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箕輪町交通少年団研修視察
箕輪町交通少年団は5日、研修視察で飯田市の日本道路公団中部支社飯田管理事務所、高速道路交通警察隊飯田分駐隊などを訪れ、交通関連施設に理解を深め、交通安全の意識を新たにした。
町内小学校5、6年生の団員58人が、町のバスに乗って参加。中津川インターから伊北インターまで管轄する道路公団の事務所では、恵那山トンネルの施設制御室などを見学。白バイやパトカー、トンネル内で照明の清掃などに使う道路公団のリフト車にも乗った。リフト車の荷台は高さ5mまで上げることができ、子どもたちは高くても大喜びで荷台に乗っていた。
通常はなかなか見学できない施設での研修で、積極的に体験したり、質問するなどして楽しく学んだほか、恵那峡ワンダーランドでも遊んだ。 -
新エネルギー導入プロジェクト
みのちゃんバスBDF事業箕輪町は、04年度に策定した「箕輪町地域新エネルギービジョン」に基づき、廃食用油からバイオディーゼル燃料(BDF)を製造し町内巡回みのちゃんバスに使用する「みのちゃんバスBDF事業」に取り組んでいる。06年度の導入に向け、7月にしたアンケート結果を集計し、廃食用油回収システムやBDF運用体制の立案を進めている。
みのちゃんバスBDF事業は、町が掲げる新エネルギー導入構想の4プロジェクトの中の一つ。住民協働の事業に位置付け、県のコモンズ支援金事業特別分の内定も受けている。
廃食用油は、各家庭と町内小・中学校の給食室から集める。回収により期待される効果は、可燃ごみの資源化が年間6111リットル(内小・中学校4900リットル)、二酸化炭素の削減が年間14トン。
BDFをみのちゃんバスに利用し、“ごみ”は“ごみ”でなく、“資源”として生まれ変わることを普及・啓発。住民の環境問題・環境保全への意識を高める。また、地球にやさしいBDFを使うことで軽油使用料を削減し、地球温暖化防止を図る。
回収システムと運用体制の立案後、区長会・衛生部長会・女性団体連絡協議会などに説明。住民説明会も開き理解を深めてもらうと共に、10月にはBDFプラントを設置。来年3月末までにプラントの試行、みのちゃんバスの試運転、説明会などを重ね、4月スタートに備える。 -
みのちゃんバスBDF事業アンケート
約9割が廃食用油回収に協力箕輪町は、廃食用油からバイオディーゼル燃料(BDF)を製造し町内巡回みのちゃんバスに使用する「みのちゃんバスBDF事業」の計画実現に向けアンケートをし、廃食用油の回収に約9割が協力する-などの結果をまとめた。結果を参考に、廃食用油回収システムなどの検討を進める。
同事業は、廃食用油を各家庭と町内小・中学校の給食室から集める。家庭からの回収のために町民の協力が必要となることから、町民の意見・要望を反映した事業にするため、BDFの啓蒙も兼ねてアンケートをした。
町女性団体連絡協議会の構成団体会員1430人(重複含む)を対象に、6月25日から7月31日まで。回答は650人で回収率45・5%。
「廃食用油の回収に協力できるか」との質問に、80%が「協力する」、11%が「条件付きで協力する」と回答。条件付きの主な内容は土・日曜日の回収や保管容器の支給など。回収回数は、月1回が56%、年2回が28%、月2回が12%。回収場所はごみ収集ステーションが78%、公民館13%だった。
家庭での廃食用油の処理方法は、「固めたり新聞紙に吸わせて燃やせるごみとして捨てる」が68%で最も多く、「最後まで使う」18%、「消費者の会の廃油回収に出す」8%。1カ月の廃食用油処理量は100-500ミリリットル未満が43%、100ミリリットル未満33%、500ミリリットル-1リットル未満17%。
自由意見として▽ぜひ実現してほしい▽回収場所が汚れないように考えてほしい▽回収時に廃食用油だけを回収し各家庭の収集容器は持ち帰りできるようにしてほしい-などがあった。 -
みのわ手話ダンスの会が県外の愛好者と交流
箕輪町の手話ダンス愛好者でつくる「みのわ手話ダンスの会」(大槻一子指導員)は7日、町内の松島コミュニティーセンターで、交流会をした。大槻さんが指導する上伊那の4教室のメンバーと、東京、横浜から迎えた愛好者ら約60人が、親ぼくを深めた。
03年から2年に一度ある交流会。参加者らが「瀬戸の花嫁」「四季のうた」「ふるさと」「川の流れのように」など、さまざまなジャンルの曲に合わせて23プログラムを披露。日ごろの練習の成果に、盛大な拍手を送り合った。
また、全プログラム終了後は、各土地のお囃子(はやし)を全員で踊り、交流もした。
大槻指導員は「手話は聴覚障害者の大切な言葉ということを、見る人も、踊る人もより深く理解し、障害者との交流を深めていきたい」と話している。 -
箕輪町議会臨時会
箕輪町議会臨時会は10日開き、箕輪工業高校全日制の存続を求める意見書の提出、05年度一般会計補正予算案などを可決した。
県立高校再編整備案により、箕輪工業高校が全日制を募集停止し多部制・単位制に転換する学校として名前が挙がったことを受け、「箕輪工業高校の全日制がなくなることは、地域と一体となって魅力ある学校づくりを実践する地元・学校にとってまことに由々しい限り。存続を強く求める」とする内容で、県知事、県教育委員会、県議会議長あてに意見書を提出する。
高校改革案、多部制・単位制に賛成か反対か-を尋ねた寺平秀行議員の質問に、平沢豊満町長は、「基本的には、たたき台として案が出ていることに反対。どういうプロセスで決まっているのか明確でない限り検討すべきではない。たたき台の案の白紙撤回をあくまで要求する」と答えた。
05年度一般会計補正予算は、歳入歳出に各5500万円を追加し、総額を79億8580万円とする。歳出は地域総合活性化事業交付金の増、町発足50周年記念講演会補助金、中部小旧体育館屋根改修工事、衆議院選挙費など。
人事案件は、監査委員に山口武勇さん(65)=松島=の選任(新任)に同意。山口さんは興亜電工箕輪工場に入社し、89年6月からKOA本社経営推進室部長、91年4月退職。同4月に工房ウッド設立、副社長を務め、98年から社長。03年10月退職。現在は農業。 -
夏休み親と子の押し花教室
箕輪町の秦益子さんが主宰する「アートフラワーみのわ」は6日、恒例の夏休み親と子の押し花教室を町文化センターで開いた。子どもたちはきれいな押し花をたくさん使って作品づくりに熱中した。
作品は、子どもでも簡単に楽しく作れるうちわとレースクロス。秦さんや会員がパンジー、千鳥草、アジサイ、コスモスなどの押し花を持ちより、指導した。
参加した親子25人は、好きな花や葉を選んでうちわやレースの上に並べ、花束のようにしたり、チョウチョウを作ったり、思い思いにデザインしてオリジナルを作り上げた。
おばあさんが押し花を習っているという上古田の植田修平君(箕輪西小4年)、涼太君(同2年)、恭輔君(年少)の3兄弟は、お母さんと一緒に参加。一人ひとりこだわって花を並べ、うちわを完成させた。修平君は「思ったよりうまくできた。学校の夏休みの工作で持っていくけど、記念品として大事にとっておく」と話していた。 -
ミカドテクノスが新アイデア
真空・高圧 含浸・充填装置ユニークな工作機械を製造するミカドテクノス(本社・箕輪町、伊藤英敏社長)が、新たなアイデアによる新型機械の製作に乗り出している。「真空・高圧含浸・充填装置」とも命名するべきもの。
作業が困難とされてきた微細穴内部への金属や樹脂の充填などが容易にできる。従来は、大気中で微細穴に充填物を溶かして注入しようとしてきたが、穴内部に気泡ができるなどして作業が難しかった。
同社では、数年前に開発した「瞬時真空プレス」の技術を応用発展させ、真空状態で微細穴に溶けた金属や樹脂を流し込み、それが固まらないうちに瞬時に空気圧をかけて奥まで押し込む技術を開発した。
この技術を利用すると、例えばガスボンベのフタに使用するボルトに、穴を開け、そこに融点の低い金属を充填することによって、火事などの際に温度が上がるとガス抜きの穴が開く安全なボルトにすることができる。
伊藤社長は「まず真空状態で解けた金属を流し込んだり、あるいはその中に漬けたり、空気に邪魔されずに奥までしみ込ませると言うのが新しい発想。新素材への利用など、様々な応用が期待できる」と話している。 -
伊那広域シルバー人材センター箕輪地区
樹皮絵サークル仕事だけでなく趣味を生かして互いの交流を図ろうと、伊那広域シルバー人材センター箕輪地区は、会員がサークルを作って楽しく活動している。3年前、カラオケサークルが発足。今年3月には、より活発な会員活動を願い、新たに樹皮絵、手芸、マレットゴルフの三つのサークルが出来た。伊那広域シルバー人材センターの中で一度に三つものサークルが立ち上がり活動しているのは箕輪地区だけという。
その中の一つ、「樹皮絵サークル」は会員14人。樹皮絵は、色紙などに樹皮とコケをはって絵を描く木の皮の張り絵のような作品。主に山水風景を題材にしている。皆、初心者で、第1・第3金曜日の月2回、箕輪町産業会館に集まり、趣味で樹皮絵に親しんでいる大槻長司さん=上古田=の指導を受ける。
1作品目は、皆が同じ題材に挑戦。「樹皮の選び方、張り付け方、絵の具を使った色付けなど難しい」。要領がつかめるまで苦戦しながらも、約2カ月半かけてそれぞれの作品を完成させた。
「先生の見本を見て頭に描いたものを樹皮を張って表現する。でも失敗を繰り返し、いい絵になっていない」と代表の伊藤昇さん。「慣れれば慣れるほど、絵に心を寄せるようになればなるほど、難しくなる」という。
現在は2作品目に挑戦している。制作に取りかかってすでに3回目。皆とても熱心で、部屋には指導する大槻さんの声しか聞こえないほどだ。
「今まで木の皮に関心はなかったけど、樹皮絵を初めてから注意して見るようになった」「木の皮を拾うのが楽しくなった。これは山に使える、これは岩になる-と関心を持つようになった」
「この辺には樹皮は落ちてないよ。全部、私たちが拾っちゃったから」と笑うほど、これまで見過ごしていた樹皮に自然と目がいくようになり、「うんと興味が出た」という。
シルバー人材センターに登録する同じ仲間であっても、日ごろは職場が違う。そのため、年1回の総会など顔を合わせる機会は限られている。しかし、サークル活動によって新しい交流が広がっている。
「趣味を一つでも二つでも持つことは、心の広さが違ってくる。共に生き、支え合い、助け合うのが本来の姿。シルバーに行ってサークルで仲間を作り、新しいことを覚える。こういうサークルを本当に大事にしていきたい」と願いながら、作品づくりに打ち込んでいる。 -
知事が箕輪町のリンドウ業者視察
箕輪町中箕輪のリンドウ生産業者、スカイブルー・セト(瀬戸堯穂代表)を10日、田中知事が訪問した。
この日田中知事は、県内の躍進企業や先進的農業者などを訪問。さまざまな意見を今後の政策運営に反映させたいとしている。
瀬戸さんは、リンドウの育種から苗・切花の生産まで一貫して取り組む県内でも進んだ生産者で、育種技術にも優れており、これまでに60種類のリンドウを品種登録している。また、瀬戸さんの開発した「ホワイトベル」と「夢ハイジ3号」は、10年に一度オランダで開かれる園芸見本市「フロリアード」で金賞を受賞している。
田中知事は、切花の加工所や育種ほ場を見学。気候や地理的条件はリンドウに適しているのか窶狽ネどを質問したり、瀬戸さんの開発した品種の多さに改めて驚いた様子で「県内だけでなく県外にも長野県のリンドウを宣伝していきたい」と話していた。 -
箕輪町警部交番連絡協議会が夏季支援物資贈る
箕輪町警部交番連絡協議会(小林紀玄会長)は8日、交番に恒例の夏季支援物資を贈った。
同協議会は毎年夏と冬の年2回、署員への感謝の気持ちを込め、支援物資を届けている。
今回は、飲料や栄養ドリンク、カップめんなど5万円強の物資を届け、小林会長は「日ごろ安心して生活できるよう昼夜を問わず勤務いただき感謝している。お盆を間近に控え、交通事故や事件が一つでも少なくなるようお願いしたい」とあいさつした。
倉田千明所長は、「7月末までの町の犯罪件数は約170件で昨年並のペース。犯罪は少ないほうがいい。夜も西箕輪から箕輪まで一生懸命パトロールしている。たくさん支援いただき、署員も励みになる。お力添えに感謝する」と喜んだ。 -
みのわ少年少女合唱団創立5周年記念
ジョイントコンサート今年、創立5周年を迎えた箕輪町の「みのわ少年少女合唱団」は6日、記念のジョイントコンサートを町文化センターで開き、明るく澄んだ歌声で会場を包んだ。「楽しいハーモニカ」と「藤が丘コーラス」の2団体がジョイントし、演奏と合唱でコンサートを一層盛り上げた。
町子どもセンターが地域教育事業の一環として設立。町内の小学3年生から中学1年生までの17人が、ハーモニーを追求しながら、友達の輪、心の輪、歌の輪を広げている。
そろいのユニフォームでステージに立った団員は、「さあ太陽をよんでこい」「明日に向かって」「ビリーブ」など6曲を熱唱。観客は惜しみない拍手を送った。
楽しいハーモニカは、03年度公民館のハーモニカ講座終了後に結成。「海」「夏の思い出」など5曲を演奏。箕輪中部小PTA教養部活動の一環である藤が丘コーラスは、「はじめから今まで」「ありがとうのうた」など3曲を歌い上げ、いずれも美しいハーモニーで観客を楽しませた。 -
少年野球町長杯
箕輪少年野球連盟の第9回町長杯が7日、番場原第一グラウンドで開かれた=写真。連盟に加盟する6チームが出場。トーナメントで競った結果「南小ドラゴンズ」が優勝した。
暑い日差しが照りつける中、選手たちはプレーに集中。監督や保護者などから「1点に抑えていくぞ」「気持ちで負けるな」とげきが飛び、2・3塁に選手を抱えながらアウトを取ったり、相手の悪送球を逃さず、得点を重ねたりと白熱した試合が続いた。
優勝した「南小ドラゴンズ」は1、2回戦とも相手チームを1点に抑え、決勝でも「箕輪中部ヤンキース」を5窶・で破った。
始球式では、平沢町長がバッターを務めた。 -
夏休み機織り体験講座
箕輪町郷土博物館は6日、月遅れの七夕に合わせて「夏休み機織り体験講座」を開いた。町内の男性が手作りした織り機を使い、小学生から大人までが裂織のコースター作りを体験した。
機は、既存の機を基に、反物が織れる幅は確保しつつ、できるだけ簡単な装置で小さく復元したもの。来館者が体験できるようにしたい-との博物館の依頼を受けて男性が製作した。
縦糸に木綿糸、横糸に博物館職員らが持ち寄った布団カバーなどの古布を裂いて利用。参加者は職員に織り方を教わり、好きな布を選んで機織りに挑戦した。初体験という箕輪町長岡の女性は、「足と手の順番を間違えてしまいそう。でも楽しいです」と夢中になって、11センチ各のコースターを織り上げた。
機織り経験のある女性は、「この機はよく考えて作ってある。これなら手軽に家でちょっと思い出の布を使って違う形の作品に織り上げることもできていい」と話していた。 -
土づくり事業でたい肥散布機導入
箕輪町営農センターは5日、地域農産物の「箕輪ブランド」づくりの足がかりとして有機たい肥利用の促進と普及を図る土づくり事業で、たい肥散布機を購入し役場駐車場で入魂式をした。
町は、05年度を「土づくり元年」と位置付け有機たい肥を使った土づくりに取り組んでいる。今年2月、「たい肥銀行箕輪町支店」も設立して、有機農業を推進し、町内でのたい肥循環を目指すとともに、有機たい肥を使った安全安心の農産物を生産し高付加価値を付けた「箕輪ブランド」につなげる考え。
営農センターが町の全額補助を受け、自走式のたい肥散布機を購入。最大積載量は600キロ。秋の収穫を終えたころ、農家への貸し出しを始める予定。
たい肥散布はこれまで、果樹園やハウスでは手散布しかできず、施肥していないケースもあるという。営農センターは、今回の散布機導入により、土づくりの推進と散布労力の軽減に期待している。
農家に貸し出すたい肥散布機 -
公民館陶芸講座(前期)作品展
箕輪町公民館の陶芸講座(前期)が終了し、受講生が12日まで、作品展を町文化センター展示コーナーで開いている。
6月に開講。13人が陶芸の基礎や応用を学び、2度の素焼き、本焼きを経験し、作品づくりに熱心に取り組んできた。
展示作品は、花瓶、皿、マグカップ、水差しなど。葉の形をした皿、大きさの異なる皿、持ち手の付いた器などさまざまで、色も緑、茶、グレーなど作り手の個性があふれている。温もりのある器は力作ぞろいで、文化センターを訪れた人が興味深く鑑賞している。 -
箕輪工業高校全日制存続の署名
県立高校改革プランの高校再編整備候補案で多部制・単位制高校への転換候補として校名が挙がっている箕輪工業高校の同窓会とPTAは、全日制課程の存続を願い、署名活動を展開している。3日、丸田晃同窓会長と伊藤元郎PTA会長が現在までに集まった4万5403部の署名を持って平沢豊満箕輪町長を訪問。県教育委員会に署名を提出する際に「一緒に行っていただきたい」と要請。町長は快諾した。
「地域の維持、発展のために箕工の存続は必須の要件」とし、同窓会、PTA、箕工の未来を育てる会の3者の名でPTAは6月30日、同窓会は7月9日から、家族や近隣に協力を求め署名活動。現在、PTA3万2366部、同窓会1万3037部集まっている。
署名目標数は5万部。会長らは「もうひと頑張りし、20日前には県教委に提出したい」と話している。
11日に町文化センターである箕工の未来を育てる会は、高校改革プランの対応が主な議題で、現状報告と今後の対策を協議。18日の高校改革プラン第3通学区推進委員会には、同窓会、PTA、未来を育てる会の3者連名の嘆願書を池上昭雄委員長あてに提出する予定。 -
JA上伊那酪農部会北部支部家族交流会
JA上伊那酪農部会北部支部(窪田俊男支部長)の家族交流会は2日、箕輪町のながた自然公園であった。毎年恒例の交流会で、マレットゴルフと焼肉で親ぼくを深めた。
18家族45人が参加。マレットゴルフ場では家族単位や仲間とグループになって18ホールを回った。孫との参加もあり、おじいちゃんが上り坂のコースを1打で見事にグリーンに乗せたり、初心者の孫の手をとって教えて上げる微笑ましい姿もあった。林間には「入れ、入れ」「すごーい」と楽しそうな歓声が響いていた。
豪華賞品のほか、栄養をつけてもらおうとJA上伊那の「カミーちゃんたまご」を参加賞に配った。
さわやかな汗をかいた後は、焼肉パーティー。暑い夏を乗り切ろうと、もりもり肉を食べ、会話も弾んでいた。 -
やきはた小トウモロコシ収穫
箕輪町公民館の元気がでる講座「やきはた小学校」の親子は1日、付属農園で育ててきたトウモロコシを収穫し、立派に育った採りたてのトウモロコシを蒸して青空の下で皆で味わった。
5月9日の1時間目の授業で種をまいたトウモロコシ。2畝に青々と子どもたちの背よりも高く育ち、半分近くが太く実っていた。子どもたちは「バキッ」といい音をさせてトウモロコシをもぎ取り、皆で試食する分だけ皮をむいた。
文化センターの調理室でさっそく蒸し上げたトウモロコシが運ばれてくると甘い香りが漂い、「おいしそー」と大歓声。1本ずつ手に持ち、「甘い」「おいしい!」と大喜びで味わった。
トウモロコシと一緒に植えたジャガイモは、試し掘りしたものをゆでて試食した。
箕輪中部小4年1組の大越敦史君は、「トウモロコシを取ったら、粒が膨らんでておいしそうだった。皆で作ったからおいしい」と笑顔を見せていた。
ジャガイモと残りのトウモロコシは11日に収穫を予定している。 -
箕輪町発足50周年記念みのわ祭り
箕輪町発足50周年記念みのわ祭りは30日、153号線バイパスであった。交流イベント「東京よさこい」、みのわ太鼓の演奏、ワクワクダンシング、箕輪天竜音頭民踊流し、まちづくり同友会の「みのわ御棒サ50!里曳き競争」など、どのイベントも活気にあふれ会場は熱気に包まれた。
オープニングパレードで会場は次第に祭りムードに。初めて昼間開催となったみこしも、熱気を帯び、威勢のいい掛け声ともに通りを練り歩いた。
50周年記念で招致した東京都豊島区の「東京よさこい」は、華やかな衣装と音響、息の合った迫力満点の踊りでみのわ祭りを一層盛り上げ、観客を魅了した。
今年初めて簡単な振り付けも導入したワクワクダンシングは、小学校児童や区、ダンスサークル、企業のほか、公民館学級もそろいの衣装で初参加。従来の軽快な踊り、新しい踊りともに、どの連も熱く熱く踊り完全燃焼した。 -
第1回ゆとり荘見直し検討委員会
箕輪町社会福祉協議会は28日夜、第1回ゆとり荘見直し検討委員会を町社会福祉総合センターで開いた。委員を委嘱し、事務局が介護保険制度改正の概要とゆとり荘事業を説明した。次回から、具体的な検討に入る。
05年の介護保険制度の見直し、町内における民間企業の参入などによる影響を考え、ゆとり荘の事業を根本的に見直し、今後の事業展開を検討するため委員会を設置。町社協理事や評議員、一般公募の11人を委員に委嘱した。委員長は星野和美さん、副委員長は原きの江さん。
ゆとり荘は92年4月、高齢者福祉施設として開所。00年から、介護保険制度施行に伴い通所介護(デイサービス)事業と短期生活介護(ショートステイ)事業をしている。
検討委員会では、デイサービス事業とショートステイ事業、新事業の企画と実施について検討し、年度内に報告書をまとめ町社協の平沢豊満会長に報告する予定。
現在、デイサービスをする施設は町内にグレイスフル箕輪(上古田)がある。宅老所は「菜の花」「しばみや」「きのした」の3施設。新たに南小河内に平成会、木下一の宮に宮坂組、木下に上伊那医療生協が建設を進めている。
桑沢昭一社協常務理事は、「町内に民間の同様の施設ができ、ゆとり荘をこのまま続けるのがいいのか、方向転換がいいのか、社協の中からも意見がある。委員会で話し、いい方向に持っていきたい」とあいさつした。 -
聴覚障害者の防災危機管理マニュアル策定へ
箕輪町の「みのわ手話サークル」(31人、尾曽共春会長)は、地域で暮らす聴覚障害者のための防災危機管理マニュアルを作る。策定に向け、町内の実態調査などを始めた。
マニュアルは、約1年かけて町内の取り組みなどを調査し、サークルとしてできる対応を考えて作る。
学習・調査の第1弾で25日、箕輪消防署を訪れ、町が提供している火災や事故など緊急を要する情報を配信する「緊急メール配信サービス」のシステムや、防災のための日ごろの備えなどを学んだ。
福島署長は、「隣近所の方との連絡を密にしておいてほしい。それが最善の策だと思う。区長とも話して自主防災組織を作ってほしい。その中で互いが助け合う精神を養ってもらえたらありがたい」と話した。
日ごろの備えとして、▽通報メモや緊急時メッセージカードを用意する▽筆談用メモ用紙と筆記具を携帯する▽ファックスや電子メールを活用した緊急通報システムの利用を話し合っておく-。万一火災が起きた場合は、笛を吹いたり、鐘や鍋をたたくなど大きな音を出して近所の人に知らせる手段をアドバイスした。
サークルは今後、警察署などでの学習を計画している。 -
伊那消防組合議会の7月臨時会
伊那市など6市町村でつくる伊那消防組合議会の7月臨時会が28日、伊那市役所であった。05年度一般会計第1回補正予算や、高遠消防署に配備する水槽付き消防ポンプ自動車1台の取得など、3議案を可決した。
05年度一般会計補正は、5675万9千円を追加し、総額12億7172万2千円とした。主な歳出は、4月末に横転事故があった、伊那消防署のはしご付き消防ポンプ自動車の修理に関する一時借り入れ金5500万円、箕輪消防署の化学防護服2着の購入金169万5千円。
高遠消防署に配備する水槽付き消防ポンプ自動車は、来年1月末に納車予定で、取得予定価格は3千990万円。 -
カナダ語学研修出発あいさつ
中学生海外語学研修で31日にカナダに出発する箕輪町立箕輪中学校の生徒10人が28日、町役場を訪れ、平沢豊満町長に「カナダの文化、生活を学んできたい」と抱負を語った。
カナダ語学研修に参加するのは2年生10人。約半数がホームステイや旅行などで海外に行った経験がある。「ホストファミリーとカナダの文化をしっかり学び、英語で交流したい」「カナダの食文化、郷土食を学び、メモしてきて、日本で作って家族と食べたりしたい」「日本との文化の違いを学びたい」などそれぞれ意欲的に語った。
平沢町長は、「カナダの良さと、外から見た日本の良さを感じてほしい。自分の目標を定め、新しい何かを発見し、13日間で身に付いたことを今後に生かしてほしい。家族に感謝し、健康に気を付けて行ってきてください」と激励した。
カナダ語学研修は31日-8月12日までの13日間。レスブリッジ市でホームステイし、語学研修のほかカナダ人生徒とのスポーツ交流も予定している。 -
「イーナちゃん楯市町村大会」
伊那市の「イーナちゃんマレットゴルフクラブ」(池上為夫会長)の「イーナちゃん楯市町村大会」が27日、西箕輪のマレットパークはびろであった。辰野町から駒ヶ根市まで8市町村から、150人が集まり、優勝を競った。
今年で3回目。天候もよく、木々に囲まれたコースは涼しく、マレットゴルフ日和。参加者の一人は「いろいろな人と一緒にマレットゴルフが楽しめてよかった」と感想を話した。
結果は次の通り(市町村名なしは伊那)。
▽男子 (1)宮下近夫(117(2)松川幸夫118(3)池田修治(宮田)119(4)大沢昭人119(5)向山良人119(6)藤沢幸雄(箕輪)120(7)北原忠義121(8)林初雄121(9)有賀政也122(10)渋谷雍裕122
▽女子 (1)鈴木光子(南箕輪)119(2)白鳥栄子119(3)小平貞子119(4)林清子120(5)塩沢トシ江121(6)池田紀子123
▽ホールインワン 田中宏、小沢恒二郎、赤羽篤、木村庄蔵、広瀬良治、千葉謙、林清子、田中悦子、池田紀子、山崎和子、須山しづ子、下平輝佐子、渋谷香代子、佐々木琴代 -
公民館学級が箕輪祭りに初参加 踊り練習に励む
箕輪町の「あざみ学級」は、町の夏を彩るみのわ祭り(30日)のワクワクダンシングに初参加する。練習最終日の26日は、用意したおそろいのTシャツとサンバイザーを着用して取り組み、振り付けなどを確認し合った。受講者らは「不安だけど、精いっぱい踊りたい」と意欲をみせている。
「あざみ学級」は、50代から60代の16人が受講し、公民館大学との合同講座や館外研修のほか、演歌体操、手芸講座などを年間通して学んでいく。
町がワクワクダンシングを誰でも気軽に踊れるようにと、従来の振り付けを簡略化し、新たな踊りを考案。(ワクワクダンシングII)。今年取り入れることに決まり、1回目の演歌体操講座で講師の今井愛子さんらが祭りへの参加を持ちかけた。公民館の学級単位で一つの連をつくり、踊りに参加するのは初めて。
最初は横に首を傾げ「テンポが早いし、ついていけるか」と不安を抱えていた受講者だが、2時間程度、4回にわたって練習に励み、ほぼ完成に近づいた。衣装も、講座名から「アザミ」の写真を胸元に配し、紫色に統一したTシャツと黄色のサンバイザーにして張りきっている。
当日は、今井さんら2人を先頭に、練習の成果を思いっきり発揮する予定だ。 -
やきはた小学校課外授業
箕輪町に今年5月に開校した町公民館の元気がでる講座「やきはた小学校」。学生の小学生以下の親子が23日、課外授業で大泉ダム上流に出かけた。
やきはた小の履修科目は初級農学。親子で 野菜を作り収穫祭をする。これまで付属農園でジャガイモなどの作付け、草取りの授業をしてきた。
第1回の課外授業は農学からちょっと離れて「川遊びとバーベキュー」。水着着用、浮輪持参の子ども13人と大人9人が参加した。
学習課題は▽川の中に露天風呂をつくる▽バーベキューでパワーをつける▽簡単アウトドア料理を覚える-。いっぱい食べ、思い切り遊ぶ授業だ。
冷たくても平気!川遊びって楽しい
アウトドア料理はお母さんたちの課題。ダッチオーブンにキャベツ、ベーコン、タマネギなどを入れじっくり煮込むだけ。かまど作りは、薪にする少し大きな木を探し集めて子どもたちも協力。お父さんたちの火起こしを興味津々で観察した。
バーベキューは子どもたちの得意分野。「おいしい」を連発してもりもり食べ、用務員特製の焼きそばもぱくぱく食べた。簡単アウトドア料理もおいしく出来あがり、「これ、いい」「今度やってみる」とお母さんたちにも好評だった。
腹ごしらえが済んだら、お待ちかねの川遊び。「絶対に深い場所にはいかない」と約束し、子どもたちは元気に川に突入。冷たい水もなんのその。石や棒で水をせき止め、せっせと川底を掘って完成した露天風呂は、お尻が半分浸かるくらいの浅い風呂だが、浮輪着用で“入浴”。お腹が川底に着きそうな場所でもシュノーケルを着けて泳いだり、浮輪を着けて水辺に座ったり、魚を探したり、いっぱい遊んだ。
「冷たくなーい」と川で遊んだ子どもたち。しかし外は曇天。やはり寒かった。木などをくべてたき火をし、体を温めた。「大泉ダムは南箕輪村の水源。きれいにしよう」と、最後は河原のごみも拾った。
川での遊び方、アウトドア料理、たき火の仕方など遊びながら学んだ課外授業。「また来たい」「川遊びが楽しかった」と大満足の子どもたち。「学校の内容がいい」「親子でできるのがいい」と親も楽しく過ごした。
開校からわずか3カ月。「来年もあるよね。やきはた小」。すでに、そんな声が聞こえている。 -
“倭火”が彩る箕輪の夏
みのわ祭りイベント「手筒花火」箕輪町発足50周年記念2005みのわ祭りで今年も、みのわ手筒会(唐沢修一会長)が手筒花火を打ち上げる。今年は、50周年記念で静岡県浜松市庄内地区の「む筒会」(井上誠会長)を招致し競演する。また、上清内路煙火同士会(原満征会長)からも3人が応援に駆け付け、花を添える。
みのわ手筒会は会員40人(女性4人)。む筒会は12人(女性2人)。
今年の夏は、例年より花火の数も多く、新作花火や仕掛け花火も盛り込んだ見どころ満載の15プログラム。50周年に合わせ手筒会は手筒45本、む筒会は大筒5本の計50本を打ち上げる。上清内路煙火同士会は仕掛け煙火と大三国で盛り上げる。このほか小型煙火や打上煙火もある。
みのわ祭りの恒例となった手筒花火。町内外から問い合わせも多く、年々観客も増えている。唐沢会長は、「町発足50周年の記念のまつり。箕輪町のために総力を挙げて今までよりボリュームのある花火にしたい」と意気込んでいる。 -
箕輪中部小5年2組学級親子レク
箕輪町立箕輪中部小学校5年2組(37人、六波羅孔明教諭)の学級親子レクリエーションは23日、同校であり、親に感謝の気持ちを表し楽しんでもらおうと児童がホスト役を務め、ミニ運動会や花火などを楽しんだ。
総合的な学習で、1学期は児童が個々にやりたいことをプロジェクトチームを作って活動。計画や運営の練習をし、2学期からはクラスで一つのテーマを決めて学習する。
今回の学級親子レクは総合的な学習の取り組みでもあり、▽飯ごう炊さん▽花火大会▽夜の学校探検▽肝試し-のプロジェクトチームが主体となり、児童が全て計画した。
児童の夕食は、飯ごうでご飯をたき、手作りのカレーライス。腹ごしらえを済ませたあと、保護者と一緒に体育館でフリースロー対決や満水リレーなどのミニ運動会をした。
班対抗ひもつなぎゲームは、箱に隠された長さの違うひもを順番に引き抜き、縛ってゴール地点までつなぐ早さを競うゲーム。とても短いひもを引いて「何これ!」と叫ぶ保護者もいて、親子で熱中した。
花火の後は、お待ちかねの夜の学校探検と肝試し。昼間の学校とは違う表情を見せる校舎の中を、決められたコースを探検して歩いた。
##(写真・よこ)
ミニ運動会のひもつなぎゲーム -
箕輪消防署水難救助訓練
箕輪消防署は25日、有事に備えて天竜川の箕輪橋下流で水難救助訓練をした。署員は、事前の段取りがなく現場で想定が与えられるというより実践的な訓練に真剣に取り組んでいた。
訓練は、中州からの救助、河川への進入方法と救出の2通り。
中州からの救出は、中州に人が取り残され救助を待っている想定。要救助者2人は、1人が意識があり、もう1人は意識がない。救助にあたっては、▽救助ヘリが修理中で使えない▽濁流で天竜川は泳げない▽みのわ橋は無いと考える-などの条件が与えられた。
小隊編成した署員は中州に向けて検索銃でロープを飛ばし、中州からロープにつないだ太いロープを引き寄せアカシヤの木に縛り、署員がそのロープをつたって中州に渡り舟形担架に要救助者を乗せて川岸に救い出した。署員は、検索銃が中州に届かないなどアクシデントもあったが、一刻も早く要救助者を助けようと懸命に訓練に臨んでいた。
ロープで要救助者の待つ中州に渡る箕輪消防署員 -
みのわ祭りPRキャンペーン
箕輪町発足50周年記念2005みのわ祭り(30日)の開催まで1週間と迫り、祭り実行委員会の広報宣伝部会は23、24日、祭りのPRキャンペーンをジャスコ箕輪店の入り口付近で行った。町内のダンスサークルがワクワクダンシングを披露して祭りへの参加を呼びかけた。
PRキャンペーンは、祭りムードを盛り上げ、町内外から多くの人に祭りに来てもらおうと毎年行っている。
買物客が多くなる夕方に、町内ダンスサークルのインストラクターらがワクワクダンシングの曲に合わせて切れのある動きで息の合ったダンスを披露。子どもたちも参加して元気な踊りを見せた。
部会員が買物客らに祭りのチラシとうちわを配り、「みのわ祭りに来てください」と呼び掛けた。