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箕輪町「リトミック教室」開講
箕輪町公民館事業「おかあさんといっしょ!リトミック教室(後期)」が13日、町文化センターで開講した。町内に住む未就園児、その母親の33組が参加し、音楽に合わせて歩いたり走ったりして楽しんだ。
ピアノに合わせて体を動かしたり、カスタネットなどを使ってリズム感覚を育てることが目的で毎回、定員を上回る申し込みがある人気講座。来年度、保育園入園の子どもを対象に全8回開催し、辰野町の音楽教室主宰の玉田恵美子さんが指導する。
初回はピアノによる音楽に合わせて歩いたり、カスタネット、マラカスを鳴らしたりするリズム運動を展開。子どもとたちは跳んだり、走り回ったりと大はしゃぎ、母親と一緒になって体を動かすことも楽しんでいた。
玉田さんは「音楽を楽しんでもらいたい。お母さん同士のコミュニケーションを図るのにも役立ててほしい」と話していた。 -
みのわ美術展
みのわ美術会(45人、小川節子会長)主催の第11回みのわ美術展が14日、箕輪町文化センターホールで始まった。日本画、洋画、彫刻、工芸の79作品が並び、見ごたえある展示会になっている。
作品は日本画6点、洋画37点、彫刻3点、工芸33点。7年目の一般公募は4人が入選し、入選作品も展示している。
絵画は6号の小品から130号まで。中央に出品した作品、鉛筆デッサンの習作、県伊那文化会館で開催中の長野県美術展に出品中の会員による小品などがある。彫刻、染色、陶芸、人形なども数多く秀作、力作を間近に鑑賞できる。
会によると、「昨年より出品総数はわずかに減少したが、公募では新人の応募もあり活性化している。中央に出品した作品もあり、陶芸など工芸の底辺も高く、レベルは上がっている」という。「若い人にもぜひ美術に挑戦してほしい。会場に足を運んで」と話している。
会期は17日まで。午前9時縲恁゚後5時半(最終日午後4時)。無料。
一般公募入選者は次の皆さん。
▽第1部・日本画=「星月夜」原麻里子(南箕輪村)▽第2部・洋画=奨励賞「道」横山利孝(松島)、奨励賞「上棚よりの陽春」小松和彦(長岡)▽第4部・工芸=「晩秋」漆戸紀代子(北小河内) -
地産地消セミナー「トマトの収穫とケチャップ作り」
箕輪町農業女性ネットワーク野良っ娘の会は9日、地産地消セミナー信州を食べよう「トマトの収穫とケチャップ作り」を長岡公民館で開いた。
農村女性ネット上伊那が進める事業。地元の特産物を活用した料理、加工講習会を開き、消費者に食や農、地産地消に理解を深めてもらおうと、各協議会ごとにテーマを決めて開いている。
箕輪町では22人が参加し、10年ほど加工用トマトでケチャップ作りに取り組んでいる長岡支部に学んだ。野良っ娘の会のメンバーの畑で収穫した加工用トマトを柔らかくなるまで煮てミキサーにかけ、タマネギ、ニンニク、香辛料などと一緒に水分がなくなるまで煮詰めた。
「一番気を使うのは焦がさないように煮詰めること。手間はかかるけど市販のものと違っておいしい」と長岡支部会員。参加者は「作り方を覚えて家でもやってみたい」と話していた。 -
箕輪町農道交差点で交通死亡事故
13日午後1時15分ごろ、箕輪町松島の伊那西部広域農道の信号機のない交差点で、同町大出の団体職員北川順子さん(50)運転の軽4自動車と、同町八乙女の会社員加賀山章さん(55)運転のワンボックスカーが出合い頭に衝突し、北川さんが顔面骨折などのけがを負い、死亡した。
伊那署によると、農道を南から北方向へ向かった加賀山さんの進路は50キロ制限、はみ出し禁止規制。交差点を東から西方向へ進行の北川さんの進路は上り坂で、一時停止規制だった。
北川さん運転の車両に同乗していた大出の無職北川梅子さん(80)が左手骨折、胸部打撲、岐阜県岐阜市の団体職員唐澤美佑紀さん(19)が頭部骨折のいずれも重傷。加賀山さんは軽傷を負った。 -
国際交流料理教室
箕輪町の女性懇話会と町国際交流協会は9日、国際交流料理教室を木下公民館で開いた。日本語教室で学ぶ外国籍の生徒と日本の家庭料理を一緒に作り、料理を囲んで歓談した。
女性懇話会は04年から、日本語教室の生徒と国際交流会を開いている。一緒に料理を作りたい-という声が双方から出てきていたことや、本年3月の「国際交流プラザ」(国際交流協会主催)で料理教室開催を望む意見があったことなどから、今年は料理教室を計画した。
懇話会の会員18人と中国、ブラジル、インドネシア出身の生徒20人が参加。手軽に作ることができる日本の家庭料理を紹介し、てんぷら、けんちん汁、ごま和え、そばサラダ、ナスの油味噌など8品を3班に分かれて調理した。
生徒は、野菜の切り方、味付けなど教わりながら一緒に調理。「今まで味の付け方が分からなかった。家でも作ってみたい」「一緒にできて楽しい」と話していた。懇話会の伊藤喜代子会長は、「皆さんで会話をしながら調理ができ、交流が深まった。簡単な手抜き料理を選んだので、家でも作ってもらえるとうれしい」と話した。 -
箕輪消防署で普通救命講習会
箕輪消防署は10日、普通救命講習会の町文化センターで開いた。17人が4時間の講習を受け、熱心に救急法を学んだ。
署は毎年、救急の日に合わせて普通救命講習会を開いている。講習は普通救命講習IIで心肺そ生法、AED(自動体外式除細動器)、止血法、異物除去を署員が指導した。
福祉施設や学校に勤務する人をはじめ一般町民が参加。AEDの講習では、一人ずつパッドを人形に装着したり、スイッチを押すなど機械の音声に従って操作した。初めて受講した男性は、「AEDは思っていたよりも簡単。機械の指示に従えばできる」と話していた。
参加者は講習後、実技と学科の試験を受けて修了証を受け取った。
箕輪消防署では、署主催の講習会のほか団体や企業の講習で指導。年間約500人が普通救命講習を受講している。 -
箕輪町長選
現職の平沢豊満氏出馬表明箕輪町の平沢豊満町長(65)=無所属、1期目=は12日、11月28日の任期満了に伴う町長選挙への出馬を表明した。町議会9月定例会一般質問で松崎久司議員の質問に対し、「町内全域の後援会、地元の区、常会、多数の町民から力強いご推薦をいただき、次期町長選への立候補を決意した。引き続き民意を尊重し、行政経営型の自治体運営を徹底し、町政改革を止めることなく21世紀型の活力あふれる町づくり、住んでいてよかった、住んでみたい町づくりにまい進する」と述べた。町長選は11月14日告示、19日投票。
民意を町政の表舞台に-などの1期目の公約について、「ほぼお約束どおりのことができたと思う」とし、2期目に向け「行政経営型の自治体運営をさらに徹底し、スピード・コスト・チェンジ・サービスをキーワードに町政改革を強力に推進し、町民の町政に対する満足度をより一層向上させるべく、新たな気概と大きな夢をもって取り組みたい」とした。
2期目の政策は、「町第4次振興計画の実現を目指し、7つの政策を柱に諸施策の展開を図ってまいりたい」とした。政策推進の例として▽「一味違う箕輪の子」育成事業(保育園・小学校での「運動あそび」「英語あそび」の継続、世界のどんな地域でも活躍できる人間の基礎づくり)▽健康で明るいまちづくり(徹底的な予防施策の展開、みのわ健康アカデミーの強化、町民の健康づくりメニューの強化・充実)▽環境にやさしいまちづくり(地球環境にやさしい循環型社会構築の推進)▽産業活動の活性化(農業振興、既存企業の拡大・充実、優良企業の誘致)▽民間委託の推進-を挙げた。 -
箕輪町の国道沿いにソバの花白く
大型店の開発工事が進んでいる箕輪町三日町の国道153号バイパス沿いで、ソバの花が白く色づいている。広さ約2・5ヘクタールの休耕田で栽培したのは三日町コンバイン組合。20日ごろまでは見ごろだという。
休耕田の草取りなどの管理を請け負った、毛利儀男組合長(67)が「放っておくのはもったない」と組合員へ呼び掛け本年からソバを栽培。10月下旬には収穫し、農協へ出荷したり、自家用にするという。
「見事に一面に咲いた。しかし、それも今年1年だけしか楽しめそうにない」(毛利組合長)。休耕田には大型店の出店計画があるという。 -
全日本ポニーレース大会第5回パカパカ杯
箕輪町木下一の宮の伊那ハーレンバレーパカパカ塾主催「全日本ポニーレース大会第5回パカパカ杯」が10日、パカパカ塾の馬場であった。県内外から集まったポニーが10種目のレースに出場。たてがみを風になびかせ疾走するポニーもいれば、コースを逆走してしまうポニーもいて、観客は応援したり、笑ったりとレースを楽しんだ。
決勝レースは、速さを競う「ポニーレース」、牝馬でジョッキーも女性という女の戦い「パカパカオークス」、コース途中のパンと人参を騎手と馬が食べきってゴールする「パンと人参」、2カ所のかごにボールを入れてゴールする「上手に入れて」など速さ、技、馬の頭のよさなどを競う。
競走レースでG1ポニーの走りを見せる一方で、騎手の頑張りとは裏腹にのんびりコースを歩いたり、騎手を振り落として走ったり、ポニーを引く大人のほうが必死に走っていたりと、観客は愛きょうあるポニーの様子や意外なレース展開を楽しんでいた。 -
【記者室】みのわアイスが食べたい
みのわアイスを作ろう-。牛乳の消費が伸び悩む中、箕輪町酪農振興協議会の有志が、生産者自らが牛乳を売る道を模索し始めた。箕輪の新ブランドとして、また次世代の新たな産業として、ぜひ誕生させたい-と熱い思いを抱いている▼上伊那には駒ヶ根と南箕輪にアイスクリームとジェラートがある。3番目となると「これがみのわアイス」と言える、「箕輪に行って食べたい」と言わせるアイスクリームの開発が必要になる。おいしいのは当たり前で、本当においしくなければ人は来ない▼起業のことは正直わからないが、実現までには課題が山ほどある。今はやる気のある仲間探しが始まったばかり。みのわアイスが食べられる日を楽しみに今後を見守りたい。(村上記者)
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JA上伊那箕輪地区生活部会「いこいの夕べ」
JA上伊那箕輪地区の生活部会は8日、「いこいの夕べ縲恊gも心も野良休み縲怐vを松島コミュニティセンターで開き、約240人がマリンバ演奏と講演を楽しんだ。
農繁期の夕方のひととき、少し野良休みをしてリフレッシュしよう-と毎年開いている。
演奏会は、コダマ楽器マリンバ講師の菊池はるかさん=諏訪市=、「すわっこ教室」でマリンバを学んでいる菊池さんの妹かおりさん、かなえさん、高木美咲さんが出演。高木さんの母で、辰野町でピアノ教室主宰の高木礼子さんが伴奏を務めた。「ます」「序奏とロンドカプリチオーソ」「ふるさと」など9曲を披露した。会員はしばし忙しさを忘れ、マリンバの美しい音色と華麗な演奏を満喫した。
講演会は健康・体力づくりアドバイザーの牧内隆雄さんが、若さと元気を取り戻す体の手入れの仕方を紹介した。 -
“みのわアイスを作ろう”
牛乳の消費拡大へ有志が検討始める牛乳の消費拡大と次世代の新たな産業創出をねらい、「みのわアイスを作ろう」と、箕輪町酪農振興協議会(根橋英夫会長)の有志が検討を始めた。箕輪町の新ブランドとしてアイスクリーム作りを実現させるため、今後は酪振の会員だけでなく農業、商業なども含めた熱意ある町民を広く募って検討していく。
町の農畜産物の生産金額は生乳(酪農)が1位だが、牛乳の消費は箕輪町に限らず全国的に伸び悩んでいるのが現状。酪振は「自ら牛乳を売り消費拡大に努める必要がある」と、会員に呼びかけ7日夜、初会合を町産業会館で開いた。
根橋会長は、「我々は酪農家の2世代目。今後3代目の時代になってくる。乳が余っている中で頭数を増やすことは難しい。それならば乳に付加価値をつけ売っていくことをぜひやりたい」とあいさつした。
「発起は酪振でも最終的にはやる気のある人で取り組まないと成功しない」「箕輪には果樹など地元産がいっぱいある。生産者にも入ってもらえばいいのでは」「次世代に産業を作らないといけない。若い人にぜひ広めたい」など意見を交わした。
アイス作り実現には製造場所、製造技術、販売はもちろん事業に携わる人員確保、経済面など検討課題が多くある。
今後は酪振の枠を超え、まず一緒に取り組む仲間を募り、有志の会で十分な検討を重ねる。興味のある人は取り次ぎ窓口の町役場産業振興課(TEL79・3111)へ。 -
箕輪町議会9月定例会一般質問要旨
箕輪町議会9月定例会の一般質問は12、13日にある。質問者は14人。質問要旨は次の通り。
松崎久司議員 (1)町政1期4年間の自己評価と2期目の抱負(2)05年度決算(3)学校基本調査の町の実態(4)給食民間委託
桑沢幸好議員 (1)豪雨災害(2)農業政策
丸山善弘議員 (1)災害ボランティアと自主防災組織の連携に関する施策(2)出産育児一時金の支給方法の改善策(3)「認定こども園」(4)環境保全型農業への取り組み
春日巌議員 (1)滞納金整理・処理(2)介護保険制度(3)障害者自立支援法(4)木下区有林ブナ林保護
関善一議員 (1)05年度決算(2)福祉空間等整備事業(3)自転車や道路や山林等へのポイ捨てを含めた条例整備(4)入札制度の見直し
三井清史議員 (1)豪雨災害(2)保育行政の変革による認定こども園(3)障害者自立支援法の本格的実施
日野和司議員 (1)県知事選結果と新知事への対応(2)平沢町政4年間の総括(3)災害の対応と対策
平出政敏議員 (1)村井県政誕生(2)7月豪雨で箕輪町にもたらした災害(3)自治体間競争に強い箕輪町であるための施策と実績(4)自主財源確保の取り組み(5)地球温暖化防止策(6)学校安全対策と不登校問題
寺平秀行議員 (1)05年度決算(2)行政改革の評価(3)村井仁長野県政への対応と町政運営(4)危機管理(5)電磁波対策
向山章議員 (1)町長立候補時の民意を表舞台に等の公約総括と反省点(2)福与工業団地の企業誘致状況と今後のすすめ方針(3)女性模擬議会(4)05年度決算(5)箕輪工業高校今後の方向(6)6年間の田中県政とのかかわりの中での思いと村井県政に望むこと
浦野政男議員 (1)7月豪雨災害(2)05年度決算(3)新長野県知事誕生と町政(4)平沢町政4年の総括と2期目を目指す考え
唐沢荘介議員 (1)災害復旧(2)町功労者表彰
三沢興宣議員 (1)就任以来、町長が目指した行財政改革について評価と今後の計画
藤田英文議員 (1)平沢町政4年間の施策と2期目への所信(2)05年度決算結果(3)地域の防災と災害復旧策(4)上伊那広域連合の課題 -
箕輪青色申告回女性部、税務研修会とそば打ち体験・試食会を開催
箕輪青色申告会女性部(丸山やよい部長)は6日、税務研修会とそば打ち体験・試食会を箕輪町産業会館で開いた。会員約30人が参加。伊那税務署の上席国税調査官・永井隆一さんを講師に迎え、税制に関する理解を深めた。
適性な納税を促すことを目的として例年この時期に開く研修会。今年は、国税電子申告・納税システム「e竏探ax」や改正税法、所得税と消費税に多い誤りの事例などをテーマとして学んだ。
その後、そば打ち体験・試食会を実施。会員同士の交流を図るための企画で、ソフトボールやマレットゴルフなどを開催したこともあったが、9月は雨と重なることも多かったため、ここ何年かは屋内でできるそば打ちをしている。
1時間しっかりと税制を学んだ会員らは、そば打ち体験で緊張をほぐし、美味しいそばの味を楽しんでいた。 -
育てた花で地域環境美化
箕輪西小3年生が福祉施設に花を贈る箕輪町の箕輪西小学校3年生(17人、上野平和教諭)は7日、総合的な学習で育ててきた鉢花を、上古田にある老人福祉施設「グレイスフル箕輪」にプレゼントした。
3年生は総合的な学習で花作りに取り組んでいる。育てた花を学区内や老人施設などに配り、地域の環境美化を考えると同時に、地域の一員として環境美化に関わる役割を担うねらいで、花いっぱい運動も推進している。
サルビア、サフィニア、マリーゴールドの3種類16鉢を届け、施設を利用しているお年寄りに水やり、肥料を与える回数など花の育て方を説明した。育て方を書いた画用紙と液肥も贈った。花はグループホーム前などに花の色や鉢の高さなどを考えながらきれいに並べた。
利用者は、「今日はありがとう。勉強と花の世話を両立させてね」と笑顔で話した。施設では職員と利用者で花を世話していくという。
3年生は、熱心に花の世話に取り組み、鉢花のほか学校花壇で切花を栽培。百日草やケイトウなどを全クラスに配り、学校中を花で飾っている。西部診療所にも花13鉢を届けた。上野教諭は、「花作りを通して生き物を大切にする気持ちや、水やりなど毎日継続する気持ちが育っている」という。
町は本年度、子どものころからの環境教育を重視し、学校と連携して環境教育プログラムに取り組んでいる。各学校でプログラム実施に必要な予算を町が確保する。今回の花のプレゼントもプログラムの一環で、町が支援したプランターや肥料を使って栽培した。 -
05年度箕輪町農集排特別会計
科目「項」の間で予算流用箕輪町の05年度農業集落排水処理施設特別会計決算で、地方自治法に抵触する科目「項」間の予算流用があったことが監査委員による決算審査意見書で指摘された。平沢豊満町長は6日の町議会で、「予算執行者としておわび申し上げる」と陳謝した。課長級職員にはすでに再発防止と適切な財務処理を徹底しており、今後一般職員も含めた講習会を開くことを説明した。
歳出予算で、農業集落排水処理施設管理費の公課費(消費税)の予算不足が見込まれたため、33万1千円を農業集落排水事業費の工事請負費から流用した。科目「目」「節」間の流用はできるが、「項」は議会議決が必要で、流用はできない。 -
天竜せせらぎロードプロジェクト
天上河川事務所に護岸整備計画を提出箕輪町内の天竜川堤防道路を町民皆が憩える親水護岸の道に整備しようと取り組む住民有志の会「天竜せせらぎロードプロジェクト」(小池茂治会長)は5日、河川を管理する国土交通省天竜川上流河川事務所(駒ヶ根市)に護岸整備の計画案を提出し、説明した。
計画案は、プロジェクトの運営委員会がまとめた素案を、8月31日の第4回会議で承認した。内容は▽未舗装部分の舗装▽ベンチやあずまやの設置▽北小河内排水処理場近くへのトイレ設置▽桜や花桃などの植栽▽箕輪橋と十沢橋の2カ所で橋の下を潜るアンダーパス道路の整備-など。
小池会長、副会長の唐沢文生さんと小林ふさ子さん、事務局2人が訪れ、地図などを使いながら計画案を説明した。
今後は、計画案の事業が実施可能かどうか天竜川上流河川事務所の回答を待って、活動を協議していく。 -
箕輪町議会9月定例会開会
箕輪町議会9月定例会は6日開会し、05年度一般会計など決算認定、06年度補正予算案、放置自動車等の発生防止及び適正な処理に関する条例制定、課設置条例の一部改正など19議案を上程した。公共下水道箕輪浄水苑の建設工事委託に関する基本協定を即決し、議案18件と陳情1件を委員会に付託した。箕輪町土地開発公社、みのわ振興公社のそれぞれの経営状況報告もあった。
放置自動車等の発生の防止及び適正な処理に関する条例案は、町の良好な生活環境を保全し、地域の美観の保持と公共の場所の機能の保全を図るねらい。自動車など放置の禁止、放置の発見や通報があった場合の調査、警告、撤去勧告、移動、撤去及び処分などを定める。放置自動車などの所有者が撤去命令に従わない場合20万円以下の罰金に処する罰則や両罰規定も盛り込んでいる。可決された場合、10月1日から施行。罰則と両罰規定は07年1月1日から。
課設置条例の一部改正案は、総務課と税務財政課を再編し、総務課、経営企画課、税務課を設置する。現行の6課から7課になる。03年から進めてきた課の統廃合に加え、総合的な行政経営の推進の観点から更なる見直しをし、一般も含む組織検討委員会で検討した。10月1日から施行したい考え。
経営企画課は町政の総合的な経営、国及び県の施策との総合的な調整、予算の編成や執行管理その他予算に関することなどが主な事務。現総務課の行政経営、重要な施策の企画及び施策の調整、地域振興計画、統計調査、文書及び広報公聴の事務、税務財政課の公有財産、契約、予算その他財務に関する事務を移行する。
税務課は町税制度の企画立案及び調査研究、町税以外の未収金に係る連絡調整及び収納に関する事務が新しく加わる。収納対策室は税務課に残る。
公共下水道箕輪浄水苑の建設工事の基本協定は、協定金額4億9200万円、相手方は日本下水道事業団(東京都港区、板倉英則理事長)。
陳情は、中国人強制連行強制労働に関する意見書についての陳情書。 -
箕輪町酪農振興協議会がマレットゴルフで親ぼく
箕輪町酪農振興協議会(根橋英夫会長)のマレットゴルフ親ぼく会が3日、同町のながた自然公園マレットゴルフ場で開かれた=写真。会員の家族を対象とした交流に14軒、約30人が参加し、会話を交えてプレーを楽しんだ。
親ぼく会は年一度の恒例。昨年までは公園内の「自然公園コース」を会場にしていたが、豪雨災害で同コースが使えず、本年は「ながたコース」で熱戦を展開。使いなれたコースとは違った「新鮮さ」を口にする人も多く、それぞれが満喫した様子だった。
同協議会は県内で唯一の酪農振興協議会、本年で発足48年を迎え、町内の46軒が会員。発足当時に比べて会員数は3分の1以下に減っているが、乳牛の総頭数は最盛期の2千頭を維持するも、牛乳の消費量が減っていることが課題だという。
根橋会長は消費量減少の問題について、「我々自身が消費拡大に務める必要がある」と会員に呼び掛けた。 -
全国消防長会が豪雨災害被災地を視察
全国消防長会が4日、箕輪町松島の天竜川右岸堤防決壊場所など、伊那消防組合管内の7月豪雨災害被災地の現地視察をした。被害実態や対応方法などを地元関係者から聞くなど、今後の活動参考に役立てる目的で実施した。
同会の任意団体として、東京消防庁、十日町地域消防本部(新潟県)など10団体、17人が参加。伊那消防組合からも11人が付き添い、辰野町の土砂崩落、箕輪町北小河内の土石流場所など4個所を視察した。
天竜川の堤防決壊場所では国土交通省・天竜川上流河川事務所員が、仮堤防の応急、緊急復旧工事の概要を説明。決壊原因は「河床が下がり、基礎部分が洗掘された」ことが想定できるとし、非出水期に計画の本復旧工事の内容も話していた。
全国消防長会事務局の森下立さんは「避難、被害状況を聞いて大変さが分かった。それぞれが地元に戻った時、今後の対応策に生かしてくれれば」と話していた。
5日は諏訪広域消防本部管内(岡谷市)を現地視察した。 -
箕輪町農業委員会
農地パトロールで遊休農地確認箕輪町農業委員会は5日から11日まで「農地パトロール週間」とし、各営農組合単位で遊休農地の現状確認に取り組む。初日の5日は、中部営農組合と箕輪営農組合がパトロールした。
中部営農組合は5人が農業委員会の腕章を着け、「農地パトロール」のステッカーをつけた軽トラックで松島、上古田、中原地区を回った。昨年までのデータや地図と照らし合わせながら全農地を調べ、耕作放棄地や、遊休地から耕作地に戻った農地などを確認した。
今後、各営農組合のパトロール結果を集約し、遊休荒廃地の予防、減少に向け対策を検討する。
農業委員会農地部会の黒木一郎部長によると、町外在住者が所有する農地が遊休地になっていることもあり、なかには雑木や草が生い茂っている農地もあるという。「耕作放棄地になる前に農業委員や営農組合員に相談してほしい」と話している。 -
【記者室】花火を楽しんだあとは
道路や公園に捨てられるごみは、なかなか減らない。拾ってくれる人がいても、それを上回るように捨てる人がいる。天竜川の河川敷で、箕輪郵便局がごみ拾いをした。地域に愛される郵便局づくりの環境活動で、1日の仕事を終えた局員がボランティアで取り組んだ▼「結構ごみが捨てられている」と局員。天竜公園東側の階段になっている堤防には、花火の燃えかすが散らかっていた。局が2カ月ほど前にセンターパーク松島でごみ拾いをしたときも、花火の燃えかすはあった▼遊んだ後のごみを人に拾わせていることは、とても恥ずかしい。花火の美しさを楽しむ心があるのなら、楽しんだ場所もきれいにして帰ってほしい。燃えかすなんて夏の忘れ物はいらない。(村上記者)
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スタインウェイの演奏楽しむ
箕輪町教育委員会による「スタインウェイ夢クラブ」が5日、町文化センターホールで始まった。多くのピアニストに愛されるピアノ「スタインウェイ」を自由に弾き楽しめる企画で、ピアノ愛好家らが名器での演奏を堪能している。
経験者、初心者を問わず、文化センターにあるスタインウェイに触れ、音色を楽しんでもらおうと計画。今回で4回目になる。
使用時間は1人1時間。町内のほか近隣市町村からも申込者がいて、ホールのステージ中央に据えたピアノに向かい、時間いっぱい好きな曲を思う存分弾いている。
趣味でピアノを弾いている箕輪町の柴さんは、「初めてスタインウェイに触った。タッチが違うし、すばらしい。嬉しいです」と感激した様子で、何冊もの楽譜を次々と開いて演奏し、音色や鍵盤の感触を楽しんでいた。 -
現箕工へ新しく設置する08年度開始予定の多部制・単位制高校の内容面の検討がほぼ完了
高校改革プランに伴い、08年度開始となる多部制・単位制高校の設立準備を進める箕輪工業高校将来計画準備委員会と箕工の未来を育てる会は、新しい高校の中身の検討をほぼ完了した。多部制・単位制の特色を生かし、1クラス20人程度となる少人数教室を実現。普通科を基本に、科目選択の仕方で進学コース、工業コースなど、さまざまな方向に特化して学べるようにする。また、入学年度ごとの少人数ホームルームを設けるなど、心のケアにも努めていく。
3年間での卒業を目指す生徒の受け入れを想定する午前部に2クラス(80人)、午後部、夜間部はそれぞれ1クラス(40人)を設置し、従来の定時制を希望する生徒の受け入れを想定した。
工業コースを選択すれば、現在の箕輪工業工業科とほぼ同様の内容が学べる。また、地元企業との連携によりデュアル・システムを導入。各企業が持つ最先端技術が学べる実践的就業体験を取り入れていく。
定時制を希望する生徒への配慮から、定時制専用教室を設置したいとしているが、現状では教室数に限界があるため、県に対し設備の充実を求めていく。
今後は、教育課程の検討、パンフレットの作成を10月末までに進める。 -
箕輪町長選
平沢町長に後援会が出馬要請箕輪町の平沢豊満町長(65)の後援会(唐沢哲朗会長)は3日、臨時総会を松島コミュニティセンターで開き、平沢町長に11月28日の任期満了に伴う町長選挙への出馬を要請した。平沢町長は「要請を前向きに受け止め、できるだけ早く町長選への取り組み姿勢を表明したい」と答えた。町長選挙は11月14日告示、19日投票。
臨時総会は約200人が出席。唐沢会長は平沢町長の次期続投、町長選出馬の要請を提案した。平沢町政について「民意重視、利益を生み出し、私利私欲のない政治」と特長を挙げ、「新しい流れは着実に進んでいるが、まだ完成の域ではない」と説明。全会一致で提案を承認した。
決議後、唐沢会長が「町政刷新と構想定着のために次期の続投、町長選出馬を要請する。続投のために政策を十分に練り、しかるべきときの表明をお願いしたい」と要請した。
平沢町長は、「力強い要請は身に余る光栄。要請を前向きに受け止めてまいりたい。ご推薦をベースにできるだけ早く町長選への取り組み姿勢を表明したい」と話した。現在1期目。任期中最後の町議会となる9月議会で態度を明らかにしたい考えを示した。 -
信州伊那路共選の果樹直売所オープン
箕輪町八乙女の広域農道沿いに3日、信州伊那路共選の果樹直売所がオープンした。サンつがる、幸水など秋の味覚を求めて地元や近隣から買い物客が訪れている。
品種は梨が幸水、リンゴはサンつがる、さんさ。いずれも1袋500円。今後、梨は20世紀、南水、リンゴはシナノスウィート、ジョナゴールド、紅玉、王林、ふじが順次出てくる。
選果場によると今年は梨、リンゴともに少し小玉。幸水は糖度、味はよく、今週末が出荷のピーク。サンつがるは熟度、糖度、硬度ともによく来週がピークの見込み。リンゴは今年、長雨後の晴天続きで日焼けがあり、鳥や害虫被害もあって出荷量は計画の3割減という。
直売所は午前9時縲恁゚後6時。贈答用も扱う。当面、売り切れの場合に閉店時間を繰り上げることもある。 -
みのわ健康アカデミー
レクリエーション講座箕輪町の熟年者を対象にした「みのわ健康アカデミー」の集団健康講座がこのほど、町民体育館であり、学生43人が参加してレクリエーションで楽しく体を動かした。
個々のトレーニングに加え月1回の集団健康講座がある。今回はレクリエーション講座で、伊那市の介護支援センターひまわりのケアマネージャー春日晋治さんが指導した。
講師のまねをして1回、2回と手をたたき、笛が鳴るとその直前に手をたたいた回数と同じ人数でグループを作るゲームに挑戦した。
最初は近くにいる仲間とすぐにグループができたが、2回目以降は同じ人とは一緒になれないルールで、次にグループになる人を探して周りを見ながら手をたたき、笛の音を聞くと慌てて走って手をつなぎあった。素早くグループになった学生たちは互いにほっとして笑いあうなど、笑顔で楽しんでいた。 -
みのわ祭りポスター・うちわ図案コンクール表彰
箕輪町はこのほど役場で、みのわ祭りポスター・うちわ図案コンクールの表彰式をした。ポスター用は箕輪中学校1年3組の本田優衣さん(13)、うちわ用は同2年5組の岡玲奈さん(13)の作品で、二人にそれぞれ賞状と副賞の図書券を贈った。
今年のみのわ祭りは7月豪雨災害の発生により中止となり、表彰式も延期していた。
応募は箕輪中美術創作部の部員から23点。祭り実行委員会広報宣伝部会の会長はじめ部会員7人が審査した。
岡さんは、「選ばれると思わなかったのでうれしい。色塗りをもう少しきれいにして、来年もできれば応募したい」。本田さんは、「最後は少しあせって急いで描いたけど、選ばれてびっくりだった。来年は色塗りをもっとやり、配色計画をもっと考えたい」と話していた。
平沢豊満町長は「大変すばらしい図案でうちわとポスターができたが、日の目を見れなくて申し訳なかった。来年またぜひ応募して」と話した。 -
「農事組合法人みのわ営農」(仮称)設立発起人会第2回会議
箕輪町の「農事組合法人みのわ営農」(仮称)設立発起人会は30日夜、第2回会議を町役場で開いた。役員会で検討した法人化計画や出資金の金額などを示し、10月の集落懇談会開催を確認した。
全町一円を対象とした法人設立を目指し5月下旬、設立発起人会(会員50人、柴正人代表)を立ち上げた。12月に設立総会を開く予定で、7人で構成する役員会で細部検討を進めている。
「農事組合法人みのわ営農」(仮称)は、水稲を中心とした基幹作業(耕起、代かき、田植え、収穫)を請け負う法人で、経理を一元化する。出資金は1口が水田面積1アール100円で、200口を上限とすることなどを説明した。
加入を勧める農家に(1)米を出荷している(2)水田耕作できなくなった(3)協業組織や営農組合に水田作業を全て、または一部委託されている(4)オペレーターとして参画したい-農家を挙げた。
今後は農家組合長会、ライスセンター運営委員会、コンバイン協業組合長会などの会議を重ね、10月に第3回会議を開く。集落懇談会は10月17、18、19日の3日間に15会場で開催。資料と加入申込書を配り、10月末までに加入申し込みを取りまとめる予定。 -
箕輪南小と東小の1、2年生が交流
箕輪町の箕輪南小学校と箕輪東小学校の1、2年生が29日、交流した。近い学校同士、交流して仲良くなろうと計画し、2年生は南小、1年生は東小でそれぞれ楽しく遊んだ。
2年生は、東小周辺に川遊びできる環境がないため、南小の学校林に流れる沢で沢ガニ採りを計画した。当初予定した7月は、悪天候でカニ取りができず、ドッジボールなどゲームで交流。この日は待ちに待った2回目の交流で、東小の31人は虫採り網と小さい水槽などを持って学校林に到着した。
生活科の授業で訪れている南小の15人が案内し、石を動かしたり、目を凝らしてカニを探した。「いた!」「カニ!」とあちらこちらで響く歓声にまぎれて、時には「助けて縲怐Aはさまれた」などという叫び声も。児童は沢を行ったり来たりしてカニ採りに夢中になっていた。