-
信大研究者から子ども達が昆虫採集学ぶ
国際科学技術財団が主催するやさしい科学技術セミナーが、19日、長野県で初開催され、信大の研究者の指導の下、伊那市ますみヶ丘をフィールドにこども達が昆虫を採集しました。
セミナーに参加したのは、箕輪北小学校の6年2組の25人です。
ますみが丘には、絶滅危惧種に指定されている蝶・ミヤマシジミが生息していて、こども達が観察しました。
セミナーでは、信州大学山岳科学総合研究所の江田 慧子助教が講師を務めました。
やさしい科学技術セミナーを主催する国際科学技術財団は、ノーベル賞に匹敵する顕彰をと始められた日本国際賞の贈賞事業などを行っています。
事業の一つ、35歳以下の若手研究家に100万円を助成する事業に、今年度、江田さんの研究が採択されたことから、今回、セミナーが開かれました。
1989年のセミナー事業開始以来230回のセミナーが開かれていますが、県内での開催は初めてです。
江田さんら、信州大学のスタッフの指導の下、子どもたちは、虫取り網でさまざまな昆虫を捕まえていました。
昆虫を捕まえたあとは、図鑑と照らし合わせて、種類を確認していました。
班ごとに、採集できた昆虫をまとめ発表しました。
財団では、地域の大学の研究が地域の資源として活用され、セミナーを受けた子ども達が科学に興味を持ってもらえたらうれしいとしています。 -
希望舞台の演劇「焼け跡から」8月6日に上演
東京都に拠点を置き全国各地で旅公演を行っている劇団「希望舞台」の演劇「焼け跡から」が、8月6日に伊那市のいなっせで上演されます。
17日、伊那市を中心とした有志でつくる実行委員会が、上演に向けて2回目の会議を開きました。
劇団「希望舞台」は、生活の中に芝居を届けることで地域の絆を深めてもらおうと、年間30回の公演を全国で行っています。
8月に伊那市で上演される演劇「焼け跡から」は、第二次世界大戦後の信州が舞台です。
実在した長野市にある寺の住職をモデルに、新米和尚が戦争で家族を失った子供たちを寺で預かり、戦後の混乱期を生きるために戦う様子を描いたストーリーです。
この日は、実行委員会のメンバーで常圓寺住職の角田泰隆(つのだたいりゅう)さんによる講演も行われ、参加者は、戦争の悲惨さや平和思想への理解を深めていました。
伊那市のいなっせで上演される劇団「希望舞台」の演劇「焼け跡から」は、8月6日(火)午後2時と午後7時の2回公演で、チケットは前売り3千円となっています。 -
南宮神社で御鹿奉納神事
箕輪町の箕輪南宮神社で、鹿の頭に見立てた飾りをかぶった子どもたちが境内をまわる御鹿奉納神事が14日行われました。
御鹿奉納神事は、450年前から伝わる神事です。
天竜川をはさんで東側の福与、福島と西側の大泉、大泉新田、大萱、富田の「富・大・福」の文字が付く伊那市、箕輪町、南箕輪村の地区が毎年交互に担当して行います。
今年は、西側地区の担当でした。
鹿頭をかぶった子どもの行列は境内の中央を大きく空けて、左回りに三回廻ります。
箕輪町誌によりますと、その昔雨乞いのお礼として鹿を神様に献上した事が、この神事の基になっているといことです。
この神事が終わると、引き続き御神体遷座の神事が行われました。
建御名方命を神輿に乗せて、三日町の南宮神社秋宮に遷座されます。
42歳の厄年の男性たちが区内を曳航します。
この時だけ、無病息災を祈り神輿の下をくぐることができます。
御神体は、12月27日の夜中に秋宮から春宮の箕輪南宮神社に再び遷座され、これは御神渡りの儀式と呼ばれています。 -
掘ってわかった信州の歴史展
長野県埋蔵文化財センターの30年にわたる調査結果を展示する企画展「掘ってわかった信州の歴史」が、13日から、伊那市の伊那文化会館で開かれます。
会場には、埋蔵文化財センターが発掘した44の遺跡から800点が展示されています。
松本市牛伏寺(ごふくじ)などの最新の調査成果も同時に公開されています。
牛伏寺には、大量の歯が埋められていました。東北地方でみられる風習で、県内では初めて確認されたということです。
長野県埋蔵文化財センターは、昭和57年に発足し今年で30周年を迎えました。
その間、342遺跡、380万平方メートルに渡り、発掘調査を行ってきました。
掘ってわかった信州の歴史展は、8月4日まで、伊那文化会館で開かれています。
入場は無料で解説員が常駐します。
20日には、首都大学東京の山田 昌久教授による講演会、27日には、土器の模様を写し取る体験イベントも予定されています。 -
いな少年少女に「花とライオン」賞
いな少年少女合唱団は、全国の優秀な児童合唱団に贈られる花とライオン児童合唱音楽賞を受賞しました。
11日は、団長の北沢理光さんが、記者会見を開き、受賞の報告をしました。
花とライオン児童合唱音楽賞は、童謡作家の小黒恵子さんが振興基金を創設し、毎年1団体を表彰、100万円を助成しています。
音楽性のみならず、地域への貢献度なども評価の対象となります。
活動が顕著な団体がノミネートされ、18年目の今年は、伊那少年少女合唱団が選出されました。
いな少年少女合唱団は、1987年に発足して、今年で26年目。現在は、小学2年生から高校2年生までの25人が活動しています。
毎年県内の音楽祭に参加しているほか、ハンガリーやフィンランドでの海外公演や奉仕活動も行っています。
これまでの受賞団体は、首都圏の大規模な団体がほとんどということで、地方の小規模な合唱団の表彰は初めてだということです。
助成金100万円は、息の長い活動につながるように活用したいと話していました。
授賞式は、8月30日に東京都で予定されていて、いな少年少女合唱団では、全員で参加したいと話していました。 -
箕輪中部小学校4年生 箕輪浄水場を見学
箕輪町の箕輪中部小学校4年生は、11日、社会科の授業の一環で、
浄水場を見学しました。
この日は、4年生の1組と2組の児童58人が、長田にある箕輪浄水場を見学しました。
最初に、赤いチョークを水の中の汚れに見立て、凝集剤で固めて濾過する実験を行いました。
浄水場で水をきれいにする作業の流れを学んだあとは、実際に施設を見学しました。
職員は、箕輪ダムの水が8キロの水道管を通り2時間かけてここまで流れてくる事や、1日に4万立方メートルの水を365日休まず送り続けていることなどを説明していました。
見学を終えた児童たちは、施設で浄化された水の味を確かめました。
箕輪中部小学校では、来週、3組と4組が見学をすることになっています。 -
暑い1日 熱中症に注意
9日も、県内は高気圧に覆われて気温があがり暑い一日となり、伊那地域は30度を超える真夏日となりました。
長野地方気象台では今年初めて高温注意情報を県内に出して熱中症に注意するよう呼びかけています。
9日の伊那市の最高気温は34.5度と今年一番の暑さとなりました。
伊那市の竜西保育園では、子どもたちが歓声をあげながらプール遊びを楽しんでいました。
伊那消防組合管内では9日、熱中症と見られる症状で病院に2人が搬送されました。
今年は、5月24日に一人が熱中症の症状を訴えて以来、8日までに13人が病院に搬送されています。
気象台によりますとこの暑さは13日まで続くということです。 -
伊那混声合唱団演奏会
上伊那の合唱愛好者でつくる伊那混声合唱団の演奏会が、6日、伊那文化会館で開かれました。
今回で43回目となる演奏会は、田中眞郎さんの、指揮者就任50周年を記念して開かれました。
演奏会では、OB、OGも合わせて約110人が、田中さんの指揮に合わせて合唱を披露しました。
これまで演奏会などで何度も唄ってきた思い出の歌を全員で唄い、中には、団員の結婚式で何度も唄ったという曲もありました。
この演奏会の模様は、8月に、ご覧のチャンネルで放送します。 -
大学生が地元で映画制作へ
南箕輪村出身の大学生が初監督を務める映画の撮影が伊那市を中心に9月から始まります。
8日は監督の高木清香さんが伊那市内のロケ地の視察をしました。
高木さんは、大学4年の22歳。
伊那弥生ヶ丘高校卒業後、日本大学芸術学部映画学科で映画に関する理論や撮影技術などの専門知識を学んできました。
今回卒業制作として伊那市や南箕輪村を舞台に自ら脚本を手がけた映画「山姫」の監督を務めます。
8日は、映画やドラマの誘致活動などを行っている伊那谷フィルムコミッションのスタッフとともに、ロケ地の視察をしました。
高木さんは、子どもの頃から映画が好きで、映画に関係する仕事に就きたいとの思いから勉強を始めたといいます。
制作する映画「山姫」は「ふるさと」をテーマにしていて、故郷を離れていた若者が故郷に戻り、
親兄弟のために奮闘する姿を描きます。
伊那谷フィルムコミッションが学生の映画制作に協力するのは、今回が始めてで、ロケ地の紹介など全面的に協力していきたいと話しています。
映画は9月から撮影が始まる予定で高木さんはコンテストへの出品を考えているほか、地元でも放映できればと話しています。 -
農業クラブ連盟 県大会
農業高校などの生徒が加盟している農業クラブ連盟の県大会が6日南箕輪村の上伊那農業高校で開かれました。
大会には県内の農業高校など12校からおよそ300人が出場しました。
大会は一年間の学習の成果を発表する場として長野県学校農業クラブ連盟が開いているものです。
6日は測量技術の競技、意見発表、プロジェクト発表、クラブ活動発表の4つの大会が開かれました。
このうち、プロジェクト発表の環境区分には、上農高校の生物科学科の生徒4人が出場しました。
このグループは国の希少野生植物に指定されているアツモリソウの培養にとり組んでいて、培養中に発生するカビの繁殖を納豆菌を使って防ぐ試みを発表しました。
生徒は今年3月から5月にかけて行った実験の結果を発表し、「植物バイオテクノロジーの可能性をさらに広げていくために研究を重ねていきたい」と話していました。
それぞれの大会の最優秀校が上位大会に出場することになっていて、上農高校は上位大会進出はなりませんでした。 -
高遠北小とブラジル人学校交流
伊那市の高遠北小学校の児童と箕輪町のブラジル人学校コレージョ・デザフィーオのこども達が、7日、一緒に歌うなどして交流しました。
7日は、高遠北小学校で音楽会が開かれました。
各学年による合奏や合唱など15の演目が披露されました。
この音楽会に、箕輪町三日町にあるブラジル人学校コレージョデザフィーオのこども達20人が参加しました。
ブラジルの子どもたちは、歌や演奏、ダンスを披露しました。
両校はともに小規模学校であることから、今年度に入り交流しています。
演目のひとつ「幸せなら手をたたこう」では、日本語とポルトガル語で歌いました。
高遠北小学校では、「なかよしの輪を広げよう」を目標にしています。
音楽会には、地元の保育園や高遠高校の生徒も招かれ、演奏を披露していました。
演奏会の最後は、6年生の歌声に合わせて、子ども達が手をつないで退場しました。
高遠北小学校とコレージョデザフィーオでは、今後もイベントを通して交流していくということです。 -
七夕集会
7日の七夕にあわせて各地の保育園で七夕にちなんだ行事が5日行われました。
このうち南箕輪村の中部保育園では七夕集会が開かれました。
南箕輪村の中部保育園は、7日が日曜にあたるため、一足早く5日に七夕集会を開きました。
園児たちが願いごとを書いた短冊を飾りつけた大きな飾りを前に歌を歌い、子どもたちが願いごとを発表しました。
「青いくるまが欲しい」
「アンパンマンになりたい」
「かけっこが早くなりたい」
などと発表していました。
全員で七夕にちなんだアニメーションを見たあと、保育士が彦星や織姫、牽牛に扮して登場すると会場は子どもたちの歓声に包まれていました。 -
会員所蔵 額装書画展
伊那市の伊那部宿を考える会は、6日から西町の旧井澤家住宅で会員が所蔵している額装書画展を開きます。
世界遺産登録で話題の富士山。山岸主計の木版画はこのように表現されています。
中村不折 池上秀畝。
明日から始まる書画展には、伊那部宿を考える会の会員14人が所蔵している書画44点と会員が制作した作品12点が並びます。
日本画、油絵、水墨画などバラエティーに富んでいて、時代も江戸時代から現代まで幅広い展示会です。
会では、これまで掛け軸を主に展示会を開いてきましたが、最近の住宅事情を考え、時代にマッチしていると初めて額装書画展を開きます。
会長の森功さんは、「庶民的な作品が多く気軽に楽しんでもらえるはず」と話しています。
会期は6日から21日までで、入館料は、一般が200円、小中学生は、100円となっています。 -
太鼓グループ 大太坊 陸前高田で公演
伊那市西春近を拠点に活動する太鼓グループ「大太坊」は、先月30日に、東日本大震災の被災地、岩手県陸前高田市で公演しました。 大太坊のメンバー12人が出演し、10演目を披露しました。
公演が行われた陸前高田市の小友小学校は、グラウンドや校舎の1階部分が浸水しました。
今回の公演は、グラウンドの改装記念に合わせて体育館で行われました。
地元から200人、伊那から同行した40人、大太坊とかかわりのある関東の太鼓チームから60人、合わせて300人の観客が訪れました。
毎年全国規模の太鼓フェスティバルを開催していた岩手県陸前高田市の太鼓仲間に、大太坊は震災以降支援を続けてきました。
去年、復活した太鼓フェスティバルに大太坊が参加したところ、大太坊の公演を、陸前高田でとの声があがり、今回の公演が実現しました。
陸前高田市は全世帯中の7割以上が被害を受け、死者1555人、行方不明者は223人と壊滅的な被害を受けました。
現在は、瓦礫が撤去され、まちの再生に向けて検討が進められているということです。
公演は無料で行いましたが、県外者には入場料としてカンパを呼びかけたところ、17万円が集まり、陸前高田市に寄付してきたということです。
大太坊では今後も陸前高田との関係を続けていきたいとしています。 -
保育園から高校まで一環したキャリア教育を
伊那市キャリア教育推進委員会が2日開かれました。
今年度は、職場体験学習の新規協力事業所の拡大や保育園から高校まで一環したキャリア教育を進めていく方針です。
伊那市は、平成22年にキャリア教育推進委員会を立ち上げ、中学生の職場体験学習を重点に置き働く意味や生き方について考えてもらうキャリア教育の推進を図ってきました。
受け入れ事業所の拡大を進めてきた結果、昨年度職場体験学習を行った生徒は832人だったのに対し、事業所の協力による受け入れ可能生徒数はおよそ3倍の2,416人でした。
これは、前の年度より856人多くなっています。
今後は、中学校の職場体験学習を核に引き続き新規協力事業所の拡大を進める他、保育園から高校までが連携し、一環したキャリア教育を進めるための支援策を検討していく方針です。 -
伊那テーマの新曲披露
伊那市観光大使の歌手、三沢あけみさんのミニライブが30日伊那市で開かれ、伊那をテーマにした新曲「高遠ざくら」を披露しました。
三沢あけみさんは伊那市出身で歌手デビューした1963年に日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞。
去年伊那市観光大使に任命されています。
30日は市内でミラライブが開かれ
伊那をテーマにした新曲を披露しました。
会場には酒井茂副市長も駆けつけ三沢さんに花束を贈り激励しました。
去年、日本レコード大賞功労賞し活躍中の三沢さんは「歌を通して伊那市をPRしていきたい。」と話していました。 -
半年間の汚れ落とす 茅の輪くぐり
今年半年の汚れを落とし、残り半年の無病息災を祈る神事「茅の輪くぐり」が6月30日、伊那市の坂下神社で行われました。
この日は、宮司を先頭に、神社総代10人あまりが、萱を束ねて作った直径およそ1メートル70センチの茅の輪をくぐりました。
茅の輪くぐりは、左に1回、右に1回8の字にまわると、半年間の罪や汚れが、清められると言い伝えらえています。
坂下神社では20年ほど前から6月末の恒例行事として行なわれています。
ある総代は「多くの人にくぐってもらう事で、この風習を守り伝えていきたい」と話していました。
茅の輪は1週間ほど坂下神社に設置されていて、誰でもくぐることができると言う事です。 -
土俵の完成祝い大会開催
伊那市の伊那小学校相撲部は、学校の中庭に出来た土俵の完成を祝い6月30日祝賀大会を開きました。
この日は、相撲部に所属する児童やOB、保護者 およそ100人が集まり、「土俵完成祝賀御馬寄(みまよせ)相撲大会」が開かれました。
子供達は東と西に別れ、完成したばかりの土俵で上半身裸になって、力強い取り組みを見せていました。
小学6年生による対戦では、互いに一歩も引かない互角の勝負もあり、会場を沸かせていました。
伊那小相撲部は、子供達に相撲を通して健全な精神を養ってもらおうと、6年前に創部されました。
これまでは、学校の体育館でマットをひき、練習を積んできましたが、子供達に思いっきり稽古を積んでもらおうと、顧問の教諭や保護者が中心となり、2か月かけて土俵を作りました。
ケガをしないようにと、赤土を盛り固めてできていて、直径は15尺と、大相撲で使用するものと同じ大きさです。
土俵の周りには、俵(たわら)の代わりに、廃棄されていた綱引き用の大縄が使われています。
会場では、飛び入りで乳幼児による泣き相撲や、相撲部OBの中学生による、後輩達への稽古もあり、中庭には元気な声が響いていました。 -
ふるさとの風コンサートin伊那
北朝鮮による拉致被害者の救済を願う「ふるさとの風コンサートin伊那」が30日伊那市のいなっせで開かれました。
コンサートには主に上伊那地域で活動する合唱団など15団体、250人が出演しました。
コンサートでは、拉致被害者への励ましの気持ちを込めて作られた曲「国境の風」を全員で合唱しました。
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会の事務局長で、拉致被害者の増元るみ子さんの弟、増元照明さんも参加しました。
ふるさとの風コンサートin伊那は女性合唱団ザ・シワクチャーズ伊那が去年12月に東京都で開かれた拉致被害者救済を願う合唱の集いに参加したことがきっかけで開かれました。
伊那でもできることがないかと計画されたものです。
コンサートの中で行われた講演で増元さんは、「国民を守ることができる強い国にするためには日本をどうしたらいいか考えてほしい」と訴えました。
会場には募金箱が設置され、集まった10万4千円を家族連絡会に寄付しました。
ある出演者は、「参加することで、拉致問題について改めて考えるきっかけになった。歌声を通じて思いが伝わればうれしい」と話していました。 -
演奏会に向け OG・OB100人の合唱団練習
上伊那の合唱愛好家でつくる、伊那混声合唱団は、7月6日の演奏会に向け、熱の入った歌声を響かせていました。
今回の演奏会では、指揮者の田中眞郎さんが、合唱団の常任指揮を初めてから50年の節目となり、OB、OGも参加し、総勢100人による合唱が披露されます。
伊那混声合唱団演奏会は、7月6日、午後7時から、伊那文化会館で開かれる予定です。 -
ICTの作品が日本ケーブルテレビ大賞優秀賞
第39回日本ケーブルテレビ大賞番組アワードで伊那ケーブルテレビが制作した30分番組「高遠町のかあちゃん」が優秀賞を受賞しました。
29日は、東京都の時事通信ホールで贈賞式が行われました。
伊那ケーブルテレビが制作した「高遠町のかあちゃん」は、企画番組部門の優秀賞を受賞しました。
番組アワードには、全国のケーブルテレビ局が制作した145本が寄せられ、信越では唯一の受賞となりました。
高遠町のかあちゃんは、伊那市高遠町山室で不登校や家庭の事情により親と住むことができない子どもたちを受け入れているフリーキッズビレッジを舞台に、母親として子どもたちと向き合う宇津孝子さんに焦点をあてた30分のドキュメンタリーです。
審査委員長で上智大学文学部教授の音好宏さんは、「地上放送にはない地域を深堀りした作品を選んだ。そこにケーブルテレビの可能性がある」と話しています。
日本ケーブルテレビ大賞の企画番組部門・優秀賞受賞作品「高遠町のかあちゃん」は、8月に再放送する予定です。 -
アルプス男声 「琵琶湖周航」コンクール3位
上伊那を中心に男性合唱愛好者が参加するアルプス男声合唱団は、23日(日)に滋賀県高島市で開かれた、琵琶湖周航の歌音楽祭合唱コンクールで、3位入賞を果たしました。
27日は、アルプス男声合唱団の北澤 理光団長ら2人が伊那市役所を訪れ、酒井茂副市長に、受賞の報告をしました。
アルプス男声合唱団は、2007年に発足、35人の団員が所属し、月2回の練習に励んでいます。
これは、定期公演で、アルプス男声合唱団が、琵琶湖周航の歌を歌った様子です。
「琵琶湖周航の歌」は、大正6年に、現在の京都大学の水上部員がボートで琵琶湖を周航しているときに、クルーにいた岡谷市出身の小口(おぐち)太郎(たろう)が曲にあわせて詩を発表した事から、学生の間で広まったとされています。
作詞者の小口が長野県出身であり、定期演奏会で歌ってきたことで、団員にとってなじみの深い歌であることから、今回初めてコンクールに参加しました。
コンクールには、関西を中心に少年少女から女声グループまでさまざまなメンバー構成の19グループが出演したなか、初出場のアルプス男声合唱団が、声の柔らかさなどが評価され3位入賞しました。
酒井副市長は、自身も京都大学出身なことから、「大変懐かしい。学生時代はよく歌いました」と話していました。 -
長岡保育園 もみじちゃんからごみの分別を学ぶ
箕輪町の長岡保育園の園児が町のイメージキャラクターもみじちゃんから26日ごみの分別について学びました。
26日は長岡保育園の未満児から年長までの40人ほどがもみじちゃんや町の職員からごみの分別やリサイクルについて学びました。
ごみの分別教室は保育園から依頼を受け、箕輪町が初めて行ったものです。
職員は、資源プラスチックに表示される“プラ”の識別マークを見せ、「このマークは捨てたらダメマークと覚えて、リサイクルに出しましょう」と指導していました。
もみじちゃんから園児にレジ袋の変わりに使うことができる「エコふろしき」がプレゼントされました。
御子柴芳美園長は、「今回聞いたことを保育園だけでなく家でもできるようになっていってほしい」と話していました。 -
伊那まつりにゴスペル 初練習
8月3日の伊那まつりの日に開かれる伊那市出身のソウルシンガー湯澤かよこさんのコンサートで一般の参加者が一緒にゴスペルを歌います。
23日は伊那市のいなっせで初練習が行われました。
練習には上伊那から20人が参加しました。
講師は諏訪市出身で県内を中心にゴスペルの指導を行っている小松チヒロさんです。
1回目の23日は、腹式呼吸や発音の仕方などを練習しました。
この企画は伊那市生涯学習センターの10周年を記念して、生涯学習センターとNPO法人クラシックワールドが行うものです。
練習する曲は映画で歌われたゴスペルソング「Oh Happy Day」で、参加者は小松さんのあとに続いて歌っていました。
小松さんは「今思っていることや感じていることをすべて声に出すつもりで歌ってほしい」と指導していました。
練習はあと4回計画されています。
湯澤かよこさんのコンサートは8月3日土曜日午後2時からいなっせで開かれます。 -
伊那ビデオクラブ コンクール表彰式
ビデオ愛好者が集う伊那ビデオクラブの今年度のコンクール表彰式が23日伊那市西箕輪の羽広荘で行われました。
伊那市長賞には、箕輪町の市川東明さんの作品「さわやか就農家族」が選ばれました。
作品は、東京から箕輪町に移住して農業を始めた家族を紹介しました。
伊那ケーブルテレビジョン賞には、伊那市の吉沢豊さんの作品「すみやきえんか 焼きの章」が選ばれました。
作品は、富県のたかずや炭の会の活動を紹介しました。
後藤監督賞には、北安曇郡池田町の河野ひさしさんの作品「秋の詩織」が選ばれました。
作品は、高原の紅葉を詩情豊に表現しました。
ほかに伊那ケーブルテレビで放送している作品の放送部門では、南箕輪村の北原正さんの作品が地域文化賞に、武田忠芳さんの作品がシャッターチャンス賞に選ばれました。
受賞者を代表して伊那市長賞を受賞した市川さんは、「作品を撮りながら移住した家族に感動した。その感動を受け止めていただけたことに感謝している。」と喜んでいました。
今回のコンクール入賞作品は、順次放送を予定しています。 -
創立10周年記念公演へ稽古に励む
今年創立10周年を迎える、箕輪町文化センタ―付属「劇団歩」は、来月の記念公演に向け、連日、稽古に励んでいます。
18日は、箕輪町の松島コミュニティセンターで稽古が行われました。
劇団歩は、文化センターが完成した翌年、演劇を通して青少年の健全育成を図ろうと、2003年に、団員12人でスタートしました。
創立時から残るメンバーの一人、堀口沙耶さんは、小学6年生で入団し社会人になった現在も団員として活動を続けています。
演出を務めるのは、東京で活躍し約15年前に箕輪町に移住した飯島岱(たかし)さんです。
飯島さんは、「誰もが役者を楽しみ、少しでも上達できる劇団作りを心がけてきた」と話します。
劇団歩では、今年、創立10周年を記念し、今回の作品を含め、地域で活動する作家の新作、3作品を上演する計画です。
第一段として上演するのは「幸福都市」です。
この作品は、記憶喪失の男を通して、時代や社会、他人との関係について問いかける作品となっています。
公演は、7月13日と14日に、箕輪町文化センターで行われる事になっています。 -
ガラス工芸作家 江副行昭さん作品展
伊那市長谷のガラス工芸作家、江副行昭さんの作品展が、長谷ガラス工房で開かれていまず。
会場には、花入れや食器など170点が展示されています。
江副さんは、昭和57年に高遠町に工房を構え、平成5年に活動の拠点を長谷に移し今年で20年になります。
1年の半分は長谷の工房で作品を作り、半分はニューヨークや上海などの海外も含め全国各地の大手百貨店で展覧会を開いています。
今回の作品展では、願い事が叶うとされる、宝珠(ほうじゅ)が90点展示されています。
土を材料にした溶壌(ようじょう)ガラスと砂を材料にした窯吹(ようすい)ガラスの2種類があります。
どちらも土や砂を1450度の高温で溶かして作るもので、それに含まれる銅や鉄などの金属成分により、様々な色合いを表現しています。
江副行昭さんの溶壌、窯吹展は25日(火)まで、伊那市長谷のアートヴィレッジ信州内にある、長谷ガラス工房で開かれています。 -
指揮者、柳澤寿男さんが高遠高校で講演会
東ヨーロッパの国コソボで、音楽を通して平和活動を行っている下諏訪町出身の指揮者、柳澤寿男さんの講演会が、20日、伊那市の高遠高校で開かれました。
高遠高校で年に1回行われている人権学習の一環で、1年生から3年生300人が参加しました。
柳澤さんは、2007年に、東ヨーロッパのバルカン半島にある国コソボで、バルカン室内管弦楽団を設立しました。
戦争による民族間の対立が今も続く中、音楽を通して人々をつなげようと、指揮者として活動しています。
柳澤さんは、「今、もし戦争が始まったら楽器を銃に持ち替えて戦いに行く」と言っていた現地の音楽家がコンサートで拍手をもらった後、「争いはいけない」と考えを改めたエピソードを紹介し、「音楽というものが言葉を抜きにして彼の心に入っていったのだと思う」と話していました。
バルカン室内管弦楽団は、多民族の音楽家で構成されています。
柳澤さんは、「日本人は規律や時間を守るので現地でも信頼され、民族間の接着剤のような役割を果たす事ができる。皆さんも、スポーツや文化など、何かで世界に出てほしい」と、生徒たちに呼びかけていました。 -
東京芸術大学の学生が吹奏楽部員に演奏指導
東京芸術大学の学生が伊那市内の中学校の吹奏楽部の生徒に16日演奏指導を行いました。
16日は伊那市のいなっせで東京芸術大学音楽学部の学生35人が市内5つの中学校の吹奏楽部員251人に演奏指導をしました。
これは、東京芸術大学初代校長を旧高遠町出身の伊澤修二が務めた縁で生の音楽にふれてもらおうと伊那市が毎年行っているものです。
生徒たちは楽器や熟練度ごとグループにわかれ、正しい姿勢やきれいな音の出し方などを教わっていました。
ある生徒は「指導を受け、音が変わったのがわかった。これからの練習に生かしていきたい」と話していました。
講習会では芸大生による演奏も行われ、生徒たちは本格的な音色に聞き入っていました。 -
春富中で西駒山荘トイレ説明会
来月集団登山を予定している伊那市の春富中学校で、休憩時に立ち寄る西駒山荘のトイレの使い方説明会が開かれました。
17日は2年生150人が西駒山荘管理人の宮下拓也さんから説明を聞きました。
春富中学校では7月23日と24日に集団登山を予定しています。
今年は建て替えのため西駒山荘は休業していますが、集団登山時にはトイレの利用が可能です。
宮下さんは、山でのし尿処理の歴史や袋式トイレの使い方を説明しました。
西駒山荘では袋式トイレが使われていて、洋式トイレにかぶせて使います。
宮下さんは、「トイレのみでなく、山での行動一つ一つが環境へ与える影響を考えてほしい」と話していました。