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公民館学級が箕輪祭りに初参加 踊り練習に励む
箕輪町の「あざみ学級」は、町の夏を彩るみのわ祭り(30日)のワクワクダンシングに初参加する。練習最終日の26日は、用意したおそろいのTシャツとサンバイザーを着用して取り組み、振り付けなどを確認し合った。受講者らは「不安だけど、精いっぱい踊りたい」と意欲をみせている。
「あざみ学級」は、50代から60代の16人が受講し、公民館大学との合同講座や館外研修のほか、演歌体操、手芸講座などを年間通して学んでいく。
町がワクワクダンシングを誰でも気軽に踊れるようにと、従来の振り付けを簡略化し、新たな踊りを考案。(ワクワクダンシングII)。今年取り入れることに決まり、1回目の演歌体操講座で講師の今井愛子さんらが祭りへの参加を持ちかけた。公民館の学級単位で一つの連をつくり、踊りに参加するのは初めて。
最初は横に首を傾げ「テンポが早いし、ついていけるか」と不安を抱えていた受講者だが、2時間程度、4回にわたって練習に励み、ほぼ完成に近づいた。衣装も、講座名から「アザミ」の写真を胸元に配し、紫色に統一したTシャツと黄色のサンバイザーにして張りきっている。
当日は、今井さんら2人を先頭に、練習の成果を思いっきり発揮する予定だ。 -
やきはた小学校課外授業
箕輪町に今年5月に開校した町公民館の元気がでる講座「やきはた小学校」。学生の小学生以下の親子が23日、課外授業で大泉ダム上流に出かけた。
やきはた小の履修科目は初級農学。親子で 野菜を作り収穫祭をする。これまで付属農園でジャガイモなどの作付け、草取りの授業をしてきた。
第1回の課外授業は農学からちょっと離れて「川遊びとバーベキュー」。水着着用、浮輪持参の子ども13人と大人9人が参加した。
学習課題は▽川の中に露天風呂をつくる▽バーベキューでパワーをつける▽簡単アウトドア料理を覚える-。いっぱい食べ、思い切り遊ぶ授業だ。
冷たくても平気!川遊びって楽しい
アウトドア料理はお母さんたちの課題。ダッチオーブンにキャベツ、ベーコン、タマネギなどを入れじっくり煮込むだけ。かまど作りは、薪にする少し大きな木を探し集めて子どもたちも協力。お父さんたちの火起こしを興味津々で観察した。
バーベキューは子どもたちの得意分野。「おいしい」を連発してもりもり食べ、用務員特製の焼きそばもぱくぱく食べた。簡単アウトドア料理もおいしく出来あがり、「これ、いい」「今度やってみる」とお母さんたちにも好評だった。
腹ごしらえが済んだら、お待ちかねの川遊び。「絶対に深い場所にはいかない」と約束し、子どもたちは元気に川に突入。冷たい水もなんのその。石や棒で水をせき止め、せっせと川底を掘って完成した露天風呂は、お尻が半分浸かるくらいの浅い風呂だが、浮輪着用で“入浴”。お腹が川底に着きそうな場所でもシュノーケルを着けて泳いだり、浮輪を着けて水辺に座ったり、魚を探したり、いっぱい遊んだ。
「冷たくなーい」と川で遊んだ子どもたち。しかし外は曇天。やはり寒かった。木などをくべてたき火をし、体を温めた。「大泉ダムは南箕輪村の水源。きれいにしよう」と、最後は河原のごみも拾った。
川での遊び方、アウトドア料理、たき火の仕方など遊びながら学んだ課外授業。「また来たい」「川遊びが楽しかった」と大満足の子どもたち。「学校の内容がいい」「親子でできるのがいい」と親も楽しく過ごした。
開校からわずか3カ月。「来年もあるよね。やきはた小」。すでに、そんな声が聞こえている。 -
“倭火”が彩る箕輪の夏
みのわ祭りイベント「手筒花火」箕輪町発足50周年記念2005みのわ祭りで今年も、みのわ手筒会(唐沢修一会長)が手筒花火を打ち上げる。今年は、50周年記念で静岡県浜松市庄内地区の「む筒会」(井上誠会長)を招致し競演する。また、上清内路煙火同士会(原満征会長)からも3人が応援に駆け付け、花を添える。
みのわ手筒会は会員40人(女性4人)。む筒会は12人(女性2人)。
今年の夏は、例年より花火の数も多く、新作花火や仕掛け花火も盛り込んだ見どころ満載の15プログラム。50周年に合わせ手筒会は手筒45本、む筒会は大筒5本の計50本を打ち上げる。上清内路煙火同士会は仕掛け煙火と大三国で盛り上げる。このほか小型煙火や打上煙火もある。
みのわ祭りの恒例となった手筒花火。町内外から問い合わせも多く、年々観客も増えている。唐沢会長は、「町発足50周年の記念のまつり。箕輪町のために総力を挙げて今までよりボリュームのある花火にしたい」と意気込んでいる。 -
箕輪中部小5年2組学級親子レク
箕輪町立箕輪中部小学校5年2組(37人、六波羅孔明教諭)の学級親子レクリエーションは23日、同校であり、親に感謝の気持ちを表し楽しんでもらおうと児童がホスト役を務め、ミニ運動会や花火などを楽しんだ。
総合的な学習で、1学期は児童が個々にやりたいことをプロジェクトチームを作って活動。計画や運営の練習をし、2学期からはクラスで一つのテーマを決めて学習する。
今回の学級親子レクは総合的な学習の取り組みでもあり、▽飯ごう炊さん▽花火大会▽夜の学校探検▽肝試し-のプロジェクトチームが主体となり、児童が全て計画した。
児童の夕食は、飯ごうでご飯をたき、手作りのカレーライス。腹ごしらえを済ませたあと、保護者と一緒に体育館でフリースロー対決や満水リレーなどのミニ運動会をした。
班対抗ひもつなぎゲームは、箱に隠された長さの違うひもを順番に引き抜き、縛ってゴール地点までつなぐ早さを競うゲーム。とても短いひもを引いて「何これ!」と叫ぶ保護者もいて、親子で熱中した。
花火の後は、お待ちかねの夜の学校探検と肝試し。昼間の学校とは違う表情を見せる校舎の中を、決められたコースを探検して歩いた。
##(写真・よこ)
ミニ運動会のひもつなぎゲーム -
箕輪消防署水難救助訓練
箕輪消防署は25日、有事に備えて天竜川の箕輪橋下流で水難救助訓練をした。署員は、事前の段取りがなく現場で想定が与えられるというより実践的な訓練に真剣に取り組んでいた。
訓練は、中州からの救助、河川への進入方法と救出の2通り。
中州からの救出は、中州に人が取り残され救助を待っている想定。要救助者2人は、1人が意識があり、もう1人は意識がない。救助にあたっては、▽救助ヘリが修理中で使えない▽濁流で天竜川は泳げない▽みのわ橋は無いと考える-などの条件が与えられた。
小隊編成した署員は中州に向けて検索銃でロープを飛ばし、中州からロープにつないだ太いロープを引き寄せアカシヤの木に縛り、署員がそのロープをつたって中州に渡り舟形担架に要救助者を乗せて川岸に救い出した。署員は、検索銃が中州に届かないなどアクシデントもあったが、一刻も早く要救助者を助けようと懸命に訓練に臨んでいた。
ロープで要救助者の待つ中州に渡る箕輪消防署員 -
みのわ祭りPRキャンペーン
箕輪町発足50周年記念2005みのわ祭り(30日)の開催まで1週間と迫り、祭り実行委員会の広報宣伝部会は23、24日、祭りのPRキャンペーンをジャスコ箕輪店の入り口付近で行った。町内のダンスサークルがワクワクダンシングを披露して祭りへの参加を呼びかけた。
PRキャンペーンは、祭りムードを盛り上げ、町内外から多くの人に祭りに来てもらおうと毎年行っている。
買物客が多くなる夕方に、町内ダンスサークルのインストラクターらがワクワクダンシングの曲に合わせて切れのある動きで息の合ったダンスを披露。子どもたちも参加して元気な踊りを見せた。
部会員が買物客らに祭りのチラシとうちわを配り、「みのわ祭りに来てください」と呼び掛けた。 -
リンゴオーナー開園祭
自分が気に入ったリンゴの木のオーナーとして収穫を体験する、上伊那農業協同組合のリンゴオーナー制度の開園祭が24日、伊那市や南箕輪村、箕輪町などの各リンゴ園で行われた。県内外から多くの参加者が訪れ、木を真剣に品定めしつつ、オーナーとなる木に名札をつるした。
収穫体験を通して、信州リンゴや農業への理解を深めてもらおう窶狽ニ、JA上伊那が行っているこの制度。申し込みのほとんどは、インターネットや新聞広告、知人を通して制度を知った県外者だという。
伊那市西箕輪の原農園も、この日開園祭を迎えた。園主の原伊一さんは「安全で安心な農産物の収穫を消費者に体験してほしい」と、今年から木の貸し出しを始めた。オーナーには東海地方や関東地方などから13件の申し込みがあった。オーナーの一人、静岡県の落合清さんは、この制度のの常連。今年は違った園も見てみたい窶狽ニ、原さんの農園に申し込んだ。孫を連れて訪れる収穫が、何よりの楽しみだという。
収穫は11月ころ。 -
「箕輪手話サークル」の25周年記念大会
箕輪町社会福祉協議会に所属する「箕輪手話サークル」の25周年記念大会が17日、箕輪町の松島コミュニティーセンターであった。記念式典や、同サークルメンバーで制作した手話劇の披露など、会場に集まった会員や町民など約40人で節目を祝った。<br> 「仲間の力」と題した手話劇は、聴覚障害者の生活上の問題をテーマにした内容で、日ごろから聴覚障害者と触れ合っている会員らの思いを、地域住民らに訴えた。<br> 式典で尾曽共春会長は「箕輪の会員の行事参加率は上伊那手話サークルの中でトップクラス。『楽しく学ぶ』をスローガンに掲げ、交流のなかから手話を学び、ろうあ者の抱える問題に対して共に悩み、苦しみ、打開策を見出していくスタイルが浸透してきた証拠ではないか。今後も、神出鬼没(しんしゅつきぼつ)でいく、機動力の箕輪であってほしい」とあいさつした。<br> 同サークルは、1980年に発足。聴覚障害者の社会参加を支援し、共に歩ことを目的に活動している。
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箕輪町
木下みこし会「ソイヤ、ソイヤ」
威勢のいい掛け声と共に、箕輪町木下区内をみこしが練り歩いた南宮神社の例大祭。木下みこし会の担ぐみこしを楽しみにしている区民らが沿道に詰めかけた。
11年前、みのわ祭りでみこしを担ぐため箕輪町商工会南部支会が手作りしたみこし。鳳や鈴、金具などは購入したが、仲間の大工2人がみこし本体を、ニット屋が飾りひもを編み、板金屋が鶴の模様など飾りの銅版を打ち出し加工した。
みこしは木下区に寄付採納され、みこしの好きな有志が集まりみこし会を結成。今年で10年目を迎えた。現在、会員は16歳から80歳代までのみこし好き80人。女性も10人ほどいる。
みこし会の兄貴分は飯田の元島田。掛け声は「わっしょい、わっしょい」ではなく、浅草三社まつりの「ソイヤ、ソイヤ」で、担ぐときの足の運びから教わった。
7月の南宮神社例大祭、みのわ祭り、9月の飯田の八幡様の祭りの年3回担ぐ。みのわ祭りには兄貴分の元島田から14、15人が応援に駆け付ける。そのお礼に八幡様の応援に行く。
200キロ余もの重さがあるみこし。さお4本を50人で担ぐ。「ぴたっと息が合うと、うんと軽い。でも息が合わないと1人で担いでいるみたいに重くなる」と清水政治会長。みこしを担ぐときは、渡御師、副渡御師が指揮をとり、早く進みすぎないように、まっすぐ進むように統制する。
祭りの季節、夏が近付くと、「担ぎたくてうずうずしてくる」。今年は南宮神社例大祭の1週間前から準備してムードを盛り上げてきたが、三社まつりなどのビデオを見ていると、自然に足が動いてくる。「祭りばかよ。何が楽しいでなく、その雰囲気が楽しい。みこしを担ぐことで一つの輪もできる」
重ければ重いほどいいというみこし。重いものを担ぐと人は下を向くものだが、みこしはその反対。「反発してカッと上を向いて担ぐ。それがいい」とも。ギャラリーが多ければ一層燃え上がり、「その場で30分だって担いでる」。
10年間、規律を守り一本筋の通った会を目指してやってきた。祭りのない季節も、キノコ採りやマレットゴルフなどで仲間づくりをする。み(3)こ(5)し(4)のゴロ合わせで、数字を足した12を“みこしの日”と決め毎月12日は、消防団の旧屯所を借りた「みこし会館」で会合や掃除もしている。
「夏は“動”のみこし、冬は“静”のみこし。新年の初祭りで止まっているみこしをじっくり見てもらうのもいいのでは」と、新たな試みも考えている。
みのわ祭りは今月30日。初めて昼間に担ぐ。担ぎ手が集まるか、興奮状態になるため炎天下での体調管理など心配はあるというが、「このみこしを見ないとみのわ祭りが終わらないと言ってくれる人、待ってくれてる人がいるのがうれしい」と、粋(いき)なみこしで行列の取りを飾る。 -
町職員共済会がみこし展示
30日に開催する箕輪町発足50周年記念2005みのわ祭りに向け、箕輪町役場の庁舎1階ロビーにみこしが展示され、まつりムードを盛り上げている。
みこしに参加する町職員共済会が毎年展示。97年に作ったもので、まつり当日の午前中まで飾る。
今年は、オープニングパレードの中でみこしを担ぐ。区、町商工会、町職員共済会の12団体、みこし13基が参加する。パレードは午後0時45分スタートで、鼓笛隊、子ども長持ち、長持ち、大道芸、子どもみこし、みこしの順番で会場を北から南へと練り歩く。 -
放置自転車処理
箕輪町は20日、町内の伊那松島、沢、木下駅の駐輪場で放置自転車の処理作業をした。1日に実施した放置自転車整理で撤去を求める警告札を取り付けた自転車で、なお放置されている34台を町住民環境課職員が回収した。自転車は役場所有の中原倉庫に7日間保管し、その後処理する。
前回の作業で、15日までの撤去を求める警告札を、防犯登録していない、使用不能で明らかに乗っていないと思われる自転車に取り付けた。
伊那松島駅は2台撤去され回収は18台だったが、沢駅と木下駅は撤去がなく整理時と同じ沢駅13台、木下駅3台を回収した。
自転車は、中原倉庫で7日間保管し、伊那警察署に連絡後、クリーンセンター八乙女で処理する。 -
長野県工務店協会上伊那支部北部総会
長野県工務店協会(ゆうゆうCLUB21)上伊那支部北部(松沢一弘部長)は19日、04年度総会を開いた。昨今、悪質な業者によるリフォームなどが問題になっていることから、施主が安心して依頼できる、顔の見える地元工務店をアピールしていくことを確認した。
同協会員は366社。上伊那郡は38社、北部は箕輪町内の9社で組織する。
04年度事業経過と会計報告、05年度の講習会や学習会など事業計画と予算案を承認した。本年度は、地球温暖化対策として電気やガスのニーズなどを学ぶ勉強会も開く予定。
6月23日にあった県総会の報告では、消防法改正による火災報知器の設置義務について早期に情報収集し会員に情報提供していくこと、産業廃棄物を運搬する車両へ運搬していることを示すステッカーを張り、その内容を記した書面の備え付けが義務付けられること-などを説明した。 -
箕輪ワクワクソング講習会
31日開催の箕輪町発足50周年汽悒・拭璽覦2005みのわ祭りに向け19日、箕輪ワクワクソング講習会が町民体育館であった。約70人が参加し、従来の振り付けに加え、今年新しく出来た簡略化した踊りの「ワクワクダンシングII」も練習して覚えた。
ワクワクソング部会が、「箕輪ワクワクソング」の普及を考え、従来の振り付けの要素を残しつつ複雑なステップをなくし、難しい手の動きを簡単にして、新しい踊り「ワクワクダンシングII」を考案した。
講習会に初心者が多く参加していたため、始めに簡単な「II」を練習。参加者はインストラクターの動きを見ながら、手足の動きをパートごとに何度も練習。曲に合わせて数回踊り、短時間で振り付けを覚えていた。
講習会は25日も午後7時半から町民体育館で開く。 -
箕輪町でクマ目撃
箕輪町の天竜川周辺などで19日、クマが目撃された。午後1時50分、クリーンセンター八乙女の西側での目撃情報が最後で、町役場では「西山に帰ったのでは」とみているが、住民に警戒を呼び掛けている。
最初の目撃情報は午前7時50分、長岡十沢住宅団地の下段。その後、沢川南、西友の北西、熊の坂東側下段、大出の大永寺南、クリーンセンター八乙女西側の計6カ所で目撃された。北小河内宮下ではトウモロコシが被害にあった。クマの頭数、体長などははっきりしていない。
役場職員20人のほか町猟友会の協力を得て警戒にあたり、町内全小学校は集団下校、箕輪中学校は完全下校3時半で対応した。
町によると、西山で目撃する話はあるが、里に下りてきたのは珍しいという。「十分注意して」と住民に呼び掛けている。 -
協働のまちづくり講演会・シンポジウム
箕輪町の「協働のまちづくり講演会・シンポジウム」は16日、町文化センターであった。ふれあいを深め、みんなでつくる協働のまちづくりを考えようと開催。約200人が参加した。
NPO研修・情報センター代表理事の世古一穂さんが、「協働によるまちづくり」をテーマに基調講演した。
世古さんは、「人のつぶやきを形に、思いを仕組みにする組織化が必要。これが参加から協働の流れを作る考え方になる」と説明。
日本社会では、10年前に個人が参加して担うという協働の概念の必要性が出てきたことに触れ、協働を考えるキーワードに「公共」を挙げた。「皆のことを皆のためにやることが“公共”。行政がやることではない」とし、「行政と民間が非営利の公共部分を担い合う。公共の役割分担を考えていくことが協働の発想の第一歩」と話した。
パネルディスカッションでは、町振興計画審議会長やNPOの役員らをパネリストに、「どのように協働を進めていくのか」を考え合った。 -
そば打ち講座開講
箕輪町公民館のそば打ち講座がこのほど、町文化センターで開講した。おいしいそばが打てるようになりたい-と19人が参加し、講師に教わりながら熱心にそば打ちに挑戦した。<br> 講師は上古田の柴市雄さん(会社役員)。12月まで毎月1回、計6回の講座で、小麦粉をつなぎにするため初めての人でも打ちやすいという二八そばに挑戦する。<br> まず始めに柴さんが実際にそばを打って手本を見せた。「水回しが一番大切。あくまで力は入れず、さらさらに。絶えず粉っぽいところは均一に水を吸わせて」「練るときはできるだけ体重をのせてやる」などとアドバイス。参加者はメモをとったり、講師の手元をじっと見て学んだ。<br> 総合的な学習でソバについて勉強している小学生や、初挑戦する主婦らが実際にそばを打った。講師に何度もやり方を確認し教わりながら、水回し、練る、のばすなどの行程に挑戦していた。<br>
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洗浄技術セミナー
箕輪町商工会はこのほど、製造業における洗浄技術の現状や課題などを学ぶ洗浄技術セミナーを町文化センターで開いた=写真。町商工会工業部会員をはじめ上伊那の25企業から42人が参加した。<br> 講師はセイコーエプソン地球環境推進部の伊藤周二さん。洗浄技術は今後、塩素系有機溶剤は使用量が減少し、水系中性洗浄剤、炭化水素系溶剤が増える-と話した。<br> 金属小物部品の洗浄技術としてセイコーエプソンが導入している炭化水素系溶剤の洗浄方法を紹介。部品の残留油分が少なく品質的に優れたシステムであること、ランニングコストが従来のトリクロロエタン洗浄装置の溶剤コストを下回ること-などを説明した。<br> 今後の企業対応については、▽選択肢がいくつかある洗浄方法の選定は品質・環境・コスト・配達で考える▽各種法律内容、動向、取引先の要求内容と自社の実態を性格に把握する-などとアドバイスした。<br>
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箕輪南宮神社例大祭
箕輪町木下の箕輪南宮神社例大祭は16、17日、神社境内や区内で盛大に開かれた。本祭りの17日、稚児の鹿頭行列が区内を練り歩き、神前に鹿踊りを奉納した。<br> 今年の鹿頭行列は、大泉(南箕輪村)、大泉新田、大萱(以上伊那市)、富田(箕輪町)地区が受け持ちで、大泉17人、大泉新田2人、計19人の稚児が鹿頭をかぶり、役員や付き添いの保護者と一緒に神社まで約30分の道のりを歩いた。<br> 境内では、太鼓とほら貝の音に合わせて、時計まわりに3周まわりながらする、鹿踊りを神前に奉納。カメラやビデオを持った住民らが集まり、かわいい鹿頭行列を撮影し、厳かな神事を見守った。<br> ご神体遷座のみこし曳行もあり、地区内の厄年の男性16人がみこしをかついで南宮神社を出発。町内を巡行し、夕刻に三日町の秋宮に奉遷した。<br>
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箕輪町子育て学級
箕輪町公民館の子育て学級はこのほど、子どもが万一水におぼれた場合の対処法など救急の心得を学んだ。お母さんたちは、箕輪消防署の職員の話を聞き、心肺蘇(そ)生法などを熱心に練習した。<br> 子どもがプールや海でおぼれた場合、意識の確認、意識がない時は協力者を呼び119番通報、気道確保、呼吸の確認、呼吸がない場合に人口呼吸、循環のサインがないときは心臓マッサージという心肺蘇生法の一連の手順を手本を見ながら学習した。<br> 1歳未満は足の裏をたたいて意識を確認し心臓マッサージは指で行う、1歳以上の子どもの心臓マッサージは片手で行うなど、大人との違いを覚えた。<br> 救急救命士は、子どもの救助者が母親だけの場合は、1分間心肺蘇生法をしたあとに119番通報すること、携帯電話からの119番通報は飯田消防署につながるため、箕輪消防署の電話番号(0265・79・0119)を緊急の短縮に入れておくといい-などとアドバイス。「子どもがおぼれるのは間違いなく親の責任なので事故のないよう気をつけて。救ってあげることができる事故なので、適切な処置をして下さい」と話した。<br>
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みのわ町スイミングプール、大芝村民プールオープン
箕輪町木下の「みのわ町スイミングプール」と南箕輪村大芝公園内の「大芝村民プール」が16日、今季の営業を始めた。オープンで無料開放したプールに小学生らが次々と訪れ、飛び込んだり潜ったり、競争したり、水しぶきと歓声を上げて遊んでいた。
箕輪町のプールでは、映画「ウォーターボーイズ」のようにシンクロナイズドスイミングのまねをして、二人ペアになって友達に水中から水上に向かって持ち上げてもらい、勢いよく水上に飛び出す技を楽しむ子どもたちも。何回か繰り返すうちにコツをつかみ、ポーズを作って飛び出すなど楽しんでいた。
箕輪中部小学校6年の戸田賢司君、斉藤知希君は、「楽しい」「気持ちいい」と声をそろえ、「また遊びにくる」と話していた。
みのわ町スイミングプールは8月21日まで。17日も無料開放。7月中は土・日曜日、祝日のみ、8月は毎日営業。大芝村民プールは8月28日まで。大芝高原まつりの8月21日は無料開放。 -
韓国文化セミナー開講
箕輪町国際交流協会の語学講座で初開講の「韓国文化セミナー」は13日、町文化センターであった。韓国文化に触れたいと30人が参加し、ハングルの発音や簡単なあいさつなどを楽しく学んだ。<br> 全4回の短期講座。受講申し込みをしたのは幅広い年代の男女33人で、“ヨン様”ファンや韓国旅行を予定している人もいる。韓国人気の影響もあってか、同協会のほかの語学講座と比べ参加が多い。<br> 講師は、通訳や翻訳の仕事をしている在日2世の竹山友紀子さん=伊那市=。ハングル文字の子音と母音の基本から指導した。<br> ハングルは母音21、子音19の組み合わせからなる。受講者は講師の発音を聞いて実際に発音練習。日本語には無い発音に苦労していたが、ハングル文字で自分の名前を書いたり、自己紹介やあいさつを熱心に覚えた。町内の女性は、「難しいかなと思ったけど、楽しかった」と話していた。<br>
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箕輪町郷土博物館企画展「箕輪遺跡」講演会
箕輪町郷土博物館は10日、24日まで開催中の企画展「箕輪遺跡」に合わせ、講演会を町文化センターで開いた。約60人が地元の箕輪遺跡の発掘調査報告を熱心に聞いた。<br> 箕輪遺跡は水田関連の遺跡として知られる。50年代前半の土地改良事業の工事中に土器などの遺物が発見されたことに始まり、55年の遺物公開後、継続的な調査をしている。99-03年、国道153号バイパス建設事業に先立ち、県埋蔵文化財センターによる大規模な発掘調査があり、複数時期の水田の跡や、これまで確認できなかった弥生時代や古墳時代の集落跡を確認した。<br> 県埋蔵文化財センター調査研究員の市川隆之さんが講演。箕輪遺跡の集落跡は弥生中期、弥生後期、弥生末、古墳後期のみで確認され、出土した土器などの特徴から弥生中期は県内の北、弥生後期は南の文化とのつながりがあること、古墳後期にはかまどが作られ、それまで平底だったかめが丸底になり、文化全般が西日本から伝わっていること-などを報告した。<br> 市川さんは、箕輪遺跡には集落が4つの時期以外に作られていないことから推測し、「この地域は、ほかから人や文化が波及してくるときだけ水田を作り集落ができて人が住んでいたのではないか」と話した。<br>
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箕輪西小が日本野鳥保護連盟会長賞受賞
箕輪町立箕輪西小学校が、第59回愛鳥週間全国野鳥保護のつどい野生生物保護功労者表彰で、日本野鳥保護連盟会長賞を受賞した。1129日間、学校周辺の鳥の観察を続けた活動が評価された。
総合的な学習で観察活動をしたのは今春の卒業生20人。同学年は3年生のときから卒業式当日まで、学校から深沢川までの観察コースを自主的に観察し続け、63種類の鳥を見つけた。
5年生の9月から1年間は、観察955日間で最も多く見られたスズメの分布調査や巣箱をかけての繁殖調査も併せて実施。8-11月は田の周辺、冬は民家周辺など季節によって住む場所が違うこと、3-7月は2羽、8-12月は10羽から100羽以上の群れで生活していること-などを調査からまとめた。
表彰の中で3番目の大きな賞の受賞を喜び、保護者が祝賀会を計画。このほど、卒業生と3年から6年まで担任だった飯沢隆教諭、保護者が上古田公民館に集まった。
楯の写真を組み込んだ賞状の写しをラミネート加工したものと花束を、卒業生には飯沢教諭が、飯沢教諭には保護者が手渡した。
飯沢教諭は、「活動が認められたことが嬉しい」と喜び、「続けることはすごく大事。こつこつやっていると何かいいことが絶対あると信じている。西小の名が全国に響いた。やればできる。おめでとう」と教え子たちを祝福した。
1日も欠かさず観察を続けた柴稜祐君は、6年生の夏に数回だけ見たカワセミが思い出に残っていると話し、「観察を続けたかったので毎日行った。鳥に詳しくなった。受賞できて嬉しい」と喜んでいた。 -
協働について考える会
箕輪町の「協働について考える会」(竹村優委員長)は12日、県政出前講座で協働によるまちづくりを学び合った。<br> 同会は12月までに、「協働のまちづくりに関する指針」を策定するため、現状分析や課題整理、町における「協働」という概念の検討などに取り組んでいる。<br> 県市町村課まちづくり支援室の職員が、新旧住民の考え方の違い、個人主義化、世代間ギャップの拡大、住民の地域に対する帰属意識が薄れ意見集約が困難-など現状を挙げ、目指す姿として、住民が主体的に地域課題に取り組み、行政が支援していく「協働」関係の構築を示した。<br> 地域活動を成功させるため「動くことが大事。考えながら動く。とにかく実行してみることが大事」とアドバイス。「これから指針を作るが、実際に動かないといけない。この会の人がリーダーになって動き、役場はその後ろからそっとサポートし、さらにその後ろから県がサポートする。これがこれからの協働」と話した。<br>
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05年上半期の交通事故状況
伊那署はこのほど、管内で発生した今年上半期(1月-6月)の交通事故の状況をまとめた。人身交通事故は305件で前年同期比17件減(5・3パーセント減)、死者は1人で同比3人減(75・0%減)、けが人は385人で同比25人減(6・1パーセント減)となった。
市町村別の人身交通事故の発生状況は、伊那市が184件で同比7件減(3・7パーセント減)、高遠町が8件で同比3件増(60・0パーセント増)、箕輪町が60件で同比18件減(23・1パーセント減)、南箕輪村が52件で同比8件増(18・2パーセント増)、長谷村が1件で同比3件減(75・0%減)。箕輪町の事故件数については、バイパスでの事故が今年に入って減っている。
第一当事者が高齢者の事故、高齢者の関わりがある事故、歩行者の事故、飲酒がらみの事故が前年同期と比べ増加。事故原因の多くは、わきみ運転、左右の安全不確認、速度超過など、基本的な運転行為を怠っていた。
一方で、第一当事者が女性の事故、若年の事故、交差点内の事故が前年同期と比べ減少。交差点内での事故については、道路管理者と連携を取り、事故多発地点に安全対策を実施した効果が、減少につながったのでは-としている。
伊那署の下里幸巳交通課長は「今年の下半期からは特に、高齢者事故防止を重点にして、参加、体験、実践型の交通安全教育などを実施し、交通事故総量抑制を図るなかで交通死亡事故を防止していきたい」と話す。 -
箕輪町共通商品券「プレミアム商品券」8月7日発売
箕輪町商工会商業部会は8月7日、10%お得な町共通商品券「プレミアム商品券」を発売する。商品券の取扱い事業者募集の第1次締切は15日まで。<br> 中心市街地活性化に取り組む「箕輪町TMO構想」に基づき昨年に続いて実施。町内の登録店で商品券で買物をしてもらうことで、個人消費の喚起と現金の町外流出を防ぎ、地域商業の活性化を図る。<br> 商品券は千円券11枚1セット(1万1千円分)を1万円で販売。1人10セットまで購入できる。販売総額は2千セット、2200万円分。<br> 発売は午前9時から町商工会館前。商品200個限定で空くじなしのスピードクジを実施する。商品券1-4セット購入者クジ1回、5-9セット購入者クジ2回、10セット購入者クジ3回。<br> 登録店に掲示するポスター2種類も完成。商品券の購入を呼び掛けると同時に、会員事業所に取扱い事業者登録を呼び掛けている。第1次締切7月15日まで。第2次締切7月20日。<br><br>
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箕輪の竜東線の未来を考える会
箕輪の竜東線の未来を考える会(杉本正樹委員長)は12日、第3回会議を町文化センターで開いた。竜東線バイパス案も含め今後の竜東線について会を構成する町内5区ごとに案をまとめることを確認した。<br> 会は04年12月に発足。竜東線沿線の福与、三日町、長岡、南小河内、北小河内区の関係者、町議会議員、公募委員で構成する。竜東線の理想的で現実可能な道路計画を住民側で検討し、関係機関に提言、具体的な実施を目指す。<br> 04年度は北小河内区の交通安全対策事業現地視察、交通量調査、県への要望などを実施した。<br> 今後の活動は、・茲領掬貔・侶弉茲砲弔い椴掬貔・丱ぅ僖弘討盍泙甞洞茲埜‘い祁弉莪討鬚泙箸瓩襦・・醗貊錣妨鯆摸鳴敢困鮗損椶景擦擦篤始・慮従・眥敢困垢襦D敢詐貊蠅六案・ス・茵・戚汎始・覆匹・・笋傍鵑・辰討い襦まbr>
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箕輪少年野球連盟主催箕輪大会
箕輪少年野球連盟主催の05年度箕輪大会は10日、番場原第1、2球場であった。上伊那郡下の16チームが出場し、2ブロックに分かれて優勝を競い合った。<br> 郡下の各チームが集まり交流を深める大会は、春季、秋季、箕輪大会、辰野大会の年4回。今大会は05年度の2回目。<br> 各チームは、日ごろの厳しい練習の成果を発揮。ベンチや家族の応援を受けながら、熱闘を繰り広げた。<br> 結果は次の通り。<br>◇Aブロック (1)箕輪中部ヤンキース(2)南小ドラゴンズ(3)西友クラブ、ヤングホープス<br>◇Bブロック (1)伊那ドリームズ(2)箕輪ジャイアンツ(3)辰野ヤンガース、箕輪彗星クラブ<br>
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教育フォーラム講演会
箕輪町女性団体連絡協議会主催の教育フォーラム講演会は10日、町文化センターであった。「みんなで育てよう 未来の宝 子ども達を」と題した信州大学教育学部伊藤武廣教授の講演に町民らが熱心に聞き入った。<br> 女団連は、町発足50周年の今年、皆が共に学び希望あふれるまちづくりをしよう-と、講演会を計画した。<br> 伊藤教授は、今の子どもと40年前の子どもを比較すると今の子どもは脳の発達が4、5年遅れていること、普通の子が突然おかしな行動をとる原因に前頭葉発達の不健全があるとする意見などを紹介した。<br> 社会全体に進んでいる孤立化現象が前頭葉や全ての年齢層によくない-と指摘。「いろいろな人に会って刺激し合い、批判しあっていいアイデアが出る。刺激がないと人間の頭は働かない」とし、脳の発達の不健全の原因に子どもが遊ばなくなったことを挙げた。<br> 解決すべきこととして、▽子どもをどうやって遊ばせるか▽高齢者をいかに孤立させないか-という2点を示し、「我々大人が本当に心して行動し模範を示さないと、子どもは目指すものがなくなる」とも話した。<br>
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箕輪町赤十字奉仕団救命救急講習会
箕輪町赤十字奉仕団(唐沢美鶴委員長)は05年度事業の一つとして、6月から7月にかけて救命救急講習会を分団ごとに開き、止血法や傷病者の安静確保の方法などを学んだ。<br> 全団員が参加する講習で、第6分団は6日夜に北小河内公民館で開き、26人が参加。日本赤十字社救急法指導員の福島朝雄さんが講師を務めた。<br> 人間の全血液量は体重の約8%で、3分の1の血液を失うと生命が危険であることを学び、多量の出血の場合の止血法として、頭や腕、足など出血した場所ごとの止血点を学んだ。<br> 三角巾のたたみ方や、ひざをけがした場合の三角巾での包帯の仕方、傷病者が意識がないときの体位変換や毛布による保温も練習。団員は、手本を見ながら熱心に覚えていた。<br> 福島さんは、包帯をする前にきずを覆うための滅菌ガーゼがない場合に、ハンカチのたたんである内側の多少でもきれいな面をライターなどであぶり、その面を傷口に当てて代用できることも教えた。<br>