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南アルプス研究会 今年度「ふれあい調査」実施
自然環境を生かした地域づくりに取り組んでいる南アルプス研究会は今年度新たに、地域住民と協働で、自然の中での暮らしや遊びなど身近な自然とのかかわりを調べる「ふれあい調査」に取り組みます。
28日、南アルプス研究会の総会が伊那市長谷の入野谷で開かれ、事業計画が承認されました。
ふれあい調査は、住んでいる地域で自然とどう関わり暮らしてきたか、子どもの時に自然の中でどのような遊びをしてきたかといった自然とのかかわりを調べ、地域づくりにつなげるというものです。
調査は2011年度から2013年度までの3年間で、今年度は予備調査として長谷地域で行います。
今後、住民と検討してテーマを設定し、9月から12月に調査する予定です。
来年度からの本調査では、伊那市内のほかの地域にも呼び掛けたいとしています。
南アルプス研究会の坂井昌平会長は、「研究会は地域住民と共に歩む体制づくりが課題となっている。今年度は住民と協働でふれあい調査を力一杯頑張っていきたい」と話していました。 -
JA上伊那 平成22年度決算 利益減少
JA上伊那の平成22年度の事業総利益は、前の年度と比べおよそ1億3千万円減少しました。
JA上伊那の通常総代会が26日、JA上伊那本所で開かれました。
平成22年度の事業総利益は79億4903万円で、前の年度より1億3697万円減少しました。
これは金融、共済、LPガス、Aコープレギュラー店での減少によるものです。
純利益は1億5155万円で、前の年度より7758万円減少しました。
農畜産物の販売高は145億1384万円で、前の年度より9億7050万円減少しました。
今年度は、去年策定された中期計画の2年目で、計画実現のため事業に積極的に取り組んでいくことが確認されました。
また、環太平洋連携協定TPPへの参加に反対する特別決議も承認されました。
宮下勝義組合長は、「安全・安心・新鮮な農畜産物の生産と販売を通して、農家の手取りの向上を図り、暮らしを応援していきたい」と話していました。 -
春の呑みあるき
伊那谷のお酒を飲み比べることができるイベント「春の呑みあるき」が27日、伊那市の通り町商店街で行われました。
イベントは、商店街を歩きながらゆっくりと酒を味わってもらおうと、酒販店などが毎年春と秋の年2回開いているものです。
27日は、辰野町から飯田市までの12の酒造メーカーが、日本酒や地ビール、ウイスキーなどを提供していました。
イベントでは、1,000円で道中手形とおちょこのセットを購入すると、全ての種類の酒を好きなだけ味わうことができます。
参加者は、それぞれのブースの担当者に飲み方やお薦め品などを聞き、飲み比べていました。 -
伊那保育園で親子でパン作り
伊那市の伊那保育園に通う親子が27日、みはらしファーム麦の家でパン作り体験をしました。
伊那保育園では、毎年この時期に親子で楽しみながら交流を深めてもらおうと、親子レクリエーションを開いています。
園児達は、発酵を済ませた生地に、ハケでタマゴを塗ったり、ゴマやチーズ、チョコレートなどをトッピングしていきました。
初めて作ったという園児がほとんどで、賑やかに作業をすすめていました。
10分ほどで焼きあがると歓声が起きていました。
園児達は早速、焼き立てのパンを味わいました。
伊那保育園の宮下京子園長は「子供達には、楽しみながら食べ物を作ることで、食の大切さを学んでほしい」と話していました。 -
美鈴工房パッチワークキルト展
上伊那地域に10の教室をおくパッチワーク教室「美鈴工房キルト教室」の作品展が27日から、伊那文化会館で開かれています。
会場には、会員40人の作品およそ300点が並んでいます。
美鈴工房キルト教室は、定期的に作品展を開いていて、今回で16回目です。
作品は、クッションとお揃いの柄にしたソファーカバーや、娘の結婚祝いとして作ったベットカバーなど実用的な物の他、ステンドグラスをモチーフにした鑑賞用のものなど様々です。
パッチワークは、使わなくなった布を再利用するのが一般的で、中には着物を縫い合わせて作った物もあります。
美鈴工房パッチワークキルト展は、29日日曜日まで、伊那文化会館で開かれています。 -
伊那浄水管理センター対策協議会
伊那浄水管理センター対策協議会が24日、伊那市役所で開かれ、原発事故による放射能問題を受け、脱水汚泥の放射能検査を来月実施することなどを報告しました。
24日は、伊那浄水管理センターの周辺地区になっている下新田区、上新田区、狐島区の代表者など11人が集まり意見交換しました。
県内の流域下水道終末処理場の焼却灰から微量のセシウムが検出されたことなどから、脱水汚泥の放射能濃度の検査を来月実施する方針を、市が示しました。
また、人件費削減の為に今年10月から実施する水道料金の検針など窓口業務の民間委託について委員からは「災害が起きた際、民間委託で十分な対応がとれるのか」などの意見がありました。
市では、「災害応援協定のような形を結び、極力影響がないようにしていきたい」と話しました。 -
伊那小児童がアユ稚魚放流
伊那市の伊那小学校6年文組の児童が、26日、天竜川にアユの稚魚を放流しました。
26日は、伊那小6年文組の児童33人が、天竜川にかかる大橋の左岸でアユの稚魚を放流しました。
アユは琵琶湖産で、体長は5センチから8センチほどです。
子どもたちは、プラスチックのケースにアユを入れてもらい、次々に川に放していました。
これは、天竜川漁業協同組合が、管内の小学校に呼びかけ毎年行っている事業で、今年は組合員の孫がいる文組に声がかけられました。
子どもたちは、アユは石についたコケを食べること、鮎は香る魚とも書き、スイカのような良い香りがすることなどを教わっていました。
なお、天竜川漁協では、毎年、5トン、60万匹ほどの鮎の稚魚を放流しています。
天竜川の鮎釣りの解禁は、6月25日(土)となっています。 -
藤沢警察官駐在所落成
伊那市高遠町に、伊那警察署藤沢警察官駐在所が新しく建設され、業務が始まっています。
駐在所は、前の駐在所が老朽化していたこと、隣接の長藤駐在所が今年4月から高遠交番に統合されたことなどから、移転新築されました。
国道152号沿いで、前の駐在所より2キロほど南にあります。
3月23日に完成し、すでに業務が行われています。
木造平屋建て、敷地面積はおよそ500平方メートル、床面積はおよそ140平方メートルで、床面積は前の駐在所のおよそ2倍と広くなりました。
事務室には机といすを置いたコミュニティスペースがあり、間仕切りが出来るようになっています。
一般も使えるトイレも設け、床はバリアフリーになっています。
駐在所の所員は1人で、北澤立夫所員は、「パトロールを強化して安心安全な生活の確保に努力し、地域と警察をつなぐ心の掛け橋となるよう努めていきたい」と話していました。 -
赤羽栄子さん押花絵展 「押花と染が出逢って」
伊那市美篶の押花絵インストラクター、赤羽栄子さんの押花絵作品展が26日、伊那市のベルシャイン伊那店で始まりました。
会場には新作を含む80点が展示されています。
押花を始めてから19年、13回目の展示会で、今回は「押花と染が出逢って」をテーマにしています。
染めの作品は8点あります。
刷毛と網で染料を霧の状態にして染める霧染という技法で、赤羽さんが染めた和紙や布を背景に使い、押花と合わせて独自の作品を作り上げました。
今回は、押花しおり体験会を開き、体験料を東日本大震災の義援金にあてるということです。
この赤羽栄子さんの押花絵展は31日(火)まで、伊那市のベルシャイン伊那店で開かれています。
しおり作り体験会は会期中毎日午前11時と午後2時からで、限定200枚となっています。 -
福沢一郎・木内克 二人展
伊那市の信州高遠美術館所蔵作品の企画展「福沢一郎・木内克 二人展」が開かれています。
大正から昭和にかけて作られた洋画や彫刻、51点が展示されています。
福沢一郎は、抽象画を主に描いていた画家です。
今回展示されている作品のメインとなるのは、「堕天使」です。
神話からイメージして描いたもので、他にも「女と悪魔」など、神話に関連した作品が並んでいます。
木内克は、「テラコッタ」と呼ばれる立体作品を多く残した彫刻家です。
テラコッタは、粘土を使って形を作りだし、焼いて完成させる作品です。
木内克は、たった一人の女性をモデルとして裸婦の作品を作りだすことを生涯のテーマとしていました。
福沢一郎、木内克二人展は、伊那市の信州高遠美術館で7月5日まで開かれています。 -
高遠さくらホテル 東日本大震災と長野県北部地震の義援金寄託
高遠さくらホテルは、東日本大震災と長野県北部地震の義援金として来館者や従業員から集めた義援金を20日、伊那市役所に届けました。
集まった義援金は、85,431円です。
20日は、高遠さくらホテルの山本孝史)支配人ら2人が伊那市役所を訪れ、義援金を届けました。
高遠さくらホテルでは、震災翌日から震災募金箱を設置しました。
また、4月29日から5月8日までの11日間、チャリティーGWランチバイキングを行い、売り上げの一部を義援金にあてました。
山本支配人は「震災で沈みがちな気分を盛り上げれるよう、多くのイベントを企画していきたい」と話していました。 -
水害発生に備え土のう作り
水害が発生しやすい時期を前に25日、伊那市役所で土のう作り講習会が開かれました。
講習会は水害が発生したときに備え、土のうの作り方を覚えようと伊那市の職員を対象に開かれました。
25日は、およそ40人が参加し、袋に入れる砂の量や、紐の結び方などを危機管理課の職員から教わっていました。
砂は15キロほどを入れ、重くなりすぎないようにしたほか、入れやすいように、バケツの底のあいた道具を使う職員もいました。
伊那市では今月はじめの大雨で備蓄していた土のう、およそ400個を水があふれそうな用水路などに設置したということです。
25日は、400個の土のうが作られ、市では水害に備え備蓄しておくということです。 -
伊那消防組合議会 上伊那消防広域化研究開始の方針
伊那消防組合議会は25日、H27年度を目標に上伊那の2つの消防本部を統合する消防広域化について今後研究を進めていくとする方針を決めました。
25日に開かれた伊那消防組合議会全員協議会で、伊那消防組合消防本部と伊南行政組合消防本部を統合する上伊那消防広域化について説明があり、伊那消防組合としては、広域化の研究を開始したいとする方向で意見集約されました。
今年2月、中南信での消防広域化協議が休止となったことから上伊那での広域化が検討課題となっていて、これまで、伊那消防組合を構成する伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村の意見集約が行われてきました。
上伊那で一本化されれば、災害情報の集約、部隊の効率的な運用などのメリットがあるとしています。
今後、伊南行政組合でも研究を開始するとの方針が決まれば、2つの組合や上伊那広域連合などで研究会を設置し、具体的な検討に入る事になっています。
また、今日の議会で、伊那消防組合の消防救急無線デジタル化の設計委託料、約740万円が補正予算案として提出され可決されました。 -
インドネシアメディアみはらしいちご園視察
インドネシアのメディア関係者が22日伊那市西箕輪のみはらしファームを訪れ、いちご刈りを楽しみました。
ガルーダインドネシア航空が、中部地域への誘客を図ろうと、長野県の協力を得て3年前から行っているものです。
メディア関係者を招待し、現地でその良さを報道してもらい、誘客につなげたい狙いです。
22日は、インドネシアのテレビやラジオ、新聞、雑誌の記者など9人がみはらしいちご園を訪れました。
ガルーダインドネシア航空によりますと、現在東京、大阪が観光のメインになっていて、原発事故の風評被害もあり、観光資源の豊富な中部地域をインドネシア国内にアピールしたいということです。
ハウス内では、ニュースキャスターや新聞記者が、いちごをほうばっていました。
今回は、伊那のほか、松本市や木曽地域も回る日程になっています。 -
ソリンのお茶会 豪州の紅茶楽しむ
国際交流イベントのお茶会が22日開かれ、日本人や外国人がオーストラリアのお茶を楽しみました。
お茶会は、茶道を勉強している上伊那地方事務所の国際交流員、ソリン・リッジウェイブラウンさんが開き、およそ50人が参加しました。
お茶会は2年目で、今年は日本の茶道のほか、ソリンさんの母国、オーストラリアのお茶の入れ方が紹介されました。
針金で持ち手をつけた缶にお湯と紅茶を入れ、勢いよく回します。
回す回数は3回で、お茶の葉が沈んだらカップに注ぎます。
これはおよそ200年前、イギリス人がオーストラリアに来たころからのお茶の入れ方で、現在もキャンプファイヤーなどで行われているということです。
参加者は、オーストラリア流で入れた紅茶を味わっていました。 -
看護師養成所設立に向けて検討
上伊那地域の医療問題などについて検討する上伊那地域包括医療協議会の初会合が23日、伊那市のいなっせで開かれました。
協議会では,上伊那地域に看護師養成所設立に向けて検討を進めていくとしています。
協議会は、今年3月まで設置された上伊那地域医療問題懇談会に代わるもので、医療問題について調査研究を行うものです。
会議には上伊那医師会や上伊那歯科医師会の代表、行政など25人が出席しました。
会長には、上伊那医師会顧問の神山公秀さんが選ばれました。
会議では、今年度の事業計画が示されました。
計画では、上伊那医師会の長年の懸案事項であった看護師養成所設立に向け検討を進めていくとしています。
大規模災害対策では、医療救護訓練を実施するほか、上伊那地域災害医療活動のマニュアルの作成などを計画しています。
また、コンビニ受診を控えるよう啓発活動を行うほか不足している産婦人科医や外科医師の確保に努めるとしています。
協議会では、救急医療対策委員会や大規模災害対策委員会など8つの専門委員会を設置し、それぞれの分野で検討を行います。 -
くくり罠による捕獲 充実
サルやシカなどの駆除について検討する伊那市有害鳥獣対策協議会が24日、伊那市で開かれました。
今年度はくくりわなによる捕獲を充実することなどを確認しました。
総会には、協議会を構成している伊那市やJA、猟友会など関係する団体の代表ら40人が出席し、今年度の事業計画などを決めました。
今年度の取り組みでは、くくりわなによる捕獲の充実を図るほか狩猟免許取得者の確保に向けた講習会の実施などを計画しています。
伊那市では、今年度、捕獲奨励金の充実を図っていて、ニホンジカでは4000円から5000円に、ニホンザルは5000円から6000円に増額しました。
また、免許取得や更新の補助金も充実させています。
報告によると、有害鳥獣による平成22年度の農作物への被害量は284トンで被害額は前年度よりおよそ1200万円多い5300万円に上りました。
捕獲量は、ニホンジカが914頭、イノシシが241頭、ニホンザルが125匹などとなっていていずれも前の年を上回っています。
今年度は、ニホンジカ1500頭、ニホンザル300匹、イノシシ250頭などの有害鳥獣駆除を計画しています。 -
海外の旅行会社が観光施設を視察
東日本大震災と福島原発事故の影響で海外から日本への旅行客が減っている中、4月以降、旅行会社などは、観光客を確保しようと長野県の観光施設を訪れています。
24日は、中国の旅行会社や航空会社、メディアなどおよそ40人が伊那市西箕輪を訪れました。
これは震災後、日本への旅行客が減っていることから海外メディアや旅行会社に視察・取材してもらい正確な情報を発信してもらおうと、香港の旅行会社が企画したものです。
24日は、羽広荘で地元でとれた野菜をつかったお弁当が振る舞われました。
中でも鯉の甘煮が人気でした。
また、中国のメディアがお弁当をリポートしながら味わっていました。
この後、みはらしファーム内を視察しました。
一行は、25日まで長野県内を視察し、その後は、富山県や岐阜県などを周り27日に帰国する予定です。 -
地域の防災について考える講演会
出水期を前に伊那市は、地域の防災について考える講演会を24日、伊那市役所で開きました。
講演会には、市の職員や地域防災組織の代表者などおよそ180人が集まりました。
講演会は、出水期を前に地域の防災について考えようと開かれたものです。
24日は、国土交通省河川局砂防部長を務めた牧野裕至さんが講師を務めました。
牧野さんは、地域の防災については「与えられた台本型の物ではなく、どんなことが起こりうるかそれぞれが考え、現場型の地域防災計画を作っていくべき」と話しました。
市では、「今後も防災について考える機会をもうけていく」としています。 -
最高気温16.7度
23日の伊那地域の最高気温は、16.7度と平年より5.7度低い4月中旬並みの気温となりました。
24日は天気が回復し、気温もあがるということです。 -
わんぱく親子塾 野菜の植付
保育園に通う前の子供と母親が通う伊那市西箕輪公民館の子育てサークル「わんぱく親子塾」は、23日、みはらしファームで野菜の植付をしました。
この日は、20組の親子が参加し、広さ、およそ、130平方メートルの畑で、サツマイモの苗植えや、トウモロコシとスイカの種蒔きをしました。
参加したある母親は「砂場などとは違い、土に親しむよい機会。夏の収穫が楽しみです」と話していました。
わんぱく親子塾は、保護者同士の交流などを目的に、毎月農業体験や野外学習などをしていて、今年度は36組の親子が参加しています。 -
たかとおカード加盟店会主催のチャリティーコンサート
伊那市高遠町の商店主などでつくるたかとおカード加盟店会は21日、高遠町総合福祉センターでチャリティーコンサートを開きました。
コンサートは、たかとおカード加盟店会が、音楽を通して被災地を支援しようと今回初めて開いたもので、会場にはおよそ200人が集まりました。
コンサートでは、伊那市の東部中学校の合唱部とOBが、力強い歌声を披露しました。
他に、高遠町の住民7人でつくるグループ、プロジェクトジュンペイが日本のポップスを演奏しました。
また、県内を中心に活躍するシンガーソングライターの美咲さんが、震災の犠牲者への鎮魂歌として作った曲を歌いました。
たかとおカード加盟店会の櫻井彰会長は「沈んでいる気持ちが明るくなるよう、高遠の地から元気を発信していきたい」と話していました。
コンサートの最後には、出演者全員が舞台にあがり、「上を向いて歩こう」を歌いました。
今回集まった義援金は、東日本大震災と長野県北部地震の被災地に送られるということです。 -
出水期を前に河川の巡視点検
出水期を前に国や県などの関係機関は、堤防の低い箇所や過去に漏水のあった箇所などの巡視点検を23日、行いました。
巡視点検には、天竜川上流河川事務所や消防団などおよそ30人が参加しました。
23日は、天竜川上流河川事務所伊那出張所の加藤博所長が、現場の状況を説明しながら、三峰川と天竜川のおよそ20箇所をチェックしていきました。
このうち、伊那市の三峰川橋付近の左岸では、「水の流れによって、川底が削られている箇所がある」「川の中にある樹木が流された場合、橋などの構造物に引っかかる恐れがある」などと話していました。
河川の巡視点検は24日以降も行われ、南信地域の16市町村を回わるということです。 -
一般リフォーム補助終了 下水道接続工事は引き続き受付
伊那市の今年度事業、リフォーム工事補助事業のうち一般リフォーム工事分の受付が予定数に達したことにより、25日終了しました。
なお下水道接続を含むリフォーム工事に関しては、補助予定件数に達していないことから、引き続き申請を受け付けています。
市では、30万円以上のリフォーム工事に対して一律10万円を補助する、リフォーム補助事業に、今年度、1千万円を計上していました。
当初は補助予定件数を100件としていましたが、4月中に予定件数に達したことから、150件分、1,500万円を追加し、件数を250件分、予算を2,500万円としました。
その際、市では下水道接続工事に対する補助の要望も多かったことから250件中120件に関しては下水道接続工事を含むリフォーム工事に対し補助することとしました。
市によりますと、25日現在、下水道接続を含むリフォーム工事には、予定件数120件に対し62件の申請があるということです。
この工事に関しては浄化槽接続工事も対象となる区域があります。
市ではこの補助制度を下水道接続率の向上にもつなげていきたいとしています。 -
長谷中生が総合学習でそば打ち体験
伊那市長谷の長谷中学校の生徒が19日、総合学習でそば打ちを体験しました。
長谷中学校の総合学習は、伝統文化や歴史など5つの講座があり、全校生徒51人が希望する講座に分かれて学んでいます。
この日は地域の人を講師に迎えて学習が行われました。
講座の一つ、食文化の講座では、生徒13人がそば打ちを体験しました。
趣味でそば打ちをしている杉島の宮下定博さんが指導しました。
生徒達は、そばをのしたり、切るなどの作業に取り組んでいました。
食文化講座では、長谷の郷土料理を調査し、地域の人達と交流を深めています。
学習発表を行う秋の文化祭までに5回の調理実習を行うということです。 -
福島のりんご 伊那でパンに
原発の風評被害で、伊那で再起をかけている福島の農家、佐藤浩信さんのりんごを取り入れたパンが22日みはらしファームで販売されました。
アルストロメリアで描かれたがんばろう日本の花文字。
伊那市西箕輪のみはらしファームで22日、みはらし五月まつりが開かれました。
会場の一角には、佐藤さんが福島で営む伊達水蜜園の加工品がおかれていました。
佐藤さんが生産したりんごやももをジュースやシロップ漬けに加工したものが並べられていました。
みはらしファームの一角にある手作りパン工房麦の家。
麦の家では、デニッシュにカスタードクリームやチョコレートをしぼり、佐藤さんのりんごのシロップ漬けを載せて焼いたりんごデニッシュを今日限定で販売しました。
りんごデニッシュは、焼きあがると早速販売コーナーに並べられていました。
麦の家では、今日の反応を見て、好評だったら継続的に販売していきたいと話しています。 -
進徳館の日記念少年剣道大会
進徳館の日に合わせ、21日、少年剣道大会が伊那市高遠町で行われました。
「進徳館の日記念少年剣道大会」は、進徳館教育の文武両道の精神を子供達に受け継いでもらおうと、毎年行われています。
大会には、伊那市内のスポーツ少年団や剣道教室から28団体、約150人が出場しました。
小学生は総当たり、中学生はトーナメント方式で試合を行いました。
体育館には、子ども達の掛け声や、竹刀の音が響いていました -
進徳館の日
旧高遠藩の藩校、進徳館の教育精神を見つめなおし受け継いでいこうと、「進徳館の日」の催しが21日、伊那市高遠町で開かれました。
かつて進徳館の生徒たちが、毎日、学問をする前に孔子を始めとする五聖像に拝礼していた事にならい、この日も、市の関係者が拝礼をしました。
進徳館の日は、高遠藩時代の教育精神を見つめ直し受け継いでいこうと、進徳館が創設された5月に毎年開かれています。
基調講演では、高遠中学校の野溝和人校長が「中学生に引き継がれている進徳館の心」と題し講演しました。
高遠中では、毎年、城址公園の桜まつりで観光客の案内をボランティアで行っていて、観光客と触れ合う中で、人との繋がりや感謝の心を学んでいるという事です。
野溝校長は、「観念的ではなく実用の学問であるべきとする進徳館の「実学」の精神が子供達に受け継がれている」と話していました。 -
シンポジウム「忘れまじ三六災害」
昭和36年に伊那谷を襲った「三六災害」についてのシンポジウム「忘れまじ三六災害」が21日、駒ヶ根市総合文化センターで開かれました。
シンポジウムは、三六災害からちょうど50年にあたる今年、その体験を伝承し、地域住民の防災力を向上させていこうと、NPO法人「天竜川ゆめ会議」が開きました。
シンポジウムでは、伊那市長谷、中川村四徳、大鹿村の大西山で起きた土砂崩落などについて、3人が体験談を話しました。
伊那市長谷の中山晶計総合支所長は、役場職員だった当時の体験談を話しました。
中山支所長は「災害の時に三峰川が氾濫して魚が堤防に打ち上げられた。それを拾いに行った職員が橋を渡ったところ、その直後に橋が落ちたと聞いた」と話していました。
中川村四徳出身の小松谷雄さんは、最も雨が降った6月27日の夜に見た光景について話しました。
小松さんは「山の上には居場所を合図する明りがいくつも見えた。四徳川を流れる大きな岩がぶつかりあう音で眠る事もできなかった。次の日外に出てみると、6・7畳ほどの大きな岩が蔵の下に落ちていて恐怖を感じた」と話していました。
大鹿村前村長の中川豊さんは、大西山が崩落していく様子について話しました。
中川さんは「大西山の崩落は、崩れると言うよりも真下に落ちていく感じだった。崩落の後、村の大きな水田の真ん中には大きな山ができていた」と話していました。
会場を訪れたある男性は「災害はひとごとではないということを感じた。災害対策について見つめ直してみたい」と話していました。
天竜川ゆめ会議の福澤浩代表理事は「三六災害であった体験談を絶やしてはいけない。天竜川流域は災害ととなりあっていることを学び、地域全体で防災力を高めていかなくてはいけない」と話していました。 -
中条盆栽・山野草クラブ 展示会
伊那市西箕輪の中条盆栽・山野草クラブの展示会が、21日から中条公民館で始まりました。
会場には会員15人の山野草や盆栽、およそ300点が並んでいます。
山野草では、袋状の花を付けるアツモリソウが毎年多く並びます。
地元、南アルプスや経ヶ岳産のものや北海道産のレブンアツモリなど、様々な種類が展示されています。
また盆栽は、春先の低温で葉の色づきが遅いものもあるということですが、推定樹齢が100年を超える松など、会員が丹精込めた作品が並んでいます。
会の白鳥昭平会長は「マニアの人から素人の人までいろんなお客さんが来てくれるのを楽しみに毎年精を出して育てている。ぜひ足を運んでもらいたい」と話していました。
中条盆栽・山野草クラブの展示会は22日まで伊那市西箕輪の中条公民館で開かれていて、時間は午前7時から午後4時までとなっています。