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環境や省エネについて考える 伊那市環境展
環境や省エネについて考える伊那市環境展が16日、伊那勤労者福祉センターで開かれました。
環境展は、民間団体や、行政などが環境問題について考えようと開いたもので24のコーナーが設けられました。
このうち伊那市の主婦などでつくるグループは、手づくりエコ体験として、古布を使ったはたき作り教室を開きました。
このグループは母親の手作りの品を子どもたちに伝える活動をしていて「物があふれている時代に捨ててしまうような古布でも、リサイクルすることで有効に活用できる」と話していました。
また伊那市連合衛生自治会ではゴミ分別クイズが行われ、訪れた人がクイズに挑戦していました。
衛生自治会では、「これまで分けて出していた新聞紙とチラシが10月から一緒に出せるようになったことから、様々な機会にPRし、住民に周知していきたい」と話していました。
他に県によるエコとく診断のコーナーでは、省エネアドバイザーが家庭でできる省エネ術や節約法をエネルギー使用量のグラフなどを使いながらアドバイスしていました。
訪れた人たちは、各コーナーをまわりながら環境問題や、省エネについて理解を深めていました -
親子が民芸品作りに挑戦
伊那市東春近下殿島の親子が19日、クルミやカシの実などを使った民芸品作りに挑戦しました。
民芸品作りは、地域住民の交流を深めようと、伊那市社会福祉協議会などが開いたもので会場となった下殿島公民館には、およそ40人が集まりました。
講師を務めたのは、趣味で民芸品作りを行っている、田中豊文さんです。
今回作ったものは田中さんが考えたもので、クルミやカシの実など自然の素材が使われています。
参加した親子は楽しみながら、田中さんに教えられたとおり民芸品を作っていました。
作ったものは、胴体がクルミで顔がカシの実の鶴と、胴体がクルミで頭がマメでできた亀です。
田中さんは、「身近にある素材も工夫して手を加えれば立派な作品になる。子どもたちに手作りの楽しさと大切さを知ってもらいたい。」と話していました。
今回作った民芸品は、23日に下殿島公民館で開かれる地区の文化祭で展示されるということです。 -
上伊那産の小麦「ハナマンテン」の麺 試食
上伊那産の小麦「ハナマンテン」のブランド化を図ろうと、その小麦で作った商品の試食会が19日、JA上伊那本所で開かれました。
小麦ハナマンテンは、長野県が麺専用に育成した品種で全国で伊那市、箕輪町、南箕輪村だけで栽培されています。
19日は、ハナマンテンによる地域の特産品の開発を進めようと、伊那市農業振興センターなどが、試食会を開きました。
試食会には飲食店や、栄養士、生産農家などおよそ30人が集まり麺を味わいました。
用意された商品はラーメンやうどんの他、ローメン、ソフト麺などです。
ハナマンテンは平成16年に県が育成した際、JA上伊那などがその普及促進を決め、伊那市などの農家が栽培を始めたもので、今年は、およそ850トンの収穫があったということです。
タンパク質の一種、グルテンが普通の小麦より豊富で粘りが強く、加工した際、コシがある麺になるのが特徴だということです。
JA上伊那では、ハナマンテンで作られた商品を学校給食への提供や、ローメンに使うなど地産地消の拡大につなげるとともに、上伊那の特産品としてブランド化を図りたいとしています。 -
西春近北小 働く自動車見学
伊那市西春近北小学校の児童は19日、社会科見学で、ダンプカーやショベルカーのミニチュアが並ぶ伊那市荒井の博物館を見学しました。
1万点のミニカーが並ぶ、伊那市荒井の「はたらくじどうしゃ博物館」。
この博物館にこの日、西春近北小学校3年くぬぎ組の児童が見学に訪れました。
博物館を営む土田健一郎さんは、子供達に楽しみながら見学してもらおうと、カンボジアなどで使われている地雷除去機を紹介し、そのミニチュアを子供達に探してもらいました。
子ども達は、1万点のミニカーの中から色や形を確かめながら地雷除去機を探しだしていました。
見学を終えた児童は、土田さんが運転するショベルカーからお茶を注いでもらいました。
土田さんは「建設機械は、道路や建物を造るだけでなく、地雷除去や災害復旧など、人命救助にも使われている事を子供たちに知ってもらいたい」と話していました。 -
CATV杯 城南クラブが4連覇
40歳以上を対象にした、やまびこソフトボールリーグの伊那ケーブルテレビ杯決勝戦が17日、伊那市の富士塚スポーツ公園で行われ、城南クラブが4連覇を 果たしました。
決勝戦は、青のユニフォーム城南クラブと白のユニフォーム三峰球友の対戦となりました。
ここまで大量得点で勝ち上がってきたチーム同士の対戦となり、試合は初回から打ち合いになりました。
3回表、城南クラブは打者15人の猛攻で一挙12得点をあげ三峰球友を突き放します。
三峰球友もその裏、ホームラン2本を放ち反撃しますが及ばず、17対4で城南クラブが勝利し、大会4連覇を果たしました。
城南クラブの伊藤易明監督は「走攻守と噛み合って勝利することができた。5連覇を目指してまた来年も頑張りたい」と話していました。 -
紅葉とそばを楽しむ~行者そば祭り
行者そば祭りが、16日、伊那市荒井内の萱で行われました。
この日は、市内外から多くの人が訪れ、秋空の下でそばを味わいました。
行者そばは、昔、修行に向かう途中の行者が、内の萱でもてなしを受け、そのお礼に種を置いていき、村人が大事に守り育てたものだと言われています。
内の萱では、この地域を行者そば発祥の地として活性化させるため行われていて、今回が25回目です。
現在では、地区内でそばを作る人も減ってきているということで、祭りでは、広く伊那地域でとれたそばを使っています。
昨日はおよそ2千4百食が用意されました。
転勤で神奈川県から訪れた家族は、「天気も良く、紅葉を見ながら、外で食べるそばはとてもおいしいです。」と話していました。 -
東春近公民館主催の防災講演会
相次ぐ地震の発生を受け、事前準備やいざというときの心構えなどを学ぶ防災講演会が18日、伊那市の東春近公民館で開かれました。
講演会は、住民に防災意識を高めてもらおうと東春近公民館が開いたものです。
会場には、およそ30人が集まりました。
長野県自主防災アドバイザーで東春近郵便局長の小林眞由美さんが講師を務め、「地震・・・その時に備えて」と題し話をしました。
小林さんは「地震が起きたらまずは火を消して、トイレなどの柱の多いところに身を寄せる。出口を確保するためにドアを開けておくこと。避難する際は、避難場所が家族に分かるように、メモを残すとよい」と話しました。
他に「自主防災は、まずは自分の身を守ること。その後、公の機関がくるまで隣近所で助けあうように」などと話していました。 -
竜東地区3つの保育園の統合計画に関して保護者会と白鳥孝伊那市長との懇談会
伊那市の竜東地区3つの保育園の統合計画に関して、保護者会と白鳥孝伊那市長との懇談会が17日、伊那市役所で開かれました。
懇談会は、冒頭のみ公開で、統合計画の対象となっている伊那北保育園、伊那東保育園、竜東保育園の保護者会長と市長が意見を交換しました。
伊那市は、行政改革大綱と保育園整備計画に基づき、▽伊那東保育園を廃園し竜東保育園と統合すること▽竜東、伊那北両園を建て替え耐震化することを計画しています。
懇談会終了後の取材によりますと、保護者会からの「伊那東保育園を廃園せずに、公設民営での運営は可能か」との質問に対し、白鳥市長は「民設民営でなら検討できるのではないか」と答えたということです。
他に保護者側からは「竜東保育園周辺の駐車場を整備・確保してほしい」「建物は平屋建てにしてほしい」などの要望が出されたということです。
伊那市では、「保育園の統廃合について基本的な方針は変えられないが、今後も要望があれば意見交換の場を設け、理解してもらえるよう努めたい」と話しています。 -
伊那市 毎月17日を「交通安全いなの日」に定める
伊那市や伊那警察署などは、伊那署管内で多発している交通死亡事故の抑止緊急対策として、毎月17日を「交通安全いなの日」と定めました。
17日は、伊那市の中央区公民館前の交差点で、伊那市交通指導員や警察などおよそ20人が、人波作戦を行いました。
交通安全いなの日は、伊那署管内で多発している交通死亡事故の緊急対策として、死亡事故の多い年末までのこの時期に、取締まりや啓発活動を行おうと定めたものです。
伊那署管内での10月から12月までの交通死亡事故件数は、一昨年は1件、去年は3件起きています。
17日は、指導員らが運転手や歩行者に安全運転を呼び掛けていました。
伊那署管内の今年の交通死亡事故件数は、16日現在10件で、そのうち伊那市で8件起きています。
市では、毎月17日を交通安全いなの日として啓発活動を行っていくということです。 -
上伊那消防 大災害の消防活動に限界
伊那消防組合は、今の上伊那の消防体制では、大災害が発生した場合、出動体制や保有する車両に制限があり、消防活動に限界があると、17日、報告しました。
17日、伊那市役所で開かれた、伊那消防組合議会全員協議会の中で、示されたものです。
上伊那の消防体制については、今年5月より、伊那、伊南の消防本部を一つにする、広域化について研究が始まっています。
この日は、広域化に向け、上伊那地域の消防の現状と課題について、報告がされました。
伊那消防組合は、事実上市町村単位で消防署を運営管理していて、本部機能が一元化されていません。
一方、伊南行政組合では、本部機能は一元化されていますが、管轄人口が、およそ6万人と小規模で財政面などでの課題があります。
これらの事を踏まえ、今の上伊那の消防体制では、大災害発生時に、出動体制や保有する車両に制限があり、消防活動に限界があるとしています。
議員からは、地域の防災の要となる消防団からも意見を聞くべきなどの意見が出されていました。
また、伊那消防署の庁舎建設の候補地については、現在、4地域で検討が進められているとの説明がありました。
組合では、「具体的な場所については、現在は公表できないがある程度絞り込んだ段階で公表したい」と話していました。 -
上伊那地区賛助会の集い
県のシニア大学伊那支部のOBでつくる上伊那地区賛助会の集いが15日、伊那市のいなっせで開かれました。
上伊那地区賛助会の会員およそ60人が集まり、グループ活動の発表や作品展示が行われました。
賛助会には現在、25のグループがあり、ボランティアや趣味の活動に取り組んでいます。
集いは、年1回の活動発表の場となっています。
このうち、ボランティア活動をしている「ナイスイレブン」は、伊那市にある児童養護施設たかずやの里で、障子の張り替えや雑巾などの縫い物をする活動を発表し、「これからもがんばっていきたい」と話していました。
水墨画を勉強している水墨三水会は、月1回の教室に加え、自主練習日も設けて熱心に活動している様子を話し、「楽しく気楽に活動しているので、皆さんも会に入ってください」と呼びかけていました。 -
親子が共演 伊那中吹奏楽部定演
伊那中学校吹奏楽部の定期演奏会が16日、伊那文化会館で開かれ、親子の共演など9曲が披露されました。
定期演奏会では着ぐるみを着た生徒の父兄が踊りを披露し、会場を沸かせていました。
伊那中吹奏楽部の定期演奏会は今回が8回目となります。
部員は53人で3年生にとっては、これが最後のステージとなりました。
演奏会では練習してきた成果が発揮され、会場は一体感に包まれていました。 -
鹿肉ハンバーグでジビエ学ぶ
伊那市長谷の気の里ヘルスセンターで15日、伊那市内の保育園の栄養士らが鹿肉のハンバーグを試食しジビエ料理などについて学びました。
この日は栄養士らが鹿肉のハンバーグのほか、地元で採れた野菜などを使った料理を作り試食しました。
これは地産地消の給食作りを学ぼうと伊那市保育協会給食部会が開いたもので、およそ30人が参加しました。
この日は、茅野市のフランス料理店オーナーシェフで農水省から地産地消の仕事人に選定されている藤木徳彦さんが、鹿肉の調理法について説明しました。
集まった栄養士は自分たちで作った鹿肉ハンバーグの味を確かめていました。
伊那市保育協会給食部会では、調理法など学んだことを今後の給食作りに役立てたいとしています -
伊那混声合唱団が義援金
伊那混声合唱団は、7月2日の演奏会でのチケット売り上げの一部や募金活動での義援金38万円を震災被災地に贈ります。
38万円のうち10万円は、被災地の合唱活動復興のための義援金として、全日本合唱連盟に送金しました。
残りの15万円は、東日本大震災復興義援金として、13万円は、県北部地震復興義援金として伊那市を通じ、日本赤十字社に送られる予定です。
14日伊那混声合唱団の竹松成史幹事長らが市役所を訪れ、原たけし武志保健福祉部長に28万円を手渡しました。
竹松さんは、「合唱を通じて少しでも被災地のお役に立てればうれしい」と話していました。 -
富県小セーフティーリーダー啓発活動
今月11日から20日までの全国地域安全運動に合わせ、伊那市の富県小学校の6年生が14日、通学路沿いの家を訪問して防犯を呼びかけました。
啓発活動を行ったのは、伊那警察署から「わが家のセーフティーリーダー」に委嘱された富県小学校の6年生32人です。
伊那署は毎年、全国地域安全運動の期間中に、セーフティーリーダーの小学生と啓発活動をしています。
全国地域安全運動では、自転車盗や車上ねらいの防止、振り込め詐欺撲滅を重点に挙げています。
児童らは、下校に合わせて通学路沿いの家を訪問し、チラシを手渡して注意を呼び掛けていました。
また、道行く人にも関心を持ってもらうため、車上ねらい注意などの標語シールをはったプランターを学校の正門の前に並べていました。 -
西箕輪小2年生が小麦の収穫祭
西箕輪小学校の2年生は12日、自分たちで育てた小麦を使ってカレーにつけて食べる「ナン」を作りました。
この日は、西箕輪小2年とち組ときり組の児童70人が、保護者や小麦づくりでお世話になった人を招いて収穫祭を行いました。
2年とち組ときり組では、様々な料理に使われている小麦を自分たちで育て、料理をしてみようと1年生のときから小麦づくりをしています。
今年7月の収穫作業では、およそ330キロの小麦を刈り取ったということです。
子ども達は、小麦に水やオリーブオイルを混ぜて生地にすると、薄く伸ばしてフライパンで焼いていました。
ナンが完成すると、早速カレーにつけて味わっていました。
ナンを食べた子ども達は「おいしい」「また作りたい」と話していました。
2年とち組の中山和代教諭は「普段作っている農家の人の苦労や口に入っているものがどのように作られているのか、勉強になったと思う」と話していました。 -
第34回伊那市民美術展
第34回伊那市民美術展が14日から、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
会場には、会員が今年製作した作品64点が並んでいます。
伊那市民美術会は35年前に創立され、翌年から毎年美術展を開催しています。
現在会員は、伊那市を中心にプロからアマチュアまで78人います。
作品は、水彩画や油彩画工芸など様々です。
美術展への出展は、会員一人ひとりが誠心誠意描くことだけを条件としていて、毎回賞は付けていません。
第34回伊那市民美術展は、18日火曜日まで伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。 -
伊那弥生ヶ丘高校で強歩大会
伊那市の伊那弥生ヶ丘高校伝統の強歩大会が13日開かれました。
伝統の強歩大会は今年で42回目です。
高校のグラウンド発着で、男子は箕輪町富田で折り返す30.1キロ、女子は伊那市羽広で折り返す22.7キロのコースです。
生徒達は、完歩を目指して走っていました。
女子では、バスケットボール部の2年生、田辺夢佳さんと島・ス美桜さんが同時に1位でゴールしました。
記録は1時間45分38秒で、田辺さんは2年連続の1位です。
男子の1位は、陸上部長距離の1年生、宮脇拓海君で、2時間10分19秒でゴールしました。 -
美篶下県のいきいき交流施設「下県ふれあい館」が完成
伊那市美篶下県のいきいき交流施設「下県ふれあい館」が完成し、11日、竣工式が行われました。
竣工式では、テープカットが行われ関係者およそ30人が完成を祝いました。
下県ふれあい館は、子どもから高齢者まで世代を越えた地域の交流の場として整備されたものです。
建物は、延べ床面積およそ100平方メートルの木造平屋建てで、老朽化していた下県第一公民館を取り壊し、新たに整備しました。
全館バリアフリー設計で、玄関には転倒防止のためのゴムチップを使用しています。
総事業費は、およそ2,200万円で、このうち2,100万円は国からの補助金となっています。
式の中で白鳥孝伊那市長は「地域に伝わる文化の伝承や健康づくりの為の活動など、いつも明るい声の聞こえる施設となってほしい」と話しました。
伊那市では、平成24年度までに市内15か所で交流施設の整備を計画していて、下県ふれあい館を含め5施設が完成しています。 -
国保診療所あり方検討で諮問
伊那市の白鳥孝市長は、伊那市内に4か所ある国保直営診療所のあり方について7日夜、医療政策審議会に白紙諮問しました。
これは、診療所の患者数が減少していることなどから、伊那市の行政改革大綱に基づき検討されるものです。
伊那市内には現在、西箕輪・新山・長藤・美和の4つの診療所があります。
各診療所とも患者数は減少していて、最も利用者が多かった時と昨年度を比較すると、西箕輪は1万500人、新山は100人、長藤は5千人、美和は6千人減少しています。
また新山では一日当たりの患者数が平均4人以下となっています。
委員からは「実際働いている医師の見解を聞きたい」などの意見が出されていました。
医療政策審議会の飯島尚幸会長は「非常に難しい課題。現地視察も含め検討を進めていきたい」と話していました。
医療政策審議会では、医師の声、地域の声を聞きながら、今年度中に方向性を示したい考えです -
伊那市観光協会推奨みやげ品に仙醸の甘酒2品
伊那市観光協会の推奨みやげ品登録証授与式が12日、市役所で行われ、株式会社仙醸の2種類の甘酒が新たに登録されました。
この日は、推奨みやげ品審査委員会の伊藤正委員長から、仙醸の営業部参事・伊東明さんに登録証が手渡されました。
今回新たに登録されたのは「蔵元仙醸仕込みあまざけ」と「赤そば高嶺ルビー入りあまざけ」の2つです。
伊藤委員長は「日本ならではの懐かしい甘さ。これからも自信を持って提供してほしい」と話していました。
登録された商品は、推奨みやげ品のシールを貼って販売できる他、伊那市観光協会のホームページで紹介されることになっています。 -
NECライティング問題 住民有志が提訴
市川富士雄さんを代表とする伊那市民有志159人は、白鳥孝伊那市がNECライティングに対し、1億5,888万7,000円の補助金を全額返還するよう命令することなどを求める住民訴訟を14日長野地方裁判所に起こしました。
訴状によりますと、原告の住民側は、白鳥市長に対し、NECライティングの工場用地造成に伴う3億9,185万6,348円の損害賠償金と1億5,888万7,000円の補助金合わせて5億5,074万3,348万円をNECライティングに支払うよう命令することなどを求めています。
また、前市長の小坂樫男さんと現市長の白鳥孝さんに対しても工場用地造成に伴う3億9,185万6,348円の損害賠償を支払うよう命令することも求めています。
被告の白鳥孝市長は、「訴状の内容を見ていないのでコメントできない。NECライティングの補助金の返還については、現在調停中であり、この時期に訴訟が提起されることで調停に影響が出るのではないかと懸念する」としています。 -
地域の生産者が作った野菜などを売る「街なか秋市」
伊那市の中心市街地の再生に取り組む伊那まちの再生やるじゃん会は、地域の生産者が作った野菜などを売る「街なか秋市」を14日、タウンステーション伊那まちで開きました。
街なか秋市は、地元でとれた新鮮な野菜や果物を販売することで街を賑やかにしようと、伊那まちの再生やるじゃん会の、街のステージ委員会が初めて開いたものです。
14日は、伊那小学校4年正組の児童およそ30人が、販売を手伝いました。
正組では、総合学習の一環で商店街に賑わいを取り戻す活動をしています。
児童らは、商品を運ぶ係や会計係などに分かれてお客さんの対応をしていました。
街のステージ委員会の委員が市内の生産者に呼びかけ、今日はおよそ10人からぶどうや白菜、ネギなどが寄せられました。
訪れた人は、かごいっぱいに商品を詰めて買い求めていました。
商品は、販売開始から1時間ほどで、完売しました。
街なか秋市は、21日金曜日にも開かれます。 -
給食やおやつ放射能不検出
伊那市は、西箕輪保育園と伊那小学校のおやつと給食の放射能検査を7日に行いました。
検査の結果、放射性セシウムなどは検出されませんでした。
検査したのは、10月7日に出された西箕輪保育園の昼食とおやつ、伊那小学校の給食で、汁物を除くすべてです。
検査の結果、放射性セシウム、放射性ヨウ素などは検出されませんでした。
伊那市では、今年度内にすべての保育園と小中学校で検査を計画しています。 -
よみがえる被災地の風景
白日会会員で伊那市中央に住む洋画家奥村憲さんの作品展が伊那市西春近のかんてんぱぱホールで14日から始まりました。
東日本大震災で失われた風景が絵画でよみがえります。
1985年、青森県の浜辺を描いた「北の浜」。
1997年、青森県八戸の漁村を描いた「猟師小屋のある風景」。
2004年、同じく八戸の漁村を描いた「海辺の小屋」。
すべて今年の東日本大震災の津波で消えた風景です。
奥村憲さん70歳。
23歳から絵を描き始め、45年間連続して白日展に出品し続けてきました。
70歳で個展を開こうと準備していた矢先に東日本大震災が発生。
公害防止のため水質浄化処理の技術者として働いていた奥村さんは、東北地方に出張する機会が多くあり、漁港には多くの知人がいましたが、震災で大勢が亡くなり、描きためた風景も消えました。
100号の大作「消失北の街追想」は、震災後に描いた作品です。
岩手県宮古の漁港の様子を昔描いたスケッチなどをもとに完成させました。
津波により消えた震災前の風景がよみがえりました。
にぎやかな街の様子、東北地域特有の空を重く暗い色調で表現しています。
大作を中心に東北地方や北海道、伊那谷の風景42点が並ぶ奥村憲さんの洋画展は、23日まで伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
ノルディックウォーキング講習会
スキーのストックのようなポールを手に持ってウォーキングをするノルディックウォーキングの講習会が8日、伊那市の榛原河川公園で開かれました。
伊那市を中心に南信地域や岐阜県などから40人が参加しました。
講習会は長野県スキー連盟が開いたもので、今年で4年目です。
参加者は、インストラクターの富井聖さんの指導を受け、ポールを持ってジョギングコースを20分間歩きました。
ノルディックウォーキングは、全身を使うため通常のウォーキングより消費カロリーが20%ほどアップするほか、膝や腰への負担が軽いということです。
参加したある男性は、「普通に歩くより姿勢がよくなり、速足で歩ける。景色を見たり、楽しみながら出来るので楽しい」と話していました。 -
伊那市出身 呉本俊松さん作品展
伊那市出身の現代美術作家、呉本 俊松さんの作品展が、伊那市のはら美術で開かれています。
呉本さんがはら美術で作品展を開くのは2002年以来2回目です。
呉本さんは伊那市に生まれ、小学校高学年までを伊那市で過ごしました。現在は大阪府に住んでいます。
今回は近作60点ほどを出品しています。
油絵を中心に制作していましたが、5年ほど前から、人物の彫刻作品を多く手がけています。
呉本さんは、1980年にジャパン・エンバ美術コンクールで大賞を受賞、日本国際美術展でも兵庫県立近代美術館賞を受賞しているほか、海外で個展を開くなど広く活動をしています。
彫刻は、モデリングペーストと呼ばれる固まる樹脂素材を使って形を作り、削って作ります。
人形の表情は、ためらいを持ち、思ったように行かない状態を表しているということですが、どことなくユーモアも感じられます。
今回の作品展にあわせ、呉本さんが住んでいた当時の伊那の風景を表現した木版画6点も展示されています。
この呉本俊松さんの作品展は、18日(火)まで、伊那市のはら美術で開かれています。 -
山林火災想定 防災ヘリと合同訓練
伊那消防組合の高遠消防署は、山林火災を想定し県の防災ヘリコプターと合同の防災訓練を、13日、美篶スポーツ公園場外離着陸場で行いました。
13日は高遠消防署の署員15人と、県の航空隊5人が訓練に参加しました。
訓練は、山の中腹で火災が発生し、狭い道路のため可搬ポンプを載せた軽トラックが鎮火しますが、飛び火して新たに山林火災が発生するという想定で行なわれました。
署員が要請して、ヘリが公園に到着しました。
署員は、ヘリを誘導し、ポンプ車からヘリに水を補給していました。
訓練は、山間地の多い高遠消防署管内で、山林火災が発生した場合大きな被害が予想されるとして迅速な対応を取れるようにと行われたものです。
合同訓練は年2回、伊那消防組合管内で行われていますが、高遠消防署が合同の山林火災訓練を行うのは今回が初めてです。
今回は、ポータブルのナビゲーションを使って、火災が起きた場所の座標を特定しヘリを誘導する訓練も初めて行われました。
山林に2回放水し、鎮火したとの想定で、消防署の幹部等もヘリに同乗し、鎮火を確認する偵察飛行も行われました。
消防署の署員らは、きびきびと、誘導や給水の訓練に取り組んでいました。
なお、航空隊によると、県内の山林火災で年間30縲・0件ほど出動するということです。 -
リニア経済推進組織立ち上げへ懇談
リニア中央新幹線の経済効果を広域的に推進するための組織の立ち上げに向けて、飯田商工会議所の柴田忠昭会頭と、伊那商工会議所の向山公人会頭が、13日、懇談しました。
13日は、飯田商工会議所の柴田忠昭会頭らが、伊那商工会館を訪れ、伊那商工会議所の向山公人会頭とリニア中央新幹線について懇談しました。
これは、JR東海が、8月に県内中間駅の位置を飯田市座光寺から高森町一帯とする案を示し、ルートについて一定の方向性が示された中で、飯田・駒ヶ根・伊那の商工会議所が一体となり広域的な組織を立ち上げようと、飯田商工会議所が伊那商工会議所に呼びかけたものです。
話しあいは、冒頭のみ公開し、行われました。
柴田会頭は、駒ヶ根商工会議所にも呼びかけをし、内諾を受けており、近いうちに公式に組織の立ち上げについて呼びかけをしたいとしています。
また、その他の商工会や経済団体などにも協力を呼びかけたいとしていますが、範囲については検討中としています。
なお、県や県議会、市長会、期成同盟会などで組織するリニア中央新幹線建設促進長野県協議会が18日(火)に長野市で開かれ、協議会としての考えを決議する事になっています。 -
伊那市・箕輪町から技能五輪全国大会へ
次世代のものづくりを担う技能者がその腕を競う「技能五輪全国大会」の長野県選手団がこのほど発表されました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは、2事業所から2人が出場します。
伊那市の菓匠Shimizuで働く圃中智穂さん22歳。圃中さんは木曽高校を卒業後、2年間愛知県の専門学校に通い、現在の仕事に就きました。
圃中さんはアメ細工やマジパン細工、ケーキを作る洋菓子製造の部門に出場します。
仕事が終わった後、先輩に教わりながら大会に向け練習をしているということです。
圃中さんは「普段やらないアメ細工が課題。先輩に教わりながら作り方を勉強しています。大会で学んだ技術や経験を持ち帰り、お客さんによりよいサービスが提供できるようにしたいです」と話していました。