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上農高校で百人一首大会
南箕輪村の上伊那農業高校で10日、新春恒例の百人一首大会が開かれました。
百人一首大会は、図書委員会が企画して毎年行なっているもので、全校生徒およそ470人が参加しました。
最初に、クラスごとの個人戦を行い、各クラス代表者4人を選びました。
その後、クラスの代表者によるトーナメント方式のクラス対抗戦が行われました。
図書委員会では「学年の枠を越えた交流として、今後も続けていきたい」と話していました。 -
来年度の県立高校入学志願者数 公表
来年度の県立高校入学志願予定者数の第2回の調査結果が、10日、発表されました。
辰野高校です。
普通科前期に64人、
後期に83人。
商業科前期に22人、後期27人が志願しています。
上伊那農業高校です。
生産環境科前期に42人、後期に56人。
園芸科学科前期に44人、後期に50人。
生物科学科前期に53人、後期に56人。
緑地創造科前期に40人、後期に46人が志願しています。
高遠高校です。
普通科前期に42人、後期に71人。
伊那北高校普通科前期は募集が無く、後期に260人。
理数科前期に47人、後期に41人が志願しています。
伊那弥生ヶ丘高校普通科前期は募集が無く、後期に323人が志願しています。
赤穂高校普通科前期は募集が無く、後期に160人。
商業科前期に89人、後期に96人が志願しています。
駒ヶ根工業高校です。
3つの学科一括で、前期に79人、後期に111人が志願しています。
多部制の、箕輪進修高校です。
普通I部前期に35人、普通II部前期に31人、普通III部前期に12人。
普通I・II部の後期は一括の募集で、I部に44人、II部に34人、III部に12人。
工業I部は、前期26人、後期に26人が志願しています。
なお、高校入試前期選抜は2月8日、後期選抜は3月7日に行われます。 -
19人が成人の仲間入り
年明けとともに、上伊那各地で成人式が行われ、新成人が大人の仲間入りを果たしました。
1日には伊那市長谷地区の成人式が長谷公民館で行われ、小学校時代に残したタイムカプセルを全員で開封しました。
今年成人を迎えるのは19人で、この日はそのうち16人が出席しました。
タイムカプセルの中から、成人の自分に宛てた手紙や思い出の品が出てくると、新成人らは思い出話に花を咲かせていました。
式では、池上謙長谷公民館長が「大人になったのと同時に権利と義務が生まれる。これまで吸収してきた知識を、地元長谷のために役立ててもらいたい」と式辞を述べました。
新成人を代表して保科勇介さんは「無事成人を迎えられたことに感謝したい。自覚と責任ある行動をとり、広い視野を持つようにしたい」と挨拶しました。 -
かま塾の子ども達が凧作りに挑戦
南箕輪村神子柴の子ども達は7日、凧作りに挑戦しました。
これは、神子柴の住民ボランティアでつくる「かま塾」が開いたもので、この日は地元の子ども30人が参加しました。
子ども達は、ボランティアのお年寄りに教わりながら凧を作り、完成すると早速外で凧揚げをしていました。 -
第9回漸進展
伊那市在住など伊那市にゆかりのある洋画家による作品展「漸進展」が、伊那市のいなっせで5日、始まりました。
今年で9回目を数える作品展で、12人の作家が一人1点ずつ出品しています。
油彩とアクリルで、50号から100号までの大作がそろっています。
漸進展は、中央の展覧会に出品している作家が集まり、それぞれの絵の方向性を深めていこうと毎年開いています。
作家12人は、会派やスタイルが異なり、会場にはそれぞれの個性を生かした作品が並んでいます。
この漸進展は、9日まで伊那市のいなっせで開かれています。 -
広域連合 たかずやの里支援へ
上伊那広域連合長の白鳥孝伊那市長は、伊那市富県にある児童養護施設たかずやの里について、建て替えなどの支援をしていきたいとする意向を示しました。
これは6日に伊那市内で開かれた広域連合の新春名刺交換会で白鳥連合長が説明したものです。
白鳥連合長は「子ども達の教育の場として環境整備の必要性を他の市町村長に呼びかけたところ、みなさん賛同してくれた。協力してより良い方向に進めていきたい」と話していました。
たかずやの里は、上伊那地域唯一の児童養護施設で、現在上伊那を中心に34人を受け入れています。
昭和27年に虚弱児施設高烏谷保養園として認可を受けスタート。平成10年に名前をたかずやの里に変えました。
昭和49年に現在の場所に建て替えられてから40年近く経ち、建物の老朽化と耐震化が課題となっています。
山口明雄施設長補佐は「高校生が増え個室が必要になってきたほか、プレハブでは朝晩の寒さも厳しい。金銭的に厳しいのでそういった話をしていただけて大変ありがたい」と話していました。
上伊那広域連合では今後、移転も含め、建て替えなど支援内容について検討を進めていくということです。 -
美篶笠原で一足早くまゆ玉
小寒の6日、伊那市美篶笠原で一足早くまゆ玉づくりが行なわれました。
まゆ玉は、小正月の行事ですが、子どもたちの日程にあわせ今年は、一足早く行なわれました。
笠原の北村地区では、地域のボランティアグループが農村伝統の行事を子どもたちに知ってもらおうと毎年まゆ玉作りをしています。
6日は近くの小学生10人ほどが廣徳館を訪れ、そよぎの木に思い思いに形作ったまゆ玉を飾りつけていきました。
まゆ玉は、蚕に感謝し、五穀豊穣などを祈願する小正月の行事ですが、養蚕が姿を消した今農家でも目にする機会は、ほとんどなくなりました。
ボランティアグループの代表者は、「昔の行事を通して祈りの心を少しでも学んでもらいたい」と話していました。 -
小中学校で3学期スタート
上伊那地域の一部の小中学校で6日から3学期が始まりました。
伊那ケーブルテレビ放送エリアの伊那市、箕輪町、南箕輪村では、小学校5校、中学校5校で3学期が始まりました。
このうち南箕輪村の南箕輪小学校では、全校児童750人が体育館に集合し、始業式が行なわれました。
児童を代表し、3年生の伊藤菜央さんは、漢字と算数をがんばりたいと今年がんばりたいことを発表しました。
5年生の内川なごみさんは、4月から6年生になるので、下級生の見本になるようあいさつをしっかりしたいと3学期の目標を発表しました。
内山和夫校長は、「新しい気持ち、新しい決意で新しい生活を始めてほしい」と児童たちによびかけました。
南箕輪小学校の3学期は、今日から卒業式が行なわれる3月16日までの50日間です。 -
COO佐野博志さんが手づくりおもちゃ本2冊目
伊那市の農業公園みはらしファーム内にある工房COOの佐野博志さんが、2冊目となる簡単にできる手づくりおもちゃの本を出版しました。
22日は、佐野さんが伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に、本の出版を報告しました。
今月に入り出版されたのは、「すてずにあそぼう かんたん!手づくりおもちゃ」です。
平成22年に出版した「おもちゃ博士のかんたん!手づくりおもちゃ」につぐ、第2弾の発売となります。
佐野さんは、本に掲載されている手づくりおもちゃをダンボールいっぱいに持参していて、手づくりおもちゃを市長に見せながら話をしていました。
白鳥市長は、「大変おもしろい。市内の保育園などで、活用したい」と話していました。 -
第8回バンドフェスティバル
地元の高校生が出演する第8回バンドフェスティバルが23日、伊那市のいなっせで行われました。
今年は伊那北高校のギター部から1組、伊那弥生ヶ丘高校の軽音部から4組の計5組のバンドが出演しました。
一つのバンドの持ち時間は30分で、次々とステージで演奏を披露していました。
観客は、ステージの目の前で曲に合わせて手を振り、熱気あふれる演奏を楽しんでいました。
バンドフェスティバルは、出演する高校生が運営にも関わっていて、代表の伊那弥生ヶ丘高校2年の矢島優己さんは、「来て下さった皆さんが、いかに楽しい気持ちで帰ってもらえるかを大事にしたい」と話していました。 -
高遠小学校でひと足早く2学期の終業式
伊那市高遠町の高遠小学校で26日、上伊那ではひと足早く2学期の終業式が行われ、子ども達は冬休みに入りました。
26日は、全校児童238人がランチルームに集まり終業式を行いました。
式では、3年生と4年生が2学期に取り組んだことについて発表しました。
高遠町内を散策し地域のことについて調べた3年生は、「鉾持神社の階段は、1年の日数と同じ365段だったことが分かった」などと発表しました。
小池真利子校長は「2学期は、今がんばるべきことを考えながら学習している様子が見られた。3学期も目標を持ち、厳しさを乗り越えて頑張っていきましょう」と話しました。
この後各クラスでは、2学期がんばったことや、冬休みにやりたいことなどをそれぞれ発表しました。
上伊那の小中学校の終業式は、27日と28日がピークとなっています。 -
映画「ほかいびと」北村監督講演
漂泊の俳人、井上井月を描いた映画「ほかいびと」の北村皆雄監督の講演会が23日、伊那市の創造館で開かれました。
会場にはおよそ80人が訪れ、講演を聞きました。
北村監督は、「井月を放浪の系譜の中で捉えたかった。井月が伊那に来た江戸時代と、放浪が許されなくなった明治時代を対比して描きたかった」と説明しました。
井月については、「物を捨てるという生き方を選んだ僧侶、一遍さんの姿に重なる。世捨て人的なものが井月にあったのではないか」と話しました。
井月の死については、「明治時代になると江戸時代の絆などのいい部分が無くなった。井月の死を、時代の死と捉えたかった」と話しました。
北村監督は、「日本を考えるとき、井月の生き方をもう一度感じて、日本や伊那を考えてくれたらうれしい」と話していました。
映画「ほかいびと」は、来年1月11日から20日まで、伊那市の旭座で再上映されることになっています。 -
上伊那地区高校美術展
上伊那地区9つの高校の美術クラブが参加する「第50回上伊那高等学校美術展」が、22日から、伊那文化会館で始まりました。
会場には、上伊那9つの高校の美術クラブの作品150点ほどが展示されています。
作品展は、高校同士の交流や研鑽の場にしようと毎年1回開かれています。
今年も、1年生から3年生まで120人から、油絵や水彩画、陶芸作品などが出品されました。
出品した高校生は、「発表する場があまりないので、よい機会になっている。他校の作品を見るのも有意義」と話していました。
上伊那高校美術連盟では「過去49回の歴史があり、高校生のエネルギーに満ちた展示発表になっている」としています。
この上伊那高等学校美術展は、25日(日)まで伊那文化会館で開かれています。 -
い~な音楽祭2011
23団体、680人が集うい縲怩ネ音楽祭が、18日伊那市の県伊那文化会館で開かれ、澄んだ歌声がホールに響きました。
2001年から始まったい縲怩ネ音楽祭は、今年で11年目になります。
今年は、小学校の合唱団から高校の合唱クラブ、公民館活動で楽しんでいるグループなど23団体、680人が出演し、日頃からの練習の成果を披露しました。
このうち、伊那女声コーラスは、アベマリアなど2曲を披露。
女性ならではの澄んだ歌声がホールに響いていました。
女声コーラスのメンバーのひとりは、「今年は震災があり、歌うことの喜びを感じた。心を込めて歌い、被災地支援につなげたい」と話していました。 -
第3回子守唄フォーラム
子守唄の重要性を再認識して歌い継いでいこうと第3回となる子守唄フォーラムが18日伊那市のいなっせで開かれました。
フォーラムでは、NPO法人日本子守唄協会代表の西舘好子さんや子育て中の若いお母さんたちが、子守唄の意義や最近の子育て事情について話しました。
活水女子大学教授で前の伊那保健所長、小林美智子さんは、「子育てしているお母さんを孤立させないよう、声をかけあえる地域に育てていってほしい」と話しました。
コンサートでは、参加者全員で子守唄をうたい会場は、そのやさしさや懐かしいメロディーに包まれていました。 -
高校生が選ぶ読書大賞 「都会のトム&ソーヤ1」に決定
上伊那の高校生が選ぶ読書大賞。「夢」をテーマにした今年は、はやみね かおるさんの「都会のトム&ソーヤ1」が選ばれました。
高校生の投票により今年の読書大賞に選ばれたのは「都会のトム&ソーヤ1」です。
読書大賞は、上伊那の公立高校の図書委員と学校司書らでつくる上伊那図書館協会高等学校図書館部会が開いているもので、今年で3回目です。
17日は、伊那市の創造館で読書大賞の会合が開かれ、上伊那の公立高校から27人が参加しました。
今年の読書大賞のテーマは「夢」です。
11作品の中から1次投票で選ばれた最終候補3作品について、生徒がグループに分かれて感想などを話し合いました。
5段階評価で最終投票が行われ、合計得点の平均点で大賞が決まりました。
上伊那図書館協会高等学校図書館部会では、大賞作品の著者に手紙を書き、大賞に選ばれたことを報告するということです。 -
い~な音楽祭
23団体、680人が集うい縲怩ネ音楽祭が、18日伊那市の県伊那文化会館で開かれ、澄んだ歌声がホールに響きました。
2001年から始まったい縲怩ネ音楽祭は、今年で11年目になります。
今年は、小学校の合唱団から高校の合唱クラブ、公民館活動で楽しんでいるグループなど23団体、680人が出演し、日頃からの練習の成果を披露しました。
このうち、伊那女声コーラスは、アベマリアなど2曲を披露。
女性ならではの澄んだ歌声がホールに響いていました。
女声コーラスのメンバーのひとりは、「震災を経験し、歌うことの喜びを感じた。心を込めて歌い、被災地支援につなげたい」と話していました。 -
信州伊那高遠の四季展応援作家展
来年7月から開かれる信州伊那高遠の四季展のPRと協賛金を募るための作品展示即売会が、15日から、伊那市のかんてんぱぱホールで始まりました。
会場には、63人の作家から出品された177点が展示されています。
信州伊那高遠の四季展は、伊那市が主催する全国公募展で、来年5回目を迎えます。
これまで入賞した作家のほか、近隣市町村の有名作家に協力を呼びかけ、作品を展示販売しています。
作品は、通常よりも求めやすい価格に設定されていて、訪れた人が、気に入った作品の購入を予約するなどしていました。
売り上げの一部は、四季展の運営に役立てられます。
この信州伊那高遠の四季展応援作家展は、19日まで、かんてんぱぱホールで、20日と21日には伊那市役所に会場を移して開かれます。 -
ニシザワ文芸コンクール表彰式
株式会社ニシザワが主催する文芸コンクールの表彰式が10日、伊那市創造館で行われました。
表彰式では、入賞者15人に、荒木康雄社長から表彰状が贈られました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、小学生の部最優秀賞に箕輪東小学校3年の立松利稀くん、中学生の部最優秀賞に伊那東部中学校1年の伊藤舜くんが選ばれています。
文芸コンクールは、読書を通じて考える力を養ってもらおうと(株)ニシザワが毎年行っているもので、今年で8回目になります。
7月から9月にかけて上伊那地域の小中学生を対象に読書感想文を募集し、今年は千230点の応募がありました。
荒木社長は「主人公や作者の気持ちになって書けている。本からいろんな感動を得て成長してほしい」と話していました。 -
南箕輪村食生活改善推進協議会 食についての寸劇披露
南箕輪村の食生活改善推進協議会は、子ども達に食の大切さを知ってもらおうと5日、南原保育園で寸劇を披露しました。
寸劇を披露したのは、食生活改善推進協議会の推進委員5人です。
協議会では、園児達に食育について学んでもらおうと、年に1回村内の保育園で寸劇などを披露しています。
5日は、園児達にも分かりやすいよう推進委員が戦隊もののヒーローに扮し、「朝ご飯は1日を元気に過ごせる力を持っているのでしっかり食べましょう」などと呼び掛けました。
松崎由紀子園長は「小さいうちから食育について学ぶ事で好き嫌いせずに、何でも挑戦して食べるようになってもらいたい」と話していました。 -
恩徳寺 銀杏種取り作業
南箕輪村の恩徳寺で4日、落ちたイチョウの実から銀杏を取り出す作業が行われました
恩徳寺では毎年、境内にある樹齢およそ380年の大イチョウから実が落ちるこの時期に作業を行っています。
この日は、地元住民など、およそ10人が集まり、作業をしました。
銀杏は、最初に足で実を踏み、銀杏と実を分け選別を行います。
その後、水洗いし、10日ほど天日干しをします。
参加したある女性は「同じ姿勢で作業をするのは大変だが、毎年この銀杏取りをすると、年の瀬を実感する」と話していました。
取り出した銀杏は来年2月の節分の豆めきで大豆と一緒にまかれるということです。 -
第16回書晋展始まる
伊那市在住の書道家による第16回書晋展が8日から、かんてんぱぱホールで始まりました。
会場には多彩な書の作品およそ80点が並んでいます。
書晋展は、上伊那書道協会の委員を務める伊那市の書道家が毎年開いています。
今年の出品者は14人で、作品は漢字、かな、てん刻など多彩な書がそろっています。
会場の中で最も大きな作品は、東日本大震災の発生を受け、人間の力が及ばない自然の力を感じて書いたという「地霊」という言葉の書です。
また350年ほど前に今の上伊那に暮らした女性3人が源氏物語を読んだ感想を短歌にした作品を読みやすく書いた作品もあります。
会では、「バラエティーにとんだ作品を楽しんでほしい」と話しています。
この書晋展は11日(日)まで、かんてんぱぱホールで開かれています。 -
大坊浅間神社遷座式
伊那市西町大坊の浅間神社で、ご神体を仮の社殿から、本殿へ移す遷座式が3日に行われました。
午後9時、神社に宮司や改築委員会の役員が集まりました。
大坊の浅間神社は、築後およそ300年の歴史を持つ神社です。
本殿を雨、風から守る、覆殿の老朽化が進んでいたことから、地区住民でつくる氏子らは、10月から改築工事を進めてきました。
昨夜は、月明かりが照らす中、工事の間、ご神体が安置されていた、仮社殿から、本殿に移す遷座式を行いました。
ご神体を移す遷座の儀式に入ると、境内を照らしていたライトは消され、暗がりの中、ご神体は、本殿へと運び込まれました。
改築された、覆殿の大きさは、間口、奥行き共に、およそ3.6メートル、高さは、3メートル。
総工費は、330万円で地区の人達の寄付により作られたということです。 -
南宮神社宝刀手入れ初公開
箕輪町の箕輪南宮神社が所有する、宝物の刀や槍などの手入れが、4日、木下公民館で行われ、初めて一般に公開されました。
南宮神社では、古くは、室町時代末期に作られたと推測される、刀などを宝物として所蔵しています。
現在、神社所有の宝刀7点は、保管状況がより良い、箕輪町郷土博物館に預けられ、年2回、氏子総代など関係者の立会いのもと、手入れが行われいました。
見学会は、多くの地区住民に、宝刀を身近に感じてもらい、神社の歴史を理解してもらおうと初めて開かれました。
この日は、下諏訪町の研師、岩村茂孝さんが宝刀を箱から取り出し状態を確認しながら古くなった油をとり、新しい油を刀を塗っていました。
岩村さんは、手入れの途中、「竜の絵や、魔よけの文字が刃に刻まれている。これは、神事の舞などのときに使われたと推測される」、「昔は、使う人の体格に合わせ刀を短くした」などの解説を交え作業をしていました。 -
芸術文化団体が成果披露
伊那市の芸術文化団体が日頃の成果を発表する、伊那市民芸術文化祭が3日と4日の2日間、伊那市のいなっせで開かれました。
伊那市民芸術文化祭はNPO法人伊那芸術文化協会が開いているもので、今年で8回目となります。
会場のいなっせ展示場には、生け花や写真、絵画など様々なジャンルの作品が並べられました。
またステージ発表ではクラッシックバレエなど2日間で18団体が出場し日頃の成果を披露していました。 -
伊那北高校英語ディベート部 全国大会へ
伊那北高校英語ディベート部は、11月に開かれた県大会で優勝し、全国大会出場を決めました。
英語ディベート部の5人が2日、伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に全国大会出場を報告しました。
高校生英語ディベート大会は、各高校が4人1チームで、政治的問題について英語で討論するものです。
テーマに対して自分達の意見を述べる立論、相手の意見を否定する反論、相手の反論をかわして意見をアピールする肯定、意見をまとめる総括の4つの役割でディベートを進めます。
伊那北高校は、11月の県大会で優勝し、3年連続全国大会出場を果たしました。
今回のテーマは「日本は死刑制度を廃止するべきかいなか」で、伊那北英語ディベート部では、表現力、チームワークで勝ち進みたいと話しています。
春日柚香部長は「楽しみながら頑張りたい」と話していました。
白鳥市長は「地元の高校が毎年出場するというのはうれしいこと。世界大会を目指して頑張ってください」と激励していました。
全国高校生英語ディベート大会は、17日から石川県金沢市で開かれることになっています。 -
伊那市坂下区の親子がしめ飾りづくり
伊那市坂下区の親子が3日、年の瀬を前にしめ飾りづくりをしました。
この日は地区の親子10人がしめ飾りを作りました。
伝統芸能を伝えていこうと毎年開かれているもので、子ども達は親に教わりながらしめ飾りを作っていました。
指導にあたった唐沢良二さんは「地区でしめ飾りを作れる人が年々少なくなっている。親の世代、子どもの世代に作り方を覚えてもらいたい」と話していました。
作られたしめ飾りは、参加した親子がそれぞれ持ち帰ったということです。 -
古田人形芝居定期公演 箕輪西小クラブ20周年記念
箕輪町の伝統芸能「古田人形芝居」の定期公演が3日、箕輪町文化センターで行われ、発足20周年を迎えた箕輪西小学校の古田人形クラブが公演しました。
毎年12月に行われる定期公演で、3日はおよそ250人が伝統の人形芝居を鑑賞しました。
今年は箕輪西小古田人形クラブ20周年記念として行われ、児童が「傾城阿波鳴門」縲恟・迚フの段縲怩笘Iしました。
クラブは平成4年に発足し、古田人形芝居保存会の会員が指導してきました。
今年のクラブ員は4年生から6年生までの20人で、毎週水曜日に練習をしています。
3日は、日頃の練習の成果を発揮し、人形を巧みに操っていました。
また、古田人形芝居保存会による「三番叟」なども上演され、訪れた人たちは舞台に見入っていました。 -
井月資料15点を展示
幕末から明治にかけて、伊那谷を放浪した漂白の俳人井上井月の資料が伊那市創造館で展示されています。
「ふる降とまで 人には見せて花ぐもり」晩年の代表作の一つです。
会場には、井月の短冊や掛け軸、屏風など個人や上伊那教育会が所蔵している15点が展示されています。
井月を題材にした映画「ほかいびと」の公開にあわせて、その人物像と俳句の魅力を広く知ってもらおうと開かれました。
展示初日の27日は、家族連れやファンが会場を訪れ、普段目にすることが出来ない貴重な資料に触れました。
この「げんじゅうあん幻住庵の記」は、井月が尊敬したとされる松尾芭蕉の俳文「さるみの猿蓑」の一節で、研究者から評価が高い明治前期の作です。
井月研究家の1人、美篶の春日愚良子さんが去年寄贈し、普段は、収蔵庫の重要古文書室に保存されています。
創造館によりますと、井月が残したこの幻住庵記は、上伊那地域に10点ほどあるといわれていますが、これだけ保存状態の良いものは、稀だということです。
この縦160センチ、横3メートル20センチの2曲一双の屏風は、映画ほかいびとの中でも使用されました。
この資料展は、来年1月9日まで開かれています。 -
ハーモニカ愛好者の集い演奏会
上伊那地域のハーモニカ愛好者が一同に集う演奏会が2日伊那市の伊那文化会館で開かれ、参加者が日頃の練習の成果を発表しました。
演奏会には、上伊那地域で活動している16の団体と19の個人が参加しました。
日頃は、ボランティアで福祉施設で演奏したり、個人的に楽しんだりしている人たちの発表の場、交流の場として初めて開催されました。
演奏会は、2部構成で、童謡唱歌、ポップスなどをグループや個人で演奏しました。
実行委員長の山岸孝明さんは、「こういう舞台は、初めての人もいるが、楽しい集いにしたい。ハーモニカの魅力は、ポケットに入れて持ち歩け、どこでも吹くことができること。」と話していました。
気に入ったメロディーが飛び出すと、会場からは、それにあわせて口ずさむ歌声が聞こえました。
訪れた人たちは、ハーモニカが奏でる優しく美しい響きの音色を楽しんでいる様子でした。