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箕輪北小学校増澤理久人君が将棋で東日本大会へ
箕輪町の箕輪北小学校2年生の増澤理久斗君が、23日と24日に東京都で開かれる小学館・集英社杯 第38回小学生将棋名人戦東日本大会に出場します。
増澤君は、5歳から将棋を始め、現在は沢公民館の教室に通い大人を相手に腕を磨いています。
家でも将棋の本を読むなどして研究をしているということです。
増澤君は今年1月に行われた県大会で優勝し東日本大会への出場を決めました。
東日本大会には小学生26人が出場することになっていて、増澤君は最年少で唯一の2年生です。
小学館・集英社杯第38回小学生将棋名人戦東日本大会は23日と24日に東京都で開かれます。 -
籐花会 作品展示発表会
植物のつるを編んで作る籐工芸の教室、「籐花会」の第1回作品展示発表会が伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には籐花会のメンバーや講師が作ったおよそ200点が展示されています。
これは、ツルを使って花びら一枚一枚編み上げたインテリアで、生徒と講師の保科つた子さんの2人の合作です。
直径1ミリから1.5ミリのツルが使われていて、丁寧な作業が求められるということです。
籐花会は伊那市東春近の春近郷ふれ愛館で毎週教室を開いています。
平成18年に発足し、今回は7年の活動の成果を披露しようと初めて作品展を開きました。
第1回籐花会作品展示発表会は18日月曜日までかんてんぱぱホールで開かれています。 -
常円寺で針供養
折れたり曲がったりして使えなくなった針を供養する針供養が8日、伊那市の常円寺で行われました。
針供養は、上伊那和裁連盟などが毎年3月8日に行っています。
この辺りでは、2月8日が一般的とされていますが、寒い時期を避けようと月遅れで行っています。
およそ50年前は150人ほど集まったということですが、現在では40人ほどに。
福澤幸子会長は「温かみのある手縫いの文化を後世に伝えていきたい」とあいさつしました。
角田泰隆住職は「針を大切にすれば針も私たちを大切にしてくれる。あらゆる物を大切にして欲しい」と話していました。
針は、後日境内にある針塚に納められるということです。 -
株式会社小椋 市内21校全てにカラープリンター寄贈
伊那市西春近に本社がある文具事務用品販売業株式会社小椋は、市内の小中学校21校全てにカラープリンターを寄贈しました。
寄贈したのは、定価17万8,000円のカラープリンター21台です。
12日は、小椋文成社長ら3人が市役所を訪れました。
小椋は昭和44年に個人商店として設立し、今年で45年目を迎えます。
去年10月に2代目社長になった文成さん。
社員が学校を訪れた際、カラープリンターが欲しいという声を多く聞いたことから、今回寄贈することになりました。
白鳥孝市長は「高価なものなので要望があってもなかなか揃えることができなかった。大変ありがたい」と感謝していました。 -
これ何に見える?子ども向け芸術講座
箕輪町郷土博物館などは、小学生を対象にした子ども向け芸術講座を10日、地域交流センターで開きました。
講座は、芸術を難しく捉えず身近なものに感じてもらおうと、郷土博物館と図書館、公民館が年に10回開いているものです。
10日は、町内の親子6組およそ20人が集まりました。
箕輪町木下在住で日展会友の中澤達彦さんを講師に招き、水彩絵の具や色鉛筆を使って3種類の作品を作りました。
このうち色鉛筆を使った作品では、別の人が目をつぶって適当に描いた線や円が何に見えるかを想像し、色を塗っていきました。
中澤さんは「与えられた題材をただ描くのではなく、偶然的な物から何かを見いだせる力を養ってほしい」と話していました。
講座は、10日が今年度最後で、郷土博物館などでは「子ども達の自由な発想を活かせる企画をこれからも考えていきたい」としています。 -
井月展示室 オープン
幕末から明治にかけて伊那谷を放浪した俳人、井上井月の掛け軸や短冊を展示する井月展示室が伊那市創造館1階に10日オープンしました。
映画ほかいびとや岩波文庫から井月句集が刊行されるなど全国的に井月に注目が集まっています。
創造館は、井月の命日の10日、展示室をオープンしました。
展示室には、掛け軸や短冊など個人所蔵の井月直筆の作品32点があり、句碑の地図や年表も飾られています。
井月句集に載っていない新句「おどりば踊場のほこりおさえ押や通り雨」の掛け軸や井月が師と仰いだ松尾芭蕉の俳文を写した幻住庵の記もあります。
16日には、井月のブロンズ像の序幕式や井月忌句会も開催される予定です。
井月展示室は、展示品を入れ替えながら5月末まで開設されます。 -
はなまる探検隊 国際交流会
伊那市内の小中学生が様々な体験をする「はなまる地域探検隊」は10日、外国人とゲームなどで交流しました。
10日は、小学生から大学生までおよそ80人が集まりました。
はなまる探検隊は、「頭と体と心で学ぶ」をテーマに野草観察会や環境美化活動など年間を通して活動しています。
国際交流体験は、活動を始めた10年前から毎年行っています。
子ども達は、アメリカとイギリス出身の外国人4人から英語を使ったゲームを教わり楽しみました。
お昼は、グループに別れ外国の料理を教わりました。
はなまる探検隊隊長の伊藤元郎さんは「外国の文化や生活を覚えるのでなく感じてもらい、視野を広げてほしい」と話していました。 -
学校教諭がいじめ対処法を学ぶ
学校でのいじめへの対処法などについて小中学校の教諭が学ぶ講習会が8日夜、伊那市のいなっせで開かれました。
この日は上伊那地域の小中学校の教諭6人が、いじめへの対処法などについて学びました。
これは、学校教諭でつくるNPO法人長野教師力向上NETが、教育の発展などを目的に開いているものです。
この日は、教師力向上NETのベテラン教諭が、失敗経験を踏まえながら話しました。
講師を務めた長野市立三陽中学校の増田貢一教諭は、いじめへの対応について「事実の確認」と「できるだけ早い対処」が重要とした上で「加害生徒に理解してもらうには、いけないことかどうかをその生徒だけに聞くのではなくクラス全員に聞くことが大事。加害生徒も集団の中の1人と認識してもらうことが重要」と説明していました。
参加したある男性教諭は「指導法については初めて教わった。大変参考になった」と話していました。
増田教諭は「大学で教育者になるための知識は教わっても指導方法は教えてもらえない。現場に出て初めて身につくもの。若い世代に伝えていきたい」と話していました。
長野教師力向上NETでは、伊那市会場を皮切りに、指導方法のセミナー開催を県内全域で計画しています。 -
集大成の説明会 24日に開催
伊那市新山の住民グループ「新山の小学校・保育園を考える会」は9日、鹿肉ジャーキー作り講習会を、新山保育園で開きました。
会では、24日に保育園再開に向けた地域説明会を開く予定です。
講習会は、新山保育園の再開を目指して、地域で一致団結しようと開かれたもので、住民およそ20人が参加しました。
考える会では、地域の教育を守っていこうと様々なイベントを開いています。
新山保育園は、園児数の確保が難しいことから、平成21年度から休園しています。
平成27年度までに再開の目処が立たない場合、平成28年度には廃園となります。
会では24日に、これまでの活動の集大成となる地域説明会を予定しています。
この日の講習会では、昼食時に竹村和久副会長が、説明会への参加を呼びかけていました。
平成18年に結成した考える会のメンバーの子どもたちは、現在ほとんどが小学生以上で、会では「新山保育園再開への意識が薄れてきている」と話します。
竹村副会長は「年が上の世代の人たちには大分想いが浸透した気がする。小さな子供をもつ若い世代の人たちに想いを伝えていきたい」と話していました。
新山保育園再開に向けた地域説明会は、24日日曜日に新山保育園の園舎で開かれることになっています。 -
芸術文化団体が一堂に
長野県芸術文化総合フェスティバルのステージ発表などが、9日から伊那文化会館で始まりました。
ステージ発表には2日間で16組が参加し、この日は木村流大正琴伊那支部の発表を皮切りに8組が日頃の練習の成果を披露しました。
今年40周年を迎えた県芸術部文化協会が毎年開いているもので、県内3つの文化会館で発表や展示が行われています。
伊那文化会館では、大ホールで行われたステージ発表のほか、ホワイエでは生け花、小ホールでは洋画の展示とお茶席の体験、美術展示ホールでは水墨画などの展示が行われ、多くの人で賑わっていました。
長野県芸術文化総合フェスティバルは10日まで伊那文化会館で開かれています。 -
県公衆衛生専門学校卒業式
伊那市荒井の長野県公衆衛生専門学校の卒業式が、7日行われ、歯科衛生士の技術を修得した学生達が学びやを巣立ちました。
3年間の課程を終えた卒業生17人が、在校生などの拍手に迎えられ入場しました。
式では、味沢 孝校長から、一人ひとりに、卒業証書と専門士の称号が手渡されました。
平成22年の、歯科衛生法の改正に伴い、修業期間が2年から3年になりました。
今年度が、3年制になってから初の卒業生となります。
味沢校長は式辞で「安心で質の高い歯科医療の担い手として役割を果たして欲しい。」と激励しました。
卒業生を代表して、箕輪町の浦野 彩香さんは、「実習を通して、自分がどんな衛生士になりたいのかしっかりと見えた。仕事に対する考え方も大きく成長できた。辛い実習も、仲間が一緒だからがんばれた」と、答辞を述べました。
卒業生は、今月3日に、歯科衛生士の国家試験を受験していて、27日に合格発表が行われる予定です。
なお、17人全員が、南信を中心に、県内の歯科診療所に就職を予定しています。 -
公立高校後期選抜志願者数
長野県教育委員会は、6日、来年度の公立高校後期選抜志願者数の志望変更締切後の最終集計結果を発表しました。
伊那北高校理数科は、1.5倍、普通科は1.1倍となっています。
それでは上伊那8校の状況をお伝えします。
辰野高校普通科は74人で1.03倍、商業科は6人で0.3倍となっています。
上伊那農業高校です。
生産環境科は26人で1.3倍、園芸科学科は21人で1・05倍、生物科学科は17人で0.85倍、緑地創造科は20人で1.0倍となっています。
高遠高校です。68人で0.94倍となっています。
伊那北高校普通科は220人で1.1倍、理数科は6人で1.5倍となっています。
伊那弥生ヶ丘高校は263人で、1.1倍となっています。
赤穂高校普通科は174人で1.09倍、商業科は45人で1.13倍となっています。
駒ヶ根工業高校です。
3つの学科一括で74人が志願し1.23倍となっています。
続いて、多部・単位制の箕輪進修高校です。
普通I部、II部、あわせて39人が志願していて0.98倍、普通III部は6人で0.16倍、工業I部は19人で0.95倍となっています。
後期選抜試験は12日、合格発表は22日に行われます。 -
伊那東小中村君 土砂災害防止絵画で優秀賞受賞
国土交通省の、「平成24年度土砂災害防止に関する絵画・作文」で、伊那市の伊那東小学校5年中村勇太君の絵画が優秀賞にあたる事務次官賞を受賞しました。
4日は伊那東小で表彰伝達が行われ、長野県伊那建設事務所の原明善所長から表彰状が手渡されました。
中村君の作品は、避難をテーマにしていることや、落石、音といった土砂災害の予兆が正確に描かれている点などが評価されました。
土砂災害防止に関する絵画・作文は6月の土砂災害防止月間中に関心を高めてもらおうと毎年募集しているもので、今回は全国からおよそ4千7百点の応募がありました。
ポスターは、国が開くイベントなどで使われるということです。 -
伊那ビジネス専門学校卒業式
伊那市狐島の伊那ビジネス専門学校では、専門課程最後の卒業式が2日行われました。
卒業生は11人で、2年間の情報経理学科が6人、1年間のOAビジネス学科が5人です。
伊那ビジネス専門学校では、来年度から高卒生などを対象にした専門課程の募集を停止し、シニアなど一般を対象にした一般課程のみの募集となります。
三澤岩視理事長は、「努力を重ね、立派な人間になってほしい」と式辞を述べました。
卒業生を代表して田中徳史さんは、「学んだことを生かし、社会に貢献できる人間になりたい」と決意を述べました。
現在、卒業生11人のうち約半数の就職が内定しているということです。 -
旅立ちの春 上伊那の高校で卒業式
3月に入り卒業式シーズンを迎えました。上伊那のほとんどの高校で2日、卒業式が行われ、3年生が慣れ親しんだ学び舎を後にしました。
伊那市の伊那北高校では、今年度、男子138人、女子136人が卒業を迎え、岩崎靖校長から卒業証書を受け取りました。
岩崎校長は「将来この地で活躍する人、国際人として働く人、みなさんの活躍の場は様々。薫ヶ丘で過ごした日々がみなさんの活躍を後押ししてくれる」と式辞を述べました。
卒業生を代表して小野覚さんは「どんな道へ進んだとしても人とのつながりを大切にし、他人を思いやることが出来る人間になっていきたい」と答辞を述べました。
式の最後には伊那北高校伝統の応援歌「天竜河畔」を、卒業生達が肩を組み歌いました。
去年、16年ぶりにベスト8進出を決めた野球部の一部の生徒は、ユニホーム姿で式が行われた体育館を後にしました。
式の後、3年生の教室では最後のホームルームが行われ、一人一人3年間の思い出を話したり、友達と記念撮影をして別れを惜しんでいました。
ある卒業生は「長いようであっという間。大学で学ぶことを学んで、しっかり就職できるようにがんばりたい」と話していました。
伊那北高校では、卒業生全員が進学を希望しているということです。 -
伊那小学校学童クラブ 開所
伊那小学校の学童クラブが新築され、2月28日開所しました。
28日は、学童クラブを利用する児童などが参加して、看板の除幕など開所式が行われました。
久保村清一教育長は「みなさんが待ちに待った学童クラブが完成しました。後輩たちのためにも、きれいに大事に使ってください」。
本多 俊夫校長は、「学童の先生のいうことを良く聞いて、一生懸命、遊んで、勉強して過ごしてください」と挨拶しました。
開所式が終わると、子どもたちは早速、真新しい建物に入り、歓声を上げていました。
伊那小学校学童クラブは、校舎の南側に新たに建設されました。
これまでは、昭和4年建設の旧校舎の空き教室を利用して実施していましたが、耐震対策で旧校舎が取り壊され、跡地に新たに建設されました。
クラブは、木造1階建て、のべ床面積は、およそ250平方メートルです。
工事費は、4200万円で、財源は国・県からの補助が1400万円、合併特例債から2600万円などとなっています。
なお、伊那小学校の学童クラブは、現在70人の児童が利用しています。
伊那市全体では660人の児童が利用していて、その数は増加傾向にあるということです。 -
上農石倉夏樹さん 合格率21%難関資格合格
南箕輪村の上伊那農業高校2年の石倉夏樹さんは、高校生の取得が難しいとされる危険物取扱者試験の甲種を取得しました。
上農高校での取得は石倉さんが初めてです。
伊那市中央に住む石倉さんは、上農高校生物科学科の2年生。
国家資格の危険物取扱者試験には、甲、乙、丙の3種類があります。
石倉さんが取得した「甲種」はすべての危険物を取り扱える資格です。
これまでは、大学生以上が対象でしたが、平成20年度からは特定の基準を満たせば高校生でも受験が可能になりました。
今年度高校生の受験者は長野県で19人で、合格者は石倉さんを含め3人、合格率は21%です。
石倉さんは「1年生の時からこの資格の取得を目指していたということで、合格する自信があった。将来は、農学系の大学へ進学し地元の農業に貢献したい」と話します。
塩崎正校長は「今の学問への思いを大事にし、この道の研究者として活躍してほしい」と話していました。 -
対象を昇華させ表現
南信地区の春の国画会出品者で組織する新視象会は、第8回新視象展を1日から伊那文化会館で開いています。
会場には、11人の会員から出品された近作20点が並べられています。
80号から500号までの現代絵画で、油絵やアクリル画、版画、テンペラと手法も多彩です。
新視象会は、諏訪と上伊那地域の画家で春の国画会出品者で組織していて、形の中に真の美を求め活動しています。
駒ヶ根市の柴田久慶さんの作品「MAN」。
女性や骸骨、動物などを配置し、人間の表と裏、生と死を表現しているということです。
会員の小林修一郎さんは、「対象を自分の中に取り入れ昇華させ自分なりの表現をしている。今を生きる画家の感覚を楽しんでもらいたい」と話しています。
第8回新視象展は、3日日曜日まで、伊那文化会館で開かれています。 -
みのわ健康アカデミー講演会
箕輪町の健康づくり事業「みのわ健康アカデミー」の講演会が町文化センターで25日開かれました。
講演会には受講生など250人が参加しました。
講師はコミュニティデザイナーの山崎亮さんです。
山崎さんは、島根県の離島、海士町で行った地域おこし活動について話しました。
「島留学」というキャッチフレーズで、海士町の高校のPRを行ったことや、お年寄りのところへ出向き話を聞く集落支援員の取り組みを紹介しました。
山崎さんは、「「やりたいこと」と「地域が求めていること」、「できること」が重なるところに「企画」ができる。それらをを増やしていくことによっていろいろな活動ができるようになる」と話していました。
主催した箕輪町は「健康づくりに継続して取り組むためにはコミュニケーションが大切。地域の活動を通じて仲間づくりにつなげていってほしい」と話していました。 -
平成25年度公立高校後期選抜 志願者数を発表
長野県教育委員会は、28日、来年度の公立高校後期選抜の志願者数を発表しました。
伊那北高校理数科は、1.75倍、普通科は1.14倍となっています。
それでは上伊那8校の志願状況をお伝えします。
辰野高校普通科は61人で0.85倍、商業科は6人で0.3倍となっています。 -
大型紙芝居と和楽器が共演
大型紙芝居にあわせた和楽器の演奏が南箕輪村の南原保育園で27日行われました。
27日は地元の大型紙芝居グループ「でんでんむし」と和楽器ユニット「まいまい」が出演し、未満児から年長までの園児100人ほどが物語を楽しみました。
大型紙芝居と和楽器の演奏は保育園の誕生会に合わせて行われたもので、今年で二回目です。
紙芝居「ねずみのすもう」が披露され、ねずみたちが相撲をとる場面では、掛け声にあわせ和楽器が演奏されました。
このほか、曲に合わせて全員でひなまつりの歌を歌いました。
子どもたちは、和楽器に興味をひかれたようで、「演奏してみたい」などと話していました。
松崎由紀子園長は、「日本の音楽やお話を聞いて心豊かに育ってほしい」と話していました。 -
高遠中学校 キャリア教育文部科学大臣表彰
伊那市の高遠中学校は、生徒が企業などで仕事の体験を通し学習する、キャリア教育の充実発展に尽力したとして、文部科学大臣表彰を受賞しました。
27日は、高遠中学校の小松民敏校長が市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞の報告をしました。
表彰は、今月19日に東京の文部科学省で行われ、高遠中は、行政や地域、事業所などと連携し、組織的・系統的にキャリア教育に取り組んできた事が評価されました。
多くの学校では、職場体験の期間は2日程ですが、高遠中学校では、国のキャリア教育事業に関するモデル校の指定を受けた、平成17年度から5日間実施しています。
学校では、職場体験をイベント化しないよう、事前に、自分の長所を考える事や、社会人を招きワークショップを開くなど、生徒自身が、仕事や社会での役割について考える時間を設けています。
今年度は、一つの事業所に対し、一人の生徒が体験を行い、生徒同士が他人任せにならず、会社の人と接する機会を多くもてるよう工夫しました。
白鳥市長は「キャリア教育の経験を一つのベースにし、高遠の地に誇りを持ち、今後の成長につなげてほしい」と話していました。
県内では、今回、高遠中の他に飯田市の小学校が文部科学大臣表彰を受賞しました。 -
英語教育について考える講演会
小学生からの英語教育について考える講演会が23日伊那市のいなっせで開かれました。
講演には上伊那の小学校・中学校・高校の英語科の教諭などおよそ80人が参加しました。
講演会は昨年度から小学校で外国語が必修化されたことから、英語教育について考える機会を作ろうと教諭らでつくる上伊那地区英語教育研究会が開いているもので、今年で2回目です。
講師は立教大学特任教授で、NHKのテレビ番組「ニュースで英会話」で講師を務める鳥飼玖美子さんです。
鳥飼さんは、「明治時代にも小学校で英語教育が行われていたが、優秀な教員をあてられなかったことや中学校の授業にうまく接続できなかったことから失敗したと考えられている。当時を振り返り、現在に生かしていくことが大切」と話していました。 -
伊那朗読の会発表会
伊那市などの朗読愛好家で作る伊那朗読の会の発表会が23日伊那市のいなっせで開かれました。
会員17人が「自然」をテーマにした小説やエッセイなどを朗読しました。
伊那朗読の会は月に一度活動を行っていて、年に1度発表会を開いています。
このうち入田幹人さんは、椋鳩十の童話、「金色の足あと」を読みました。
人間にとらえられた子ぎつねのもとへ食べ物を運ぶ親ギツネに少年の心が動かされるという話です。
ある参加者は、「読むたびに読み方が変わるのが朗読の難しい所。今日は練習の成果を自分なりに出せました」と話していました。 -
地元出身音大生が演奏披露
声楽や、ピアノ、ホルンなどを学ぶ、上伊那出身の大学生が演奏を披露する、「フレッシュコンサート」が24日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。
このコンサートは、若手音楽家の発表の場を設け、地元の人達に知ってもらおうと、保護者などでつくる「若い芽を育てる会」が毎年開催しています。
今年は、15人が練習している曲目などを披露しました。 -
平成25年度公立高校後期選抜募集人員
長野県教育員会は25日、平成25年度公立高校後期選抜の募集人員を発表しました。
上伊那8校の募集人員は次の通りです。
辰野高校です。普通科72人、商業科20人の募集です。
上伊那農業高校です。
生産環境、園芸科学、生物科学、緑地創造ともに20人ずつの募集となっています。
高遠高校は普通科72人の募集です。
伊那北高校は普通科200人、理数科4人の募集です。
伊那弥生ヶ丘高校は、普通科240人の募集です。
赤穂高校です。普通科160人、商業科40人の募集です。
駒ヶ根工業高校です。
機械、電気、情報技術一括60人の募集です。
箕輪進修高校です。
普通I部・II部合わせて40人、普通III部37人、工業I部が20人の募集です。
後期選抜の志願受付期間は26日から28日まで、
志願変更受付期間は3月1日から3月6日まで、
後期選抜試験は3月12日、
合格者の発表は3月22日となっています。 -
長野県シニア大学伊那学部卒業式
高齢者の社会参加と仲間づくりを目的とする長野県シニア大学伊那学部の卒業式が18日伊那市の伊那合同庁舎で行われました。
今年度卒業するのは、2年間の課程を修了した35期生105人です。
シニア大学は、高齢者の社会参加と仲間づくりのために長野県長寿社会開発センターが行っているもので、健康や歴史についてなど2年間で120時間のカリキュラムがあります。
今年度の卒業生の平均年齢は68.5歳で最高年齢は80歳です。
寺井直樹学部長は、「長寿社会を明るくするために、主体的に社会の担い手となることを期待します」と式辞を述べました。
卒業生を代表して伊那市の関川重雄さんは、「2年間の知識をこれからより一層深め、充実した長い人生を送っていきたい」と話しました。 -
中山量子さん 保育園にお手玉寄贈
伊那市美篶末広の中山量子さんは、手づくりのお手玉110個を19日、美篶保育園の園児にプレゼントしました。
19日は、中山さんが保育園を訪れ、2色の手づくりのお手玉110個を園児1人ひとりに手渡しました。
中山さんは、子ども達に昔の遊びにふれてもらおうと5年前からお手玉を作り年長園児にプレゼントしています。
園児らは、中山さんからお手玉の遊び方を教わり楽しんでいました。
中にはお手玉を高くあげ過ぎてしまう子も・・・。
中山さんは「子ども達が楽しんでくれることを想像しながらお手玉を作った。元気とパワーをもらいました」と話していました。 -
春富中で立春式
昔の成人の儀式元服になぞらえ人生を生き抜く誓いをたてる立春式が15日、伊那市の春富中学校で行われ、生徒が決意を新たにしました。
立春式は、職場体験を通じ働くことの意味や自分の人生について考え始めた2年生に、責任と自覚を持ってもらおうと初めて行われたものです。
生徒を代表し三澤祐太郎君は「誰かに甘えていた自分を卒業し、学校の顔として生徒会や部活動を引っ張っていきたい」と決意を述べました。
他に、去年10月に行われた職場体験学習で学んだことを生徒4人が発表しました。
このうち、伊那ケーブルテレビを訪れた渡部愛美さんは「自分の思うように仕事を終わらせることができた時やりがいを感じられる」と話しました。
他に、検察庁を訪れた平澤瞭君は「豊富な知識と勇気があれば、いざという時に適切な対応をとることができる」と話しました。
春富中学校の村田正美校長は「志と自覚を持って日々を過ごし、社会で生き抜く力を養ってほしい」とエールを送っていました。 -
アマランサス作品展
雑穀「アマランサス」をテーマにした絵画作品展が伊那市役所1階市民ホールで開かれています。
ホールには、伊那市の美篶保育園の年長園児が描いた作品およそ50点が展示されています。
美篶保育園では去年6月にアマランサスの種を保育園の中庭に撒き、育ててきました。
これらの絵は自分たちが育てたものを見ながら去年9月に描いたものです。
作品展は伊那市やい縲怩ネ雑穀ネットワークなどが、幼い頃から雑穀に親しみ、関心を持ってもらおうと開いているもので今年で3回目です。
伊那市は、「作品展を通じて多くの人にアマランサスを知ってもらいたい」と話していました。
作品展は22日金曜日まで伊那市役所1階市民ホールで開かれています。