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祇園祭に向け始動
あばれみこしで有名な宮田村津島神社の祇園祭を運営する祭典委員会組織が決まり、28日夜、同神社社務所であばれみこしを仕切る「2年祭典委員」と、祇園囃子の屋台巡行を手掛ける「1年祭典委員」の合同会議があった。
会には両委員合わせて25人が出席、それぞれ当日(7月15日宵祭、16日本祭)までの準備計画を固めた。
2年祭典委員会は▽6月3日から「おんたけやま」の練習▽7月2日=みこしロープ張り、1・2年合同中間慰労会▽9日=みこし奉仕者との顔合わせ、Tシャツ・パンツ配布▽14日=サカキ配布▽15日=宵祭、大人みこし▽16日=神事、なおらい-など。
1年祭典委員会は▽6月11日=参加者集計、Tシャツデザイン検討▽7月1日から=屋台おどり練習▽2日=灯篭と市松修理、1・2年合同中間慰労会▽7日=PTAとの子どもみこし編成最終確認▽7月8日=Tシャツ、灯篭、丸扇配布▽8日=まつり全体会議▽14日=屋台用杉の葉切り▽15日=宵祭
また、会議に先立ち、祇園囃子の初練習もあり、小学生から高校生まで約50人が参加。祇園囃子の長老から、横笛や鉦、太鼓、鼓などの手ほどきを受け、「のぎすだれ」「越後獅子」「あげは」「華囃子」など4曲を練習した。 -
中川西小「さつき給食」
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五月晴れ、青葉、若葉の校庭で30日、中川村の中川西小学校は「さつき給食」、中川東小学校は「青葉給食」を行った。
この日の献立は、野外で食べやすいようにと、主食は「おにぎり」。ウィンナーや鶏肉、キュウリ、運びやすいようにと、牛乳は紙パック、デザートは子どもたちに人気のゼリーなど。
それぞれ、仲良し班で桜の木の下にシートを敷いて、給食を囲んだ。班長の「いただきます」のあいさつで、一斉に食べ始めた。
子どもたちは緑豊かな景色、おいしい空気と一緒に、給食を味わった。 -
父と子の冒険隊でもちつき
飯島町中央公民館の「父と子の冒険隊」の開講式ともちつき大会が29日、上の原のアグリネーチャーいいじまであった。来年2月8日まで全9回開き、川探検や基地づくり、そば打ち、料理、雪遊びなど自然の中でダイナミックに活動する。
9組25人の参加者を前に、宮脇館長は「今、父親の役割が問われている。年代的に忙しいと思うが、今の時期の子どもとの触れ合いは大切。父親の目で、男の目線で子どもを見て、子どもの生きる力を育てて」と開講あいさつ。
この日は御岳の笠松登山を予定していたが、雨のため中止し、もちつき大会。3キロを父子で協力し合ってつきあげ、きなこもちとあんこもちに調理し、触れ合いを深めながら、会食した。 -
伊那北高校吹奏楽部演奏会
宮田村の伊那北高校同窓会宮田支会(田辺道人会長)は28日、村民会館で、伊那北高校吹奏学部を招き、演奏会を開いた=写真。
県下でもレベルの高い同校の吹奏楽部の演奏を聞きたいという会員からの要望を受け、ホールの広さに合わせ、30人編成で演奏、会員を中心に百人が吹奏楽を楽しんだ。
なじみの「里の秋」でオープニング。軽快なマーチ「ARSENAL」、京都地方の民謡をアレンジした「竹田の子守り歌」パーカッションのリズミカル演奏が特徴の「コパカバーナ」で余韻を残して、演奏会の幕が下りた。 -
東小5年が田植え体験
総合的学習で米づくりを進める中川村東小学校5年生(小林久雄教諭、28人)は25日、学校南側の水田4アールで、保護者の手を借りながら、手植えによる田植え体験をした。
腰にびくを着けて、田の畦に集合した児童らは、児童の祖父、小川清美さん(美里)から「3、4本ずつ、12-13センチ間隔で、深植えしないように」と指導を受け、びくに15センチ前後に生育した「モチヒカリ」の中苗を入れ、田に引かれた線に沿って植えはじめた。
児童らは「足が抜けない」「水が濁って、線が見えない」などとにぎやかに作業を進めた。
今後、水管理は保護者と児童らが協力して行い、秋には稲刈りを楽しみ、収穫した米でもちをついて収穫祭を行う計画とか。 -
七久保小全校で飯ごう炊さん
飯島町七久保の七久保小学校は26日、千人塚公園で、全校児童163人が縦割りの21班に分かれ、恒例の飯ごう炊さんをした。
豊かな自然や人にかかわり、思いやりや協力する心を育むことがねらい。
この日は学校から歩いて同公園へ。公園では班ごと桜の木の下に陣取り、昼食づくり。
穴を掘って、かまどを作り、飯ごうに洗った米と水を入りて、火に掛けた。火は勢いよく燃え、児童らは後ずさりしながら、火の番をした。
献立はシーチキンカレーライス。児童らは火の通りをよくするために、ジャガイモやタマネギ、ニンジンを小さく切るなど工夫した。それぞれ、隠し味にチョコレートやチーズ、トウガラシ、ソースを加えるなど変化を持たせた。
児童らは「チョコレートを入れると甘くなる」「チーズ味のカレーにしよう」などと話ながら、高学年はリーダーシップを発揮し、班をまとめ、食事づくりを手際良く進めた。 昼食後は高学年は公園内のごみを拾い、マレットゴルフもした。低学年は川遊びを楽しんだ。 -
第12回進徳館の日記念式典
伊沢修二、中村不折などの偉人を輩出した高遠藩藩校・進徳館の教育を見直そう竏窒ニ27日、第12回進徳館の日が伊那市高遠町の高遠閣であった。約180人が集まり、古き良き教育からつくる明るい未来を考えた。
高遠の学を見直し、未来を担う子どもに進徳館教育を継承することを考えるために始まった取り組み。今年は、全国藩校サミットも同時開催したため、県外参加者も多かった。
伊東義人実行委員長は「新伊那市の誕生を契機に、さらに進徳館教育への理解を深めていきたい」と語った。
基調講話では、高遠北小学校の宇治正隆校長が講演=写真。「高遠の人が引き継ぐ基本的所作は児童にも継承されている」とし、同校の実践を紹介した。 -
藩主末裔ら集い全国藩校サミット開催
全国藩校サミットが27日、幕末の高遠藩校・進徳館のあった伊那市高遠町で開かれた。藩校のあった東北から九州まで24藩の藩主の末裔や藩校関係者をはじめ、地域住民ら総勢400人が参加。「進徳館精神を今、そして未来に」をテーマに、パネルディスカッションや講演などを通して、藩校教育の歴史と伝統を今後の教育や地域づくりに生かす方策を探った。
「文武両道」といった藩校精神に基づく教育の推進を行っているなど、現在、各藩校の伝統を継承し、活動している学校や団体の代表者11人がパネリストとなり、実践内容や今後の展望を発表。「先代の残した心の財産をもう一度見つめ直し、いかなる時代にも人間の本質を問い直すことが大切」と強調し、「地域づくり、人づくりの核となるような活動を進めたい」などの意見があった。
実学を重視した進徳館教育を実践する地元の高遠中学校の生徒と高遠高校の教諭が総合学習の活動内容を報告したほか、信州大学の笹本正治教授や二松学舎大学顧問の石川忠久さんがそれぞれ講演した。
このうち笹本教授は進徳館の心を現代に継承している高遠地域の活動を紹介。現代教育について「過去を軽く見すぎて、歴史の積み重ねの上に立っていることを忘れている」と指摘。「遠い未来を見つめながら遠い過去を振り返らなければいけない。先人たちの思いを受け継ぎ、難しいことをやる前に、まずは足元を固めることが大事だ」と主張した。 -
独特の伊那節を広めよう
伊那市の富県公民館(伊藤恒良館長)主催の今年度初の教室「富県正調伊那節踊り教室」が26日夜、同公民館で始まった。区民や高遠町、美篶のほか、箕輪町、南箕輪村などから32人が受講。富県独自の伊那節を広めようとの企画に、各地からの注目が集まっている。
区内の南福地、北福地に伝わり、それぞれで保存している「富県正調伊那節(踊り)」。地元小学校では運動会で児童たちが踊るのが習慣になっているが、両地区以外の大人には馴染みがないため、周知しようと企画した。
この日は、出だしの振付けなどが異なる両地区の踊りや歌い方を、それぞれの保存会員らが実践披露。受講生は、それらの微妙な違いをメモに取ったり、歌をテープカセットに録音したりと熱心に学んだ。
伊那公民館事業で地元民謡を学んでいる小林わかなさん(48)=伊那市上新田=は「2種類の踊りがあることは聞いていたが、1、2回では違いが分からない。富県の伊那節を学ぶ機会は今までなかったので、しっかりと覚えたい」とメモを走らせていた。
講座は毎月第4金曜日の午後7時縲・時で、来年3月までの全11回。次回からは本格的に歌と踊りを学習。8月ころから、希望者によって、同伊那節の三味線や太鼓の演奏方法を学ぶ。
受講希望などの問い合わせは、富県公民館(TEL72・2318)へ。 -
カヌーってすばらしいヨ!
伊那小学校6年智組(北澤夏樹教諭)でつくる「美和湖探検隊」と、NPO法人「美和湖倶楽部」は6月19縲・4日、同小学校集会室である、カヌー製作セミナーの参加者を一般募集している。19日まで。
総合学習で木製カヌーを作り、美和湖(伊那市長谷)で遊び、水質検査などの活動を展開する智組は、完成品の機能の高さを感じ、大勢の人にカヌーの良さを広めようと企画した。
講師は児童と同NPO法人理事のカヌービルダー・簔口健二さん。参加人数に合わせて2縲・艇を、一日3時間を目安に6日間で製作し、完成品は希望者に売却する。
北澤教諭は「カヌー製作については特別な技術は必要ありません。やる気だけお持ちください」と呼びかけている。
午後6時縲・時。参加費千円。持ち物、身支度は軍手と汚れていもよい服装。問い合わせは伊那小学校6年智組担任の北澤夏樹教諭(TEL0265・72・5205)へ。
製作するカヌーの詳細は、NPO法人「美和湖倶楽部」ホームページ http://www1.inacatv.ne.jp/~miwa/ -
高遠藩主鳥居忠春の知られざる功績
古文書解読の久保村覚人氏が末裔と対面へ
きょう全国藩校サミット会場で・ス悪政・スのイメージが強い高遠藩主鳥居忠春公(在城1636竏・662年)が、実は新田開拓や井筋開削に深い理解を示していたことを古文書から読み取り・ス善政・スの事実を広く世に伝えようとしている伊那市文化財審議委員で伊那古文書研究会長の久保村覚人さん(78)=伊那市荒井区=と、鳥居家16代当主の鳥居明さん=鎌倉市在住=が27日、伊那市内で初めて顔を合わせる。鳥居さんは伊那市高遠町で27、28日に開く「全国藩校サミット」に参加するため来伊。「悪政の面だけが伝わっていて気の毒」とする久保村さんと感激の対面となる。
鳥居氏は、保科正之公と交代する形で山形から高遠へ。減封された石高を回復させるため幕府の御用に励むあまり、領民には過酷な年貢を課すなどの悪政を施したとする史書が多い。
久保村さんが解読した鳥居氏・ス善政・スに関係する主な古文書は台帳2冊。いずれも十数年前に荒井区の旧家で見つかった。
一冊には、当時の西伊那部村(現伊那市荒井区・西町区・小沢区など)の荒地を「家中新田(かちゅう・しんでん)」の技法を使って農地に変えた功績が、もう一冊には伊那市の小沢川水系の最大井筋「原田井」を開削した経緯が記されている。
久保村さんによると、「家中新田」は当時の信濃国内では初めて導入された開発技法で、家老らに荒地の開発を一任し、新たな農地から得られた収益の一部を藩に納めさせる仕組み。「努力しただけ自分たちの報酬になるところは、今の地方分権の構造に似ている」と久保村さんは説明する。
そのほか、高遠領と飯田領の境界をめぐって70年続いた紛争を鳥居氏が解決したことを示す古文書や絵地図(いずれも写し)も久保村さんが保管している。
久保村さんはこれらの資料を基に鳥居公の功績を郷土誌などに発表してきたが、郷土史家の矢島太郎さん(79)=伊那市美篶=の仲介で一昨年、高遠藩筆頭家老として鳥居公に尽くした高須源兵衛の子孫で、いまだに鳥居家とは家族同然の付き合いをしている高須信昌さん(85)=佐久市在住=との文書での交流が始まった。
久保村さんは「地元では鳥居忠春公のイメージは良くないが、古文書資料でそれが変わればありがたい。悪政の判断資料の一つに挙げられている『徳川実記』の関係記述部分を疑問視する説もある」としている。
8月には鳥居、高須両家が再び伊那を訪れ、忠春公が開削した原田井を久保村さんの案内で視察する。 -
中学生が園児に読み聞かせ
宮田村の宮田中学校2年生は本年度、近くの中央保育園を訪ね、園児に絵本の読み聞かせを行っている。普段の学校生活とは違った生徒の表情がみられ、積極的に園児とふれあう姿も。今後は絵本を手作りし、夏休み前後に読み聞かせたいと張りきっている。
26日は2年3組が同保育園を訪問。「小さい子は苦手」「時間が持つかな?」と話す生徒もいたが、ふれあうなかで不安はすぐに吹っ飛んだ。
園児をひざの上に乗せて、読み聞かせする男子。一人ひとりの目を見ながら、やさしく話す女子もいた。
仲良くなったら園庭へ。サッカーしたり、砂遊びしたり、時間はあっという間。
「学校じゃ考えられないような姿。学校生活になじめない生徒も、存在感を発揮しています。みんなに見せてあげたい」と川村みゆき教諭は目を細めた。
この交流は家庭科単元の「家族と家庭生活」の一環で、毎年2年生が同保育園を訪問。生徒は手製のおもちゃで園児を喜ばすなど、ふれあってきた。
昨年、読み聞かせを初めて行ったが、生徒のいきいきとした表情、行動に川村教諭は着目。本年度は読み聞かせを主体にして、手作り絵本にも挑戦する。
同保育園の関礼子園長は「たてのつながりが乏しい現代社会。受け入れ、受け入れられる喜びを、園児も生徒も素直に感じているのでは。楽しみながら思いやりの心が育めば」と話した。 -
保育園で参観日
宮田村3つの保育園は25日、本年度初めての保育参観を行った。園児の給食風景なども見学。友人らと元気に生活する、我が子の姿を見守った。
西保育園では、保護者会の呼びかけで交通安全教室もあわせて実施。親子一緒になって意識を高めた。
給食参観では、モリモリ食べる子どもたちの姿に、保護者も自然と満面の笑顔。
入園から2カ月近く経過した年少園児も元気一杯で、家庭にいる時とはまた違う我が子の成長を見つめていた。 -
図書貸し出し、幼児と保護者世代で大幅減
宮田村図書館は25日までに昨年度の利用状況をまとめ、貸し出し冊数は前年度比6%減の4万8028冊だった。特に6歳までの幼児と、その保護者世代にあたる20代、30代の貸し出しの落ち込みが顕著。10代の中学、高校生世代は逆に増加した。村教育委員会は他市町村の貸し出し状況を調査する考えもあり「さらに図書館を利用してもらえるよう、PRしていきたい」と話している。
6歳未満の貸し出し冊数は前年度比28%の大幅減。6縲・1歳も3%減だった。
その保護者世代にあたる20代は19%減、30代も11%減だった。
逆に、12歳縲・4歳は14%増、15歳縲・7歳も5%増、18歳縲・9歳は61%と大幅に増加。
40代、50代は3%減とほぼ横ばい、60代以上は8%増%だった。
図書館長も兼ねる新井洋一教育長は「図書館も開館から7年経過して、読みたい本がひと通り行き渡った部分もあるのでは」と説明する。
村の図書館購入費は、厳しい村財政の影響を受けてここ数年減少傾向。
開館当初は500万円以上の予算が盛られたが、本年度も昨年度とほぼ同じ370万円(雑誌、新聞購入含む)だ。
それでも図書館側は各種本の特集コーナーを設けたり、お楽しみ会を定期的に開くなど、利用促進に努力を続けている。 -
東伊那小でプール清掃
駒ケ根市の東伊那小学校(小川清美校長)で25日、児童らがプールの清掃を行った。照りつける強い日差しの下、児童らは水着の上にTシャツなどを着て水を抜いたプールに入り、たわしやぞうきんを手にしてたまった泥や落ち葉などをきれいに取り除いた=写真。児童らは時折水の掛け合いっこなどをしながら「早く泳ぎたいな」などと明るい笑顔で話し合っていた。
清掃は23日に行う予定だったが、天候の影響で延期していた。同小のプール開きは6月14日の予定。 -
上伊那教育会総会
上伊那教育会は24日、06年度定期総集会を伊那市の県伊那文化会館で開いた。06年度事業計画の報告や会員発表があり、信州大学工学部の遠藤守信教授の講演「創造力を育む」を聞いた。
本年度は、博物館的な施設としての活用を目指す旧上伊那図書館の具体的な検討を伊那市教育委員会などと共に始める。また、老朽化の進む上伊那郷土館にある所蔵品をデータベース化し、目録・考察をまとめた本を出版する取り組みを進める。
内外に開かれた教育を促進するため、地域住民に対して教育会イベントへの参加も促していく。
諏訪博会長は「急速な社会の変革に伴い、子どもたちも多様化している。画一的な指導ではなく、子どもたちの良さを見出して伸ばしてあげるよう取り組みが求められている」と語った。
会員らによる合唱もあり、参加者を楽しませた。
本年度の役員は次のみなさん。
◇会長=諏訪博
◇副会長=保科勇
◇議長=酒井照明
◇副議長=高橋緑
◇監事=白鳥彰政、赤羽康徳 -
伊那市子育て支援センターで講座始まる
伊那市の子育て支援課は23日、西町区城南町の竜南子育て支援センターで本年初めての子育て講座「離乳食から幼児食へ」を開いた。市内の未就園児とその母親の7組が訪れ、食事にかんする知識を学び、悩みなどを同支援課の栄養士らに相談した。
この日は、離乳食や幼児食の味付けや堅さの目安、箸の持ち方のコツなどを栄養士が説明。食材の好き嫌いの悩みについては「周りの大人が『おいしい』と食べれば、子どもはまねをして食べる」と助言した。
生後1歳5カ月の長女・光璃ちゃんと一緒に訪れた、風間裕子さん(37)=伊那市境=は「娘が小麦粉のアレルギーなので、米粉を使ったパンケーキの作り方を聞いてみたい」と栄養士に直接、相談をしていた。
子育て講座は親が子育てについて学んだり、親同士の交流を深める場。来年3月まで、市内3カ所の子育て支援センターでそれぞれ月1回、計33回の講座を予定している。
30日は、上の原子育て支援センターで「つくってあそぼう」をテーマに簡単な手作りおもちゃで遊ぶ。問い合わせは市子育て支援課(TEL78・4111、内線2322)へ。 -
トマトの苗植え
中川村の片桐保育園の年長園児ら26人は23日、近くの畑に繰り出し、トマトの苗約30本を植え付けた。
同園は、野菜づくりを保育の柱の1つに据え、5アールほどの畑を借り、年長児を中心に、4月からジャガイモやウグイス菜、豆類など数種類の野菜苗を植え、毎日、当番で水やりに通うなど、管理している。
この日は食品メーカーから提供された加工用トマトの苗を1人1本ずつ植え付けた。
約5メートルのうねを4本立て、協力し合ってマルチを敷き詰め、手で植え穴を開け「早く大きくなって、いっぱいトマトがなるように」と願いながら、丁寧に植え付け、水を掛け、名札も付けた。
このほか、オクラやナス、ピーマンなど15本の苗も植え付けた。 -
伊那部宿を考える会が定期総会
伊那市西町の伊那部宿跡の調査研究、管理にあたる伊那部宿を考える会(会員108人、田中三郎会長)は21日、伊那部宿集会所で総会を開いた。
同会は昨年4月から、全面改築が終了した旧井澤家住宅の一般公開をしてきた。夏休み中の8月には400人を超える利用があったものの、秋から冬にかけては月当たりの利用が100人を割る時もあり、利用者の少なくなる時期をどうするかが課題の一つとなっている。
そのため本年度は、旧井澤家住宅でのはた織り実演などに取り組み、特に利用の少ない小中学生の利用を増やすことを目指す。
はた織り機は市内の民家から譲り受けたものを使用する予定。小中学校の体験学習がある7月ころから実演を始めたいとしている。
また、昨年に引き続き文化祭、骨董市などの催しを多数企画し、集客増員を目指す。 -
日本棋院上伊那支部が総会と囲碁大会
日本棋院上伊那支部(会員約80人、神田福治支部長)は21日、06年度総会と記念囲碁大会を伊那市西春近のサンライフ伊那で開いた。大人から小学生まで約40人が参加し、日ごろ鍛えた腕を競い合った。
本年度同支部は、子どもを対象とした囲碁教室の充実強化などに取り組みながら、会員相互の親ぼく、棋力向上に努めていく。ジュニア世代に囲碁を浸透させることで、その親にまで囲碁に親しむ機会をもってもらいたいと考えている。
囲碁は相手の動きを読みながら自分の出方を考えなくてはならないため、子どもの情操教育にも効果を発揮し、社会に出たときの立ち居振舞いを身に付けることができるという。
記念大会は、3段以上のA級、2級以下のB級に分かれて一人5戦ずつ対戦。鋭い指し手で対戦相手の大人を負かす小学生棋士もいた。
対戦結果は次の通り。
◇A級(25人)(1)松井幹雄(4段、辰野高校2)(2)知久善明(3段、東部中1)(3)八木敏雄(3段)(4)荻原理機弥(5段)
◇B級(15人)(1)田中千翔(1級、西春近北小6)(2)山崎洸(7級、南箕輪小6)(3)保科信雄(初段)(4)田中宏道(5級、西春近北小2) -
伊那小2年生 保護者と一緒に「ドラゴン踊り」練習
伊那まつり(8月5、6日)の市民おどりに参加する、伊那小学校2年生・太陽っ子学年(4クラス、126人)と保護者らは23日の参観日、本番で披露する「ドラゴン踊り」の練習を一緒にした。
5月中旬から当日までの間、児童たちは総合学習の時間を使い全10回の練習、保護者は夜間に全4回の練習をする。本番は総勢約300人で連をつくり、伊那市の中心商店街などを練り歩く。
伊那まつりおどり振興会のドラゴン踊り指導員、山岸洋子さん=同市上ノ原=が児童たちにも分かりやすいよう、「太陽」「月」などの形に例えて振付けを指導した。
小牧弘季君(7つ)は「いっぱい練習して踊りをばっちりにしたい」と本番に向けて熱中。母親の千詠子さん(35)は「保護者と子どもたちで一緒に踊れるのが楽しみ」と練習に励んでいた。
山岸さんは「自由に伸び伸びと自分を表現することを楽しんでほしい」と話していた。 -
箕輪町文化センター付属劇団「歩」 公演に向け練習
箕輪町文化センター付属の劇団「歩」は23日夜、6月の第3回定期公演に向け、舞台けいこを始めた。今までの中で上演時間が最も長い2時間の作品に挑戦。それぞれ学業や仕事に従事する団員らは、公演前日までの連夜に及ぶけいこに熱中している。
02年の結成以来、上演してきた作品は03年「夕鶴」、05年「銀河鉄道と夜」で、それぞれが1時間ほどの劇。今回は長めにやりたいと、15本ほどの作品を読み合わせた中、「おもしろ」と団員らの意見が一致した喜劇「パレード旅団」(鴻上尚史作)を披露する。
作品は、いじめにさらされている少年らと、崩壊にさらされている家庭の2つの世界が、交差していくあらすじ。演出家の飯島岱さん(62)=箕輪町上古田=は「一人2役を演じる役者らが、同時進行するこのドタバタ劇をどのように演じきるかをご覧ください」と魅力を語る。
団員数は結成から参加している高校生や社会人のほか、新入団員など上伊那の12人。
旗上げ当初から出演している高校1年の堀口沙耶さん(16)=箕輪町=、高校3年の浦野美樹さん(18)=同町=はいずれもテスト、受験勉強の合間をみての練習。堀口さんは「中学1年生からやってきた成長した演技を見せたい」と意気込んでいる。
伊那西高校で演劇部に所属していた倉田恵理さん(18)=辰野町=は、卒業後の今年、憧れの「歩」に入団。「初作品になる公演を思い出になるよう頑張りたい」と練習に一番乗りし、けいこに励んでいる。
第3回定期公演は6月3、4日の2日間、箕輪町文化センターである。入場料は大人千円、高校生以下500円。開演は3日が午後7時(開場6時30分)、4日が午後4時(開場3時30分)。問い合わせは、同文化センター(TEL70・6601)へ。 -
経ヶ岳で自分を磨く 南箕輪中強歩大会
順延になっていた南箕輪中学校の「第54回経ヶ岳強歩大会」が23日あった。標高差1300メートル、約9キロ登山道の「完歩」タイムを競う伝統行事。心身を鍛えながら、村の広大な森林や眼下に広がる河岸段丘などの自然環境を自分の目で確かめた。
午前7時10分、大芝高原プール前の駐車場をスタート。くもり空の下、少し肌寒さを感じながら、生徒394人がそれぞれのペースで8合目(標高2153メートル)にあるゴールを目指した。
2合目地点は2年前の台風で沢があふれ、一部の登山道が崩れてしまっていたが、県の治山事業で新しい橋の設置などの整備が施され、生徒らの歩みを助けた。
次第に急勾配になっていく斜面に、真っ赤な顔で足をふんばり進む子もいれば、「去年はこんなに急だったっけ」と立ち止まり、一息付いてから歩き出す子もいた。
1位の男子は2年連続で清水広武君(3年)、女子は立石ゆきえさん(3年)だった。 -
人気のヨガで健康に
宮田村公民館のヨガ講座が23日、全8回の日程で村民会館で始まった。人気の健康法に、各年代の女性たち30人が参加。腹式呼吸で体を動かし、心身ともにリフレッシュした。
国際ヨガ協会長野伊那学園長の三澤裕子さんが講師。「難しいポーズとかに挑戦するのではなく、まず、おなかが動く呼吸で自律神経を整えましょう」と指導した。
参加者は若者から中高年まで幅広く、腰痛や肩こりなどで悩んでいる人も。
ゆっくりと呼吸しながら、関節や手首、足首などを柔軟にほぐし、血流の改善などにも取り組んだ。
「呼吸が深くなる空腹の時に、ヨガをやるのが最適。毎日継続することも大切です」と三澤さんは話した。 -
新茶を手摘み
中川村の中川西小学校で23日、恒例の全校児童の茶摘みを行った。児童らは正面玄関前など3カ所のお茶の木、約130本で1番茶の手摘みをした。
同校の茶畑は86年に、村道拡張に合わせ、道路沿いから学校敷地内に移植され、翌年、玄関に幼木を植栽。さらに、03年にも苗を植えた。
今年は4月に寒い日もあり、新芽の伸びが遅れたため、予定を1週間延ばした。
作業に先だって、用務員の西永真八郎さんが、黄緑色の新芽の全体、茎ごと摘む「普通摘み」を指導した。
この後、唱歌「茶摘み」のBGMが流れる中、児童らは歌を口ずさみながら摘み始めた。
6年生は初体験の1年生と並び、摘み方を丁寧に教えながら、作業を進め、たちまち、金属性のボールは新緑の茶葉でいっぱいになった。
この日、摘んだ葉は、高森町の製茶工場に持ちこみ、煎茶に加工され、祖父母参観日で味わったり、福祉施設、教育委員会などに贈られる。 -
元気っこ講座とお話会
中川村文化センターで20日、公民館の親子わんぱく教室(元気っ子講座)の「ダチョウの卵でホットケーキづくり」と図書館の「お話会」を同時開催した。
調理室では、10組の親子がエプロン姿で、村内のダチョウが生んだ、特大1・2キロの卵を使って百人分のホットケーキづくりに挑戦。卵と牛乳、ホットケーキミックスをさっくり混ぜ、ホットプレートいっぱいに伸ばし、ふんわりとスタンダードタイプの大きなホットケーキを焼き上げた。
集会室では幼児すこやか学級の親子ら80人が参加し、大型絵本の読み聞かせ「ぐりとぐら」。こちらは大きな卵を割って、カステラを作るお話し。調理室からは甘くクリーミーな匂いが漂い、子どもたちは「生つばごっくん」。ほどなく、ホットケーキが焼き上がり、「お話会」も終了。大きなホットケーキは人数分に切り分けられ、みんな一緒に「いただきます」。 -
緑いっぱいほのぼの劇場に40人
飯島町の風の谷絵本館で20日、「緑いっぱいほのぼの劇場」があった。約40人が来場し地元七久保の子どもたちの新作人形劇や、横浜のお母さんたちのコーラス、大道芸など多彩なプログラムを楽しんだ。
七久保の子どもたちでつくるげんきげんきクラブの人形劇「なぞのどうぶつ森パート(2)なぞかめんはだれだ?」でスタート。犬やウサギ、ゾウ、クワガタなどかわいい動物が登場し、会場はほのぼのムードに包まれた。
次いで、ピンクとグリーンの皿を持って登場した「楠の木学園」のみき&あずさ、失敗も愛きょうで舞台を盛り上げ、最後に、初出演のミュージックブーケ。横浜市ゆかりの「赤い靴」、七久保小にも大切に保管されている「青い目の人形」など、フルートやキーボード伴奏で7曲を披露し、会場から大きな拍手が贈られた。 -
ダチョウの卵でホットケーキづくり
中川村文化センターで20日、公民館の親子わんぱく教室(元気っ子講座)の「ダチョウの卵でホットケーキづくり」と図書館の「お話会」を同時開催した。
調理室では、10組の親子がエプロン姿で、村内のダチョウが生んだ、特大1・2キロの卵を使って百人分のホットケーキづくりに挑戦。卵と牛乳、ホットケーキミックスをさっくり混ぜ、ホットプレートいっぱいに伸ばし、ふんわりとスタンダードタイプの大きなホットケーキを焼き上げた。
集会室では幼児すこやか学級の親子ら80人が参加し、大型絵本の読み聞かせ「ぐりとぐら」。こちらは大きな卵を割って、カステラを作るお話し。調理室からは甘くクリーミーな匂いが漂い、子どもたちは「生つばごっくん」。ほどなく、ホットケーキが焼き上がり、「お話会」も終了。大きなホットケーキは人数分に切り分けられ、みんな一緒に「いただきます」。 -
上伊那地区PTA指導者研修会
小中学校のPTA本年度役員などを対象とした上伊那地区PTA指導者研修会が21日、伊那市東春近の春富中学校であった。約200人が参加し、PTA活動に臨む心構えや各校のPTA活動などについて意見交換をした。
新しく役員になった父兄の不安解消や資質向上などを目的とした研修会。前年度PTA役員を経験した保護者によるオリエンテーションやテーマごとに分かれた分科会が行われた。
「PTA活動について語ろう!」と題したオリエンテーションでは、4人のパネラーが活動を通して感じたことや課題などについてディスカッションを展開。パネラーからは「PTA活動は役員のためのものではなく子どもたちのためにあるもの。活動を楽しんでいる姿を見て、子どもたちも育つ」といった意見を始め、前向きにPTA活動を楽しむ姿勢が大切であることを訴える声が多く挙がった。また、一人でやるわけでなく、地域や仲間と共に作り上げていく大切さが語られた。
分科会では、「各校の取り組み」「子どもと読書」など、さまざまなテーマに分かれて意見を交わし、それぞれへの見識を深めた。 -
箕輪町の保育園で「英語あそび」始まる
箕輪町の本年度新事業「保育園英語遊び」が22日、町内の長岡、おごち保育園の両園で始まった。英国ロンドン出身の英語講師のファーガス・ケリーさん(32)=伊那市=が各園で、体を動かしながら英単語を学ぶ、楽しい授業を繰り広げた。
同新年度事業は、ネイティブスピーカーを招き、英語や異文化にふれ、国際感覚豊かな子どもを育てる目的。町内の9保育園の年長12クラスが、年間平均20回、月2回のペースでケリーさんから英語を学ぶ。
おごち保育園では、日常のあいさつや「座る」「飛び跳ねる」などの動作、動物の名前などの簡単な英語を学習。ケリーさんはユーモアある冗談や身振りを交え、園児たちと一緒に室内を掛け回るなどして、外国語に対する苦手意識を打ち払っていた。
子どもたちは「英語が難しかったけど楽しかった」「帰ったらお母さんに教えてあげる」などと授業を満喫した様子。ケリーさんが園から帰る時には玄関まで見送り、次回の英語あそびを待ち望んでいた。