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伊南バイパス沿いに大型店の出店を計画するベイシア、4月に商工観光課を訪問
駒ケ根市の杉本幸治市長は12日夜、本町、仲町の商店事業者らと開いた会合の中で、市内福岡の伊南バイパス沿線に大型店の出店を計画しているスーパー「ベイシア」(本部・群馬県)が、この4月に駒ケ根市の商工観光課を訪れ、同バイパス沿線における建物の建設規制などについて問い合わせていたこと明らかにした。
杉本市長は、この日開かれた「市長と語る会」の中で、参加者から出た「伊南バイパスの大型店出店計画はどうなっているのか」という質問に答えた。
杉本市長は「ベイシアは4月に入って商工観光課に来て、建物の規制について聞いていった。もう一つ(カインズホーム)の方は具体的にどうこうという話はないが、地権者に当たっているという話はある」と説明。その上で「行政としては伊南4市町村の議会で大型店の出店に反対する声明を出している。また、伊南バイパスの土地利用計画の中でも高さ制限などの規制をしており、事業者側には大型店の出店には市議会の議決が必要なことなども伝えている」とした。
一方で、最終的に民間同士の話し合いで決まってしまうケースもあることから、大型店の出店を抑えることの難しさも示した。
「ベイシア」と同社のグループ企業である「カインズホーム」が伊南バイパス沿線に合計店舗面積1万平方メートルに及ぶ大型店の出店を計画しているとの話が浮上したのは昨年のこと。これを受け昨年4月、当時の市長・中原正純氏は出店に反対する声明を出し、市議会もその声明に名を連ねた。
取材に対し、ベイシア側は「回答できない」としている。 -
57さくら会が駒ケ根高原一帯でごみ拾い
駒ケ根市の赤穂中学校を昭和57年(1982年)に卒業した同窓生でつくる「57さくら会」(松井秀之会長、350人)が11日、ゴールデンウィーク明けの駒ケ根高原一帯でごみ拾いをした。作業には約80人が参加。訪れる観光客に美しい駒ケ根高原を楽しんでもらうべく、ごみ拾いに励んだ=写真。
取り組みは同会の「厄除け慰霊部会」が今年初めて企画したもの。例年同会は、早く亡くなった同窓生の慰霊、市に対する記念品の贈呈などに取り組んできたが「何か地域に貢献できることがないだろうか」と考え、ごみ拾いに取り組むことを決めた。
参加者は7班に分かれて早実グラウンド周辺から駒ヶ根橋一帯のごみを収拾。思い出話しに花を咲かせながら作業に励んだ。
松井会長(41)=上穂=は「厄年会は再開、慰霊、地域への感謝という3つをテーマに取り組んできた。その中でこれまで『地域への感謝』という課題が残っていたが、取り組みを通じて改めて地域への感謝を伝えられれば」と話していた。 -
駒ケ根市で第23回市長杯争奪市民マレットゴルフ大会開催
駒ケ根市長杯争奪第23回マレットゴルフ大会が11日、東伊那の「ふるさとの丘マレットゴルフ場」であった。日ごろから練習を重ねてきた110人が参加。28組に分かれ、優勝カップを目指し、競い合った=写真。
同大会は県知事杯の予選を兼ねて毎年開催しており、男子の上位3人、女子の上位1人が県知事杯の出場権を手にする。
参加者の平均年齢は70歳以上と高齢だが、日ごろから鍛えているマレットゴルフの腕は健在。
「しっとりとしたコースの方が良い成績が出るんだよ」などと話しながら、仲間とのプレーを楽しんでいた。
結果は次の通り。
◇総合優勝=松下二郎(町3)113
◇男子▼優勝=馬場祐司(北割1)114▼準優勝=山口克巳(中沢)115▼3位=仁科求(市場割)116
◇女子▼優勝=白石文江(中割)119▼準優勝=山口ひで子(北割2)120▼3位=下平一恵(中沢)121
◇ホールインワン=山口ひで子、村上久幸、下平治男、小池和美、滝沢博志、木村政三、松下二郎 -
この4月からエコーシティー・駒ヶ岳放送課の一員に
駒ケ根市経塚
大矢真央(まなか)さん(18)地元がすごく好きで、この地域の良さをもっとここに住んでいる人たちに伝えたかったんです竏秩B
この4月、念願だった報道の世界へ飛び込んだ。現在伊南4市町村のコミュニティー情報を伝える「エコーシティー・駒ヶ岳」の一員として、毎日地域を飛び歩いている。
入社までにはちょっとしたエピソードがある。
高校3年生の時、職場体験でエコーシティーを訪れ「ここで働きたい」と確信を持った。その後、採用について会社側に問い合わせたところ、その回答は「今年は採用がないんです」だった。しかし、彼女は諦めなかった。
採る採らないはいいので、とりあえず試験だけは受けさせてください竏秩B
その熱意を伝え、見ごと採用となった。
「その時は本当に緊張しました。でも、高校時代に入っていたソフトボール部のコーチが『元気な気持ちと勇気をもって頑張れ』って言ってたことを思い出して。思い切ることができました」と振り返る。
◇ ◇
報道の世界に興味を抱いたのは小学1年生の時。
「ニュースを伝える人だって、悲しいことや辛いことがあると思う。でも、テレビで見るアナウンサーは、毎朝変わらない笑顔で『おはようごさいます』って伝えていた。その姿が印象的だった」
その姿が、いつしか自分の将来の夢となった。
また、18年間を過ごしてきたこの地域も好きだった。
「高校生の時、ソフトボール部の遠征で別の地域に行って帰ってきた時、山を見るとほっとしました。道を歩いていても普通に話し掛けてくれたり、困っていたら助けてくれる。人が温かいんです」と語る。
◇ ◇ -
協働のまちづくりの拠点として設置を目指す「市民活動センター」について杉本市長「公設民営で」運営を進めたい考えを明示
協働のまちづくりの拠点として「市民活動支援センター」の設置を目指す発起人会(鈴木明代表)が12日、駒ケ根市役所であった。来月発足する設立準備会の規約やメンバーなどを確認。杉本幸治市長との懇談もあり、センターの設置に対し杉本市長は「協働のまちづくりを進めていくには拠点が必要。また、センターの設置は公設民営で施設は市がつくり、運営はみなさんにお願いした方が活発になると思っている」と語り、公設民営のセンター設置を考えていることを示した。
杉本市長は懇談の中で「協働のまちづくり条例」を6月議会に提案する方針であることを伝え、その中にも拠点となる場が必要であることを明示していることを説明。センターの設置は公設民営で進めたいとしたが、「今すぐに大きな施設をつくるのは難しいため、既存施設を使ってと考えている。設置場所については中心市街地の活性化なども含め、みなさんにいろんな意見を出してもらい、できるだけ早く拠点をつくりたい」とした。
また、設立準備会については、発起人会のメンバーがそのまま準備会へと移行するほか、発起人一人ひとりから適任者を2人まで推薦してもらい、おおむね33人程度で運営していく。
センターの設置については、昨年提言書をまとめた市民団体「こまがね市民活動推進会議」(鈴木明座長)の提言にも「公設民営で」という文言が含まれていた。 -
上伊那消防協会がポンプ操法指導員講習会を開催
上伊那8市町村の消防団でつくる上伊那消防協会(下平昌男協会長)は11日、ポンプ操法指導員講習会を駒ケ根市内で開いた。上伊那各地の消防団員ら約200人が参加。県消防学校から2人の講師を迎え、消防団の技術を競う大会の審査で重視される基準などを学んだ。
講習会は今年で3回目。例年夏になると、県内の消防団が日ごろの訓練の成果を競う県大会(県消防協会主催)が開催される。それに先立ち、上伊那でも大会に出場する選手を決めるため、市町村大会を開催するため、各地区の消防団に統一の審査基準にを知ってもらい、それに基づきながら練習に励んでもらうとともに、上伊那全体でレベルアップを図っていこう竏窒ニ開催している。
この日は小型ポンプと自動車の操法について研修=写真。講師の指導に基づき、減点対象となる動きなど確認し、本番に備えていた。 -
駒ケ根JC講演会
まちづくりに本気で取り組もうと駒ケ根青年会議所(田中靖隆理事長)のJAYCEE拡大実践会議(本多実会議長)は9日夜、『お金でなく人のご縁ででっかく生きろ!』などの著書がある飲食店チェーン・クロフネカンパニー代表の中村文昭さんの講演会「夢の具現化に向けやり抜く念いを胸に」をアイ・パルいなんで開いた。約200人が集まり、中村さんの話に聴き入った。
三重県出身の中村さんは18歳の時、家出同然で単身上京。焼き鳥屋で偶然隣に座った、人生の師と仰ぐ人との出会いから得られたことについて熱く語り掛けた=写真。「人間の値打ちは金を稼ぐことではなく、稼いだ金をどう使うかで決まる。夢を持ち、真剣に考えて本気で生きよう」と話し、人との出会いや、高い理想を持つことの大切さを訴えた。
中村さんは野菜の行商から商売を始め、バーやレストランのチェーン店を経営するまでになった。経験をもとにした講演活動を全国で展開する傍ら、引きこもりやニートの若者を集めたボランティア活動などを行っている。 -
駒ケ根市立博物館で南信さくらそう会のサクラソウ展
上下伊那のサクラソウ愛好者でつくる「南信さくらそう会」(会員23人、小林章吾会長)による第15回サクラソウ展が11日まで、駒ケ根市立博物館で開かれている。ピンク、白、紫色のサクラソウ180種約200鉢が可憐に咲き、訪れた人の心を和ませている=写真。
飯島町、駒ケ根市を中心に飯田市から伊那市までの会員がともに活動している同会は例年、飯島町と駒ケ根市の2会場でサクラソウ展を開催してきた。しかし、サクラソウは育てるの非常に難しい花。同時期に2会場分のサクラソウをそろえるのは大変な苦労もあったため、今年から1会場に絞り、1年ごと駒ケ根会場、飯島会場で交互に開催することにした。
会場には花びらの表裏で色が異なるもの、花びらの形が特徴的なものなど、さまざまサクラソウが並び、その名称も「十二単」「秋の装」「君の宴」など多種多彩。
小林会長(80)=飯島町=は「強い色はないが、優しい色彩が持つ奥ゆかしさは魅力。さまざまなサクラソウを楽しんでいただければ」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時まで)。 -
中沢地区食文化を考える会シイタケなどの駒打ちを実施
地元の食文化についてもう一度考え直そう竏窒ニ、中沢公民館と同地区の営農組合、保育園、小学校などでつくる「中沢地区食文化を考える会」が7日、シイタケやナメコ、クリタケなどの駒打ちをした。初回のこの日は「ふるさとの自然と体験の会」のメンバーや、中沢小学校の児童など約30人参加。シイタケ栽培農家の水上平八郎さん(53)=北割1区=が駒打ちの方法などを伝授した後、児童らはかなづちを使ってキノコの菌を原木にうめ込んだ=写真。
同会は子どもたちに地域の食文化を伝えていくことなどを目的として昨年2月に発足。今後は、田植えや大豆の種まき、フナ取りなど、地域に根ざした食農体験学習を年間を通して展開していく。
今回は中沢地区でも生産する家庭が多いシイタケに着目。どうやってキノコが育つのかを学ぶとともに、キノコが苦手な子どもにはそれを克服してもらおうと考えた。
児童らは、大人がドリルで穴を開けた原木に、さまざまなキノコの菌をかなづちで打ち込む作業に挑戦。この日初めて駒打ちをした6年生の竹村泰地君(11)=菅沼=は「初めてやったけど、たくさん打てて良かった」と話していた。
また、中沢公民館の山口久人館長は「今の子どもはキノコが嫌いな子も多いが、自分たちで作ったものは何でも食べられるという。子どもたちに地元のキノコを好きになってもらえれば」と話していた。 -
(登場)駒ケ根市立図書館、博物館の館長
小川清美館長(60)今、日本の子どもの読解力が低くなったと言われている。なぜこんなに低くなったか。その根幹には、やっぱり読書離れがある。自分自身教育の中で読書を大切にしてきたが、図書館としても「小さいうちから親子で語らい、読書をしましょう」と地域や家庭に呼びかけていきたい竏秩B
今年3月、東伊那小学校の校長を定年退職した後、駒ケ根市立図書館長に着任した。現在博物館の館長も兼務している。教育の一線からは退いたが「身近なところに本がたくさんあるっていうのはいいね。学校に比べれば、ここには20倍、30倍の本がある。だから子どもたちには『おいでおいで』って呼びかけていきたい」と語る。
教員時代から、読書教育には力を入れてきた。校長を務めた東伊那小学校では、朝読書を導入。また「ノーゲーム・ノーテレビデー」などを通して、読書しやすい環境づくりと親子で語らう時間づくりに務めてきた。
今後もこうした経験を生かしつつ、保育園、学校、家庭、地域と連携し、子どものうちから読書の習慣を身につけてもらうための取り組みを進めていきたいと考えている。
「子どもたちには『本ってこんなに楽しいんだよ』ということを伝えていきたい」
生まれは飯山市。東伊那小に在籍した4年の間に、山と自然、人の優しさに魅了され、この地に住むことを決意。最近出来上がった新居には「先生いる?」と東伊那小の児童がのぞきに来る。趣味は山歩きや写真。 -
赤穂公民館のギャラリー道くさで「駒ケ根版画の会」の作品展
駒ケ根市赤穂公民館の文化サークル「駒ケ根版画の会」(三井康弘代表、会員11人)による作品展が26日まで、同館の「ギャラリー道くさ」で開かれている。風景や植物など、さまざまなモチーフをテーマとした版画作品24点が、ギャラリー訪れた人の目を楽しませている=写真。
今年で15周年を迎える同会。これまでは主に公民館の文化祭で作品発表をしてきたが、こうしたギャラリーで作品を展示するのは初めて。今回はそれぞれ日ごろ制作した作品の中から、2点ずつを持ち寄った。
会の活動は週1回だが、作品制作は個々の日常生活の中で時間の合間をみて取り組んでいる。題材も気に入ったモチーフを探してきて版に写す人、自らのスケッチを版画とする人までさまざま。今回も残雪の美しい中央アルプスやコブシなどをテーマとした作品など、多彩な作品が並んでいる。 -
森のギャラリー「Komorebi」で池田恭一さんのパステル画展
退職後、パステル画制作に取り組んでいる駒ケ根市の池田恭一さん(67)によるパステルスケッチ展「フランスの美しい村々を訪ねる旅」が31日まで、駒ケ根高原大沼湖畔にある「森のギャラリーKomorebi(こもれび)」で開かれている。何世紀も前の面影をそのままに残したフランス南西部の田舎街や、パリの街並みを描いた作品17点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
池田さんが個展を開くのは初めて。今回は昨年11月に訪れたフランスの風景を描いた作品を並べた。中でも、国が「美しい村」として認定した小さな村の風景を描いた作品は、村に残る何世紀も前の建築物をテーマとしたものも多く、その時代の面影を残す美しい村の情景が色鮮やかに描き出されている。
池田さんは「フランスの田舎やパリの雰囲気をそのままに感じてもらえれば」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時。火、水曜は休日(祝日は除く)。場所は「森の喫茶店エーデルワイス」の隣となる。
問い合わせは喫茶エーデルワイス(TEL83・3900)へ。 -
駒ケ根警察署長
渋谷明署長(59)事件を門前払いするのではなく、困っている人がいた時には腰を引かず、積極的に関わっていくことが大切竏秩B
今年の3月、駒ケ根警察署長に着任し、約2カ月が過ぎた。駒ケ根市の印象については「松本辺りとは違い、ぎすぎすした感じがなくて人が丸い。古里に帰ってきた感じがする」と語る。
伊那市高遠町出身。警察官になったのは18歳の時。機動隊を経て、念願の白バイ隊へ。その後、警部補になってからは汚職事件を扱う捜査二課で事件解決のため、尽力してきた。
汚職は被害者の見えない犯罪だけに、立証も難しい。大きな贈収賄事件に関わることも多く、夜を徹し、逮捕まで持ち込んだこともざらにあった。
「やっぱり『分からなければ良い』なんてことがまかり通るのは許せない。『負けてたまるか』という思いでやってきた」と振り返る。
駒ケ根市に住むようになって感じていることは、古き良き地域社会の関係が、ここには残っているということだ。
「消防団なども欠員がなく『自分たちの地域は自分たちで守ろう』という思いが強い。警察署としても、そういった消防団や外郭団体などうまくタイアップしながら地域の治安などを守っていきたい」と語る。
現在は単身赴任の身。
「晩酌にちびりとお酒をするのが楽しみだね」と顔をほころばせる。
家族は妻、長男、長女の4人。 -
家族旅行村春まつり、6日まで
駒ケ根市の駒ケ根高原家族旅行村で6日まで、「家族旅行村春まつり」が開かれている。食べ物やおもちゃ、植物などを販売する「テント村」や、フリーマーケット、魚つかみ大会など、さまざまな催しが開かれ、訪れた観光客たちを楽しませている。
同イベントはゴールデンウィークに合わせて毎年開催しているもので、今年はフリーマーケットを新たに加え、子どもたちが楽しめるイベントを多数用意した。
晴天に恵まれた5日は初夏の陽気となり、カスケード広場で開かれた「魚つかみ大会」も大盛況。集まった子どもたちは夢中になって水遊びを楽しんでいた=写真。
魚つかみ大会は4日の午後1時半からも実施する(雨天中止)。また、午前10時から午後4時まで、カスケード広場で「ふれあい動物園」を開催するほか、午後2時からは地元のアルパ奏者・エレナ富岡さんによるハープ演奏が野外音楽堂で開かれる。
クラフト竹笛作り、シイタケの菌打ち体験、テント村は6日まで。
問い合わせは駒ケ根高原家族旅行村アルプスの丘(TEL83・7227)へ。 -
【登場】
東伊那小学校校長
今村貴美子校長(54)最初に子どもたちと顔を合わせた時も「学校のお母さんだから、安心して学校に来てね」って話したんです。そんな家族のような温かな学校をつくっていければ竏秩B
豊丘村出身。旧南信濃村(現在は飯田市)の木沢小学校を皮切りに、上下伊那の小学校や県飯田養護学校で教員として勤務した。上伊那でも飯島小、中川小、伊那西小などで計12年間を勤めたが、駒ケ根市の小学校は初めて。
着任して1カ月。
「やっと落ち着きました」と笑顔を見せる。
東伊那小は全校でも約120人の小規模校だが、保護者や地域の人たちが学校に寄せる温かな思いをひしひしと感じている。
「保護者や地域の方も学校にすごく協力的で『地域で子どもを育てる』という思いも強く感じます。学校としても、その思いに応えていきたい」
今後は、前任の校長が力を入れてきた体験学習や食育、読書などを引き継ぎながら、「心と体を育む学校」にしたいと考えている。
「とにかく子どもたちが本当に素直。自分としてはやっぱり、子どもと離れないようにして、子どもたちの今の姿をとらえながらやっていきたいです」
豊丘村在住。現在は約40分近くかけて通勤している。趣味は舞台鑑賞にJリーグ観戦。しばらく離れていた書道や茶道も、再開しようと考えている。家族は夫、長男、長女、次女の5人。子どもたちは県内外の大学へ進学中のため、今は夫との二人暮し。 -
馬見塚蚕玉神社の例大祭盛大に
駒ケ根市福岡の馬見塚蚕玉神社で3日、例大祭があった。神社のある馬見塚公園には昔ながらの露店がずらりと並び、地元小中学生や高校生らによる吹奏楽演奏などが、訪れた家族連れなどを楽しませた。
祭りは五穀豊穣や地域産業の振興などを願い、同地区住民でつくる運営委員会(伊藤静雄委員長)と神社奉賛会が毎年開催しているもの。りんご飴やお面、射的など、懐かしい露店が多数並ぶなど、昔の祭りの雰囲気をそのままに残しており、地元だけでなく、地区外からも多くの人が訪れる。 -
駒ケ根高原高尾ごりやく市開催
地域住民が元気になることで地域を活性化しよう竏窒ニ、駒ケ根高原にある高尾山駒ケ根分霊院の前で3日、「高尾ごりやく市」があった。地元の手作り工芸品を販売する約30のテントが並んだほか、地域伝統の獅子舞や踊りが披露され、訪れた人たちを楽しませた。
「ごりやく市」の開催は5年目。もともとはNPO法人全国元気まちづくり機構が03年に地域活性化を目的として全国一斉に行ったイベントだった。駒ケ根市では同機構駒ケ根元気UPの会(佐々木祥二代表)が高尾山駒ケ根分霊院の例祭に合わせ「ごりやく市」を開催。その後も、地域振興を目的に市の開催を続けてきた。
会場では飯島町や中川村の踊りグループが考案した「高尾山音頭」が初披露されたほか、市場割大神楽保存会が伝統の獅子舞「悪魔祓(はら)いの舞」を披露。観光客などの目を楽しませた。
佐々木代表は「まずは自分たちが元気になることが大切。そうやって元気でいれば、自然と人は集まってくる。高尾山のご利益を持っていってもらい、ますます元気になってほしい」と話していた。 -
青年海外協力協会(JOCA)事務部駒ケ根事業課広報担当
駒ケ根市赤穂
北原照美さん(39)自分は伝えたいものをたくさん抱えてモルディブから戻ってきた。それを駒ケ根の、特に子どもたちに伝えたいと思ってました竏秩B
国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊としてモルディブでの任務を終えた後、協力隊員のOB、OGなどで組織する青年海外協力協会に就職。現在駒ケ根市にある青年海外協力隊訓練所に勤務し、協力隊事業の側面的支援をするとともに地元小学校などでの出前講座、施設見学の実施などを展開し、地域に根ざした国際交流活動を推進している。
「モルディブに行く前は駒ケ根市内の幼稚園で6年間働いていました。その中で地元の人たちにすごくお世話になったので、やっぱり地元に還元したかった」と語る。 -
北荒井稲荷のウワズミザクラ見ごろ
駒ケ根市伊南バイパス上がり線と赤須東町線の交差点付近にある「北新井稲荷」境内ににある「ウワミズザクラ」の大木が見ごろを迎えている。白い房状になった小さなサクラの花々がひっそりと咲き、道行く人たちの目を楽しませている=写真。
バラ科サクラ属のウワズミザクラ。一見すると、サクラとは似つかない様相をしているが、房状に咲く一つひとつの花は、一般的なサクラの形をしている。山野の日当たりの良い場所を好んで生育しているが、街中でこれだけの大木に育つのは珍しく、樹齢は推測で80年以上だという。
この神社を所有する大沢清彦さん(56)=梨の木=「もともとは植えた木ではなく、古損木から生えてきたものがこれだけ大きくなったらしい。毎年5月の連休ごろに咲くが、今年は少し早い」と話していた。
もう少し日にちが経つと甘い香が放つようになる。 -
駒ケ根高原一帯をサクラとカエデの名所に竏昼蘒P根高原「森と水のアウトドア体験広場」で記念植樹
駒ケ根高原一帯をサクラとカエデの名所にしよう竏窒ニ、「桜と楓の名所づくり実行委員会」(委員長・山浦義人駒ケ根市観光協会会長)が29日、駒ケ根高原東側にある「森と水のアウトドア体験広場」で記念植樹をした=写真。
植樹は10年前から始まった試みで、駒ケ根ライオンズクラブから多額の寄付が寄せられたことを受け、市観光協会、ライオンズクラブなどが中心となって進めてきた。当初は駒ケ根高原のほぼ中央に位置する大沼湖畔から始まったが、年を重ねる中で徐々にその範囲を広げ、今年は駒ケ根高原東側まで至った。
植樹には例年、市民団体の参加も募っており、今年は1956年に赤穂中学校卒業した同窓生でつくる「巳午(みうま)会」(小松昭作会長、会員約460人)が参加。5年ほど前に集めた母校への寄付金の残りで、カエデ25本を購入し、今回の植樹のために寄贈。また、駒ケ根ライオンズから13本、その他で12本のカエデが寄せられ、今年は全50本のカエデを植樹することになった。
巳午会の小松会長(66)=梨の木=は「カエデはカエデで秋になると素晴らしい。また、喜寿の時に集まるので、その時自分たちの木がどうなったか見に着たい」と話した。
これまでに植えられたサクラとカエデの合計は約1200本。今後は、駒ケ根高原のサクラの管理などに取り組む「駒ケ根大桜会」(中野啓次郎会長代行)の協力のもと、これまでに植えた木の育樹にも力を入れていく。 -
母の日の贈り物
母の命日に、母を偲び、白いカーネーションを友人に配ったフィラデルフィアの少女、アンナ・M・ジャービス。カーネーションデイとも呼ばれる「母の日」の始まり。今年の「母の日」は5月11日。1本のカーネーションもいいけれど、いっぱい、いっぱい、ずーと感謝したいから、近年、長く楽しめる鉢物を贈る人が増えてきた。今回は「母の日」に向けてカラーの鉢物を生産する富永園芸(中川村)とヒペリカムを生産する信州ナーセリー(駒ケ根市)、また、贈って喜ばれるかごアレンジについて、ベルシャイン駒ケ根店内のフラワーショップニチノウの中村さや香店長にお聞きした。
◇花も実も長く楽しめるヒペリカム
駒ケ根市南割の信州ナーセリー
同社では今年から「母の日」のギフトに向け、4月末から出荷を始めた。6種類2万鉢を生産、高級感を演出するために、15センチの深鉢で出荷する。鉢色も実の色との調和で、薄ピンク、ベージュ、薄ブルーなどおしゃれな6色を用意した。
品種はオレンジがかった明るいピンクのキャンディー、赤色のエンビーフレア、黄色のハニーフレアなど、ミックス植えもある。昨年1月挿し芽、4月にポット上げ、6、7月に定植。ピンチを3回行い、ボリウムをアップさせる。翌年4月末から出荷している。
「母の日」は花の1大イベント、今年から、「母の日」に間に合うように生産、出荷を早めた。
全国のシェア8割を占める同社のヒペリカム、専務の上田真義さんは「母の日といえば、カーネーション、アジサイ、カラーが定番だが、花も実も長く楽しめるこの花は、珍しさで注目されるのでは」と期待する。また、「色も明るいピンクからシックな赤茶色まで多彩、若い20代のお母さんから、60代以上の高齢なお母さんたちにも喜ばれると思う」。
なお、同社では1鉢1500円で直売、ミックス植えもある。「母の日」の前日、10日のみラッピングサービスもある。同社(TEL82・2893)写真
◇母の日には高級感のあるカラーを
中川村葛島の富永園芸(富永宏克代表)
同園は人気のピンクと黄色を中心に、清そな白、神秘的なブラックの4色を合わせて2万鉢を生産する。「母の日」需要が中心で、4月26日縲・月初旬の2週間で約7割を出荷する。最盛期には関東、中部に向け、毎日3、4千鉢が送られる。
輸入球根を年末に、4-5号鉢に1、2球植付け、3-5輪咲いた鉢を選び、透明紙を巻いて出荷している。
富永克之専務は「『母の日』に出荷のタイミングを合わせるのが難しい。カラーは花の色が鮮明で、高級感があって、母の日ギフトに最適」と話している。
◇「定番のカーネーション、アジサイ、バラがおすすめ」フラワーショップニチノウ
駒ケ根市北割1区のベルシャン駒ケ根店内にある、おしゃれなフラワーショップ。ラッピングやリボンで飾られたコチョウラン、デンドロビューム、大輪のガーベラ、ミニバラなど多彩な鉢花が目を引く。
中村店長は「定番のカーネーション、庭に下ろせば毎年咲くアジサイやミニバラが人気。色はピンクと赤が中心」とか。また「若いお母さんにはバラやカーネーション、カラーを、お年を召した方には高級感があり、長く楽しめるラン類が喜ばれるのでは」。
(7)シックな赤紫色のカラー、ミニバラ、カランコエのアレンジかご -
赤穂小3年生がJICA駒ケ根訓練所を見学
駒ケ根市の赤穂小学校(馬場澄博校長)3年生116人が28日、国際協力機構(JICA)駒ケ根青年海外協力隊訓練所を訪れ、実際に海外で国際協力に携わった元隊員の話などを聞いた=写真。
赤穂小学校の3年生は例年、春の遠足の一環として毎年同訓練所訪れている。
今回は昨年9月までニカラグアから帰国したばかりの関理恵子さん(30)=箕輪町=が、現地の子どもたちの生活と、あちらでの活動体験を分かり易く紹介。ニカラグアの子どもたちは1日7円程度のお小遣いをもらい、学校であめなどを買っていることを関さんが紹介すると児童らは「いいな」「楽しそう」と声を挙げたが、一方で学校には半日しか行けず、残りの半日は生活費を稼ぐために働いていること、寝る場所がなく、道路で寝ていることなど、自分たちの生活とはかけ離れた現地の生活の厳しさを知らされ、真剣にその話に聞き入っていた。
最後に関さんは「あちらの子どもたちからものすごくたくさんのことを教えてもらい、毎日を楽しく生きることの大切さを学んだ」と児童らに語った。 -
駒ケ根ロータリークラブ、顕彰「社会奉仕表彰」をねずみ川愛護会に授与
駒ケ根ロータリークラブ(福沢晴海会長)は28日、地元で社会奉仕活動に取り組む団体を表彰する顕彰授与式を駒ケ根商工会館で開き、本年度は駒ケ根市内を流れる天竜川の支流「鼠川」の環境保護活動などに尽力してきた「ねずみ川愛護会」(粥川一寿会長、会員75人)に顕彰を授与した=写真。粥川会長は「みなさまの協力がなければできない取り組みだが、今年も75人の協力を得ることができた。子どもに川の喜びを養ってもらおうと活動している。今日はありがとうごさいました」と語った。
小町屋区民でつくるねずみ川愛護会は94年、当時の区長の呼びかけで「荒れるねずみ川を守る会」として発足。その後、同河川の環境整備、水質保全活動、アレチウリ駆除などを展開してきた。また、「ねずみ川セセラギサイエンス」の開催を通して子どもたちに川が親しむための活動も実施。現在、鼠川の保全を目的として各団体が活動を展開しているが、その連絡会的役割を担っている。
授与式の後、同会の活動に関する粥川さんの話もあった。 -
福岡区十二天の森を守る会総会
駒ケ根市福岡区にある平地林「十二天の森」の保全活動に取り組む「福岡区十二天の森を守る会」の定期総会が29日、福岡の公道館であり、会長には城田嘉一さんを再任した=写真。城田さんは「なかなか思うように動けないが、努力をさせていただきたい。みなさんの協力をいただければ」と語った。
市が生涯学習の場として「十二天の森」の整備を始めたのは94年。同会はその翌年、福岡区の役員などを中心に発足し、間伐、橋のかけ替え、植生復活のための植樹などに取り組み、平地林内の環境整備に努めてきた。現在の会員は約80人。
新年度事業としては、これまでの活動を継続しながら子どもを対象とした森林活動への協力を積極的に進めていく。
新役員は次のみなさん。
◇顧問=中村源三
◇会長=城田嘉一
◇副会長=笹井良彦
◇総務幹事=小林国愛
◇会計幹事=唐沢忠利
◇監事=森田秀臣、福沢千里 -
市町村対抗駅伝選手激励会
駒ケ根市教育委員会は28日夕、第18回県市町村対抗駅伝競走大会、第4回県市町村対抗小学生駅伝競走大会(5月6日、松本市)に出場する駒ケ根市代表選手らの激励会を市役所南庁舎で開いた。中原稲雄教育長は選手らにユニホームと激励金を手渡し「日ごろの練習の成果を十分に発揮して頑張って」と激励した=写真。決意表明で監督らは「優勝目指して精いっぱい頑張る」「まず上位入賞が目標だが、展開次第ではその先(優勝)も狙いたい」、選手らは「自分の走りをして上位に食い込みたい」「実力以上の力を出してチームに貢献したい」「優勝に結びつく走りをしたい」などと1人ずつ力強く述べた。
市町村対抗駅伝は8区(39・3キロ)、小学生駅伝は4区(6・0キロ)で優勝を争う。駒ケ根市チームは小学生が第1回大会から2年連続優勝。昨年10位に終わった悔しさを晴らそうと返り咲きを狙っている。一般も95、98年に優勝し、昨年まで2年連続2位の好成績を収めている。
選手は次の皆さん(○数字は出場予定区間)。
【第18回県市町村対抗駅伝競走大会】▽監督=下島修▽選手=(1)寺沢尚之(東中3年)(2)湯沢ほのか(東中2年)(3)天野進(東中3年)(4)福沢奈津美(東海大三高3年)(5)北原英一(トーハツマリーン)(6)木村和也(トーハツマリーン)(7)小林太一(内堀醸造)(8)松崎雄介(駒ケ根市役所)補欠=竹村亮作(東中3年)福沢志穂(東中3年)田中秀一(トーハツマリーン)滝沢勉(ジェルモ)
【第4回県市町村対抗小学生駅伝競走大会】▽監督=林正俊▽選手=(1)八木絵璃奈(赤穂南小6年)(2)菅沼諒太(中沢小6年)(3)蟹沢紗希(赤穂東小6年)(4)井口龍輝(赤穂小6年)補欠=堀内智加(中沢小4年)安藤拓真(赤穂小6年) -
あぐりスクール駒ケ根校開校
JA上伊那はさまざまな体験学習を通じて、農業と食への理解を深めてもらおうと27日、小学2縲・年生を対象にした農業体験講座「あぐりスクール」駒ケ根校が開校した。駒ケ根市、宮田村、中川村の5小学校の児童約50人が参加。12月まで全9回の講座で、田植え、イチゴ狩り、野菜の収穫、ラッカセイ、リンゴの収穫など農業体験のほか、しめ縄づくり、五平もちづくりにも挑戦する。
初回は東町の畑でジャガイモの植え付け。 児童らはうねに沿って並び、JA職員に教わりながら、ジャガイモの芽を確認し、うねの中央に種イモを並べ、丁寧に土をかぶせた。
引き続き、トウモロコシとニンジンの種まきを体験した。
子どもたちは「いつ、芽が出るのだろうか」「大きなイモが獲れるといいね」と話しながら、作業を進めた。 また、お昼にはみんなで長い巻き寿司づくりも楽しんだ。
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第34回駒ケ根市こどもまつり
子どもが自然の中で遊びながら、たくましい体と豊かな心を育む「第34回駒ケ根市こどもまつり(駒ケ根 わんぱくランド2008)」が27日、8年振りに菅の台ちびっこ広場周辺でにぎやかに開かれた。市内の各種団体でつくる実行委員会主催。
「チーム・ナマステ」がJICAシニアボランティアが考案し、ネパールで普及を図る「ナマステ体操」を披露し開祭、子どもたちは各団体が工夫を凝らした13の広場に散らばった。
ストラックアウトや火起し体験、輪投げなどに多くの子どもたちが熱中。アフリカンドラム、食育カルタ、ネイチャーゲームにも興味を示し、子どもたちの輪ができた。
こおばしい匂いにつられ、ボーイスカウトのポップコーンには長い列ができた。 -
駒ケ根商工会議所、新規学卒者新入社員激励大会
駒ケ根市内の企業に就職した新規学卒者新入社員を対象とする第41回激励会(駒ケ根商工会議所主催)が23日、商工会館であった。31事業所から108人の新入社員が集まり、各界関係者から、新入社員に寄せる熱い期待と激励のメッセージが贈られた。
昨年の倍近い新規学卒新入社員が集まる中、駒ケ根商工会議所の山下善広会頭は「100人を越えたのは始まって以来のことではないかと思う。現在駒ケ根市では企業誘致に力を入れているが、企業を招くには、みなさんのような優秀な人材をいかに輩出できるかが重要になる。ぜひ駒ケ根のために活躍し、期待されるような社会人になってほしい」と激励。また、杉本幸治市長は「今、駒ケ根市は決して楽な状況でないが、それだけに企業に寄せる期待は大きい。高い志を持ち、自分に何ができるかを考え、人間として正しく生きてほしい」と語った。
新入社員を代表して、発芽野菜製造の「サラダコスモ信州第二工場」に就職した岐阜県出身の曽根暢啓さん(26)=梨の木=が記念品を受け取り、「今まで経験したことのない困難に直面」することもあると思うが、諸先輩方のご助言、ご助力をいただく中で企業に留まらず、社会に必要とされる人材になれるよう、努力したい」と語った。 -
駒ケ根中沢の花桃の里見ごろ
駒ケ根市中沢中割の百々目木川沿いにある
「花桃の里」で、約700本のハナモモが見ごろを迎えている。紅白に咲き誇るハナモモが山里の春を彩り、訪れた人たちの目を楽しませている=写真。
この地で「すみよしや休み処」を経営する宮下秀春さん(74)が退職を機に、ハナモモを植え始めたのは15年ほど前。最初は買ってきた苗木を植えたが、土地に合わず育たなかったため、苗木を独自育て、毎年植え増やしてきた。
ハナモモの種類は1本で2色の花をつける咲き分け。近年では名古屋などからも情報を聞きつけ、見学に訪れる人もいるという。今年はここ数日の温かさの影響で花が一気に開花した。
宮下さんは「お客さんが『花を見て元気を与えられた』って言ってくれることが嬉しい。それが自分の励みになる」と話していた。
ハナモモは今月いっぱい楽しめる。
問い合わせはすみよしや休み処(TEL87・2840)へ。 -
おもしろかっぱ館特別企画展「河童戯画作品展」始まる
駒ケ根市下平にある「おもしろかっぱ館」で26日、08年度特別企画「河童戯画作品展」が始まった。ユーモラスなかっぱをテーマとした水墨画や絵画、ブロンズなど32作家の121点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
同館では例年、各年度ごとテーマを決めて特別展を企画し、半期に一度、作品を入れ替えて来場者を楽しませている。本年度は日本最古の漫画で国宝にもなっている「鳥獣戯画」にならい、「かっぱ戯画」展を企画。人物にも動物にも見えるかっぱの不思議な世界観を存分に楽しんでもらおう竏窒ニ、かっぱをテーマとした作品の中でも特にユーモアに富んだ作品を集めた。
今回は酒造メーカー「菊桜」の初代CMのキャラクターとして起用されていた故・清水こんさんの原画掛け軸3点のほか、清水さんの後を継ぎ、2代目のCMキャラクターとして起用されている小島功さんの作品などをはじめ、駒ケ根市出身の水墨画家、故・石塚利徳さんが描いた絵巻「農耕の一年絵巻」の全貌(ぼう)を見ることができる。
小平容大館長は「喜劇的で風刺の利いた作品を楽しんでいただければ」と話していた。
入場料は小中学生100円、高校生以上200円。会館時間は午前9時縲恁゚後6時(受付は午後5時半、月曜日は休館)。上半期の作品展示は8月31日までとなる。