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定額給付金の発送準備進む
国の定額給付金支給の関連法案が可決されたことを受け、自治体では申請書の発送に向けた準備が進められている。
そのうち南箕輪村では、定額給付金の申請に関する案内のコピー作業など発送に向けた準備が始まってた。
定額給付金の申請書の発送時期は、南箕輪村が10日、箕輪町が今月中ごろを予定している。 -
母子健康手帳デザイン増える
箕輪町が配っている母子健康手帳のデザインが増え、3日から自由に選べるようになった。
町の母子健康手帳のデザインはこれまで1種類だったが、今回2種類増やした。
これは、今年度の職員の業務改善提案で金賞となった提案の一つであること、担当課職員の中で手帳を選べる満足感があるといいのでは竏窒ニいう意見があったことなどから実施した。
デザインは、今年1月に役場の女性職員を対象に7種類の中からアンケートを行い、上位2種類を採用した。
手帳のデザインは、従来のものと合わせて3種類になる。
この母子健康手帳は、町の住民で妊娠の届け出に来た人に選んでもらい、保健福祉課健康づくり支援係の窓口で渡す。
担当係では、「子どもの大事な成長の記録。世界に一冊しかない、その子だけの母子健康手帳にしてほしい」と話している。 -
箕輪町の小中学校給食費値上げ
箕輪町内の小中学校は来年度から、材料費高騰により給食費を1食当たり20円値上げする。
町教育委員会によると、給食費の値上げについては、2月に町内すべての小中学校PTAに報告したという。
給食費は、1食あたり20円の値上げで、小学校が270円、中学校が300円となる。
これまでは、調味料の調整や果物の回数を減らすなど工夫し対応してきたが、特に穀類、卵類、乳製品の値上がりが影響している。
町では、栄養価の維持や内容の充実を図ることが困難であることや、安心安全な食材として国産品の活用を進めることなどの理由で、今回の値上げに踏み切ったという。
町内小中学校の値上げは、消費税率が3%から5%にアップした平成11年以来10年ぶりとなる。 -
伊那友の会が鍋帽子作り
婦人向け雑誌「婦人之友」愛読者で作る伊那友の会は28日、鍋を保温するための鍋帽子作りの講習会を箕輪町の南小河内公民館で開いた。地域住民15人が参加した。
布と綿で作る鍋帽子は、かぶせておくだけで抜群の保温効果が得られ、料理で火を使う時間の短縮ができるという。
そのため省エネや二酸化炭素削減にもつながるとして、伊那友の会では普及を目指している。
主催した伊那友の会のメンバーは、「省エネだけでなく、手作りの良さを知るきっかけにもなればうれしい」と話していた。 -
箕輪町公民館合同閉講式
箕輪町公民館が開く学習講座の講演会と閉講式が27日、箕輪町文化センターであった。
箕輪町にある養泰寺の内藤真彦住職が講演した。
仏教の教えについて講演した内藤住職は、「人間には欲が必要。しかしそれを野放しにしてはきりがない。何事も腹八分目にして、上手にコントロールすることが大事」と話した。
箕輪町公民館では、大人を対象にしたふきはら大学、ふきはら大学院、ふれあい学級、おやじ学級を開いている。
各講座では、町についてや健康、料理などを学んできた。
講座のあと、閉講式が行われ、ふきはら大学院とふきはら大学を卒業する14人に証書が贈られた。
桑沢昭一副町長は、「仲間と学びあうのは大事なこと。これからも仲間作りや学習に励んでください」と祝辞を述べた。 -
箕輪町長が学校で講演
箕輪町の平澤豊満町長は26日、母校の箕輪北小学校で講演した。
この講演会は、箕輪北小が先輩達の話を聞こうと初めて企画したもので、第1期卒業生の平沢町長が招かれた。
この日は、高学年210人が話を聞いた。
平沢町長は、当時は給食がなく弁当で、算数の問題を早く解けた人から弁当が食べられたエピソードなどを紹介した。
また、小学校で出された問題を覚えていて、子どもたちにも出題していた。
平沢町長は、「楽しく競争しながら一生懸命考えた。勉強はいやなものと思わず、楽しむことが大切」と話していた。
子どもたちは、「丁寧な話で昔のことがよく分かりました」と話していた。 -
箕輪町議会議員報酬3%減額
箕輪町議会は26日、4月から町議会議員の報酬を現在より3%減額することを決めた。この日開いた町議会全員協議会で決定した。
今月13日に答申した特別職報酬等審議会では、「町議会議員の報酬は現在のまま据え置く」とされた。
しかし町議会では、経済情勢の悪化を受け、多くの町民が厳しい状況にあることから、今回、議員報酬を月額で3%減らすことにした。
これにより議員の報酬年額は、現在の272万円より約8万円少ない264万円になる。
また議長の報酬は、現在の380万円から約11万円減額の369万円。副議長は現在の303万円より約9万円減額の294万円、委員長は現在の291万円より約8万円減額の282万円になる。
削減額の合計は年額で約128万円。
町議会3月定例会で報酬額に関わる条例を改正し、4月から適用する予定。 -
箕輪中学生模擬議会
議会に対する理解を深めてもらおうと26日、箕輪町役場で中学生模擬議会が開かれた。
町議会が中学校に呼びかけて行ったもので、来年度に生徒会の役員になる箕輪中学校の2年生21人が議場に入り、そのうち10人が、ごみ問題や町の活性化などについて質問した。
質問者の一人、太田若菜さんは、「部活の帰りで遅くなった時、道が暗くて怖い」と話し、通学路に街灯を設置するよう提案した。
平澤町長は、「現在、優先順位を見ながら防犯灯の設置を進めている。具体的な提案があったので、必要があれば設置の対象としたい」と答えた。
平澤町長は、「みなさんの意見は、活気あるまちづくりに必要。今後もぜひ町にいろいろ提案してほしい」と話した。
また、生徒会長の土井ゆいさんは、「一人の町民として、町をよくするためにどうすればいいかを考えることができた。今後に生かしていきたい」と話した。 -
不法滞在逮捕
伊那警察署などは26日、伊那市、箕輪町、辰野町で、不法滞在のタイ人とフィリピン人3人を摘発した。
伊那警察署の発表によると、摘発されたのはタイ人の男1人、女1人、フィリピン人の女1人で、年齢は34歳から43歳。
不法滞在の期間は短い者で13年10カ月、長い者で22年。
伊那署では、伊那市などの住宅に不法滞在の外国人が住んでいるとの住民からの通報を受け、入国管理局と合同で摘発した。 -
定額給付金対策室設置
箕輪町は、定額給付金の支給に対応する対策室を設置する。
町によると、対策室は新たに採用する臨時職員が事務を行う。人材派遣でチーフスタッフ1人を雇用し、事務職3人とポルトガル語などの通訳者1人を臨時職員として募集するという。
臨時職員の募集は25日から始まっている。
対策室は3月初旬に役場の1階に設置する予定。
平澤豊満町長は25日開かれた定例会見で、「対策室はワークシェアリングの延長として、外部委託によるアウトソーシングでやりたい」と話した。 -
箕輪町緊急地域雇用創出事業で臨時職員募集
箕輪町は、緊急地域雇用創出事業の一環で、新年度の臨時職員を募集している。
今回、町で募集するのは一般事務、介護職員、給食調理員など11の職種20人程で、いずれも4月から6ヶ月を雇用期間としている。場合によっては半年間期間を延長し1年の勤務も認められる。。
町緊急地域雇用創出事業にかかわる一般事務の募集は、失業者に限られていて60歳未満が対象。
町によると、募集初日の23日で約40件近くの問い合わせがあったという。
募集期間は3月6日までで、履歴書と「町への提言」をテーマにした小論文などが必要となる。
町では、気軽に問い合わせをして欲しいと呼びかけている。 -
上伊那総合・生活科教育研究会がほうき作り
上伊那の小学校の教諭が22日、研修の一環で、地域のお年寄りからほうきの作り方を学んだ。
参加したのは上伊那教育会の有志でつくる総合・生活科教育研究会の小学校教諭21人。
会では、年に2回研修会を設け、情報交換や体験活動をしている。
今回は、地域に伝わる技術を学ぼうと、箕輪町上古田の唐澤昭さんにお願いして、ほうきの作り方を教わった。
作ったほうきは「荒神ぼうき」と呼ばれる小さな手ぼうきで、昔は囲炉裏の回りを掃除するのに利用していた。
唐沢さんによると、しっかり紐を結ぶのが肝心で、これができていると形が崩れず、丈夫なほうきになるという。
ある教諭は「見た目では簡単に出来そうだったが、作ってみるとなかなか大変で地道な作業だった」と話していた。
上伊那総合・生活科教育研究会の赤羽康徳会長は、「教科書には載っていないことを教員が自ら体験することで、子どもの気持ちをより深く理解できるようにしたい」と話していた。 -
町総合福祉計画策定案まとまる
箕輪町総合福祉計画策定委員会は23日、今後3年間の町の福祉計画を平澤豊満町長に報告した。
策定委員会の登内嘉夫委員長らが役場を訪れ、計画書を平澤町長に手渡した。
町はこれまで、高齢者や障害者の福祉計画を個別に策定してきたが、重複する部分を削り、より分かりやすいものにしようと、初めてこれらの計画を一つにまとめた総合福祉計画を策定した。
計画では▽障害者の自立支援を助け、気軽に社会参加できるよう移送サービスの充実を図ること▽障害者の生活基盤を整えるためのグループホームの数を現在の1カ所から複数に増やすこと竏窒ネどを挙げている。
登内委員長は、「第3者委員会を設け、計画の進展を見守っていきたい」と話していた。
平澤町長は、「町でも最大限の力を入れ、多様化する福祉のニーズに応えていきたい」と話していた。
この日示された総合福祉計画は、3月の町議会全員協議会に報告し来年度から実施する。 -
箕輪町木下で天神様祭り
学問の神様にこの一年の学業成就を祈る天神様の神事が22日、箕輪町木下区上の段常会にある天神様を祭る社で行われた。
木下区青少年健全育成会では毎年、区の小中学生を対象に天神様祭を行っている。
天神様は学問の神様とされる菅原道真のことで、命日の2月25日に合わせ各地で祭りが行われている。
集まった子どもたちは、頭を下げ、手を合わせて学業成就を祈っていた。
育成会の倉田進会長は、「一生懸命勉強することで道真公のように立派に成長し、地域や日本の未来を担う大人になってほしい」と話していた。 -
洋ランの展示会
箕輪町富田のガーデン和らぎで21日から、洋ランの展示会が始まった。
展示会は、上伊那の愛好家で作る洋らんの花を咲かせる会が毎年開いているもので、今年で8回目。
会場にはシンビジウムやカトレアなど会員60人が育ててきた30種類の洋ラン、260点が展示されている。
会では、冬が暖かかったため、例年に比べて花の咲く時期が早まり、展示会に合わせるのに苦労したという。
会場には多くの人が訪れ、色とりどりの花を一つずつ見て回っていた。
洋らんの花を咲かせる会の平松生男会長は、「さまざまな種類の花が見事に咲いている。会場に足を運んで自分の好きなランを見つけてください」と来場を呼びかけていた。
この洋らんの展示会は22日。 -
箕輪健康GT(グリーンツーリズム)活性化計画を変更
箕輪町は、農山村の活性化のため去年2月に策定した健康グリーンツーリズム活性化計画について、一部事業を縮小するなどの変更をした。これにより、全体の事業費が約4分の1に縮小される見込み。
健康グリーンツーリズム活性化計画は、グリーンツーリズムに取り組むことで、町を訪れる交流人口を増やすことを目指している。
今回、経済不況の影響で町の財政も厳しくなっていることなどから計画を見直した。
町によると、計画の基本姿勢は同じだが、新しい施設の建設などを少なくし、既存の施設や事業を活用する方向に変えるという。
主な変更は、田園セラピーロードの整備をやめて、すでにある散策道を活用、市民農園の整備に代わってオーナー制農園にすることなど。
今回の変更で、全体の事業費は約1億円となり、当初計画のおよそ4分の1に縮小される。
事業費の半分は国の交付金が充てられる予定。
計画は現在、国に提出されていて、箕輪町では、国で承認されれば平成23年度までに事業を進めていきたい竏窒ニしている。 -
箕輪町平成21年度予算発表
箕輪町は20日、平成21年度の当初予算案を発表した。一般会計の総額は、78億9千万円で今年度と比べて5.5パーセントの減額となっている。
平成21年度の一般会計当初予算案は、歳入・歳出それぞれ78億9千万円で、今年度と比べ4億5900万円、率にして5.5パーセントの減額となっている。
ただ、今年度分への前倒し分2億8100万円を含めると、2パーセント減の81億7100万円となる。
歳出では、民生費が1億4千万円減の18億1千万円、衛生費は太陽光発電機器の設置補助金新設に伴って3千万円増の10億6千万円、公債費は1億2千万円減の10億4千万円となっている。
主な事業として、町が力を入れて取り組んでいる運動遊びのサミット開催に110万6千円、英語遊びの充実に2千万円、定額給付金の処理を職員以外で行なうなどの雇用創出事業に3100万円などを盛り込んでいる。
歳入では、町税が法人税の大幅減などにより2億3千万円減の34億5千万円。地方交付税が5千万円増の13億8千万円。町債が3千万円減の5億8千万円となっている。 -
箕輪町社会福祉大会
お互いに助け合い、住民みんなが住みやすい地域作りを推進する第19回箕輪町社会福祉大会が15日、町文化センターで開かれた。
「笑顔がいちばん!おたがい様のまちづくり」と題して開いた大会では、体験発表のほか講演会、分科会などがあった。
体験発表では、箕輪中学校の1年生が、高齢者の疑似体験や車イスなどを体験して学んだことを発表した。
「これまで、お年寄りに『早くしてほしい』と思っていたけれど、疑似体験を通して手が動きにくかったり、足が重かったりすることが分かり、お年寄りの立場に立って考えることが出来るようになった」、「障害者に『障害があることはかわいそうなことではない』と教えてもらい、一人の人間としてかかわったり、接したいと思った」などと発表した。
最後に、「もし災害が発生したら、耳が聞こえないなどの障害のある人は危険に気付くことが出来ないかもしれないので、ジェスチャーなどを使って、なんとかして危険を伝えたい」とまとめていた。 -
長谷川義史さん絵本ライブ
絵本作家の長谷川義史さんが絵を描きながら読み聞かせをする絵本ライブが15日、箕輪町の松島コミュニティセンターで開かれた。会場には260人が集まり、長谷川さんの話に耳を傾けた。
長谷川さんは大阪府在住の絵本作家で、親しみやすく、ユーモラスな作風で知られている。
また、絵を描きながら関西弁の軽妙なしゃべりで読み聞かせをする絵本ライブは、全国各地で評判となっている。 -
ファーマーズの集い
箕輪町の果樹栽培農家、北原節夫さんが、高い技術を持つ人に与えられる農業名人に認定された。
認定式は、13日開いた「第6回上伊那ファーマーズの集い」の中で行われ、今回は上伊那で3人が認定された。
このうち北原さんは、リンゴの品質を高める研究を重ね、生産したリンゴは全国のコンクールで金賞を受賞している。 -
箕輪西小でお礼感謝の会
箕輪町の箕輪西小学校は10日、今年度の学習などでお世話になった地域の人を招き、お礼感謝の会を開いた。
会には、古田人形芝居の指導者、リンゴやナシなどの果物を学校にプレゼントしてくれた人、しめ飾り作りの講師、社会科の授業で地域探訪を指導してくれた人、上古田スケート場の管理者ら10人を招待した。
児童代表の5年生、大槻まみさんは、「私たちのためにありがとうございました」とあいさつした。
招待者を代表して古田人形クラブを指導している柴登巳夫さんは、「たいしてお役には立てなかったけれど、みなさんの笑顔が一番のお礼です」と話した。
式の後、全校児童と招待された人たちがランチルームで一緒に給食を味わった。
招待された人たちは、それぞれの学年の机に分かれて座り、給食を食べながら児童と楽しく話をしていた。 -
箕輪町特別職報酬の答申
町長、副町長10%減額へ箕輪町特別職報酬等審議会は12日、平成21年度の町長と副町長の給料について10%減額とする答申をした。
町長からの白紙諮問を受け3回にわたって協議し結論を出した。
町長と副町長の給料は、今年度は5%減額しているが、来年度は10%減額としている。
減額幅の引き上げについて、雇用情勢の悪化など現在の経済情勢を考え、町のリーダー自らが姿勢を示して難局に対処する必要があるとの理由を挙げている。
教育長の給料については、減額幅を現行の5%に据え置く。
町議会議員の報酬額は現行のまま据え置きで、抑制しないとしている。
抑制後の給料月額は町長74万7千円、副町長60万3千円、教育長53万3900円。
平澤豊満町長は、「皆さんの意を十二分に解して行政運営をしたい」と話した。
町は、4月1日から改正を実施するため、町議会3月定例会に条例改正案を提出する予定。 -
箕輪町臨時議会 緊急経済対策などの補正予算可決
国の第2次補正予算の成立を受け、箕輪町は緊急経済対策事業を盛り込んだ補正予算案を10日開いた町議会に提出し、可決された。
町議会臨時会では、一般会計で7億2320万円の補正予算案が可決された。
箕輪町には、国から1億1514万円が地域活性化・生活対策臨時交付金として交付されることになっている。
箕輪中学校の校舎外壁防水塗装工事などに3491万円、町道改良工事などの費用に5831万円、長田保育園の下水道接続工事に1077万円が計上されている。
また、町は定額給付金の事業費として4億280万円を計上している。平澤豊満町長は、給付方法について、「銀行振込みを考えている」と説明した。 -
箕輪南小で古田人形芝居授業
箕輪町の箕輪南小学校で初めてとなる古田人形芝居の授業が9日、行われた。
4年生の児童が、古田人形芝居保存会の柴登巳夫会長から、歴史や扱い方を教わった。
4年生は、社会科の授業で地域の伝統文化を学習していく中で、箕輪町に300年前から伝わる古田人形芝居に興味を持ち、保存会に依頼して授業をしてもらうことになった。
町内では、箕輪西小学校と中部小学校、箕輪中学校が
クラブなどで古田人形に関わっているが、南小の子どもたちが人形に触れるのは初めて。
子どもたちは、3人1組になり頭を持つ人、手を動かす人、足を動かす人と、それぞれの役割を柴会長から教えてもらった。
柴会長は、「一人でも多くの子供に人形に触れてもらい、興味を持ってもらいたい」と話していた。
この授業は、あと2回行われ、最終日には3体の人形を使って簡単な芝居を完成させるという。 -
ブラジル人支援のSOSネットワークが相談会
不況の影響で生活に困っているブラジル人などが、今後の生活について考える集いが7日、箕輪町の木下公民館で開かれた。
これは仕事を失ったブラジル人などを支援している上伊那医療生協SOSネットワークが開いた。
約70人が集まり、生活上の悩みや将来への不安など、それぞれが抱えている問題を出し合っていた。
出席者からは、「お金がなく病気になっても医者に診てもらうことができない」「子どもを学校に行かせることができず将来が不安」などの声が上がっていた。
また仕事についても、「突然解雇を言い渡された」「雇用保険などについて雇い主から説明がなかった」という声のほか、「就職相談会に行ったものの、外国人は対象外だと言われ何もできずに帰ってきた」と話す人もいた。
SOSネットワークでは、食糧など広く支援物資の提供を呼びかけるほか、外国人の相談受け付けや一時的に住むことができる拠点づくりを進めていきたい竏窒ニしている。 -
小学生防火ポスターコンクール審査
火災予防を呼びかける小学生防火コンクールの審査が2日、伊那公民館で行われた。
このコンクールは子どもや住民に防火意識を高めてもらおうと伊那消防組合が毎年行っている。
コンクールは、辰野町から伊那市までの4市町村の小学生4年生から6年生を対象に募集し、ポスター231点、書道80点、作文116点が集まった。
審査は、市内の小学校教諭や消防署員など5人が行い、それぞれの部門から最優秀賞1点、優秀賞20点を選んだ。
ポスターを審査したある教諭は、「去年よりもレベルが高く、色が効果的で目を引く作品が多い」と話していた。
審査の結果最優秀賞にはポスターの部で伊那東小学校6年の小澤佳奈子さん、書道の部では同じく熊谷清香さんが選ばれた。
選ばれた作品は3月1日からの火災予防週間中、伊那市役所で飾られるほか、最優秀賞の作品はポスターとして伊那防火管理協会に加盟している事業所に配られることになっている。
なお、作文の審査結果については6日に発表される予定。 -
無量寺で豆まき
節分の3日、箕輪町北小河内の無量寺では、恒例の福豆まきが行われた。
境内では、裃を着けた年男・年女およそ30人が豆をまいた。
無量寺では、訪れた人に向けて豆をまくため、掛け声は「福は内」だけで、「鬼は外」の掛け声は使っていない。
訪れた90人ほどの人たちは、豆やお菓子、また一緒に投げられた景品の引換券を拾っていた。
豆まきが終わると、引換券を持った人たちは、景品と交換した。
ダルマが当たった人たちは、名前などを中川弘道住職に書き入れてもらっていた。
中川住職は、「不況で辛い時期だと思う。福を呼び込み力をつけ、1年頑張ってもらいたい」と話していた。 -
箕輪町まちづくり同友会がチャリティーオークションを開催
箕輪町の住民有志でつくる「箕輪まちづくり同友会」は1日、会の発足20周年を記念したチャリティーオークションを伊那プリンスホテルで開いた。会場には、電気自動車や自転車などの大物から日用雑貨品、おもちゃなど、会員が知人らに協力を求めて集めた150点が並び、多くの人で賑わいを見せた。
オークションは、訪れた人たちに購入希望額を提示してもらい、最高額で希望した人が落札する入札方式で行われ、夕方からは、買い手が希望価格を言い合う競りも行われた。
最低価格が示された後に購入を希望する人が100円単位で価格を上乗せし、ラジコンや簡易冷蔵庫などが次々と落札されていった。
収益金は町社会福祉協議会に寄付される予定。 -
箕輪町が訪問用の原付バイク導入
箕輪町は、より小回りのきく住民サービスにつなげようと原付バイク1台を導入した。
3団体からの寄付で購入したもので、30日は役場で入魂式が行われた。
このオートバイは、保健福祉課の職員が、住民の健康相談や介護相談に出向く際に活用する。
保健福祉課には車が7台あるが、町内には路地が狭いところがあったり、駐車場がない場合もあったりと職員から原付バイク導入の提案があった。
平沢豊満町長は、「行政サービスの向上につなげてほしい」と職員に呼びかけていた。 -
佐久長聖高校の千葉健太さんが地元で自主トレーニングに励む
全国高校駅伝や都道府県対抗駅伝で全国優勝を経験した佐久長聖高校3年の千葉健太さんが、伊那市の伊那陸上競技場で自主トレーニングに励んでいる。
3月に卒業をひかえた千葉さんは、駅伝の名門、駒沢大学への進学が決まっており、現在は自主トレーニングで体を鍛えている。
千葉さんは箕輪中学校出身。佐久長聖高校に進学してからは3年連続で全国高校駅伝に出場した。
昨年の大会では1区を任され、トップと2秒差の区間2位でタスキをつなぎ、全国優勝の原動力となった。
佐久長聖での3年間について千葉さんは「心身ともに成長し、充実した日々を送ることができた」と振り返った。
進学先の駒沢大学は駅伝の名門校で、箱根駅伝では昨年までの10年間に6度の総合優勝を果たしている。
目標は1年から箱根駅伝に出場することで、現在は、毎日およそ20キロを走っている。
佐久長聖時代の仲間もそれぞれ大学進学が決まっており、千葉さんは「これからはライバルとして箱根で勝負したい」と話し、さらなる飛躍を誓っていた。