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伊那商工会議所 「将来ビジョン特別委員会」 立ち上げ
伊那商工会議所は、リニア中央新幹線の開通など、新しい時代の産業振興に地域の意見を取り入れようと「将来ビジョン特別委員会」を立ち上げました。 12日、伊那商工会館で「将来ビジョン特別委員会」の1回目の会合が開かれました。 委員会は、会頭、副会頭を含む商工会議所の議員19人で構成されています。 新しい時代の産業振興を図るため「街づくり」「商工業の振興」「観光や食の振興」などの課題に取り組み、多くの人が伊那市を訪れ、定住してもらうためのビジョンを策定します。 この日は、4人の有識者などを招き、意見やアイディアを聴きました。 伊那市観光協会い~なガイドの会の武田宏さんは「伊那に来てもらうには、自分の街をよく知ること、好きになること、何を求めて来るのかよく聞くことが必要」と話していました。 委員会では、今月中に2回意見をきく場をもうけ、来年3月の策定を目指すとしています。
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伊那市空き店舗48件 新規出店者を支援へ
伊那市は、中心市街地の空き店舗対策として、新たに店を始める人に対して改修費の補助を行う考えです。 伊那市議会6月定例会の一般質問が11日行われ、市側から事業の概要について説明がありました。 市が去年秋に、山寺、坂下、荒井、西町、中央を対象に行った空き店舗調査によりますと、聞き取りを行った306件のうち15.7%にあたる48件が空き店舗でした。 現在営業を続けている258店舗のうち、およそ三分の二が営業を続けていきたいと回答していますが、そのうちの半数が後継者がいないということで、市では今後も空き店舗が増えていくと予測しています。 そこで市では、空き店舗の解消に向け新たに店を始める人を対象に改修費用の補助を行う計画で、今議会に300万円の補正予算を盛り込みました。 市では、4月に任命した地域起こし協力隊と連携し、空き店舗の利活用推進を図りたいとしています。
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ユネスコエコパーク 11日深夜登録か
伊那市は11日の深夜に登録の可否が決まる、南アルプスのユネスコエコパークと、9月に開かれる日本ジオパーク全国大会に向けて、ジオパーク・エコパークサポーター講座を11日、伊那市創造館で開きました。 サポーター講座は伊那市世界自然遺産登録推進室が地元の山や川など自然と繋がる暮らしを地域の人や子どもたちに伝えてもらう応援団になってもらおうと開いたものです。 講座には、伊那市を中心に上伊那から14人が参加しました。 この日は、伊那市世界自然遺産登録推進室の藤井利衣子さんが講師をつとめ、ジオパークとエコパークの基礎について説明しました。 藤井さんは、「ジオパークの開始時期はエコパークに比べまだ新しく、2006年。エコパークは1972年からある」などと話していました。 伊那市世界自然遺産登録推進室の春日博実室長は、「日常生活の中で多くの人たちに、南アルプスの魅力を発信して欲しい」と受講者にお願いしていました。 エコパーク正式登録は、11日の深夜、スウェーデンで開かれるユネスコの理事会で審議され、正式決定される見通しです。 サポーター講座は今月22日にも予定されていて、9月までに月に2回のペースで開かれる計画です。 伊那市世界自然遺産推進室では、「要望があれば、地域の公民館や集会所でも講座を開きたい」としています。
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西駒山荘 7月中の完成目指す
伊那市が老朽化に伴い建て替えを進めている中央アルプスの西駒山荘は、7月中の完成を目指し急ピッチで作業が進んでいます。 中央アルプス将棊頭山直下にある標高およそ2690メートルの西駒山荘は、5月下旬から作業が始まりました。 山荘の周りにはまだ雪が残っています。 歴史的価値の高い石室部分を残し木造部分の建て替えを進めています。 建物の骨組みが完成し現在は、壁や扉などを入れる下準備が行われています。 9日は、伊那市の職員2人が西駒山荘を訪れ建設状況などを確認しました。 柱にはヒノキが使われていて屋根部分にはスギや湿気に強いアメリカ産の松が使用されています。 1階は食堂や厨房、管理人室などで、2階部分は40人が宿泊できる客室が設けられます。 大工7人が寝泊りをしながら作業を行っています。 山荘管理人の宮下拓也さんです。 大工達の食事を朝昼晩作っています。 出来たての温かい料理を囲み一休みです。 毎日、情報交換をしたり天気予報を確認しながら作業にあたっています。 西駒山荘は、7月中の完成を目指しています。
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飲食店組合と山小屋組合 連携
伊那市飲食店組合と山小屋組合は登山客やジオパーク見学者など山を訪れた客を街に呼び寄せようと9日、南アルプスについて研修を行いました。 これは、伊那市飲食店組合と山小屋組合が連携を図ろうと行われたものです。 街にきた観光客を、散策や、避暑地として山に案内し、山を訪れた登山客には地元の食べ物や、お酒がある街に、互いに案内し合うというものです。 この日は、飲食店組合の組合員が山の魅力を学ぶため研修が行われ、南アルプス林道バスで歌宿まで行きました。 ジオパークガイドの片桐勝さんがジオパークについて説明していました。 片桐さんは、「南アルプスの多くの山はもともと海の底にあった。日本列島の土台を作ったプレートが作り出した貴重な地質を観察する事ができる」と話していました。 歌宿では、山の名前や気候についての説明がありました。 北沢峠こもれび山荘の竹元直亮さんは「山で一泊、街で一泊を実現できるよう連携をとっていきましょう」と挨拶しました。 帰りは南アルプスの植物の説明を受けていました。 出席者は、南アルプスの自然を写真におさめたりしていました。 今月24日には第3回企画検討会が予定されていて、夏山シーズンに向けて具体的な話し合いが行われます。
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しんわの丘ローズガーデン バラ祭り開幕
伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンのバラ祭りが7日から始まりました。雲が立ち込めるあいにくの空模様でしたが色とりどりのバラの花が訪れる人たちを出迎えていました。 広さおよそ9千平方メートルの敷地に、172種類、2160株のバラが植えられ秋まで花を楽しむことができます。 今は、甘くさわやかな香りが特徴の「ホワイトクリスマス」という品種や、バラ科の植物では珍しく葉にふが入る「紅(くれない)」が見ごろを迎えています。 7年目となった今年は、29日までの開催で、例年と同様、土日・祝日の周遊バスの運行も計画されています。 バラ祭りでは、苗の販売やバラの育て方相談なども行われていて、訪れた人たちが色や種類を品定めしながら購入していました。 今日は、市や観光関係者、観光客などおよそ100人が見守るなか、中川泰(ゆたか)実行委員長の合図でバラ祭りがスタートしました。 式典で、白鳥孝伊那市長は、「花、山、食を観光の三本柱に高遠のバラを発信していきたい」と挨拶しました。 バラ祭りは29日までで、入園料は一人200円、中学生以下は無料となっています。
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南ア林道沿いで帰化植物除去へ
南アルプスの高山植物を守る活動をしている南アルプス食害対策協議会は、この夏に南アルプス林道沿いで帰化植物の除去作業を行います。 6日市役所で開かれた協議会の総会で決まりました。 南アルプス林道沿いでは、ヨーロッパや北アフリカなどが原産のビロードモウズイカや北アメリカ原産のヒメジョオンなどの帰化植物が確認されています。 7月までに生育分布範囲のデータを集め検証し、7月下旬から8月10日頃にかけて除去作業を行います。 帰化植物の抜き取り作業は、南アルプス林道沿いの戸台大橋から歌宿までの間で実施します。 平成20年度から設置していて効果をあげている仙丈ヶ岳馬の背の防鹿柵は、今年度馬の背上部の5か所に総延長203メートルを新設する計画です。 協議会では、去年129頭のニホンジカを駆除しましたが、信州大学農学部の竹田謙一准教授は、「馬の背に設置したセンサーカメラには、去年8月に100頭を越えるシカが写っている。22年度と比べて2割から3割程度減っているが、さらに効果的な方法の検討も必要だ」と話しています。 会長の白鳥孝市長は、「南アルプスが国立公園指定50周年の今年、高山帯がどういう状況に追い込まれているかを広く発信していきたい」とあいさつしました。
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信州い~んだにフェス2014初開催
伊那市西春近の伊那スキーリゾートで伊那市の景色を見ながら音楽を楽しむイベント、「信州い~んだにフェス2014」が6月1日、初めて開かれました。 信州い~んだにフェスは伊那青年会議所が子どもからお年寄りまで「3世代を一つに」をテーマに今年初めて開いたものです。 地元西春近の小出太鼓をはじめ、伊那市や箕輪町、南箕輪村の4校の吹奏楽部が演奏しました。 このうち箕輪中学校吹奏楽部は、アニメーションのテーマ曲など3曲を演奏しました。 人気アイドルグループの曲では、振り付けのパフォーマンスも有り、観客が手拍子で盛り上げていました。 会場では、伊那商工会議所青年部による、県内産の鹿肉を使った、馬鹿旨焼きうどんが販売され親子連れが味わっていました。 醤油などで味付けした焼きうどんに、鹿と馬の肉をすき焼き風に煮込んだものをかけています。 主催した伊那青年会議所では、「このイベントを、地元の景観を見つめ直す機会にして欲しい」と話していました。
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バラまちフェスタスタート
伊那市の中心市街地で、1日から1か月間、バラまちフェスタが行われます。 期間中は、バラにちなんだ様々なイベントが催されます。 初日の1日は、バラづくり入門教室がセントラルパークで行われました。 アルプスバラ会代表で園芸家の春日千定さんがバラの育て方を講習しました。 会場では、東日本大震災の被災地を支援する苗の販売もありました。 バラまちフェスタは、花を通じて商店街の活性化を図ろうと、2011年から始まり今年で4年目です。 4軒でスタートした中心市街地でのバラの栽培は、今年11年目で、250人、1,000鉢に増えました。 今年は、8日にフリーマーケットやコンサートなどが計画されているほか、8日から30日まで山寺エリアでは、バラ肉を使った丼ぶり、「バラ丼」めぐりもあります。 このほか、期間中は、バラのスイーツの提供やギャラリー展示、手作りアート教室も開かれる予定です。 実行委員会では、「伊那市の中心商店街は、日当たりや風通しも良くバラには適していて、他の地域より開花が早い。県内で最も早いバラ祭りだと自負しているので、多くの人に楽しんでもらいたいたい。」としています。
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上伊那4月の月間有効求人倍率
上伊那の4月の月間有効求人倍率は、3月を0.05ポイント下回る0.90倍でした。 新規求人数は、1,279人で去年を25.1パーセント上回りました。 新規求職者数は、1,105人で去年を7パーセント下回りましたが、3月に比べ336人、43.7パーセント上回りました。 求人は好調でしたが、新年度にあたり求職者が増えたため、4月の月間有効求人倍率は、0.90倍で3月を0.05ポイント下回る結果になりました。 ハローワーク伊那では、求人倍率は、3月を下回ったが、求人件数は改善傾向にあることから「雇用情勢は、改善の傾向が見られるが、依然厳しい。」とコメントし、「足踏み状態である。」とした3月のコメントを上方修正しました。 また、正社員の求人が増えていることも明るい傾向と見ています。
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伊那市観光フォトコンテスト 最優秀賞決まる
伊那市の魅力をテーマに昨年度募集した「伊那市観光フォトコンテスト」の審査会が30日、伊那市役所で行われ、5部門それぞれ1点の最優秀賞が決まりました。 花・自然部門には、駒ヶ根市の太田秀男さんの作品「薄暮に浮かぶ城址公園」が選ばれました。 イベント・祭り部門には、宮田村の佐伯英徳さんの作品「伊那路を駆ける」が選ばれました。 観光地・文化施設等部門には、駒ヶ根市の春日芳人さんの作品「さわやか鳩吹公園」が選ばれました。 南アルプス部門には、愛知県名古屋市の宮下文彦さんの作品「山行」が選ばれました。 特別部門には、伊那市富県の小林兼久さんの作品「清々しい夏の美和湖」が選ばれました。 作品は、58人から215点の応募がありました。 最優秀作品は、観光パンフレットやホームページに活用されることになっています。
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リニア県民調査 期待は「知名度」と「観光」
長野県世論調査協会が行ったリニア中央新幹線に関する県民意識調査によりますと、開業による伊那谷へのメリットについて、4割を超える人が、知名度アップ、観光客の増えることに期待しています。 これは、長野県世論調査協会が、3月13日から4月8日にかけて、20歳以上の800人を対象に郵送調査で行ったもので、64.8%の回収率でした。 リニア中央新幹線の安全についは、信頼できる・ある程度信頼できるを合わせると45%が安全だと回答しています。 品川~名古屋間の86%が地下トンネルで、運転士は不在であることを知っているは31%で、68.2%が知らないと回答していて、構想が現段階では浸透していないとしています。 開業によるメリットについては、複数回答で、飯田・伊那谷の知名度アップが48.1%、観光客が増えるが42.2%、飯田線など新駅アクセスの交通整備が進むが31.8%となっています。 開業により心配なことについては、新駅周辺のみが発展し既存商店街は沈滞するが43.3%、信州の自然環境が悪くなるが36.8%などとなっています。
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レンジでチン!いなかっぷローメン販売
電子レンジで調理する即席タイプのローメンが伊那市御園のアクセス通り沿いにあるラーメン大学伊那インター店で販売されています。 発売から1か月余り。その本格的な味にファンも増えつつあります。 その名もいなかっぷローメン。 ラーメン大学伊那インター店を経営している有限会社コマックスが開発しました。 麺・マトンとキャベツ、ソース、パッケージデザインまで全てオリジナルで、完全上伊那産にこだわりました。 3年ほど前から構想をあたため、去年9月頃から本格的に開発に着手。 上伊那郡内の製麺所と試行錯誤を重ね、ようやく納得できる味に仕上がり4月6日から販売を始めました。 いなかっぷローメンは、ワンカップ580円で、伊那市御園アクセス通りラーメン大学伊那インター店で販売されています。
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獣害対策など3つの柱 研究・調査
農業を基本に新たな産業づくりを目指す伊那谷アグリイノベーション推進機構は今年度、獣害対策や伝統野菜の継承、規格外の野菜や果物の有効活用の3つを柱に研究や調査を行います。 20日は、信州大学農学部で総会が開かれ今年度の事業計画が示されました。 今年度の重点課題として伝統作物の探索、健康・長寿や新しい産業に結びつく未利用資源の調査研究を進めます。 活動の3つの柱として昨年度に引き続き、ニホンジカの被害を軽減するため個体数の管理やシカ肉の加工、流通、食品開発を目指し産業化への道筋を検討します。 新たに地域の伝統野菜を掘り起こし、健康効果や地域の特性、由来など歴史的背景を調査し、商品開発につなげる研究会を立ち上げます。 また、台風などで傷がついた果物や規格外の野菜などを有効活用して今、注目されている植物成分ポリフェノールを抽出して医療の分野の新製品を開発します。 今年度は、夏と冬にシンポジウムを開催する他、鹿肉の加工調理法の体験講座なども予定しています。 伊那谷アグリイノベーション推進機構は信大農学部で行っている研究を活用し産学官が連携し産業の開発や発展を目指し去年10月に設立されました。
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南ア国立公園指定50周年記念特集⑨
【平山】「『春の小仙丈ケ岳に行こう!』ということでこもれび山荘管理人の竹元直亮さんと、スタッフの狩野俊一さんに案内してもらいます。宜しくお願いします。竹元さん。春の小仙丈ケ岳の魅力はどんなところですか?」 【竹元さん】「仙丈ケ岳は駒ヶ岳と比べると雪が多く残る山なので冬山ほど気象条件は悪くなく雪山が楽しめると思います。」 竹元さんは、学生時代に山岳会に所属していて豊富な経験を持ちます。 春の山は危険も伴うということで、初心者は上級者と一緒にいく必要があります。 今回は、私達初心者にペースを合わせてゆっくりしたペースで登山してくれました。 会話を楽しみながら歩くのが「ゆる山」の鉄則だそうです。 4合目から5合目の間に、第一の関門があります。 【竹元さん】「両側が落ちているこういうところを立地というんでけど、狭いので1回と止まって装備を確認してみてください」 恐る恐る立地を越えていきます。ちらりと横を見ると断崖絶壁。もしも踏み外せば命はありません。 【竹元さん】「落ち着いて。蹴りこみながら、一歩一歩作りながら歩いていく感じで」 4合目を抜けた辺りで視界が開け、東駒ヶ岳や栗沢山などが一望できました。 【平山】「なんだか嬉しいです。今日始めてこんな風に山の姿を見ることができて」 5合目を抜けてしばらく歩くと樹林帯が終わります。 森林限界まで来ると、一面銀世界となり、これまでと景色が一変しました。 小仙丈直下の急登と呼ばれる最後の難関です。 初心者にはまっすぐに切り立つ崖に見えます。 【平山】「これ本当に登るんですよね?壁みたい。大丈夫かな」 登り始め、後ろを振り返るとその急勾配に足がすくみます。 【狩野さん・竹元さん】「着きました」 【平山】「オー。小仙丈ケ岳。着きました。着きました。2,864メートルです!」 3人でハイタッチをして登頂を喜びました。 【平山】「すごい眺めだな~本当に。」 【竹元さん】「北岳、仙丈ケ岳のカール、中央アルプスも見えます。八ヶ岳も見えてます。」 【平山】「本当、初体験なんで、こんな景色見たことないですね。ちょっと感動しちゃうな~」 3人で記念に万歳しました。 【竹元さん】「南アルプス国立公園指定50周年おめでとうございます。バンザーイ」 【竹元さん・狩野さん・平山】「バンザーイ」 初体験の春山登山。自らの足であるき到着した小仙丈の山頂からは、山々が織り成す奇跡の眺望が広がっていました。
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南アルプス エコパーク登録へ
文部科学省は、ユネスコの国際諮問機関が南アルプスのエコパーク登録を勧告したと15日発表しました。 文部科学省内にあるユネスコの国内委員会が去年9月に南アルプスのエコパーク登録を申請していました。 エコパークは、生態系の保全と持続可能な自然と人間社会の共生を目的としてユネスコが登録しています。 現在、117か国、621の地域が登録されていて、日本では、志賀高原や屋久島など5か所です。 南アルプスは、長野、山梨、静岡3つの県の10市町村にまたがり、面積は、30万ヘクタールです。 エコパーク正式登録は、6月にスウェーデンで開かれるユネスコの理事会で審議され、正式決定される見通しです。
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ローメンファンからまちおこし団体へシフト
伊那の名物ローメンを応援し、名物としてPRしていこうと活動してきた「伊那ローメンファン倶楽部」は、ローメンを通したまちおこしを行う団体へとシフトすることを決めました。 14日夜は、伊那ローメンファン倶楽部の総会が、伊那市のタウンステーション伊那まちで開かれ、9人が参加しました。 新たな活動のスタートとして、今回倶楽部のルールとなる、什(じゅう)の掟七か条を作りました。 高遠藩主から会津藩主となった保科正之の精神を受け継ごうと、会津藩の掟をなぞったものです。 倶楽部は、平成23年12月に発足しました。 入会は年度ごと行われていて、平成24年度は225人、25年度は、99人が入会しました。 2年間の活動をふまえ、ローメンのファンの立場から、ローメンを通したまちおこしを行う団体へとシフトすることを決めました。 これまでにあった倶楽部に入会するとローメンズクラブ加盟店で100円引きのサービスが受けられる特典は廃止となります。 14日の段階で今年度の入会者は9人となっています。 また、任期満了に伴う役員の選任が行われ、新たに倶楽部の部長として平澤正貴さんが選ばれました。 伊那ローメンファン倶楽部では、毎週水曜日にタウンステーション伊那まちに集まり、地域の活性化策について話し合うなど活動していくとしています。
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新宿の小学生が森で間伐を体験
伊那市と友好都市提携を結んでいる東京都新宿区の小学生が14日、伊那市のますみヶ丘平地林にある新宿の森で間伐を体験しました。 間伐を体験したのは、新宿区の落合第六小学校の6年生23人です。 新宿の森は、伊那市と新宿区との間で締結されている協定に基づき設けられているおよそ4,000平方メートルです。 落合第六小学校は、平成21年から毎年、身近にない自然環境の中で様々な体験をする移動教室を伊那市で行っています。 14日は、ますみヶ丘平地林の手入れなどをしている、NPO法人伊那谷森と人を結ぶ協議会のメンバーから間伐の方法を教わり、ノコギリを使って木を切りました。 高さ10メートルの木が倒れると児童らは歓声をあげていました。 うまく切ることができず、ロープを使って倒す班もありました。 児童らは、2泊3日の日程で伊那市に滞在し、15日は美篶の田んぼで田植えを行うということです。 21日には、新宿区にある他の小学校からも訪れることになっています。
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ジオパーク認定ガイド講座
南アルプスジオパークの魅力を案内するために必要となるスキルを身につける講座が12日、開講しました。 去年に引き続き高遠高校3年生、6人が参加しました。 12日は伊那市の創造館で講座が開かれ、高遠高校の生徒やこれまでにジオパークガイドの認定を受けた人など30人が参加しました。 ジオパークガイド講座はガイドのスキルアップを目的に南アルプスジオパーク協議会が開いているもので、今年で4年目です。 高遠高校では、去年から始まった科目「地域の科学」の一環で、地域の環境を学ぼうと3年生6人が参加しました。 初回のこの日はジオパークの概要や、ガイドの心構えなどを学習しました。 また、ジオパーク認定ガイドが受講生に実際にガイドの手本を見せました。 ジオパーク認定ガイド講座は、今年度7回開かれることになっていて、次回は熱田神社や高遠城址公園などの旧跡を巡ることになっています。
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伊那産赤松炭 ブランド展開
伊那産のアカマツの炭を原料にしたダイエットサプリメントが4月から販売されています。 そのアカマツの炭は、伊那赤松妙炭としてブランド展開しています。 サプリメントの原料となる伊那赤松妙炭。 箕輪町にある伊那炭化研究所で生産されています。 代表の井上芳樹さん。 良質な炭づくりにこだわっています。 炭の原料は、伊那産の赤松で、間伐材を有効活用しています。 燃料用の炭は、ナラや樫など硬い木を使用しますが、食用の炭は、赤松や唐松など柔らかい木が適しています。 やわらかいぶん、密度が低く、汚れを取り込む面積が多くなります。 マツクイムシ被害の拡大で大量に排出される赤松の有効活用も考えました。 この炭に目をつけたのが、横浜のサプリメント販売会社で中央アルプスビジネスフェアがきっかけでした。 アルプス、ゼロ磁場、長寿の伊那をブランド化して、伊那赤松妙炭として売り出しました。 無数にあいている炭の穴に有害物質やガスなどの不要物を吸着させる効果があるとしています。 サプリメントには、4割の炭が使われていて、90粒入りで3,600円です。 インターネットの直販サイトで販売されています。 5月下旬には、伊那赤松妙炭を使った炭茶の販売も計画されています。
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花の丘公園 八重桜見ごろ
高遠城址公園に次ぐ伊那市高遠町の第二の桜の名所「花の丘公園」の八重桜が見ごろを迎え訪れた人たちが花見を楽しんでいます。 花の丘公園には八重桜など50種類、2千本の桜が植えられています。 時期をずらして咲くため、長い期間花を楽しむことができます。 花は、去年に比べて一週間ほど遅いということで、現在は八重桜の一種で花の色が濃いカンザンと、花の色が淡いイチヨウが見ごろを迎えています。 公園の桜は、旧高遠町時代に各種団体が桜の名所にしようと植樹をして整備をしました。 天候にもよりますが、花は今週いっぱい楽しめるということです。
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箕輪町地域おこし協力隊 任命
箕輪町は今年度から新たに「地域おこし協力隊」を設置します。 5月1日は任命式が、箕輪町役場で行われ、東京から移住してきた、橋本浩基さんが任命されました。 任命されたのは、東京都出身で、東京都認定「環境学習リーダー」や「自然観察指導員」などの資格を持ち、小中学校などで環境学習講師を務める橋本浩基さん50歳です。 既に橋本さんは住民票を箕輪町に移していて、農産物直売所、「にこりこ」などの経営やグリーンツーリズム事業などで活動していくということです。 箕輪町地域おこし協力隊は、都市から町内に移住ができ、新たな視点・発想で町の魅力を伝え、地域活性化や農業振興を図るため箕輪町が募集したものです。 協力隊には2月に8人の応募があり、3月に選考して、橋本さんを含む3人が選ばれました。 橋本さんは、去年8月に東京都江戸川区などの有志が行った「江戸川ワイルドキャンプin箕輪」でスタッフとして初めて箕輪町を訪れました。 この時から、箕輪町の自然の素晴らしさに魅了されたということです。 任期は来年3月末までで、最長3年間延長することができます。 選ばれた残り2人については、6月と8月にそれぞれ任命を受けることになっています。
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ジオパーク南ア大会に向け 推進チーム2回目会合
月に開かれる日本ジオパーク南アルプス大会に向け、伊那地域の関係団体がさまざまなイベントを企画する伊那地域推進チームの2回目の会議が、23日、伊那市創造館で開かれました。 この日は、伊那市の職員のほか、商工団体、旅行業者など、40人ほどが参加しました。 日本ジオパーク南アルプス大会は、9月27日から30日まで、伊那市内を会場に予定されています。 期間中に、様々なイベントを同時開催し、全国から訪れる関係者をもてなすほか、開催までにも年間を通じたイベントで機運を盛り上げようと、会議のメンバーが内容について企画しています。 この日は、展示・セッショングループ、食・まちなかグループ、ツアー・イベントグループの3つに分かれて検討を行いました。 食・まちなかグループには信州大学の学生も参加していて、「スタンプラリーやウォークラリーのほか、写真コンテストなどを行いたい」と提案していました。 その他、ジビエ・雑穀・昆虫食を提供できないかといった意見もありました。 展示・セッショングループでは、伊那弥生ヶ丘高校から、関心のある生徒を募り、学んだことの発表を行うほか、子供向けの体験講座を企画・実施したいといった提案もありました。 会議では、それぞれの団体からの提案を元に、具体的に何が実施できるかを検討していくということです。
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中央アルプス シーズン幕開け
中央アルプスの開山式が標高2612メートルの千畳敷で23日行われシーズン中の登山者や観光の安全を祈願しました。 式には、観光協会会員や関係機関、一般など約200人が参列し神事が行われました。 この日の午前9時の気温は、5.5℃と暖かく、防寒着もいらないほどでした。 積雪は4mと大雪の影響で、例年より1メートルほど多めで、千畳敷スキー場では訪れた人達が、気持ちよさそうに斜面を滑っていました。 神事の後には、アルプホルンによる演奏も行われ、訪れた人たちは、山に響く音色に耳を澄ませていました。
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南アルプス 開山祭
南アルプスの今シーズンの無事を祈願する安全祈願祭と開山祭が25日、伊那市長谷の南アルプス林道「歌宿」で行われました。 この日は、市や山岳関係者らおよそ30人が出席しました。 伊那市は、春山シーズンの幕開けを山岳愛好者にPRしようと、2年前から標高1680メートルの歌宿で式典を行っています。 式で酒井茂副市長は「全国各地の登山愛好者に愛されてきた南アルプス。多くの情報を発信して盛り上げていきたい」と挨拶しました。 開山祭では、長谷中学校の3年生による力強い南アルプス太鼓が披露されました。 南アルプスは今年で国立公園指定50周年を迎え、5月24日に市内で記念式典が開かれることになっています。
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南ア林道バス 運行開始
南アルプスの開山祭にあわせて、伊那市営林道バスの運行が始まりました。 初日の25日、バスを利用した登山客は、20人でした。 南アルプス林道バス営業所では、テープカットが行われ、運行開始を祝いました。 林道バスは、25日から6月14日までは、標高1,680メートルの歌宿までの運行で、15日からは2,032メートルの北沢峠までとなります。 運行本数は、1日4便で、運賃は、片道830円です。 戸台大橋を越えると林道は、傾斜を増していき、車窓からは、南アルプスの大自然を眺めることができます。 出発から35分で、標高1,680メートルの歌宿に到着しました。 昨シーズンの南アルプス林道バスの利用者は、平成17年以来8年ぶりに5万人台を突破し、5万561人でした。
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消費税率引き上げで先行き懸念
アルプス中央信用金庫が4半期に一度まとめている伊那谷経済動向・中小企業景気レポートによりますと、消費税率の引き上げにより先行きを懸念する企業が多いことが見て取れるとしています。 レポートは、アルプス中央信用金庫の取引先215社に対し、今年1月から3月に調査したものです。 消費税率の引き上げの影響と賃金・価格改定の動向についての調査も行っています。 販売価格についてどの程度転嫁できるかという質問には、全てを転嫁できるが40.8%、一部にとどまるが32.5%、まったくできないが5.8%となっています。 消費税率の引き上げは当面の売り上げに対しどのような影響を与えるかという問いには、どちらとも言えないが、28.8%、今年6月末頃まで減少・9月末頃まで減少が16.8%と続きます。 製造業・建設業・不動産業については、個人消費の冷え込み、駆け込み需要の反動も見込まれ、先行きを懸念する企業が多いことが見て取れる回答となりました。 また、アベノミクスにより、この春、賃金を引き上げたかという問いに対しては、85.7%が引き上げていないと回答しています。 賃金を引き上げていない理由としては、景気の見通しが不透明が38.3%、自社の業況低迷が32.7%となっています。
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箕輪町中曽根 権現桜見頃
箕輪町中曽根のエドヒガンザクラが見頃を迎えています。 中曽根のエドヒガンザクラは、樹齢およそ1,000年で、「権現桜」として親しまれています。 高さはおよそ13メートルで、幹が2つに分かれていて、幹の根元の周囲は8.2メートルです。 この日は、県内外から観光客が訪れ、カメラで撮影するなどして桜を楽しんでいました。 箕輪町によりますと、権現桜は25日(金)頃まで楽しめそうだということです。
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高遠城址 今週末へ入り込み期待
高遠城址公園の17日までの入園者数は、13万8,412人で、今後どれだけ伸ばすかが注目されます。 伊那市が今年度算出した公園管理の年間収支の黒字確保の基準は、21万人で関係者は、今後の人出に気をもんでいます。 満開宣言から3日目となった高遠城址公園。 18日も多くの花見客で賑わっていました。 伊那市は、収支を明確にした上でさくら祭りに取り組もうと、去年初めて公園の収支見込みを算出しました。 去年の入園者は、22万3,000人で、入園料収入は、1億237万円、駐車場収入は、1,823万円で合計1億2,385万円でした。 これに対して支出総額は、公園管理やシャトルバスの運転委託料などで1億2,319万円でした。 今年度は、管理経費の見直しを行い黒字ラインを21万人としています。 伊那市によりますと、17日現在の入園者数は、9日間で13万8,412人となっています。 開花宣言により、9日から入園が有料となり、満開となった16日は、今シーズン最高の2万6,460人が訪れました。 今週末で6万1,588人を越えると20万人を突破、7万1,588人を超えると21万人を達成します。 花見の波及効果はどうでしょうか。 今日の高遠城址公園です。 宿泊先を訪ねると、松本、安曇野、白馬、松代、諏訪など、伊那以外が大半を占めています。 こうした状況を打破するため、伊那市は、今年夜桜で宿泊につなげようと大都市圏に売り出しました。 その効果は、高遠地区とは反対の西箕輪の愛和の森ホテルでも現れていました。 一方で、ある旅館経営者は、「足がなく夜桜をあきらめる宿泊客も多い。シャトルバスや直通バスなどの充実を期待したい」と話しています。 毎年花見は、天候や花の咲くタイミングに左右されます。 公園内の売店で話を聞きました。 観光のスタイルが変わり、情報が豊富になった今、高遠城址公園を訪れる人をいかにこの地域にとどまらせ、お金を落としてもらえるか。 ニーズを見定めた対応が今後のかぎとなりそうです。
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こもれび山荘(旧長衛荘) 小屋開け
南アルプスの北沢峠にある山小屋「長衛荘」は、今シーズンから「北沢峠 こもれび山荘」に名称を変えて営業します。 25日からの営業を前に今シーズンの小屋開けが、今日行われました。 南アルプス林道は、標高1680メートルの歌宿辺りになるとまだ雪が深く残っています。 17日は、こもれび山荘の管理人、竹元 直亮さんとスタッフ、6人が、今シーズンの小屋開けのため、北沢峠に向かいました。 途中までは、伊那市の南アルプス林道バスの管理者が除雪作業を済ませていて、自動車で移動することができました。 25日に、歌宿までの林道バスが開通するのを前に、除雪作業も急ピッチで進められていました。 除雪は、17日、こもれび山荘手前の大平山荘の下あたりまで進んでいました。そこからは徒歩で、こもれび山荘まで向かいました。 スコップなどの除雪道具を持って、30分ほどの道のりを歩きました。 今年は、雪が多く降ったことから例年よりも、4~5日早く、営業準備のために小屋開けを行いました。 小屋は雪に埋もれていました。 スタッフたちは早速スコップで除雪を行っていました。 これから、連日、小屋周辺の雪を取り除き、小屋の中を清掃するなどして、25日から営業できるように作業を進めます。 25日の営業開始日から既に予約が入っているということです。 今年は南アルプスが国立公園に指定されて50周年の節目の年で、ジオパーク全国大会が予定されている事から、多くの登山客が訪れることが予想されます。 こもれび山荘では、小屋独自のイベントを開くとともに、新しい料理メニューなどを開発して、登山客を出迎えたいとしています。