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				宮田中で防犯訓練  宮田村宮田中学校は23日、不審者侵入を想定して防犯訓練を行った。過去2年間行っている訓練の教訓を活かして、教職員が冷静に対応。実際さながらの緊張感で、最優先する生徒の安全確保を徹底した。 
 不審者役の駒ケ根署員が学校に侵入。察知した教職員が情報を伝達し、生徒たちに危険が及ばないよう対応した。
 大声で暴れ叫ぶ不審者役に対して、サスマタと呼ばれる防犯グッズや机を活用してバリケードに。
 生徒がいる各教室も不審者が入り込めないように閉鎖した。
 数分間の・ス立ち回り・スが続いたが、教職員は距離感を保ちながら警察が到着するまで時間を引き延ばした。
 同様の訓練は今年で3年目。不審者役と相対した教職員のひとりは「過去2年は犯人と格闘する形になってしまったが、反省も踏まえて距離を取りながら対応できた。大きな声で情報を伝達、共有することにも気を配れた」と話した。
 この日は、生徒たちの安全教室もあり、署員が携帯電話犯罪の現状などを解説。身の回りに及ぶ危険を自覚し、身を守る術を学んだ。
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				朗読劇「青い目の人形 ふるさとの宝もの」  飯島町のいいじま文化サロンが制作主催する手作り朗読劇「青い目の人形 ふるさとの宝もの」の参加者顔合わせが18日、飯島文化館であった。小学生から高齢者まで40人余が出席し、自己紹介に続き、8月3日の公演に向け、早速、本読みのけい古をし、文化サロン会長の後藤監督や脚本の根本銀二さんから指導を受けた。 
 「青い目の人形」は昨年、文化サロンと「この子たちの夏を読む会」の共催で「青い目の人形、学校日誌」として上演され、脚本は滝沢孝夫さん(駒ケ根市福岡)が書下ろした。今年度は文化サロンの主催事業として取り組み、滝沢さんの脚本に根本さんが手を加えた。
 ストーリーは80年前、アメリカから贈られた七久保小学校の青い目の人形の運命をテーマに、同校に現存する「昭和2年学校日誌」、関係者の手記などを参考にした。
 物語は1927年(昭和2年)4月2日、日の丸と星条旗の旗を振って、人形を迎える式から始まる。ギューと抱くと「ママー」となく人形に子どもたちは大喜び。日中戦争から太平洋戦争へと軍靴の響く中、敵国の人形として、壊されようとしたが、時の校長と女先生の働きで書架の奥深く隠された。そして、1986年、人形は発見され、再び日の目を見るまで、激動の昭和を時代背景に、人形を通して、平和の尊さを訴える。
 今回は人形を守った女先生の1人、米山操さんもスクリーンに登場するほか、平和を願う詩の群読、平和憲法にも触れる。
 現在、公演への参加者を募集している。
 募集は出演者、照明、音響効果、衣装などのスタッフ。戦争当時の服や道具を貸してくれる人など。
 公演は8月8日午後7時から、文化館で。
 詳細は文化館(TEL86・5877)
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				赤穂高校定時制、人権学習で川田悦子さんの話を聞く  駒ケ根市にある赤穂高校(米山明広校長)定時制で21日夜、人権学習講演会があった。薬害エイズ問題の真相究明を求める運動の先頭に立って活動してきた川田悦子さん(59)が、血液製剤からエイズに感染した次男・龍平さんとともに歩んできたこれまでを振り返りながら、「自分らしく生きる」について語った=写真。 
 龍平さんが遺伝性の病気「血友病」だと分かったのは生後6カ月の時。その後、血液製剤での治療を続ける中、米国から輸入した血液製剤により、龍平さんは10歳の時にエイズに感染していることが分かった。
 当時はまだ、エイズに関する治療研究も進んでおらず、川田さんはどうしようもない不安感のため、毎日涙する日々だったが「息子の命をなんとしても守りたい」という一心で東京大学医科学研究所に息子のエイズ治療を依頼。川田さんはそのことを龍平さんにも告知した。
 川田さんは「そのとき息子は『お母さん、ぼくエイズになったら自殺する。これ以上苦しみたくない』と言った。私は『そんなこと言わないで』としか言えなかったが、心の中でなんとしても、どんなことがあってもこの子と行きぬこうと思った」と語り、その後も龍平さんとともに薬害エイズと戦ってきた日々を説明。生徒たちはその話に真剣に耳を傾けていた。
 龍平さんとは現在、参議院議員として活動している。
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				南箕輪中経ヶ岳強歩大会 426人参加南箕輪中学校(堀田実校長)の「経ヶ岳強歩大会」が23日あった。標高差約1300メートル、約9キロの道のりを「完歩」するタイムを競う伝統行事で56回目。全学年から426人が参加し、心身を鍛えながらゴールを目指し、眼下に広がる河岸段丘など村の自然を自分の目で確かめた。 
 雨のため順延となっていた強歩大会だったが、この日は晴天。午前7時、大芝高原プール前の駐車場をスタートした生徒たちは、ゴールのある8合目(標高2035メートル)を目指し、カラマツ林の登山道をそれぞれのペースで力強く進んだ。
 登山道は毎年、事前にPTAらが笹刈りなどの整備をしており、各所には地区生徒会の地区長らが応援看板を設置した。「完歩目指して頑張ろう」「ベストをつくせ」などのメッセージが、顔を真っ赤にして登り続ける生徒たちの歩を助けた。
 男子は3年の倉田龍馬君(14)=北殿=が1時間34分24秒、女子は2年の宮下優華さん(13)=北原=が1時間41分1秒で優勝。2連覇の宮下さんは「家族も応援してくれていたので家に帰ったらすぐ伝えたい」と笑顔だった。
 2合目付近からは勾配がきつくなり、生徒たちは足をふんばって進んだ
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				日本画家、千村俊二さん(61  「飯島町や駒ケ根市など故郷では10回ほど個展を開いたが、その都度、町内の知合いや高校の同級生などに応援して頂いている。故郷のみなさんは情に厚く、助けられている」。 
 現在、飯島町のJR飯島駅前ヤナギヤアミカホールで「自然との出会い」をテーマに「日本画展」を開催。
 会場には雪深い八甲田山に分け入り、スケッチした大作「雪晴れ」。小雪降る中で凛と咲く「寒牡丹」。大鹿村の青いケシ畑で描いた「青いケシ」。萌黄色のバックに白い花が新鮮な「浜ゆう」。足元の小さな花にも目を止め、丁寧に描いた「シャガ」「シュウカイドウ」など花鳥図、富士山や赤石山脈など風景画などSMから50号の大作まで約40点がずらり。
 1946年、飯島町本郷の日本画家、千村甫の次男に生れ、父の背中を見て育った。伊那北高校3年の時「画家は経済的には厳しいが、自分が努力すれば認められる世界。絵を描くことが好きで、父の影響もあり、日本画家を志した」。愛知県立芸術大学日本画科では風景、人物など基本を学んだ。同大学院修士課程の修了作品で描いた「海」が日本美術院展に初入選し「日本画でやっていこう」と進路が固まったという。以後、10年連続入選し、現在、院友になっている。「天然の岩から取り出した緑青(ろくしょう)、群青(ぐんじょう)など、光沢がなく、光を吸収する色の美しさ。油彩にも水彩にもない」と日本画の魅力を。
 飯島町には実家があることから、年数回、スケッチに訪れる。「故郷は空気が澄んで緑がきれい。初夏の田んぼの早苗が風に揺らぐ、今の季節が最高にいい。この美しい自然をいつまでもと願っている」と話す。
 個展は6月2日まで、開催中の21、24、25、6月1、2日には千村さんが来場する予定。(大口国江)
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				南箕輪中2年の大塚君 「夢コン」2年連続入賞プロのオーケストラと共演できるフリューゲル・ピアノ・コンチェルト・フェスティバル「夢コン」全国大会に出場した南箕輪中学校2年、大塚智哉君(13)=同村北殿=が2年連続の入賞を果たした。全国大会に出場するのは4年連続。「オーケストラとの共演は楽しい。来年も挑戦したい」と話している。 
 日本アーティストビューローが主催する今回で20回目の「夢コン」は4日、大阪・メルパルクOSAKAであった。年齢制限を問わず、ピアノの技量別の全4部門に全国から約100人が出場。大塚君はその中で、入賞の協賛賞「BMGファンハウス賞」を手にした。
 大塚君はベートーベン「ソナタ第8番ハ短調Op. 13『悲愴』より第1楽章」の課題曲で、2番目に難易度が高いシニア・スチューデント・コンチェルト部門に挑戦。全国区テープ審査、地区本選大会を勝ち上がり臨んだ全国大会ではオーケストラとの共演を「とても楽しめた」という。
 大塚君が保育園の年長時から通う、同村北殿の望月音楽教室伊那レッスン室の主宰、望月玲子さんは「部活動などで練習時間が少ない中、難しい課題曲を気持ちよく、上手にまとめていたと思う。よく頑張りました」と話していた。
 「夢コン」全国大会で入賞した大塚君
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				中沢小学校校長
 今井晃校長(54)  「環境も素晴らしく、人が温かい。子どもたちもそういう地域で育っているから、本当に温かい」。 
 中沢の印象を語る。
 この4月、中沢小学校の校長に着任した。上伊那は初任地の春富中学校をはじめ、赤穂中学校などで10年間を勤めた経験がある。
 「上伊那は教師としての立ち上がりからお世話になった地域。中沢小でも私の持てる力を全力で傾けたい」と意気込みを見せる。
 専門は体育。中学の教師だったころは陸上部の顧問として、全国大会に出場する選手を育ててきた。また、自身も、高校生時代には砲丸で県の記録保持者となるなど、数々の記録を残してきた。
 「小学校時代はガキ大将だった。でも、中学時代に出会った恩師に『お前、力もあるみたいだし、ちょっと砲丸投げやってみろ』って言われ、陸上と出会った。それがなければ今、教師にもなっていなかったと思う。いろんな先生に恵まれた」と語る。
 着任して約2カ月。当初の慌しさも落ち着き、この地域のことも見えてきた。
 「中沢小はとても伝統のある学校。地域の方とのつながりも強く、教育にも協力的。安心して学校に来てもらえる強い絆があり、今後もそれを強めていきたい。その中で、子どもたちの『考える力』『思いやる力』『表現する力』『生きる力』を育んでいければ」
 木曽郡南木曽町出身。現在は松本市に家があり、現在は単身赴任中。妻、息子4人の6人家族。
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				第58回社会を明るくする運動・青少年健全育成推進研修会実行委員会  第58回社会を明るくする運動・青少年健全育成推進研修会が6月29日に駒ケ根市文化センターで開かれることに伴ない20日、第1回実行委員会(実行委員長・杉本幸治駒ケ根市長)が駒ケ根市役所であった=写真。伊南4市町村の関係者が集まり、研修会の打ち合わせをした。 
 同研修会は犯罪は非行防止、罪を犯した人の更生について理解を深めることなどを目的として保護司会や青少年健全育成協議会などでつくる実行委員会が中心となって毎年開催している。開催地は伊南4市町村の持ち回りとなっており、今年は駒ケ根市で開かれることになった。
 杉本実行委員長は「便利な社会になった反面、犯罪が広域化し、言葉や人の表情から気持ちを感じることができなくなっている。犯罪防止や更生に尽力いただいているみなさんと協力しながら、充実した研修会としたい」と語った。
 今年の研修会は29日の午後1時半から市総合文化センターの小ホールで開く。当日は昨年の社会を明るくする運動、長野県作文コンテストの中学生の部で優秀賞になった東中学校3年生の福沢愛理さんが作文を発表するほか、赤穂小学校の6年生がアフリカンドラムを披露する。
 また、講演会ではNPO法人「マザーポート・ITながの」に講師を依頼し、携帯電話と青少年の問題について語ってもらう予定。
 問い合わせは市保健福祉課(TEL83・2111、内線314)へ。
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				宮田中総合学習「プラムデー」、地域とふれあいながら  宮田村宮田中学校は20日、学校を飛び出して調査や活動する総合学習「調べ学ぶプラムデー」を行った。各学級ごとにテーマを決め、地域や住民とふれあいながら学習。目標を持つなかで何ができるか考え、自主的に学ぼうとする意欲的な姿がみられた。 
 「誰かのために自分たちができるこ」をテーマにした2年2組。
 小田切川の清掃やお年寄りとの交流など数班に分かれ、そのうち男子生徒を中心にした「聴導犬班」は村内のスーパー3店舗に空き缶を集めるための段ボール箱を設置した。
 同学級は昨年、村内にある日本聴導犬協会から説明を受け「何か協力したい」と思案。アルミ缶を集めて募金しようと思いつき、総合学習で取り組むことにした。
 店主の承諾を得て、自動販売機近くに段ボール箱と協力を求める文書ポスターを設置。「少しでも聴導犬育成のお手伝いができたら」と期待を寄せた。
 その他の学級もスリランカのことを学んだり、水質調査や駅前花壇整備、村の新名物づくりなど多彩に学習。自ら行動することで学びの輪を広げた。
 6月にもプラムデーを予定。秋に行う文化祭「梅樹祭」で学習成果を発表する。
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				婦人学級が開講  宮田村公民館生涯学習講座のひとつ「婦人学級」が21日、08年度の開講式を村民会館で行った。36人の女性たちが意欲を持って、本年度も多彩な学習、体験に取り組む。 
 式で前学級長の春日嘉子さん=新田区=が「村を知ったり、健康づくりしたり。多くの出会いがあり、得がたい経験をしてきた。今年も参加して良かったと思える学級にしましょう」とあいさつ。
 細田博人公民館長は「どん欲に学ぶ姿勢が若さと元気を保つ。交流を深め、ハツラツと生活する源に」と話した。
 さっそく役員を決め、学級長に松浦永子さん=南割区=を選出。今後学級生のアンケートを基に、年間の活動計画を決める。
 22日は宮田大学、23日は宮田学級、28日は宮田大学院の開講式がそれぞれ開き、同公民館の各生涯学習講座が本年度も出揃う。
 婦人学級役員は次ぎの皆さん。
 ▽学級長=松浦永子▽副学級長=大島欣江、森山康子▽会計=岡本紀代▽運営委員=太田芳子、小池千晴、片桐幸子
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				みやだ夏まつりに・ス青年隊・ス、中央グラウンドで夜開催提案へ  18回目を迎える宮田村のみやだ夏まつりに、若くて柔軟な発想を内容に盛りこもうと20、30代の若者による「おまつり青年隊」が発足して企画、運営に携わっている。会場を従来の県道から中央グランドへ変更し、夜にかけて開催しようと計画。近く開く実行委員会に提案し正式決定するが、多くの人が楽しめるまつりにとアイデアを出しあっている。 
 今までは村商工観光係が事務局を担っていたが、住民の考えを反映していこうと青年隊は発足。住民公募の若者と村商工会青年部、若手の村職員で構成する。
 19日夜にも会合を開いて、会場や内容などについて意見交換。今までは県道の中心商店街一帯で開いてきたが、祭りの一体感を出そうと、中央グランドへの変更を提案した。
 また、昼間に行っていた時間帯も見直し、夕方から夜にかけての開催を検討。
 各区や団体などによる踊り連主体の内容は継続しながら、新たにステージなどを設けて出し物も多彩にしようと練り上げている。
 既に区長会の意見を聞くなかで祇園祭翌日の7月20日開催は決定。今後は6月早々に関係団体が集まる実行委員会で内容を提案し、細部を煮詰めながら新たな装いで本番を迎える考えだ。
 マンネリ化の声もあり、16回目から隔年となった夏まつり。一方で昨年末に実施した住民アンケート調査では「継続すべき」が過半数を超え、今年度の開催が決まっていた。
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				08年度アルプスふれあいキャンプ推進協議会  子どもたちの自主性・社会性の育成を図ることなどを目的とする駒ケ根市の「アルプスふれあいキャンプ」の推進協議会(座長・中原稲雄教育長)が19日、市役所南庁舎であった。学校関係者や教育相談員など14人が参加。本年度のふれあいキャンプの方向性について話し合った=写真。 
 同事業は不登校児童や生徒の支援などを目的として始まったもので、当初は県の委託事業だったが、その後、市独自で取り組みを継続。学校には行けない子がキャンプには行くなどといったケースもあり、子どもたちが人間関係を形成する場としての実績をあげている。
 この日は日程と募集対象とする児童、生徒を確認。1泊2日の一次キャンプは仲間づくりを通じて二次キャンプへの参加を促すことを目的としており、3泊4日の二次キャンプは共同生活体験、自然体験などを通して、子どもたちの生きる力を育み、不登校児童などの学校生活への復帰を支援する。
 会議では「やっとの思いで出てきている子どもにとっては、1泊2日でも重いスケジュール。やる気があって来る子は良いが、その辺は配慮が必要」「人間関係で苦しいという思いがある子は、一歩踏み出すのに勇気がいるが、アウトドア派の子どもにはやっぱり『行ってみたい』という思いがある」などといった意見が出た。
 中原座長は「子どもたちの人生が開けるきっかけとなれば、これほどありがたいことはない。今年もぜひ協力を願いたい」と語った。
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				絵本作家、飯野和好さんの読み語り講演会  ) 
 飯島町図書館は開館15周年記念講演会を17日、飯島文化館で開いた。絵本作家の飯野和好さんが読み語りを交えて「おっと!痛快、読み語りの旅でぃ!飯島宿」と題して話し、親子ら120人が飯野さん独特の絵本の世界に魅了された。
 縞のかっぱに三度かさというまたたび姿で登場した飯野さんは、手にした沖縄の缶かんからさんしんを爪弾きながら自作の「海にどぼん」を披露。
 この後、絵を投影しながら「ねぎぼうずのあさたろう」の読み語り。行き倒れの娘を助けたあさたろう。娘を背負って、家まで送り届けたが、吉原から追手が:。
 続いて、「くろずみ小太郎旅日記、怪僧わっくさ坊暴れる」。1・5等身の主人公、くろずみ小太郎は山寺の住みついた怪僧を退治したが、その僧は、悪いカメムシに妖怪にされていた:。
 子どもも大人も楽しい話、ド迫力のキャラクターの活躍に引き込まれた。
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				MMC&音のカーニバル、サタディーシンガーズ「おしゃべりミュージックコンーサート」、  飯島文化館で17日、MMC&音のカーニバル、サタディーシンガーズによる「おしゃべりミュージックコンーサート」が開かれ、フルートの桜瑠璃、伊那谷お手玉の会も友情出演し、にぎやかに盛り上げ、約400人の聴衆を楽しませた。 
 3部構成、第1部は懐かしい唱歌などで日本の四季をイメージ、「緑のそよ風」で始まり、全員合唱の「花」で締めくくった。
 第2部はステージ中央に初出演の「伊那谷お手玉の会」が輪になり、わらべ歌「あんたがたどこさ」に合わせ、色とりどりのお手玉を操ってスタート、「ゆきこんこん」「まりと殿様」などのどかに繰り広げた。
 3部はMMCが音楽指導者らしい、本格的なクラシックの演奏で音楽の魅力を聴衆に伝えた。
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				【伊那節保存会3代目会長 鈴木一比古さん】  多くの人に愛されてきた民謡『伊那節』の良さを後世に伝えようと長く活動を続けている伊那節保存会の3代目会長。 
 保存会を設立して初代会長を務めたのは祖父の繁重さんだ。2代目会長だった父の千明さんが一昨年9月に亡くなったのを受けて、3代目に就任した。
 曽祖父、富弥さんが始めたうどん屋から続く割烹「海老屋」の4代目経営者でもある。
 「子どものころは店の宴会で毎晩のように伊那節が響いていたものだ。芸者衆もいたから、あちこちの部屋から三味線の伴奏や手拍子とともに歌声が聞こえてきてね、そりゃあにぎやかだった。伊那の人間なら誰でも歌えるのが当たり前だったのに、今じゃ歌えない人も多い。何とか、昔のように店の中に伊那節が響くようにできないものかと思っているんですよ。夢みたいな話だが、実際にそうなったら素晴らしいだろうね」
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 「木曽へ木曽へとつけだす米は縲怐vの歌詞の通り、祖父の繁重さんは権兵衛峠を通って木曽に米を運んでいた。当時は伊那節という名ではなく『おんたけやま』『おんたけ節』などと呼ばれていたらしい。歌にほれ込んだ繁重さんは、伊那の地に歌と踊りを広めて根付かせようと保存会を設立し、会長として普及に尽力した。
 「子どものころ、祖父の家には当時珍しい8畳ぐらいの板敷きの間があった。伊那節を踊るための専用の部屋としてわざわざ造ったんですよ。近所の小学生たちを集めて教えていた。祖父の伊那節への情熱はすごかったですね」
 2代目会長となった父の千明さんもさまざまな活動に取り組んだ。各地の祭りや民謡大会に積極的に出演したり、踊り手、歌い手の育成に力を尽くした。
 「NHKの全国民謡コンテストがあってね、人気投票のようなものだったらしいが、上位に入選させようと、何百枚もはがきを書いていましたよ」
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 現代にはさまざまな音楽があふれているが、かつて民衆の暮らしとともにあった伝統的な民謡はその陰に隠れて忘れ去られようとしている。伊那節も例外ではない。
 「会員の高齢化と後継者不足が課題。会員は約15人いるから踊るための人数としては十分なんだが、今の会員がいるうちに若い人に入ってもらわないと、教えられなくなってしまうからね。祖父の代から受け継いできた保存会だから、私の代でなくすというわけにはいかない。いろんなところに声を掛けながら頑張って会を発展させ、伊那節を後世に伝えていきたいですね」
 (白鳥文男)
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				都会の中学生上農高で農業体験 高校生が講師役南箕輪村の上伊那農業高校実習ほ場などで16日、東京・武蔵野市の第三中学校1年生122人が農業体験をした。同高3年生が中心に講師となり、日ごろの勉強内容をリンゴの摘果や加工トマトの播種などの体験メニューを通じ、都会の子どもたちに教えた。 
 メニュー6つのうち、牛舎で行った「動物たちとのふれあい」には中学生約20人が参加。高校生たちは、手作りのパネルを使うなどして、牛の胃の中にいる微生物の存在や、卵からダチョウのひながかえるまでの工程などを丁寧に説明した。
 生物工学科3年の唐沢陽子さん(17)、高見春奈さん(18)は「今まで勉強してきたことをうまく説明するのが難しかった。でも、真剣に聞いてくれていたので、とてもやりやすかった」と話していた。
 農業体験は、武蔵野市の小中学生自然体験長期宿泊学習の一環。取り組み内容は学校ごと異なり、第三中学校では10年以上前から、毎年、同高で実施している。
 牛舎では牛のブラッシングを体験。初めて牛に触る中学生
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				町二区分館が・スミニ分館・ス、地域の元気は仲間づくりから  宮田村町二区分館は、気軽な形で地域の絆をさらに深めようと・スミニ分館・ス活動をスタートさせた。17日は第一弾として、健康づくりも兼ねて徒歩で地域の史跡めぐり。太田道雄分館長は「仲間づくりや地域の元気のきっかけになれば」と話している。 
 誰もが気軽に自由に参加できる形を模索したミニ分館。
 事前に区民にアンケート調査を行い、やってみたい活動、事業などを聞いた。
 料理教室やそば打ちなど20に及ぶアイデアが寄せられ、今後はそれらを基に月に2回程度開き、地域の活力にしていきたい考えだ。
 この日の史跡めぐりも、要望の多かった「歩け歩け大会」に地域を学ぶ要素を付け加えて実施。
 村教育委員会の小池孝さんを講師に約30人が中越区の石仏群、町区の旧宮田宿などに足を運び、心地良い汗をかきながら地元の歴史に関心を深めた。
 「公民館そして分館は色々なきっかけをつくる場。小人数でもいいと思う。さまざまな機会を提供できたら」と、太田分館長は期待を寄せる。
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				みそづくり 伊南こども劇場  駒ケ根市の伊南こども劇場(北村和枝運営委員長)は17日、飯島町田切の井口明夫さん宅で、恒例のみそづくりを行った。 
 会員親子約30人が参加。前日、昨秋、同地区で収穫した30キロの大豆を洗い、水に浸け、水分を十分含ませた。
 午前5時から、大釜で煮始め、午前9時に煮上がった。
 煮えた大豆は子どもたちも手伝い、みそ潰し機(チョッパー)に掛け、粗熱を取って、24キロのこうじと塩12キロを混ぜ、煮汁を加え、耳たぶほどの柔らかさにして、みそおけに仕込んだ。
 この後、各家庭に持ち帰り、直射日光が当らない暖かい所に置き、10月末まで熟成させると、手作りのみそが食べられるという。
 作業終了後、昨年の手作りみそを使った豚汁を囲んで昼食。「やっぱり、手作りみそは一味違う」と食も進んだ。
 初代会員で場所を提供している井口初江さんは「みそ作りは20年以上続いている伝統の行事。地元の大豆を使い、添加物を一切使わない手作りみそは、シンプルで昔ながらのあきのこない味。おけにササを敷くと、防腐剤代わりになる」。北村委員長は「普段できないことを、仲間と体験できる。大人との関わりで社会性、協調性も養われるのでは」と話していた。
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				ブナの観察会、東小4年  「お久しぶり」「また来たよ」-。中川村中川東小学校4年生(原正彦教諭32人)は16日、沢入山に出掛け、村天然記念物の推定樹齢600年、丸尾のブナを観察した。 
 同学級は2年生の時、生活科で今村葦子の童話「ブナの木シリーズ」を読み進める中で、中川村にも大きなブナの木があることを知り、ブナに会いに出かけた。以後、毎年新緑の頃、ブナの観察会を行っている。
 陣馬形林道沿いでマイクロバスを下りた児童らは山道を登り、樹高14・5メートル、目通り6・45メートル、東西22メートル、南北20メートルと枝を広げたブナの巨木に1年振りに再会。子どもたちは「元気だった、ぼくたちも元気だったよ」「また、会いに来たよ」とブナにあいさつ。
 この後、小鳥の声や、ブナの梢を渡る風の音に耳を澄ませながら、ブナを見つめて、静かに鉛筆を走らせ、写生をした。
 このブナは1469年、丸尾村の宮沢播磨源宗良が、御神木と定め、根元にほこらを建立し、諏訪神社からなぎかまのご神体を受け祭った。00年4月に村の天然記念物に指定された。
 原教諭は「毎年、この木にエネルギーをもらいに来ている。子どもたちはいつまでの同じ姿で自分たちを待っていてくれるブナと向き合い、変わらない貴さを感じているのでは」と話していた。
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				駒ケ根市体育協会評議員会、前会長などを表彰  本年度の駒ケ根市体育協会評議員会が15日夜、駅前ビル「アルパ」であった。前市長・中原正純氏が退任と同時に同会の会長を退任したため、1月から現在まで会長不在となっていたが、新会長にこれまで副会長を務めてきた北村四郎氏を選任。また、20年間会長を務めた中原氏に感謝状を授与し、競技団体理事を長年務めた小出啓策氏を表彰した。 
 本年度同協会は、各種スポーツ大会の開催、全国大会などの出場選手に向けた激励会開催などのほか、各種スポーツ教室を開催し、予算の有効活用に努めていく。また、これまで加盟しているが、具体的な活動がなかったサッカー、スケート、ラグビーの3団体の退会を承認した。
 表彰式で感謝状を受け取った前会長の中原氏は「時代が大きく変わる中、スポーツは心の豊かさを育むことにも繋がる取り組みだと考えている。自主的、主体的な運営のもと、駒ケ根市体協がますます発展することを願っている」と語った。
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				「篁」日本画展  伊那市、箕輪町、辰野町の日本画愛好家らでつくる「日本画 篁(たかむら)」(吉沢芳男会長、8人)は第15回作品展を伊那市生涯学習センター「いなっせ」2階の展示ギャラリーで19日まで開いている。花、風景、鳥や動物など、会員が思い思いに描いた作品27点を展示。訪れた人たちは日本画ならではの繊細な描写に感心しながら作品に見入っている。 
 吉沢会長は「篁は竹の群生を意味する。真っすぐ伸びて、地下ではしっかり根を張る竹にあやかろうと名付けた」という。
 「篁」は日本画家の故・三堀舜董さんの指導を受けた愛好家らが集まって30年前に発足した。現在は指導者を置かず、週1回の例会で仲間同士が楽しく作品を制作している。作品展は2年に1回開いている。
 入場無料。午前10時縲恁゚後6時(19日は午後4時)。
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				新茶を手摘み  中川村の中川西小学校で16日、恒例の全校児童の茶摘みを行った。児童らは正面玄関前など3カ所のお茶の木、約130本で1番茶の手摘みをした。今年も保護者や祖父母、地域の人々約20人が手伝い、隣接の片桐保育園園児も飛び入り参加した。 
 同校の茶畑は86年に、村道拡張に合わせ、道路沿いから学校敷地内に移植され、翌年、玄関に幼木を植栽。さらに、03、07年にも苗を植えた。
 今年は20日の予定だったが、新芽の伸びが良く、4日早めた。
 作業に先だって、用務員の西永真八郎さんが、黄緑色の新芽の全体、茎ごと摘む「普通摘み」を指導した。
 この後、児童らは唱歌「茶摘み」を口ずさみながら摘み始めた。
 6年生は初体験の1年生と並び、摘み方を丁寧に教えながら、作業を進め、たちまち、金属性のボールは新緑の茶葉でいっぱいになった。
 この日、摘んだ葉は、阿南町の製茶工場に持ちこみ、煎茶に加工され、祖父母参観日で味わったり、福祉施設、教育委員会などに贈られる。
 西永さんは「今年は遅霜の被害もなく、収量も多く、良いお茶になりそう」と期待していた。
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				町民手作りの「ふるさとの昔話第2集」発刊  民話の聞き取りから執筆、挿絵まで、飯島町民手作りの「ふるさとの昔話第2集」が完成。12日夜、町文化館で、飯島町郷土研究会の桃沢匡行会長から聞き取りや執筆、挿絵制作などの協力者に手渡された。 
 「ふるさとの昔話」は全230ページ、B5判、飯島町に伝わる「美しく心あたたまる昔話」47編57話を掲載し、全編にカラーで挿絵を入れ、小学生でも読みやすくした。
 第1章は歴史的な事実を踏まえた物語、第2章は民話的な話、第3章で町の歴史を分りやすく記した。
 第1章の中には高遠原に実際にあったマムシの毒を抜くために首だけだして埋められた「首だけ男」。「抜け参り」で伊勢神宮に向った勘太郎、家では大騒ぎ、葬式の相談をしている時、天狗にさらわれたことにして杉の梢から飛び降りた「空から降ってきた男」など、未発表の物語もある。
 第2章には「あんころ餅を食べた本尊様」「おかねさま」など、楽しい民話を掲載。
 第3章には「羊満水」「製糸落とし」「水戸浪士の通行」「満蒙開拓団」まで、江戸時代から戦後までの町の歴史の中から特筆すべき事柄を並べた。
 挿絵は町内の6人が
 担当、漫画チックな楽しい絵から、芸術性の高い切り絵、水彩画までそれぞれの作者の特徴が出ている。
 郷土研究会は1978年に「ふるさとの昔話第1集」を発刊。以来「第2集」をと、約30年間構想を温めてきた。県の「ふるさと支援金」を受け、昨年7月に、同会が呼び掛け、町内で昔話や読み聞かせに関心のある人、趣味で絵や漫画を描いている人など公募し、編纂会を立ち上げ、制作を開始した。20人が分担し、お年寄りからの聞き取りや執筆、物語に合わせて約50枚の挿絵も制作した。
 桃沢会長は「昔話を通じて、地域の歴史に関心を持ってほしいと願い発刊した。祖父母から孫に伝えられた昔話が、核家族化に伴い、伝承の手立てが失われつつある今、本書が少しでもその役割を果たすことができれば」と期待する。
 また、挿絵を描いた横田克年さんは「内容に合った絵を作ることが大変だった」。松村澄人さんは「人物の動きを表現するのが難しかった」と振り返る。 販売は飯島文化館、飯島陣屋、頒布価格2000円、300部限定。
 なお、挿絵原画展を6月1日まで文化館で開かれている。
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				FBC春花壇 長谷中が特別賞受賞学校花壇の美を競う、春の「フラワー・ブラボー・コンクール」中央審査結果は15日発表があり、県下16校から、伊那市の長谷中学校が2位の特別賞「文部科学大臣奨励賞」に輝いた。同中の特別賞受賞は05年度秋以来で、ここ数年は2季連続で優秀賞(3位)を手にしていた。 
 花壇は「Freedom(自由)」をテーマに、黄、赤、水色など5色のパンジーやヴィオラ計千株で鳥のつばさを表現。造園委員会(6人)の内山勇輝委員長(14)は「先輩や全生徒の協力があったから。この花壇を多くの人に見てもらいたい」と話している。
 今季は県下76校が参加し、地方審査で推薦を受けた16校が中央審査へ進んだ。上伊那からは長谷中のほか、南箕輪中と中川中が優秀賞を受賞した。
 特別賞を手にした長谷中の春花壇と造園委員会のみなさん
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				保育園春の遠足  宮田村の3保育園は15日、春の遠足を行った。年長園児はバスで松本市のアルプス公園、年中、年少園児は村内を散策。絶好の晴天に恵まれて、楽しむ子どもたちの歓声がこだました。 
 東保育園の年中、年少園児は元気に歩いて、町三区の斉藤診療所へ。さっそく所内にある公園でお弁当を広げた。
 ハート型の卵焼きに、顔をかたどったおにぎりなど見た目にも凝っていて、保育士もびっくり。
 心がこもった味に「おいしいよ」と子どもたちは満面の笑顔を広げた。
 滑り台やシーソーなど公園遊びも心ゆくまで。思い出をみやげに帰路についた。
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				「みやだの古木・名木」出版祝賀会  宮田村の宮田郷土研究会(小田切須賀雄会長)は、5年の歳月をかけて調査、編集した「くらしの中で育つみやだの古木・名木」の出版記念祝賀会をJA宮田支所で開いた。昨年秋の村文化祭などで販売して好評。「村の歴史遺産にふれてもらう契機になれば」と、会員相互に長年の労苦をねぎらった。 
 村内の200本以上を一本づつ丁寧に調査し、149本を収録。
 住民の視点もふんだんに盛り込んで、地域や暮らしと木の関係を見つめた貴重な一冊として完成した。
 祝賀会で小田切会長は「皆さんにご努力頂き、この喜びはひとしお。この本によって古木に対する認識も新たにして、守っていきたい」とあいさつ。
 来賓の新井洋一教育長は「村民にとって保存、伝承のきっかけになる大変意義のある事業」と語り、村の文化財保護に住民パワーで取り組む同会の活動に賛辞を送った。
 「みやだの古木・名木」に関する問い合わせは、村民会館85・2314まで。
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				県看護大大学生らの保育園での実習始まる  駒ケ根市にある長野県看護大学(深山智代学長)に通う4年生の保育園実習が13日、市内の保育園で始まった。そのうち赤穂保育園(高見洋子園長)には、鹿島舞さん(21)と酒井史江さん(31)が訪問。園児らとの交流を楽しみながら、この時期の子どもたちの特性などについて理解を深めた。 
 保育園実習は乳幼児期の子どもの成長発達や日常生活の行動の特徴を理解するとともに、子どもとのコミュニケーション、日常生活ケアの技術を習得することなどを目的として実施しているもので、今年は6月26日までの間、4年生42人が駒ケ根市内の5園の実習に臨む。
 赤穂保育園では、酒井さんが未満児クラスの「さくら組」で、鹿島さんが年少クラスの「こすもす組」で3日間を過ごすこととなっており、未満児クラスに入った酒井さんはこの日、少し戸惑いながら、子どもたちの着替えを手伝うなどした=写真。
 鹿島さんは「やっぱり子どもたちはかわいい。教科書でそれぞれの年齢に応じた発達段階などを習ったが、それにも個人差がある。そういうことをこの3日間の中で学べれば」と話していた。
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				箕輪中学校で強歩大会  箕輪中学校で13日、強歩大会があった。青空の下、男子は15キロ、女子は12キロの校外のコースを走った。 
 同校の強歩大会は今年で15回目。仲間と走り抜くことで、生徒たちに充実感を感じてもらうとともに、体力の向上を図る。
 コースは同校から西へ向い箕輪西小学校へ(男女共通)。男子はそこから北へ向かい下古田介護予防拠点施設で折り返す。女子は箕輪西小学校から南へ向かい富田グラウンドで折り返す。
 3年生男子からスタート。校庭から階段を駆け上がり、校門を抜けて校外へ。
 PTAや箕輪町交通安全協会員がコースに立ち、生徒たちが安全に走れるよう配慮。
 家の前で生徒たちが走る姿を応援する地域住民の姿も見られた。
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				箕輪中学校で強歩大会  箕輪中学校で13日、強歩大会があった。青空の下、男子は15キロ、女子は12キロの校外のコースを走った。 
 同校の強歩大会は今年で15回目。仲間と走り抜くことで、生徒たちに充実感を感じてもらうとともに、体力の向上を図る。
 コースは同校から西へ向い箕輪西小学校へ(男女共通)。男子はそこから北へ向かい下古田介護予防拠点施設で折り返す。女子は箕輪西小学校から南へ向かい富田グラウンドで折り返す。
 3年生男子からスタート。校庭から階段を駆け上がり、校門を抜けて校外へ。
 PTAや箕輪町交通安全協会員がコースに立ち、生徒たちが安全に走れるよう配慮。
 家の前で生徒たちが走る姿を応援する地域住民の姿も見られた。
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				村誌を読み学ぶ会が開講中川村公民館の「村誌を読み学ぶ会」が10日、中川文化センターで28人が参加し開講した=写真。 
 学ぶ会は村誌の完成を受け、3年前から、古代縲恣゙良平安、中・近世と読み進め、今年度は自然編、民俗編を学習する。
 初回は開講式に続き、自然編を執筆した林芳人さんが、自然編の特徴や苦労話などを披露した。
 この中で、林さんは「村にある植物を網羅し、村の植物図鑑に代わるものとした。調査に140日費やし、走行距離は1万4千キロにもなった。花の写真や咲く時期、植物の分布など掲載し、主な植物について、いつどこへ行けば見られるか記した」と話した。
 また、具体的に村指定文化財の「中西の桜」を挙げ、樹高や幹の周囲の測り方、樹齢の算出法などについて解説した。
 この後、雨の中バスで移動し、寺平宏さんの説明を聞きながら、竹の上の河岸段丘、横前北部の田切断層を観察した。