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芸術文化団体が一堂に
長野県芸術文化総合フェスティバルのステージ発表などが、9日から伊那文化会館で始まりました。
ステージ発表には2日間で16組が参加し、この日は木村流大正琴伊那支部の発表を皮切りに8組が日頃の練習の成果を披露しました。
今年40周年を迎えた県芸術部文化協会が毎年開いているもので、県内3つの文化会館で発表や展示が行われています。
伊那文化会館では、大ホールで行われたステージ発表のほか、ホワイエでは生け花、小ホールでは洋画の展示とお茶席の体験、美術展示ホールでは水墨画などの展示が行われ、多くの人で賑わっていました。
長野県芸術文化総合フェスティバルは10日まで伊那文化会館で開かれています。 -
伊那市 退職金引き下げへ
伊那市は、職員の退職金を3年後に17パーセント引き下げる条例改正案を8日市議会に提出しました。
退職金の引き下げは、民間との均衡を図るため、国家公務員の引き下げに合わせて行われるものです。
伊那市は、来年度から段階的に引き下げ、3年後の平成27年度には、今と比べ17パーセントの引き下げとなります。
約40年間務め、定年退職する職員の退職金の平均は、現在2,500万円ですが、3年後には、2,100万円となります。
伊那市は、退職金を引き下げる条例改正案を開会中の3月定例市議会に提出し、総務委員会に付託されました。 -
県工科短大は上伊那で
伊那市の白鳥孝市長は、上伊那への設置が有力視される県工科短大について、「今は、上伊那からさらに伊那市へと絞り込むべきだはない」として、現段階では県の上伊那設置の正式決定を待つべきとする考えを8日の市議会で示しました。
8日の市議会一般質問で議員の質問に答えたものです。
柴満喜夫議員は、「工科短大を伊那市へ設置するよう積極的に取り組むべき」として、白鳥市長の考えを質しました。
これに対し白鳥市長は、「上伊那が一丸となって知事に要望してきた経過もあり、今バラバラに動く時ではない」として、県の上伊那への正式決定を待ってから、それ以降の対応を考えたいとしています。
優秀な人材確保を目的にした2年制の県工科短大は、県の検討会が去年11月に、平成29年度までに上伊那地域を中心に設置するとの報告書案をまとめています。 -
小水力だけでは厳しい
伊那市における小水力発電の方向性について検討してきた研究会は伊那市の再生可能エネルギーについて小水力だけでは厳しいとして今後は自然エネルギー全体で考えていく必要があるとの結果をまとめました。
8日、伊那市役所で伊那市議会環境、エネルギー問題特別委員会が開かれ、研究結果の報告がありました。
伊那市小水力発電研究会は、市や電気事業者などで構成されていて、伊那市における小水力発電について調査、研究してきました。
水力を使った発電で、高遠ダムを利用したものと長谷の水路を利用したものの、2つについて検討したところ、高遠ダムは事業化は可能、長谷の水路については採算面から事業化は厳しいとの結果がまとまりました。
市では小水力だけでは厳しいものがあり、自然エネルギー全体で考えていく必要があるとしています。
市では自然エネルギー普及のため新たに専門部署を設置することにしていて、調査研究を進めていくとしています。 -
「雑穀アマランサスを活用した新商品開発等支援会議」アマランサス入りレトルトカレー販売へ
雑穀アラマランサスの特産品化や新商品の開発などに取り組んでいる支援チームの会合が2月28日に開かれ、4月から、伊那市長谷のレストラン野のものでアラマランサス入りのレトルトカレーを新商品として販売する事が報告されました。
これは、2月28日に伊那合同庁舎で開かれた、「雑穀アマランサスを活用した新商品開発等支援会議」で報告されたものです。
支援チームは、アマランサス入りのラーメンやうどんなどの商品開発の支援、栽培方法の研究などを行っています。
新商品として、今年4月に野のものが販売するのは、長谷で栽培した雑穀を使用したアマランサス入りのレトルトカレーです。
商品名やパッケージなどを3月中に決定し4月に発売を予定しているということです。
会議ではほかに、去年7月から行ってきた成分分析の結果が報告されました。
報告によりますと、アマランサスは、小麦粉の代わりとしても使える粘性がある事が検査結果からもわかったということです。
支援チームでは、来年度以降、アマランサスの機能性をさらに研究し、健康に配慮した商品開発にも力をいれていきたいとしています。 -
ろうきん伊那・駒ヶ根支店 たかずやの里に寄付
長野県労働金庫伊那支店と駒ヶ根支店は、児童養護施設たかずやの里に現金30万円を1日、寄付しました。
1日は、長野県労働金庫の橋爪亨理事ら4人がたかずやの里を訪れました。
伊那支店と駒ヶ根支店では、創立60周年を記念したお笑いライブを今年1月に開きました。
今回は、入場料として集まった現金30万円全てを寄付しました。
埋橋理事長は「地域の人が支えてくれているということを子ども達にも伝えていきたい」と感謝していました。 -
小中学校連携で「中一ギャップ」解消を
伊那市教育委員会は、中学校に入学した生徒が環境に馴染めない、いわゆる「中一ギャップ」を解消するため、小学校と中学校の連携を進めるカリキュラムを作成する計画です。
7日に開かれた伊那市議会一般質問の中で、久保村清一教育長は「全市的な取り組みとなるような連携カリキュラムを作成したい」と議員の質問に答えました。
カリキュラムは、来月開かれる小中学校の校長会で呼びかけ来年度をめどに作成する方針です。
久保村教育長は「校舎が廊下でつながっている西箕輪小学校と中学校は特に思いきった連携を進めてほしい。西箕輪小高学年で中学校の教員が教える教科担任制を取り入れてほしいと学校に要望している」と話していました。 -
伊那市 「子ども・子育て会議」6月設置へ
伊那市は、子供の子育てや教育全般に関する実態調査と計画を策定する、仮称「子ども・子育て会議」を、6月を目途に設置する計画です。
これは、7日に開かれた伊那市議会一般質問で、白鳥孝市長が議員の質問に答えたものです。
「子ども・子育て会議」は、国の、「子ども・子育て支援法」に基づき市町村での設置が求められているものです。
これを受け伊那市では、設置に関する条例案を6月定例市議会に提出し、可決されれば6月中の設置を目指すとしています。
現在設置されている、保育、教育、医療関係者らでつくる次世代育成推進協議会と、保護者や民生児童委員らでつくる保育行政審議会の2者を調整しながら、新たな会議の構成を検討していくということです。
会議では、子どもの医療費無料化や保育園の民営化、家庭教育の在り方など、子育て全般に関する事項の実態調査を行い、計画を策定していく考えです。 -
500人が一斉に夜の街に繰り出す
伊那市の飲食店を飲みあるく伊那夜の街オリエンテーリングが6日夜、市内の飲食店で行われました。
イベントにはおよそ500人が参加し、スタートの合図とともに一斉に夜の街へと繰り出しました。
参加者は、3,000円のチケットを購入し87店舗のうち指定された4軒を回ります。
上伊那民主商工会が毎年企画しているもので、今年で9回目です。
今年は、去年より6店舗多い87店舗が参加しました。
1つの店に滞在できるのは20分ほどですが、参加者は「色々なお店の雰囲気を味わえてよかった」と話していました。
イベントの最後には、総額10万円分の飲食券があたる抽選会が開かれました。
有賀文昭実行委員長は「飲みに出る機会が増えれば街は活性化する。お気に入りの店を見つけるきっかけになればうれしい」と話していました。 -
高遠城址公園 4月10日開花予想
日本気象協会は6日、今年の高遠城址公園の桜の開花予想日を4月10日と発表しました。
日本気象協会の発表によりますと、今年の高遠城址公園の桜の開花は、平年より2日早く、去年より6日早い4月10日と予想しています。
満開は、平年より2日早く、去年より6日早い4月15日と予想しています。
日本気象協会によりますと、3月の気温は寒暖の変動を繰り返しながらおおむね平年並みになると予想しています。 -
雑木林と農機具小屋1,000平方メートル焼く
6日午前11時55分頃、伊那市美篶芦沢で、雑木林と農機具小屋を焼く火事がありました。
この火事によるけが人はいませんでした。
伊那警察署の発表によりますと、火事があったのは伊那市美篶芦沢の雑木林です。
午前11時55分頃、近くの住民が土手焼きをしていたところ、その火が燃え広がったものです。
火は1時間後の午後1時6分に消し止められましたが、雑木林と農機具小屋1棟、およそ1,000平方メートルを焼きました。
この火事によるけが人はいませんでした。
現在、春の全国火災予防運動期間中で、伊那消防署では「屋外で火を使うときは、消防署に届け出をして、風の強い日は避けてほしい」と注意を呼びかけています。 -
伊那市推奨みやげ品にサクラコマ認定
伊那市観光協会が認定する伊那市の推奨みやげ品に、まわすと花びらが開く「サクラコマ」が新たに認定されました。
新たに認定されたのは、伊那市富県の設計デザイン会社有限会社スワニーの「サクラコマ」です。
6日は伊那市役所で推奨みやげ品の審査会が開かれました。
サクラコマは回すと花びらが開くコマで、設計から製造、組み立てまで伊那で行われる完全地産の製品です。
先月発売したもので、価格は1,200円です。
おもちゃの推奨みやげ品は、木の笛「ユカイナ」に続いて2品目です。
6日はこのほか、10品目の更新が認定されました。
現在伊那市の推奨みやげ品はサクラコマを加え67品目となっています。 -
公立高校後期選抜志願者数
長野県教育委員会は、6日、来年度の公立高校後期選抜志願者数の志望変更締切後の最終集計結果を発表しました。
伊那北高校理数科は、1.5倍、普通科は1.1倍となっています。
それでは上伊那8校の状況をお伝えします。
辰野高校普通科は74人で1.03倍、商業科は6人で0.3倍となっています。
上伊那農業高校です。
生産環境科は26人で1.3倍、園芸科学科は21人で1・05倍、生物科学科は17人で0.85倍、緑地創造科は20人で1.0倍となっています。
高遠高校です。68人で0.94倍となっています。
伊那北高校普通科は220人で1.1倍、理数科は6人で1.5倍となっています。
伊那弥生ヶ丘高校は263人で、1.1倍となっています。
赤穂高校普通科は174人で1.09倍、商業科は45人で1.13倍となっています。
駒ヶ根工業高校です。
3つの学科一括で74人が志願し1.23倍となっています。
続いて、多部・単位制の箕輪進修高校です。
普通I部、II部、あわせて39人が志願していて0.98倍、普通III部は6人で0.16倍、工業I部は19人で0.95倍となっています。
後期選抜試験は12日、合格発表は22日に行われます。 -
伊那市 自然エネルギー普及へ新部署設置
伊那市は、4月から自然エネルギーの普及を目指し、市の組織内に新たな部署を設置します。
これは6日開かれた市議会一般質問の中で、議員の質問に白鳥孝市長が答えたものです。
白鳥市長は、「東日本大震災以降、電力を取り巻く状況は変わりつつある。小水力発電やバイオマス発電などの自然エネルギー推進に向け部署を設置し、市内で研究をしているグループに対し法律や技術、資金などの面から後押しをしたい」と話していました。
伊那市では、平成23年7月に小水力の導入に関する研究会を設立していて、これまでに長谷の水路や高遠ダムなどの調査を行ってきました。
結果、高遠ダムや富県の農業用水路では、採算が取れると試算しています。
長谷の水路については採算が合わないものの、防災や観光を考えると事業性はあるとしています。
市では、4月1日から自然エネルギーに係る部署を設置するとしています。
この他に、南アルプスジオパークとユネスコエコパークの情報発信や関係自治体との連携強化を図るための新たな部署を設置し、4月から専門職員を置くことにしています。 -
東海第三2年三村拓夢さん 柔道全国出場
伊那市在住で東海第三高校2年の三村拓夢さんは、19日から東京都で開かれる全国高校柔道選手権大会の個人戦90キロ級に出場します。
28日は、三村さんが伊那市役所を訪れ、久保村清一教育長に出場の挨拶をしました。
三村さんは身長169センチ、体重89キロ。ベンチプレスで120キロを持ちあげるパワーが武器です。
小学校1年生から柔道一筋という三村さん。
東海第三高校ではキャプテンを務めるなどチームの中心的存在です。
高校での全国大会は初めてで、得意の足技で勝利を目指します。
全国高校柔道選手権大会は、3月19日から東京都の日本武道館で開かれます。
三村さんは、二回戦兵庫県代表と栃木県代表の勝者と対戦します。 -
四季折々の風景写真並ぶ
四季の風景をテーマにした写真が並ぶ「写真同好五人展」が2日から伊那市東春近の喫茶店で開かれています。
上伊那地域の写真愛好家5人で作る「写真同好五人会」が開いているもので、会場には20点の作品が並んでいます。
1年間テーマを持って撮影していて、展示会はその集大成の場として開かれました。
今年は四季をテーマに展示会が開かれ、霧に焦点を当てる会員もいました。
宮下文男会長は「こだわりの作品が並んでいる。会場に足を運んで、それぞれの個性を感じてもらいたい」と話していました。
写真同好五人展は、10日(日)まで伊那市東春近のぎゃらりー喫茶・花鳥四季彩で開かれていて、時間は午前10時半から午後5時までとなっています。 -
詐欺を防止 金融機関に感謝状
伊那警察署は5日、金融商品などを高値で購入させ、現金をだまし取る「もうかります詐欺」を未然に防いだとして金融機関に感謝状を贈りました。
感謝状が贈られたのは、アルプス中央信用金庫いほく支店と八十二銀行伊那支店です。
アルプス中央信用金庫では、2月13日に60代の女性が窓口で現金を振り込もうとした際に、職員が女性の言動を不審に感じ金融商品への振り込み被害を防ぎました。
八十二銀行では2月26日40代女性が犯人の要求に従い窓口で多額な現金を振り込みましたが、事務処理手続きで不審に思った職員が上司に報告し被害を防ぎました。
伊那署によるとここ最近ギャンブル必勝法や金融商品などを高額で購入させ金をだまし取る「もうかります被害」が増えているということで、不審に思ったら警察に連絡をしてほしいと呼びかけています。 -
飯田線全線人間すごろく 完成
伊那市創造館南側の敷地に、JR飯田線全ての駅名を表示した、人間すごろくが4日、完成しました。
創造館の捧剛太館長や職員による手作りの人間すごろくが4日完成しました。
これは創造館で現在開かれている企画展「飯田線マニアックス」に合わせて作られたものです。
すごろくは愛知県の豊橋駅がスタートでゴールの辰野駅を目指します。
駅名を書いたプレートには、駅の特色や完成した年などが記されていて辰野駅までの94駅に加え川岸駅と岡谷駅もあります。
プレートに書かれている内容は、
館長が調べたもので、全てに駅の写真も添えられています。
またゲーム性をもたせるために1回休みなどもあり楽しみながら飯田線や各駅のことを知ることができるようになっています。
飯田線全線人間すごろくは、無料でいつでも楽しむことができ、学校の春休みが終わるまでは、設置しておくということです。 -
伊那東小中村君 土砂災害防止絵画で優秀賞受賞
国土交通省の、「平成24年度土砂災害防止に関する絵画・作文」で、伊那市の伊那東小学校5年中村勇太君の絵画が優秀賞にあたる事務次官賞を受賞しました。
4日は伊那東小で表彰伝達が行われ、長野県伊那建設事務所の原明善所長から表彰状が手渡されました。
中村君の作品は、避難をテーマにしていることや、落石、音といった土砂災害の予兆が正確に描かれている点などが評価されました。
土砂災害防止に関する絵画・作文は6月の土砂災害防止月間中に関心を高めてもらおうと毎年募集しているもので、今回は全国からおよそ4千7百点の応募がありました。
ポスターは、国が開くイベントなどで使われるということです。 -
南箕輪村議会3月定例会開会
南箕輪村は除雪費400万円を追加する補正予算案を4日開会した3月定例村議会に提出し、可決されました。
南箕輪村は、今年度当初予算案で、500万円の除雪費を盛っていましたが、予想を上回る降雪で、さらに400万円を追加しました。
他の事業から流用した314万円も除雪費用に充てられているため、今年度の除雪費は、1,214万円となっています。
また、融雪剤の当初予算案は140万円でしたが、ほかの事業費から260万円分を流用しているため、今年度は合わせて400万円となっています。
今定例会には、総額51億5千万円の新年度一般会計予算案など25議案が提出されました。
南箕輪村3月定例会は15日までの12日間で、13日と14日に一般質問、15日に委員長報告と採決が行われ、閉会する予定です。 -
川村カ子トの功績を合唱劇で伝える
飯田市を中心に活動する飯田カネト合唱団が3日伊那市創造館を訪れ鉄道建設に生涯を捧げたアイヌの測量技師、川村カ子トを
題材にした歌を披露しました。
3日は、子どもから大人まで団員およそ40人が訪れ歌声を披露しました。
北海道アイヌの家で生まれた川村カ子トは、学校卒業後測量技師となり北海道各地の鉄道工事の測量に携わってきました。
その技術が認められ昭和3年に飯田市の天竜峡から愛知県までを走る鉄道、三信鉄道建設の測量と現場監督を務めました。
工事は急峻な地形から難工事となったほか、アイヌ民俗ということで差別を受けながらもカ子トは仕事に対する情熱で鉄道を完成させました。
合唱団はそんなカ子トの功績を歌と劇で伝えようと結成されました。
合唱団は飯田線沿線での公演を計画していて、歌を通して交流の輪を広げていきたいと話しています。 -
長野県ロードレース伊那大会
第48回長野県ロードレース伊那大会が伊那市営野球場周辺などで3日行われました。
大会は、伊那市や長野陸上競技会が毎年開いているもので、3日は県内外からおよそ700人が参加しました。
中学生、高校生、一般など5つの部門に分かれて伊那市営野球場を発着点に美篶地区の5キロから16キロのコースを走りました。
大会のコースはゆるやかなアップダウンがあり、アルプスを眺めながら走ることができます。
ある参加者は、「長野県の大会は初めてです。山の景色を楽しみながら完走を目指します」と話していました。
大会の結果、伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、東部中3年の関川大悟君が中学男子の部で5位に入賞しました。 -
伊那ビジネス専門学校卒業式
伊那市狐島の伊那ビジネス専門学校では、専門課程最後の卒業式が2日行われました。
卒業生は11人で、2年間の情報経理学科が6人、1年間のOAビジネス学科が5人です。
伊那ビジネス専門学校では、来年度から高卒生などを対象にした専門課程の募集を停止し、シニアなど一般を対象にした一般課程のみの募集となります。
三澤岩視理事長は、「努力を重ね、立派な人間になってほしい」と式辞を述べました。
卒業生を代表して田中徳史さんは、「学んだことを生かし、社会に貢献できる人間になりたい」と決意を述べました。
現在、卒業生11人のうち約半数の就職が内定しているということです。 -
グリーンファームで蘭展
伊那市ますみヶ丘の産直市場グリーンファームで第10回蘭展が2日から始まりました。
特設会場では100種類以上、およそ2千鉢の蘭の展示販売が行われています。
蘭展は、この時期に毎年開かれているもので、中には珍しいといわれる品種もあります。
グリーンファームでは、「これだけの蘭が集まる機会はなかなかない。ぜひ足を運んでほしい」と来場を呼び掛けています。
第10回蘭展は10日日曜日まで、グリーンファームで開かれています。 -
旅立ちの春 上伊那の高校で卒業式
3月に入り卒業式シーズンを迎えました。上伊那のほとんどの高校で2日、卒業式が行われ、3年生が慣れ親しんだ学び舎を後にしました。
伊那市の伊那北高校では、今年度、男子138人、女子136人が卒業を迎え、岩崎靖校長から卒業証書を受け取りました。
岩崎校長は「将来この地で活躍する人、国際人として働く人、みなさんの活躍の場は様々。薫ヶ丘で過ごした日々がみなさんの活躍を後押ししてくれる」と式辞を述べました。
卒業生を代表して小野覚さんは「どんな道へ進んだとしても人とのつながりを大切にし、他人を思いやることが出来る人間になっていきたい」と答辞を述べました。
式の最後には伊那北高校伝統の応援歌「天竜河畔」を、卒業生達が肩を組み歌いました。
去年、16年ぶりにベスト8進出を決めた野球部の一部の生徒は、ユニホーム姿で式が行われた体育館を後にしました。
式の後、3年生の教室では最後のホームルームが行われ、一人一人3年間の思い出を話したり、友達と記念撮影をして別れを惜しんでいました。
ある卒業生は「長いようであっという間。大学で学ぶことを学んで、しっかり就職できるようにがんばりたい」と話していました。
伊那北高校では、卒業生全員が進学を希望しているということです。 -
伊那小学校学童クラブ 開所
伊那小学校の学童クラブが新築され、2月28日開所しました。
28日は、学童クラブを利用する児童などが参加して、看板の除幕など開所式が行われました。
久保村清一教育長は「みなさんが待ちに待った学童クラブが完成しました。後輩たちのためにも、きれいに大事に使ってください」。
本多 俊夫校長は、「学童の先生のいうことを良く聞いて、一生懸命、遊んで、勉強して過ごしてください」と挨拶しました。
開所式が終わると、子どもたちは早速、真新しい建物に入り、歓声を上げていました。
伊那小学校学童クラブは、校舎の南側に新たに建設されました。
これまでは、昭和4年建設の旧校舎の空き教室を利用して実施していましたが、耐震対策で旧校舎が取り壊され、跡地に新たに建設されました。
クラブは、木造1階建て、のべ床面積は、およそ250平方メートルです。
工事費は、4200万円で、財源は国・県からの補助が1400万円、合併特例債から2600万円などとなっています。
なお、伊那小学校の学童クラブは、現在70人の児童が利用しています。
伊那市全体では660人の児童が利用していて、その数は増加傾向にあるということです。 -
地方からも訴えの声
東日本大震災から間も無く2年を迎えます。
さよなら原発上伊那の会は1日、伊那市のいなっせ前で脱原発を訴えるアピール活動を行いました。
この日は、会のメンバーおよそ20人が集まり、歩行者や道行くドライバーに脱原発を呼びかけていました。
福島第一原発の事故を受け、東京の総理官邸前では毎週金曜日に脱原発を訴えるデモ活動が続けられています。
この日は、地方からも脱原発を訴えていこうと集まりました。
山本真吾会長は「総理官邸前からだけでなく、地方からも声をあげていきたい」と話していました。
さよなら原発上伊那の会では、今後も毎週金曜日にこうした活動を行っていくということです。 -
1日消防署長に小木曽アナ
1日から7日は春の全国火災予防運動期間です。
伊那ケーブルテレビのアナウンサー・小木曽容子さんが2日、一日消防署長を務め、火災予防を呼びかけました。
この日は、伊那消防署の武井修署長から伊那ケーブルテレビの小木曽さんに一日消防署長の委嘱書が交付されました。
伊那消防署では毎年地域にゆかりのある人に一日消防署長を依頼し火災予防を呼びかけています。
小木曽さんは、最初に署員の通常点検に立ち会い、服装の乱れがないかなど確認していました。
その後、119番通報の対応を体験していました。
市内の大型店には特設コーナーが設けられ、子ども達が消火器などを体験していました。
伊那消防組合管内では、去年48件の火災が発生していて、伊那署では「この時期は空気が乾燥し、風も強いので、火の取り扱いには十分注意してほしい」と呼びかけています。 -
第2回飯田線ワークショップ
伊那市内のJR飯田線の駅や駅前の利活用について考えるワークショップの第2回目が3日伊那市創造館で開かれました。
3日は高校生や大学生、駅前商店の店主など、およそ30人が参加しました。
ワークショップは、駅を街づくりの拠点として利活用するにはどうしたらいいか考えようと開かれたもので、今回が2回目です。
今回は、若者が集まる駅にするにはどうしたらいいか意見を出し合いました。
参加者からは、「車内アナウンスを高校生がしたらどうか」「いつも駅でイベントが起きているといい」といった意見が出されていました。
なお、無人駅になることで地域からは防犯面で不安の声もあることから、伊那市は、防犯対策として4月から伊那北駅と沢渡駅に防犯カメラを設置していく考えです。
次回のワークショップは17日に開かれる予定で、伊那市では高校に出向いてのワークショップも行っていきたい考えです。 -
火災予防呼び掛けに一役
伊那市の伊那北高校美術部が制作した火災予防看板が、伊那消防署の庁舎の壁に設置されています。
縦1.8メートル、横2.7メートルのこの看板は、1年間設置されることになっています。