-
中尾歌舞伎 29日の定演に向け稽古
中尾歌舞伎保存会の春季定期公演が29日に行われます。 本番を間近にひかえ会員らは稽古に熱が入っています。 26日は伊那市長谷の中尾座で稽古が行われました。 今回の演目は「人情噺 文七元結(にんじょうばなし ぶんしちもっとい)」です。 ばくち好きの男、長兵衛とその娘で父の借金を返すために身売りするお久など江戸時代の町民の気質と人情が表現されています。 中尾歌舞伎は江戸時代にはじまり地域の人たちにより、伝えられていましたが、太平洋戦争で一旦途絶えてしまいました。 しかし地元の若者が昭和61年に復活させ平成18年に伊那市無形民俗文化財に指定されています。 中尾歌舞伎の春季定期公演は今月29日金曜日、午後1時30分から伊那市長谷の中尾座で行われます。 伊那ケーブルテレビでは公演の模様を122チャンネルで生中継します。
-
東部中学校 信州型コミュニティースクール発足
伊那市の東部中学校で22日、地域・生徒・保護者が一体となって学校づくりをすすめる「信州型コミュニティースクール」の発足会が開かれました。 発足会には、東部中の生徒とボランティア支援員19人が出席しました。 東部中学校は、県がすすめる信州型コミュニティースクールで、市内で唯一中学校のモデル校として2年前に指定されました。 信州型コミュニティースクールは、地域・学校・保護者が一体となって学校づくりを進めるもので、東部中では、読み聞かせや食育、部活動などの6分野で地域の人が支援員として配置されます。 地域コーディネーターの武田登さんは「地域の人も皆さんの人生の先輩です。様々な人と触れ合い体験しながら部活動や学力向上の指導を受けてください」と話しました。 生徒会長の城倉優雅さんは「受験生としてとても心強く思います。常に感謝の気持ちを忘れずに勉強や部活動を頑張りたいです」と話していました。
-
元青年海外協力隊橋本さん講演会
元青年海外協力隊のメンバーでシリアに派遣されていた橋本幸江さんの講演会が、19日に伊那市のいなっせで開かれました。 講師を務めた橋本さんは現在46歳で飯田養護学校の教諭です。 平成14年から1年8か月の間シリアに派遣され、現地で知的障害者の指導に当たってきました。 講演では「シリアで出会った人々と生活」をテーマに、イスラム教徒の断食の時の町や礼拝堂の様子、一夫多妻制であることなど文化の違いについて紹介しました。 橋本さんは、「シリアは親日国で出会った人達みんなに親切にしてもらった。向こうでの生活を通して、日本の素晴らしさを再認識し、日本人であることへの誇りが生まれた」と話していました。 講演会はまほらいな市民大学の講座の一環で開かれ、およそ120人が話を聞きました。
-
十沢地蔵尊例大祭
箕輪町長岡の十沢地蔵尊の例大祭が24日に行われ、多くの人が訪れました。 このお地蔵さま。自分の悪いところをさわるとご利益があるとされていて、訪れた人たちは、しきりに足や腕をさすっていました。
-
長谷小学校 1年生と友達になる会
伊那市長谷の長谷小学校で22日、1年生と友だちになる会が開かれました。 今年度、長谷小学校には12人が入学しました。 6年生の児童会を中心に2週間程前から会の計画を立ててきました。 始めに、1年生の自己紹介が行われ、「長谷小学校では勉強や歌を頑張りたい」など、1人ずつ抱負を発表しました。 その後、学校に関するクイズや、フラフープを使ったゲームなどが行われました。 酒井謙一校長は「長谷小学校には楽しいことがいっぱいあります。早く全校のみんなと仲良くなって楽しい学校生活を送りましょう」と一年生に呼びかけました。 長谷小学校では、5月に全校児童が参加するよもぎ採りが行われる予定です。
-
華道家元池坊伊那支部創立70周年記念花展
華道家元池坊の伊那支部創立70周年を記念した花展が22日から伊那市の伊那商工会館で始まりました。 会場には伊那支部の会員の作品115点が展示されています。 「立花砂之物」というこの作品は、桜やつつじ、祝い事の時に用いる松などを使い、伊那谷の春の風景を表現しています。 池坊伊那支部は昭和22年に発足し今年創立70周年を迎え、上伊那におよそ400人の会員がいます。 展示初日の今日はたくさんの人が会場を訪れ作品を鑑賞していました。 華道家元池坊伊那支部創立70周年記念花展は25日まで伊那市の伊那商工会館で開かれています。 なお、24日からは作品が入れ替わり、前後半合わせて230点の作品が展示されます。
-
伊那西小でキノコの菌打ち体験
伊那市の伊那西小学校の児童が18日にキノコの菌打ちを体験しました。 キノコの菌打ち作業には伊那西小学校の全校児童64人が参加しました。 伊那西小学校は、平成元年から自然と触れ合い環境への理解を深めるみどりの少年団の活動を行っています。 毎年初めにキノコの菌打ち作業があり、今年も児童は慣れた手つきで作業を行っていました。 二木栄次校長は「自然の中で仲間と一緒に生活し、これからもいろんなことを学んでほしい。」と話していました。 伊那西小学校では、今年は全国植樹祭やみどりの少年団の交流会への参加を予定しています。
-
イタリアのオペラに参加する高校生が指揮者と初練習
5月21日に伊那文化会館で上演されるイタリアのオペラに南信の高校生が合唱団として出演します。 17日、本番で指揮を行う高関健さんとの練習が行われました。 伊那北高校、伊那弥生ヶ丘高校、伊那西高校、高遠高校など伊那市や南信地域の高校生、約80人が合唱団としてオペラに参加します。 本番で指揮をする高関さんは、今回のオペラのオーケストラ、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の指揮者をつとめています。 オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」は田舎の騎士道という意味で、2組の男女の愛憎劇を描いた作品です。 1幕、およそ1時間の作品で、初めてオペラを鑑賞する人にもわかりやすいよう、舞台上のスクリーンに物語に合わせた映像を投影し日本語の字幕も出ます。 オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」は5月21日に伊那文化会館で上演される事になっていて、現在チケットを販売中です。
-
はらぺこでみそづくり
伊那市東春近の野外保育園山の遊び舎「はらぺこ」で、みそづくりが行われました。 20日は、園児と保護者40人ほどが参加してみそづくりが行われました。 はじめに、去年作ったみそで、キュウリを味わいました。 山の遊び舎はらぺこでは、毎年、自分たちで味噌を作っています。 21日に煮た大豆を、すり鉢に入れて、子どもたちがつぶしていきました。 つぶした大豆は、塩と麹と混ぜてみそ玉にし、1週間ほど寝かせた後、樽に仕込みます。今年は11キロ弱を仕込みます。 はらぺこでは、「一昔前はどの家庭でも味噌を作っていた。生活のリアリティを子どもたちにも感じてもらいたい」と話していました。 みそは来年2月ごろ完成する予定で、おやつやおかずにして味わうということです。
-
新山小 交通安全教室
伊那市の新山小学校で交通安全教室が開かれ、児童が通学路の歩き方や自転車の安全な乗り方について教わりました。 20日は全校児童28人が参加しました。 1・2年生は学校周辺を歩き、道路の渡り方などを教わりました。 交差点や横断歩道では、自動車が来ないことを確認したら、道を渡る事などを警察官や地域の人達に教わっていました。 校庭の模擬コースでは、3年生から6年生が、自転車の乗り方を教わりました。 指導した市の職員は、自転車に乗る前にヘルメットは必ずかぶりブレーキがきくか確認して下さいと話していました。 髙見真実校長は「交通安全教室をきっかに、普段の生活から意識して実践してほしいです」と話していました。
-
全国学力テスト 上伊那でも
全国すべての小学6年生と中学3年生を対象にした全国学力テストが19日、実施されました。 このうち伊那市の伊那北小学校では、6年生79人がテストに臨みました。 全国学力テストは、平成19年度から文部科学省が行っています。 県内では小学校と中学校合わせて555校で実施され、伊那ケーブルテレビ放送エリア内すべての小中学校でも行われました。 19日は、国語と算数・数学のテストが行われました。 全国学力テストは、各市町村の教育委員会が学校別に成績を公表できますが、伊那市・箕輪町・南箕輪村の教育委員会ではこれまで学校別の公表はしていません。 テストの結果は文部科学省が夏頃にまとめる予定です。
-
台湾の高校生が伊那西高校の生徒と交流
台湾の高校生が19日、修学旅行の一環で伊那市の伊那西高校を訪れ、部活動などで交流しました。 この日は、台湾の2つの高校から53人が伊那西高校を訪れました。 伊那西高校が台湾の生徒を受け入れるのは今回が初めてです。 この日は授業や部活動で交流しました。 去年、インターハイで優勝した新体操クラブには5人が参加し、リボンを使った技に挑戦しました。 台湾では、新体操を専門に行っている部活動はほとんどないということで、今回体験した5人も初めての経験となりました。 また書道部の教室では、自分の名前や好きな食べ物を中国語や日本語で書きました。 中には「今日のディナー」と伊那西高校の生徒に説明しながら蕎麦を書いた生徒もいました。 主催した一般社団法人信州・長野県観光協会では、毎年台湾の高校生との交流を積極的に勧めていて、去年は県全体でおよそ40校の受け入れがあったということです。 20日は伊那弥生ヶ丘高校でも受け入れが予定されています。
-
伊那市山寺に伝わるやきもち踊り奉納
上伊那各地で春の例大祭が行われています。 伊那市山寺に伝わる「やきもち踊り」が17日、白山社八幡社合殿で行われました。 やきもち踊りは、伊那市山寺に伝わる祭りで、県の無形民俗文化財に指定されています。 正確な起源は分かっていませんが、今からおよそ200年前には行われていたということです。 やきもち踊りは例大祭で奉納されるもので、地元住民でつくる保存会の会員30人が踊り手となり披露します。 踊りは前踊り、中踊り、後踊りの3回で、合間にアユの塩焼きを食べながらどぶろくを飲み、キセルで刻み煙草を吹かします。 どぶろくの酔いが回り足元がおぼつかなくなると、観客から冷やかしの言葉を浴びていました。 3回目の踊りが終わると、踊り手は鳥居の外に逃げ、遅れた人には厄がつくとされています。 歌の終わりが近づくにつれて、踊り手は鳥居のそばに集まり、終わると一斉に鳥居の外に飛び出しました。
-
東春近田原の白山社で例祭 演芸奉納
100年以上続くとされる伊那市東春近田原の白山社の例祭が16日に行われ、お囃子や獅子舞などの演芸が奉納されました。 午後5時に、田原の住民が田原囃子を奏でながら、白山社まで練り歩きました。 園児は山車をひいて、小学生と大人は笛や太鼓を鳴らし、祭りの開幕を住民に知らせます。 東春近田原の白山社例祭は毎年4月に行われていて、その歴史は100年以上だと言われています。 囃子方が到着すると、住民が神楽殿に集まってきました。 神楽殿では、こども囃子の演奏や、田原囃子保存会による獅子舞など、およそ20の演芸が奉納されました。 白山社氏子総代によりますと、近年田原では、結婚や出産の機会に白山社を訪れて報告をする若者も増えているということで、これからも地区全体で白山社を守っていきたいということです。
-
伊那東大社で浦安の舞奉納
伊那市の伊那公園内にある伊那東大社の例大祭が16日に行われ、小学生が浦安の舞を奉納しました。 浦安の舞を奉納したのは、伊那東大社の氏子となっている 中央・日影・境・上新田・下新田・上の原の6つの区から選ばれた小学6年生の児童16人です。 巫女は中学2年の4人が務めました。 浦安の舞は、戦前の昭和15年から毎年欠かさず奉納されていて、世界の平和と地域の繁栄・五穀豊穣を願っているということです。 児童は3月からおよそ1か月かけて練習を重ねてきました。 伊藤光宣宮司は「それぞれの地域に伝わる伝統文化を後世に伝えていってもらいたい」と話していました。
-
クロスペンアカデミー開講 寄藤文平さんが講演
伊那北高校の薫ヶ丘クロスペンアカデミーが16日開講し、箕輪町出身で伊那北高校OBのアートディレクター寄藤文平さんが講演しました。 寄藤さんは、広告のアートディレクションやブックデザインを中心に活動していて、たばこや電車のマナー広告などを手掛けています。 講演では、自身の仕事について話をしました。 寄藤さんは、「水のおいしさを伝えるときに“この水はおいしいですよ”というのではなく、“喉が渇いていませんか”といった方が伝わる。どう表現するか考えるのがアートディレクターの仕事」と話していました。 マナー広告については、「マナーを守りなさいという広告では伝わらない。相手を悪者にしないで、気づきを伝える内容にしました」と説明していました。 講演会は同窓会やPTAが開いているもので、全校生徒およそ700人が寄藤さんの話に耳を傾けていました。
-
箕輪西小の児童がキノコの菌打ち作業体験
箕輪町の箕輪西小学校の児童が14日にキノコの菌打ち作業を体験しました。 キノコの菌打ち作業を体験したのは、箕輪西小学校の4年生19人です。 作業体験は、子ども達が自然と触れ合い環境への理解を深める、みどりの少年団のふるさと学習の一環として行われました。 児童は、最初に説明を受けたあと2人1組のペアに分かれ菌打ちをしました。 指導にあたった地元住民らがナラの木の切り株に電動ドリルで穴を開け、その穴になめこの菌を打ち込んでいきました。 児童は、切り株を押さえながら力を合わせて作業に取り組んでいました。 菌が打ち込まれた切り株は、校庭に埋められ、1年半後に収穫し、給食などで味わうということです。
-
女声合唱団「吾木香」がスイスのアカペラ合唱団と合同演奏
伊那市の女声合唱団「吾木香」とスイスのアカペラ合唱団の合同演奏が15日、伊那市のいなっせで行われ団員が歌を通して交流を深めました。 女声合唱団「吾木香」は去年2月に発足したもので団員およそ30人が今回の演奏に向け練習を重ねてきました。 合同演奏はスイスのアカペラ合唱団「ヴォカペラ・ヴェッティンゲン」の創立30周年を記念した日本の演奏旅行で行われたものです。 スイス在住で合唱団の指揮者、太刀川昭さんが静岡県出身ということもあり団員が日本での演奏を希望し太刀川さんの知り合いを通じて音楽活動の盛んな伊那市での演奏が決まりました。 合同演奏では東日本大震災復興ソング「前へ」が日本語で歌われました。 演奏会では2つの合唱団が合わせて25曲を披露しました。 会場にはおよそ300人が集まり澄んだ歌声に聞き入っていました。
-
清水庵で井上井月を偲ぶ吟行
伊那市とゆかりのある俳人井上井月を偲ぶ吟行が13日に伊那市手良中坪の清水庵で行われました。 吟行には井上井月を偲ぶ句会のメンバーなど7人と長野県シニア大学俳句指導者の羽場桂子さんが参加しました。 清水庵は、井月が句会を行った場所と言われていて、その時の句とされる「旅人も我も数なり花ざかり」の句碑があります。 参加者は境内を散策しながら俳句を作りました。 俳句が完成すると近くの集会場に場所を移し句会が開かれました。 井上井月を偲ぶ句会の髙橋忠さんが「井月を偲ぶ句会の初音かな」、「鐘の音に桜散るなり清水庵」などと参加者が作った句を詠みあげました。 句評をした羽場さんは、「吟行はその時見たものが季語になる。同じ景色を見てもそれぞれ感じ方が違うからおもしろい。」と話していました。 吟行は毎年春か秋に行われていて今年で15回目となります。
-
伊那市と韮崎市が文化交流
伊那市と山梨県の韮崎市との文化交流会が12日に伊那市高遠町の高遠城址公園で開かれました。 文化交流会ではまず、韮崎市文化協会の会員など関係者およそ120人が公園内の新城藤原社で神事を行いました。 新城藤原社は、武田信玄の4男武田勝頼の弟仁科五郎盛信を祀っています。 武田家との縁で昭和49年から伊那市と韮崎市の文化交流会が開かれ、今年で42回目です。 神事の終わりには韮崎市文化協会詩吟部のメンバーが、桜を題材にした詩吟を奉納しました。 神事に続いて伊那市の伊那芸術文化協会と孤軍高遠城伝承会、韮崎市文化協会がそれぞれの地域の踊りなどを披露しました。 秋には、伊那市から関係者が韮崎市で行われる祭りに参加します。
-
老松場古墳群で有識者による検証会
伊那市東春近にある老松場古墳群で9日に有識者らによる検証会が行われました。 その結果これまで双円墳とされてきた古墳が、前方後円墳もしくは前方後方墳であることがわかりました。 検証会には県内の古墳研究者などの有識者と地元住民合わせて32人が参加しました。 有識者らは、古墳の高さや時代背景などの観点から、古墳の種類について検証していました。 老松場古墳群は7基の古墳からなり、第1号古墳はこれまで円形が二つ並ぶ双円墳であるとされていました。 去年東春近小学校の6年生が第1号古墳を測量した結果、前方後円墳である可能性が高いことがわかり今回検証が行われました。 第1号古墳が前方後円墳なら上伊那で2例目、前方後方墳なら上伊那で4例目となります。 今後はより細かい調査を行ない、作られた年代などの検証を進めていくということです。
-
高遠石工の石仏 ライトアップ
伊那市高遠町の建福寺に並べられている西国三十三所観世音菩薩のライトアップが9日に行われました。 ライトアップされたのは江戸時代後期の高遠石工、守屋貞治の最高傑作とされる西国三十三所観世音菩薩です。 観世音菩薩は建家に安置されていて普段正面には格子状の木枠がはめられています。 ライトアップは高遠石工の作品の保存や調査を行っている高遠石工研究センターがその表情などがよく見えるようにと試験的に行ったものです。 訪れた人たちは高遠石工研究センターのメンバーから守屋貞治やその作品について説明を受けていました。 高遠石工研究センターでは建福寺の了承を得る中で通年のライトアップや足場の改善などに取り組みたいとしています。
-
東京芸大学長がバイオリン指導
将来音楽家を目指す子どもたちを対象とした東京芸術大学の早期教育プロジェクトが9日伊那市のいなっせで行われました。 早期教育プロジェクトでは澤和樹東京芸術大学学長がバイオリンの公開レッスンを行いました。 このプロジェクトは子どもたちの可能性を発見し伸ばしていこうと平成26年から始まったもので、これまでに全国各地の県庁所在地など大都市で開催されてきました。 今回は伊那市高遠町出身で東京芸術大学初代校長、伊澤修二の縁で地方では初めて行われることになりました。 公開レッスンでは伊那市に住む子ども3人を含む合計7人が1人ずつ40分間、澤学長から指導を受けました。 澤学長は「弓は包み込むように持つと柔らかい音が出ます。」「弦は指の押さえを軽くすると動きがよくなります。」などとアドバイスしていました。 会場にはレッスンを受ける子どもの保護者や音楽関係者などが集まり指導の様子を見守っていました。 澤学長は「多くの子どもたちは音楽を趣味にとどめてしまっている。このプロジェクトにより音楽に関わる人生という夢を支援していきたい。」と話していました。
-
伊藤好幸さん 日本舞踊の発表会題材に写真展
伊那市山寺に住む写真愛好家、伊藤好幸さんの作品展が、伊那市の伊那中央病院で開かれています。 会場には、日本舞踊の発表会の模様を写した作品30点が展示されています。 伊藤さんは、昭和10年頃に市内で写真店を経営していた祖父の影響で、30歳から60歳で定年退職するまでフィルムを現像する仕事をしていました。 現在も趣味で写真を続けています。 毎年4月に伊那中央病院の1階ギャラリーで作品を展示しています。 今回は、去年9月にいなっせで開かれた日本舞踊の発表会を題材にしています。 富県を拠点に活動している日本舞踊の教室で、毎年記録写真を撮影しているという事です。 伊藤さんの作品展は30日(土)まで伊那中央病院1階のエレベーター前で開かれています。
-
信大農学部の学生が羊の毛刈り体験
南箕輪村の信州大学農学部の学生が7日に大学内で飼育している羊の毛刈りを体験しました。 毛刈りを体験したのは動物資源生命科学コースの2年生44人です。 最初に竹田謙一准教授から羊の扱い方やバリカンの使い方などの説明があった後、実際に学生が毛刈りを行いました。 学生たちは初めての作業にとまどいながらも力を合わせて毛刈りを行っていました。 羊の毛刈りは実習の一環として毎年1回この時期に行っていて、刈った毛は希望者に譲られるということです。
-
箕輪進修高校 入学式
箕輪町の箕輪進修高校の入学式が6日行われました。 新入生133人が高校生活をスタートさせました。 今年度、箕輪進修高校に入学したのは、男子105人、女子28人の、合わせて133人です。 クリエイト工学科に40人、普通1部に50人、2部に31人、3部に12人が入学しました。 花岡 秀樹校長は、「自分なんてこんなものと思わないで、意欲的に取り組むことで新たな自分を発見できる。自分探しの旅を始めてほしい」と式辞を述べました。 普通科1部の中坪 壮汰さんが宣誓しました。 箕輪進修高校は、平成20年から多部・単位制を導入しています。 1部から3部までのいずれかに所属しますが、目標に応じたカリキュラムで学習することができます。 昼前から授業が始まる2部と、夕方から授業が始まる3部は、4年間での卒業が基本となっています。
-
有賀君 世界児童画展で特別賞
伊那市西箕輪の小学校1年生の有賀亮輔君の描いた水彩画が世界児童画展で特別賞を受賞しました。 4日は父親の有賀正(まさ)利(とし)さんと亮輔君が市役所を訪れ白鳥孝市長に特別賞受賞を報告しました。 特別賞を受賞した水彩画です。 保育園で読んだ聞かせをした絵本を基に、主人公の象になってなにをやりたいかをイメージして描いた作品です。 白鳥市長は「色使いにセンスを感じる。」と亮輔君をほめ、「伊那市の保育が実を結びうれしい」と話していました。 父親の正利さんによりますと亮輔君はコツコツと物事を行うタイプで、自宅でもよく絵を描いているという事です。 小学校の入学式を2日後に控えた亮輔君は「小学校でも大好きな動物の絵を描きたいです」と話していました。 世界児童画展には国内外から7万2千点あまりの応募があり、亮輔君の作品は上から3番目の特別賞を受賞しました。
-
東春近保育園 新しい園舎で初めての入園式
伊那市内の保育園で4日、一斉に入園式が行われました。 このうち東春近保育園では、保育園の統合により建てられた新しい園舎での初めての入園式が行われました。 未満児を含む72人の新入園児が、保護者に手を引かれ入園式の会場に集まりました。 東春近保育園は、東春近中央保育園と東春近南部保育園の統合により新築されました。 中央保育園の園児は1月からこの園舎を利用していましたが、南部保育園の園児は4日から新しい保育園での生活が始まりました。 東春近保育園の開園式に続き入園式が行われました。 唐澤はる代園長は、「新しい保育園で元気に遊びましょう」と園児たちに呼びかけました。 統合により東春近保育園の未満児を含む園児数は、4月4日現在で156人となり、市内では竜東保育園の195人に次いで2番目に人数の多い保育園となっています。 入園式が終わると教室に戻り初めてのおやつを楽しみました。 年少園児は来週末まで午前中のみの保育となっていて、18日から通常保育が始まります。 なお、箕輪町と南箕輪村の保育園では、5日に一斉に入園式が行われます。
-
伊那北高校ジョイントコンサート
伊那北高校の音楽部と吹奏楽部合同の「第37回ジョイントコンサート」が3月24日に伊那市の伊那文化会館で開かれました。 コンサートは第1部と第2部に分かれ、音楽部と吹奏楽部がそれぞれ演奏を披露しました。 第2部の最後には、全員で演奏が行われました。 「JOYラジ」と題したラジオ番組風の演出で曲紹介がされ、「アンパンマンのマーチ」などが演奏されました。 ジョイントコンサートは部活動の発表の場として毎年開かれていて、今年は76人の部員が出演しました。 会場に集まった人達は演奏に聴き入っていました。
-
井上井月の句 短冊など新たに見つかる
伊那市にゆかりのある俳人井上井月の句を書いた短冊などが新たに見つかり、井上井月顕彰会が30日に記者会見を開きました。 新たに見つかったのは、井月が伊那谷に定着することを決意した句が書かれた短冊など9点です。 短冊の他に、扇子や柱掛けに句が書かれています。 これらは、中川村の旧家に所蔵されていたもので、持ち主の岐阜県に住む男性から連絡があり、顕彰会が譲り受けたということです。 井上井月の句は全部でおよそ1800句あると言われ、毎年少しずつ見つかっていますが、保存状態が悪かったり紛失していることも多く、貴重な遺産を守るため顕彰会では、今後句の収集を事業として取り組むことを発表しました。 井上井月顕彰会では今後基金を集めるなど広く市民や行政に働きかけ収集活動を行っていくということです。