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伊那北高校理数科課題研究発表会
伊那市の伊那北高校で、理数科の2年生による課題研究発表会が28日、開かれました。
伊那北高校の理数科では、毎年2年生が理科・数学の分野から興味、関心のある課題について1年かけて研究をしています。
理数科の生徒40人が7つの班に分かれ、放課後や夏休みなどを利用して研究してきたもので、今日はその成果を発表しました。
このうち地学班は、火山灰から見る上伊那の地層について発表しました。
地学班は、「上伊那の地形は地震断層によるものである」との仮説を立て、伊那市西町、南箕輪村田畑など4地点の火山灰の分布を調べました。
その結果、4つの地点で同じ堆積物が同じ順序で現れ、これは地震断層の特徴を示していることを説明しました。
生徒は、「上伊那の地形は地震断層によるものである可能性がある」と考察を述べていました。
伊那北高校では、「研究を通して地道な研究の大切さ、創造的、発展的な部分を培ってほしい」と話していました。 -
高遠第2第3保育園手づくりの木のコマで遊ぶ
伊那市高遠町の高遠第2第3保育園の園児達は31日、手作りの木のおもちゃで遊びました。
31日は、年長から未満児までの園児27人が、木のコマで遊びました。
保育園の近くに住む大工の丸山義貞さんが、子ども達に木のおもちゃの良さを知ってもらおうと企画しました。
丸山さんは、穴の開いた丸い木に紐を通して回すおもちゃを紹介しました。
最初はうまく回らなかった園児たちは、丸山さんにコツを教わると、5分ほどで全員が回せるようになりました。
高遠第2第3保育園の唐澤はる代園長は「プラスチックのおもちゃが増える中、自然の素材に触れることができ、とてもいい機会になった」と感謝していました。 -
学校リンクでスケート
伊那市の西春近北小学校では、校舎北側の天然リンクで1・2年生が体育の授業でスケートを楽しんでいます。
27日の伊那市は、最低気温マイナス6.5度と冷え込みました。
西春近北小学校の校舎北側には、空いているスペースを利用して幅8メートル、長さ15メートルの手作りリンクが作られていて、毎年低学年の児童がスケートの授業で使っています。
27日は、1年生33人が、2時間目に体育の授業ですべりました。
スケート初心者がほとんどで、担任から氷の上での立ち方や歩き方を教わりました。
ペンギンのようにとの指導のもと、子どもたちは、おっかなびっくり、必死になって足を前に進めていました。
この学校のリンクを使ったスケートの授業は、2月末頃まで行なわれる予定です。 -
高遠町歴史博物館 火災対応訓練
文化財防火デーの26日、伊那市の高遠町歴史博物館で、火災対応訓練が行われました。
訓練は、博物館の敷地で枝焼きを行っていたところ、風にあおられて、博物館に延焼する危険が生じたとの想定で行なわれました。
職員は手分けをして、非常ベルを鳴らし、119番通報。来館者を避難させ、初期消火に当たっていました。
高遠町歴史博物館には、土器や古文書などの伊那市有形文化財が保管されています。
文化財防火デーは、昭和24年の1月26日に、法隆寺金堂が炎上し、壁画が焼損してしまったことを契機に定められました。高遠消防署では、毎年、寺など文化財を収容する建物で火災を想定した訓練を行っています。
通報を受けて駆けつけた高遠消防署の署員は、博物館の職員と協力して、文化財を搬出していました。
高遠消防署では、「早期発見・119番通報・初期消火・入館者の避難誘導の4点が重要。いざというときは大きな声を出して、確認して欲しい」と話していました。 -
俳句誌「みすゞ」今年で750号に
俳句雑誌「みすゞ」は、今年の8月号で、昭和21年4月の創刊以来750号を迎えます。
みすゞは、上下伊那を中心にした俳句愛好者でつくるみすゞ俳句会が、会発足と同じ昭和21年4月に第1号を発刊しました。
今年の1月号で743号、8月に750号となります。
伊那市の美篶小学校の宿直室が初めての句会だったことからみすゞの名が付けられたということです。
現在は、60代縲・0代が中心で会員数は、北は北海道から南は九州まで300人を数えます。
22日伊那市内で開かれた新年総会で、みすゞ俳句会を主宰する城取信平さんは、「きずなを大切にして、助け合いながら俳句の道を求めていきたい」と創刊750号を迎えるにあたり新年の抱負を話しました。
750号記念式典は、8月26日、映画ほかいびとの北村皆雄監督の講演も計画されています。 -
高遠高校芸術コース卒業制作展
伊那市高遠町の高遠高校芸術コースの3年生による卒業制作展が、信州高遠美術館で開かれています。
会場には、美術専攻と書道専攻の3年生20人の作品およそ40点が展示されています。
卒業制作展は、芸術コースの3年間の集大成として開かれています。
書道専攻の生徒は、掛け軸や額に入れた作品などを出品しました。
美術専攻は、油絵や水彩などの絵画、デッサン、切り絵やイラストを組み合わせた作品などを展示しました。
高校の庭で集めた枝や石を使って森の中の家を作ったという作品もあります。
高遠高校芸術コース卒業制作展は2月2日まで、信州高遠美術館で開かれています。
美術館では22日、音楽専攻の生徒による卒業演奏会が午後1時から開かれる予定です。 -
中学生ロボットコンテスト南信大会
中学生が自作のロボットで技術を競う長野県中学生ロボットコンテスト南信大会が21日、伊那市のいなっせで開かれました。
この大会は県内の中学校に参加を呼び掛けていて、8回目の今年は上伊那から5校、北信から3校の計8校から41チーム58人が出場しました。
競技は、ボールを高さの異なる筒に乗せて得点を競う「N竏池obo部門」と、拾った紙クズの数を競う「授業内部門」の2種目です。
中学生は、それぞれ自慢のロボットを操作して競技に臨んでいました。
大会の結果、N竏池obo部門では、西箕輪中学校の「青空クラブ」が優勝し、最高賞のロボット大賞を受賞しました。
「授業内部門」の優勝は同じく西箕輪中学校の「西箕輪E」でした。 -
上戸で「でえもんじ」おろす
伊那市西箕輪上戸で、20日朝でえもんじが下ろされました。
地区の住民たちは、柱に飾られていた巾着袋を先を争うように自宅に持ち帰っていました。
20日の午前5時。雪が降る中でのでえもんじ下ろしとなりました。
でえもんじ柱は、14日に上戸集落のほぼ中心にある三ツ辻に建てられました。
小正月に今年1年の無事を祈って行なわれるでえもんじは、鎌倉時代末期に始まったとされていますが、正確な記録はありません。
上伊那では、辰野町と箕輪町で数箇所行なわれていて、伊那市では、上戸のみです。
太鼓の音で区民が集まり始めます。
午前5時半、1週間辻に建てられていたでえもんじ柱が倒されていきます。
柱が寝かされ飾りが外されると区民は競うように自分の気に入ったものを選びます。
飾りは、自宅に持ち帰り、巾着袋は神棚へ、花は玄関先に飾ります。
去年の古い飾りは、22日のどんど焼きで燃やすということです。 -
高遠高校芸術コース卒業制作展
伊那市高遠町の高遠高校芸術コースの3年生による卒業制作展が、信州高遠美術館で開かれています。
会場には、美術専攻と書道専攻の3年生20人の作品およそ40点が展示されています。
卒業制作展は、芸術コースが行う第11回芸術フェスティバルの中の一つで、3年間の集大成として行われています。
書道専攻の生徒は、掛け軸や額に入れた作品などを出品しました。
美術専攻は、油絵や水彩などの絵画、デッサン、切り絵やイラストを組み合わせた作品などを展示しました。
高校の庭で集めた枝や石を使って森の中の家を作ったという作品もあります。
高遠高校芸術コース卒業制作展は2月2日まで、信州高遠美術館で開かれています。
美術館では22日、芸術フェスティバルのもう一つのイベント、音楽専攻の生徒による演奏会が午後1時から開かれる予定です。 -
上伊那書道会役員 新春書道展
上伊那書道会役員の新春書道展が、伊那市のいなっせで開かれています。
会場には、上伊那書道協会の役員24人の作品35点ほどが展示されています。
役員は、それぞれの団体で指導者を務めていて、作品展でも様々な流派の代表的な作品を見ることができます。
この上伊那書道協会役員展は、22日まで伊那市のいなっせで開かれています。 -
悪魔払い 引持の獅子舞
伊那市高遠町の引持地区で、獅子とひょっとこが舞う悪魔払いの獅子舞が15日夜行われました。
引持生活改善センターには、地区住民およそ50人が集まり、伝統の獅子舞を見物しました。
獅子舞は、無病息災、五穀豊穣、家内安全を願い、悪魔払いとして行われます。
引持獅子舞保存会のメンバーが舞を披露しました。
体についたノミを食べる仕草があるなどユニークな構成になっています。
かつては徹夜で酒を酌み交わし日の出を待つ、お日待ち行事の中で行われてきたということです。
1月17日に行われていましたが、現在は17日に近い日曜日となっています。
引持獅子舞保存会の伊藤裕偉会長は、「獅子舞を見て、1年間安全に過ごしてほしい」と話していました。 -
上農生が食文化学習でそば打ち
上伊那農業高校の生産環境科の2年生が19日、地産地消と伊那谷の食文化について学びました。
生徒38人は、授業で栽培したソバと小麦を使い、そば打ちに挑戦しました。
この学習は、地産地消型の農産物流通と食文化を学ぼうと、生産環境科の2、3年生を対象に毎年開かれているものです。
伊那市の産直市場グリーンファーム会長で、伊那市そば打ち名人の会会長の小林史麿さんを講師に招きました。
生徒は、小林さんの指導を受け、そばを打っていました。
同日は、農産物直売所における食文化についての講義も行われました。
小林さんは、農産物直売所は流通経費がカットされること、農家の手取りを増やす役割を果たしていること、消費者が新鮮な農産物を安く購入できることなど、利点を挙げました。
直売所での農産物販売は高齢者の生きがい対策にもなるとして、「各地に直売所を作り、高齢者が働き続けて人生を全うする社会を作りたい」と話していました。 -
春が近づく「春近神社」で合格祈願
受験シーズンもいよいよ本番です。
伊那市の春富中学校の3年生は、「春が近づく」とのいわれから、春近神社で志望校の合格を祈願をしました。この合格祈願祭は、地元中学生の合格を祈願をしようと、神社の氏子らでつくる役員が初めて行いました。
17日は、春富中の3年生、およそ170人が神社を訪れました。生徒たちは本殿に入ると、お払いを受け、代表者が玉ぐしを奉納し、全員で合格を願いました。
地域では春近神社に参拝すると、その名称から、春が近づくといわれてます。
花畑樹彦宮司は「多くの人の支えられている事に感謝し、合格の便りが届くよう頑張って下さい」と話していました。
県立高校の入試は、前期選抜が2月8日、後期選抜が3月7日に実施される予定です。 -
400年の伝統 羽広の獅子舞
今年で399回目を数える伊那市羽広の伝統行事「羽広の獅子舞」が15日、仲仙寺で披露されました。
羽広の獅子舞は、口を閉じている雄獅子と口を開いている雌獅子の2頭による舞い合わせが特徴です。
雄と雌が一緒に舞う獅子舞は全国的にも珍しいといわれていて「阿吽の舞」と呼ばれています。
舞い方も雄、雌によって違い雄は勇壮に雌は静粛に舞います。
舞は剣の舞や、豊穣の舞など五つで構成されていて、およそ15分にわたります。
仲仙寺での舞が終わると雄雌二手に分かれて区内をそれぞれ20軒ほどまわり家内安全などを祈る戸毎舞が行われました。
保存会では伝統の羽広の獅子舞を地区の宝として後世に伝えていきたいと話しています。 -
西箕輪中恒例の百人一首
伊那市の西箕輪中学校で毎年恒例の百人一首大会が12日、開かれました。
全校生徒約180人が体育館に集まり、学年の枠を超えて23の班で札を取り合いました。
この大会は、日本の伝統的な百人一首に親しむことで古典文学への関心を高めてもらおうと、毎年この時期に開かれています。
2学期に2、3時間程度国語の授業で百人一首を勉強し、さらに個々に歌を暗記したり、札を取る練習をして準備してきたということです。
個人戦とクラスマッチを兼ねていて、生徒達は百人一首に熱中していました。 -
「でえもんじ」
伊那市西箕輪上戸で、小正月の伝統行事「でえもんじ」が14日早朝に行なわれました。
午前4時30分、でえもんじ開始を告げる太鼓が始まります。
この太鼓を合図に区民がそれぞれ作った巾着飾りを持って集落の中心部の三ツ辻に集まります。
長さ12メートルあまりのでえもんじ柱が辻まで担ぎ出され、各戸から集まった巾着袋や役員たちが事前に色紙で作った花が飾り付けられていきます。
このでえもんじは、鎌倉時代末期にはじまり、上伊那へは、松本方面から辰野・箕輪・伊那と伝わったとされています。
厄落としと、1年間の無事を祈っての願掛けの行事で、過去に一度この祭りを中止したところ村に疫病がはやり死人も出たと言い伝えられています。
飾りつけが終わるといっきに柱建てに。
今年は、電線などにひっかかることなくあっという間に建ちました。
でえもんじ建ては、無事終了。
1月20日の早朝までこのまま飾られます。
早川正行実行部長は「今年1年が無事でありますように」とでえもんじ柱を見上げました。
柱の脇にある作業小屋では、区民らがお神酒を酌み交わし、今年1年の無事を願っていました。 -
糸ぐるま 新作紙芝居長谷中で初披露
伊那市長谷の大型紙芝居朗読グループ「糸ぐるま」は、地元の美和ダムの湖に沈んだ集落の思い出を紙芝居にした「湖底のふるさと」を制作し、13日長谷中学校で初めて披露しました。
旧長谷村の公民館長を務めた故池上良秋さんが綴った4編の詩をもとに糸ぐるまが4枚の切り絵の紙芝居を制作。
知人にメロディーをつけてもらい、代表の久保田文子さんが歌にして、歌いました。
紙芝居を見終わった生徒からは、「美和ダムにそんな歴史があるとは、知らなかった」「ダムを建設し、下流の地域に恩恵を与えた長谷の人たちは、すばらしいと感じた」などと感想を発表していました。 -
南箕輪大泉で「ほっぽんや」
各地で小正月の伝統行事がさかんに行なわれています。
13日は、南箕輪村の大泉で鳥追いの行事「ほっぽんや」が行なわれました。
大泉は、南箕輪村内で唯一ほっぽんやが行なわれていたとされる地域で、お年寄りたちがその伝統を伝えていこうと西部保育園で毎年行なっています。
柳の木にわらを巻き、松の木でいぶして模様をつけた50センチほどの棒を両手に持ってたたきながら独特の歌を歌います。
鳥や猪を追い払い五穀豊穣を祈る小正月の行事で、70年ほど前までは、神社や各家で子どもたちが行なっていたということです。
園児たちは、お年よりたちの歌やしぐさを真似しながら保育園の庭をぐるぐる回っていました。
地域の老人クラブ会長の清水武茂さんは、「この行事のことを思い出にしてほしい」と子どもたちに呼び掛けていました。 -
御殿場遺跡竪穴住居の茅葺き替え
県の史跡に指定されている伊那市富県の御殿場遺跡で、復原された竪穴住居の茅の葺き替えが行われています。
11日は茅を取り外す作業が、12日は骨組みの修理作業が行われていました。
御殿場遺跡は、昭和41年に開田事業に先立って発掘調査が行われました。
縄文時代中期の竪穴住居址が22戸、平安時代の住居址が1戸、国の重要文化財に指定された顔面付釣手形土器などが出土しています。
保存を願う市民の声もあり、遺跡公園として整備され、昭和46年に県の史跡に指定されました。
竪穴住居は、出土した縄文時代の住居址のうち1戸を選び、昭和46年に復原されたものです。
住居は高さおよそ4・5メートル、地面をおよそ70センチ掘り下げています。
茅の葺き替えは昭和63年に行われ、今回が2度目です。
この作業に合わせ、17日には、近くの富県小学校の6年生が現場を見学し、縄文時代の生活について学習する予定です。
葺き替えは3月末に終了するということです。 -
第3回 スケッチ旅行作品美術展
上伊那美術教育研究会OB有志によるスケッチ旅行作品美術展が、伊那市のいなっせ2階ギャラリーで開かれています。
会場には、8人の作品35点が展示されています。
上伊那美術教育研究会は、学校教諭のOBで結成されていて、25年以上前から、研修として年に2回ほど国内外でスケッチ旅行をしています。
スケッチ旅行は、行きたい人が行けるときに行くというスタイルで続いているということです。
作品展は、スケッチ旅行の集大成を発表しようと開かれていて3回目です。
事務局を務める小林修一郎さんは、「美しいと感じる対象も、感じる心も、人によって違う。
感じたことを表現した個性を見てほしい」と話していました。
この第3回スケッチ旅行作品美術展は、17日(火)まで、いなっせ2階ギャラリーで開かれています。 -
「コスモ教室」押花絵展
伊那市の住民でつくる押し花絵の教室「コスモ教室」の作品展が、伊那市の高遠さくらホテルロビーで開かれています。
コスモ教室は伊那市に8つの教室を持つ赤羽栄子さんが指導していて、赤羽さんの作品展を見たことがきっかけで結成されました。
4人が、月に一回集まり、作品を制作していて、6年目になります。
今回が初めての作品展で、それぞれの個性が溢れる展示となりました。
会場にはほかに、12カ国から1500点が寄せられたコンテストで特選を取った赤羽さんの作品も展示されています。
このコスモ教室押花絵展は、30日(月)まで、高遠さくらホテルロビーで開かれています。 -
映画「ほかいびと 伊那の井月」再上映
映画「ほかいびと 伊那の井月」の再上映が今日から伊那市の旭座で始まりました。
映画「ほかいびと」は去年11月に旭座で8日間上映され、およそ3,500人の入場がありました。
再上映は、「見逃してしまった」あるいは「もう一度見たい」という声が多かったことから、決まったものです。
北村皆雄監督は、「反響が大きく感謝している」と話していました。
11日は、映画の中でも使われている、伊那市長谷の民謡ざんざ節や、きんにょんにょが、上映に合わせて、ざんざ節保存会により披露されました。
再上映は20日金曜日までで、北村監督は「地元での上映はしばらくないので、この機会に鑑賞してほしい。」と話しています。 -
400年の伝統 羽広の獅子舞
伊那市羽広に伝わる小正月の伝統行事「羽広の獅子舞」。
400年の歴史がある羽広の獅子舞は伊那市無形民俗文化財に指定されていて毎年1月15日に仲仙寺で披露されます。
羽広の獅子舞は、勇壮に舞う雄獅子と静粛に舞う雌獅子の舞い合わせが特徴です。
現在は地区住民でつくる羽広獅子舞保存会が、その伝統を継承していて地区内に7つある組のうち、仲仙寺を境に北の1組から3組が雌獅子、南の4組から7組が雄獅子を舞います。 -
「坂の上の雲」西村さん・・興味深い
NHKのスペシャルドラマ「坂の上の雲」のエグゼクティブプロデューサーで伊那市長谷出身の西村与志木さんが9日高遠町歴史博物館を訪れ現在開催中の特別展「伊那に残る日露戦争の記憶」を見ました。
西村さんは、伊那市のふるさと大使もつとめています。
坂の上の雲は、明治維新後の帝国主義化していく日本を日露戦争などを通して描いた司馬遼太郎さんの長編小説で、西村さんがドラマ化しました。
前日に宮田村で講演した西村さんが、日露戦争をテーマにした特別展が歴史博物館で開催されていることを知り立ったものです。
北原紀孝館長が展示している資料や写真の説明をして案内しました。
西村さんは、興味深そうに説明を聞いたり、展示物に見入っていました。
高遠町歴史博物館の特別展
伊那に残る「日露戦争の記憶」は、1月29日まで開かれています。 -
上農高校で百人一首大会
南箕輪村の上伊那農業高校で10日、新春恒例の百人一首大会が開かれました。
百人一首大会は、図書委員会が企画して毎年行なっているもので、全校生徒およそ470人が参加しました。
最初に、クラスごとの個人戦を行い、各クラス代表者4人を選びました。
その後、クラスの代表者によるトーナメント方式のクラス対抗戦が行われました。
図書委員会では「学年の枠を越えた交流として、今後も続けていきたい」と話していました。 -
来年度の県立高校入学志願者数 公表
来年度の県立高校入学志願予定者数の第2回の調査結果が、10日、発表されました。
辰野高校です。
普通科前期に64人、
後期に83人。
商業科前期に22人、後期27人が志願しています。
上伊那農業高校です。
生産環境科前期に42人、後期に56人。
園芸科学科前期に44人、後期に50人。
生物科学科前期に53人、後期に56人。
緑地創造科前期に40人、後期に46人が志願しています。
高遠高校です。
普通科前期に42人、後期に71人。
伊那北高校普通科前期は募集が無く、後期に260人。
理数科前期に47人、後期に41人が志願しています。
伊那弥生ヶ丘高校普通科前期は募集が無く、後期に323人が志願しています。
赤穂高校普通科前期は募集が無く、後期に160人。
商業科前期に89人、後期に96人が志願しています。
駒ヶ根工業高校です。
3つの学科一括で、前期に79人、後期に111人が志願しています。
多部制の、箕輪進修高校です。
普通I部前期に35人、普通II部前期に31人、普通III部前期に12人。
普通I・II部の後期は一括の募集で、I部に44人、II部に34人、III部に12人。
工業I部は、前期26人、後期に26人が志願しています。
なお、高校入試前期選抜は2月8日、後期選抜は3月7日に行われます。 -
19人が成人の仲間入り
年明けとともに、上伊那各地で成人式が行われ、新成人が大人の仲間入りを果たしました。
1日には伊那市長谷地区の成人式が長谷公民館で行われ、小学校時代に残したタイムカプセルを全員で開封しました。
今年成人を迎えるのは19人で、この日はそのうち16人が出席しました。
タイムカプセルの中から、成人の自分に宛てた手紙や思い出の品が出てくると、新成人らは思い出話に花を咲かせていました。
式では、池上謙長谷公民館長が「大人になったのと同時に権利と義務が生まれる。これまで吸収してきた知識を、地元長谷のために役立ててもらいたい」と式辞を述べました。
新成人を代表して保科勇介さんは「無事成人を迎えられたことに感謝したい。自覚と責任ある行動をとり、広い視野を持つようにしたい」と挨拶しました。 -
かま塾の子ども達が凧作りに挑戦
南箕輪村神子柴の子ども達は7日、凧作りに挑戦しました。
これは、神子柴の住民ボランティアでつくる「かま塾」が開いたもので、この日は地元の子ども30人が参加しました。
子ども達は、ボランティアのお年寄りに教わりながら凧を作り、完成すると早速外で凧揚げをしていました。 -
第9回漸進展
伊那市在住など伊那市にゆかりのある洋画家による作品展「漸進展」が、伊那市のいなっせで5日、始まりました。
今年で9回目を数える作品展で、12人の作家が一人1点ずつ出品しています。
油彩とアクリルで、50号から100号までの大作がそろっています。
漸進展は、中央の展覧会に出品している作家が集まり、それぞれの絵の方向性を深めていこうと毎年開いています。
作家12人は、会派やスタイルが異なり、会場にはそれぞれの個性を生かした作品が並んでいます。
この漸進展は、9日まで伊那市のいなっせで開かれています。 -
広域連合 たかずやの里支援へ
上伊那広域連合長の白鳥孝伊那市長は、伊那市富県にある児童養護施設たかずやの里について、建て替えなどの支援をしていきたいとする意向を示しました。
これは6日に伊那市内で開かれた広域連合の新春名刺交換会で白鳥連合長が説明したものです。
白鳥連合長は「子ども達の教育の場として環境整備の必要性を他の市町村長に呼びかけたところ、みなさん賛同してくれた。協力してより良い方向に進めていきたい」と話していました。
たかずやの里は、上伊那地域唯一の児童養護施設で、現在上伊那を中心に34人を受け入れています。
昭和27年に虚弱児施設高烏谷保養園として認可を受けスタート。平成10年に名前をたかずやの里に変えました。
昭和49年に現在の場所に建て替えられてから40年近く経ち、建物の老朽化と耐震化が課題となっています。
山口明雄施設長補佐は「高校生が増え個室が必要になってきたほか、プレハブでは朝晩の寒さも厳しい。金銭的に厳しいのでそういった話をしていただけて大変ありがたい」と話していました。
上伊那広域連合では今後、移転も含め、建て替えなど支援内容について検討を進めていくということです。