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赤羽栄子さん押し花展
伊那市美篶の押花インストラクター赤羽栄子さんの押花絵作品展が、伊那市のベルシャイン伊那店で開かれている。
アジサイの押し花などで描かれた絵画のような押し花絵をはじめ、会場には、赤羽さんがこの1年に制作した新作を中心に約100点が展示されている。
押し花そのものの魅力を活かしたいと、さまざまな素材とコラボレートして、作品にする試みを続けている。
古くなった着物を切り抜き、その上に押し花をあしらった作品のほか、切り絵の上に紅葉した葉を組み合わせた作品や、赤羽さん自身が染めた布の上に、チョウを模った花などを並べた作品などが並んでいる。
作品展は16日まで。 -
芸術文化総合フェスティバル
第22回長野県芸術文化総合フェスティバルが13日から、伊那市の県伊那文化会館で開かれている。
県芸術文化協会が毎年開いていて、県内で活動する芸術文化団体に、日頃の成果を披露し交流を深めてもらうねらいがある。
伊那会場での開催は13、14日の2日間で、37団体が参加する。
初日のステージ発表では、地元のバレエ教室やフラメンコグループなどがダンスを披露した。
2階会場では県華道教育会伊那支部の生け花展も行われていて、さまざまな流派の作品を見ることができる。
また美術展示ホールでは、県水墨画協会南信支部の水墨画展が開かれている。 -
天竜川河川敷で伐採作業
天竜川の原風景を取り戻そうと、伊那市の西春近自治協議会などが13日、地区内を流れる天竜川の河川敷で、ニセアカシアなどの木を伐採した。
自治協議会と西春近地区の住民でつくる「天竜川の環境を守る会」のメンバー約50人が三峰川と天竜川の合流点付近の河川敷で、伐採作業を行った。
協議会では、天竜川の河原を昔の姿に戻そうと4年前から河川敷に生えた外来樹木の伐採に取り組んでいる。
参加者は、チェーンソーで木を倒したり、運びやすいよう切り分ける作業に励んでいた。 -
二胡コンサート
中国を代表する民俗楽器、二胡のコンサートが12日、伊那市のいなっせで開かれ、哀愁を帯びた独特な音色が聴衆を魅了した。
コンサートを開いたのは、伊那や岡谷、茅野の二胡教室で学ぶ生徒たちで、中国ハルピン出身の二胡奏者、劉鉄鋼(りゅう・てっこう)さんが指導している。
中国やアメリカ、イギリスの民謡、日本の童謡、劉さんのオリジナル曲など19曲を披露した。
教室で学ぶ40人がそろいの衣装で演奏し、独特の音色が会場に広がっていた。
指導者の劉さんは、ハルピン師範大学の音楽教育学部を卒業後日本に渡り、二胡教室を開く傍ら作曲・演奏活動を行っている。
いなっせのホールは満員となり、アンコールに次ぐアンコールで、訪れた人たちは二胡の世界を堪能している様子だった。 -
子安神社で御神体一時引越し
神社の修復工事が行われる伊那市美篶芦沢の子安神社で13日、御神体を仮の安置場所に移動するための神事が行われた。
子安神社は鎌倉時代からあるといわれる安産祈願の神社で、江戸時代に土砂崩れにより社殿が崩壊したため、現在の場所に移築された。
今回、老朽化などが進み崩壊の危険があるとして、約100年ぶりに改修工事が行われることになった。
御神体を移動する神事、遷座式では、御神体を見ると目が見えなくなるという言い伝えがあるため、御神体を白い布で覆った状態で仮の安置場所へと移動させた。
子安神社は9月に完成する予定で、10月に行われる例大祭に合わせて、御神体を本殿に戻すという。 -
長谷地域協 「入野谷」へ名称変更問題なし
9日に開かれた伊那市議会経済建設委員会の委員会審査で、住民への説明不足として否決された、南アルプス生涯学習センターの名称を「入野谷」とする条例改正案について、12日夜開かれた長谷地区地域協議会は、名称変更は問題ないとした。
伊那市長谷総合支所で協議会が開かれ、名称変更について協議した。
南アルプス生涯学習センターは、通称「入野谷」として地域住民や観光客から親しまれている。
条例改正案は、「南アルプス生涯学習センター」を「入野谷」に変更するもの。
協議会で委員からは「入野谷として定着しているので問題はない」「呼びなれている愛称の方が親しみやすい」などの意見が出され、条例改正は問題ないとする認識で一致した。 -
オーストラリア人ソリンさんがお点前を披露
お茶会を通して国際交流をはかるイベントが13日、伊那市内で開かれた。
お茶を点てているのは日本人ではなく、オーストラリア人のソリン・リッジウェイブラウンさん。
ソリンさんは母国で知人から日本の文化、茶の湯について話を聞いたことをきっかけに興味を持ち、交換留学生として来日した4年前からお点前を学んでいる。
現在は上伊那地方事務所で国際交流員として働いている。
ソリンさんは、お茶会を通じて国際交流をしてもらおうと、このイベントを開いた。
お茶会には地域に住む外国人と日本人、合わせて23人が参加した。
参加した外国人は、隣に座った日本人に手ほどきを受けながら、お茶を味わっていた。 -
伊那市横山のザゼンソウ 顔を出す
伊那市横山のザゼンソウ群生地では、雪の中からザゼンソウが顔を出し始め、春の訪れを告げている。
横山にあるザゼンソウの群生地は、まだ積雪が15センチほどあるが、その姿を現しつつあり、西山一帯に、遅い春の訪れを告げている。 -
野口俊邦氏出馬表明
任期満了に伴い4月に行われる伊那市長選挙に、元信州大学農学部長で名誉教授の野口俊邦さんが立候補することを11日正式に表明した。
野口さんは、11日夜、伊那市美篶の信州伊那セミナーハウスで支持者が見守る中記者会見を開き、正式に立候補することを表明した。
野口さんは、具体的な政策はこれからみなさんと一緒に考えていきたいとしながらも、市民と直接対話するお出かけ市長室の設置や住民投票条例の制定、市長の給与・退職金の30パーセントカットなどを掲げている。
無所属での立候補予定で、考え方が一致する政党からの推薦があれば受ける考え。
野口さんは会見で、「伊那市の現状を見れば、必ずしも法にのっとらない、そして責任ある行政でもない。一番問題なのは、市民に冷たい市政が行われていること。これを市民が主人公で、市民にあたたかい市政に展開することが急務だと考えました。みんなの会の皆さんの強いご推薦の中で、私が先頭に立って、この状況を改善するということを決心し、今回立候補させていただくことになりました。」とあいさつした。
11日は、記者会見に引き続き、出馬表明集会が開かれた。
野口さんに出馬を要請した、今の市政に批判的な住民有志でつくる「市民本位の市政をすすめるみんなの会」の代表の1人で、産直市場グリーンファームの小林史麿会長は、「市民の要望に基づく市民参加の市政運営に変えるよう、住民パワーで戦っていきたい」とあいさつした。
立候補を11日正式に表明した野口さんは、67歳。
佐賀県出身で、九州大学を卒業後、1988年に信州大学の教授に就任。2001年から農学部長を1期務めている。
県公共事業評価監視委員会委員長、伊那市情報公開審査会と個人情報保護審査会の委員長も務めた。
立候補に向け、住所は、これまで住んでいた南箕輪村の南原から3月1日に伊那市西町に移している。
伊那市長選挙は、小坂樫男市長が引退を表明し、これまでに新人で前の副市長の白鳥孝さんが出馬を表明している。
伊那市長選挙は、4月18日に告示、25日に投開票される。 -
伊那小6年夏組 卒業記念植樹
伊那市の山寺活性化協議会が12日、ともに地元の活性化を考えてきた伊那小学校6年夏組の子どもたちのために、記念植樹会を開いた。
12日は、伊那小学校6年夏組の児童およそ30人が、山寺区にある高尾公園の土手に、集まり、樹齢20年のもみじを植樹した。
これは、卒業を間近に控えた夏組の子どもたちのために、山寺活性化協議会が企画した。
夏組は、総合学習の取り組みとして4年生の時から山寺区や伊那北駅周辺の活性化を考えてきた。
その中で、協議会とも一緒に活動し、伊那北駅前での朝市を企画し、自分たちも参加するなどしてきた。
今回の植樹には、夏組の子どもたちへの感謝と、地元を大切に思う気持ちを忘れないでほしいという気持ちを込めた。子どもたちは「伊那北駅前周辺が、今より明るく親しまれる場所になってくれたらいいな、その守り神にこの木がなってくれると思います」「ずっと賑やかな明るい場所になって欲しい」などと話していた。
子どもたちは交代しながら、もみじの根元に土をかけていた。
伊那小学校の卒業式は、18日(木)に行われる。 -
上山田区がアセス先進地視察へ
新しいごみの中間処理施設の建設候補地の隣接区、伊那市高遠町上山田区の対策委員会は、18日に環境アセスメントの先進地を視察する。
上伊那広域連合の新しいごみの中間処理施設の建設候補地となっている伊那市富県の天伯水源付近の隣接区となっている上山田区は、現地に近いこともあり押出(おしだし)地区を中心に関心が高い地域。
視察するのは、上山田区対策委員会の委員14人で、長野広域連合が可燃ごみの中間処理施設建設に向けて現在進めているアセスの現地調査の現状などを聞く予定。
一行は、18日に、上伊那広域連合や伊那市の職員とともに長野市大豆島(まめじま)の現地を訪れる予定。
上伊那広域連合では、来年度から伊那市の新しいごみ中間処理施設の環境アセスに着手する計画。 -
北原泰治さん油絵展
伊那市高遠町の北原泰治(やすはる)さんの油絵展が、はら美術で開かれている。
会場には、高遠町を中心とした伊那谷の風景など油絵約40点が並んでいる。
北原泰治(やすはる)さんは現在80歳。約40年前、高遠町の絵画クラブに参加して以来、絵を描き続けてきた。
会場には、ブドウ畑から中央アルプスを望む「伊那谷の春」や、桜の季節に高遠中学校近くから伊那の町を眺めた「高遠の春」などがある。
北原さんは自営業のかたわら絵画制作に取り組んできた。
美術家団体の示現会(しげんかい)の会員で、示現会賞を受賞したほか、高遠の四季展で奨励賞を受賞している。
この北原泰治さんの油絵展は16日まで、はら美術で開かれている。 -
伊那飲食店組合新春大会
伊那飲食店組合の新春大会が8日、伊那市内で開かれた。
新春大会は組合員の交流を図ろうと開かれたもので、会場には約100人が集まった。
大会の中で伊藤敏春組合長は「今、食の安心、安全を望む声が高まっている。飲食店として食の安全を考え、お客様を大切にしていきたい」とあいさつした。
伊那飲食店組合は、約300店が加盟していて、互いの結束を図りながら集客に努めている。
組合に加盟している各店舗では、食中毒などを出さないよう食品衛生管理を徹底するとともに、厳しい経済状況のなかサービスの充実を図り、活気ある店づくりを進めていく竏窒ニしている。 -
医学部志望高校生対象セミナー
医学部を志望する高校生を対象とした現場体験セミナーが、11日、伊那市の伊那中央病院で開かれた。
伊那北高校の生徒14人と、諏訪青陵高校の生徒3人の、合わせて17人が参加した。
セミナーは信州大学医学部が、県内の医学部を志望する高校生に医療現場を体験してもらうことで、医師の仕事や地域医療に理解を深めてもらおうと初めて、開いた。
県内4地域の病院で実施され、南信では伊那中央病院でセミナーが開かれた。
生徒たちは、医師から指導を受け救急救命法を学んだり、医療現場を見学したりしていた。
超音波実習では、実際にエコーを使って、協力する医師の肝臓や腎臓などを確認していた。
また、病理室では、がん化した大腸ポリープを顕微鏡でみる体験した。
昼食時間は、医師との懇談も行われた。
産科の医師は、「伊那中央病院では年間1100件のお産を扱っている。大変だが、難しいお産を切り抜けて、無事子どもが生まれた時は喜びがある」と生徒たちに話していた。
信州大学医学部では、「地元の病院の普段見られない現場を見ることは、進路決定だけでなく有意義なことだと思う」と話していた。 -
手良小3年生 ヤギのチョコとお別れ
伊那市の手良小学校の3年生は11日、1年生のときからともに過ごしてきたヤギとお別れした。
この日は、学校でお別れ会が開かれた。
手良小の3年生は、1年生のときに手良の牧場からヤギを借り、飼い始めた。
チョコと名付けたヤギは、3年間で3回、今月1日にも2匹のヤギを産み、合わせて4匹の母親となった。
はじめから3年間だけという約束だったので、チョコたちとはお別れをしなければならない。
こどもたちは「3年間ありがとう。」「牧場に帰ってもげんきでね」などと声をかけ最後のえさやりをした。
お別れ会には保護者らも訪れ、子供達の様子を見守っていた。
手良小学校の山口光校長は、「寒い日も、暑い日も、毎日毎日、小屋の掃除、えさやりをがんばった」と子供たちをねぎらった。
担任の上島猛教諭は、「当番の責任、命に対しての責任。そして思いやり。子どもたちは、チョコから言い表せないほどの事を学んだ」と話していた。
軽トラックに積み込まれ、チョコ一家が牧場に帰っていった。
子ども達が手作りしたチョコの小屋は、12日解体する。 -
殿島城弁当試作品づくり
伊那市東春近の地元農産物を使った「殿島城弁当」の試作品づくりが11日、春近郷ふれ愛館で行われた。
「殿島城弁当」作りは去年に続き2年目。
東春近の地域食材を活用して地域の活性化につなげようと、住民でつくる、よりあい東春近会議と東春近の女性グループ3団体が取り組んでいる。
この日は、お弁当に入れる11の献立のうち6品を作った。
献立は、春野菜の肉巻き、たけのこの煮物、菜花のからし和えなどで、今年は新しくサケの磯辺揚げも作った。
参加者は、お弁当箱に盛り付けて、彩りや料理のバランスなどを研究していた。
この「殿島城弁当」は4月16日に開かれる東春近地区協議会の歓送迎会の場で披露されることになっている。
今回の試作を基に、味つけなどの最終確認をし、歓送迎会当日は100人分を作るという。 -
伊那市観光パンフレット作成
伊那市は、親子の遊び場と花の名所をまとめたガイドマップを新たに作成した。
今回新たにつくられたのは、親子で遊べるポイントをまとめたパンフレット「親子で遊びたいな」と、市内で楽しめる四季折々の花の名所をまとめた「花に癒されたいな」。
「親子で遊びたいな」は、乳幼児から小学生の子どもを持つ家族が使いやすいようにまとめられていて、小黒川渓谷キャンプ場、みはらしファームなどの観光スポットのほか、雨の日にも使えるポイントを紹介している。
「花に癒されたいな」は、小沢花の会のシバザクラ、深妙寺のアジサイなど、四季折々の花の名所が掲載されている。
伊那市では、この2種類のパンフレットにより高遠の桜以外のポイントを紹介するとともに、観光客の目的に沿った案内をしたい考え。
パンフレットは、それぞれ1万部作成され、紹介されたポイントや各支所、観光案内所などで配布する予定。 -
わんぱく親子塾いちご狩り
保育園に通う前の子供と保護者が活動している伊那市西箕輪公民館のわんぱく親子塾は10日、みはらしいちご園で、いちご狩りを楽しんだ。
31組68人の親子が参加した。
わんぱく親子塾は毎月1回開かれていて、みはらしファームで野菜の栽培をするなど、親子で自然体験をしている。
今回は、その活動を知った羽広いちご生産組合が、いちご狩りも楽しんでもらおうと招待した。
わんぱく親子塾の本年度の活動は同日で終了した。 -
高遠の桜4月5日開花予想
日本気象協会は10日、桜の開花予想日を発表した。
それによると、高遠城址公園の桜の開花予想日は4月5日で昨年より1日、平年と比べて6日早い開花となっている。
また満開は4月10日と予想している。 -
伊那ロータリークラブ創立50周年式典
伊那ロータリークラブの創立50周年記念式典が7日、伊那市内で開かれた。会員や来賓ら約80人が集まり、50周年の認証状の伝達などが行われた。
中川博司会長は、「50周年を機に、私たちの役割が増すよう会員増強に努め、奉仕の理想と実現に向け、努力していきたい」と話した。
また、地域で活動する2団体を表彰した。
今回表彰を受けたのは、月刊総合郷土誌『伊那路』を52年間発行し続け、郷土の文化を地域に伝えてきた上伊那郷土研究会と、環境紙芝居を作成し、子どもたちに環境問題を考えることの大切さなどを伝える活動をしている伊那商工会議所女性会。
上伊那郷土研究会の伊藤一夫会長は、「ここまで活動を続けてこられたのは文化的土壌がこの地域にあったため。これからも、関係者一丸となって一生懸命やっていきたい」と話した。
また、女性会の小林旬子会長は、「会員一同、これを誇りに、末長く活動を続けていきたい」と話した。 -
伊那谷の森づくりを視察
県内外の森林関係団体や整備ボランティアなどでつくる「森に学ぶ」ネットワーク運営委員会が7日、伊那市のますみヶ丘平地林を視察した。
運営委員会のメンバーらがますみヶ丘平地林を訪れ、この森林を整備している「伊那谷森と人を結ぶ協議会」の稲辺謙二郎さんから、森づくりの現状などを学んだ。
委員会では、森林づくりに関わる人同士のネットワークを築くとともに、情報交換を行い、森林整備の技術の向上を図ろうと毎年研修会を企画している。
これまでは中信地区の森林を見てきたが、今回初めて上伊那の森林を視察した。
稲辺さんは、すでに整備が行われた場所、現在進行中の場所、これからの場所などを案内し、案内板の設置など、工夫している点についても紹介した。
また、「多様な森林を知ってもらいたいと整備をしている。ここは市民の森。市民のみなさんが、使いやすいよう整備することも心掛けている」と話した。 -
伊那地域降雪の影響
伊那地域では9日から10日午前中にかけて降った雪のため、停電や高速バスの運休、スリップ事故などが発生した。
伊那地域は、9日の降り始めから10日の降り終わりまでに10センチの積雪が観測された。
中部電力伊那営業所によると、伊那市では雪の重みで木が倒れ電線が切れたことにより、横山で21戸、ますみケ丘で15戸、小黒で11戸の合わせて47戸が停電した。午後5時30分現在、全戸復旧したという。
他には中央自動車道の諏訪インターチェンジと須玉インターチェンジの間などが雪の影響で通行止めになったことにより、高速バスが運休となった。
伊那バス株式会社によると、この影響で高速バス上下線合わせて49本が運休したが、通行止め解除により、正午から運行を再開している。
箕輪町のみのちゃんバスも雪のため遅れが出たが、午前10時に定時運行に戻った。
また、箕輪町八乙女の農道で9日の夕方、雪でスリップした軽トラックが、2台の乗用車に衝突する事故があった。
この事故で2人が軽傷を負った。
伊那警察署によると、伊那署管内では9日から10日にかけて4件のスリップ事故が発生したという。 -
長谷で移送サービス 開始
伊那市長谷地区社会福祉協議会は、高齢者を対象にしたボランティア移送サービスを8日からスタートさせた。
8日は、長谷地区社協の役員や、運転ボランティア、市の関係者等が出席し、サービス開始のセレモニーが行われた。
移送サービスは、65歳以上の独り暮らしや、高齢者のみの世帯を対象に、運転ボランティアが、病院への送迎を行うサービス。
長谷地区社協の池上 明博会長は、「長谷は南北に長い地形。開始当初は、地区内全てでサービスを行えないが、支援体制の充実を図っていきたい」と挨拶した。
運転ボランティアの一人、中山 友悦(ともよし)さんは「近所でも通院の悩みを聞いていた。気兼ねなく安心して使ってもらえるよう努力したい」と話していた。
長谷地区では、運転ボランティアに10人が登録していて、当面の間は、美和診療所への送迎のみのサービスを行うという。
なお、伊那市では、今後、地区を超えた移送ボランティアサービスを行える体制について、検討をしたいとしている。 -
下水道料金未請求 原因内訳示す
下水道使用料の未請求があったことについて伊那市は9日、その原因の内訳を伊那市議会経済建設委員会で示した。
伊那市では、下水道に接続しているにもかかわらず、使用料を請求していなかった事例134件のうち何が要因でミスが起こったのかを調査した。
その結果、過去にアパートなどでは、入居者がいなければ下水道に接続していても、使用開始届けを出さなくてもよいとしていたことがあり、その後、入居者が入っても使用開始届けが未提出のままだったケースが57件、率にして42%を占めた。
また、工事を担当する係から料金の請求を行う係に事務処理が移る時、うまく伝わっていなかったケースが25件で18%、下水道の使用開始届けの必要枚数をチェックしていなかったり、提出してもらった届出を紛失したと思われるケースが19件で14%となった。
また、無届で工事を行った業者もあった。それらはすべて市の指定工事店ではなかったという。
年度別発生件数でみると、平成19年度が39件と最も多くなっていて、次いで平成16年の24件、平成17年の20件となっている。
市では、平成5年から下水道の供用を開始していて、「当時の不完全なシステムを見直さないまま、運用を続けてきたことが今回の問題を招いた」と説明した。
市では今後、聞き取り調査を行い、事実関係を確定するという。 -
唐沢幸一さんが懐かしい写真披露
伊那市小沢の唐沢幸一さんは、昭和20年代の懐かしい写真を大きく引き伸ばし、5日の地域社協の交流会で披露した。
自宅のアルバムを整理していた唐沢さんが、昭和20年代当時の青年会全盛期の写真をみつけ、大きく引き伸ばした。
今から60年前の昭和26年11月に、青年会メンバーを撮影した写真。現在79歳の唐沢さんは、当時21歳だった。
青年会による演劇や八木節の写真もみつかった。
昭和28年2月、伊那連合青年会の弁論大会で小沢青年会が優勝した写真もある。
当時は、戦後の農村のあり方について、真剣に議論をしていたという。
写真の隣りには、写っている人の氏名と屋号が記されている。
唐沢さんは、「小沢の歴史の一端を残したいと思い、このような形にした」と話している。 -
春の高校伊那駅伝に向け応援準備
21日に春の高校伊那駅伝が開かれる。
それを前に住民有志が応援準備を進めている。
このうち、伊那市の花の愛好家グループ、小沢花の会は今年も、春の高校伊那駅伝の発着点となる伊那市陸上競技場にパンジーや芝桜を飾りつける。
9日は、会員約10人がプランターの雑草をとったり、花の育ち具合を確認していた。
会によると例年ではこの時期、パンジーの花はすでに咲いているということだが、今年は天候不順により花が遅いという。
そのためハウス内にはストーブが置かれ温度調整をしている。
花の会では大会前日の20日に、会員40人ほどで約400のプランターを運びこむことにしている。 -
小沢地域社協が園児と交流
伊那市の小沢地域社会福祉協議会の呼び掛けで、地域のお年寄りと伊那西部保育園の子どもたちが5日、一緒に遊んだ。
小沢区のお年寄りと近くの伊那西部保育園の園児が参加し、小澤地域交流センターで交流した。
園児たちは、ステージであやとりやコマ回しを披露。
お年寄りたちが丸くなって座っている中に園児たちが入り、ペアになって手遊びなどをするゲームも楽しんだ。
また、穴のあいたゲートにボールを通す手作りのグラウンドゴルフも全員で楽しんだ。
小沢地域社協の唐澤忠彦会長は、「お年寄り、子どもたちにとって良い機会だが、高齢者同志の交流の場としても活用していきたい」と話している。 -
ますみヶ丘で炭焼き体験会
伊那市のますみヶ丘平地林で8日、間伐材を利用した炭焼き体験会が開かれた。
ますみヶ丘平地林の間伐材の有効利用を図ろうと行われたもので、8日は信州大学農学部の学生など10人が参加した。
体験会は、ますみヶ丘平地林内にある炭焼き小屋で行われ、アカマツやカラマツなどの薪を釜に入れる作業が行われた。
指導には、伊那財産区議員で炭づくりのベテランの田畑昌英(しょうえい)さんがあたった。
田畑さんは、「空気が入らないようなるべく密にして並べる事が大切」と炭作りのポイントを話していた。
学生達は、窯の中に入り薪を並べていった。
4時間かけて釜に約170キロ分の薪が詰められ、火が入れられた。
炭は来週のはじめに出来上がる予定で、伊那市では環境保全協定を結んでいる新宿区との交流事業などで炭を使うという。
また、アカマツやカラマツなど、炭の出来上がりの違いを学習するという。 -
二・四事件に学ぶ上伊那の集い
戦時中、国内世論の統一を目的として、反政府的な意見を持つ農民や教員などが多数弾圧された「二・四事件」について学ぶ上伊那の集いが7日、伊那市のいなっせで開かれた。
7日は、教職員や一般など約60人が集まった。
二・四事件は、1933年の2月4日に起こった弾圧事件。
戦時中の政策として国や県が実施し、反戦運動などに関わった農民や労働者、教職員、学生などが一斉に検挙・起訴された。
県全体ではおよそ600人、上伊那では120人が検挙された。
二・四事件の掘り起こしをしている中村 正治(まさなお)さんは、上伊那では農民運動や労働運動が盛んで、反戦運動も行われていたことに触れ、「反戦運動の高まりを根こそぎ弾圧するため、上伊那は目を付けられた」と話した。
また、坂口 光邦(てるくに)さんは、県下の教職員をとりまとめていた信濃教育会が警察当局に協力し、県内での弾圧が行われたことを説明し、「二・四事件は事前に計画が十分に練られた周到なものだった」と話した。 -
県ソフトボール協会役員総会
長野県ソフトボール協会の平成22年度の役員総会が、7日、伊那市のいなっせで開かれ、新年度の事業計画案などを承認した。
7日は、県内から各地区の代表者約80人が集まり、来年度の事業計画などが承認された。
来年度は、協会としては最も規模が大きい大会、「中日本総合男子選手権大会」が8月に伊那市で開催される予定で、北信越や東海地区から集まったチームが試合を展開する。
また、4月29日の任期満了をもって、伊那市長を引退する小坂樫男市長は、現在ソフトボール協会の会長も務めていますが、市長退任と同時に、会長も退任する。
小坂会長は、「14年間会長を務めてきたが、ソフトボールは老若男女問わずできる素晴らしいスポーツ。ソフトボールさらなる発展のため、ご協力をいただいたい」と話した。