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箕輪町民有志の「辰巳クラブ」主催
長野県警察音楽隊演奏会箕輪町の1940年、41年生まれの辰年・巳年の住民有志でつくる「辰巳クラブ」(25人)主催の「長野県警察音楽隊演奏会」が16日、町文化センターであった。会場は満席で、観客は日本民謡やアニメ主題歌などの吹奏楽演奏を楽しんだ。
演奏会は2回目。07年の箕輪町まちづくり住民提案事業に採択されている。箕輪町共催、町教育委員会など後援。
警察音楽隊は、「序曲『バラの謝肉祭』」、「アメージング・グレース」、ジャパニーズ・グラフィティ「ハウルの動く城」など8曲を披露。迫力ある演奏に子どもから大人まで大きな拍手を送っていた。
演奏会前半には町内の3団体「たそがれシーラク」、「ファンキーキッズ」、「みのわ少年少女合唱団」が賛助出演した。 -
箕輪町議会12月定例会閉会
箕輪町議会12月定例会は17日、一般会計補正予算案など8議案と意見書提出案5件を可決し閉会した。町選挙管理委員会委員及び補充員選挙もあった。
高齢者等介護予防施設設置条例制定案は、(1)使用料減免規定の該当者を明確にするよう措置を講ずること(2)高齢者(65歳以上)の使用料について減免とするよう図ること-の2点の付帯事項を付して可決した。
後期高齢者医療制度の中止・撤回を求める陳情書の採決は、委員長報告の「不採択」に対し賛成多数で「不採択」となった。「採択」は2人だった。
12月31日の任期満了に伴う町選挙管理委員会委員及び補充員選挙は、委員4人に佐々木孝則さん(松島)、戸田昭嘉さん(長岡)、小林昌明さん(木下)、佐藤勝代さん(沢)、補充員4人に井上彦七さん(木下)、白鳥正さん(福与)、浦野喜右衛門さん(松島)、小林慶子さん(下古田)を当選人に決定した。任期は4年。
請願・陳情の採決結果は次の通り。
◆採択=▽深刻な医師不足を打開するための法律の制定を求める陳情書▽「看護師等の人材確保の促進に関する法律」の改正を求める陳情書▽保険でより良い歯科医療の実現を求める意見書採択についての陳情▽米価の安定対策を求める陳情
◆閉会中の継続審査=▽6カ所再処理工場の本格稼働に反対し、その中止を求める意見書の決議を求める請願書
◆不採択=▽後期高齢者医療制度の中止・撤回を求める陳情書▽高齢者の医療制度に関する請願 -
箕輪町滞納整理17日から
箕輪町は滞納整理強化月間として、17日から職員による町税・使用料などの滞納整理に取り組む。
5・8・12月が強化月間で、これまでは係長級以上の職員が滞納整理にあたってきた。
今回は2人1組の班で各課、議会事務局、土地開発公社にそれぞれ編成する班数を割り当て、担当する職員については各課の中で調整する方式にした。庁内の研修会を終え、全体で35班体制にし各班が3回以上は訪問することにしている。
実施期間は08年1月15日までの約1カ月間。718件、約3800万円の滞納を対象とし、町内だけでなく今回は転出した町外の滞納者も訪問する。 -
箕輪町保育料審議委員会が平沢町長に答申
箕輪町の保育料審議委員会(星野和美委員長)は13日、町役場を訪れ、26日に平沢豊満町長から白紙諮問された08年度保育料について「現行の保育料を据え置き、保育内容の充実を図ることに満場一致決定した」と答申した。
審議会では、原油価格の高騰による影響で保育園の運営費の増加が予想されること、06年度には階層変更により5%減額、07年度には3・6%減額と2年連続で引き下げていること、保育園で運動あそびや英語あそびなど先進的な取組みをするなど質の高い保育をしていることなどを考慮し、今回の答申となった。
平沢町長は「できるだけ中身を充実させて、良い保育ができるよう考えていきたい」と述べた。
保育料運営費に対する保護者の負担割合は30%前後が理想とされ、箕輪町では06年度決算で32・26%、07年度決算見込みで31・01%と理想に近い数字となっている。 -
伊那広域シルバー人材センター箕輪地区懇談会
箕輪町の松島コミュニティーセンターで12日、伊那広域シルバー人材センターの箕輪地区懇談会が開かれた。会員160人が参加し、状況報告や活動報告、意見交換などを行った。
箕輪地区委員の平沢一久さんは「明日につながるような会議になるようお願いしたい」とあいさつした。
来賓として出席した箕輪町の平沢豊満町長は「今後も仲間とのつながりを大切にして、すばらしい毎日を送ってください」と祝辞を述べた。
箕輪地区の会員は現在207人。今年度18人が入会し13人が退会した。受託事業実績は前年よりも件数では8件増加したが、金額は176万8858円下回った。
また活動として、6月には剪定講習会、7月には北部地区刈払い機安全講習会、原付オートバイ安全講習会、11月には高齢者自動車安全講習会などを開いている。ボランティア活動も頻繁に行っているほか、マレットゴルフ大会や旅行を企画し会員同士、親睦を深め合っている。 -
ながたの湯9周年お客様感謝デー
箕輪町長田の日帰り温泉施設「みのわ温泉ながたの湯」は14日、9周年お客様感謝デーで、熱々のとん汁「ながた汁」をふるまい、入場者にプレゼントを配った。
98年12月14日にオープンして丸9年が経ち、入場者は209万人を超えた。今年7月6日に200万人を達成。1日平均720人が利用している。
玄関横でふるまった「ながた汁」は、「おいしい」「体が温まる」と好評で、有料入場者には粗品と飲料をプレゼントした。入場回数券購入者のお楽しみ抽選会では、新巻鮭やイカ沖漬などを引き当てる人もいて喜んでいた。
みのわ振興公社社長の平沢豊満町長は、「周辺や遠方からも訪れてもらい大好評。湯も常に清潔に気を付けている。ゆっくり入って健康で長生きできるようにこれからもぜひご愛顧いただきたい」とあいさつした。 -
箕輪町行政経営講演会
箕輪町と町議会は13日夕、町文化センターホールで町行政経営講演会を開いた。集まった町職員ら約400人に対し、早稲田大学大学院教授で前三重県知事の北川正恭さん=写真=が地方分権時代の地域経営について語った。
北川さんは三重県議会議員に3期連続、衆議院議員に4期連続当選し、95年から2期連続で同県知事を務めた。講演では、県知事時代などの体験談を交えながら、「ないものねだりから、あるものさがしへ」と題して話した。
「時代は中央集権から地方分権に変わった。自分たちで決定し、それに責任を持つことが分権時代の経営。こんな町をつくりたいというビジョンが必要となる」と強調。そのためには「情報を公開することで、みんなに関与してもらう環境をつくることが大切」とした。
「蝶々が飛ぶのを見て、となりの蝶々も飛ぶと、地球の裏側にハリケーンができる」竏窒ニの理論を用いて、「最初の気づき、努力が共鳴すると大きなものをつくり出す」と説明。「箕輪町では、みんながその気になって議論し合って、町づくりを進めることを期待する」とエールを送った。 -
箕輪町特産07年産「まつぶさわいん」17日発売
箕輪町の特産品07年産「まつぶさわいん」が完成し13日、栽培研究に取り組む「箕輪町まつぶさ会」(17人、渕井英宏会長)の役員、町理事者、議員らによる試飲会が町役場であった。「酸味が抑えられ、飲みやすい」と好評で、17日から町内を中心に小売酒販店で販売を始める。
マツブサはモクレン科の落葉性つる植物で、秋に黒紫色の実を付ける。今年は、昨年の2倍以上、4年ぶりの豊作となり1264キロを収穫した。「夏の暑さと適度な雨でマツブサにとっては天候に恵まれた」といい、発足当初から比べると栽培面積は減少したものの、収量は上がった。
下伊那郡松川町の信州まし野ワインで醸造したマツブサ果汁100%の原酒。アルコール分8%。500ミリリットルビンで限定1500本。1本1850円(税込)。
渕井会長は「町の特産品としてご愛顧いただきたい」とあいさつ。平沢豊満町長は、「皆さんのご努力で今年も素晴らしい自然の贈り物、ワインができた。町も特産品として宣伝したい」と話した。 -
箕輪町議会12月定例会一般質問(2)
◆後期高齢者医療制度の住民説明について藤田英文議員が質問した。
平沢豊満町長は、「きめ細かな説明をしたい」として、来年1月11日から夜間に町内9カ所で対象者の家族向け、1月下旬から2月上旬の昼間に対象者向けに説明会を開く計画を示し、1月に75歳以上の町民に通知を出すことを説明した。
◆グリーンツーリズムの構想について3人の議員が質問した。
町長は、「グリーンツーリズムと健康づくりでまとめていきたいと思っている。みのわ健康アカデミーのプログラムをうまく使い、さらに農作業、森林浴、ハイキング、温泉などを使って検討したらどうかと、まとめをしている」と答えた。 -
カリンを使った料理講習で地産地消
農村女性ネット上伊那箕輪支部は9日、箕輪町で農業をしている女性の集まり「野良っ娘の会」の会員に呼びかけ、Aコープ箕輪店で地産地消セミナーを開いた。約30人が集まり、町特産のカリンを使ったジャムなどを作った。
カリンはジャム、カリン酒にして調理。そのほか、JA上伊那農政対策委員会の「米の消費拡大事業」で提供のあった米やしめじ、牛乳を使って「かぼちゃのポタージュ」「きのこの春巻き」「炊き込みご飯」を作った。
セミナーはカリンを使った料理を学び、特産品の消費拡大を狙う目的で、この日、作った料理は会員らで試食し、感想を農村女性ネットに報告。会員らは各家庭に帰り、レシピを周囲に普及していくという。
カリン酒を作る「野良っ娘の会」のメンバー -
禁煙友愛会カレンダーにポスター掲載で表彰
日本禁煙友愛会が毎年会員に発行しているカレンダーに箕輪町では唯一、箕輪西小学校の垣内夕さんが応募したポスターが掲載されたことを受け、同会箕輪町支部の小林曽支部長が同小学校を訪れ、賞状などを送った。
同会は今年6縲・月始めに県内外の小学校4年生と中学校1年生を対象に禁煙を呼びかけるポスターを募集。6150点の応募があり、その中からカレンダー掲載用に中北信版(他県も含む)と南信版それぞれ9点ずつ選んだ。上伊那では垣内さんと伊那東部中学校1年の梅垣里沙さんの作品が選ばれた。
賞状と景品を受け取った垣内さんは「タバコはまわりにも自分にもよくないので、そこを分かって欲しいと思った」と作品に込めた思いを話した。
垣内さんの作品は青地にタバコを吸っている3人の顔が描かれている。特にこだわったところは、「煙が長く伸びていくところ」とのこと。
また、同禁煙ポスターで佳作をとった同校4年生の小嶋穂乃花さんと加藤夏海さんもそれぞれ表彰された。 -
ソフトボールチーム「寅卯倶楽部」が箕輪町にベンチ寄贈
箕輪町のソフトボールチーム「寅卯倶楽部」(荻原利一監督・代表)は8日、創立30周年記念で町にベンチ5台を寄贈した。
寅卯倶楽部は77年に発足。仲間の干支である寅卯をチーム名にし、78年から早起きソフトボールのリーグに参加。壮年ソフトボールリーグにも参加し、早起きは全試合出場、壮年は2試合不戦敗だったのみで、「保とう健康・守ろう安全」をテーマに30年間プレーしてきた。
現在メンバーは67歳から69歳の20人。女性も2人いる。今回、30周年を記念し、社会教育のためグラウンドで使うベンチを寄贈することにした。式典で荻原代表が平沢豊満町長に目録を手渡した。
荻原代表は、「30年の長い間、家族や奥さんの協力でここまでやってこれた。これからもチームを残し、やっていこうと決めた。体に気をつけ、輪を誇れるチームにしていきたい」とあいさつした。
平沢町長は、「長年の気持ちがこもった記念品をいただいた。町民を代表してお礼申し上げる」と感謝し、「健康増進と親ぼくで長年続いていることに敬意を表する。末永く続けてほしい」と祝辞を述べた。ベンチは番場原グラウンドに設置するという。 -
箕輪町議会12月定例会一般質問(1)
◆08年度の子育て支援で学童クラブの充実について唐沢荘介議員が質問した。
平沢豊満町長は、「利用負担金の見直し、(利用者の多い)中部教室の分割の検討をしたい」と話した。
◆老朽化が著しく定員オーバーになっている沢保育園の改築計画について大槻久人議員が尋ねた。
町長は、「最も古い園舎で早急に対応しないといけない。08年度は用地確保と方向性の検討をしてもらいたいと思っている」とした。
◆学校給食の民間委託で箕輪北小学校の状況と箕輪中部小学校への導入について小島常男議員が質問した。
井内吉彦教育委員長は、北小について「05年から実施され、大きな問題なく順調に運営されている」と説明。給食室の新築工事が進んでいる中部小については、「新設に伴い民間委託したいとPTAに話し、説明会や北小の視察・給食試食などをし理解を深めてきた。PTAから8項目の要望書が出て、誠意ある回答したい。民間委託の同意が得られたかと思う。北小の2年間の実績を踏まえ大丈夫だろうと思っている」と答えた。 -
第55回全国高等学校定時制通信制生徒生活体験発表大会で厚生労働省職業能力開発局長賞受賞
箕輪工業高校定時制4年生
箕輪町上古田
押野悟司君(18)ここまで自分が成長してこれたのも、中学の時の経験があったからこそ。不登校になったのも、ここ(箕輪工業高校定時制)に入学したのも必然だった。それを受け止め、考えて行動した結果が今なんだと思うんです竏秩B
定時制、通信制の高校で学ぶ生徒が、学校生活を通して感じ、学んだ体験を発表する「生活体験発表大会」。その第55回全国大会(11月24日、東京都新宿高校)に県代表として出場し、箕工定時制で過ごした自身の成長を見つめた『努力と結果』を発表。見事厚生労働省職業能力開発局長賞に輝いた。
「昨年も県大会まで行ったので、今年は上を狙うつもりはなかったんです。このテーマを選んだのは、もう4年生だし、これまでの自分を振り返ろうと思って。でも、賞をもらえたのは素直に嬉しい」と笑顔を見せる。
◇ ◇
中学2年の夏、いじめを原因として不登校になった。それ以降、中学校には行っていない。
これまでの遅れを取り戻したい竏秩Bそんな一心で箕工の定時制に入学しようと決意した。不安はあった。中学の時の経験は、“人間不信”という心の傷を残していたからだ。
意を決して入学したものの、しばらくは自分の殻から出られない日々が続く。そんな中迎えた、1年生の夏、文化祭での定時制恒例の出し物となっている「和太鼓演奏」の練習に取り組むことになった。
太鼓をやったことはなかったが、もともと音楽は好きだったこともあり、練習すべてが楽しかった。また、みんなと一緒に練習に励む中で仲間と打ち解け、その経験が自信を持つきっかけとなった。
その後、アルバイトや生徒会なども経験。忙しいながらも充実感のある日々を重ねる中で、共通の趣味を持つ仲間ができ、先生とも気軽に話せるようになった。そこには、一歩一歩だが確実に成長してきた自分の姿があった。
「『ここまで上がってきたのだから、もっと上へ上へ』って無我夢中で頑張っていました。アルバイトもそれまでの人間不信を払拭するチャンスだと思って始めました。最初は緊張したけど、大きな自信になりました」
◇ ◇ -
伊那市で交通安全街頭啓発
飲酒運転の根絶、高齢者の交通事故防止などを重点に31日までの21日間活動する「年末の交通安全運動」が11日始まった。初日、伊那市役所前の市道にも交通指導所が設置され、市交通安全協会連合会や伊那警察署ら関係者約80人が街頭啓発した。
年末の運動には毎年、山寺義士踊り保存会の協力で、参加者たちが赤穂浪士の装束で身を固め、「交通事故打ち止め」の啓発活動を展開。「年末の交通安全運動が始まりました。安全運転をお願いします」などと信号待ちのドライバーに呼びかけ、啓発チラシやティッシュなどを配った。
10日現在、伊那署管内で発生した交通事故件数は491件で前年と比べて1件増、けが人は624人で9人増加。死者は2人で5人減少している。交差点内、女性が被害者となる事故などが増加しているという。
義士踊りの衣装で交通安全を呼びかける参加者たち -
第7回学校太鼓交流発表会「子ども太鼓inみのわ」
第7回学校太鼓交流発表会「子ども太鼓inみのわ」が8日、箕輪町文化センターホールであった。総勢250人が参加し、各チームが練習を重ねてきた太鼓の音色を会場中に響かせた。上伊那教育会総合・生活科教育研究会、箕輪町教育委員会主催。
出演は小学校8校、伊那養護学校、箕輪町の木下南保育園年少児と招待チームの箕輪太鼓ジュニア、たかずやの里、箕輪北小学校(コカリナ演奏)の全13チーム。
「宮田村の人に幸せになってほしい」と結成し3年目の宮田小学校6年生、アフリカンドラムに取り組んできた2年間の思いを込めた赤穂小学校6年2組、伊那西小学校の親子チーム「猿」など、どのチームも皆の心を一つにし息の合った力強い演奏を披露した。
保育園児の参加は今回が初めてで、サルに扮した園児が竹と太鼓を打ち鳴らし、「あいあい」をかわいらしく熱演した。 -
箕輪町
08年4月に子育て支援センター開設へ箕輪町は、08年4月1日から子育て支援センターを開設するため、子育て中の母親らも含めた委員会で検討を進めている。10日の町議会12月定例会一般質問で、荻原かほり議員の質問に対し、平沢豊満町長が「08年度予算編成の『一味ちがう箕輪の子ども育成事業』に関連し、子育てが安心してできる環境整備のシンボルプロジェクトとして取り組む」と答えた。
設置のねらいは、子育て中の家庭の支援。子育てが楽しくなる親と子のふれあいスペースとし、センター機能を持たせる。利用対象は0歳から就学前まで。場所は松島の「いきいきセンター」を活用。子育て家庭の相談援助もできる体制にし、職員を配置する。
いきいきセンターは現在、75歳以上の高齢者を対象にした「いきいき塾」などが利用しているが、その機能は残し、“箕輪らしさ”として親子と高齢者や障害者との交流の考えも示した。 -
「みのわ・たつのクリスマス国際交流会」
箕輪、辰野町の小中学校でつくる北部教職員会日本語指導教室担当者会は9日、箕輪北小学校で両地域の国際交流の輪を広げるためのパーティー「みのわ・たつのクリスマス国際交流会」を開いた。各学校の外国籍児童、生徒とその家族ら約90人が集まった。
交流会は、地域に暮らす外国人が互いの文化を尊重し合いながら、日本での生活になじむための理解を深めるきっかけの場で7回目。出席者たちは日本人の友人を招待し、一緒に歌を歌ったり、ゲームやプレゼント交換などをして楽しんだ。
パーティーは各家庭1品ずつ料理を持ち寄る形式。ミンチなどを小麦粉の皮で包んで油で揚げた半月型のおやつ「ヒゾーリス」、コンデンスミルクを固めた菓子「ブリガデーロ」などのブラジルの家庭料理がテーブルに並んだ。
北部日本語指導教室担当者の北原正治教諭(箕輪中部小)は「一緒に飲んだり、食べたりする場を設けることは大切なこと。これを契機に、保護者同士の横のつながり、子ども同士の縦のつながり、そして日本の子どもたちとのつながりが生まれれば」と話している。
各家庭の手作り料理に舌鼓を打つ出席者たち -
箕輪町警部交番に支援物資
箕輪町警部交番連絡協議会(小林紀玄会長)は6日、町の安全のため歳末特別警戒のパトロールに励む交番の署員に支援物資を贈った。
協議会は夏と冬の年2回、支援物資を届けている。今回は役員8人が訪れ、小林会長が「師走を迎え、事件事故の多発の時期になった。町民が安全で安心して暮らせるよう、署員の皆さんに頑張っていただきたい」とあいさつし、切りもち20キロ、栄養ドリンク50本、カップ麺14ケースを贈った。
倉田千明所長は、「夏、冬の支援は非常に励みになる。寒くなるので温かいものをいただき、頑張りたい」と感謝した。
贈呈式後の役員会で、所長から町の治安情勢の説明も受けた。今年は犯罪、事故ともに昨年より減少。今年1月から11月末まで刑法犯は151件(前年比41件減)。交通事故は人身事故94件(前年比17件減)、物損事故は10月末までで431件(同51件減)。交通事故で後退時の衝突が目立つため、後方の安全確認の呼びかけもあった。 -
箕輪ミニバスケットボールクラブ、北信越大会出場あいさつ
箕輪町にある「箕輪ミニバスケットボールクラブ」が22、23日に富山県で開かれる北信越ミニバスケットボール大会に出場する。6日、大会に出場するメンバーなどが同町役場を訪れ平沢豊満町長と小林通昭教育長にあいさつした。
同クラブは町内外の小学生1縲・年生約30人が所属しており、5、6年生で構成されたAチームは先月24日のパナホーム東海カップ長野県ミニバスケットボール選手権大会で優勝した。それにより、北信越ミニバスケットボール大会と08年1月26、27日に長野市で開かれる全国選抜長野県大会への出場が決まった。
北信越大会は長野県ミニバスケットボール選手権大会での上位2チームが、全国選抜長野県ミニバスケットボール大会は上位8チームが出場し、それぞれの大会に全国ミニバスケットボール大会出場への切符が用意されている。
チームのキャプテン唐沢恵介さんは「今まで練習してきたことを十分発揮して1位を狙えるよう頑張っていきたい」と決意表明した。チームメイトたちもキャプテンに続いて、「悔いの残らない全力のプレーをして全国へつなげたい」「ボールを回し、シュートをいっぱい入れて全国へいけるよう頑張りたい」「今日からの一回一回の練習をしっかりやって全国へつなげたい」など全員が決意表明した。
平沢町長は「これからも一人一人が目標と夢を持って、その実現のために、ぜひ頑張っていただきたい」と激励した。
ニバスケットボール北信越大会出場メンバーは次のみなさん。
唐沢恵介(伊那西6年)田中壮汰(箕輪北6年)田中和樹(同)水田諒(同)伊藤龍輝(箕輪中部6年)桑沢亮(箕輪北6年)牛山奈生都(同)小川大介(箕輪北5年)星野勝輝(箕輪中部5年)花岡裕史(箕輪北5年)新里裕太(箕輪中部5年)宮坂勇輝(同)古田純也(同)片山真司(箕輪北5年)有賀真哉(箕輪北5年)。 -
第3回親育ち元気アップ講座
箕輪町は5日、0縲・歳児の親子を対象にした「親育ち元気アップ講座」を同町文化センターで開いた。町内でピアノ教室を開いている柴宮和子さんが、クラシックや童謡などを演奏し、参加者たちは親子でミニコンサートを鑑賞した。
同講座は子育て支援事業の一環として、子育て中の親にリフレッシュしてもらうことを目的として、箕輪町が今年から始めたもので今回で3回目となる。
親子でじゅうたんの上に座り、「子犬のワルツ」「ゆりかごのうた」「アイアイ」「さんぽ」などの演奏を、母親はゆったりと、子供はバナナやリンゴのフルーツシェイカーを元気に振って楽しんだ。 -
箕輪町議会12月定例会一般質問要旨
箕輪町議会12月定例会の一般質問は10、11日にある。質問者は14人。質問要旨は次の通り。
荻原かほり議員 (1)協働のまちづくりのための町民の活動(2)子育て支援の活性化と具体的な取り組み(3)学校教育の今日的課題と動向(4)高齢者支援に一助
下原甲子人議員 (1)07年度予算、事業の進ちょく状況と見通し(2)08年度予算編成、事業計画(3)目標管理と人事評価(4)消防施設の整備と管理
唐沢荘介議員 (1)新年度予算編成方針議員(2)新年度の子育て支援(3)箕輪祭り(4)ふるさと大使
松崎久司議員 (1)08年度予算編成(2)08年度教育予算(3)農業委員の報酬見直し(4)高齢者、障がい者にやさしいまちづくり
大槻久人議員 (1)保育計画(2)障害者福祉・教育(3)一般行政
小島常男議員 (1)08年度予算骨子(2)学校給食の民間委託(3)耐震対策(4)農地の有効利用を(5)中心市街地の活性化(6)道路改良により交通事故が多発したが現在は(7)冬季の通学路安全対策(8)自然保護と環境保全(9)過去の約束の実行
武村俊身議員 (1)08年度取り組む重点施策(2)公共施設の耐震(3)下水道を布設した個所(4)十沢線農免道路交差点(5)上の平城址(6)萱野高原
丸山善弘議員 (1)里山整備と森林税(2)広域連合の新ごみ処理施設(3)町内のごみ対策(4)代替エネルギー(5)町内の下水道工事と発注
寺平秀行議員 (1)商店街活性化とTMO(2)企業誘致と工業振興(3)若年層の行政参画(4)遊休農地活用と農業活性化(5)健康と食育(6)インフルエンザ対策(7)美しいまちづくり
平出政敏議員 (1)08年度の予算策定(2)雨水排水事業の推進(3)保育行政(4)職員の少数精鋭体制(5)町長の箕輪流グリーンツーリズムの構想(6)新図書館建設
春日巌議員 (1)一般財政予算(2)地球温暖化対策(3)学校給食(4)県・町道改良(5)農業振興策
藤田英文議員 (1)地域づくりと3万人規模の町づくり(2)グリーンツーリズム施策の活用(3)町振興策の課題(4)地球温暖化防止(5)後期高齢者医療制度
松本つぢ議員 (1)子育て支援(2)人にやさしい町づくり
向山章議員 (1)新年度予算(2)二酸化炭素などの削減(3)寄付条例制定(4)いじめの実態(5)「GDV教育」の取り組み(6)全国学力テストの結果(7)学校給食の民間委託 -
伊北インター料金所で強盗防犯訓練
中日本高速道路(愛知県)は4日、伊那署の協力を得て、箕輪町の中央自動車道伊北インター料金所で強盗防犯訓練を実施した。同社飯田保全サービスセンター管内の7料金所で働く職員ら約30人も見学し、強盗の対処方法を確認、緊急時の対応に備えた。
料金所の職員を人質に取り、同事務所の金庫から金を奪って逃走する想定。犯人役の署員2人が模造拳銃を発砲しながら事務所の職員に対し、「金を出せ」と怒声をあげて脅迫するなど、張り詰めた空気が流れる中での訓練となった。
職員らは車で逃走する犯人たちに対し、車両へカラーボールを投げつけ、車のナンバーを書きとめるなど迅速な対応を取った。見学する職員たちも有事に備え、犯人の人相などの特徴を覚えるなどした。
伊那署生活安全課の亘浩幸課長は「日本全国、どこで強盗が起きてもおかしくないので、日ごろからイメージトレーニングを心がけて」と総評。犯人を逮捕するためには、犯人の逃走方向、人相や車両ナンバーを正しく覚えるよう冷静に対処して竏窒ニ呼びかけた。
訓練は年1回、飯田保全サービスセンター管内の中央自動車道伊北インター縲恍・テ川インターの7料金所で順番に実施。犯罪が多発する年末の時期、地元の警察の協力で行っている。
模造拳銃を突きつけて料金所職員を脅迫する犯人役の警官 -
古田人形芝居定期公演
県選択無形文化財である箕輪町の古田人形芝居の07年度定期公演が1日、町文化センターホールであった。古田人形芝居保存会や小・中学校のクラブなどが巧みに人形を操り上演した。
今年の打ち上げ公演でもあり、古田人形芝居保存会は「三番叟」「浄瑠璃 傾城阿波鳴門」「生写朝顔話 大井川の段」を上演。観客は、人形の心の動きが伝わる芝居に引き込まれていた。
箕輪中学校古田人形部は、取り組んで2年目になる「浄瑠璃 生写朝顔話 宿屋の段」、箕輪西小学校古田人形クラブは「現代語 傾城阿波鳴門 順礼歌の段」を熱演した。
発足2年目の箕輪中部小学校古田人形クラブは、6人全員が初めてで、これまでに学び覚えた人形の基本動作を熱心に発表した。 -
箕輪町議会12月定例会開会
箕輪町議会12月定例会は4日開会した。一般会計補正予算案など11議案を提出し、土地の取得、土地の処分、上伊那広域連合規約の一部変更の3件を即決した。
提出議案は高齢者等介護予防施設設置条例制定について、町一般職の職員給与に関する条例の一部改正、07年度一般会計など補正予算案6件。一般会計補正予算案は、歳入歳出から各1億816万9千円を減額し、総額を各88億8224万7千円とする。
土地の取得は、06年7月豪雨災害で被災した北小河内地区竹の腰公園復興事業のマレットゴルフ場とふるさとふれあい館の用地で、地積は6240・87平方メートル。取得予定価格は2683万5741円。契約の相手方は漆戸正博さんほか7人。
陳情は▽後期高齢者医療制度の中止・撤回を求める陳情書▽深刻な医師不足を打開するための法律の制定を求める陳情書▽「看護師等の人材確保の促進に関する法律」の改正を求める陳情書▽保険でより良い歯科医療の実現を求める意見書採択についての陳情▽米価の安定対策を求める陳情-。 -
天竜せせらぎロードプロジェクトが北島公園にあずま屋を整備
天竜川護岸道路の理活用について考える「天竜せせらぎロードプロジェクト」(小池茂治会長)は2日、天竜川右岸の深沢川との合流点下流にある北島公園に、あずま屋とテーブルセット、木製ベンチ4器を設置した。
天竜川の親水公園の検討などを計画してきた同プロジェクトでは、今年7月、昨年7月に発生した豪雨災害を伝える「伝承之碑」が設置された同公園整備を担うこととなり、あずま屋の設置、桜の植樹などを計画。10月には伊那青年会議所の40周年記念事業として、桜の植樹が行われた。
そんな中今回、あずま屋やベンチの設置に着手。作業にはプロジェクトメンバー約10人が参加した。
あずま屋の位置は天竜川が見渡せる公園中央部分で、川をよく見られるよう、囲いは付けないことにした。広さは約13平方メートル、高さは約3・7メートル。公園整備には県の地域発元気づくり支援金の助成も受けている。
小池会長は「今日、ここを通った人が『今度はここで休めるね』と話していた。天竜川と憩える護岸にすることを目的としてやってきたが、プロジェクトとしては一歩前進できたと思う」と話していた。
今後は、照明などの整備などを計画している。 -
木下ふれあい蕎麦(そば)の会が地元住民を招いてそば祭りを開催
そばを食べながら住民同士の交流を深めてもらおう竏窒ニ2日、箕輪町木下の住民有志でつくる木下ふれあい蕎麦(そば)の会(会員25人、加藤正秀会長)による「そば祭り」が、木下公民館であった。家族連れなど、多くの地域住民が集まり、打ちたてのそばの味を楽しんだ=写真。
そば祭りは今年で7年目。新そばの味を楽しんでもらえる11月末から12月の初旬に行っている。
この日は約20人の会員らが朝からそば打ちを開始。地元住民も11時ころから続々と集まり始めた。
会場では会員がそば打つ様子が直接見られるようになっており、訪れた人たちは手打ちそばを味わいながら、手際よくそばを打つ会員らの様子に関心していた。
加藤会長は「世間話などをしながらそばを楽しんでいただければ」と話していた。 -
「イルミネーションフェスタ☆みのわ」始まる
箕輪町の中心商店街を電飾で彩る「イルミネーションフェスタ☆みのわ」が1日、センターパークまつしまを中心に始まった。2年目の今年は、『地球と生命PARTII「天竜川伝説・水と命」』がテーマのイルミネーションで、来年1月26日まで点灯する。
中心市街地活性化に取り組む「みのわTMOネットワーク2004」、箕輪町商工会の主催。 -
【記者室】ブックスタート
箕輪町図書館がブックスタート「みのわっ子絵本プレゼント」を始めた。ほかの自治体ですでに実施している事業だが、町には、絵本の配布時に絵本ボランティアによる読み聞かせという特色がある▼本を贈るだけでなく親子1組ずつに実際に読み聞かせをする時間を大事にしたい-。呼びかけに応じ集まったボランティアは30人。親子と言葉を交わし、絵本を開く。7カ月相談の待ち時間というわずかな時間だが、心の中がほわっと温かくなるようなひとときだった▼読み聞かせの楽しい時間が家庭の中に生まれることを応援し、「町中みんなで箕輪の子を育てていきたい」と図書館。親子のもとに届いたのは、心はぐくむ1冊の絵本と町の人の温かさだったように思う。(村上裕子)
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箕輪町除雪会議
箕輪町は29日、07年度除雪会議を町役場で開き、除雪や凍結路面対策のための除雪計画を業務委託する町内19業者に説明し、協力を求めた。
計画は、第1次体制は主要幹線道路で積雪5-10センチ以上を目安に委託業者が除雪作業を始める総延長99キロ、70路線。午前7時ころまでに除雪する優先重点路線を含む。雪害対策本部が設置された場合の第2次体制は、総延長24キロ、51路線。雪捨て場は、町営西部運動場、町スイミングプール駐車場、町営沢運動場南側、一の宮リズムグラウンド、天竜川の高水敷。
凍結防止剤は、主要幹線道路は業者が散布し、坂道や交差点など22カ所は公共施設や個人宅などに設置して住民の協力を得て散布する。
区内の生活道路や除雪路線に指定されていない「みのちゃんバス」路線は住民の協力を呼びかける。
業者からは、除雪作業に対し「公共の仕事に携わっている使命感のような部分でやらせてもらっている」という声や、燃料代が高騰している現状から今後大幅な価格の高騰があった場合の料金の検討を求める意見などがあった。