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さくら茶用 八重桜摘み取り
伊那市商工会高遠支部女性部のメンバーは2日、さくら茶に使う八重桜の摘み取り作業を行いました。
伊那市高遠町の高遠町文化体育館横には女性部が30年ほど前に植えた、3本の八重桜があります。
ここの桜は、現在満開に近い状態でメンバーらは花を摘みとっては袋に詰め込んでいました。
桜は、花が八割ほど開いた状態で塩漬けにすると出来上がりの色が濃く、香りも出るということです。
今年は、例年より3割ほど少ない70キロほどが取れたということです。
午後には、場所を移し摘み取った桜の選別をしていました。
桜は、塩で仮漬けし、陰干した後今月下旬に本漬けし来年の花見シーズンまで寝かせます。
部長の伊藤妙子さんは「来年来て下さる方に、高遠の桜の味と風味を楽しんでもらえるよう、心をこめてつくりたい。」と話していました。 -
桜シリーズ 片倉南原お堂
地域の桜をお届けする桜シリーズ。
1日は伊那市高遠町藤沢の片倉南原お堂の桜です。
伊那市高遠町藤沢のお堂にある石仏をカサのように覆うように咲いています。
高さは5メートルほどで、古木の枝垂桜です。 -
高遠城址公園 有料入園者数
伊那市高遠町の高遠城址公園の今年の有料入園者数はおよそ17万3千人でした。
平成に入ってから有料入園者数が10万人台にとどまったのは、今回で3回目です。
これは1日開かれた伊那市議会全員協議会で示されたものです。
伊那市によりますと、高遠城址公園の花見客の有料入園者数は、およそ17万3千人でした。
去年までは4月1日から散り終わりまでが有料期間でしたが、今年は開花宣言の翌日から散り終わりまでに変わりました。
これにより例年より有料期間が短くなり開花宣言が出された翌日の17日から散り終わりの29日までの12日間でした。
東日本大震災があった去年より2万千人上回りましたが、平成に入ってからこれまでに十万人台にとどまったのは、平成元年と去年の2回だけでした。
有料入園者数が一番多かった年は平成8年の39万8千257人で、最も少なかったのは有料化された昭和58年の13万4千865人です。
今年までの累計入場者数はおよそ786万4千人です。 -
片岡鶴太郎さん サイン会
伊那市高遠町の信州高遠美術館で絵画や染色などの展示会を開催している片岡鶴太郎さんのサイン会が28日、信州高遠美術館で開かれました。
タレントとして活躍している片岡さんは、絵画や陶芸、染色などの作家としても活動しています。
28日は、片岡さんの作品展が開催されている信州高遠美術館でサイン会が開かれ、ファンおよそ200人が集まりました。
片岡さんは、筆を使って丁寧にサインをするとファンと握手を交わしていました。
片岡さんはタレントとして活躍する一方、絵画など作家としても活動しています。
伊那市在住の花人、唐木さちさんの花の写真集を見て感動した片岡さんは唐木さんに連絡をとり互いに意気投合。
そらから親交を深めるなかで伊那市での展示会開催が実現しました。
4月1日からはじまった片岡鶴太郎展には27日現在で1万5千人以上が訪れています。
展示は5月6日までで入館料は一般800円、小中学生は250円となっています。 -
ポレポレの丘 スイセン見ごろ
伊那市高遠の、ポレポレの丘では、スイセンの花が見ごろを迎えています。
スイセンは連休明けまで楽しむことができるということです。 -
見頃の高遠城址公園で桜と雅楽が共演
伊那雅楽会による夜桜公演が20日夜、伊那市高遠町の高遠城址公園で行われました。
この日は高遠閣で公演が行われ、伊那市内の神職らでつくる伊那雅楽会のメンバー12人が演奏を披露しました。
夜桜公演は、桜と雅楽を一緒に楽しんでもらおうと去年企画しましたが、震災の影響で中止となり、今年初めて開催しました。
演奏では8つの楽器を使い、伝統的な曲から歌謡曲までおよそ10曲を披露しました。
訪れた人たちは、日本の伝統的な音色を楽しんでいました。
楽長の花畑樹彦さんは「いつか桜の下で演奏ができたらと思っていたので、演奏することができて良かった」と話していました。 -
高遠城址公園の桜が満開
天下第一の桜として知られる、高遠城址公園の桜が21日に満開となり、公園内は今シーズン一番の賑わいとなりました。
この日の伊那市は、日中の最高気温が22.1度と5月下旬並みで、前日日まで五分咲きだった桜は一気に満開になりました。
今年は春先に寒い日が続いたため、開花は去年よりも3日遅い16日で、満開も去年より3日遅れとなりました。
高遠城址公園には、小ぶりで濃いピンクの花を咲かせるタカトオコヒガンザクラがおよそ1500本植えられていて、その規模と歴史などから「天下第一の桜」として全国に知られています。
この日は早朝から、公園の桜と残雪の南アルプスを写真に収めようと、県外から訪れた観光客が写真を撮っていました。
埼玉県から訪れた男性は「伊那谷には桜の名所がたくさんある。毎年この時期になるとこちらへ来ては写真を撮っています」と話していました。
公園内は見頃の知らせを聞いた観光客がどっと押し寄せ、今シーズン一番の入り込みとなりました。
訪れた人たちは写真を撮ったり、御座を敷いて昼食を食べたりして花見を楽しんでいました。
京都から訪れたある男性は「地元にも良い桜はたくさんあるが、高遠の桜は素晴らしい。天気も良く最高の花見日和」と話していました。
また、花見客の中にはこんな人の姿もありました。
伊那市出身の俳優、羽場裕一さんです。
羽場さんが高遠で花見をするのは30年振りだということです。
羽場さんは「久しぶりに訪れて、こんな雰囲気だったかな、と感じた。手入れがされていてとても綺麗になった」と話していました。
伊那市では、高遠城址公園の桜の見頃は来週半ばまでとみています。
なお、三峰川沿いに設けられた山田河原臨時駐車場からはシャトルバスが出ていて、高遠城址公園まで無料で乗車することができます。 -
高遠小の児童が観光客の前で発表
伊那市の高遠小学校の児童は、高遠城址公園を訪れた観光客の前で、19日、踊りや歌を披露しました。
高遠城址公園の桜は、まだ咲き始めですが、南ゲート付近は見頃を迎えています。
19日は、高遠小学校の2年生から5年生までが、歌や踊りを披露しました。
高遠小学校では、これまで、花見遠足で城址公園を訪れていましたが、子供たちから主体的に観光に関りたいと、今回初めて、観光客の前で発表しました。
5年生は、武田信玄の5男、仁科五郎盛信の戦いを歌った「孤軍高遠城」の歌に合わせて踊りを披露しました。
3千の軍勢・仁科盛信が、織田信長の5万の軍勢に攻められ、武田の威信をかけて闘った様子を、扇を使った舞で表現していました。
高遠小では、「観光客とふれあう機会にもなりよかった」と話していました。 -
信大学長が伊那市訪問
伊那市と包括連携協定を結ぶ信州大学の山沢 清人学長らが、19日、高遠町を視察しました。
19日は、白鳥孝市長の案内で、山沢清人学長と笹本正治副学長らが、高遠町を視察しました。
高遠城址公園、信州高遠美術館、歴史博物館などを回りました。
伊那市と信州大学は、2005年に地域の産業や文化の振興、教育・人材育成、安全・安心な地域づくりなど、様々な分野で互いに協力する協定を締結しています。
今回は、連携を更に深めるため、伊那市にある資源を見てもらおうと、白鳥市長が、学長に視察を呼びかけました。
歴史博物館で、伊澤修二に関する資料を見学している際、伊澤修二が留学していたアメリカボストンのブリッジウォーター州立大学と伊那市の間で交流をしていることが話題になりました。
ブリッジウォーター州立大学からは、伊那地域の大学とも交流したいという話があったということで、信大と交流してはどうかなどといった話も出ていました。
伊那市と信州大学は、今後も、緊密に連携・協力していきたいとしています。 -
高遠城址公園 花見ムード満開
16日に開花宣言が出た、伊那市高遠町の高遠城址公園。桜の開花状況は咲き始めですが、公園内ではイベントが催され、花見ムードを盛り上げています。
かっぽれを披露したのは、東京の大道芸人で、光江流社中、桜川光江家元率いる25人です。
桜川さんによりますと、かっぽれは元気の出るおめでたい大道芸として江戸の末期に始まり、次第に寄席や歌舞伎などでも踊られるようになったということです。
桜川さんらのメンバーの中に高遠出身者がいたことなどが縁で訪れることになりました。
去年は、震災により中止となり、今年は2年ぶりの高遠での披露となりました。
桜川さんは「見ている人達に元気と笑顔になってもえれば」と話していました。 -
高遠城址公園で恋の花“開花”
16日開花宣言が出された高遠城址公園。
ここが思い出の場所という若いカップルの恋の花も開花しました。
高遠城址公園を紋付袴と振袖姿で歩く男女。
3月に入籍したばかりの新婚さんです。
夫は和歌山県出身で26歳の小川忠繁さん。
妻は愛知県出身で27歳のまやさん。
南箕輪村の信州大学農学部に通っていた2人は、4年前まやさんのアプローチでおつきあいが始まりました。
卒業後は地元に戻った2人ですが遠距離交際を続け今年3月にゴールイン。
結婚の記念写真は、2人が学生時代、共に清掃のアルバイトをしていた思い出の高遠城址公園で撮ることにし、16日撮影が行われました。
2人は公園内を歩きながら桜雲橋や高遠閣の前などでカメラに収まっていました。
花見に訪れた人たちは2人におめでとうと祝福の言葉を送っていました。
2人は忠繁さんの実家がある和歌山県で暮らしていて、「桜が満開になったらまた高遠城址公園を訪れてみたい」と話していました。 -
高遠城址公園の桜 開花宣言お預け
一方、桜の開花が待たれる伊那市高遠町の高遠城址公園は13日も、開花宣言とはならず開花はおあずけとなりました。
高遠城址公園は、朝から遠方からの観光客などで賑わっていました。
日本気象協会では、高遠城址公園の桜の開花を13日と予想していましたが、13日の開花宣言とはなりませんでした。
園内の桜はまだ蕾で、訪れた人は残念がっていました。
それでも、グラウンド付近の桜が自動販売機の持つ熱の暖かさで1、2輪咲いていて、訪れた人は写真に収めていました。
桜の管理をする桜守の稲辺謙次郎さんによると、開花は15日日曜日か16日月曜日とみています。
また、満開は20日ごろということです。 -
伊藤三千人さん油絵展
一水会会員として活躍している伊那市高遠町出身の洋画家・伊藤三千人さんの油絵展が、伊那市のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開かれています。
会場には、伊藤さんの代表作と近作48点が展示されています。
ベルシャインでの個展は、40年ほど前から2年に1回開いています。
今回のテーマは「信濃路の四季」
出身地の高遠町勝間のシダレ桜を描いた春。高遠の夕暮れを描いた夏。藤沢川の紅葉を描いた秋。
五郎山がかすむ様子を描いた冬など、四季折々の風景が並んでいます。
今回の作品展では、信州の風景のほかに、イタリアの風景を描いた水彩画などもあります。
この伊藤三千人さんの油絵展は、17日(火)まで、伊那市のベルシャイン伊那店で開かれています。 -
藤沢川の砂防工事完了
伊那市高遠町片倉の藤沢川の堰堤や砂防林など、54億円の巨費を投じ・14年の歳月をかけた砂防工事が完了し、12日竣工式が行われました。
12日は、事業を実施した国土交通省中部地方整備局や、伊那市、地元片倉の地権者などが参加して竣工を祝いました。
完成したのは、藤沢川本流に堰堤工2基、堆積工5基。支流に砂防堰堤2基など、総面積24.5ヘクタール、事業費は54億円の砂防設備です。
平成10年から14年かけて行われてきました。
この工事により、20万立方メートルの土砂をせき止めることができるということです。
天竜川上流は、中央構造線沿いに位置し、地質的にももろい地盤となっています。
藤沢川流域でも、昭和36年の36災害や昭和57年・58年の台風により、土砂災害や洪水被害に見舞われてきました。
竣工式で白鳥孝伊那市長は、「14年間に渡る大規模工事が完了し、安心して暮らせる地域になったことに感謝したい」と挨拶しました。
竣工式では、関係者が3本の桜を植樹しました。
地元片倉の砂防林対策委員会では、工事期間中、10年ほど前から、毎年、桜の植樹を行っていて現在500本ほどの桜が植えられています。
片倉砂防林対策委員会では、今後も桜の植樹を継続していきたいとしています。 -
高遠町の伊藤治夫さん(88)に高齢者叙勲
旧高遠町の助役を3期務めるなど、地域自治に功労があったとして、伊那市高遠町藤沢の伊藤治夫さんに、高齢者叙勲が送られました。
10日は伊那市の白鳥孝市長から、伊藤さんに、叙勲の伝達が行われました。
高齢者叙勲は、公共に貢献しながら春秋叙勲で勲章を授与されていない人に対し、88歳に達したときに贈られる不定期な叙勲です。
伊藤さんは、2月28日に88歳の誕生日を迎えたことから、今回叙勲が贈られました。
伊藤さんは、昭和21年に旧藤沢村職員となり、合併により高遠町の職員に。昭和51年には収入役を1期、昭和55年から平成4年まで3期助役を務めました。
伊藤さんは、「88歳になってまさか今さらと思っていたところ、叙勲を頂き、恐れ入っている」と話していました。 -
開花「待ち遠しい」 天下第一の高遠城址の桜
「天下第一の桜」として毎年多くの観光客が訪れ、今年も桜の開花が待たれる伊那市高遠町の高遠城址公園。
日本気象協会では、11日頃の開花を予想していますが、桜を管理する桜守は12日か13日頃の開花を予想しています。
市内全域の桜の管理をしている稲辺謙次郎さん。
今年は冷え込みがまだ続いていることから、開花予想よりも遅い開花になるのではと話します。
稲辺さんは「現状では蕾が開き始めた程度。気温が上がり続ければ11日の開花もあるかもしれないが、今の気温では11日の開花は厳しいかもしれない」と話していまいした。
高遠城址公園の開花宣言は、これまで桜雲橋にかかるタカトオコヒガンザクラの開花を基準に行なっていましたが、今年からは公園内のどれか1本が開花した段階で開花を宣言することになりました。
また、今年の桜について稲辺さんは「今年は雪や雨が多かった。雪で根を保護し、十分な雨で水分を蓄え、現在日もよくあたっているので、桜の枝が上を向いて元気。濃いピンクの花を咲かせる条件がそろっているので、今年は良いお花見ができそう」と話していました。 -
高遠城址公園ぼんぼり飾り付け
伊那市の高遠城址公園のさくら祭りを前に、伊那市商工会と高遠城址公園観光協議会は26日、公園内にぼんぼりを飾り付けました。
26日は、商工会と協議会のメンバーおよそ60人が城址公園にぼんぼり115基を設置しました。
高遠城址公園の桜を管理する稲辺謙次郎さんによると、開花は4月13日頃ということです。 -
画業50年 竹内徹さん油絵展
伊那市高遠町在住の洋画家・竹内徹さんの画業50年を記念する油絵展が、坂下のはら美術で開かれています。
会場には、伊那谷をはじめ信州の四季折々の風景を中心に60点ほどが展示されています。
竹内さんは現在75歳。仕事をしながら絵を描いていましたが、37歳で仕事を辞め画業に専念してきました。
1972年に日展に初入選し、以降33回の入選を果たしていて、これは県下でもトップの実績だということです。
また、1974年からは一水会の会員として活動しているほか、県展の審査員を務めるなど、伊那谷の代表的な洋画家の一人です。
今回は、画業50周年を記念しての個展となります。
去年の日展に入選した作品「待春の道」をはじめ3年位の間に描いた近作を展示しています。
竹内徹さんの油絵展は27日(火)まで、伊那市のはら美術で開かれています。 -
伊那市観光ボランティアガイドの研修会
高遠城址公園のさくら祭りを前に伊那市の観光ボランティアガイドの研修会が9日、高遠町総合福祉センターやますそで開かれました。
研修会には、ボランティアガイド37人が参加しました。
9日は、駐車場の位置やシャトルバスのルートなどを確認した他、伊那図書館の平賀研也館長が携帯情報端末を活用した案内の方法について説明しました。
平賀館長は「昔の地図と今いる場所を見比べることで、町の移り変わりなど歴史を感じることができる。案内の幅も広がるのでは」と話していました。
観光ボランティアガイドを務める武田宏さんは「訪れた人にまた来たいと思ってもらえるよう、1人ひとりがおもてなしの心で取り組んでいきたい」と話していました。 -
高遠北区の自主防災会 地震の体験会
伊那市高遠町の高遠北区の自主防災会は、防災の意識を高めようと地震の体験会を11日、開きました。
11日は、高遠町文化センターの駐車場で体験会が開かれ、区内の7つの町の住民が参加しました。
体験会は、北区の自主防災会が住民に防災意識を高めてもらおうと、市に依頼し開かれたものです。
県が保有するこの起震車は、阪神・淡路大震災や新潟県中越沖地震など実際に発生したものや、これから発生が想定されるものなど合わせて11の地震が体験できます。
震度7の揺れを体験した参加者は、「揺れると分かっていても恐い。これが突然発生したら何もできないかもしれない」と話していました。
高遠北区の丸田武男区長は「体験したことを各家庭での防災対策に活かしてほしい」と話していました。 -
地域に伝わる郷土芸能を披露する催し
地域に伝わる郷土芸能を披露する催しが4日、伊那市高遠町の高遠さくらホテルで開かれました。
この催しは、地域の文化を伝承する場にしようと、高遠さくらホテルが開いているもので、今年で8回目です。
4日は、これまでで最も多い21団体およそ210人が出演し伝統芸能を披露しました。
このうち、高遠小学校の児童9人が高遠町に伝わる舞踊「孤軍高遠城」を披露すると、客席からはおひねりが飛んでいました。
プログラムの最後には、参加者全員が輪になり伊那節を踊りました。 -
間伐材の利活用で地域活性化
間伐材の利用や森づくりなどについて学ぶ学習会が3日、南箕輪村の信州大学農学部で開かれました。
会場には、県内を中心におよそ70人が集まり、情報を交換しました。
県内の6団体で作る「森林に学ぶネットワーク運営委員会では、より良い森林や環境づくり、地域活性化などを目的に県内を中心に学習会を開いています。
今回の学習会では「間伐材の利活用に挑戦」をテーマに学生や企業、団体が活動を発表しました。
このうち、伊那市で薪ストーブの販売などを行なっている株式会社DLDは、間伐材を使った薪活用のメリットなどを説明しました。
DLDでは、2007年から薪の宅配サービスを行なっていて、上伊那地域で薪の需要が増えている現状を説明し「薪の活用は木材の地産地消につながる」と話していました。
間伐材を有効に活用することで、薪ストーブユーザー、林業関係者、薪を作る人、配達する人など、薪を中心に循環が生まれ地域の活性化につながると説明していました。
ある参加者は「今まで気づかなかった活用法を学ぶことができた。自分の地域でも活かしてみたい」と話していました。 -
高遠城址公園 咲き始めから有料に
伊那市の高遠城址公園のさくら祭り期間中の入場料は、今年、咲きはじめから、散り終わりまでが有料となります。
これは、1日、高遠町総合福祉センターで開かれたさくら祭り対策打ち合わせ会議の中で、伊那市が方針を示したものです。
高遠城址公園のさくら祭りでは、毎年、4月1日前後の公園開きの日から、散り終わりまでを有料としていました。しかし、咲いていない桜に入場料を払う事に対して、観光客から苦情が寄せられていたことなどから、桜が咲いている期間を有料とすることにしました。
有料となるのは、開花宣言が出された翌日から、散り終わりまでです。
今年は、さくら祭り期間中に、伊那市内の宿泊施設に泊まると高遠城址公園の入園料が無料となるサービスも初めて行われます。協賛している宿泊施設は、市内の16店となっています。
その他、一昨年、無料で試験的に行った伊那市役所からのシャトルバスの運行について、今年は往復100円の有料とし、最盛期の土日に実施する予定です。
伊藤 俊規高遠町地域自治区長は、「気持ちよく、高遠で過ごしてもらえるよう笑顔で観光客を迎えることを推進していきたい」と話していました。 -
今年の桜の開花傾向 高遠城址公園の桜の開花はほぼ平年並みの4月10日頃
民間の気象予報会社ウェザーニューズは、今年の桜の開花傾向を発表しました。
伊那市高遠町の高遠城址公園の桜の開花はほぼ平年並みの4月10日頃となっています。
発表によりますと、高遠城址公園の開花は4月10日頃、満開は4月15日頃と予想しています。
全国的には、2月の気温が平年より低いところが多く、つぼみの生長が遅れているため、過去5年の平均よりも遅くなるとみています。
ウェザーニューズでは、3月5日に開花予想を発表するということです。 -
山室で火事 男性が火傷
19日、伊那市高遠町山室で火事があり、この家に住む男性1人が火傷を負いドクターヘリで県内の病院に搬送されました。
伊那警察署の発表によりますと、火傷を負ったのは、この家に住む橋爪徳司さん79歳です。19日午後1時頃、山室区長の原今朝文さんが、橋爪さん宅から火が出ているのをみつけ消防に通報しました。
火はおよそ1時間半後に消し止められましたが、木造2階建て住宅と敷地内の小屋などが燃えました。
通報した原さんによりますと、火は風呂を沸かしたあと外に出していた、取り灰から出ていて、その火が建物に燃え広がったということです。
橋爪さんは、妻と2人暮らしだということで、妻は、外出していて無事でした。
橋爪さんは顔などに火傷を負い、ドクターヘリで県内の病院に搬送されました。
伊那署では火事の原因など調べをすすめています。 -
各地のジオパーク活用法学ぶ
全国各地のジオパーク保有地域が交流する「ジオパーク交流集会」が18日、いなっせで開かれ、ジオパークの活用方法などについて学びました。
この日は、伊那市を中心におよそ270人が参加しました。
ジオパークは、地質・地形を見所とする自然公園として認定された地域のことです。
交流集会は、全国に27施設ある国立青少年自然の家のうち、8施設の地域にジオパークがあることから、その8地域の自然の家のスタッフを招いて、初めて開かれました。
各地域の自然の家で行われているジオパークを活用した教育活動の発表では、高遠の他、新潟県の妙高と長崎県の諫早が発表しました。
妙高では、糸魚川構造線を活用した体験学習が行われていて、断層や翡翠、化石などの採集体験を通じて子ども達に夢を与える学習を企画しています。
高遠では、石探しや砂金の採集体験などを通じ地質への理解を深める学習を行った所、子ども達の協同学習への意欲に変化がみられたということです。
こうした発表を受け、国の教育研究機関の五島政一さんは「自分の地域を知る事で、子ども達は自分の地域を誇りに思い、地域を好きになる。地域の大人が子ども達に伝承しながら教えてあげてほしい」と話していました。
ある参加者は「地域に世界に誇れるものがあるということをPRするために、いろんな地域の情報を聞いて、協力して活動していけたら素晴らしいと思う」と話していました。
白鳥孝伊那市長は「非常に有意義な交流だった。各地の活用法を聞き、地域に合った活用方法を探るきっかけになった。ジオパークを学習に取り入れるというのはとても面白いと思う」と話していました。
交流集会では、ジオパーク保有地域の市長や村長によるシンポジウムも行われました。 -
高遠町で伝統のだるま市
伊那市高遠町で江戸時代から続く伝統のだるま市が11日開かれ、だるまを買い求める人で賑わいました。
およそ400年前から続くと言われる高遠のだるま市は家内安全や五穀豊穣などを願う鉾持神社の祈願祭に合わせて毎年開かれています。
参道に様々なだるまが並び訪れた人達が値段交渉をして買い求めていました。
値段交渉が成立すると威勢の良いかけ声と手拍子で手締めを行って家内安全や商売繁盛を祈っていました。
だるまは手のひらに乗るような小さいものから高さ60センチを超える大きなものまでありますが30センチほどのものが中でも人気でした。
商店街では高遠町の店主らでつくる本町実業団によるさくらだるまの販売や、空き店舗を利用して高遠小学校の5年生が木でつくったオリジナルの飾りなどの販売をしていました。
天候に恵まれた11日は、多くの人達が歴史のある高遠町の風情を楽しんでいました。 -
あすはだるま市 人形飾りなど並ぶ
11日のだるま市を前に、伊那市高遠町の商店街では、恒例の大だるまと人形飾りが展示されています。
商店街には、高さと幅、共に4メートルほどある赤い大だるまが飾られています。
10日は、近くの高遠第1保育園の年長から年少までの園児およそ60人が見学に訪れました。
大だるまは、五穀豊穣を祈願する「だるま市」に合わせ、毎年展示されているものです。
他にも、商店街には人形飾りが並べられていて、園児らは、自分の好きなキャラクターを探したり、人形の前で写真を撮ってもらったりしていました。
この他に、今年のだるま市には、住民有志などによる人形飾りが5点展示されています。
だるま市は10日、午前7時から午後5時まで伊那市高遠町の鉾持神社を中心に行われます。
伊那市観光協会では多くの来場を呼び掛けています。 -
アマランサスうどん 今日から新発売
伊那地域アマランサス研究会のメンバーで伊那市高遠町の製麺会社「株式会社木曽屋」は、雑穀アマランサスを生地に練り込んだうどんの販売を、10日から始めました。
新商品についての説明会が9日、伊那市の伊那商工会館で開かれました。
研究会では、商工会議所や信州大学、食品加工会社などと連携して、アマランサスを活用した地域振興を目指し、新商品の開発などを行っています。
伊那市では、毎月17日を雑穀の日としている他、去年8月からは、市内の小中学校の学校給食にアマランサス入りのうどんを取り入れています。
木曽屋の熊谷和寛社長は「学校給食のうどんをベースに独自の加工法で商品化に辿りついた。色や食感など、市販のうどんとの差別化を図ることに苦労した」と話します。
また、信州大学農学部の根本和洋助教によると「市販の物に比べてアマランサス入りは、鉄分は3倍、カルシウムは6倍多く含まれている」ということです。
雑穀アマランサスうどんは、上伊那地域のニシザワとベルシャイン全店で、1袋128円で販売されています。 -
高遠高校生徒 保育園でパネルシアター披露
伊那市の高遠高校福祉コースの生徒は、園児のために制作したパネルシアターなどを6日、高遠第一保育園で披露しました。
6日は、生徒5人が保育園を訪れ、この日のために制作したパネルシアターを披露しました。
福祉コースでは、コミュニケーションの取り方について学ぼうと、年に2回実習を行っています。
生徒達は、絵本を題材に絵を描き、発表の練習を重ねてきました。
クイズを織り交ぜながらの発表に、園児らは最後まで見入っていました。
高遠高校では、「保育士も介護福祉士もコミュニケーションの取り方には通じるものがある。将来の夢に向け、学んでいってほしい」と話していました。