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東ティモールの高校生と高遠中生徒が交流
2002年にインドネシアから独立した東ティモールの高校生が12日、伊那市の高遠中学校を訪れ、生徒達と交流した。
高遠中を訪れたのは、東ティモールの高校生12人。
今回の交流会は、高遠町出身で東ティモール特命全権大使の北原巖男さんの縁で実現した。
歓迎セレモニーで、高遠中の望月弘樹君は、東ティモールの言葉であいさつした。
東ティモールのクレメンティーナさんは「今日は楽しい時間を過ごしましょう」とあいさつした。
この後、高遠中の生徒が太鼓の演奏を披露し、東ティモールの高校生も一緒に太鼓の演奏を楽しんでいた。
最初は慣れない手つきだったが、時間が経つにつれ、リズムよくバチをたたいていた。
東ティモールの高校生一行は、6日から来日していて、高遠や白馬村、東京に滞在し、15日に帰国する予定。
高遠中学校では今後、日本大使館を通じて、手紙のやり取りなどを行い、交流を続けていきたいとしている。 -
高遠でブルーベリー狩り
伊那市高遠町の勝間ブルーベリー生産組合「さんベリー」は、今年から畑を開放して摘み取り体験を始めた。
収穫の時期を迎えたブルーベリー畑には、今朝、地域の住民が摘み取りに訪れていた。
勝間ブルーベリー生産組合「さんベリー」は、桜以外の観光資源を開発しようと6年前に発足した。
勝間にあるさくらの里近くの30aの畑には、無農薬で育てた6種類のブルーベリー千本が植えられている。
摘み取り体験は、小学生以上1人500円で食べ放題、100g200円で持ち帰ることもできる。
入園には予約が必要で、7月いっぱい楽しめるという。 -
旧長藤中学校昭和33年度卒業生「燦燦会」が同級会
旧高遠町立長藤中学校の昭和33年度卒業生でつくる燦燦会の同級会が、27日から28日にかけて開かれた。
28日は、伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンを訪れた。
燦燦会は、旧高遠町立長藤中学校の昭和33年度卒業生でつくる同級会で、本年度67歳になる。
中学を卒業してからすでに50年以上が経っているが、年に1度はみんなで集まり、同級会を開いている。
今回は同級生の一人、矢沢雄一さんが、伊那市振興公社の職員としてローズガーデンの管理をしていることから、バラ園の見学を企画した。
メンバーは、バラを見学しながら懐かしい友人との会話を楽しんでいた。 -
入笠湿原 スズラン見ごろ
入笠山の入笠湿原のスズランが見ごろを迎えている。
入笠湿原一帯には80万株のスズランの群生を見ることができる。
24日は多くの登山客が訪れカメラに収めていた。
スズランは今月いっぱい楽しめそうだ。 -
ミヤマシロチョウを守ろう
県の天然記念物、ミヤマシロチョウを守っていこうと、伊那市の小学生が22日、入笠山でエサとなるメギの植栽作業を行った。
植樹は、ミヤマシロチョウの幼虫のエサとなるメギを増やしミヤマシロチョウが生息する環境づくりをしようと平成15年から行われている。
同日は高遠小学校と高遠北小学校の4年生、合せて55人が参加し、県自然観察インストラクターの征矢哲雄さんから指導を受けた。
この後、子ども達は、グループに分かれて穴を掘り100本用意されたメギの苗を植えていった。
ミヤマシロチョウは、標高1500メートルから2000メートルの山岳地帯に生息し7月上旬から8月中旬にかけてみられる。 -
しんわの丘ローズガーデン見頃
伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンのバラが見ごろを迎えている。
ローズガーデンでは現在、80種類のバラが見頃を迎えている。
16日は多くの観光客が訪れ花を写真に納めたりしていた。
バラは6月いっぱい楽しめそうだ。 -
染色アーティスト 藤沢まゆさん染色展
伊那市高遠町在住の染色アーティスト、藤沢まゆさんの作品展が、信州高遠美術館で開かれている。
会場には藤沢さんの染色の作品11点が並んでいる。
藤沢さんは高遠町出身の23歳で、高校卒業後、東京にある美術の専門学校で染色と出会い、作品づくりを始めた。
地元で作品づくりをしたいと今年4月に高遠に戻り、今回初めて地元で展示会を開いた。
藤沢さんは、ぬかやもち粉を混ぜた染色用の糊で絵を描き、その上に一色ずつ色を染めていく手法で作品づくりをしている。
布の柔らかい質感を活かすために、水色やピンクなど淡い色を使うようにしているという。
藤沢さんの作品展は、来月18日まで、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれている。
美術館の入館料は、一般500円、小学生150円となっている。 -
山岸書道教室作品展
伊那市の美篶の書道教室「山岸書道教室」の作品展が16日まで、伊那市高遠町のガーデンテラス四季の杜で開かれている。
会場には、書道教室に通っている30人の作品52点が並んでいる。
「筆を使って書きたい言葉」を書いた毛筆作品と、鉛筆など、筆以外の物を使って書いた硬筆の手紙などが展示されている。
作品展は、普段展示する機会がない硬筆の作品もみてもらおうと開いた。
テーマは「想いを書く」。両親や友達への感謝の気持ちを手紙にしたり、ペットに宛てた手紙など様々な作品が並んでいる。
指導者の山岸美峰さんは「字を書くことが少なくなった現代で、それぞれの想いを書いて作品にすることの楽しさを知ってもらいたい」と話していた。 -
バラ祭りに合わせて周遊バス運行
伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンで開かれているバラ祭りに訪れた人たちに、商店街にも寄ってもらおうと12日から高遠の商店街を通る周遊バスの運行が始まった。
このバスは、ローズガーデンの交通渋滞緩和や商店街の活性化を目的に運行された。
商店街では、バス利用者にバラの小鉢をプレゼントするほか、各店舗で商品の割引きサービスなどを行っている。
周遊バスの運行と商店街でのサービスは、13日、19日、20日にも実施される。 -
ローズガーデンで詩の朗読イベント
伊那市高遠町の本のイベント、ブックフェスティバルのプレイベントが、12日、高遠町のしんわの丘ローズガーデンで開かれ、参加者がバラの中での詩の朗読を楽しんだ。
イベントにはおよそ15人が参加した。
このイベントは、本を通して地域活性化を図ろうと去年から開催されているブックフェスティバルの実行委員会が高遠の魅力を感じてもらおうと開いた。
この日はバラ園の中で、信州大学農学部の演劇サークルによるバラにちなんだ詩の朗読が行われた。
参加した人たちはバラの中ゆったりと流れる時間を楽しんだ。
また、世界中でベストセラーになった「アンネの日記」の主人公、アンネ・フランクの形見として知られる「アンネのバラ」についての説明もあり、アルプスバラ会の春日千定代表がバラの特徴などを説明した。
実行委員会が企画する高遠ブックフェスティバルは9月に開かれる予定。 -
アンネのバラの集い・周遊バス運行も
伊那市高遠町の本のイベント、ブックフェスティバルのプレイベントが、12日に高遠町のしんわの丘ローズガーデンで開かれ、参加者がバラの中での詩の朗読を楽しんだ。
本を通して地域活性化を図ろうと、去年から開催されているブックフェスティバルの実行委員会が、高遠の魅力を感じてもらおうと開いたもの。
この日は、バラ園の中で、信州大学農学部の演劇サークルによる、バラにちなんだ詩の朗読が行われた。
参加した人たちはバラの中でゆったりと流れる時間を楽しんだ。
また、世界中でベストセラーになった「アンネの日記」の主人公、アンネ・フランクの形見として知られる「アンネのバラ」についての説明もあり、アルプスバラ会代表の春日千定さんが、バラの特徴などを説明した。
高遠ブックフェスティバルは9月に開かれる予定。
12日からは、バラ祭りに訪れた人たちに、商店街にも寄ってもらおうと、高遠の商店街を通る周遊バスの運行も始まった。
周遊バスの運行は、ローズガーデンの交通渋滞緩和や、商店街の活性化が目的。
商店街では、バス利用者にバラの小鉢をプレゼントするほか、商品の割引きサービスも行ってる。
周遊バスの運行と商店街でのサービスは、13日と、来週の土日にも実施される。 -
草もち作りで交流
伊那市高遠町の高遠第2第3保育園の園児は8日、地域のお年寄りと草もちを作って交流した。
交流会は、園児とお年寄りが共に楽しい時間を過ごす場にしようと開かれたもので今年度2回目。
高遠第2・3保育園の園児25人と御堂垣外の高齢者クラブの6人が草もちを作って交流した。
草もちに使ったヨモギは今年の春、園児達が散歩の中で摘んだもの。
米の粉に熱湯を入れてよくこねた後、園児達はつぶしたヨモギを混ぜ合わせる作業を手伝った。
子ども達は交代しながらすりこぎをつかって混ぜ合わせていた。
その後子ども達は、お年寄りに生地を小さくちぎってもらい手のひらでまるめた。
中には手のひらに草もちがひっついてしまい上手く丸めることが出来ない子どもの姿もあった。
子ども達は、きなこをつけて出来たての草もちを味わっていた。
高遠第2第3保育園では今年度お年寄りとの交流を6回計画していて次回は9月の保育園の運動会で交流するという。 -
ローズガーデン バラ祭り始まる
伊那市高遠町の高台にあるバラ園、しんわの丘ローズガーデンのバラ祭りが6日から始まった。
6日は、バラ祭り開催を祝うオープニングイベントが行われた。
イベントでは、高遠中学校の吹奏楽部による演奏や、バラの苗木が当たる抽選会などが行なわれた。
イベントの中で白鳥 孝伊那市長は、「花は観光客をひきつける。城址公園の桜にバラと、様々な花で通年観光につなげていきたい」と挨拶した。
また、去年の6月、ガーデンで挙式をあげたカップルの結婚1年目を記念した植樹も行われた。
去年結婚したマシアス・マイケルさん、山岸 理恵さんカップルの山岸さん側の両親が、パパメイヤンと呼ばれる品種の黒バラを植樹した。
伊那市によると、ローズガーデンには、去年4万人の観光客が訪れ、おととしの2万人から倍増している。
今年は、バラ祭り期間中の土日、バラ園と、さくらホテルや高遠商店街を結ぶ周遊バスを運行する予定。
バラ祭りは、20日(日)までで、期間中は、バラの苗木や、バラにちなんだ商品の販売、ガーデンでの挙式などが予定されている。 -
入笠山で開山式
標高1955メートル、南アルプスや富士山を一望できる入笠山で5日、開山式が行われた。
開山式は、伊那市と富士見町で作る「入笠山観光連絡協議会」が毎年この時期に行っている。
伊那市と富士見町の境にある入笠山登山口で、関係者や登山者らが1年間の無事を祈願した。
今年は御柱の年ということで、富士見町木遣保存会による安全祈願が行われた他、諏訪アルプホルンクラブによる演奏が行われた。
式が終わると登山者達は、仲間と話しながら頂上を目指して歩いた。
頂上では、目の前に広がる景色を眺めながら写真を撮ったり、仲間達と弁当を広げていた。
入笠山では、これから秋にかけて季節ごとの景色や花が楽しめる。 -
高遠高校生が商店街でインタビュー
伊那市高遠町の高遠高校情報ビジネスコースに学ぶ3年生は28日、高遠の商店街でインタビュー調査した。
情報ビジネスコースの3年生25人が、5つの班にわかれ、商店街で町の魅力や必要なもの、高校生にできることなどについて質問した。
このうち、2008年にオープンした古本やコーヒーを提供している「本の家」では、経営者の1人李チョミョさんが、生徒たちの質問に答えていた。
李さんは、「今後の高遠のためにもみなさんのような若い力がぜひ必要」と励ましていた。
生徒の一人は、「高遠の商店街のことは何も知らなかったので新たな発見があった」と話していた。
「高遠再発見」と題して行なわれた今回のインタビューは、街の一員であることを再認識してもらおうと初めて行なわれたもので、今回の調査は、8月の文化祭で発表されることになっている。 -
高遠城址公園桜まつり反省会
今年の高遠城址公園桜まつりの反省会が26日開かれ、伊那市や交通機関、商工会などが出席し、渋滞緩和策などについて意見を交わした。
今年の城址公園の桜まつり期間中の入園者は、昨年より2万7190人少ない24万9493人だった。
昨年特に問題となっていた交通渋滞については、今年試行した市役所からの無料シャトルバスの運行や、伊那インターの前後のインターの利用呼び掛けなどにより改善されたとする一方で、高遠市街地への人の流入が減ったため、観光客を呼び込む方策が必要とする意見が出された。
また、満開時の雪で桜の枝が折れたことについては、夜中でも大勢の職員で雪降ろしをする、それでも足りなければ地元消防団に依頼するなど、桜を守る危機管理体制の確立を求める声があった。
伊那市では、今回出された意見を来年の桜まつりに反映させていきたい竏窒ニしている。 -
ポレポレの丘で花と音楽の夕べ
アイリス祭りが開かれている伊那市高遠町のポレポレの丘で22日、花と音楽を楽しむコンサートが開かれた。
コンサートでは、演歌歌手の藤和也さんが、特設ステージで熱唱した。
ポレポレの丘は現在、ジャーマンアイリスが3分咲きとなり、アイリス祭りが開かれている。
花の中で音楽を楽しんでもらおうと、初めてコンサートが開かれた。
観客は、開放的な野外コンサートを楽しんでいた。
ポレポレの丘には、約6万株のアイリスが植えられている。
また、九輪草などの山野草も今が見ごろとなっている。
アイリス祭りは6月中旬まで開かれている。 -
地域自治区長 高遠・伊藤俊規さん、長谷・中山晶計さん再任
伊那市高遠町の地域自治区長に伊藤俊規さんが、伊那市長谷の地域自治区長に中山晶計さんが再任された。
地域自治区長は、合併特例法に基づき、市長が選任する。
24日、市役所で辞令交付式が行われ、白鳥孝伊那市長から伊藤さんと中山さんに選任書が手渡された。
伊藤さんは「対話と現場主義を心がけ、市民目線に立ち職務を行いたい」。中山さんは、「地域住民を大事に、幸せを実感できる地域作りをしていきたい」とあいさつした。
白鳥市長は、「高遠町や長谷は過疎や獣害などの問題を抱えている。今まで以上に連携を取りながら働いてほしい」と話していた。
地域自治区長の任期は平成24年5月22日までの2年間。 -
進徳館開校150年 進徳館の日
高遠藩の藩校、進徳館が開校してから今年で150年を迎える。
伊那市高遠町の高遠閣では22日、進徳館教育を見つめなおすイベントが行われた。
「進徳館の日」と名付けられたこのイベントは、進徳館創立135年を記念して始まったもので、今年で16回目になる。
会場には約300人が集まり、講演などに耳を傾けた。
進徳館は、1860年に高遠藩の藩校として、人材育成を目的に創設され、明治時代の廃藩置県までの13年間続き、南信地域の近代教育の基礎を築いた。
校名の「進徳館」は中国の哲学、易経の「立派な人格を持った人となるためには、徳を進め、学問や仕事を身につけなければならない。忠信を尽くすことで徳は進むのである」という一文が由来とされている。
今回は創設150年を記念して初代信州高遠美術館館長の堀井英雄さんによって書かれた進徳館精神を意味した四字熟語「進徳修業」という書が進徳館に贈られ、イベントの中で紹介された。
式典が終わると、進徳館の卒業生で東京藝術大学初代校長の伊澤修二の末裔、伊澤純也さんが講演した。
伊澤さんは、修二の経歴を紹介しながら、「修二を世に出したのは高遠での教育のおかげ」と説明した。
また講演のほか、高遠小学校の児童による舞踊「孤軍高遠城」などが披露された。
参加した白鳥孝伊那市長は「まちづくり、地域づくりの基本は人づくり。進徳館教育を継承し、素晴らしい教育が広がればうれしい」と話していた。 -
天野惣平展
伊那市高遠町芝平(しびら)の旧三義小学校芝平分校で美術家、天野惣平さんが個展を開いている。
旧三義小学校芝平分校が天野さんの個展会場。
天野さんは、自宅近くのこの廃校で毎年1回個展を開いている。
入り口から中に入り、階段を上ると正面に作品が現れる。
天野さんは、空間が作品と話す。
中心にあるのは、麻をアクリルポリマーで固め、プレート状にしたものを筒状にしたもので、高さは2メートル67センチ、直径は50センチ。上からは照明が空洞となっている内部にあてられ、下にある麻が発光しているように反射している。
この筒状のオブジェは、もと教室だったこの場所で制作された。
会場を訪れた人が何かを感じて欲しいと天野さんは話している。
天野さんは、会場を訪れた人も作品の一部と話している。
21日は、伊那美術協会会長で工芸美術の木下五郎さん、洋画家の小林修一郎さんの姿もあった。
天野惣平展は、26日までで、明日は午後3時から作者を囲んでのパーティーも計画されている。 -
旧馬島家住宅で5月の節句特別展
伊那市高遠町の武家住宅・旧馬島家住宅で、5月の節句にちなんだ特別展が開かれている。
県宝に指定されている旧馬島家住宅は、伊那市の国道152号高遠バイパス沿いにある。
高遠町民族資料館を兼ねている旧馬島家では、5月の節句に合わせて、毎年武者飾りの特別展を開いている。
会場には、江戸時代・高遠藩士が所有していた甲冑や、明治から昭和にかけての幟旗、五月人形などが飾られている。
甲冑は、江戸時代・高遠藩士の山下元長という武士が所有していたというもので、伊那市の男性から借りて展示している。
また、同じ武士が所有していた夏と冬用の陣羽織も、一緒に展示されている。
幟旗や、鎧飾りは、高遠町地区などから民族資料館に寄付されたものが並べられている。
この、武者飾り特別展は、来月10日頃まで、旧馬島家住宅で開かれている。 -
バラまつり期間中 周遊バス運行へ
伊那市は、来月、伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンで開かれるバラまつり期間に合わせ、高遠町を巡回する周遊バスを初めて運行する。
17日高遠町総合支所で開かれた、高遠町地域協議会の中で白鳥孝伊那市長が報告した。
伊那市によると、年々バラまつりに訪れる人は、増加傾向にあるが、多くの観光客がバラを見たら帰ってしまうという。
そこで、市では地域や商店街の活性化を目的に、今回初めて周遊バスを運行する。
バスは、まつり期間の、6月12・13日、19、20日4日間運行される。
ルートは、高遠町の商店街を経由して、しんわ丘ローズガーデンと高遠さくらホテルを結び周回する。
料金は1日乗り放題で、大人500円、小学生以下は無料で、利用した人に対しては、さくらホテルの入浴料の割引など特典がついているという。
白鳥市長は、「桜ばかりでなく、歴史と花の高遠町をPRし、通年観光のきっかけにしたい」と話していた。 -
高遠小児童が「孤軍高遠城」練習
伊那市の高遠小学校の5年生有志は、22日に開かれる進徳館開校150年記念・進徳館の日に披露する舞踊「孤軍 高遠城」の練習に励んでいる。
練習に励んでいるのは、高遠小学校の5年生の有志、10人。
放課後を利用して、週に1縲・回、練習している。
指導しているのは、学校近くに住む重盛 君子さん。
重盛さんは、舞踊の流派である市條流の名取。
孤軍高遠城は、高遠出身の作詞家・北原徳治さんの作詞により昭和41年につくられた。
高遠城主で武田信玄の五男・仁科五郎盛信が、織田軍に高遠城を攻められ、孤軍で奮闘するも討ち死にする様子を歌っている。
重盛さんの師匠である市條 敏久さんが振り付け、昭和60年から25年にわたり、高遠小学校の運動会で子ども達が披露してきた。
運動会では、子どもたちが踊りやすいようアレンジされていたが、元の振り付けが崩れてきたとして、今回、正しい振り付けを有志が学び、進徳館の日に披露することになった。
高遠小学校の児童が孤軍高遠城を披露する「進徳館の日」の行事は、22日(土)伊那市の進徳館・高遠閣を会場に行われる。 -
元高遠町長伊東義人さん春の叙勲報告
春の叙勲で旭日双光章を受賞した元高遠町長の伊東義人さんが11日、白鳥孝伊那市長に受賞の喜びを報告した。
伊東さんが受賞した旭日双光章は、行政分野などで顕著な功績があった人に贈られる勲章。
伊東さんは現在77歳。
昭和25年に現在の高遠町河南地区にあった旧河南村の職員になった。その後、平成4年12月から平成12年6月まで旧高遠町の助役を務め、平成12年11月から平成18年3月までの5年5カ月にわたり町長を務めた。
特に平成18年の市町村合併では、町民との懇談を重ねたり、意向調査を行うなど、町民の意見を聞きながら合併の推進に尽力したとして受章した。
白鳥市長は、「今回の受章は高遠時代の功績と、合併への尽力の結果。伊那市としても栄誉なこと」と祝福した。
伊東さんは、「身に余る光栄。旧高遠の町民の皆さんを代表していただいた。今後は地域に恩返ししていきたい。また、名君保科正之公の大河ドラマ化実現のため微力を尽くしていきたい」と話していた。 -
遠照寺でぼたん祭り開園
伊那市高遠町山室の遠照寺で9日、牡丹祭りの開園式が行われた。
開園式には檀家や地区の子どもら約50人が集まった。
開園式では花まつりも合わせて行われ、子どもたちが用意されたお釈迦様の像に甘茶をかけていた。
ぼたん寺として知られる遠照寺には、160種類、2千株のぼたんが植えられている。
牡丹祭りは今年で27年目を迎え、松井教一住職によると、昨年は期間中約5千人が訪れ賑わいをみせたという。
今年は4月に気温の低い日が続いたことから、開花が例年より遅れていて花の見ごろは今月20日頃から6月上旬と予想している。
境内への入園は、花が咲き始めたころから有料となり入園料は400円。
また牡丹祭り期間中は、地元そばの会による手打ちそばの販売も行われることになっている。 -
都立の高校生が伊那市で奉仕活動
東京都板橋区の東京都立北園高校の2年生が6日、伊那市高遠町の花の丘公園で、桜の枝の片付けなどの奉仕活動をした。
伊那市を訪れたのは東京都立北園高校の2年生320人。
高校生は、春の大雪で折れた桜の枝の片付けや、遊歩道の整備に取り組んだ。
北園高校は今年度から、長野県や信州大学と連携し、タフな人間力の育成を目指して信州で勉強合宿をしたり、奉仕活動をする信州北園プロジェクトに取り組んでいる。
今回の奉仕活動はその一環で、森林での作業を通して一人ひとりが何かを感じ、進路や環境を考えるきっかけにするという。
高校生は、斜面を行き来して桜の枝を運んだり、遊歩道の石を平らに埋め直す作業をしていた。
北園高校は8日まで滞在し、伊那市のますみヶ丘平地林で間伐材を使ったプランター作りなどもした。 -
伊那市商工会女性部が八重桜の花摘み
伊那市商工会女性部高遠支部の会員らが2日、伊那市高遠町文化体育館横で桜茶で使う八重桜の摘みとり作業をした。
八重桜は女性部が販売している桜茶「桜志津久」に使うもので、同日は会員約10人が摘み取り作業などにあたった。
今年は4月に気温の低い日が続いたことから、例年より開花が遅れ、作業も10日ほど遅くなったという。
作業が終わると摘み取った花を一面に広げ、枯れているものや虫のついているものなどを取り除く、選別を行った。
選別された花は一度塩で仮漬けし、その後蔭干ししてから本漬けを行ない来年の春まで寝かせる。
できあがった桜茶「桜志津久」お花見の時期に高遠城址公園を訪れた花見客に振る舞うほか、販売も行っている。
女性部では「高遠の特産品として作り続けていきたい」と話している。 -
高遠 花の丘公園八重桜見ごろ
伊那市高遠町の花の丘公園の八重桜が、見ごろを迎えている。
花の丘公園には100種類、約2千本の八重桜や山桜が植えられている。
伊那市観光協会によりますと、今年は咲き始めが遅い一方で、花の時期が長いという。
山際の桜はこれから開花を迎えるため、しばらく楽しめるという。 -
高遠城址公園花見 渋滞緩和にシャトルバス効果
今年、花見の時期に伊那市役所から高遠城址公園まで運行したシャトルバスの利用者は5820人で、渋滞緩和に効果があったことがわかった。
市役所発シャトルバスは、今年3日間運行し、4月10日の土曜日は2500人、11日の日曜日は2160人、18日の日曜日は1160人で、合計5820人が利用した。
市役所駐車場は約千台の車を停めることができることから、市では渋滞緩和に効果があったと話している。
高遠城址公園の今シーズンの入園者数は約27万人で、昨年より4500人ほどの減となっている。 -
保科正之生誕399年祭
旧高遠藩主保科正之の生誕祭が29日、伊那市高遠町で行われた。
神事は4年前から毎年、保科正之が生まれた5月7日付近に行っていて、今年は正之生誕399年。
この日は、雨のため地域間交流施設で神事が行われ、市の関係者やNHK大河ドラマの脚本家を務めたこともあるジェームス三木さんら約50人が参加した。
ジェームス三木さんは脚本をつくる上で「主人公に負の部分が見えると視聴者の共感が得られやすい。ドラマ化が実現した際にはそういう場面を見せていく必要がある」と話していた。
保科正之のHNK大河ドラマ化に向け平成16年10月からはじまった署名は、29日現在で38万2440人となっている。
これまで、ドラマ化実現に向け8回にわたりNHKに要請をしている。
伊那市観光協会では、大河ドラマ化実現に向け、今後も署名活動を続けていきたい竏窒ニしている。