18年豪雨で貝付沢が氾濫し、民家や農地に土砂が流れ込む被害が発生しました。 その災害を教訓に、翌年、委員会を立ち上げ、2012年から保育ブロックを使った植樹に取り組んでいます。 活動を始めるにあたり、元信大農学部教授の山寺喜成さんの指導を受けました。 土と肥料を混ぜて作ったブロックで苗を育てる事により、根を真っ直ぐ伸ばす事ができ、倒れにくい木を育てる方法です。 これまで400株を貝付沢に植樹し活動も軌道に乗っています。 しかし酒井さんは、土砂災害が起きた広島や南木曽と同じ雨の量が降ったら、この地域もまだ危険だと話します。 委員会では、今育てている120株の苗を、10月に貝付沢へ植樹する計画です。
-
今年度2回目 ふるさと就職説明会
来春大学や短大等を卒業する学生を対象にしたふるさと就職面接会が22日、伊那市のいなっせで開かれました。 面接会は、伊那公共職業安定所などが開いているもので、今年度2回目です。 前回よりも14社少ない、上伊那の企業35社が参加しました。 学生は、前回より21人少ない男性31人女性31人の、合わせて62人でした。 伊那公共職業安定所によりますと、大企業と中小企業の内定の出る時期の違いなどにより、参加する学生が年々減少しているということです。 今後は、関東地方など都市部での開催を検討していて、IターンやUターン希望の学生の確保に努めていきたいということです。
-
地域産カラマツの間伐材を使って天板張替え
地域の森林に関心を持ってもらおうと活動する、上伊那森林振興協議会は18日、地域産のカラマツを使った学習机の天板の張替えを伊那市の西箕輪小学校で行いました。 これは県の元気づくり支援金を使い上伊那森林振興協議会が初めて行うものです。 協議会は、平成16年に制定された「長野県ふるさとの森林づくり条例」に基づき、地域の森林の整備や管理を行っています。 この日は、西箕輪小学校4年生と教師、保護者、およそ80人が参加し、森林の重要性や木材のぬくもりを感じてもらおうと、学習机の天板の張替えを行いました。 天板は、伊那地域のカラマツの間伐材が使われていて、交換した机は、6年生まで自分の机として使用します。 上伊那森林振興協議会では、今年度中に市内の4校の天板や教室の腰壁などを張り替える予定で、来年度以降も整備をしていくとしています。
-
高遠石工 「石仏写真展」
江戸時代、高遠から全国各地に出向き、石仏や石塔などを作った石工の資料を集めた特別展が27日から伊那市の高遠町歴史博物館で開かれています 特別展「高遠石工 石仏写真展」は、高遠町歴史博物館と伊那市教育委員会が高遠石工の技術と作品のもつ魅力を感じてもらおうと開いたものです。 会場には、3代目守屋貞七、4代目孫兵衛、5代目貞治の作品の写真など、31点が展示されています。 二人の作品は目元の形は似ていますが、頭部の大きさに違いがあり、貞七の方が少し大きいことが特徴だということです。 貞治は68年の生涯において、336体におよぶ作品を残し、稀代の名工と呼ばれていたということです。 この特別展「高遠石工 石仏写真展」は、9月28日まで高遠町歴史博物館で開かれています。
-
ジオパークにちなんだ商品が登場
来月27日から伊那市で開かれる日本ジオパーク全国大会まで1か月余りとなりました。 市内の菓子店や飲食店では、南アルプスジオパークにちなんなだアイデア商品が登場しています。 ドーナツ断層まんじゅうにジオ丼。 これらは、伊那市が全国大会に向け、ジオパークに関する商品の開発を呼び掛け作られたものです。 伊那市に申請し、許可が得られればロゴマークが1年間使用できます。 洋菓子などを扱っている伊那市美篶のパティスリーもへじでは、ドーナツ断層まんじゅうを作りました。 白あんと黒あんの2種類を使って断層を表現しました 来月20日頃から1個120円で販売されます。 伊那市中央のカジュアルレストランしらかばでは、ソースカツなどをつかったジオ丼を提供しています。 8月11日から1990円で提供をしていて、特に県外から訪れた人に好評だということです。 伊那市富県で天然水を販売している有限会社いすゞは、ジオパークのロゴ使用許可第一号です。 全国大会では、いすゞで販売しているときわの命水にロゴを貼って販売する他、1000本を伊那市に寄贈する予定です。 伊那市では、多くの店などにジオのロゴを使って欲しいと呼びかけています。
-
伊那市平沢の産業用地 売却見込み
伊那市が所有している平沢の鳥居沢工業団地の産業用地が、伊那市西町に本社をおく株式会社伊東電機工作所に売却される見込みとなりました。 26日は、伊那市役所で調印式が行われ、株式会社伊東電機工作所の伊東康之代表取締役社長と伊那市の白鳥孝市長が、産業用地取得の仮契約を結びました。 株式会社伊東電機工作所は伊那市西町に本社をおく、産業用機器製造メーカーです。 市内に4つの工場があり、従業員数は30人です。 売買の仮契約を交わした用地は、伊那市平沢の鳥居沢工業団地の1区画です。 広さはおよそ12,330㎡、金額はおよそ9,600万円となっています。 株式会社伊東電機工作所は用地取得後、平成28年2月操業開始を目標に、新しく本社を建設し、現在の生産設備すべてを移動させる予定です。 新規分野として、福祉の現場で使う機械やロボット分野にも取り組み、4、5人の新規雇用を計画しているということです。 白鳥市長は「信州らしい景観が広がる場所から、効率の良い生産、開発、雇用を願っています」と話しました。 なお、鳥居沢工業団地の残りの1区画については、引き続き用地取得を希望する企業を募り、誘致していくとしています。
-
伊那消防署職員 迷惑行為で懲戒処分
飲食店で酒を飲み他の客に迷惑行為をしたとして伊那消防組合は伊那消防署の職員を戒告の懲戒処分にまた上司2人を厳重注意したと発表しました。 伊那消防組合によりますと戒告の懲戒処分を受けたのは、伊那消防署の男性職員49歳です。 この職員は今月6日に伊那市内の飲食店で酒を飲んだ際、他の客に迷惑行為をしたということです。 これにより上司の54歳と55歳の職員2人が厳重注意を受けています。 組合では「住民の信頼を失墜する行為をお詫びします。 今後は倫理研修に努め再発防止に取り組みます。」とコメントしています。
-
伊那市未収金減少
平成24年度末で8億2千万円だった伊那市の未収金は平成25年度末で1億7千万円減り6億5千万円となっています。 伊那市では市税などの徴収率向上を目指し債権徴収プログラムを策定しています。 平成25年度の未収金は6億5千万円で平成17年度末の16億8千万円と比べ10億3千万円の減少。 平成24年度の8億2千万円と比べ1億7千万円の減少となっています。 これについて伊那市監査委員は意見書で税務課をはじめとする職員の努力の成果が表れたものとしたうえで、少子高齢化による生産年齢人口の減少などにより市税収入の増加を期待することは出来ない状況が続くとして徴収管理を確実に実行することで収入の確保に努めるよう求めています。
-
実質公債費比率改善など財政健全化進む
伊那市の白鳥孝市長は25日開かれた定例記者会見で財政指標となる実質公債費比率の改善など市の財政健全化プログラムが進んでいるとの考えを示しました。 市によりますと平成25年度の伊那市一般会計は実質収支およそ9億6千万円の黒字となっています。 標準財政規模に対する借金返済額の割合を示す実質公債費比率は14.2%で前の年度から0.9ポイント改善しています。 また標準財政規模に対し将来支払う借金の割合、将来負担比率は88.6%で前の年度から12.6ポイント改善しています。 市では第三セクター等改革推進債で20億円を計上していましたが、下水道事業の負担が減少したことや基金の積み増しにより財政健全化が進んでいるとしています。 白鳥市長はほかに伊那北保育園建設工事について5千万円を追加する補正予算案を9月議会で計上する考えを示しました。 伊那北保育園の建設については4つの事業者が参加し入札が行われましたが、いずれも予定価格を上回り不落となっていました。 今回の補正予算案が可決されれば9月に再入札が実施される予定です。
-
ふるさとメッセンジャー任命
伊那市は情報発信力を活かし、自ら率先して伊那市のPR活動をする「ふるさとメッセンジャー」として、伊那市日影出身の高沖清乃さんを任命しました。 25日伊那市役所でふるさとメッセンジャー委嘱式が行われ、高沖清乃さんに白鳥孝伊那市長から委嘱状が手渡されました。 ふるさとメッセンジャーは、伊那市にゆかりがあり、自身の活動分野での情報発信を通じて伊那市の活性化につながる効果が期待できる人を委嘱するものです。 高沖さんはインターネットでレギュラーコラムなどを執筆していて、妊婦の3人に1人が利用するという国内最大級のマタニティメディアを運営しています。 現在、2歳と5歳の男の子を子育て中の高沖さんは、長男が小学校に入学するのを機に、伊那市に移住を考えているということです。
-
早生種「幸水」「つがる」選果始まる
箕輪町のJA上伊那箕輪果実選果場で、秋の味覚、梨とりんごの選果が25日から始まりました。 この日は、職員などおよそ30人が、梨とりんごの選果作業に追われていました。 出荷が始まったのは、早生種の梨「幸水」とりんごの「つがる」です。 JA上伊那によりますと、今年は、大型の台風がいくつか上陸したため、実の落下や生育不良など心配していたということですが、被害も少なく、順調に育ったということです。 去年の梨の出荷量は、凍霜害による被害が大きく例年に比べて5割ほどに落ち込んだということですが、今年は、梨、りんごとも例年並みか、それ以上になるということです。 初日のこの日は、上伊那地域の農家から梨とりんごが選果場に持ち込まれ、機械と人の手を使って大きさや色づきなどを選別し箱詰めしていました。 JA上伊那では、今年の「幸水」の出荷量を2万5千ケース、「つがる」の出荷量を5万ケースと見込んでいて、主に中京や東京方面に出荷されるということです。 選果作業は11月末まで続くということです。
-
人口増へ 9月に移住体験ツアーと相談会実施
伊那市は9月に高遠町で開かれる燈籠まつりに合わせて移住体験ツアーと相談会を実施します。 市ではこれら取り組みを人口増加につなげたいとしています。 これは25日伊那市役所で開かれた記者会見で白鳥孝市長が明らかにしたものです。 ツアーは伊那市への移住を考えている人たちを対象に行われるもので10組募集します。 9月22日と23日に予定されている高遠燈籠まつりに合わせてその雰囲気を楽しみながら移住について考えるもので移住者向けの物件の見学なども予定されています。 伊那市人口増推進室によりますと今年5月以降、全国から移住相談が毎月10件から20件あり、年齢層も若い人から定年退職した人など幅広いということです。 移住相談会は今回の企画後も伊那市内のほか東京などでも計画されていて市では人口増につなげていきたいとしています。
-
由紀さおり・安田祥子姉妹がファミリーコンサート
歌手の由紀さおりさんと安田祥子さんによるファミリーコンサートが24日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。 コンサートの中で由紀さん姉妹は「また伊那に帰ってこれました。」と喜びを観客に伝えていました。
-
第2回商工フェア体験コーナー賑わう
上伊那民主商工会は、商工フェアを24日、伊那市のいなっせ北側広場をメイン会場に行いました。 民商に加盟している、自営業者の技と知恵をアピールしようという、「商工フェア」は地域活性化を目的に、去年初めて開かれ、今年で2回目です。 上伊那の飲食店や建築業、農家などおよそ30店が出店しました。 会場には、製品や店舗の紹介の他、実際にその技術を体験できるコーナーも設置されました。 こちらでは、左官の壁塗りに子どもたちが挑戦していました。 いなっせの中では、伝統芸能の南京玉すだれも体験できます。 また、昭和23年ころ農家が米の脱穀などに使っていた、発動機の展示もありました。 池上達也実行委員長は、「地域の皆さんに親しみを持ってもらえるように、10回、20回と続けていきたい」と話していました。 特設ステージでは地元の子どもたちによる発表も行われました。
-
山荘ミルクにドッグラン&カフェ
伊那市横山の山荘ミルクにドッグランとドッグカフェが24日オープンしました。 ドッグカフェでオープニングセレモニーが行われ、施設の完成を祝いました。 山荘ミルク玄関前に完成したドッグカフェは、犬と一緒に飲食することができます。 ドッグランは、西側の借地に大・中・小3か所を整備しました。 一番広いドッグランは、900平方メートルあります。 オープニングセレモニーが終わると訪れた愛犬家40人ほどが、犬を放して遊ばせていました。 ドッグランは、いつでも利用できる年間パスが1万円、1回の利用は、500円で、10枚チケットが4,500円となっています。 施設を監修した箕輪町の髙木ドッグスクールの髙木のり子さんは、「広さや環境、飲食施設も併設されていて、理想的なドッグランができた」と話しています。
-
中高生を対象にした医療体験セミナー
「ブラックジャックセミナー」と銘打った中高生対象の医療体験セミナーが23日、伊那市の伊那中央病院で開かれました。 セミナーには、南信地域を中心に県内外から中高生31人が参加しました。 医療機器メーカーとの共催で今回初めて開かれたものです。 セミナーのタイトルとなった手塚治虫の漫画「ブラックジャック」は、天才外科医が主人公の医療と生命をテーマにした医療漫画です。 これからの進路について考える中高生達に最新医療を体験してもらい、ブラックジャックのような技術を持った医師を目指してもらおうと開かれたものです。 参加者は縫合器や電気メスなど実際の医師がトレーニングに使う器具を使って体験しました。 このうち県内に1台しかないという1台2千600万円のこの機器では、大腸や気管支、胃の内視鏡体験をしました。 他に、シュミレーターを使った手術体験も行われました。 伊那中央病院では「今後もこの様なセミナーを開き、子ども達に医療の道を目指すきっかけにしてもらいたい」と話していました。
-
井月句碑 笠原蟻塚城跡に建立
井上井月顕彰会は、伊那市笠原の蟻塚城跡に井上井月の句碑を建立し、22日除幕式を行いました。 今回建立されたのは、 「山桜古城の跡のあらしかな」 「霞むべき山は放れて夏木立」 の二つの句です。 東京都在住で井上井月顕彰会の堀内功会長が、生家のある笠原の蟻塚城跡にふさ わしいとこの2つの句を選びました。 堀内会長は、「井月にあやかり、歴史ある蟻塚城跡を見てもらえたら」と話していました。 これで井月の句碑は、新潟の長岡も含め69基目、山桜の句は、句碑になるのは初めてだということです。 堀内会長が笠原に建てたのは、3か所4基目となりました。
-
伊那消防組合 援助隊受け入れ訓練
伊那消防組合は、大規模災害時を想定し、緊急消防援助隊の受け入れ訓練を22日伊那市内で行いました。 広島の土砂災害直後の訓練ということもあり、会場は緊張感に包まれていました。 訓練には、伊那消防組合を構成する4つの消防署の職員約100人が参加しました。 想定は、22日午前8時頃、震源地を長谷とする震度7の地震があり、各地で土砂災害などが発生しているとの想定です。 東日本大震災でも応援隊の受け入れがうまくいかなかったことから、この訓練をはじめ、今年で3年目です。 受け入れを決定し、要請を行い、どう受け入れるかをロールプレイングで行いました。 本部は、受け入れルートを決める班やどう配置するかを決める作戦班など6つの班の連携し、受け入れ体制を整えていきます。 各消防署は、災害発生状況を把握しながら、受け入れ可能な場所を報告していました。 伊那消防組合本部の伊藤清消防長は、「今回の訓練の検証を十分に行い、今後の災害対応に活かしていってほしい」と話しています。
-
高校生が「未来の社会」考える2泊3日の合宿
県内外の高校生が集まり、未来の社会について考える2泊3日の合宿が、伊那市の知立市野外センターで22日から始まりました。 これは、「10年後の未来社会」がどうあるべきかを全国の高校生が考え、お互いの意見を主張できる場を設けようと、上伊那の高校生や社会人でつくる「ゆるっと赤シャツワークショップ」のメンバーが初めて企画しました。 この日は、静岡県と新潟県から、また地元の高校生10人が参加しました。 イベントでは、教育関係者や企業経営者などによるプレゼンテーションが行われました。 伊那商工会議所の川上健夫(かわかみ たけお)会頭は、「人生の中で良いライバルを見つけ、切磋琢磨しながらお互いに成長できる人生を歩んでください」と話しました。 23日はグループ討論を行い、地域の人を招いてそれぞれの意見を発表する予定です。
-
大震災避難直後に植樹の桃 初出荷
東日本大震災で、福島県から伊那市に自主避難した果樹農家 佐藤浩信さん。避難直後に西箕輪に植えた桃が初出荷を迎えました。 西箕輪の畑では、4年目を迎え、4mほどに生長を遂げた桃の木がありました。 去年収穫できるようになり、今年から出荷しています。 50アールの畑には、3種類118本の桃が植えられています。 現在、収穫期を迎えているのは、「あかつき」という品種。福島から苗を持ってきました。 今朝は、3男の幸樹さんと二人で収穫を行いました。 佐藤さんは、福島第一原発事故後の風評被害を見越して、震災直後に、伊那に自主避難してきました。 2011年4月には、西箕輪の畑に、桃の苗木を植えました。そのときの苗木がこんなに大きくなりました。 伊那を拠点に活動しながら力を付け、福島でも果物の栽培を続けることで、福島の再生につなげたいとの想いが佐藤さんにはあります。 佐藤さんの独特の技術を活かして栽培された果物は、震災前は桃1玉千円で出荷して高級ギフトとして販売されてきました。 佐藤さんにとって今回初出荷を迎えた桃は、ギフト用としては難しく、今年は上伊那の直売所で販売しています。つけた値段は1箱1000円。 ギフト用として納得できるものになるには、まだ2年ほどかかると見ています。 佐藤さんの、高級ギフト用を目指す果物作りと、福島再起への戦いは続きます。
-
伊那市の大!大地博覧会
伊那市の大地の見どころを知って学び楽しむ展示会、「伊那市の大!大地博覧会」が、伊那市創造館で開かれています。 会場に足を踏み入れると、迷路のようになっていて、大正時代からの地質図や地形図、最新の地図、上伊那の岩石の標本などが、ずらりと並びます。 伊那市長谷の戸台で産出するアンモナイトの化石、高遠町の守屋山で採れた巨大なカキの化石も展示されています。 東部中学校の露頭のはぎ取り標本もあり、地層を間近で確認できます。 南アルプスのパノラマ写真が掲示され、中央には、大きな伊那市の地図、反対側には、中央アルプスのパノラマ写真があり、それぞれの成り立ちを模型で知ることができます。地図の上に乗ることもできます。 これは、南アルプスジオパークについて紹介した去年の企画展に続く地質の企画展第2弾で、9月下旬に予定されている南アルプスジオパーク全国大会にあわせて開かれました。 この伊那市の大!大地博覧会は、11月19日まで伊那市創造館で開かれていて、観覧は無料となっています。
-
福祉ファッションショー衣装作り
来月14日(日)のふれあい広場で行なう福祉ファッションショーに向け、現在、衣装作りが大詰めを迎えています。 ファッションショーでは、障害者モデルがウェディングドレスなどを披露します。 伊那市社会福祉協議会が運営する障害者社会就労センター「輪っこはうす・コスモスの家」では、縫製が得意な職員でつくるグループが、浴衣やドレスを障害者が身につけやすいようにリフォームする作業を行っていました。 伊那市社協の職員が提案し、障害者でも身につけやすいように工夫された衣装を披露するファッションショーを、初めて、ふれあい広場で開くことにしました。 衣装を探して、市内の店舗に呼びかけたところ、ウェディングドレス2着と、浴衣2着の提供がありました。 その改良を、輪っこはうす・コスモスの家の職員が引き受けました。 衣装は、今月上旬から作り始め、身につけるモデルが着やすくするため、介助する職員などと相談を重ねながらつくってきました。 この衣装は、当日、障害がある4人の女性がモデルとなり披露します。 ファッションショーではこのほかにも、一般から応募があった福祉に関する衣装なども披露されるということです。 伊那市社会福祉協議会では、「障害者も、おしゃれを楽しみ、明るく生活できることを発信する企画にしたい」と話していました。 第8回ふれあい広場は、9月14日(日)に伊那市福祉町づくりセンターで開かれる予定で、ファッションショーは午後0時15分から予定されています。
-
美篶小学校で認知症に関する授業
伊那市の美篶小学校は、高齢者福祉について学ぶため、認知症についての授業を、21日に行いました。 4年1組で認知症についての授業が行われました。 講師を務めたのは、伊那市美篶の後藤郁さんです。 後藤さんは、厚生労働省が行っている講座を受講し、平成20年から認知症キャラバン・メイトとして認知症に関する講話を行っています。 美篶小学校では、高齢者福祉について子ども達に学んでもらおうと今回初めて認知症に関する授業を行いました。 後藤さんは、覚えられない、人が分からなくなる、時間の感覚がなくなる などの症状を説明していました。 後藤さんは、将来、福祉施設に入れない認知症の高齢者がますます増えるとして「もし、家族や近所で認知症の人がいたら、みんなで支えてほしい」と呼びかけていました。
-
全国高校生合宿 22日から伊那市で開催
全国の高校生が22日から2泊3日の合宿をして10年後の未来について話し合うイベント「青春×信州 全国高校生合宿」が伊那市で開催されます。 19日は今回のイベントの企画や運営を行う、上伊那の高校生や大学生、社会人などでつくるサークル「ゆるっと赤シャツワークショップ」のメンバーが最終確認を行いました。 今回のイベントは、4月に東京で開かれた高校の生徒会役員が集まる会議に、メンバーが参加した事がきっかけとなり、伊那でも同様のイベントを開こうと企画されました。 高校生合宿は、伊那市の知立市野外センターで22日から2泊3日で行われ、上伊那や東京、静岡、新潟から約40人が参加する予定です。 初日には長野県教育委員会の伊藤学司教育長などのプレゼンテ―ションも行われます。生徒達は、教育、産業、農業、行政から2つのテーマを選んでグループ毎に討論を行い2日目にまとめを発表する事になっています。 サークルでは、イベントへの参加の受付を行っていて、当日の飛び入りも可能だという事です。 <問い合わせ>ゆるっと赤シャツワークショップ メール:info@inadani.me 高校生合宿HP:http//inadani.me/