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中沢小でフクロウ観察教室
駒ケ根市の中沢小学校5年生(吉田保晴教諭)は12日、フクロウについての授業を受けた。県野生鳥獣救護ボランティアの小口泰人さん=駒ケ根市福岡=が教室を訪れ、保護しているフクロウを見せると児童らは興味津々でかごをのぞき「かわいい」「意外に大きい」「こんな近くで見るのは初めて」などと感想を口にした=写真。小口さんは「フクロウは「顔はかわいいが、体全体を観察するとたくさんのことが分かる。爪は獲物をつかみやすい形になっているし、耳は前後の音を聞き取りやすいように左右の位置が違う。体の羽毛は音もなく飛ぶための秘密兵器だ」などと解説した。児童らは熱心に話に聞き入り、「どんな巣を作るの」「どのくらい種類があるの」などと質問していた。
フクロウは衰弱しているところを1日に上伊那地方事務所に保護され、小口さんの元で飼育を受けて元気を取り戻しつつある。児童らは以前から、フクロウが保護されたらぜひ見せてほしい竏窒ニ吉田教諭を通じて依頼していた。 -
東伊那の子どもを守る会総会
小学生の安全を地域ぐるみで守ろうと駒ケ根市の東伊那小学校が中心となって06年に結成された「東伊那の子どもを守る会」は12日夜、総会を東伊那公民館で開いた。小学校教諭、PTAなどのほか、子どもを守るサポート隊、子どもを守る安心の家、警察、消防など約40人が出席し、今年度の取り組みについて報告したほか、今後の活動方針などについて確認した=写真。。
児童の安全について学校などに対して指導・助言するスクールガード・リーダーの小出光恵さんは「集団で下校しても最後は1人になる。地域が一丸となって子どもを守らなければならない。子ども自身にも、危険に遭った時にどうするか教えておくことが大切」と呼び掛けた
同会の会員は小学校教職員、PTA、警察のほか、正副区長、各自治組合長、民生児童委員、青少年育成委員、高齢者クラブ、子どもを守るサポート隊、子どもを守る安心の家、消防団第5分団長など多岐にわたる。学校、PTA、地域が互いに連携を取りながら通学路のパトロールなどを地域ぐるみで行っている。 -
モリモリ食べて名物丼、3つの保育園で「紫輝彩丼」給食に
宮田村の3保育園の給食で13日、村の名物丼「紫輝彩丼」がメニューのひとつとして出た。見た目も鮮やかで
、子どもたちは「おいしいよ」とモリモリ食べた。
煮たたせてアルコール分を飛ばしたワインとしょう油で鶏肉に下味をつけ、タマゴとサヤインゲンを添えた。
ほんのりとした甘さが口に広がる柔らかい味に、西保育園の園児たちも大喜び。
保育園の芦部治子栄養士は「紫輝彩丼は栄養バランスもいい。子どもたちにも親しんでもらえれば」と話していた。
同村では小、中学校の給食やデイサービスなどでも紫輝彩丼が出されている。 -
初の飯島町要保護児童対策地域協議会
飯島町の要保護児童対策地域協議会の初会議が14日、飯島町農村環境改善センターで開かれた=写真。
要保護児童とその保護者の早期発見、支援のための関係機間相互の連携を図る同協議会は、警察や教委、医師会、民生児童委員協議会、保護司会、小中学校、保育園など児童福祉関係者ら20人で構成。
ひとり一人に委嘱書を交付した後、高坂町長は「児童虐待は深刻な社会問題となっている。飯島町は昨年大きな事案はなかったが、8件発生し、予断を許さない状況である。行政と地域が連携し、早期発見、早期解決に向け協力を」とあいさつ。
引き続き、役員選出を行い、会長に民生児童委員協議会の横田克年さん、同副に飯島小学校の有賀秀樹校長を選んだ。
また、事務局より07年度の取り組み状況について報告があった。 報告では、07年度要保護児童数は保育園児と小学生児童の各6人を中心に、1歳児から中学生まで19人。
要保護世帯は15世帯。個別ケース会議は9回開催。啓発活動は6月小中学校へ児童虐待防止月間標語募集を依頼。11月児童虐待防止推進月間、広報掲載やポスター、チラシを配布。 -
南箕輪村
太鼓グループ「楽鼓(らっこ)」発足から10年目を迎えた女性だけの太鼓グループ「楽鼓」。南箕輪村の文化団体連絡協議会に所属し、村内を中心に上伊那地域に暮らす仲間が集まっている。
村公民館の太鼓教室2期目の受講者の中で、「主婦が楽しくやろう」と有志が立ち上げた。グループ名は“楽しく太鼓をたたく”から「楽鼓」。主婦のため家庭の事情から仲間の入れ替わりは頻繁にある。発足時のメンバーは1人もいなくなってしまったが、今は10人前後で活動中だ。
毎年11月の村民文化祭での発表を最大の目標に、毎月第2・4土曜日午前9時半から村民センターのホールで練習している。近年は、生協まつりや信州大学農学部の落葉松祭にも出演している。
指導しているのは、和太鼓グループ「颱人(だうと)」に所属する村内在住の細井久美さん。「女性チームならではのカラー、華やかさ、明るさ、粋(いき)な感じを出すように指導しています」。男性ではなかなか出せない雰囲気を太鼓の響きに乗せて表現しようと、指導に熱が入る。
「発表の場がないと頑張れないから」と練習を重ねて出演する文化祭のステージは、「緊張はあまりしないけど、テンションが上がる」「勢い、ノリで出ていくの。すごく楽しい」と、楽鼓の魅力を存分に発揮できる場になっている。
メンバーにとって楽鼓は、「食べて飲んで楽しめる場所」。一番先に聞こえた答えに皆が笑う。「大笑いして帰る。太鼓を打ちに来てるのか、笑いに来てるのかわからない」。そんな言葉に、指導者の細井さんも「太鼓グループか、コメディアングループかわからない」と笑う。
とは言え、練習となれば真剣そのもの。経験年数によるレベルの違いという難しさもあるが、皆で教え合い初心に戻って学び合う。
「先生はしなやかなんだけど、同じように演奏できないのが歯がゆい」。最高の演奏を目指すが故に、時には悩みながらも皆で心を一つに太鼓に向かい、1曲、また1曲と習得。今ではオリジナル曲「楽鼓喝采」を含め10曲ほどのレパートリーがある。
「いい仲間がいて、ストレス発散して、ここでリフレッシュできる」。四季折々に食べて飲んでの交流も欠かさない。
「一緒に太鼓を打つ女性大歓迎」と仲間も募集中で、「いつでも練習を見に来てほしい」と話している。(村上裕子) -
村出身の本田さんが多額の寄付で小中学校にプレゼント
子どもたち感謝込めて元気な歌声で宮田村出身の本田光雄さんと美枝さん夫妻(東京都久留米市在住」が、宮田小学校にグランドピアノ、宮田中学校に体育館ステージのどん帳と引き割幕を寄贈し12日、披露の会が両校であった。夫妻の甥(おい)で町一区に住む本田秀明さん(76)が代理出席。感謝の気持ちを込め歌を発表した子どもたちの姿に「叔父と叔母もこの元気な歌声を聴いたら涙ぐむはず」と目を細めた。
宮田小学校では6年生が音楽室に集まり、夫妻が寄贈してくれたピアノの伴奏で「翼をください」を合唱。
児童会長の上條途夢君は「大切にして後輩に引き継いでいきたい」、清水閣成校長は「ピアノの響きが子どもたちの宝になるよう努力します」と礼を述べた。
秀明さんは「大きな声で仲良く合唱してください」と、夫妻のメッセージを代弁した。
宮田中学校では全校生徒が体育館に集まり、生徒会副会長の松沢佳奈さん=2年=が「こんなに立派なステージになりうれしい」、帯刀昇校長は「このどん帳と幕が子どもたちの成長を見守ってくれるはず」と感謝。
新調されたどん帳と幕を前にして全校で合唱した。
夫妻は昨年、美枝さんの出身地である伊那市西春近の北小学校に太鼓一式を寄贈。宮田村へは「90歳を超えてふるさとの子どもたちに何かプレゼントしたい」と400万円を寄付し、その善意で村教育委員会は今回の物品を購入整備した。 -
アルプス中央信用金庫で水墨画展
伊那市在住のさんの水墨画展が伊那市荒井区錦町のアルプス中央信用金庫本店営業部ロビーで開かれている。29日まで。
長田さんは水墨画を書き始めて40年。今回は初めての個展ということで今まで描きためた作品を展示。「中国の民家」「富士山」「虎」など。
前9時縲恁゚後3時。土・日曜日祝日は休み。
アルプス中央信用金庫本店営業部では、ロビー展を随時募集している。問い合わせは、同店営業部中村さん(72・4171)へ。 -
社会を明るくする運動長野県作文コンテストで春富中学生が最優秀賞
第57回社会を明るくする運動長野県作文コンテストで春富中学校1年生の伊東麻由さんが最優秀賞を受賞した。中学生の部での同賞受賞は上伊那では伊東さんが初めて。5日には上伊那地区保護司会の松沢考資会長などが同校を訪れ、伊東さんに賞状を渡した。
同コンテストは法務省が主唱し、社会を明るくする運動長野県実施委員会(委員長・村井仁長野県知事)が主催している。小学生の部と中学生の部があり、上伊那の小・中学校からは1211点の応募があった。上伊那地区保護司会は審査の末、そのうち小・中学生各10点を県に推薦。全県から小学生の部は2100点、中学生の部は1568点が集まった。そのうち各部でそれぞれ最優秀賞が3点、優秀賞7点が選ばれた。
伊東さんの作文「今に生かしたい江戸の知恵」は、富士山五合目で目にした自動販売機の下に散乱するペットボトルの山から現代人のマナーについて問題を提起。江戸時代の人たちの知恵である「江戸しぐさ」や「もったいない」の精神から自分たちが学ぶべきことはたくさんあるのではないか、と意見を述べている。
松沢会長から賞状を受け取った伊東さんは「書いたことに反しないよう心掛けて生活していきたい」と感想を話していた。
そのほかの上伊那地区の受賞者は次のみなさん
【小学校の部】
▽優秀賞=小田切州広さん(伊那北6年)上島哲也さん(辰野西5年)▽入選=南島拓未さん(辰野南5年)飯島朱莉さん(東春近6年)福島瑞季さん(飯島6年)竏秩B
【中学生の部】
▽優秀賞=福沢愛里さん(駒ケ根東2年)▽入選=宮下さくらさん(西箕輪3年)菅野雅子さん(飯島1年)松沢佳奈さん(宮田2年)竏秩B -
伊那技術専門校の2年生たちが修了課題
南箕輪村の伊那技術専門校の2年生たちが卒業に向けて修了課題に取り組んでいる。3月1日に同校で開かれる「伊那技専まつり」(午前9時縲・2時半)でそれぞれ課題を発表する。
メカトロニクス科の2年生は修了課題として電動立ち乗り二輪車「伊那ウェイ」(セグウェイ)を制作している。同科の2年生は毎年、修了課題として卒業の半年ほど前から、生徒たちが3縲・人のグループに分かれ作りたいものを企画、設計し、部品の注文から加工、組立、制御まで限られた予算内で独自の物を作っている。
今年度は生徒数が5人ということもあり、全員が1つのグループとして修了課題にあたった。10月のプレゼンテーションでは各自が考えた企画を発表。「回転整理棚」「ダーツマシーン」「自動倉庫振り分け器」などさまざまな企画の中から、生徒たちは「セグウェイ」をモデルとした「伊那ウェイ」作ることに決めた。
企画の発案者で、グループのリーダー長谷川洋一さんは「パーツの選定に苦労した。市販で買えるものは買っているが、作り上げたものと合わせていくのが難しい」と話す。グループ内で意見が分かれることも多く、何度も話し合いを重ね形にしていったとのこと。
「自分が考えてたものが形になっていくのが楽しい」と長谷川さん。
またソフトウェア設計科の2年生はプログラミングやネットワークなどそれぞれ選択科目に沿った修了課題に取り組んでいる。中でもデータベースを選択した生徒たちの修了課題は、内定先の企業と話し合い、業務改善を推進するシステムを開発するというもの。生徒たちは内定先企業との話し合いを重ねて、業務の流れを把握し、ニーズをまとめていく中で、自分が取り組む課題を見つけていった。
生徒たちが設計しプログラミングするシステムは、貨物運送業種で紙で行っていた合計表のデータベース化や分荷システムの改良。服飾洋品小売業種での在庫管理、販売管理、分析システムなど。
生徒たちは「最初は何を聞けばいいのかさえ分からなかった」「先方との意見の食い違いなどもあり、難しかった」と感想を話す。
同校のソフトウェア科では今後さらにこの法式を発展させていきたいとのこと。IT化の推進や、システムの改善を考えている企業に協力を呼びかけている。
伊那技術専門校では平成20年度生の3次募集を受け付けている。21日まで(選考日25日、合格発表27日)。詳しくはホームページ(http://www.inagisen.ac.jp)を参照。
問い合わせは、伊那技術専門校(TEL72・2464)へ。
##写真(たてよこ) -
邦楽SALAD
伊那市の県伊那文化会館で10日、コンサート「邦楽SALAD」があった。およそ600人が地元出身者などによる演奏を鑑賞した。同実行委員会や県伊那文化会館など主催。
「食べず嫌いな人も味付け次第で食べられるサラダのように、邦楽の堅苦しいイメージから逸脱した企画で日本の音楽を楽しんでもらおう」という趣旨のもと同コンサートは毎年開かれている。
今年は、和楽器奏者4人が同コンサートのために結成したユニット「ファンクンフォルク」と伊那市立東部中学校合唱部をゲストに招き、曲と曲の間に司会を入れるなど、内容をリニューアルした。
民謡のメドレーや「兄弟船」など和楽器の演奏や合唱に入場者たちは静かに聞き入っていた。
最後は、日本古謡、森山直太朗、ケツメイシ、河口恭吾、コブクロの5曲をメドレーにした「桜 SAKURA さくら」を、出演者とゲストが共演して、ステージの幕を閉じた。 -
赤穂東小性教育講演会
駒ケ根市の赤穂東小学校(太田寿久校長)は8日、6年生児童を対象にした性教育講演会を開いた。講師はテレビ出演や多くの著作などで活躍するバース・コーディネーターでバースセンス研究所代表の大葉ナナコさん。
20歳縲・歳の5人の子の母で「趣味は出産、特技は安産」という大葉さんは男女の体の違いや妊娠、出産について、人形などを使って分かりやすく説明=写真。「人間は生まれることも生きることも一人ではできない。命はとても大切なもの。自分にも友達にも家族にも優しくしてください」と呼び掛けた。
思春期を迎えた児童らは恥ずかしそうに下を向いたり、照れ笑いをしながら、真剣に話に耳を傾けていた。 -
郷土民俗芸能を語り継ぐ集い
伊那市の第4回郷土民俗芸能を語り継ぐ集いが10日、高遠さくらホテルであった。地元や木曽の踊りや民謡、獅子舞、木やりの保存会など20団体、約250人が出演した。
集いは04年から年1回、郷土民俗芸能を後世に引き継ぐとともに、地域の保存会員の交流の場として、高遠さくらホテルが企画している。
芸能発表会は伊那節、大泉御嶽山、高遠音頭、ざんざ節、かっぽれ(踊り)、悪魔払いなど22のプログラムで、用意した約200席が埋まり、立ち見が出るほど。ユーモラスな踊りや伊那の祝い唄を織り交ぜた方言劇などに、観客から笑いが起きたり、拍手が沸いたり。おひねりが飛ぶ場面もあった。
夕食を兼ねた「語り継ぐ夕べの会」では各保存会の活動紹介や会員による芸の披露もあった。 -
宮田小3年がバイキング給食
宮田村宮田小学校3年生は8日、バイキング形式の給食を楽しんだ。分量やバランスなどを考えながら、好みのものを選んでおいしく食べた。
パン、おにぎりの主食は味付けが違う各3種類。主菜は肉類と魚類、サラダも2種、さらにデザートなども用意し、子どもたちも「どれにしようかな」と笑顔がこぼれた。
自分で選びトレーに盛りつけ「いただきます」。いつもとは違った雰囲気で給食を楽しんでいた。
バイキング給食は6年目。小林恵子栄養士は「考えながら選ぶことも、食の大切な要素のひとつ」と話した。 -
共同公演「メアリーと不思議な冒険旅行」
劇団昴と駒ケ根市民による第13回共同公演「メアリーと不思議な冒険旅行」(文化芸術による創造のまち支援事業実行委員会主催)が9日午後1時と7時の2回、駒ケ根市文化会館大ホールで上演された。原作はP・L・トラバースの『メアリー・ポピンズ』。地元スタッフが原作をもとにオリジナル脚本化した。主役の魔法使いメアリーを演じたのは伊那市東春近の主婦伊東初絵さん。大舞台にも気後れすることなく、終始堂々とメアリーを演じ切った=写真。劇団昴で活躍する伊那市出身の奥田隆仁さんも出演し、プロならではの存在感を見せつけた。客席を埋めた観衆はステージいっぱいに展開する不思議で楽しいファンタジーの世界を存分に満喫していた。
公演には個人、企業などが出資した「あしながおじさんチケット」利用の小学生約160人も来場した。同チケットは05年の公演「アルプスの少女ハイジ」を団体で見た伊那市の小学生らが感想文を書いて送ってくれたことにヒントを得た主催者が、地域文化の振興のために子どもたちを無料で招待したい竏窒ニ3年前から導入している。
第3回公演は10日午後1時開演。主催者によると席にはまだ空きがある。全席自由。当日券は一般2200円、子ども1100円。問い合わせはこまがね演劇文化創造劇場(TEL83・5923)へ。 -
上伊那中学生ロボットコンテスト アイデア光る
第5回上伊那中学生ロボットコンテスト(上伊那技術・家庭科教育研究会主催)は9日、伊那市駅前ビルいなっせであった。下伊那の1校を加えた計11校から49チームが参加し、アイデアを凝らしたロボットで得点を競いあった。
競技は、独自のロボットで紙筒を相手陣地により多く運んだ方が勝ちとなる「リングサザエ」。紙筒を2本の腕で挟み込んだり、ベルトコンベア式のアームで取り込んだりするタイプなど、出場したそれぞれのロボットのアイデアが光った。
4ブロックの予選トーナメントを行い、各ブロック上位チームと審査員推薦チームの計16チームで決勝トーナメントを繰り広げた。優勝はロボコン初出場となった高遠中の「アニメ同好会」。小回りがきく小さな本体と紙筒を多く取り込む長いアームが、競技で力を発揮した。
主将で3年の油井孝舟君(15)は「始めは勝てるかどうか不安だったが、1勝して手ごたえを感じた。あとは全力を尽くしただけ」と優勝を喜んだ。 -
上伊那中学生ロボコン きょういなっせで
第5回上伊那中学生ロボットコンテスト(上伊那技術・家庭科教育研究会主催)は9日、伊那市駅前ビルいなっせ6階ホールで行う。上伊那の10校、下伊那の1校の計11校から51チームが出場予定。年々参加校数は増えており、関係者は大会の盛り上がりを期待している。
独自のロボットを2人1組で操り、紙筒を相手陣地により多く運んだ方が勝ちとなる競技「リングサザエ」で競う。主流となっているベルトコンベアのアーム式を中心に、生徒たちのアイデアが光るロボットが集まり、熱戦を展開する。
大会は、4ブロックで予選トーナメントを開き、各ブロックの上位2チームと審査員が推薦した2チームの計16チームで決勝トーナメントを繰り広げる。
午前9時開会式、同9時30分から競技開始。
熱戦を展開した前回大会(伊那中学校) -
南箕輪村南部小で来入児1日入学
南箕輪村の南部小学校で7日、来入児の1日入学があり、4月に入学する子どもたちが1年生と一緒に教室で工作などを楽しみながら学校生活を体験した。
来入児は33人の予定で、1日入学には30人が訪れた。1年生32人が来入児を迎えてペアになり、教諭が出席をとると、来入児は大きな声で「はい」と返事をした。
工作では、紙コップを使った「びっくりカップ」作りに挑戦。事前に図工の時間に作った1年生が先生役になって作り方を教え、紙コップに色を塗ったり、紙を張るなどしてウサギやロケットを完成させた。
工作をしながら学校の勉強時間を質問するなど学校について興味深く話す姿もあり、来入児は、「学校に来るのが楽しみ」「早く1年生になりたい」と元気に話していた。 -
東保育園でけん玉とコマ回し大会
宮田村東保育園は8日、けん玉とコマまわし大会を開いた。年末年始にかけて積んできた練習の成果を披露。昔ながらの遊びを、友人同士で切磋たく磨しながら親しんだ。
昨年末のクリスマス会でサンタさんが年長にけん玉、年中、年少にはコマをプレゼント。以来、子どもたちは保育園や家庭で毎日のように練習してきた。 この日、けん玉の年長園児は多彩な技を披露。飛行機や剣差しなど大技に挑戦する子どももいて、「すごい」「上手だね」と歓声もあがった。
年少、年中はコマまわしで競い合い、「頑張れ」「もっとまわれ」と声援が飛び交った。
プレゼントをもらうまでは、大半の園児はけん玉やコマにふれたことがなかったというが、短期間でみるみる上達。
ある保育士は「毎日の積み重ねって素晴らしいですね」と目を細めた。
コマまわしの優勝者は表彰台にあがり、年長が手づくりした折り紙コマをプレゼント。また、全園児には「がんばったでしょう」メダルが渡され、今までのがんばりをたたえあった。 -
東伊那小ふるさと学習発表会
駒ケ根市の東伊那小学校(小川清美校長)は7日、児童らが学年ごとに学んできたさまざまな学習や活動の成果を保護者らに発表するふるさと学習発表会を体育館で開いた。約100人の保護者や来賓らが訪れ、懸命に発表する児童の姿を温かい目で見詰めた。
3年生はカイコの飼育を通じて学んだことを楽しい寸劇仕立てで発表。脱皮や羽化、交尾の様子などをユーモラスに演じて見せた=写真。体育館内には繭を使って制作したひな人形やえとにちなんだネズミなどの作品も展示した。
2年生は大豆の栽培と、収穫した大豆で納豆を作って食べたことなどを発表。5年生は「通学合宿を通して学んだ料理体験」として、7月に同市東伊那の農業体験宿泊施設「ふるさとの家」で3泊4日を過ごした時の料理作りについて発表し、それぞれ大きな拍手を受けていた。。
体育館の壁面には模造紙に書いた学習のまとめなどがずらりと掲示され、訪れた保護者らがじっくりと見入っていた。 -
芙蓉会日本画展
駒ケ根市の赤穂公民館所属の日本画愛好会「芙蓉会」(高橋豊子代表、15人)は作品展を同公民館で25日まで開いている。ランやバラ、サクラ、シクラメンなどの花のほか、ウメにウグイス、ひな人形などを色紙に描いた味わい深い作品15点が展示されている。
訪れた人たちは「優しい絵で心が落ち着くようだね」などと話しながら作品をじっくりと眺めている。
同会は長く指導を受けてきた駒ケ根市出身の画家、故佐藤雪洞さんの画風を受け継ぎながら月2回の活動を続けている。
入場無料。問い合わせは同公民館(TEL83・4060)へ。 -
公立高校前期選抜実施
08年度公立高校前期選抜入試が7日、県内の公立高校で実施され、上伊那でも全日制7校、多部制1校(来年度新設)で約840人の志願者が試験に臨んだ。
自己推薦型選抜となる前期選抜では、作文などによる自己PR、面接、基本的な学力の習熟度などを総合的に判断し、合格者を決定する。
そのうち131人が志願した伊那弥生ヶ丘では、午前、午後に分けて面接試験などを実施。午前中に試験を受ける受験生らは、受け付け開始時間の8時40分に遅れないように登校し、「おはようございます」と元気良くあいさつを交わしつつ、緊張した面持ちで校門をくぐっていった=写真。
上伊那における前期選抜の倍率は全日制1・63倍、多部制1・79倍。県全体では、1万1105人が前期選抜に出願している。
前期選抜の合格発表は15日で、午後1時以降、各校の校内に合格者の受験番号を掲示するほか、午後2時以降には各校の公式ホームページにも合格者の受験番号を掲載する。 -
宮田小で児童会長選挙、清き一票投じて
宮田村宮田小学校は6日、新年度の児童会長を決める選挙を行った。4人の立候補者が立会演説会で・ス公約・スを訴え、3年生以上の有権者が清き一票を投じた。
5年生の各学級から4人が立候補。今月から教室訪問を行い、この日の投票前の演説会では最後のお願いをした。
「あいさつできる学校に。私自身が校門に立って率先したい」「問題があったら、委員会や全校の意見を聴いていきたい」など、各候補とも堂々と話して支持を求めた。
それぞれ意中の候補者を決めて投票。開票結果によって新たな会長らが決まった。 -
教育美術展で宮田小の7人が入賞
読書感想画コンクールの堀井さんは中央審査へ宮田村宮田小学校3年の堀井満里奈さんが第19回読書感想画コンクール(毎日新聞社主催)の県審査で入選し、全国の作品が集まる中央審査に進んだ。また全国教育美術展(財団法人教育美術振興会主催)では同校2、3年の7人が入賞した。
全国教育美術展では、2年の北原颯也君、小松木蓮さん、3年の中山紗希さん、池上和人君が特選。
2年の笹古凌我君、3年の飯島依茉里さん、吉岡美奈さんは入選となった。
読書感想画コンクールは県審査で県内の小中学生あわせて38人が入選したが、中央審査に進んだのはそのうち7人。上伊那からは掘井さんと、中学校の部で伊那市高遠中学校の小松美穂さんの作品が選ばれた。 -
宮田中吹奏楽部3月の定演、OB、OGに出演要請
宮田村宮田中学校吹奏楽部(津山碧部長)は、3月20日に村民会館で開く定期演奏会「スプリングコンサート」に同部出身のOB、OGにも出演してもらい一緒に盛り上げたいと呼びかけている。
同校の吹奏楽部の歴史は古く数十年の伝統を持つ。
出身者数は把握できていないが、定期演奏会が復活して3年目を迎える今年「先輩がたと一緒に演奏会がしたい」と、OB、OGへの出演呼びかけを始めた。
既に20人くらいが快諾し、準備も進めているが「もっと多く集まれば」と現役生徒たちの期待も高まるばかり。
OBが演奏する曲目はサウンドオブミュージックのメドレーや威風堂々、校歌など。
練習日程は3月15日から本番当日20日までの4日間を予定する。
「演奏から離れていた人でも取り組み易い楽曲を選んだ。協力してもいいという方はぜひご一報を」と顧問の瀧澤敏郎教諭。問い合わせは宮田中学校瀧澤さん85・2004、FAX85・5441。 -
中沢小でユカイナ作り
駒ケ根市の中沢小学校(北原三千生校長)の4、5、6年生児童は5日、昨年まで校庭に植えられていたサクラの木を材料にした手作り楽器「ユカイナ」を製作した。児童らは学校を訪れた製作工房のスタッフらにユカイナの作り方を教えてもらい、接着剤で接着したり、のこぎりやサンドペーパーで形や表面を整えたりして完成。早速口に当てて音を確かめていた=写真。完成したユカイナを手にした児童らは笛師久兵衛さんの指導で『ちょうちょう』を練習。指使いに慣れると全員で合奏を楽しんだ。
ユカイナは漢字では「愉歌伊那」。伊那市発の愉快な楽器にしようと、アイデア商品開発のIKE2企画が開発し、木彫工房「夢庵」がキットを製作した。縦6センチ、横4センチ、厚さ2センチの木製で、オカリナと似た甲高い音が出る。小さな指穴が6個あり、音域は約1オクターブ。
材料のサクラは学校横を通る県道駒ケ根長谷線の改良工事に伴って昨年伐採されたが、教員らが児童の心に残る思い出にならないかと楽器にすることを考案。キットの加工と製作指導を夢庵に依頼した。 -
神奈川フィルと新山小児童が共演
伊那市の新山小学校(山岡清孝校長・52人)で5日、文化庁主催「本物の舞台芸術体験事業」のオーケストラ公演があり、神奈川フィルハーモニー管弦楽団が演奏した。児童たちは自分たちで作詞・作曲した曲を楽団の伴奏に乗せて歌うなど、プロの演奏家との共演を楽しんだ。
公演は全国から応募のあった小中学校14校であり、県内での実施は同校1校だけ。演奏は楽団による「交響詩フィンランディア」「歌劇カルメンより『前奏曲』」など7曲で、会場に響き渡る音色が集まった児童や地域住民ら約200人を魅了した。
6年つつじ組(8人)作詞、六波羅あかりさん(4年)、宮崎愛美麗さん、橋爪栞奈さん(いずれも5年)作曲の「飛び立とう、すてきな仲間と」は、新山の自然や人の温かさを残したい竏窒ニのメッセージを込めた。児童たちはオーケストラの演奏に合わせ、胸を張って歌った。
児童の一人は「本番はとても緊張したが、一生に一度の体験ができた。テレビとは違った迫力を感じた」などと感想を述べていた。
演奏会ではこのほか、弦楽器、木管楽器、打楽器などの楽器紹介や、同校の校歌をオーケストラ演奏するプレゼントなどがあった。
新山小児童と共演する神奈川フィルハーモニー管弦楽団 -
厳寒のハードウォッチング
飯島町中央公民館は2日、バードウォッチングを行った。約20人が参加し、高谷昌利さん(豊岡)を講師に、町文化館から厳しい寒さの中、上の原のアグリネーチャーまで往復5キロを歩き、冬の自然と、冬空に舞う野鳥を観察した。
文化館駐車場に集合した参加者を前に、高谷さんは「だれでも知っているスズメは体長15センチ前後、ハトは30センチ、カラスは50センチと3種類の鳥の大きさを基準に、種類を調べるといい。冬は葉が落ち、鳥を見つけ易い」と話した。早速、参加者は双眼鏡や肉眼で、ケヤキの枝に止まったムクドリや上空を飛び去ったキジハトを見つけた。
また、文化館の北側ではスズメとほぼ同じ大きさの野鳥を発見、双眼鏡で黄色の羽根を見て、カラワヒワと確認した。
散策しながら、自然の草木、野鳥、花、木の実などを探す、フィールドビンゴも楽しんだ。 -
宮田小5、6組、山形村に遠征公演
演劇に力をいれる宮田村宮田小学校特別支援学級5、6組は5日、東筑摩郡山形村の福祉作業所に遠征した。同作業所の利用者とボランティアでつくる「しゃぼん玉劇団」や上田市真田地域ボランティア連絡協議会と劇を通じて交流。元気に楽しく演じる宮田村の子どもたちの取り組みは、他地域の人たちの心も見事に・スわしづかみ・スした。
練習を続けてきた劇「猫山」を上演した児童たち。今までとは勝手が違う見知らぬ人たちばかりの会場でも、堂々と臆することなく演じた。
終演時には満場の拍手で包まれ、「私たちよりずっと上手」「衣装も工夫して立派だ」と絶賛の声が。
自分たちの演技で笑ったり、驚いたり、時には考えたりしてくれた観客の姿に、子どもたちも大きな手応えをつかんだ様子。
「大きく演じるように心がけた」「せりふを一生懸命覚えた」など、感想も話した。
県内各地で公演する山形村福祉作業所の劇団「しゃぼん玉」の芝居も鑑賞。
音楽や踊りも取り入れた内容に、ある児童は「すごく楽しい」とじっと見入った。
交流会を実現させた同作業所の大池幸一郎所長は「年齢や障害の有無なんて関係ない。元気で頑張る姿にこそ、世の中の人たちを楽しませ、幸せにする力があるはず」と、5、6組の熱演に目を細めた。 -
高遠高校の音楽専攻生らによる演奏会
伊那市の高遠高校芸術コース音楽専攻の生徒らによる演奏会は2日、同市高遠町の信州高遠美術館展示ホールで行った。専攻生や同校吹奏楽部員ら約30人が、これまで取り組んできた学習の成果を披露した=写真。
生徒たちが具体的な目標を持って学習するために設けた発表の場で、開催は8回目。演奏会は、会場に集まった保護者ら約100人の前で生徒たちがピアノ、ギターの弾き語りや独唱、卒業生参加の合唱など全21プログラムを繰り広げた。
音楽専攻1年生は、テレビドラマで話題となった曲「ラプソディー・イン・ブルー」に挑戦。本来はオーケストラとピアノで演奏する曲を、けん盤ハーモニカで合奏した。ところどころに出てくる振り付けにも注目が集まった。
演奏会は、高遠高校の「第7回芸術フェスティバル」のなかの一つ。このほか、芸術コース美術・書道専攻の生徒による「第11回卒業制作展」が8日まで、信州高遠美術館で開かれている。 -
上伊那岳風会伊那地区初吟会
上伊那岳風会伊那地区は3日、初吟会をJA本所で開き、約90人が一人ずつ壇上で堂々と吟じた。
伊那地区の会員は約100人。保育園児から80歳代までが各教室で勉強し、年間に初吟会、温習会、吟道大会、優秀吟者大会などの大会を開いている。
年始めの初吟会では、少年少女の部で子どもたちによる吟の発表もあった。俳句や和歌を詠むことに挑戦したという子どもたちは、自作の句や歌を披露した。「お年玉 いっぱいもらって 超ハッピー」「お正月 おもちを食べて 腹いっぱい」など、子どもらしい句に会場は和やかな雰囲気に包まれ、温かな拍手が起きていた。