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地区ボランティアが交流
宮田村新田区と町2区の地区ボランティアが20日、交流した。相互理解を図り、今後の活動につなげようと初めて実施。「自己流では分からないこともあり、良い機会になった。今後も横のつながりを持ち、村内全域に輪を広げたい」と双方のメンバーは話した。
交流したのは、村内で最も早い1997年に発足した新田区の「ほたる」(森山悦司会長、20人)と、一昨年から活動している町2区の「ともいき」(矢亀誠一会長、10人)。
この日は「ほたる」のメンバーが、「ともいき」が定期的に開く区内高齢者対象のお茶会に参加。歌や体操などを取り入れ、団らんの場となっている様子にふれた。
「できることからやろうと始めた。お茶を飲みながらみんなで楽しんでいる」と矢亀さん。難しい取り組みをするのではなく、気楽な感覚で高齢者らとふれあいの機会を持っていると語った。
協働のむらづくりを進める宮田村では、地道な環境美化活動などを自主的に行なう「ほたる」を模範に、村社会福祉協議会が村内全地区にボランティアグループの設置を計画。
「ともいき」に続き、大原区の「おおはら」、昨年6月には大田切区に「明日葉」が発足した。
地域助け合いの中核にと期待も高まっており、組織同士の連携も重要になりつつある。「今後もこのような機会を設けて、もっと住民に地域の助け合いをアピールしたい」と村社協は話す。 -
安協の安全祈願祭
伊南交通安全協会宮田支会(小林利春支会長)は19日、安全祈願祭をJA上伊那宮田支所で開いた。村内の昨年は人身交通事故の件数が減少したが、今年に入って増えており、関係者は引き続き事故抑止が推進できるよう、気を引き締め直した。
安協や区長、議会、駒ヶ根署など約40人が出席。祭壇に玉ぐしを奉てんし、交通安全を祈った。
同村内の昨年1年間に発生した人身事故件数は40件で、前年に比べ8件減。しかし、今年は19日現在で前年同期比6件増の10件と多発している。
小林支会長はあいさつで現況にふれ「交通指導などを臨時に行ない、対処していきたい」と協力を求めた。 -
祇園祭祭典委員
あばれみこしで有名な宮田村津島神社の祇園祭(7月)を運営する氏子総代、祭典委員会の合同会議が18日夜、同神社社務所で開かれた。300年以上続く祭りの成功と無事を確認し、祭典役員を決めた。
会議には今年の氏子総代会長の川手弘昭さん=町2区=、副会長の富田好男さん=町1区=、会計の長矢好幸さん=町3区らが出席。若手でつくる祭典委員約40人と協議し、委員役員を決めた。
あばれみこしを仕切る「2年祭典」の委員長は宮沢良人さん=町3区=、同副委員長は野溝秀明さん=町1区=、同会計は小田切洋一さんを選任。
祇園ばやしの屋台巡行を手がける「1年祭典」の委員長は遠山俊幸さん=町2区=、同副委員長は大前耕一さん=町3区=、同会計は下井孝さん=町1区=を選んだ。
役員は「けがなく、事故もなく、安全な祭りを心がけたい」とあいさつした。
あばれみこしと屋台が登場する祇園祭宵祭りは今年も7月第3週土曜日の15日、本祭りは翌16日に開く。 -
生涯学習村民のつどい
宮田村公民館は19日、生涯学習村民のつどいを村民会館で開いた。国指定の推進地域として3年間取り組んだ人権教育について村内の保育園や小中学校が発表。地域と連携、交流を深め、子どもたちが日常的に人権感覚を深めることができたと成果を披露した。会場を訪れた約百人は、やさしさ、思いやりの心は地域のなかで育まれると再認識。知って理解する大切さを感じた。
同村は03年度から国の人権教育推進地域事業の指定を受けており、事業のまとめとしてそれぞれの取り組みを報告した。
保育園、小中学校ともに、地域ぐるみで推進した活動を説明。
ミニデイサービスの高齢者と交流を持った保育園、養護学校や聴導犬協会とふれあった小学校、中学校も各種団体、地域とのふれあいの中からやさしさを学んだと語った。
宮田小の野溝和人校長は「体験することで相手の意識を深めることができる。児童は地域の様々な人々と関わるなかで、ともに生きる喜びを感じられたはず」と話した。
講演会もあり、園田女子大学教授の野口克海さんが「地域が元気になる地域づくり」と題して話した。 -
梅のせん定講座
宮田村公民館は18日、梅のせん定講座を村民会館前の広場で開いた。約20人が参加し、JA上伊那宮田支所営農課の井上博志さんが指導。ほころび始めた梅のつぼみに春の気配を感じつつ、正しい木の手入れ方法を学んだ。
「今後の成長を頭で考えながら、せん定するのがコツ」と井上さん。本来は花芽に養分が行く前の12月までにせん定を行なうのが最善であると伝えた。
指導を受けて参加者もせん定に挑戦。自宅に帰ってからも技術を生かせるようにと、繰り返し質問しつつ取り組んでいた。
広場前の梅は、村民会館が完成した98年に村の若手農業者でつくる壮年連盟が記念植樹。以来管理を続けているが、正しい知識を村民に知ってもらおうと、公民館と協力してせん定講座を開いている。 -
園児の交通安全教室
宮田村中央保育園は17日、交通安全教室を同園で開いた。全園児が横断歩道の渡り方など、正しい交通ルールを学んだ。
県交通安全教育支援センターのスタッフ3人が講師。着ぐるみが登場する芝居仕立てで、信号の見方、正しい道路歩行などを分かりやすく伝えた。
「信号の前では必ず止まる。横断歩道は右見て、左見て、また右を見る。手をはっきりと高くあげてください」と指導。
さっそく年長園児は横断歩道を渡る模擬体験して、教わった通りに歩行していた。
教室は保護者会(加藤正樹会長)の主催で毎年実施。都合がついた保護者も参加し、園児と一緒に受講した。 -
中央保育園の交通安全教室
宮田村中央保育園は17日、交通安全教室を同園で開いた。全園児が横断歩道の渡り方など、正しい交通ルールを学んだ。
県交通安全教育支援センターのスタッフ3人が講師。着ぐるみが登場する芝居仕立てで、信号の見方、正しい道路歩行などを分かりやすく伝えた。
「信号の前では必ず止まる。横断歩道は右見て、左見て、また右を見る。手をはっきりと高くあげてください」と指導。
さっそく年長園児は横断歩道を渡る模擬訓練に挑戦し、教わった通りに歩行していた。
教室は保護者会(加藤正樹会長)の主催で毎年実施。都合がついた保護者も参加し、園児と一緒に受講した。 -
わが家で救急講習会
宮田村町1区の宅幼老所「わが家」(大石ひとみ代表)は16日夜、職員と利用者家族を対象に救急法の講習会を開いた。緊急時に即座に対応できるようにと、消防署救急隊員の指導で心肺蘇生法の基本実技などを学んだ。
わが家は高齢者や障害者らが利用。看護師がスタッフとして常駐しているが「自然災害も含め何がおきるか分からない。緊急時の対処を事前に身につけておきたい」(大石さん)と、社内研修の一環として実施した。
利用者家族にも呼びかけ10人ほどが参加。伊南行政組合北消防署の署員から手ほどきを受け、気道確保から人工呼吸、心臓マッサージまで一連の動作に挑戦した。
「通報から救急車が到着するまで約6分。どんな医師の治療よりも、現場に居合わせた人たちの応急手当が命を救う」と署員。
参加者は実際の現場を想定して、一人ひとり意識を高めていた。 -
宮田高原キャンプ場の利用状況
宮田村宮田高原キャンプ場の昨年の利用状況がまとまった。のべ利用者数は1433人で前年に比べ26人の減少。天候には恵まれたが、利用者数の減少傾向に歯止めはかかっていない。
同キャンプ場の営業期間は原則7月から9月末。県内からの利用者が387人に対して、県外が1046人だった。宿泊が113組とほぼ大半で、日帰りのデイキャンプ利用者は3組。
同高原は標高約1600メートルに位置し、村中心部からは約12キロ、車で20縲・0分の距離。周辺に民家などはなく、完全に下界と離れることから一部のキャンパーに人気があるが、レジャーの多様化なども影響して利用者は頭打ちだ。
キャンプ場周辺の牧場も含め、村の行政改革のなかで見直し事業の一つとして話題に挙がる現状だが、近年は活性化を模索する動きもある。
村商工会青年部がリンゴオーナーで訪れた県外の家族を対象にキャンプを実施したほか、手作りで遊具なども整備。昨年には高原を紹介するパンフレットも新調した。
村産業課商工観光課は「予算など現状維持のなかで、どれだけ工夫するかが鍵になる」と話す。 -
6年間最後の授業参観
宮田村の宮田小学校は16日、高学年の授業参観を開いた。6年生は小学校生活最後の参観。卒業まで1カ月をきった現在の気持ちや6年間の思い出を一人ひとり発表し、保護者に感謝も伝えた。
6年の3学級は各教室で参観を行なった。それぞれ「今わたしはぼくは」をテーマに各児童がスピーチ。今取り組んでいることを発表したり、友達のこと、学校での思い出などを語った。
野球やサッカー、新体操にトランペット鼓隊など。取り組んできたスポーツや文化活動について目を輝かして話す子どもたち。
一方でキャンプや臨海学校など、友人と一緒に楽しんだ良き思い出話も。
「一生懸命働いているお母さんをみならいたい」と自分の将来や夢を語る児童もいた。
参観した保護者は堂々と発表する子どもたちの姿に目を細め、成長を改めて感じていた。 -
障害者自立支援法の講演会
新年度から施行される障害者自立支援法について理解を深めようと15日、宮田村の福祉交流施設なごみ家で講演会が開かれた。障害者やその家族、地域住民ら約60人が参加。支援法によって、自己負担や生活がどのように変わるか学習した。
村や心の病と向き合う当事者グループ「さくら」の主催で、上伊那障害者支援センターの小宮山紀道さんが講師。
支援法の中味を説明し、医療や福祉サービスが支援費制度から利用者の1割負担に変更する点などを話した。
一方で、1割負担には月額上限があると解説し「無制限に1割をとられるわけではない」と説明。
そのうえで「1割負担」ばかりに目が行きがちな制度改正よりも、各自治体が独自に行なう「地域支援事業」のあり方が大切だと説明した。
今後各自治体が策定する障害者福祉計画について、どのようなサービスが盛りこまれるか注視すべきと指摘。「どうやったら過ごしやすい地域になるか、検討していくことが必要」とも述べた。
参加者は熱心に耳を傾け、不明な点などは質問。自身の今後について認識をあらたにしていた。 -
大田切獅子保存会が郷土民俗芸能を語り継ぐ集いに参加
宮田村大田切区の大田切獅子保存会(田中正登会長)は19日、高遠町で開かれる「第3回郷土民俗芸能を語り継ぐ集い」に初参加する。村内の姫宮神社例祭や地元敬老会には獅子舞を毎年奉納しているが、村外での演舞は久しぶり。「せっかくの機会。多くの人に喜んでもらえれば」と、稽古に励んでいる。
今月初めから練習を開始。仕事を終えた夜間に会員が集まり、「平(ひら)の舞」「悪魔払(あくまっぱらい」の舞を調整し続けている。
30、40代のメンバーでも1回踊ると、息がきれるほどハードだが、疲れも見せず何度も繰り返して練習。お囃子も音色をあわせ、より美しい見せ方を追求していた。
宮田村誌によると、大田切の獅子舞は明治初期に始まったとされる。7年に1度のお練りは勇壮で、伝統芸能として今も多くの人に愛されている。
対外的な演舞は10年ほど遠ざかっていたが、「せっかくの良い機会」と集いへの参加を決定。当日は会員20人ほどで会場に出向き、最高の演舞を披露する。 -
来年4月の施設使用料改定を検討、利用者に説明
宮田村教育委員会は、2007年度から村民会館や各体育施設などの使用料金を改定し、時間制に変更する考えをまとめた。1日や半日など細分化されていた料金設定を大幅に見直し、より分かりやすい体系に変更。赤字幅が特に目立った村民会館大ホールは、人件費などを換算してより実費に近づける。15日夜に開いた施設利用登録団体の連絡会で明らかにし、理解を求めた。
各施設の使用料は、平日や休日、午前、午後、夜間と細かく、利用者に分かりづらかった。1時間ごとの料金設定変更について村教委は「整理して分かりやすくするのが目的。全体的にほぼ据え置きになるよう考慮した」と説明する。
ただ、1日利用すると人件費などで約3万円の赤字を出していた村民会館大ホールについては、損失が軽減できるような料金設定とした。
登録団体連絡会には約70人が出席。村教委は今年12月の村議会定例会に料金改定の条例改正案を提出し、来年4月から実施したい考えを示した。
新井洋一教育長は「村は行革を進めており、施設使用料の見直しも行なっている。1年かけて利用者の意見を聞いたうえで最終案をまとめたい」と説明した。。
村教委は、今後意見や要望があがってきた場合に再度懇談する機会を持つ方針。村民会館は1998年の開設だが、料金改定は今まで実施していない。 -
地域づくり支援事業新年度も
宮田村は住民の自主的なむらづくりについて15万円を上限に補助する「地域づくり支援事業」を新年度も継続する。村が自立を決め、・ス協働・スを進めようと始めた同事業は3年目を迎えるが、村総務課は積極的な活用を呼びかけている。
同事業は本年度も30の申請があり、簡単な道路施設の補修、環境美化整備などから、地域イベントの活性化などにまで幅広く及んでいる。
新年度も地域のつながりを持った団体を対象に実施し、第1次募集を3月末まで行ない、予算枠が残った場合は第2次募集を5月末まで受け付ける。
問い合わせは役場総務課企画情報係85・3181まで。 -
村長が聴導犬協会の本部施設移転計画を区長会に説明
宮田村の清水靖夫村長は14日、日本聴導犬協会が本部施設を村民会館隣接地へ移転する計画に関して、区長会に経過説明した。村が用地をあっせんして村内に本部が残れるよう配慮したと言及。事業内容などから村民会館の隣接地が適地ともふれ、「福祉などの観点からも進めてきた。村民が応援する形を構築したい」と、地域に理解を求めた。
移転計画は昨年末に明らかになったが、区長会は「新聞報道で初めて知り、事前に地域へ何も知らされていなかった」と村側に説明を求めていた。
この日、村長は「協会が村外に移転地を探していると聞き、村民からは村内に残すべき施設と要望もあった。私としても村内に残ってほしいと話しを進めてきた」と説明。
村民会館隣接地に内定したことについては「数カ所候補を挙げるなかで、使い勝手などを考えたうえで決まった」と語った。
同協会は現在、JR宮田駅前の住宅街に本部があり、聴導犬や多目的補助犬を育成。村民会館隣接地は村土地開発公社から購入、一部賃借し、来年に施設を新築する。
席上、同公社の担当者は、住民説明が後回しになったことを認めながら「周辺で聞き取り調査もしたが、苦情やトラブルもない」と、協会側と交渉を進めてきた経緯を話した。
区長からは「事前に住民に説明があれば、もっとスムーズに話しが進んだと思う」「村の説明などを参考にして、住民意見を聞きたい」と意見があった。 -
みやだ夏祭り開催へ
隔年開催に変わって2度目となる宮田村の「みやだ夏祭り」が、今年も予定通り開催する見通しになった。マンネリ化なども言われてきたが、前回2年前は当時の宮田小児童がよさこいソーランを披露するなど、新たな出し物で盛りあがりもみせた。村などでつくる実行委員会は、各種団体や住民の意見などを取り入れながら、今後内容を煮詰めていく考えだ。
夏祭りは7月の第3日曜日に開き17回目。村中心街を歩行者天国にして踊りを主体にしたイベントで、前回から隔年開催に変わった。
前回は計画段階から住民の意見を聞く懇談会を設けたほか、幅広く参加を呼びかけたことも功を奏して、例年以上の盛りあがり。子どもたちなどの新たな出し物も人気を集め、後押しした格好となった。
実行委員会事務局の村商工観光係は、今年も例年通り開催日を津島神社祇園祭翌日の7月16日に予定。今後は3月に代表者会議、4月に実行委員会を立ち上げて、祭りの内容を固めていく。 -
ママさんサッカー大会に8チーム
宮田村の宮田中学校で12日、第4回TоpStoneママさんサッカー大会があり、8チームが参加し、相互交流を深めながら、競技を楽しんだ。
サッカークラブチームTоpStoneのジュニア選手(幼児縲恍・w生)のお母さんたちが出場し、懸命にボールを追いかけ、ゴールを目指した=写真。
1回戦、2回戦ともPK戦で2対1と辛勝し、決勝でピンクダンヤモンドスリー(3年)を1対0で下したムーンストーンワン(1年)が優勝した。
結果は次の通り
▽優勝=ムーンストーンワン(2)ピンクダイヤモンドスリー(3)パールホワイトセカンド(4)キャッツアイファイブ(5)G・M・D・J -
村おこし委員会が梅公園に梅の植栽とせん定作業
村商工会が呼び掛け村民有志でつくる宮田村の村おこし委員会(田中一男委員長)は、12日、新田の梅公園で梅、モミジの植栽とせん定作業をした。
作業にはボランティアを含め8人が参加、重機で植え穴を掘り、培養土を入れ、花梅(赤・ピンク、20年生)6本、モミジ(10年生)5本を植え付け、周りを踏み固め、支柱をした。
この後、地元の造園業、加藤瞳さんの指導で、花がたくさん咲くように、梅のせん定作業に精を出した。
梅公園は昨春、村の活性化になればと、同委員会で手作りで整備、夏には水辺づくりもした。
同委員会では梅が満開になる4月9日に梅の花見会を計画。野点や野ひばりの会の梅おこわ、農産物などの販売が予定されている。 田中委員長は「昨年植栽した梅は、しっかりと根付き、いい花を咲かせてくれた。春には水辺にアヤメなどを植えて、さらに公園を魅力アップさせたい」と話していた。 -
2005年度駅伝大会、赤組が優勝
冬期体力づくりクラブ 宮田村の冬期体力づくりクラブは11日、中越の室内運動場周辺コースで「2005年度(第4回)駅伝大会」を開き、11月末からの走りこみの成果を披露、赤組「焼きりんGОー」が優勝、1、2区間1位、5区以降独走体制で、圧倒的な走りを見せた。
小学3年-6年約38人が赤、白、青と6チームに分かれ、6色のたすきをつなぎ、10区間約11キロを走り抜いた。
1区は3、4年生全員でスタート、2区の5、6年生全員につないだ。3-11区間は1人または2人で走り、優勝をねらった。
結果は次の通り(敬称略)
▽優勝=焼きりんGОー(奥原慎・下平貴大・高橋賢斗・矢野春輝・吉沢峻・田中碧・伊藤花)(2)おむすびころりん(3)ブルブルブルードッグ(4)シンデレラがしんでれらぁ(5)女王の小室(6)世界の中心でピーマンをさけぶ -
理解を深めようと村議と聴導犬協会が懇談
宮田村の村議有志は13日、同村内に本部がある日本聴導犬協会と懇談した。村のあっせんを受けて同協会は村民会館隣接地へ本部移転を計画しており、理解を深めようと開いたもの。村内の一部からは村民会館の隣接地を使うことに異論も出ているが「認識を分かちあい、お互いに理解ができる関係を保ちたい」と意見交換した。
ある議員は、移転場所について村民から意見が挙がっていると指摘。別の議員は「村民の多くは協会が村内に残ってほしいと賛成だが、移転場所を提供するにあたっての村の経緯説明が不足し、戸惑っているのが本音」と説明した。
そのうえで「村民に幅広く協会のことを知ってもらうことが必要。このような機会を設けるのも我々の役割と思う」と続けた。
同協会はJR宮田駅前に本部があるが、手狭で老朽化。新たな用地を探していたが、村との仮交渉で、村民会館東隣の公共用地を購入、一部賃借する方向で昨年末に話しがまとまっている。
この日は、12人の村議のうち9人が参加。協会側が事業内容と移転計画を説明し、聴導犬と多目的補助犬のデモンストレーションも行なった。
同協会の有馬もと代表は「私たちは犬の協会ではなく、福祉の協会。補助犬を育成していくためには、地元の皆さんの理解がないと難しい」と話した。 -
現職小原氏が来春の県議選出馬の意向示す
県議会上伊那郡区選出の小原勇氏(57)=県民協働・無所属ネット=は11日夜、地元宮田村で県政報告会を開き、来年春の県議選に出馬したい意向を示した。1期目の同氏は昨年7月の宮田村長選に出馬の噂もあったが、世論をふまえて県議を続投。正式表明は改めて行なうとしたが、本紙の取材にも「県への権力集中を改め、地域主権を実践したい」と意欲を語っている。
報告会で小原氏は、県議会選挙区の見直しにふれ「現状で上伊那郡区は長谷、高遠を除いた郡部になると予想されるが、いずれにしても厳しい状況」と説明。
「1票差というあの大変な選挙を皆さんに勝たせてもらった。事情が許せば、引き続き県議として担当させてほしい」と続けた。
田中県政についは、「知事だけが民意を反映しているわけではない」と指摘。地域分権など言葉と実践が食い違っているとも語り「県庁への集権を変えなければ、地域分権、市町村への権限移譲は進まない」と訴えた。
この日は、約240人の支持者と、宮田村のほか飯島町、中川村、南箕輪村の首長ら来賓が集まった。 -
栃若さんが新曲「伊那はいいなぁー」をリリース
宮田村新田区でちゃんこ料理屋を営む元力士で歌手の栃若清光さん(71)が来月25日、伊那谷の名所や人情などを散りばめた新曲「伊那はいいなぁー」をリリースする。権兵衛トンネル開通や伊那、高遠、長谷3市町村の合併を機に「全国に伊那の良さを広めたい」と一念発起。新たなご当地ソングにしたいと期待を込めている。発売当日は伊那市駅前のいなっせで発表会を開く。
高遠の桜に天竜川、仲仙寺や駒ケ岳、伊那部宿など、次々と飛び出す名所の数々。
3番のサビの部分では「伊那はいいなぁートンネルが、出来ての恋にも便利な道よ」と、開通したばかりの権兵衛トンネルを軽快なテンポで歌っている。
「完全なる伊那の歌をつくりたい」と昨年10月、作詞家の荒川利夫さん、作曲家の高根大さんとともに各地を歩いた。
仲間の意見なども取り入れ、苦労を重ねたが「地元の人に愛され、口ずさんでもらえる歌」に仕上がった。
九州出身で大相撲に入門。幕下まで進み、角界引退後は歌手として大阪を中心に活躍した。19年前に宮田村に移り住んだが、その後も歌手活動を精力的に続けている。
「ほれこんで移り住んだ伊那谷だが、今回の曲をつくってみて、また新たな発見があった」という。
今後は各地の社会施設などへ慰問も計画。「多くの人に新曲を楽しんでもらい、地元の良さを再発見してもらうきっかけにもなれば」と目を輝かす。
新曲発表会は午後6時半開演で入場料3千円(CD付き)。CDは千円で各地のレコードショップや伊那市内などで販売するほか、通信カラオケで大手2社が配信予定。
CD、発表会などに関する問い合わせはドン企画85・2923へ。 -
リンゴオーナー反省会
中京圏の約500家族と契約を結ぶ宮田村のリンゴオーナー制度の反省会が10日夜、JA宮田支所で開いた。昨年は生育の遅れもあり、オーナーから味のバラツキが指摘されたが、今年の収獲祭も昨年と同時期の11月12日、同19日に開催すると決定した。
受け入れ農家やJA、村のほか、イベントに協力する各種団体の関係者約60人が出席。昨年の収獲祭やリンゴの出来などを振りかえった。
JAの担当者は、結果的にリンゴの質は良好だったが、天候の影響で生育が遅れたため、11月中旬の収獲祭時には未熟果が多かったと報告。
収獲祭の時期をずらすことも検討したが、寒さの影響が強まることも懸念して、今年は従来通りに11月の第2週、3週に行うと確認した。
契約会も例年通り7月23日に行なうと決めたが、村内の産業や観光と組み合わせたイベントなど、新たな取り組みも検討していくことにした。 -
商工会が旅行業界参入目指して登録を検討
全国の商工会組織で前例のない旅行紹介事業を展開している宮田村商工会(前林善一会長)は、4月をめどに県認可の旅行業登録を目指し、本格的に業界に参入しようと検討している。手続きを進めるうえで壁もあるが、同事務局は「商工会の役割でもある地域振興、地域サービスの一環として取り組みたい」と話す。
同商工会は2002年5月に、旅行紹介事業に着手。専任職員1人を雇用し、提携する旅行業者5社のツアーや商品を希望者に紹介し、仲介している。
年間の取り扱いは約200件。同商工会事務局は「会員だけでなく、一般の皆さんに数多く利用してもらっている。商工会を身近に感じてもらえたはず」と成果を説明する。
将来的には村内への誘客を積極的に図りたいという考えもあり、自前でツアーなどの商品を企画し、販売できる旅行業登録が当初からの目標。
「4年間実績を積み、業界内部の様子も分かってきた」(事務局)こともあり、2月からは添乗員資格を持つスタッフを新たに1人加えた。
商工会の旅行業登録は前例がないことだけに課題はあるが、全国商工会連合会(全国連)などは地域への貢献性が高い事業について「収益事業」として認めている部分もあり、調整を続けている。
宮田村の他にも東京・小笠原、岐阜県内の商工会が旅行業登録を目指しているが、同事務局は「地域と商工会のきずなを太くし、地域経済の活性化に結び付けるのがねらい」と、登録申請を進めたい考えだ。 -
今年も山ぶどうワイン祭り12月3日に
宮田村の特産品山ぶどうワインの生産関係者らでつくる「山ぶどうの里づくり推進会議」(会長・清水靖夫村長)は9日、幹事会を開き、今年も新酒解禁にあわせて12月3日に恒例のワイン祭りを開くと決めた。ぶどう生産量の増加が見込まれることから、ワイン以外の商品開発の積極的な研究、検討も確認した。
同村内では山ぶどうの配合品種ヤマソービニオンを14戸が栽培。今年は昨年よりも5トンほど多い30トンの収量を見込んでいる。
幹事会では、ワインを醸造し、販売する村内の本坊酒造信州工場の担当者が「収量増加を見込んだ販売計画が必要」と指摘。
ワインだけでは将来的に難しいとも示し、「ワイン以外の商品を生み出すことが、ワインの宣伝にもなり、村の文化にもなるはず」と提案した。
村や農業改良普及センターなどは、生食用やジャムなどの加工品が試作されているが、種の存在が商品化を難しくしていると報告。協力しながら、研究したい考えも話した。
昨年末に開いたワイン祭りの反省も行ない、参加者の反応は良かったが、事前のPRなどが不足気味だったと振り返った。
今年も同じ本坊酒造内の特設会場で開くことを決めたが、内容については今後の幹事会などで煮詰めていく。 -
宮田小児童会長選挙
宮田村の宮田小学校児童会は9日、新年度の会長選挙を行なった。3年生以上約430人の・ス有権者・スが候補者の演説に耳を傾け、公正な1票を投じた。
5年生各学級1人づつ計4人が立候補。投票を前に推薦責任者とともに立会演説会に臨み、公約を訴えた。
ある候補は、あいさつや掃除の徹底などを掲げ「みんなで考えを出しあえる児童会にしたい」と呼びかけ。他の候補も「仲の良い学校にしたい」など自分の考えを堂々と話し、支持を求めた。
引き続き有権者一人ひとりが、投票用紙に意中の候補をチェックして記入。投票箱に入れた。3年生も1票の重みを感じながら、初めての投票にのぞんでいた。
今後は各委員長の選出も行ない、6年生から5年生へ児童会活動が引き継がれる。 -
優しさ学ぼうと四季の会が講演会など開催へ
男女協働参画など心の問題に取り組む宮田村のグループ「四季の会」(辰野恒雄会長)は20日、子育てを全体の役割として考えてもらおうと学習会を開く。また3月5日には、喬木村出身で国内を代表する児童文学作家椋鳩十の長男を講師に、人の強さ、優しさから生きる喜びを知る講演会も予定している。
自然に囲まれた伊那谷で過ごした少年時代の体験から、人間と動物とのかかわりなどを描き続けた椋鳩十(1905‐1987、本名久保田彦穂)。没後の現在も、多くの人に読み継がれている。
3月の講演会では同氏の長男で前鹿児島椋文学記念館長の久保田喬彦さんを迎え、優しさや強さが描かれている椋文学のエピソードにふれる。
20日の学習会は言語聴能士の日詰正文さんを講師に、子育てについて理解を深める。軽度の発達障害など、療育の基本を踏まえながら、子と親の関係を見つめ直す。
同会は村内を中心にした5人で発足。村の福祉交流施設で女性のための相談室を開設したほか、先日は高遠高校福祉科の生徒を対象に男女協働参画の講習会も開いた。
事務局の辰野恭子さんは「人間の一番の基本は心の大切さ。今後も機会を通じて、みんなで考えていきたい」と話す。
20日の学習会は午後12時半から、3月5日の講演会が午後1時からで、いずれも宮田村民会館が会場。多くの参加を呼びかけている。問い合わせは事務局85・3590まで。 -
心身リフレッシュ体操サークル発足
宮田村公民館の人気講座・リフレッシュ体操教室の受講生らが中心となり7日、「心身リフレッシュ体操サークル」が発足した。教室終了後も、引き続き体を動かしたいと37人が意気投合。月に1、2回ほど集まり、体に無理な負担をかけない・ス頑張らない体操・スで健康づくりを継続していく。
身体機能改善トレーニング公認A級指導士の山岸洋子さんを講師に、3年前から冬期の4カ月間開いてきた同教室。心と対話しながらゆっくりと動かす体操は人気を集め、募集をかけるとすぐに定員に達する人気ぶりだったが、1月末で終了となった。
一方で「まだまだ続けたい」という要望も多く、サークル活動として再出発することに。山岸さんも引き続き指導することを快く引き受けた。
代表の西川政義さんは「一人で体を動かすのは本当に難しいが、みんなでやると楽しく体操ができる。メンバーの多くは中高年だが、家に閉じこもるのではなく、体が衰えないよう続けられれば」と話している。
新たなメンバーも募集中。問い合わせは西川さん85・5923まで。 -
国保税率据え置き諮問を了承
宮田村国民健康保険運営協議会(松田英俊委員長)は8日、新年度の保険税率を本年度と同率で据え置きたいとした村の諮問を審議して了承。近く村長に答申する。医療費の増加で厳しい国保運営は続いているが、本年度に大幅な税率引き上げ改定を実施したことも考慮。村は「景気の回復傾向で課税所得額も伸びると見込まれ、新年度は据え置きで乗りきれる」としている。
現行のまま据え置きになった場合、医療分は所得割額で6・55%、各保険者が負担する均等割額は1万9500円、一世帯ごとに負担する世帯別平等割額は2万円。
介護分は所得割額が1・37%、保険者均等割額は6500円、世帯別平等割額は5200円となる。
試算によると、360万円の年間所得で加入者3人世帯の年間納税額は、医療分で35万円、介護分は8万1千円。
村の国保特別会計は基金を取り崩して赤字を補てんする状況が続いており、本年度は一般医療分で20%、介護医療分で40%の大幅な税率引き上げを断行。
それでも2900万円の単年度収支赤字となり、前年度からの繰入金で補てんした。
06年度の赤字額も4300万円と推計。残高が5500万円ほどの基金を取り崩して対応せねばならず、07年度には再び税率引き上げが迫られそうな情勢だ。 -
みんな一緒に恵方巻き
宮田村の福祉交流施設なごみ家は8日、太巻き寿司にかぶりつき願いごとをする「恵方巻き(えほうまき)」を行なった。関西発祥の節分の風習だが、約30人が心ゆくまで満喫。口を広げて寿司をほおばった。
近くの住民や村福祉作業所の利用者らが参加。主婦らの手ほどきで、一人ひとり丁寧に寿司を巻いた。
今年の縁起が良いとされる「南南東」を向き、長さ20センチにも及ぶ太巻きを丸かぶり。夢や希望を頭に浮かべながら、黙々と食べた。
恵方巻きは、商売が閑散期となる節分にあわせ関西地方の寿司屋が始めたなど諸説ある。近年はコンビニエンスストアや大手スーパーが着目し、全国的に人気が高まっている。
なごみ家では昨年に続き2回目だったが、「にぎやかにみんなで食べれて楽しいじゃない」と大好評。モリモリ食べて、福を招き入れていた。